地域再生計画 1 地域再生計画の名称 ( 仮称 ) 大正ロマン館 を核とした地域観光 地域産業振興計画 2 地域再生計画の作成主体の名称 たつの市 3 地域再生計画の区域たつの市の全域 4 地域再生計画の目標本市の龍野地区は 中世末から 鶏籠山 的場山 白鷺山の三山と揖保川との間に形成されてきた城下町であり 十文字川 浦川等の水面や周囲の豊かな緑が織りなす自然景観の中に 近世の町割に沿って町家や武家屋敷 寺院 醤油蔵が特色ある歴史的な町並みを残している これら恵まれた自然環境に調和した歴史的な美しい景観が残るこの地区は 景観形成地区として 本市の観光振興において貴重な資源となるものである また 当地区は歴史的な町並みが残るだけでなく 全国に知られる地場産業である龍野淡口醤油の発祥地であり 現在も醤油醸造工場が立ち並ぶ生産地でもある 一方 本地区は 現在 高齢化や人口減少が進むとともに空き店舗や空き家が目立つようになっている 多くの観光資源を有するにもかかわらず 担い手が減少し 彼らをつなぎ 共同して観光誘客や情報発信を行う組織や活動拠点となる施設もない そのため 賑わいが減少し そのことが更に担い手の減少を加速させており 地域活性化を図る上で大きな障壁となっている そこで 地域の地場産業である淡口醤油の歴史を象徴する施設として国登録有形文化財に登録される 旧龍野醤油同業組合事務所 を 観光等で本市を訪れる人に最初に立ち寄っていただく地域の核となる施設 ( 仮称 ) 大正ロマン館 として整備する この施設は 観光交流拠点 情報発信拠点 特産品のアンテナショップとして 地区内の見どころや店舗 特産品等の紹介を行い これらを有機的に連携させ発信するとともに この場所でしかできない 食べる 体験する 買う を提供する場とする 結果として 地区の おもてなし の向上により 地域の魅力に磨きがかかり 1
さらに 情報発信が進むことにより 観光客が増加していく そして 通過点となっている本市の観光を 滞留 滞在型の観光とし 交流人口の拡大による観光産業や地場産業などの振興を図ることで市全体の経済効果を高め 定住促進 雇用創出を図るものである 数値目標 施設内アンテナショップ売上額 ( 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 0 千円 0 千円 400 千円 400 千円 施設訪問者数 ( 0 千人 0 千人 2 千人 3 千人 188 千人 0 千人 2 千人 5 千人 施設内アンテナショップ売上額 ( 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 200 千円 200 千円 1,200 千円 施設訪問者数 ( 2 千人 3 千人 10 千人 7 千人 10 千人 24 千人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 ( 仮称 ) 大正ロマン館 ( 旧龍野醤油同業組合事務所及び同組合醸造工場 ) を 龍野地区を訪れて最初に立ち寄り 見どころや店舗等の情報を入手する地域観光の拠点施設 地場産品のアンテナショップとして機能させるとともに ここでしか食べられないもの ここでしか体験できないことを提供する場所として活用すべく整備を行う 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業地方創生拠点整備交付金 ( 内閣府 ): A3007 1 事業主体たつの市 2
2 事業の名称 ( 仮称 ) 大正ロマン館整備事業 3 事業の内容本事業により整備を行う ( 仮称 ) 大正ロマン館 は 旧龍野醤油同業組合事務所及び同組合醸造工場であり 淡口醤油発祥の地である醤油のまち龍野を象徴する建造物である この施設を 龍野を訪れて最初に立ち寄り 見どころや店舗等の情報を入手する地域観光の拠点施設 地場産品のアンテナショップとして機能させるとともに ここでしか食べられないもの ここでしか体験できないことを提供する場所として活用すべく整備を行う また 本施設を活用した事業の運営は 地元商店会 地域の地場産業事業者 飲食店事業者 地域のまちづくりNPOなどの参画により組織する協議会が行い 各種取組により収益構造を構築し事業運営を行うものである 4 事業が先導的であると認められる理由 自立性 本施設を活用した事業の運営は 地元商店会 地域の地場産業事業者 飲食店事業者 地域のまちづくりNPOなどの主体的な参画により組織する協議会が行い イベントや体験観光などの施設活用事業の参加者の負担金やアンテナショップへの出品費 地場産品を使った新商品のレシピの提供料などの収入により3 年後を目途に自走による事業運営を行う 官民協働 本事業の運営は 地元商店会 地場産業事業者 飲食店事業者 地域のNPO などで組織する協議会が行うが 市は拠点施設の整備 事業が軌道に乗るまでの財政的支援で協力する また 将来的には事業拡大に伴う金融機関の融資や大学生のインターンシップの受入など連携を行う 政策間連携 歴史的な町並みが残る本市龍野地区は 現在 高齢化や人口減少が進むとともに空き店舗や空き家が目立つようになっている 本取組により地域の滞在人口の増加を図ることで 空き家の解消 商店街の活性化 地域での創業による定住促 3
