福島復興本社代表あいさつ 福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故により 今なお 発電所周辺地域の皆さま 福島県の皆さま そして 広く社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを 深くお詫び申し上げます 震災から 7 年以上経過し 昨春までに双葉町 大熊町と帰還困難区域を

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福島復興本社代表あいさつ 福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故により 今なお 発電所周辺地域の皆さま 福島県の皆さま そして広く社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます 震災から 7 年半以上が経過し これまでに双葉町 大熊町と帰還困難区域を

原子力損害賠償の進捗状況について < 原子力損害賠償のご請求 お支払い等実績 > ご請求について 個人 年 7 月 13 日現在 法人 個人事業主など ご請求書受付件数 ( 延べ件数 ) 約 2,375,000 件約 481,000 件 本賠償の状況について 本賠償の件数 ( 延べ件数

年 1 1 月 2 9 日東京電力ホールテ ィンク ス株式会社福島復興本社 福島復興本社における賠償 除染 復興推進に関する取り組み状況 ~ 福島復興への責任を果たすために ~ トピックス福島県産品購入促進に関する取り組み 1 原子力損害賠償の進捗状況 2 ~ 4 除染等推進活動状況

東京電力が取り組む福島復興推進策

ごあいさつ 福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故により 今なお 発電所周辺地域の皆さま 社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを 改めて深くお詫び申し上げます 昨年 3 月に福島復興本社を富岡町の浜通り電力所へ移転し またその後の避難指示解除に合わせ復興推進に携わ

福島復興への責任を果たすために ~ 福島復興へ向けた取り組み ~ ( 第 11 版 ) 2019 年 3 月 26 日 東京電力ホールディングス株式会社福島復興本社

福島広報部


トピックス 福島復興本社 5 年の軌跡 福島復興本社は 原子力事故で被災された方々への賠償 除染 復興などを 迅速かつ一元的に意思決定し 福島県の皆さまのニーズにきめ細やかに対応するため 2013 年 1 月に双葉郡の J ヴィレッジに設立いたしました 2016 年 3 月には 地域に一層寄り添った

(審31)資料5-1 住民意向調査の結果及び住民帰還等に向けた取組について


資料2

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平成 24 年 11 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁福島県大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 全世帯主 ( 分散避難している場合は それぞれの代表者 ) 5,378 世帯 2. 調査時期 : 平成 24 年 9 月 7 日 ( 金 )~9 月 24 日 ( 月 )

平成 30 年 3 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁 福島県 大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 世帯の代表者 (5,218 世帯 ) 2. 調査時期 : 平成 30 年 1 月 4 日 ~1 月 18 日 3. 調査方法 : 郵送配布 郵送回収 4. 回答者数 :

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2. 調査対象 国道 114 号等を自動車で通行する運転手等の被ばく線量 国道 114 号等で 事故 車両の故障等のために車外に待機した運転手等の被ばく線量 3. 調査方法 (1) 調査対象区間 ( 図 1) 経路 1: 国道 114 号川俣町 / 浪江町境界付近 ~ 浪江 IC 付近 [27.2k

参考資料 国道 6 号及び県道 36 号に関する帰還困難区域の特別通過交通制度の運用変更について : 通行証確認が不要となるルート : 引き続き通行証確認が必要なルート : 帰還困難区域

(審40)資料3 原子力損害賠償のお支払い状況等

資料 2 原 災害からの福島復興の進捗について 平成 30 年 3 原 災害対策本部

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福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

中間指針第四次追補に関するQ&A集

避難指示区域等内の県立高等学校の状況 他校の施設や仮設校舎にサテライト校を開設して教育活動を展開してきたが ふたば未来学園高校や小高産業技術高校の開校など 新たなステージに移行 校名 相馬農業高校飯舘校 震災後の状況 双葉高校いわき明星大学サテライト ( いわき市 ) 平成浪江高校本宮高校サテライト


学んで、考えてみよう 除染・放射線のこと 使い方

資料 1 復興 8 年間の現状と課題 平成 31 年 3 月 8 日

年 7 月 2 6 日東京電力ホールテ ィンク ス株式会社福島復興本社 福島復興本社における賠償 除染 復興推進等に関する取り組み状況 ~ 福島復興への責任を果たすために ~ 〇原子力損害賠償の進捗状況 1 ~ 3 除染等推進活動状況 4 ~ 5 復興推進活動状況 6 ~ 8 流通促

1 トピックス 1 福島復興本社新復興推進体制のご紹介 2018 年 4 月 1 日より 福島復興本社の陣容が新しくなりました 復興が進み ひとりでも多くの皆さまにご帰還いただけるよう より一層地域の皆さまに寄り添った活動を加速させてまいります 福島への責任を果たす ことが我々の使命であり 原点であ

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Microsoft PowerPoint - (資料3)G7向け資料rev19.pptx

復興大臣 竹下亘様 要望書 平成 27 年 1 月 29 日 福島県南相馬市長桜井勝延


避難状況 1. 避難先自治体 いわき市相馬市南相馬市 福島市 郡山市 会津若松市白河市 福島県内のの市町村 福島県外 n = 1, 現在の住居形態 応急仮設住宅 ( プレハブ型 無償 ) 応急仮設住宅

復興 5 年間の現状と課題 ( 概要 ) 復興期間 10 年の折り返し平成 23~27 年度 集中復興期間 平成 28~32 年度 復興 創生期間 インフラ復旧は概ね終了 住宅の再建が最盛期 被災者の心身のケアや 産業の再生が重要 福島においては 順次 避難指示を解除 住民の帰還に向けた環境整備を進

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降下物中の 放射性物質 セシウムとヨウ素の降下量 福島県の経時変化 単位 MBq/km2/月 福島県双葉郡 I-131 Cs Cs-137 3 8,000,000 環境モニタリング 6,000,000 4,000,000 2,000,000 0 震災の影響等により 測定時期が2011年7

目次 1 1. はじめに 2. フクシマエコテッククリーンセンターの概要 (1) 施設概要 (2) 遮水工 3. 埋立処分計画 (1) 埋立対象廃棄物 (2) 埋立処分期間 搬入方法 (3) 埋立方法 (4) 安全評価 4. 維持管理 モニタリング (1) 施設の点検 モニタリング (2) 環境省の

除染後、仮置場、中間貯蔵の今を知る

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会(第49回)

(審17)参考2-1 自主的避難関連データ

技術等検討小委員会 ( 第 2 回 ) 資料第 1 号 原子力発電所の 事故リスクコスト試算の考え方 原子力発電 核燃料サイクル技術等検討小委員会 ( 第 2 回 ) 平成 23 年 10 月 13 日 内閣府原子力政策担当室

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賛同企業が提供するフィールドのイメージ 資料 年 11 月 20 日 大阪ガス株式会社 ハグミュージアム ( 外観 内観 ) 株式会社タブチ 本社工場 ( 外観 内観 ) 日立造船株式会社 先端情報技術センター ( 外観 内観 ) 以上

開通見通し等に関する総理及び国土交通大臣発言について 3 月 10 日 ( 火 ) 総理会見発言 ( 抜粋 ) 機密性 2 資料 1 JR 常磐線については 浪江 富岡間も含めて 将来的に 全線で運転を再開させる その方針を決定いたしました 今後 順次 開通を目指してまいります 3 月 10 日 (

154

ふたばのわ201506(第20号)_4

1 県中央部 県南部地域の電子部品デバイス関連産業の集積を 活用した航空機や自動車の成長ものづくり分野 輸送機及び電 2 秋田大学の革新的低コスト複合材料成形技術を活用した航空機 ( 一 部除く ) 子デバイス関連産業基本 や自動車の成長ものづくり分野 3 鉱山 木材産業で培われたリサイクルと大型機

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実用化開発事業と同様 実用化開発に取り組む企業等についても必要に応じ事業化支援 ( 経営支援 ) を行う 支援内容: 企業訪問 面談 課題抽出 解決支援 ( 事業化戦略の構築 見直し 資金調達における市場調査 体制構築 ビジネスモデルの作成 販路開拓支援等 ) ( 上記の支援内容を事業者ごとに整理し

2. 環境調査の経過報告について 7 月 25 日から開始している環境調査につきまして 夏調査 (8 月 3 日 ~8 月 6 日調査 ) の結果をご報告いたします 報告内容 期間 / 平成 30 年 7 月 25 日 ( 水 )~ 平成 31 年 7 月 10 日 ( 水 ) 内容 / 植物調査及

(審36)参考1 モデル世帯における原子力損害に係る損害賠償額

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2 各区域共通の留意点 避難指示解除準備区域 居住制限区域及び帰還困難区域についても引き続き避難指示が出されております 関係者以外の方の立入りはご遠慮いただくとともに 立入りの際の安全 安心確保のため 特に以下の点にご留意ください 1 道路 信号の復旧状況は地域によって異なります 車を運転される際に

