書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

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保監第   号 

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

PowerPoint プレゼンテーション

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

個別機能訓練加算Ⅰ・Ⅱについて

01 表紙 老人保健課 - コピー

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7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

Microsoft Word - 【資料4-3】0316_PM_ショート

介護給付費算定 ( 加算 ) の届出の時期及び提出書類一覧 ( 地域密着型サービス ) (1) 届出の趣旨 介護保険制度では 人員配置やサービス提供の様態等の体制内容により 算定される報酬額が異なる場合があることから 当該体制状況や各種加算等の算定要件等を確認するため 介護給付費算定に係る体制等届出

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

訪問介護にかかる適正なサービス提供及びサービス提供記録等の作成について 平成 26 年 10 月 15 日 ( 水 ) 神戸市保健福祉局高齢福祉部介護指導課 1. 当該集団指導の趣旨 このたび 神戸市は 不正な介護報酬の請求を行ったことを理由に 指定訪問介護事業所に対して 一部効力停止処分 (6カ月

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 7.8~9 時間未満の前後に連続して延長サービスを行った場合の加算 8 時間以上 9 時間未満のサービス提供の前後に連続して延長サービスを実施しているこ と 9 時間以上 10 時間未満 :50 単

Microsoft Word - 01介護報酬請求の留意点


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別紙 1 すべての指定居宅介護支援事業所が作成すること 特定事業所集中減算 ( 平成 30 年度 ) Ⅰ 特定事業所集中減算について 毎年度 2 回 判定期間に作成された居宅サービス計画のうち 訪問介護 通所介護 福祉用具貸与 地域密着型通所介護 ( )( 以下訪問介護サービス等という ) のそれぞ

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

訪問介護

点検項目点検事項点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味

過去 3 年の間に請求した介護給付費について にチェックをしてください 下線は 平成 30 年度改正 (4) 当該計画で定めた指定介護予防通所リハビリテーションの実施期間中に指定介護予防通所リハビリテーションの提供を終了した日前 1 月以内にリハビリテーション会議を開催し リハビリテーションの目標の

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

サービス提供体制強化加算に関する届出書 [ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所 ] 1 事業所名 平成年月日 2 異動区分 1 新規 2 変更 3 終了 3 届出項目 1 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ イ ) 2 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ ロ ) 4 研修等に関 1 する状況 3 サービ

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

(1) 改定事項と概要 1

( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護加算届出書類一覧表 各月の 15 日までに届け出れば その翌月から算定できます 勤務形態一覧表 ( 別紙 B) については 届出月の直近 1 ケ月分を提出してください 加算名必要な提出書類 変更届施設等の区分 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 体制等

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

生活相談員配置等加算チェック表 事業所番号 : 事業所名 : サービス種類 : 地域密着型通所介護 項目 ( 算定要件 ) 新たに加算を算定する場合には 適否の 印は予定で可 共生型サービス ( 生活介護事業所 自立訓練事業所 児童発達支援事業所 放課後等デイサービス事業所 ) の提供を行っています

Q7: 判定様式には80% を超えるサービスのみ記載するのですか? それとも 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスはすべて記載するのですか? A7: 80% を超える超えないに関わらず 居宅サービス計画に位置づけたサービスについて すべて記載してください Q8:

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Microsoft Word - 01指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について

Microsoft Word - (0907案)平成30年北海道胆振東部地震における介護報酬等の取扱いについて - コピー

Taro-指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準

11. 通所リハビリテーション 改定事項 基本報酬 1 医師の指示の明確化等 2リハビリテーション会議への参加方法の見直し等 3リハビリテーション計画書等のデータ提出等に対する評価 4 介護予防通所リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメント加算の創設 5 社会参加支援加算の要件の明確化

パワポテンプレ

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

Ⅰ-2-2_(資料2)②_27.04版介護給付サービスコード表

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

01 表紙 老人保健課

17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長


サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

PowerPoint プレゼンテーション

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01 中表紙(通所リハ)

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

Microsoft Word - 【資料4-13】0317_PM_通リハ

介護給付費の加算等に係る届出について各種加算について加算を開始 または加算の要件に該当しなくなった場合等 変更がある場合には 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書等の提出が必要となります 具体的には 以下のとおりです 1 届出の期限事業の種類 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

居宅介護支援事業所に係る特定事業所集中減算の取り扱いについて

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

02_01_「Q&A VOL.1(平成30年3月30日)」

通所介護 B 算定基準編 1. 算定構造の概要 基本サービス費関連 63 (1) 通所介護費の事業所規模区分 63 (2) 通所介護費の所要時間区分 71 (3)2 時間以上 3 時間未満の通所介護 74 (4) 通所介護の延長加算 75 (5) 他のサービスとの関係 定員超

