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本年度の調査結果を更に詳しく分析するため 本道の課題となっている質問紙の項目について 継続して成果を上げている福井県 秋田県 広島県と比較した結果を示しています ( 全国を 100 とした場合の全道及び他県の状況をレーダーチャートで示したもの ) 1 福井県との比較 (~P51) 継続的に成果を上げ

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

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(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

 

5 教5-1 教員の勤務時間と意識表 5 1 ( 平均時間 経年比較 教員年齢別 ) 中学校教員 調査年 25 歳以下 26 ~ 30 歳 31 ~ 40 歳 41 ~ 50 歳 51 ~ 60 歳 7:22 7:25 7:31 7:30 7:33 7:16 7:15 7:23 7:27 7:25

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2 ステップ 1 の検索条件を入力し ステップ 2 へすすむ を 1 検索条件を入力する 設置者の場合 クロス集計作成の手順 1 ステップ 1 を選択する 2 ステップ 2 を選択する 2 3 出力する帳票を選択する 相関関係表又はグラフが作成される 注意 対象年度は 当該年度を選択した場合は 速報

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1 大学等を卒業して小学校教諭普通免許状を取得する ( 免許法別表第 1) 基礎資格 種類 基礎資格 専修 修士の学位 ( 大学 ( 短期大学を除く ) の専攻科又は大学院に1 年以上在学し,30 単位以上修得した場合を含む ) 一種 学士の学位 ( 学校教育法第 102 条第 2 項により大学院へ

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新規文書3

別紙(例 様式3)案

)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

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部活動適正化推進検討委員会委員 資料 1 区分氏名役職名備考 1 委員長森司朗国立大学法人鹿屋体育大学理事 副学長 2 委員増田吉彦鹿児島県医師会理事 3 委員新倉哲朗弁護士 4 委員久冨木良県 P T A 連合会副会長 5 委員太田敬介鹿児島県コミュニティスポーツクラブ連絡協議会会長 代理 6 委

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適当な内容については 当該教育関係機関に事前に通知することなく そのホームページを削除できる ( ホームページにおける個人情報の保護 ) 第 7 条ホームページの公開にあたっては 人権を守るとともに 高知県個人情報保護条例 ( 平成 13 年高知県条例第 2 号 ) 等を厳守しなければならない 2

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Transcription:

背 景 部活動指導員の制度化について 運動部活動については のうち 保健体育以外の教員で担当している部活動の競技経験がない者が中学校で約 46% 高等学校で約 41% となっている 1 日本の中学校教員の勤務時間は参加国 地域中 最長となっている 2 資料 1-7 1 ( 公財 ) 日本体育協会 学校運動部活動指導者の実態に関する調査 ( 平成 26 年 ) 2 OECD 国際教員指導環境調査 (TALIS2013) 外部指導者の活用 外部指導者は の教諭等と連携 協力しながら部活動のコーチ等として技術的な指導を行う 指導 引率 教諭生徒 外部指導者 活動中の事故等に対する責任の所在が不明確であることなどから 外部指導者だけでは 大会等に生徒を引率できない コーチ 部活動指導員の制度化 (H29.4.1 施行 ) 中学校 高等学校等において 校長の監督を受け 部活動の技術指導や大会への引率等を行うことを職務とする 部活動指導員 を学校教育法施行規則に新たに規定 < 職務 > 実技指導 安全 障害予防に関する知識 技能の指導 学校外での活動 ( 大会 練習試合等 ) の引率 3 用具 施設の点検 管理 部活動の管理運営 ( 会計管理等 ) 保護者等への連絡 年間 月間指導計画の作成 生徒指導に係る対応 事故が発生した場合の現場対応等 3 大会の主催者である中体連や高体連 高野連等において 関係規定の改正等を行う必要がある 規則等の策定 学校設置者は 身分 任用 職務 災害補償 服務等に関する事項等必要な事項を定めた部活動指導員に関する規則等を策定 体制の整備 研修の実施学校設置者及び学校は 部活動指導員に対し 部活動の位置付けと教育的意義等について 事前に研修を行うほか その後も定期的に研修を行う 部活動指導員の任用 部活動指導員は 部活動のとして技術的な指導を行うとともに 担当教諭等と日常的に指導内容や生徒の様子 事故が発生した場合の対応等について情報交換を行う等の連携を十分に図る ケース2 ( 部活動指導員及び教諭ケース1 ( 部活動指導員が ) が ) 部活動指導員 協力 ( 年間 月間指導計画の作成支援等 ) 担教 当諭 部活動指導員 ( 役割分担 ) 連携 協力 教 諭 外部指導者の活用 ( 従来通り ) 外部指導者は の教諭と連携 協力しながら部活動のコーチ等として技術的な指導を行う 教諭生徒 指導 引率 生 徒 生 徒 外部指導者 コーチ

