Surgical Treatment for Subaxial Lesion of the Cervical Spine in Rheumatoid Arthritis Akihiko SONODA et al. Department of Orthopaedic Surgery, Kagoshima University, Faculty of Medicine Abstract Cervical spine fusion was carried out in six patients of Subaxial subluxation with rheumatoid arthritis. Three cases were f usioned anteriorly and the other three posteriorly. Neurological improvement was obtained in all of the patients. One patient who had anterior fusion had a collapse of the grafted bone and the cervical spine had been fused in an angulated position. Recently we used a rectangular rod with methylmethacrylate as the internal fixation in one patient of posterior fusion. With this procedure solid fusion was obtained while permitting rehabilitation without a bulky external fixation device. key words: rheumatoid arthritis, subaxial subluxation, cervical spine fusion

167 a.側 面X線 像 図1症 b.mri 例1 a.術 前X線 58歳,女 認 め る C5/6は b.mri像 性 側 面 像,C4/5で8mmの 亜脱臼 を 亜 脱 臼 位 で癒 合 して い る C4/5 C5/6で 脊髄 の圧 迫 所 見 を 認 め る, 術 後3週 間 のskull を12週 間 装 着 し,頸 tractionの の ちSOMI brace 椎 カ ラ ー に 変 更 し た が,そ め,不 安 定 性 を 有 し て い た C4/5は 臼 位 で 癒 合 し て い る C4,C5の 前方亜 脱 棘 突 起 は完 全 の 時 点 よ り移 植 骨 の 圧 潰 を き た し た 術 後1年 に 消 失 し て お り,椎 間 関 節 の 破 壊 も著 し い MR の 現 在,麻 Iで は,C5後 痺 の 軽 度 の 改 善 を認 め る が,歩 行 は 不能 である X線 方 よ りの 脊 髄 圧 迫 所 見 が 著 明 で あ る(図3) 像 的 に は,移 植 骨 はit潰 し,C4/5で の 角 状 変 形 を 認 め る(図2) 治 療 経 過:昭 C5椎 和63年2月4日 手術施 行 した 弓 は 腹 側 へ 偏 位 し て お り,肉 芽組 織 に よ り覆 わ れ て い た 椎 弓 切 除 を お こ な う と 肉 芽 組 症 例2:61歳,女 性,classical ム チ ラ ン スtypeのRAで 現 病 歴:47年 RA,StageIV, あ る 前 発 症 のRAで 織 は 硬 膜 ま で 波 及 し て お り,こ れ を除 去 す る こ と に よ り硬 膜 の 膨 隆 を 認 め た 次 にrectangular あ り,多 関 節 障 害 rodを 用 いC4,C6に 通 し たsublaminar wire に よ り30年 前 よ り車 椅 子 の 状 態 で あ っ た 昭 和 と 締 結 固 定 し た ま た,rod,wire,椎 61年10月 定 を補 強 す る た め に 椎 弓 右 側 に 骨 セ メ ン トを使 四 肢 シ ビ レ,脱 力 感 出 現 し,昭 和62年 1月 に は 膀 胱 直 腸 障 害 も 出 現 し た 昭 和63年1 月25日 当 科 に 入 院 し た 入 院 時 所 見:両下 術 後8カ 肢 に疼 痛 性 の痙 攣 発 作 を認 め た 上下 肢 腱 反 射 は 四 肢 拘 縮 に よ り 判 定 不 能 で あ っ た 筋 力 低 下 が 著 明 で,C5以下 の知覚 頸 椎 はC4/5で5mmの 側 に は 骨 移 植 を 行 っ た(図4) 月 の 現 在,頸 善 を 認 め,X線上 部 痛 の 消 失,麻 後 方亜 脱 臼 を 認 痺 の改 骨 癒 合 も良 好 で あ る(図5) 考 察 中下 位 頸 椎 病 変 を 有 す るRA患 障害 を認め た X線上 用 し,左 弓間 の固 度 の 多 関 節 障 害 を 有 し,全 者 の 多 くは 重 身 的 に もpoor risk

168 b.術 後1年 a.術 直 後 図2症 例1 a.前 方 固 定 術 施 行 後X線 b,術 後1年 図3症 例6 のX線 61歳,女 a.術 前 側 面X線 C5/6は亜 像,移 像 植 骨 の圧 潰 が 生 じ て い る 性 像,C4/5に 亜 脱 臼 を認 め る 脱 臼 位 で 癒 合 し て い る b.mri像c5後 で あ る こ と が 少 な く な い ま た,手 術 方法 も確 立 さ れ て い な い の が 現 状 で あ り,治 療 に難 渋 す 方 よ りの11排 が 著 明 で あ る る場 合 が 多 い 手 術 適 応 と し て は,一 般 に 脊髄 症 状 を 呈す る

169 図4症 例6の 図5症 例6術 手術 シ ェー マ 後8カ 月 のX線 像 骨癒 合 は良 好 であ る 場 合,頸 部 痛 が 著 明 で 保 存 的 療 法 に 抵 抗 す る場 合 と さ れ て い る3,7),Ranawat12)ら 重 症 例 で は,観 X線 髄症 血 的 治 療 の 効 果 は 得 難 い と し, 像上4mm以上 認 め れ ば,脊 は,脊 ら の 圧 迫 が 主 と 考 え ら れ る 場 合 は,前 行 い5,10),亜 方 固定 を 脱 臼 位 で の 癒 合や 脊 柱 管 内 へ の 肉 芽 絹.織 の 波 及6,7,8)が 疑 わ れ る 場 合 は 椎 弓 切 の 不 安 定 性 を 有 す る亜 脱 臼 を 除 の 上,後 方 固 定 術 を 行 う とい う もの で あ る 髄 症 状 の 発 現 が な く と も手 術 適 応 し か し,骨 萎 縮 が 著 明 なRA患 に な る と述 べ て い る 手 術 の 目 的 は,病 を 行 う と,症 変 部 の除 圧 と頸 椎 の 安 定 性 例1の 者 に前方固定術 様 に移 植 床 や 移 植 骨 の 圧 潰 を き た す 恐 れ が あ り,前 固定 術の適応 は制限 さ を獲 得 す る こ とで あ る 手 術 法 に 関 して は前 方 れ る Ranawatら 法 か 後 方 法 か の選 択 が 問 題 と な る 過 去 の 報 告 例 に 移 植 骨 の 圧 潰 を き た し 成 績 が 極 め て 悪 く, 例 で は,術 後 方 固 定 術 を 行 う の が 良 い と し て い る12) 在部位 前 の 脊 髄 造 影 等 に よ り圧迫 病 変 の 存 を 確 か め,ど 多 い4'7飢,す ち らか を選 ぶ とす る意 見 が な わ ち,不 安 定 性 を 有 し前 方 か ま たConaty3)や は 前 方 固 定 術 を5例 に 行 い3 菅 野 ら15)も 同 様 の 理 由 で,後 方 固 定 術 を 行 っ て お り良 好 な 成 績 を 述 べ て い る

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