進などにつなげるものである 地域間連携 香川県小豆島町は 本市の地場産業と同じく醤油醸造や手延べ素麺といった地場産業が特産品となっており産業分野での共通性を有しており 地場産業を生かした観光客の誘導を図るため連携し共同で情報発信を行う また 本市を中心とした定住自立圏や姫路市を中心とした連携中枢都市圏を組む市町間で それぞれが有する観光資源との連携により広域での観光誘客を推進する 5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 施設内アンテナショップ売上額 ( 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 0 千円 0 千円 400 千円 400 千円 施設訪問者数 ( 0 千人 0 千人 2 千人 3 千人 188 千人 0 千人 2 千人 5 千人 施設内アンテナショップ売上額 ( 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 200 千円 200 千円 1,200 千円 施設訪問者数 ( 2 千人 3 千人 10 千人 7 千人 10 千人 24 千人 6 評価の方法 時期及び体制産官学労金言で構成される たつの市まち未来創生戦略推進委員会 を毎年開催し 前年度のKPIの実績数値を示し 検証を行う 目標値との大きなかい離が生じている場合には事業の見直しを行う また 必要に応じて地方版総合戦略や今後の事業経営方針に反映させ 検証結果はHPで公表する 7 交付対象事業に要する経費 4
1 第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 73,300 千円 8 事業実施期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 (5 か年度 ) 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 (1) 醸造文化を活かしたまちづくり事業事業概要 :1 ( 仮称 ) 大正ロマン館 を観光交流拠点として 創業体験 体験観光ツアー イベント等の企画 開催等により 来訪者の増加 滞在時間の延伸につなげ地域活性化を図る 2 醸造をコンセプトに商店会 生産者 加工業者 料理人などに 事業プランナーやデザイナーを加えた組織を立ち上げ これまでにない 競争力のある商品開発 発信を行う 3 本市の特産品である淡口醤油を 歴史や文化について新たな視点で調査を行い取りまとめデザイン化し魅力的に情報発信しようとするもの さらに 各社の商品を並べ比較できる PR ブースを設置し お土産品などの購買意欲の向上を図る 実施主体 :( 仮 ) 醸造文化を活かしたまちづくり協議会事業期間 : 平成 29 年度 ~ 平成 31 年度 (2) たつの観光プロモーション事業事業概要 : 歴史的な古い町並みや自然環境豊かな地域観光資源を活かし 外国人旅行者を含めた観光客の誘致促進を図るため 龍野城下町における甲冑の着付体験 草鞋作り体験など体験型観光事業を実施する 実施主体 : 特定非営利活動法人ひと まち あーと事業期間 : 平成 27 年度 ~ 平成 32 年度 (3) 地域で高校生の若い力を育成事業事業概要 : 市内高校生 ( 定時制課程 ) を地域で育て 定住促進のため 5
地元で起業 就職させる実践型商業教育の推進とそれを支援する地域コミュニティの形成を図る 実施主体 : 龍北工房運営協議会事業期間 : 平成 27 年度 ~ 平成 31 年度 6 計画期間 地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法各目標の達成状況を確認するために 毎年度各指標の集計を行い たつの市まち未来創生戦略推進委員会 で検証及び評価を行う 検証 評価において 数値が低調で見直しが必要な場合は 目標達成に向け計画の変更を行い今後の事業運営に反映させる 目標 1 施設内アンテナショップ売上額については 運営団体が毎年度終了時点で集計を行い把握する 目標 2 施設訪問者数については 当該施設が年度終了時点で集計を行い把握する 目標 3 龍野地区周辺の休日流動人口については 年度終了時点で RESAS によりを把握する 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 施設内アンテナショップ売上額 ( 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 0 千円 0 千円 400 千円 400 千円 施設訪問者数 ( 0 千人 0 千人 2 千人 3 千人 188 千人 0 千人 2 千人 5 千人 6
施設内アンテナショップ売上額 ( 平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の累計 200 千円 200 千円 1,200 千円 施設訪問者数 ( 2 千人 3 千人 10 千人 7 千人 10 千人 24 千人 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法毎年度 たつの市まち未来創生戦略推進委員会による検証後 市広報 ホーム ページにて結果を公表する 7