部活動指導員等への研修内容について 部活動指導員の任用にあたっては 学校設置者及び所属することとなる学校において 任用前に研修を実施することが求められる また 任用後も 学校設置者及び学校において 定期的にフォローアップのための研修や相談が行われることが適切であると考えられる 上記を踏まえ 学校設置者及び学校それぞれが実施する研修においては 以下の事項について取り扱われることが適当と考えられる 1. 学校設置者による研修 部活動指導員制度の概要 ( 身分 職務 勤務形態 報酬 費用弁償 災害補償等 ) 学校教育及び学習指導要領 部活動の意義及び位置付け 服務 ( 校長の監督を受けること 生徒の人格を傷つける言動や体罰が禁止されていること 保護者等の信頼を損なうような行為の禁止等 ) 生徒の発達段階に応じた科学的な指導 や部活動を担当する教諭等との情報共有 安全 障害予防に関する知識 技能の指導 学校外での活動 ( 大会 練習試合等 ) の引率 生徒指導に係る対応 事故が発生した場合の現場対応 女子生徒や障害のある生徒などへの配慮 保護者等への対応 部活動の管理運営 ( 会計管理等 ) 2. 学校による研修 学校 各部の活動の目標や方針 ( 各部の練習時間や休養日の徹底も含む ) 学校 各部が抱える課題 学校 各部における用具 施設の点検 管理

各都道府県教育委員会教育長 各指定都市教育委員会教育長 殿 ( 抜粋 ) 29 文科初第 509 号 平成 29 年 6 月 22 日 文部科学省初等中等教育局長 スポーツ庁次長 文化庁次長 教育委員会における学校の業務改善のための取組状況調査の結果 ( 速報値 ) 及び学校現場における業務改善に係る取組の徹底について ( 通知 ) 4. 部活動の適切な運営等についてこの度の調査結果において, 運動部活動について 休養日等の基準を設定している と回答した教育委員会は, 都道府県で41(87.2%), 政令市で14(70.0%), 市区町村で 737(42.9%) となっています 部活動の適切な練習時間や休養日の設定については, 学校教育法施行規則の一部を改正する省令の施行について( 通知 ) ( 平成 29 年 3 月 14 日付け 28 ス庁第 704 号 ) 等により, お願いしているところですが, 引き続き, 適切な対応に努めていただくようお願いします 文部科学省としても, 部活動の運営の適正化に向け, 平成 29 年度において, スポーツ医 科学の観点や学校生活等への影響を考慮した練習時間や休養日の設定を含む 運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン を作成することとしています また, 本年 4 月に制度化した部活動指導員については, 上記通知により, その職務の留意事項等を十分に了知のうえ, 適切な対応をお願いしているところですが, 部活動指導員による引率等については, スポーツ庁から公益財団法人日本中学校体育連盟会長, 公益財団法人全国高等学校体育連盟会長及び公益財団法人日本高等学校野球連盟会長に対し, 主催大会の関係規定の改正を行う等の対応を要請するとともに, 関係する各都道府県連盟等に対しても, 同様の協力が得られるよう, 十分な周知を依頼しています ついては, 各教育委員会においても, 関係する各都道府県連盟等と協議を進めていただくようお願いします