1. 地上天気図と気象衛星画像 ( 赤外画像 ) 6 日 09 時 7 日 時 8 日 09 時 9 日 09 時 - 2 -

資料 3 前回の小委員会の振り返りについて 多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会 事務局

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(六次化班)参考資料3(1)●0819営農再開グループ活動( )r2-1

Ⅰ 東日本大震災の概要 発生日時平成 23 年 3 月 11 日 14:46 マグニチュード 9.0 地震型 被災地 震度 6 弱以上県数 津波 被害の特徴 死者行方不明者 海溝型 農林水産地域中心 8 県 ( 宮城, 福島, 茨城, 栃木, 岩手, 群馬, 埼玉, 千葉 ) 各地で大津波を観測 (

目次 はじめに P1 1. 避難指示の解除と帰還に向けた取組を拡充する P3 (1) 帰還に向けた安全 安心対策 (2) 復興の動きと連携した除染の推進等 (3) 福島再生加速化交付金を活用した帰還支援の着実な実施 (4) 避難指示解除の見通しの提示とそれに向けた環境整備の加速 (5) 帰還のための

特定復興再生拠点区域復興再生計画 福島県大熊町 平成 29 年 10 月 20 日

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施策吊

加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

1. 実現を目指すサービスのイメージ 高齢者や障害者 ベビーカー利用者など 誰もがストレス無く自由に活動できるユニバーサル社会の構築のため あらゆる人々が自由にかつ自立的に移動できる環境の整備が必要 ICT を活用した歩行者移動支援サービスでは 個人の身体状況やニーズに応じて移動を支援する様々な情報

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

いて一市町村当たり2 箇所の計 18 箇所で それぞれ実施してきています これまでの調査の結果 環境放射線量 ( 空間線量率 ) は 調査開始時の平成 26 年度から平成 29 年度までの変化率の平均は 44.5% となっています 計算により求められる物理学的減衰による低減率 35.1% と比較する

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「東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定等に関する中間指針第二次追補(政府による避難区域等の見直し等に係る損害について)」

除去土壌等の輸送について(飯舘村)

高齢者福祉施設でのみんなの体操等実演会 講師派遣実施要領 1 目的社会福祉法人等が運営する高齢者福祉施設に入所されているみなさんや当該施設でケアにあたる皆さんの健康の維持 向上のために みんなの体操等を活用して健康の保持増進等のため みんなの体操等実演会を実施するもの 2 スキーム施設に入所されてい

新旧対照表

福島原発事故はチェルノブイリ事故と比べて ほんとうに被害は小さいの?

特別事業計画の変更の認定について

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5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

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Microsoft Word - GH.docx22.docx

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1. 避難指 の解除と帰還に向けた取組 (1) 村市 : 平成 26 年 4 1 避難指 解除準備区域を解除 避難指 解除から約 2 年が経過し 解除後の転 等も含めて の61% 世帯の68% ( 注 1) の が居住 <20km 圏内 > ( 平成 27 年 11 末時点 ) コミュニティの再 援

3 県の人口と避難者数 総人口万人 県内避難者数 県外避難者数万人 H23.11 H24.2 H24.5 H24.8 H24.11 H25.2 H25.5 H25.8 H 県内の避難者数県外の避難者数人口

セシウム 134 セシウム 137 の放出割合 それぞれの線量の強さ 物理的減衰 ( 半減期 ) 浸透 拡散等による自然減衰を考慮すると 放出後 3 年程度で半減 10 年で約 1 割まで 放射線は低減 しかし それ以上はセシウム 137( 半減期 30 年 ) の影響がより多く残るので低減する率は

担当係:環境防災課環境係

原子力災害からの福島復興の加速のための基本指針 平成 28 年 12 月 20 日

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

様式 2 作成年度 平成 28 年度 森林整備加速化 林業再生基金変更事業計画書 区分 : 強い林業 木材産業構築緊急対策 区分 : 林業成長産業化総合対策 福井県

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新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc

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令和元年 8 月 23 日九州地方整備局 記者発表資料 九州の下水道整備状況について ( 平成 30 年度末 ) 平成 30 年度末の九州の下水道整備状況を取りまとめました 下水道の整備状況 平成 30 年度末の九州の下水道処理人口普及率が67.2% になりました 昨年度から0.5% 増 (H29

今週の福島 2018年07月06日

老発第    第 号

Microsoft PowerPoint - 2_「ゾーン30」の推進状況について

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金融円滑化に関する方針 千葉銀行は 地域金融機関として 金融サービスの提供をつうじて 地域のお客さまニーズにお応えし 地域の発展に貢献する という役割 使命を果たす 姿勢を堅持してまいりました 特に 地域への円滑な資金供給をはじめとする金融仲介機能の発揮やお客さまへの経営健全化支援等による地域密着型

Transcription:

福島復興への責任を果たすために ~ 福島復興へ向けた取り組み ~ ( 第 9 版 ) 2018 年 3 月 26 日 東京電力ホールディングス株式会社福島復興本社

福島復興本社代表あいさつ 福島第一原子力発電所および福島第二原子力発電所の事故により 今なお 発電所周辺地域の皆さま 福島県の皆さま そして 広く社会の皆さまに大変なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを 深くお詫び申し上げます 震災から 7 年以上経過し 昨春までに双葉町 大熊町と帰還困難区域を除く多くの区域で避難指示が解除され 人の往来も増え 街並みも少しずつ変わってきています 一方で 今もなお 多くの皆さまが避難を余儀なくされている状況が続いております 復興が進み ひとりでも多くの皆さまに帰還いただけるよう 私自身が福島復興本社の先頭に立ってより一層地域の皆さまに寄り添った活動を加速させてまいります 福島への責任を果たす ことが我々の使命であり 原点です このことをしっかりと胸に刻み これからもグループ一丸となって 福島復興に向けて活動を進めてまいります 2018 年 3 月 福島復興本社代表 福島復興本社の組織体制 (2018.2.1 より ) 福島本部 主な業務 : 各所と連携した地域対応 復興本社代表補佐設置箇所 : 富岡町 ( 浜通り電力所 総括箇所 ) 等 主な業務 : 国 自治体と連携した復興本社の施策立案 諸計画策定 地域のみなさまからのご要望への対応策の立案設置箇所 : 東京 ( 統括箇所 ) 富岡町 ( 浜通り電力所 ) 等 主な業務 : 賠償業務 ( 円滑かつ早期の貫徹 ) 設置箇所 : 福島市 ( 総括箇所 ) いわき市 郡山市 会津若松市 南相馬市等 福島原子力補償相談室 復興調整部 本部直轄 猪苗代事業所 浜通り電力所 主な業務 : 除染等推進業務 ( 国 自治体による除染後のフォロー 中間貯蔵事業 環境回復に対する人的 技術的貢献等) 設置箇所 : 福島市 ( 総括箇所 ) 富岡町( 浜通り電力所 ) 等 主な業務 : 復興推進業務 ( 帰還に向けた清掃 片付けや農業 商業再開など県内における人的貢献等 ) 設置箇所 : 福島市 ( 総括箇所 ) 富岡町 ( 浜通り電力所 ) 楢葉町 南相馬市等 主な業務 : 福島県産品の販路開拓 購入促進に向けた取り組み設置箇所 : 東京 ( 総括箇所 ) 富岡町 ( 浜通り電力所 ) 主な業務 : 広報業務 ( 県内の原子力 火力 水力発電所ならびに賠償 除染 復興推進の状況の広報活動等 ) 設置箇所 : 福島市 ( 総括箇所 ) 富岡町 ( 浜通り電力所 ) 除染推進室 復興推進室 福島復興本社 ふくしま流通促進室 福島広報部 福島県内各事業所等との協力 福島第二原子力発電所 広野火力発電所 福島第一原子力発電所

本資料は 第 8 版 (2017 年 6 月発行 ) に記載した内容に その後の取り組みの追加や実績の等を行い 改めてとりまとめました 各取り組みの右上に 新規 の表示あり 1. 除染等推進活動 1. 復興に向けた当社の取り組み ( ページ ) 1. 除染等への対応 3 2. 中間貯蔵への対応 9 3. 廃棄物 リサイクル等への対応 11 4. 環境回復 コミュニケーションへの対応 12 5. 技術開発 18 2. 復興推進活動 1. 避難指示解除 に向けた取り組み 19 2. イベント対応 20 3. 見回り隊 / 駆けつけ隊 22 4. 清掃 片付け 23 5. 除草作業 26 6. 荷物運搬 整理 28 7. 仮設住宅の除雪 30 8. 一時帰宅対応 31 9. 介護研修会 ( 講師派遣等 ) 32 10. 福島県内への派遣活動 33 11. 刈払機の安全教育 33 12. 営業再開等に向けた対応 34 3. 原子力損害賠償について 1. 組織体制 35 2. 補償相談センター 35 3. 補償相談コールセンター 36 4. 補償推進ユニット 36 4. 風評払拭への取り組み 1. 福島県産品販売促進活動 37 2. ふくしま応援企業ネットワークの取り組み 38 5. 活動実績 1. 復興 除染推進活動の実績 39 2

