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結婚白書 目次

電通総研、「女性×働く」調査を実施

第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

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質問 1 母の日 にプレゼントを贈りますか?( 回答者数 :6,916 名 ) 質問 2[ 贈る方への質問 ] プレゼントを贈る理由は何ですか?( 回答者数 :5,134 名 ) 贈る と回答した方は全体の 74.8% で 4 人に 3 人は 贈る と回答した 贈る理由として 日頃の感謝を伝えたいか

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25~44歳の子育てと仕事の両立

続・女性のライフコースの理想と現実-人気の「両立コース」の実現には本人の資質より周囲の影響が大

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ニュースリリース「「再就職したいママたちは心配ごとがいっぱい!」 ~「出産・子育てでブランクのあるママ限定 ママたちの再就職に関する意識調査」より~」2009年9月18日

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世の中の人は信頼できる と回答した子どもは約 4 割 社会には違う考え方の人がいるほうがよい の比率は どの学年でも 8 割台と高い 一方で 自分の都合 よりみんなの都合を優先させるべきだ は 中 1 生から高 3 生にかけて約 15 ポイント低下して 5 割台にな り 世の中の人は信頼できる も

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

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(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

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01表紙福島

調査結果詳細 1: 社会保険に関わる法改正の詳細を知っていた方は23% ( 図 1) 2016 年 10 に社会保険に関わる法律が改正されました 今回の法改正を知っているかについては 詳細を知っていた と回答した方は23% でした なんとなく知っていた (45%) 知らなかった (33%) が大半を

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表紙案8

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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A History of Nursery Center Policy in Post-War Japan: Why the Child Welfare Law Was Revised in 1997

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25~44歳の出産・子育ての意識と実態

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第3回18歳意識調査「テーマ:恋愛・結婚観について」調査報告書

第1回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

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最初に あなたの働く目的は何ですか? という質問をしたところ 20~50 代のすべての年代において 生活 家族のため と答えた人が最も多かった その割合は 20 代が 63.6% 30 代が 74.0% 40 代が 83.8% 50 代が 82.5% だった また 全年代共通で 第 2 位が 自由に

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問 歳以下のお子さまがいる方にお聞きします 現在 子育てをサポートしてくれる人はいますか?( いくつでも ) 夫 ( パートナー ) 126 親 104 兄弟姉妹 31 祖父母 25 友達 18 ファミリーサポートセンター 4 エンゼルサポート 0 いない

                                            

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出

仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) に関する意識調査について Ⅰ. 調査目的 本調査は 仕事と生活の調和 ( ワーク ライフ バランス ) の現状及び仕事と生活の調和の実現を推進するための新たな国民運動である カエル! ジャパンキャンペーン に関して 国民の意識やニーズを把握し 今後

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15 第1章妊娠出産子育てをめぐる妻の年齢要因

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第4章妊娠期から育児期の父親の子育て 45

1 調査目的 今年度策定する 津山市総合戦略 で 子どもを産み 育てやすい環境づくりに 向けた取組みを進めるにあたり 出産 子育ての現状を把握するために実施した 2 調査内容の背景と設問設定理由国では 出生率を 2.07 まで高めることで 2060 年に現状の社会構造を維持できる人口 1 億人程度を

2007年度名古屋大学学生論文コンテスト優秀賞

東京女子大学経済研究第 2 号 2014 年 3 月 卒業論文要約 日本の未婚化 諦婚化について 小林 加奈 はじめに現在 晩婚化 未婚化が少子化の要因として問題視されている 日本では 子供を持つカップルは法律婚である場合が多い つまり 子供の数が減少したということは 法律上 結婚しているカップルが


1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

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第 3 章各調査の結果 35

第4回報告書 100人男子会×女子会!学生だけの本音ミーティングinとやま(平成27年11月7日)

第第第ライフスタイルに対する国民の意識と求められるすがた50 また 働いていないが 今後働きたい と回答した人の割合は 男性では 7.4% であるのに対し て 女性は19.1% である さらに 女性の中では 30 代の割合が高く ( 図表 2-1-2) その中でも 特に三大都市圏で高い割合となってい