資料 4 運動部活動の在り方に関する調査研究報告書 ( 平成 9 年 12 月 ) における 運動部における休養日等の設定例 中学生 高校生のスポーツ活動に関する調査研究協力者会議 運動部活動の意義の実現ということを考えれば, 少ない活動日数 活動時間数が望ましいとも言えないものの, スポーツ障害やバーンアウトの予防の観点, 生徒のバランスのとれた生活と成長の確保の観点などを踏まえると, 行き過ぎた活動は望ましくなく, 適切な休養日等が確保されることは必要なことである したがって, 我々としては,[1] に示した調査結果の分析も踏まえ, 次のような休養日等の設定例を示し, 各般の参考に供するところである 運動部における休養日等の設定例 ( 参考 ) 中学校の運動部では, 学期中は週当たり 2 日以上の休養日を設定 高等学校の運動部では, 学期中は週当たり 1 日以上の休養日を設定 練習試合や大会への参加など休業土曜日や日曜日に活動する必要がある場合は, 休養日を他の曜日で確保 休業土曜日や日曜日の活動については, 子供の [ ゆとり ] を確保し, 家族や部員以外の友達, 地域の人々などとより触れ合えるようにするという学校週 5 日制の趣旨に適切に配慮 長期休業中の活動については, 上記の学期中の休養日の設定に準じた扱いを行うとともに, ある程度長期のまとまった休養日を設け, 生徒に十分な休養を与える なお, 効率的な練習を行い, 長くても平日は 2 3 時間程度以内, 休業土曜日や日曜日に実施する場合でも 3 4 時間程度以内で練習を終えることを目処とする 長期休業中の練習についても, これに準ずる これまでの運動部活動では, 活動日数等が多ければ多いほど積極的に部活動が行われているとの考えも一部に見られたが, 今後, 各学校, 各運動部において, 適切に休養日等が確保されることを期待したい なお, 委員の中には, 可能なところでは, オフシーズンを設け, 生徒のスポーツ障害やバーンアウトを予防するとともに, 多様なスポーツ経験を通じて幅広い成長を促すことが望まれるとの意見もあった また, 他校の状況との比較などから各学校, 各の判断だけではなかなか休養日等を設定しにくい現実があるとの委員の意見もあったところであり, これを踏まえると, 都道府県 市町村の教育委員会や学校体育団体において, 休養日等の目安を示していくことも検討されてよい

部活動指導員配置促進事業 ~ 部活動の適正化に向けて ~ 平成 30 年度要求額 :15 億円 ( 配置人数 : 約 7,100 人 )< 新規 > 適切な練習時間や休養日の設定など部活動の適正化を進めている教育委員会を対象に 部活動指導員の配置に係る経費の一部を補助することで 中学校における部活動指導体制の充実を推進し 部活動を担当する教員の支援を行うとともに 部活動の質的な向上を図る < スポーツだけでなく 文化 科学等に関する部活動についても対象 > 現状 課題 中学校教諭の部活動に係る 1 日当たり勤務時間は 土日で 1 時間 4 分増加 (H18:1 時間 6 分 H28:2 時間 10 分 ) ( 出典 ) 文科省 教員勤務実態調査 ( 平成 28 年度 ) ( 速報値 ) 中学校の運動部活動担当教員のうち 担当教科が保健体育ではなく かつ 担当部活動の競技経験がない教員の割合 45.9% ( 出典 )( 公財 ) 日本体育協会 学校運動部活動指導者の実態に関する調査 ( 平成 26 年 7 月 ) 対応策 適切な練習時間や休養日の設定など部活動の適正化を促す 運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン ( 仮称 ) 策定中 指導する部活動に係る専門的な知識 技能を有する指導員の配置促進期待される効果 教員の働き方改革 部活動指導に係る時間を軽減し 教材研究や生徒との面談等の時間確保 経験のない競技などの指導による心理的負担の軽減 部活動の質的な向上 正しい理解に基づく 技術の向上 生徒の能力に応じた適切な練習法の導入 想定される事故 けがの未然防止 補助金の概要 部活動指導員の活用例 部活動指導員が 部活動指導員 原則として補助対象は 部活動指導員 ( 学校教育法施行規則第 78 条の 2 に該当する者 ) を想定 1 校あたり 3 人程度の部活動指導員を計画的に配置 (4 年計画の初年度 : 全体計画の 1/4 を計上 ) 事業主体 : 都道府県 市町村 公立の中学校等の設置者 ( 部活動指導員に関する規則等を整備 ) 補助割合 : 国 1/3( 市町村が事業主体の場合 都道府県が 1/3 市町村が 1/3 を負担 都道府県 指定都市の場合は 2/3 を負担 ) 補助対象経費 : 公立の中学校等に配置する部活動指導員に対する報酬等 交通費 出張旅費 指導 引率 協力 ( 年間 月間指導計画の作成支援等 ) 生 徒 担教 当諭 この他 部活動指導員と教員とがとして役割分担を行い 教員の負担軽減を図ることも可能