1. 除染等推進活動 除染等への対応 ( 帰還に向けた施策 ) < 避難指示解除前の線量確認 現地調査 > 実施日 : 2014 年 5 月 ~2017 年 3 月 実施場所 : 福島県富岡町 浪江町 飯館村 川俣町山木屋地区 内容 : 環境省からの要請により 避難指示解除前の確実な線量低減に向けた 本格除染およびフォローアップ除染における線量確認や 除染手法等提案のための現地調査を実施 実 帰還困難区域を除く 績 : 延べ約 30,860 人 富岡町モニタリング状況 ( 除染前の現地調査状況 ) 浪江町モニタリング状況 ( 除染中の線量確認状況 ) 飯舘村モニタリング状況 ( 除染前の現地調査状況 ) 川俣町モニタリング状況 ( 除染中の線量確認状況 ) < 避難指示解除前の富岡町夜の森地区桜並木の通りの現地調査 > 実施日 : 2017 年 3 月 7 日 ~3 月 9 日 実施場所 : 福島県富岡町 内容 : 環境省からの要請により 避難指示解除前の富岡町夜の森地区の桜並木がある通り ( 約 300m) における線量確認等の現地調査を実施 実績 : 延べ6 人 本格除染後の線量確認状況 (1) 本格除染後の線量確認状況 (2) 3

1. 除染等推進活動 除染等への対応 ( 帰還後の安心に向けた施策 ) 実施日 : 2015 年 5 月 ~ 実施場所 : 福島県南相馬市 川内村 葛尾村 楢葉町 富岡町 浪江町 川俣町 飯舘村 内容 : 環境省からの要請により 住民の方々がご不安に思われる箇所の現地調査や土壌除去等を実施 避難指示が解除された各地域で 同省と連携し実施中 実績 : 延べ 2,982 人 (2018 年 2 月末現在 ) 簡易土壌除去状況 ( 南相馬市 ) 現地調査状況 ( 南相馬市 ) 現地調査状況 ( 川内村 ) 現地調査状況 ( 富岡町 ) 現地調査状況 ( 浪江町 ) 簡易土壌除去状況 ( 川俣町 ) 現地調査状況 ( 飯舘村 ) 4

1. 除染等推進活動 除染等への対応 ( 学校施設等 ) 実施日 : 2016 年 10 月 ~2017 年 11 月 実施場所 : 福島県川俣町 富岡町 浪江町 葛尾村 飯舘村 内容 : 環境省からの要請により 2018 年 4 月からの学校再開に向けて 校舎内 施設周辺等の空間線量率測定やプールの水質調査 分析等を実施 実 績 : 延べ 502 人 モニタリング状況 ( 学校敷地 ) 山木屋小中一貫校 ( 川俣町 ) プールの採取状況 富岡第一中学校 ( 富岡町 ) モニタリング状況 ( こども園周辺 ) モニタリング状況 ( 植栽部周辺 ) モニタリング状況 ( 学校施設内 ) 浪江にじいろこども園 ( 浪江町 ) 葛尾小学校 ( 葛尾村 ) 飯舘中学校 ( 飯舘村 ) 実施日 : 2016 年 10 月 24 日 ~12 月 12 日 実施場所 : 福島県南相馬市小高区 内容 : 環境省からの要請により 福島県立小高産業技術高等学校 の2017 年 4 月の開校に向けた 学校生活に係る箇所 ( 学校敷地や小高駅前周辺等 ) のモニタリングを実施 実 績 : 延べ 19 人 モニタリング状況 ( 学校敷地 ) モニタリング状況 ( 小高駅前周辺 ) 5

1. 除染等推進活動 除染等への対応 ( 通学路 ) 実施日 : 2016 年 4 月 19 日 ~9 月 7 日 実施場所 : 福島県棚倉町 内容 : 棚倉町からの要請により 生徒の皆さんの安心に資するデータ取得のための自転車によるモニタリングを実施 通学路の測定のため 約 220kmを対象に地表から100cmと50cmの高さで計測 実績 : 延べ218 人 自転車モニタリング状況 自転車モニタリング装置の概要 除染等への対応 ( 学校施設 ) 実施日 : 2015 年 7 月 29 日 ~9 月 30 日 実施場所 : 福島県白河市 ( 白河市立第一小学校他 5 校 ) 内容 : 白河市からの要請により 小中学校の定期モニタリング調査を実施指向性モニタリング調査により 空間線量率に影響を与えている箇所についても評価 実 績 : 延べ 75 人 モニタリング状況 モニタリング状況 6

1. 除染等推進活動 実施日 : 2014 年 8 月 29 日 ~9 月 12 日 除染等への対応 ( 公共施設 ) 実施場所 : 福島県西郷村 ( 学校施設 4 箇所 ) 内容 : 西郷村からの要請により 村内学校施設 4 校の植栽 側溝等の除染作業を実施 作業実施箇所の空間線量低減率 ( 地上 50cm :50.2%~15.0% の低減 ) 実績 : 延べ172 人 除染作業の様子 実施日 : 2014 年 10 月 27 日 ~11 月 5 日 実施場所 : 福島県古殿町 ( 三株高原広場 ) 内容 : 古殿町からの要請により 震災以降初の山開きに向け 三株山を訪れた方が広場でのキャンプや催し物等を安心して楽しんで頂くための除染作業を実施 作業実施箇所の空間線量低減率 ( 平均値 :14.0%) 実績 : 延べ82 人 除染作業の様子 実施日 : 2014 年 8 月 20 日 ~9 月 5 日 実施場所 : 福島県古殿町 ( 芝山自然公園 ) 内容 : 古殿町からの要請により 地元の人々にも大切にされ 福島緑の百景 にも選ばれている芝山自然公園の除染作業を実施 作業前後の空間線量率 ( 平均値の低減率 :42%) 実 績 : 延べ 129 人 除染作業の様子 実施日 : 2014 年 6 月 5 日 ~7 月 1 日 実施場所 : 福島県大玉村 ( 北部ふれあいセンター ) 内容 : 大玉村役場からの要請により 地域住民の方々が利用される公共施設の除染作業 実 績 : 延べ 94 人 除染作業の様子 7

1. 除染等推進活動 除染等への対応 ( 工場 ) 実施日 : 2014 年 10 月 29 日 ~2015 年 3 月 9 日 実施場所 : 福島県田村市 ( 中央化学株式会社東北工場 :2015 年 10 月 27 日竣工 ) 内容 : 田村市からの要請により 中央化学株式会社東北工場の早期再開に向けた モニタリングや除染作業を実施 実績 : 延べ100 人 屋内のモニタリング状況 屋外の側溝部除染作業状況 除染等への対応 ( 宅地 ) 実施日 : 除染作業中 2013 年 11 月 18 日 ~2015 年 3 月 13 日除染終了後 2014 年 11 月 17 日 ~2015 年 6 月 11 日 実施場所 : 福島県桑折町 内容 : 桑折町からの要請により 同町の管理基準に基づく住宅の除染作業を2015 年 3 月までに終了するための管理業務補助として 延べ800 軒弱の除染作業中および終了後の線量等の状態確認を実施 実績 : 延べ 420 人 ( 除染作業中は延べ 303 人 除染終了後は延べ 117 人 ) 現場調査状況 ( 地表面の汚染密度の測定 ) 現場調査状況 ( 除染範囲把握のための測定 ) 8

1. 除染等推進活動 中間貯蔵への対応 ( 輸送量拡大に向けた対応 ) 実施日 :2016 年 4 月 ~ 実施場所 : 福島県内全域 内容 : 環境省からの要請により 仮置場から中間貯蔵施設への除去土壌等の輸送量拡大に向けた 技術検討 展開実態調査 および現場監督への技術支援を実施 運搬時の遮水対策や保管容器への効率的な収納方法など 実績 : 延べ 13,889 人 (2018 年 2 月末現在 ) 荷台遮水対策の実施状況確認 現場監督への技術的支援 中間貯蔵への対応 ( 輸送に係る講習会 ) 実施日 :2016 年 5 月 ~ 実施場所 : 福島県内 内容 : 環境省からの要請により 除去土壌等の輸送を安全かつ円滑に実施するため 仮置場の解体 輸送業務監督員等へ講習会を実施輸送量の増大に伴い 新たに監督業務に就かれる方々に対して 試験 ( パイロット ) 輸送時の経験に基づき 仮置場から除去土壌等搬出時の確認項目や着目点等について説明 実績 : 延べ38 人 (2018 年 2 月末現在 ) 講習会 ( 机上 ) の状況 講習会 ( 仮置き場 ) の状況 解説 可燃物の自然減容により容量が減った保管容器を集約 講習会資料 ( ポイント集 ) の一例 9