調査結果 ~~ 中の働き方 ~~ 中の 日の労働時間 約 8 時間 が最多 9 時間以上 は 割半 正社員 正職員では 9 時間以上 が 4 人に 人以上 9 時間以上 働くことが多かった早産した人では 4 人に 人 流産してしまった人では 5 人に 人の割合に 中の働き方 立ったままの仕事が多かっ

金ケ崎町男女共同参画に関する意識調査 1 町内に住所を有する 20 歳以上 564 名各行政区 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代男女各 1 名で 12 名無作為抽出 2 調査時期平成 27 年 8 月郵送により実施 3 調査票回収状況 223 名回収率 39.5% 性別 年

電通総研が「主婦の再就業による直接効果と経済波及効果」を試算

25~34歳の結婚についての意識と実態

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第15回出生動向基本調査

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◎公表用資料

調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

1 少子化に対する県民の問題意識 少子化に対する問題意識 約 9 割の人が少子化を問題であると回答しています 出生率低下に関する認識 原因 出生率低下の原因は 子育て費用の負担が大きい 安心して子育てできる社会制度が十分でない などと捉えられています 図表 1 少子化に対する問題意識 2.2% 2.

各位

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l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

小学生の英語学習に関する調査


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1. 職場愛着度 現在働いている勤務先にどの程度愛着を感じているかについて とても愛着がある を 10 点 どちらでもない を 5 点 まったく愛着がない を 0 点とすると 何点くらいになるか尋ねた 回答の分布は 5 点 ( どちらでもない ) と回答した人が 26.9% で最も多かった 次いで

事例検証 事例 1 37 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (2 歳 ) が遺される場合ガイドブック P10 計算例 1 P3 事例 2 42 歳の会社員の夫が死亡し 専業主婦の妻と子ども (7 歳 4 歳 ) が遺される場合 P4 事例 3 事例 3A 事例 3B 53 歳の会社員の夫

2015年 「働き方や仕事と育児の両立」に関する意識(働き方と企業福祉に関する

図表 2-1から 最も多い回答は 子どもが望む職業についてほしい (9%) であり 以下 職業に役立つ何らかの資格を取ってほしい (82.7%) 安定した職業についてほしい (82.3%) と続いていることが分かる これらの結果から 親が自分の子どもの職業に望むこととして 最も一般的な感じ方は何より

係を決めよう (1) 班の意見をまとめて発表する班長 (2) 金額を計算し マネープランシートに記入する記録 計算係 (3) 思い出ポイントを管理する思い出係 (4) カードをひくカード係 5 人の班はカード係を 2 人にしましょう 1

キャリジョ的世代論

第2回「離婚したくなる亭主の仕事」調査

第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

三世代で暮らしている人の地域 親子関係 第一生命経済研究所ライフデザイン研究本部研究開発室的場康子 < 減り続ける > 戦後 高度経済成長を迎えた我が国においては 産業構造の変化により都市化 工業化が進む中で 多くの人が地方から都市に移動し核家族化が進んだ 低成長経済に移行した後

=平成22年度調査結果の概要===============

平成26年度「結婚・家族形成に関する意識調査」報告書(全体版)

「07年新入社員意識調査」より

Transcription:

女性が理想とするライフコースの傾向について ケースメソッドⅢ 2017/11/15 A15CB028 A15CB037 A15CB068 A15CB069 A15CB104 目的近年 高度経済成長を通じて女性の社会進出が急速に進んでいる 今や女性が男性と同じように就職することが当たり前のようになっている 本調査はそうした現状の背景を踏まえながら女子大学生が考える多様なライフコースのパターンに着目し 女性が望むライフコースの傾向を探ることを目的とした 方法日時 : 平成 29 年 10 月 11 日 13 時 40 分から 14 時 10 分 平成 29 年 10 月 18 日 13 時 50 分から 14 時 07 分場所 : 椙山女学園大学 2-111 教室研究協力者 : 女子大学生 8 人 ( 平均年齢 21 歳 ) 調査方法 : それぞれの研究協力者に向け 面接開始前にあらかじめ用意した選択肢の中から 現在自分が理想とするライフコースを選択するように依頼した 面接開始後 なぜそのコースを選択したかについて質問し その後は会話の流れに応じて質問内容を換える半構造化面接を行った ライフコースの選択肢は以下の通りである 1. 両立 結婚し子どもをもつが 仕事も一生続ける 2. 再就職 結婚し子どもをもつが 結婚あるいは出産の機会に一旦退職し 子育て後に再び仕事を持つ 3. 専業主婦 結婚し子どもを持ち 結婚あるいは出産の機会に退職し その後は仕事を持たない 4. DINKS< 共働き 子どもなし > 結婚するが子どもは持たず 仕事を一生続ける 5. 非婚就業 結婚せず 仕事を一生続ける 6. その他分析 : 面接時に面接内容をメモ書きし 後日逐語録を作成した その後 KJ 法を用いて発言をライフコースごとに分類した 結果調査の結果 選択肢のうち 8 人の研究協力者が選択したのは 両立 再就職 専業主婦 の 3 つであった このうち 両立を選択したものが 2 人 再就職を選択したものが 4 人 専業主婦を選択したものが 2 人と 再就職を選択したものが最も多い結果となった 1