機能訓練指導員は 日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練指 導 助言を行う ( 営業日及び営業時間 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする 一営業日月曜日から金曜日までとする ただし 国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12 月 29 日から1 月 3 日ま

Microsoft Word - 【資料4-2】0316_PM_通所介護

介護老人保健施設 契約書

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

2-1 クリニックからの訪問リハビリ 医師の関与について 1 専任の常勤医は 診察及び計画作成に携わる医師と解してもよいか 2 最低 1 名の専任常勤医師を配置するという考え方でよいか 指定居宅サービス等及び指定介護予防サービス等に関する基準について ( 抄 ) ( 平成 11 年 9 月 17 日

パワポテンプレ

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

修課程修了者を含む ) 又は当該事業所における勤続年数と同一法人の経営する他の介護サービス事業所 医療機関 社会福祉施設等において直接処遇職員として勤続年数の合計が3 年以上の介護職員が送迎時に行った居宅内介助等 ( 電気の消灯 点灯 窓の施錠 着替え ベッドへの移乗等 ) を通所リハビリテーション

平成30年度介護報酬改定

(1) 名称医療法人葵会おおみや葵の郷通所リハビリテーション (2) 所在地京都市北区紫竹北大門町 56 ( 従業者の職種 員数及び職務の内容 ) 第 4 条本事業所における従業者の職種 員数及び職務の内容は次のとおりとする (1) 管理者 1 名 ( 常勤 兼務 ) (2) 医師 1 名 ( 常勤

Microsoft Word - 発出版QA

介護度 1 か月 (30 日 ) あたりの施設利用料グループホームかじかの里平成 28 年 5 月 1 日現在 負担割合 介護サービス利用料加算料金居室料食費光熱水費合計 要介護 1 1 割 2 割 22,770 45,540 2,475 4,949 37,500 30,000 11,

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメ

従業者の勤務の体制及び一覧表 ( 年月分 ) サービス種類 ( ( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護 ) 事業所 施設名 ( グループホーム ユニット A ) 管理者は常勤である第 1 週第 2 週第 3 週第 4 週常勤換勤務 4 週の週平均の 形態必要があります 算後の合計勤務時間日月火水

PowerPoint プレゼンテーション

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

Microsoft PowerPoint - è³⁄挎+間帅çfl¨ï¼›.pptx

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中表紙(居宅)

居宅介護支援 契約時の説明について問 131 今回の改正により 利用者の意思に基づいた契約であることを確保するため 利用者やその家族に対して 利用者はケアプランに位置付ける居宅サービス事業所について 複数の事業所の紹介を求めることが可能であること等を説明することを義務づけ それに違反した場合は報酬が

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

介護保険制度における通院等乗降介助の適用範囲の拡大(概要-行政苦情救済推進会議の意見を踏まえた通知-

1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

揖斐川町デイサービスセンター運営規程


スライド 1

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

体制届添付書類一覧表 ( 居宅サービス 居宅介護支援 施設サービス ) H 届出項目添付書類備考 訪問介護 訪問型サービス 1 施設等の区分 2 サービス提供責任者体制の減算 3 特定事業所加算 4 共生型サービスの提供 ( 居宅介護 重度訪問介護 ) 5 特別地域加算添付書類なし 6

Microsoft Word  第4第QA (2)

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類か所数主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス > 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所生活介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸

生活機能向上連携加算チェック表 事業所番号 : 事業所名 : サービス種類 : 認知症対応型通所介護 項目 ( 算定要件 ) 新たに加算を算定する場合には 適否の 印は予定で可 適否 1 指定訪問リハビリテーション事業所又は指定通所リハビリテーション事業所若しくはリハビリテーションを実施している医療

【訪問・通所リハ】解釈通知

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

報酬改定(就労系サービス)

平成 29 年 3 月 27 日 ( 火 ) 平成 29 年度集団指導資料 居宅介護支援事業所 介護予防支援事業所 運営のポイント 保健福祉部保健福祉総務課

Transcription:

平成 28 年 11 月 25 日沖縄県介護保険広域連合集団指導資料 書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について 沖縄県介護保険広域連合 業務課給付係

(1) 通所介護計画書関係 1 通所介護計画書が作成されていない 居宅サービスに沿った通所介護計画書となっていない 通所介護計画書の同意年月日や同意の署名がない 通所介護計画書について利用者の同意 交付を行う前にサービスを提供している 通所介護計画書の作成 説明 同意 交付を管理者以外が行っている 沖縄県介護保険広域連合指定地密着型サービスの事業の人員 設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 25 年沖縄県介護保険広域連合条例第 2 号 ) ( 地域密着型通所介護計画の作成 ) 第 59 条の 10 指定地域密着型通所介護事業所の管理者は 利用者の心身の状況 希望及びその置かれている環境を踏まえて 機能訓練等の目標 当該目標を達成するための具体的なサービスの内容等を記載した地域密着型通所介護計画を作成しなければならない 2 地域密着型通所介護計画は 既に居宅サービス計画が作成されている場合は 当該居宅サービス計画の内容に沿って作成しなければならない 3 指定地域密着型通所介護事業所の管理者は 地域密着型通所介護計画の作成に当たっては その内容について利用者又はその家族に対して説明し 利用者の同意を得なければならない 4 指定地域密着型通所介護事業所の管理者は 地域密着型通所介護計画を作成した際には 当該地域密着型通所介護計画を利用者に交付しなければならない 5 指定地域密着型通所介護従業者は それぞれの利用者について 地域密着型通所介護計画に従ったサービスの実施状況及び目標の達成状況の記録を行う