1. 除染等推進活動 中間貯蔵への対応 ( 現場保管 ( 地下保管 ) から除去土壌等の搬出 ) 実施日 :2017 年 12 月 1 日 ~ 実施場所 : 福島県桑折町 内容 : 桑折町からの要請により 学校施設の地下に保管してある除去土壌等約 1,700m 3 を円滑に搬出するため 技術的支援や埋め戻し前の線量確認等に協力 実 績 : 延べ 60 人 埋め戻し前の線量確認状況 埋め戻し前の線量確認状況 中間貯蔵への対応 ( 輸送実施に向けた事前調査 ) 実施日 :2016 年 4 月 ~2017 年 3 月 実施場所 : 福島県内 内容 : 環境省からの要請により 2017 年度における仮置場から除去土壌等を円滑に搬出する 実 ための事前調査等を実施パイロット ( 試験 ) 輸送の実績を活かした 輸送規模拡大に向けた対応績 : 延べ1,257 人 現場調査状況 ( 仮置場入口の寸法確認 調査項目の一例 10

1. 除染等推進活動 ( 単位 : トン ) 120000 100000 80000 60000 40000 20000 0 運搬 散布処理量 ( 目標量 97,000 トン ) 廃棄物 リサイクル等への対応 < 滞留牛ふん堆肥の流通回復 > 実施日 :2013 年 5 月 23 日 ( 初回運搬 )~2016 年 6 月末 内容 : 暫定許容値 (400Bq/kg) 以下の滞留堆肥の流通を促進させるため 県及び地元自治体等が 各地域の滞留堆肥供給者と受け入れ先とのマッチングの調整を行い 当社は堆肥の運搬 散布作業を手配 取組実績 : 県内 17の地域協議会等と実施協定を締結し 各地域で実施 最終的な滞留解消量は 延べ約 10 万 2 千トンこれは約 5 千ヘクタール の畑への散布に相当 ( 東京ドーム1,091 個分 ) 1 トンの堆肥の散布面積を 5 アールとして算出 102,060 散布準備 散布 2013.4 2013.7 2013.1 2014.1 2014.4 2014.7 2014.1 2015.1 2015.4 2015.7 2015.1 2016.1 2016.4 滞留堆肥の解消量 ( 累計 ) 堆肥散布の状況 < 海岸防災林の再生 > 実施日 : 2016 年 4 月 15 日 ~4 月 16 日 実施場所 : 福島県相馬市 内容 : 津波により被害を受けた海岸防災林の再生に向け NPO 法人日本バーク堆肥協会が主催する植栽活動に参加相馬市磯部地区において クロマツを植栽 実績 : 延べ15 人 クロマツの植栽 < 避難指示区域内残置自動車 > 実施日 : 2013 年 9 月 ~ 実施場所 : 福島県富岡町 楢葉町 浪江町 大熊町 内 容 : 環境省からの要請により 公道および公共施設に残された自動車の実態調査を実施富岡町 楢葉町 浪江町 大熊町で順次実施し 当社に賠償請求中および賠償済みの残置自動車 について 撤去 処分に関するご意向確認の案内文書を所有者さまに発送 公道 公共施設 ご自宅等にやむを得ず残された自動車が対象 実績 : 延べ 406 人 (2018 年 2 月末現在 ) 現地調査状況 11

1. 除染等推進活動 環境回復 コミュニケーションへの対応 (JR 常磐線の運転再開 ) 新規 実施日 :2017 年 8 月 23 日 9 月 15 日 (10 月 21 日運転再開 ) 実施場所 :JR 常磐線富岡駅 ~ 竜田駅間 6.9km 内容 : 内閣府原子力災害対策本部からの要請により JR 常磐線 ( 富岡駅 ~ 竜田駅間 ) の運転再開に向け 同区間の線路上および列車内でのモニタリングを実施 列車内の空間線量率測定結果:0.05~0.25µSv/h 同区間 1 往復の被ばく線量 : 約 0.032µSv 実 績 : 延べ 25 人 胸部 X 線被ばく線量 (1 回あたり 60μSv) の約 1800 分の 1 出典 : 内閣府原子力災害対策本部公表資料 (2017 年 10 月 17 日 ) GPS 検出器 検出器取付位置 検出器取付位置 検出器取付位置 検出器 シート上 シート上 列車中央 線路上モニタリング状況 列車内モニタリングの状況 環境回復 コミュニケーションへの対応 ( 放射線教育への協力 ) 実施日 : 2017 年 8 月 18,24,29 日 実施場所 : 福島県南相馬市 内容 : 一般社団法人ベテランママの会からの要請により 夏休みを利用して南相馬市で 実 ボランティア活動に参加している広島学院中学校 高等学校の生徒の方々へ放射線 の講義及び基礎テストを実施 ( 受講生徒数約 60 名 ) 績 : 延べ 7 人 新規 放射線教室の状況 12

1. 除染等推進活動 環境回復 コミュニケーションへの対応 ( 避難区域等のモニタリング ) < 復興拠点予定地等の詳細モニタリング > 実施日 : 2016 年 7 月 20 日 ~10 月 4 日 実施場所 : 福島県双葉町 富岡町 大熊町 楢葉町 南相馬市 飯舘村 浪江町 葛尾村 内容 : 原子力規制委員会原子力規制庁からの要請により 復興拠点予定地等の自治体要望箇所についての詳細モニタリングを実施今後の住民の皆さまのご帰還に資するデータの充実のため 自動車および歩行モニタリング装置を活用した 約 300km( 自動車約 282km 歩行約 18km) に亘る区間の空間線量率の測定を実施 実績 : 延べ61 人 モニタリング打合せ状況 双葉町の測定結果 出典 :2016.11.18 原子力規制委員会公表資料 < 常磐自動車道の開通に向けた空間線量率測定 > 実施日 : 2014 年 10 月 21 日 ~2015 年 1 月 27 日 実施場所 : 常磐自動車道広野 IC~ 南相馬 IC 間 (49.1km) ならはPA 国道 288 号及び県道 35 号の一部 (15.1km ( 帰還困難区域 :6.5km)) 内容 : 内閣府原子力災害対策本部からの要請により 常磐自動車道常磐富岡 IC~ 浪江 IC 間開通に向けた 空間線量率の測定を実施自動車等で通行した際の放射性物質の影響を確認するための対応 実績 : 延べ26 人 ならは PA 歩行モニタリングの様子 < 避難指示区域等主要道路の走行モニタリング > 実施日 : 2013 年 1 月 9 日 ~ 内容 : 内閣府 原子力規制委員会からの要請により 福島県内の避難指示区域等の主要道路 ( 約 1,619km) の走行モニタリングを実施 (1 巡あたり5 週間程度計測走行 ) 計測データを提出後 国から公表 2011 年 8 月に実施した第 1 巡目より継続的に対応 線量計 ( シンチレーション式サーヘ イメーター 実績 : 延べ 1,424 人 (2018 年 2 月末現在 第 28 巡目まで終了 ) PC 車内の様子 13

1. 除染等推進活動 環境回復 コミュニケーションへの対応 ( 環境回復に向けた技術サポート ) 概 要 : 避難指示解除後の復興に向け 放射線や放射性物質の測定 分析技術による地域支援の強化に取組む除染等推進活動で蓄積したノウハウを活かし 現場調査から分析 報告までの幅広いニーズに対応可能国 自治体等の帰還や営農再開などの取組みに対し 浜通り電力所内にある分析施設を拠点として 総合力で現地ニーズに丁寧にお応えしたい 1. 環境回復に向けた技術サポートの流れ 国 自治体 各種ご要請 ニーズ 放射線不安の低減 営農再開の支援 放射線の理解促進等 測定等のご相談 現地調査から分析 報告まで幅広く対応 各種保有技術による対応 測定結果の分析 評価 浜通り分析施設を活用した分析等 相談 連携 専門家 有識者 2. 各種保有技術と技術サポート事例 ~ 技術力を活かし 幅広いご要請 ニーズに対応 ~ 自社の開発技術およびノウハウを保有 浜通り分析施設 個人線量計測 解析 指向性モニタリング技術技術 ( 個人線量マップ等 ) 放射性物質濃度分析技術 現地調査技術 ( ノウハウ データ評価等 ) 各種保有技術 ~ 幅広いニーズに対応 ~ シミュレーション技術 ( 線量分布 低減等 ) 移動式モニタリング技術 ( 自動車 歩行 ドローン等 ) 原木しいたけ栽培再開に向けた確認試験における調査を実施 土壌成分分析技術 ( カリウムメーター等 ) 他モニタリング技術 ( コンプトンカメラ プラスチックシンチレーションファイバー検出器等 ) 放射性物質分布画像化技術 ( イメージアナライザー ) 環境回復に向けた技術サポートの事例 分析施設内の様子 ( 浜通り電力所敷地内 ) 主な設備 ゲルマニウム半導体スペクトロメータ イメージアナライザー α/β 線自動放射能測定装置等 ご要請に基づく分析の実績 ( ゲルマニウム半導体スペクトロメータ ) 2015 年度 : 約 2,300 検体 2016 年度 : 約 2,400 検体 個人の被ばく量を分析し フィードバック 林側からの空間線量率への影響を調査 牛の餌や飲み水の放射能濃度を測定 農地土壌等の放射性物質分布の調査 作物の吸収抑制に向けた技術サポート 14