カテゴリー子ども 仕事 想い 趣味 お金 表 1. 両立を選択した者の回答例回答例 2 人姉妹で育ったため子どもを生みたい (N) 産休をして再び仕事復帰 (N) 旦那の収入が少なかったり 失業した時を考え仕事を続ける (N) 生活費を稼ぐため仕事は辞めない (K) せっかく就職できたため仕事先は変えず子どもができても辞めない (K) 旦那と対等でいたいため自身の地位を確立するためにも働きたい (K) 子どもの習い事や趣味は旦那に任せたいため高収入であってほしい (K) 旦那への負担はかけたくない (N) 旦那と対等な立場でいたい (K) 自立していたい (K) 自分の趣味の物にお金を費やしたい (K) 貯金をしてお金を貯める (N) 自分がある程度お金を稼いでから結婚したい (N) 自分の趣味に使うお金は自分で稼ぐ (K) 上記の表から 両立を選んだ者は 子どもが欲しいという願望がある一方 産休を選択してでも 仕事を続けることを望んでいることがわかった 想いに関しては 子どもにかかる費用と自身の趣味の実現 また生活費を得るためにも旦那は高収入な人であってほしいと考えるが 旦那への負担はかけたくないため自分も十分なお金を稼げるように仕事を続けていたいと答えた お金に関しては 貯金をして将来のために使いたいと考える他 自分の趣味に使うお金は自身で稼ぎたい将来像が見えた 2

カテゴリー子ども仕事想い専業主婦お金 表 2. 再就職を選択した者の回答例回答例子どもが幼稚園に入るまでは子育て中心の生活をしたい (A,B) 子どものための時間をある程度空けておきたい (B) 子どもを産んだらそばにいてあげたい (B) 小さい時は母親が必要 (B) 子どもは母親にとって一部だから 放っておくわけにはいかない (B) 二人で働いたら子どもは十分に育てられる (B) 子どもがある程度成長したら仕事を再開することを伝えてわかってもらう (B) どのような仕事をしたいという欲があるわけではなく 安心のために働きたい (B) 産休や育休が充実しているところなら もともと働いていたところで働きたい (B) 制度のようなものがあるなら正社員として働きたいし なければパートでもいい (B) 働くのが好きだからというより 働かないといけないという気持ちが強い (B) 子育てだけではなくて 仕事もやりたいと思っている (E) 専業主婦が理想であるが働く (B) 相手に頼ってばかりは嫌 (B) 自分の好きなこと ( 仕事 ) はやっぱり譲れない (B) 自分の趣味を楽しみたい (C) 親の姿を見て考えた (C) 一生働きたいという職場を求めていない (A) 家庭以外の場所で自分が自分でいられる場所が欲しい (E) 家の中だけでは世界が狭いし窮屈 (A) 憧れるけど現実的には厳しい (A) 専業主婦になるのは考えてない (B) 家事は好きだが 家の中に閉じこもっているより外の世界に行きたい (B) 旦那さんの収入とは別に10 万から15 万は欲しい (B) 体を使って働きたいというよりは お金 (B) 安心感が欲しい (B) お金の余裕がないと困るんじゃないか (B) 自分の生活費の分は 自分で稼いでおきたい (B) 専業主婦が楽だとは思うが お金のために稼いでおきたい (B) 上記の表から 再就職を選んだ者たちの子どものカテゴリーでは 結婚し子どもを産んだら ある程度大きくなるまで子育てを優先したいという意見が多いことがわかった 幼少期には母親は必要であるという考えがあり 子どもがある程度成長したら再び働き始めたいと思う者が多かった 中には 自分が働く際には子どもに自分が仕事を再開することを伝えた上で 仕事を始めるという者もいた 次に 仕事のカテゴリーでは 専業主婦には収まらず働きたいと考える者が多かった 主婦も理想であるが家事や子育てだけではなく 外でも働きたいという気持ちが強かった 働きたいと思う反面 働かなければいけないという義務感をもっている者もいた 働く場合の雇用は正社員が良いという者もいたが パートでも良いという者もいた 再就職でも正社員になれる制度があれば正社員として働きたいが ない場合はパートとしてでも良いという意見があり 必ず正社員が良いという意見はなかった 再び仕事をする場合 元々働いていた職場が産休や育休が充実しているならば 退職はせず育休や産休の制度を生かして 元の職場で働きたいという意見もあった 想いのカテゴリーでは それぞれ違った意見があり 相手に頼って生活するのは嫌だという者もいれば 家庭以外の場所で自分の居場所がほしいため再就職するという意見もあった また 親が再就職をしていたことで 自分も再就職しようと考えている者もいた 根拠は人それぞれ異なっているが 働きたいという意志が強いことがわかる 専業主婦のカテゴリーでは 現実的に専 3