(1) 通所介護計画書関係 2 所要時間区分が異なる請求を行っているにも関わらず それぞれの区分の通所介護計画書が作成されていない 通所介護計画書へ送迎の位置づけがされていない 平成 24 年 3 月 30 日事務連絡 平成 24 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.2)( 平成 24 年 3 月 30 日 ) の送付について 9 ( 介護保険最新情報 vol.273) Q. 所要時間区分 (5 時間以上 7 時間未満 7 時間以上 9 時間未満等 ) は あらかじめ事業所が確定させておかなければならないのか A. 各利用者の通所サービスの所要時間は 心身の状況 希望及びその置かれている環境を踏まえて作成される通所サービス計画に位置づけられた内容によって個別に決まるものであり 各利用者の所要時間に応じた区分で請求することとなる 運営規程や重要事項説明書に定める事業所におけるサービス提供時間は これらを踏まえて適正に設定する必要がある 平成 27 年 4 月 1 日事務連絡 平成 27 年度介護報酬改定に関する Q&A( 平成 27 年 4 月 1 日 ) の送付について 61 ( 介護保険最新情報 vol.454) Q. 送迎減算は 個別サービス計画上 送迎が往復か片道かを位置付けさせた上で行うことになるため 利用者宅に迎えに行ったが 利用者や家族等の都合で結果的に利用者の家族等が 事業所まで利用者を送った場合には 減算の対象とならないのか A.( 通所介護 通所リハビリテーション 認知症対応型通所介護共通 ) 送迎減算の有無に関しては 個別サービス計画上 送迎が往復か片道かを位置付けさせた上で 実際の送迎の有無を確認の上 送迎を行っていなければ減算となる

(2) 時減の算定について 時減 (2 時間以上 3 時間未満の通所介護 ) の算定要件を満たしていないにも関わらず時減を算定している 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 19 号 ) 6 通所介護 ( 注 3) 別に厚生大臣が定める基準に適合する利用者に対して 所要時間 2 時間以上 3 時間未満の指定通所介護を行う場合は 注 1 の施設基準に掲げる区分に従い イ (1) ロ (1) ハ (1) 又はニ (1) の所定単位数の 100 分の 70 に相当する単位数を算定する 厚生労働大臣が定める基準に適合する利用者等 ( 平成 24 年厚生労働省告示第 95 号 ) 14 指定居宅サービス介護給付費単位数表の通所介護費の注 3 の厚生労働大臣が定める基準に適合する利用者心身の状況その他利用者のやむを得ない事情により 長時間のサービス利用が困難である利用者 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準 ( 訪問通所サービス 居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分 ) 及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について ( 平成 12 年 3 月 1 日老企第 36 号 ) 第二の 7(2) ( 注 3) 二時間以上三時間未満の通所介護を行う場合の取扱い二時間以上三時間未満の通所介護の単位数を算定できる利用者は 心身の状況から 長時間のサービス利用が困難である者 病後等で短時間の利用から始めて長時間利用に結びつけていく必要がある者など 利用者側のやむを得ない事情により長時間のサービス利用が困難な者 ( 利用者等告示第十四号 ) であること なお二時間以上三時間未満の通所介護であっても 通所介護の本来の目的に照らし 単に入浴サービスのみといった利用は適当ではなく 利用者の日常生活動作能力などの向上のため 日常生活を通じた機能訓練等が実施されるべきものであること