1. 除染等推進活動 環境 回復コミュニケーションへの対応 ( 楢葉町 天神原湿原 再生 保全 ) 新規 2017 年 1 月に楢葉町から要請をいただき 震災以降荒廃した 天神原湿原 の再生に向けて 当社が尾瀬等の自然保護活動で培った湿原の再生 保全の知見を活かし 2017 年 3 月より 湿原の調査 ( 植生 水位 水質 ) や環境整備 ( 雑草 雑木の除去 ) 等を実施植生調査の結果 モウセンゴケやサギソウ等の希少植物 50 科 141 種 (2017 年 10 月時点 ) の生息を確認本年 2 月 21 日 楢葉町と湿原の保全 管理 活用に関する協定を締結 当社のノウハウを活用し 天神原湿原の再生 保全活動を推進 1. これまでの再生 保全の取り組み内容 1 調査開始 2017 年 3 月 2 水質分析 2017 年 3 月 3 雑木伐採 2017 年 5 月 植生調査 水位計設置 枯草搬出 7 楢葉町との協定締結 2018 年 2 月 当社の保有技術を活用 尾瀬等の環境保全で培ったノウハウ ( 環境調査 保全の計画立案 管理技術等 ) 環境モニタリング技術 ( 水質分析等 ) ドローンによる空撮技術 ( 植生図作成等 ) 6 ドローン植生調査 2017 年 10 月 5 電気柵設置 2017 年 7 月 4 植生調査 2017 年 6 月 ~ 楢葉町と東京電力ホールディングス株式会社福島復興本社との連携協力に関する協定書 ドローン 電気柵 植生調査は 3 月 6 月 8 月 10 月に実施 2. 生息が確認された希少植物 生息マップ N モウセンゴケ サギソウ ノハナショウブ オオミズコケ カキツバタ サワギキョウ 環境省レッドリスト 福島県レッドデータブックの植物オオミズコケカキツバタ天神原湿原の中で希少植物サワギキョウ 3. 協定の概要 楢葉町と当社は 天神原湿原の再生 保全 管理 活用に向けた相互連携の強化を目的に協定を締結当社は 環境に関する専門的知見の提供や保全活動等への人的協力を行い 天神原湿原の再生を通じて自然と共生する社会の実現を図る 4. 今後の計画 協定書に基づき 天神原湿原の植生調査 水位観測 再生 保全活動等を 2018 年度末まで実施予定 15

1. 除染等推進活動 環境回復 コミュニケーションへの対応 ( 産業再開に向けた対応 ) < 畜産再開に向けた対応 > 実施日 : 2015 年 10 月 ~ 実施場所 : 福島県飯館村 楢葉町 内容 : 飯舘村 福島県農業総合センターおよび相双農林事務所からの協力依頼により 畜産再開に向けた 牛の飼育環境における牛舎等の放射線量や飼料等の放射能濃度および個人線量の測定を実施 実績 : 延べ 380 人 (2018 年 2 月末現在 ) 飯舘村 ( 飼料のサンプル採取状況 ) 楢葉町 ( モニタリング状況 ( 牛舎 )) < 川俣町山木屋地区における養鶏再開に向けたモニタリング対応 > 実施日 : 2017 年 7 月 ~ 実施場所 : 福島県川俣町 内容 : 福島県県北農林事務所からの要請により 川俣町山木屋地区にある3つの養鶏場において 鶏舎周辺の放射線量や井戸水の放射能濃度の測定 分析等 養鶏再開に向けたモニタリングを実施 実績 : 延べ30 人 (2018 年 2 月末現在 ) モニタリング状況 ( 鶏舎周辺 < 原木しいたけ栽培再開に向けた対応 > 実施日 : 2015 年 7 月 28 日 ~2016 年 3 月 17 日 実施場所 : 福島県田村市 西郷村 中島村 内容 : 福島県からの協力依頼により 原木しいたけ栽培再開のための確認試験 に関する汚染の外部要因 ( 風雨 泥はね等 ) 調査植菌されていない原木では 泥のはねあがりなど地面からの影響を抑えることで効果があることを確認し 調査結果を県に報告 実 績 : 延べ 230 人 模擬原木 : 粘着シート 不織布を巻いた塩ビ管 防草シート なし 防草シート あり 採取びん 空気を吸引し浮遊ダストを収集 泥はねの影響調査 雨のサンプリング ダストサンプラー装置 16

1. 除染等推進活動 環境回復 コミュニケーションへの対応 ( 個人線量マップの活用 ) < 川内の郷かえるマラソン 開催に向けたモニタリングへの対応 > 実施日 : 2017 年 3 月 24 日 31 日 実施場所 : 福島県川内村 内容 : 川内村からの要請により 第 2 回川内の郷かえるマラソン~ 走り出そう! 次の一歩へ~ の開催に向けた各マラソンコースにおける個人線量計による線量および 歩行モニタリングによる空間線量率の測定を実施 < 参考 >ハーフマラソンコース測定結果 個人線量測定結果: 約 0.469µSv 空間線量率測定結果:0.05~0.38µSv/h 徒歩で要した時間 (4 時間 ) で評価 実績 : 延べ8 人 歩行モニタリングの状況 地図データ 国土地理院 個人線量のマップ ( ハーフマラソンコース ) < サマーキャンプ開催に向けたモニタリングへの対応 > 実施日 :2017 年 6 月 20 日 ~27 日 実施場所 : 福島県川内村 内容 : 川内村からの要請により 体験型観光施設 いわなの郷 でのサマーキャンプ開催に向けた 敷地内 周辺の個人線量 空間線量率の測定を実施 実 績 : 延べ 8 人 いわなの郷での測定状況 < 日本 ベラルーシ友好訪問団 2017 への技術サポート > 実施日 : 2017 年 7 月 13 日 ~11 月 5 日 内 実 容 : NPO 法人ハッピーロードネット様からの要請により 日本 ベラルーシ友好訪問団 2017 に参加された浜通りの中 高校生 16 名に対し 現地 ( ベラルーシ ) 活動時の個人線量データ解析や個人線量マップ作成等の技術サポートを実施 績 : 延べ 10 人 事前打合せ ( 技術サポート ) 状況 17

1. 除染等推進活動 技術開発 ( 個人線量計および GPS を活用した 個人線量マップ作製ソフト の開発 ) 実施日 :2016 年 4 月 ~6 月 概 要 : 空間線量率ではなく 個人線量ベースのマップ作製を容易に可能 1 とするソフトウェアを独自開発 1 当ソフトのご利用には 汎用品の個人線量計 2 と GPS 端末が必要 2 高精度な線量マップ作成には 高頻度 (1 分単位 ) で計測可能な個人線量計を推奨 ( 富士電機製 DOSEe-nano 等 ) 以下機能を備えたソフトウェアの開発は国内初 ( 当社調べ ) 個人線量を行動に沿ってマッピング ( 線量レベルを色で表示 ) 移動時あるいは滞在箇所を自動判別し その個人線量を地図上に表示 Google マップ上にも視覚的に表示可能 活用 展開 :2016 年 6 月 29 日より当社ホームページにて公開中 広くご活用いただけるよう 国 自治体 学術機関等へのご紹介を展開中 当ソフトを活用した帰還 復興への取り組み等に 当社としてサポートを実施予定 ご活用例 : ご自宅や通学路等の個人線量の把握 複数の移動経路ごとの個人線量の比較 など 個人線量マップ ( 復興本社から福島市内までの代表的な 3 ルートの事例 ) PC 画面表示イメージ 滞在時 における個人線量の可視化 ルート 1 凡例 1 時間値の個人線量 (μsv/h) 0.1 滞在した場所を自動判別してタグで表示タグの色で滞在時の個人線量 (1 時間値 ) が直感的に理解できる ルート 2 移動時 における個人線量の可視化 ルート 3 凡例 1 時間値の個人線量 (μsv/h) 0.1-0.2 0.1 個人線量を移動経路上に色で示すことにより 移動時の個人線量 (1 時間値 ) が直感的に理解できる移動開始 ~ 移動終了までの所要時間や個人線量の積算値も表示可能 地図データ 国土地理院 18