業主婦は厳しく 家という狭い世界より外の広い世界に行きたいと思う人が多く 憧れはあるが専業主婦になるという考えの者はいなかった お金のカテゴリーは 金銭面での余裕がほしいことから稼いでおきたいと思う者が多かった 上記の表より 専業主婦を選んだ者は子供に関しての考えは1と同様であり 想いのカテゴリーでも子育てを中心とした生活を望んでいることが分かった なお 子育て終了後は自分の趣味がやりたいと考えている お金に関しては 自分が働かなくても金銭面でお金に困らない生活ができればいいと考えており 特別贅沢な暮らしがしたいわけではないが 趣味に使うお金は夫のものを使うと考えていることや 結婚のカテゴリーにおいてお金持ちとの結婚を望んでいることが分かった これは 仕事や育児などの両立が難しいと考えていることや 家から出ることに抵抗があるといった考えが理由であると考えられた つまり 働きたくないという想いが結果に結びつく傾向がある しかし それぞれの配偶者に求める条件には差が見られた 考察 本調査では DINKS と 非婚就業 の項目については選択した者がおらず 少ない協力者の中ではあるが女子大学生のうちほとんどの者が結婚 出産を視野に入れているこ 4

とがわかった このうち 両立と再就職を選択したものは 経済的な面を重視し 余裕のある生活を望んでいる傾向にある よって 仕事をすること自体への執着はあまりないものの 生活に関する金銭を稼ぐための手段として両立や再就職を選択しているものと考えられた なお 専業主婦を選択したものにおいては 結婚相手について ある程度の収入がある者を選択しようとする傾向にあり 生活するにあたって一定額以上の収入を重視するべきであるという考えは多くのものが抱いていることということが考えられた また 専業主婦を選択したものは 家庭内に限らず 自分自身の趣味についても夫に負担してもらうことを考えていた一方 両立や再就職のものは 趣味など自らに関わる費用については自身の収入の範囲内で楽しみたいと考えていることがわかった ライフコースとしては 多くのものが結婚 出産を望んでいるということや それぞれのライフプランニングにおいて 金銭面をより重視している傾向にあることがわかった DINKS や 非婚就業 を選択したものがいなかったことや また 両立 や 再就職 を選択したもののうち 金銭的な面を懸念していたことから仕事をすることを選択していたことなどから 女性が男性と同じように働く環境について叫ばれている昨今ではあるが 働くこと自体に魅力を感じている女性は少ないように感じた これからの女性の社会進出について考えるにあたり 女性の理想とするライフコースにおいて手段として仕事を選択するのではなく 自らの興味ややりがいなど 仕事そのものを魅力に感じて仕事を選択できる環境になった時 DINKS や非婚就業を選択する者も増え 女性の考える理想のライフコースがより多角化するのではないかと考察された 5