(3) 個別機能訓練加算について 1 < 個別機能訓練加算全般 > 個別機能訓練の実施者( 担当者 ) が記録から確認できない 利用者宅への居宅訪問が確認できない 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準 ( 訪問通所サービス 居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分 ) 及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について ( 平成 12 年 3 月 1 日老企第 36 号 ) 第二の 7(9) ( 注 8) 個別機能訓練加算について ( 抄 ) 1 個別機能訓練加算は 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護職員 柔道整復師又はあん摩マッサージ指圧師 ( 以下 7 において 理学療法士等 という ) が個別機能訓練計画に基づき 計画的に行った機能訓練 ( 以下 個別機能訓練 という ) について算定する 9 個別機能訓練を行う場合は 機能訓練指導員等が居宅を訪問した上で利用者の居宅での生活状況 ( 起居動作 ADL IAD L 等の状況 ) を確認し 多職種共同で個別機能訓練計画を作成した上で実施することとし その後 3 月ごとに 1 回以上 利用者の居宅を訪問し 利用者の居宅での生活状況を確認した上で 利用者又はその家族に対して個別機能訓練計画の内容 ( 評価を含む ) や進捗状況等を説明し記録するとともに訓練内容の見直し等を行う また 評価内容や目標の達成度合いについて 当該利用者を担当する介護支援専門員等に適宜報告 相談し 必要に応じて利用者又は家族の意向を確認の上 当該利用者の ADL 及び IADL の改善状況を踏まえた目標の見直しや訓練内容の変更など適切な対応を行うこと 10 個別機能訓練に関する記録 ( 実施時間 訓練内容 担当者等 ) は 利用者ごとに保管され 常に当該事業所の個別機能訓練の従事者により閲覧が可能であるようにすること

(3) 個別機能訓練加算について 2 < 個別機能訓練加算 Ⅱ について > 生活相談員など 理学療法士等 の要件に該当しない者が直接訓練を実施している 歩行訓練や下肢筋力の向上など 身体機能を向上すること を目的とした機能訓練を個別機能訓練加算 Ⅱ の中で行っている 指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準 ( 訪問通所サービス 居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分 ) 及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について ( 平成 12 年 3 月 1 日老企第 36 号 ) 第二の 7(9) ( 注 8) 個別機能訓練加算について ( 抄 ) 4 個別機能訓練加算 (Ⅱ) に係る機能訓練は 専ら機能訓練指導員の職務に従事する理学療法士等を 1 名以上配置して行うものあること この場合において 例えば 1 週間のうち特定の曜日だけ理学療法士等を配置している場合は その曜日において理学療法士等から直接訓練の提供を受けた利用者のみが当該加算の算定対象となる ただし この場合 理学療法士等が配置される曜日はあらかじめ定められ 利用者や居宅介護支援事業者に周知されている必要がある なお 通所介護事業所の看護職員が当該加算に係る機能訓練指導員の職務に従事する場合には 当該職務の時間は 通所介護事業所における看護職員としての人員基準の算定に含めない 6 個別機能訓練加算 (Ⅱ) に係る機能訓練は 身体機能の回復を主たる目的とする訓練ではなく 残存する身体機能を活用して生活機能の維持 向上を図り 利用者が居宅において可能な限り自立して暮らし続けることを目的として実施するものである 具体的には 適切なアセスメントを経て利用者の ADL 及び IADL の状況を把握し 日常生活における生活機能の維持 向上に関する目標 (1 人で入浴が出来るようになりたい等 ) を設定のうえ 当該目標を達成するための訓練を実施すること 11( 前略 ) また 個別機能訓練加算 (Ⅰ) は身体機能への働きかけを中心に行うものであるが 個別機能訓練加算 (Ⅱ) は 心身機能への働きかけだけでなく ADL( 食事 排泄 入浴等 ) や IADL( 調理 洗濯 掃除等 ) などの活動への働きかけや 役割の創出や社会参加の実現といった参加への働きかけを行い 心身機能 活動 参加といった生活機能にバランスよく働きかけるものであり それぞれの加算の目的 趣旨が異なることから それぞれの個別機能訓練計画に基づいた適切な訓練を実施する必要がある ( 以下略 )

(4) その他今年度の点検で指摘した事項 < 入浴介助加算 > 入浴を実施したという記録が確認できない ケアプランに位置づけがないにも関わらず入浴を実施し加算を請求している ( 介護予防 日常生活支援総合事業の通所型サービスについて ) 介護報酬に含まれているにも関わらず 利用者へ入浴に係る費用を実費で請求している < 中重度ケア体制加算 > 常勤の看護職員が休みにも関わらず中重度ケア体制加算を算定している 適切なプログラムの作成が行われていない < 認知症加算 > 主治医の認知症日常生活自立度が Ⅲ 以上ではないにも関わらず認知症加算を算定している 適切なプログラムの作成が行われていない < その他 > 給付上限を越えることを防ぐために 不適切な割引を行っている

~ おわりに ~ 介護サービス提供の対価として受け取る介護報酬は利用者負担 (1~2 割 ) と介護保険料 税金それぞれ半分ずつの資金投入 (8~9 割 ) で成り立っています すなわち介護サービスは 公的な性格が極めて強いサービスです よって 介護サービスの担い手である事業者は 介護保険制度の健全かつ適正な運営の確保のため 介護保険法をはじめとした各種関係法令等を遵守しなければなりません 今後とも 関係法令を遵守し 利用者へのより良いサービスの提供をお願いいたします