2. 復興推進活動 避難指示解除 に向けた取り組み 実施日 :2017 年 4 月 ( 富岡町 ) 2017 年 3 月 ( 飯舘村 ) 2016 年 7 月 ( 南相馬市 ) 2015 年 8 月 ~10 月 ( 楢葉町 ) 実施場所 : 福島県富岡町 飯舘村 南相馬市 ( 小高区 ) 楢葉町 内容 : 避難指示解除前後に各市町村で開催された式典 イベント対応 ( 会場設営 運営補助等 ) 実績 : 延べ721 人 ( 富岡町 48 人 飯舘村 40 人 南相馬市 15 人 ( 式典参列 ) 楢葉町 618 人 ) 桜井南相馬市長による 避難指示解除宣言 の様子 ( 南相馬市 ) (2016 年 7 月 12 日 ) キャンドルナイトの様子 ( 楢葉町 ) (2015 年 9 月 4 日 ) 復興祈念式典 記念植樹 の様子 ( 楢葉町 ) (2015 年 9 月 5 日 ) いいたてむらおかえりなさい式典 の様子 ( 飯舘村 ) (2017 年 3 月 31 日 ) 復興の集い 2017 の様子 ( 富岡町 ) (2017 年 4 月 8 日 ) 19

2. 復興推進活動 イベント対応 ( 双葉町 ダルマ市 ) 実施日 :2018 年 1 月 5 日 ~7 日 実施場所 : 福島県いわき市 ( 南台仮設住宅 ) 内 実 容 : 双葉町 ダルマ市 の運営補助 ( テント設営 駐車場誘導等 ) およびブース出展 績 : 延べ 69 人 会場設営の様子 (2018 年 1 月 5 日 ) 当日 ( 当社ブース ) の様子 (2018 年 1 月 7 日 ) イベント対応 ( 飯舘村 いいたて村文化祭 ) 実施日 :2017 年 10 月 25 日 ~30 日 実施場所 : 福島県飯舘村 内容 : いいたて村文化祭 の運営補助( 会場設営 作品の展示補助 駐車場誘導等 ) 実績 : 延べ82 人 会場設営の様子 (2017 年 10 月 26 日 ) 作品の展示補助の様子 (2017 年 10 月 26 日 ) 20

2. 復興推進活動 イベント対応 ( ふたばワールド 2017in とみおか ) 実施日 :2017 年 9 月 30 日 実施場所 : 福島県富岡町 内容 : 富岡町にて実施された双葉郡 8 町村のイベント ふたばワールド2017inとみおか の運営補助 ( 駐車場誘導 シャトルバスの案内補助 ) 実績 :56 人 シャトルバス案内の様子 (2017 年 9 月 30 日 ) 駐車場誘導の様子 (2017 年 9 月 30 日 ) イベント対応 ( 双葉郡未来会議 ) 実施日 :2016 年 3 月 19 日 実施場所 : 福島県郡山市 ( 郡山市民文化センター ) 内容 : 会議開催に向けた会場設営 ( パネルの運搬 組み立て ) ならびに事務局側スタッフ ( ブースへの展示 対応等 ) としての運営補助 実績 :9 人 パネル組み立ての様子 (2016 年 3 月 19 日 ) ブース対応の様子 (2016 年 3 月 19 日 ) 21

2. 復興推進活動 見回り活動 / 駆けつけ隊 実施場所 : 福島県楢葉町 川俣町 ( 山木屋地区 ) 葛尾村 南相馬市( 小高区と原町区の一部 ) 富岡町 浪江町 内容 : 見回り活動 車で巡回しながらお声かけさせていただき 重量物の移動 や 屋内のお片付け など ご要望を承り 帰還に向けたお手伝いを実施 駆けつけ隊 住民の皆さまよりご要請をいただき 重量物の移動や家屋清掃 除草等のうち簡易な作業について 当社社員が即時駆けつけ お手伝いを実施 活動内容 市町村 開始時期 面会軒数 お手伝い実施件数 見回り活動 楢葉町 2015 年 6 月 1 日 ~ 1,515 軒 302 件 川俣町 2015 年 8 月 31 日 ~ 555 軒 100 件 葛尾村 2015 年 8 月 31 日 ~ 848 軒 90 件 南相馬市 2015 年 10 月 21 日 ~ 2,085 軒 - 富岡町 2016 年 9 月 17 日 ~ 488 軒 199 件 駆けつけ隊 浪江町 2016 年 11 月 22 日 ~ 151 軒 151 件 南相馬市においては 青パト として活動を行っているためお手伝い実績なし 駆けつけ車両 ( 浪江町 ) (2016 年 12 月 ) 面会の様子 ( 川俣町 ) (2015 年 9 月 ) 駆けつけ隊活動の様子 ( 浪江町 ) (2016 年 12 月 ) 巡回中の様子 ( 南相馬市 ) (2015 年 11 月 ) 22

2. 復興推進活動 清掃 片付け ( 住宅 ) 実施日 : ( 場所 ) 広野町 : 2012 年 3 月 ~ 南相馬市 : 2012 年 4 月 ~ 楢葉町 : 2012 年 8 月 ~ 富岡町 : 2013 年 5 月 ~ 浪江町 : 2013 年 7 月 ~ 川内村 : 2013 年 7 月 ~ 川俣町 : 2014 年 2 月 ~ 大熊町 : 2014 年 5 月 ~ 田村市 : 2014 年 5 月 ~ 双葉町 : 2014 年 8 月 ~ 葛尾村 : 2014 年 10 月 ~ 内容 : 家屋内の片付け 清掃 屋外搬出 実績 : 延べ118,963 人 (2018 年 2 月末現在 ) 片付けの様子 (2015 年 7 月 5 日 ) 片付けの様子 (2015 年 7 月 5 日 ) 片付け前の様子 (2015 年 7 月 5 日 ) 片付け後の様子 (2015 年 7 月 5 日 ) 23

2. 復興推進活動 清掃 片付け ( 農林業用倉庫 ) 実施日 :2016 年 5 月 9 日 ~ 実施場所 : 福島県川俣町山木屋地区 内容 : 農林業の再開に向けた農林業用倉庫ならびに納屋等の清掃 実績 : 延べ1,999 人 (2018 年 2 月末現在 ) 倉庫清掃の様子 (2016 年 6 月 8 日 ) 納屋清掃の様子 (2016 年 6 月 8 日 ) 清掃 片付け ( 神社 ) 実施日 :2013 年 12 月 ~ 実施場所 : 福島県相馬市 南相馬市 楢葉町 広野町 内容 : 各自治体並びに各神社からの要請による 神社境内の清掃 ( 落ち葉の集積 除草等 ) 実績 : 延べ942 人 落ち葉清掃の様子 ( 楢葉八幡神社 広野町 ) (2016 年 12 月 22 日 ) 清掃の様子 ( 相馬小高神社 南相馬市 ) (2016 年 12 月 21 日 ) 24

2. 復興推進活動 清掃 片付け ( 海水浴場 ) 実施日 :2016 年 7 月 5 日 ~7 月 7 日 2015 年 7 月 8 日 ~7 月 9 日 2014 年 7 月 19 日 実施場所 : 福島県いわき市勿来海岸 内容 : 勿来海岸の海水浴場の海開きに向けた 砂浜 ( 約 400m) や周辺施設のごみ拾い等の清掃活動 実績 : 延べ122 人 (2016 年度 :57 人 2015 年度 :45 人 2014 年度 :20 人 ) 勿来海岸の清掃の様子 (2015 年 7 月 8 日 ) 勿来海岸の清掃の様子 (2014 年 7 月 19 日 ) 清掃 片付け ( 市営プール ) 実施日 :2016 年 6 月 2 日 ~6 月 6 日 ( うち3 日間 ) 実施場所 : 福島県田村市都路地区 内容 : プール開きに向けた市営プールの清掃 実績 : 延べ7 人 市営古道プール清掃の様子 (2016 年 6 月 3 日 ) ( 古道小学校の児童のみなさんと協働 ) 市営古道プール清掃の様子 (2016 年 6 月 6 日 ) ( 都路中学校の生徒のみなさんと協働 ) 25

2. 復興推進活動 除草作業 ( 住宅等への進入路 ) 実施日 : 2013 年 9 月 24 日 ~ 実施場所 : 福島県双葉町 大熊町 楢葉町 広野町 葛尾村 川俣町 富岡町 浪江町 内 容 : 公道から住宅への進入路および駐車スペースで支障になっている箇所の除草 実績 : 延べ 59,440 人 (2018 年 2 月末現在 ) 除草前の様子 ( 双葉町 ) 除草後の様子 ( 双葉町 ) 除草作業 ( 小学校 ) 実施日 :2015 年 5 月 19 日 ~5 月 21 日 実施場所 : 福島県楢葉町 ( 楢葉南小学校 ) 内容 : 楢葉町教育総務課からの要請による 楢葉南小学校の再開準備に向けた校庭の除草 ( 手摘みで実施 ) 実績 : 延べ178 人 除草前の様子 (2015 年 5 月 19 日 ) 除草後の様子 (2015 年 5 月 21 日 ) 26

2. 復興推進活動 除草作業 ( 遊歩道 ) 実施日 :2015 年 9 月 1 日 ~9 月 29 日 ( うち11 日間 ) 実施場所 : 福島県広野町 ( 五社山遊歩道 ) 内容 : 広野町からの要請による 五社山遊歩道 ( ハイキングコース ) の再開に向けた除草ならびに堆積土砂除去 実績 : 延べ139 人 除草前の様子 (2015 年 9 月 1 日 ) 除草後の様子 (2015 年 9 月 29 日 ) 除草作業 ( 果樹園 ) 実施日 :2016 年 5 月 24 日 ~5 月 25 日 実施場所 : 福島県会津美里町 ( 宮里応急仮設住宅果樹園 ) 内容 : 仮設住宅の住民の方々が育成している 柿 柚子 りんご等の収穫に向けた除草 ( 果樹園のお手入れ ) 実績 : 延べ16 人 除草前の様子 (2016 年 5 月 24 日 ) 除草後の様子 (2016 年 5 月 25 日 ) 27

2. 復興推進活動 除草作業 ( 墓地 ) 実施日 :2013 年 3 月 2 日 ~ 実施場所 : 福島県大熊町 葛尾村 川俣町 富岡町 浪江町 楢葉町 双葉町 広野町 田村市南相馬市 内容 : 墓地の除草および清掃 実績 : 延べ22,246 人 (2018 年 2 月末現在 ) 除草前の様子 (2015 年 8 月 4 日 ) 除草後の様子 (2015 年 8 月 4 日 ) 荷物運搬 整理 ( 図書館 ) 実施日 :2015 年 3 月 4 日 実施場所 : 福島県双葉町 ( 双葉町図書館 ) 内容 : 震災により散乱した書籍類整理および館内清掃 (1 階図書館 2 階職員室 ) 実績 :35 人 書類整理前の様子 (2015 年 3 月 ) 書類整理後の様子 (2015 年 3 月 ) 28

2. 復興推進活動 荷物運搬 整理 ( 役場 ) 実施日 :2016 年 6 月 25 日 実施場所 : 福島県福島市 ( 仮庁舎 ) 飯舘村役場 ( 本庁舎 ) 内容 : 福島市 ( 仮庁舎 ) から飯舘村役場 ( 本庁舎 ) への機能移転 ( 荷物の搬出入 ) 実績 :19 人 搬出前の様子 (2016 年 6 月 25 日 ) 搬出後の様子 (2016 年 6 月 25 日 ) 搬入前の様子 (2016 年 6 月 25 日 ) 搬入後の様子 (2016 年 6 月 25 日 ) 搬入の様子 (2016 年 6 月 25 日 ) 荷物運搬 整理 ( 公民館 ) 実施日 :2015 年 3 月 25 日 ~3 月 27 日 実施場所 : 福島県楢葉町公民館 楢葉町コミュニティセンター 内容 : 震災後 楢葉町コミュニティセンターに仮置きしていた備品を 災害復旧工事が完了した公民館へ運搬 格納 ( 震災前の保管状態に復元 ) 実績 : 延べ60 人 公民館の作業前の様子 (2015 年 3 月 ) 公民館の作業後の様子 (2015 年 3 月 ) 29

2. 復興推進活動 仮設住宅の除雪 実施日 :2012 年 12 月 10 日 ~ 実施場所 : 福島県会津若松市 会津美里町内の大熊町 楢葉町仮設住宅 内容 : 仮設住宅の屋根の雪下ろしや 生活通路確保のための敷地内除雪 実績 : 延べ3,654 人 (2018 年 2 月末現在 ) 仮設住宅の除雪の様子 (2017 年 2 月 ) 除雪前の様子 (2017 年 2 月 ) 除雪後の様子 (2017 年 2 月 ) 30

2. 復興推進活動 一時帰宅対応 実施日 :2011 年 5 月 23 日 ~ 実施場所 : 福島県浪江町 ( 高瀬 津島 加倉 ) 内容 : 帰還困難区域の住民の方々がマイカーまたは マイクロバスで一時帰宅される際の 中継基地における受付時 ( 防護服 線量計配布 ) 帰着時( 線量測定 ) の対応 実績 : 延べ 80,038 人 (2018 年 2 月末現在 ) 来場受付の様子 (2017 年 2 月 ) 車両の線量測定の様子 (2017 年 2 月 ) 車両の誘導の様子 (2017 年 2 月 ) 足裏の線量測定の様子 (2017 年 2 月 ) 31

2. 復興推進活動 介護研修会 ( 講師派遣等 ) 実施日 :2013 年 5 月 20 日 ~ 実施場所 : 福島県内で避難されている方々がお住まいの市町村 ( いわき市 郡山市 南相馬市等 ) 内容 : 福島県をはじめ 13 市町村 1 を対象に ご説明 ご提案や研修会活動を実施 避難生活を余儀なくされている高齢者の方およびその介護に携わるご家族を対象として 健康の維持や介護状態の悪化防止に関するサロンイベントや勉強会を実施 また 介護職員の方々を対象とした介護技術研修会も実施 各講師はグループ会社 2 の介護福祉士など 実績 : サロン企画 運営 :43 回 [ 参加者 : 590 人 ] 住居向け勉強会 :208 回 [ 参加者 :3,651 人 ] 介護技術研修会 : 99 回 [ 参加者 :1,781 人 ] 1 回あたりの参加者数 :10~30 人程度 サロン企画 運営 ( すき焼きじゃんけん ) 合計 350 回 [ 参加者 :6,022 人 ] (2018 年 2 月末現在 ) 1 飯舘村, いわき市, 大熊町, 葛尾村, 川内村, 川俣町, 田村市, 富岡町, 浪江町, 楢葉町, 広野町, 双葉町, 南相馬市 2 東電パートナーズ ( 株 ) 事業内容は介護保険事業およびこれに関する研修事業 訪問介護 デイサービス 福祉用具のレンタル等 介護勉強会 ( ベッドからの起きあがり介助 ) 介護技術研修会 ( 接遇マナー ) 介護技術研修会 ( 介助実習 ) 32

2. 復興推進活動 実施日 :2011 年 5 月 ~ 福島県内への派遣活動 実施場所 : 〇復興推進活動のため 本社や各事業所 発電所等から バスで福島県内へ社員を派遣〇活動前には 活動に必要な情報共有のためのガイダンスや研修を実施 実 績 : ほぼ毎日 片道数時間かけて 1 台のバスに約 35 名の社員が乗車 ( 最大 1 日 3 台運行実績有り ) 参考 乗車時間 : 東京 福島約 3 時間半 / 柏崎刈羽原子力発電所 福島約 5 時間 1 日平均 200 人以上の社員が福島県内各地で復興推進活動に取り組んでいる バスへ乗り込む社員達 ( 東京 : 鍛冶橋 ) (2013 年 11 月 29 日 ) ガイダンスの様子 (2017 年 8 月 ) 刈払機の安全教育 実施日 :2013 年 4 月 ~ 内容 : 除草作業に使用する刈払機の使用にあたって 事前に安全教育 ( 座学 実技 ) を実施し 福島県内の各地へ社員を派遣 実績 : 修了証発行者数は延べ28,244 人 (2018 年 2 月現在 ) 刈払機の安全教育 ( 座学 : 本店 ) (2014 年 7 月 31 日 ) 刈払機の安全教育 ( 実技 :J ヴィレッジ ) (2016 年 2 月 16 日 ) 33

2. 復興推進活動 営農再開等に向けた対応 ( 畑の復旧 ) 実施日 :2016 年 5 月 10 日 ~5 月 31 日 2015 年 6 月 2 日 ~6 月 10 日 2014 年 10 月 1 日 ~10 月 31 日 実施場所 : 福島県川俣町山木屋地区 (4 地点 (2016 年 5 月 2014 年 10 月 ) 2 地点 (2015 年 6 月 )) 内容 : 川俣町原子力災害対策課からの要請による ユキヤナギ畑の復旧に向けた ユキヤナギ畑内の除草 ( ユキヤナギ株周辺は手摘みによる除草 ) 実績 : 延べ約 350 人 (2016 年 10 月 :170 人 2015 年 6 月 :80 人 2014 年 10 月 :100 人 ) 除草中の様子 (2015 年 6 月 ) 除草後の様子 (2015 年 6 月 ) 営農再開等に向けた対応 ( 大規模侵入防止柵の設置 ) 実施日 :2016 年 4 月 11 日 ~4 月 27 日 2015 年 3 月 23 日 ~5 月 16 日 実施場所 : 福島県南相馬市 内容 : 野生動物 ( イノシシや猿など ) の田畑への侵入による被害を防止するため 田畑周囲に大規模侵入防止柵を設置 実績 : 延べ約 286 人 (2016 年度 :148 人 2015 年度 :138 人 ) 電気柵設置の様子 (2015 年 4 月 ) 34

3. 原子力損害賠償について 迅速な原子力損害賠償に向けた組織体制 損害賠償の迅速かつ適切な実施のための方策 3 つの誓い を踏まえ 被害を受けられた皆さまに早期に生活再建の第一歩を踏み出していただくため 必要な体制を弾力的に整備しつつ 賠償を進めております 今後も業務の運用改善等を図ることにより 引き続き最大限努力してまいります 福島原子力補償相談室配属前研修の様子 全体の支援 管理約 340 人 福島原子力補償相談室 (2018 年 3 月 1 日時点 ) 補償相談ユニット 補償相談センター (8 カ所 ) 約 1,120 人 [ 内 福島県内は約 800 人 ] 補償相談コールセンター約 170 人 補償推進ユニット約 2,220 人 ADR 訴訟ユニット約 270 人 公共補償センター約 200 人 補償相談センター 設置数 :8 カ所 ( 福島県内 4 カ所 福島県外 4 カ所 ) 業務内容 : 賠償に関する説明会 相談対応 ご請求書の作成支援 受付 現地確認 説明 主に相談窓口 ( 福島県内に 12 カ所 2018 年 2 月末時点 ) やご訪問先にて業務を実施 実 績 : 窓口での受付対応件数約 634,800 件 説明会開催件数約 1,600 件 説明会へのご来場者数約 34,600 人 戸別訪問件数約 142,400 件 ( 復興本社設立以降 ~2018 年 3 月 4 日まで ) 相談窓口 個別相談ブース ( ご来場をお待ちしているところ ) 35

3. 原子力損害賠償について 補償相談コールセンター 業務内容 : 電話による賠償に関する問い合わせ 請求書の郵送手配 記入方法に関するご相談対応 最後の一人まで適切に賠償を行うため 賠償金を未だに請求されていないご相談者さまへ電話を通じて請求のご案内 受付時間 :9 時 ~19 時 ( 月 ~ 金 ( 除く休祝日 )) 9 時 ~17 時 ( 土 日 休祝日 ) 実 績 : ご相談者さまからいただいたお電話の本数は約 245 万本 ( コールセンター設立以降 2018 年 2 月末までの累計 ) 補償相談コールセンターの様子 補償推進ユニット 業務内容 : 請求書類の発送 受領 ご請求内容の確認 賠償の考え方についてのご説明 協議 賠償金額の算定およびお支払いの手続き ご請求内容の確認には 個人賠償 法人賠償 財物賠償 に大別し 迅速かつ公正な賠償の実施に努めております 補償推進ユニットの様子 36

4. 風評払拭への取り組み 福島県産品販売促進活動 ( 社内 ) 実施日 :2011 年 11 月 ~ 実施場所 : 本社および各事業所 実施内容 : 社員一人ひとりが福島県産品を購入するよう 本社をはじめ各事業所で福島県産品の社内販売会等を実施 実績 : 約 80 事業所延べ約 650 回開催 ( 復興本社設立 ~2018 年 2 月末現在 ) 本社販売会 (2017 年 8 月 25 日 ) 本社販売会 (2017 年 12 月 15 日 ) 福島県産品販売促進活動 ( 社外 ) 実施日 :2013 年 9 月 ~ 実施場所 : 各社本社ビル 工場内等 実施内容 : 企業主催の社内販売会や夏祭り イベント等での販売サポートを実施 実績 :29 企業等 87 日間開催 ( 復興本社設立 ~2018 年 2 月末現在 ) 社外イベント (2016 年 9 月 10 日 ) 社外イベント (2018 年 1 月 27 28 日 ) 37

4. 風評払拭への取り組み ふくしま応援企業ネットワークの取り組み (http://fukushima-oknet.com/) 福島県産品や観光の風評払拭に向けた活動の輪を広げ その活動の定着を図ることを目的に 2014 年 11 月の立ち上げ以降 会員企業も倍増し 活動を展開 設立日 2014 年 11 月 18 日設立 会 構 活 長魚住弘人様日立 GE ニュークリア エナシ ー 取締役会長兼 日立製作所原子力ヒ シ ネスユニット技監 成福島で廃炉作業等に携わり地域の実情を理解されている大手企業 10 社と当社で発足 動会員各企業がそれぞれ創意工夫をしながら福島を応援 会員企業 103 社 直近の実績 福島県産品の購入促進 福島県内の観光や会議施設の利用促進 福島県産品の安全性について現地視察研修 各企業が実施している活動事例の紹介と共有 社員食堂での食材利用 社内販売会 ( 産直市 ) 等 項目 H26 年度実績 H27 年度実績 H28 年度実績 H29 年度上期実績 社員食堂での福島県食材の購入促進 県産米消費量 278 トン 764 トン 816 トン約 470 トン 特別メニュー提供約 13,000 食約 31,000 食約 43,000 食約 18,000 食 企業マルシェの開催 ( 産直市 ) 開催回数 127 回 306 回 354 回約 100 回 売上金額約 4,900 万円約 11,500 万円約 14,000 万円約 5,000 万円 贈答品 記念品での福島県産品の普及拡大 購入金額約 400 万円約 900 万円約 2,000 万円約 400 万円 実績数値を採録している会員企業様のみの集計値 ( 当社の取り組み実績を含む数値 ) ふくしま応援企業ネットワーク定時総会 視察会 定時総会 日時 : 2017 年 9 月 8 日 14 時 30 分 ~ 場所 : 富岡町文化交流センター 学びの森 内容 :1 特別講演 ( 福島県 ) 2 平成 28 年度事業 決算報告 3 平成 29 年度事業計画 予算 幹事連絡会 日時 : 2017 年 9 月 9 日 9 時 00 分 ~ 場所 : 1 いわき FC パーク 2 小名浜魚市場内容 : 現地視察 事業者様との対話 1 いわきスポーツクラブ様 2 福島県漁業協同組合連合会様 定時総会いわき FC パーク視察小名浜魚市場での試食 38

5. 活動実績 活動実績 (2018 年 2 月末現在 ) < 復興推進活動 > 項目 内容 対応人数実績 清掃 片付け 住宅 海水浴場 神社等の清掃 片付け 約 119,000 人 除草作業 学校 住宅等への進入路 墓地 遊歩道等の除草 約 138,000 人 荷物運搬 整理 図書館 公民館等の荷物運搬 整理 約 1,600 人 除雪作業 仮設住宅 進入路等の除雪 約 4,300 人 一時帰宅対応 一時帰宅対応 住民スクリーニング 測定対応等 約 80,000 人 営農再開等に向けた対応 除草 泥揚げ 電気柵の設置 点検 畑の復旧等 ( 約 19,000 人 ) * 除草 清掃 片付け荷物運搬に含まれる その他イベント対応 見回り活動 介護研修会他約 61,600 人 合計 約 404,500 人 < 除染推進活動 > 項目内容対応人数実績 除染 ( 国直轄 市町村 ) への対応 廃棄物 リサイクル等への対応 中間貯蔵への対応 環境回復 コミュニケーションへの対応 除染作業現場における工事管理業務等への対応 除染後のフォローアップ業務への対応等 滞留中の牛糞堆肥運搬 施用を促進するスキームへ の対応 残置自動車撤去 処分への対応等 避難指示区域内 試験輸送への対応 中間貯蔵に係る業務の技術的支援および調査 検討等 放射線不安の低減に向けたモニタリングへの対応 産業再開に向けた測定 分析支援等の技術サポート等 約 16,7300 人約 10,700 人約 57,300 人約 11,600 人 その他技術開発関連 除染に係る検討 提案等約 30,400 人 合計 約 277,300 人 39

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