2010年4月改定対応(レセプト)

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平成 24 年度診療報酬説明会リハビリテーション関連 平成 24 年 4 月 21 日 公益社団法人 高知県理学療法士協会 医療部

3. 入退院登録 API( 入院登録 ) リクエスト番号 項目名 内容 必須 / 任意 例 備考 1 Save_Request リクエスト保持区分 ( 日レセにリクエストの情報を保持するか否かを指定 ) 任意 1 未設定時初期値 [0] 0: 残さない 1: 残す 2 Request_Number

参考②(R系エラー)

2015年1月改定対応(難病・小児慢性対応)

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テクノネットワーク様                     平成16年2月23日

医保レセプト(レセ電)の一部負担金等の金額置換編集

2018年8月改定対応(高額療養費制度の見直し)

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2018年8月改定対応(高額療養費制度の見直し)(第二版)

2 院内処方 ( 入院外 投薬 ) 及び院外処方 ( 薬局調剤 ) における薬剤点数薬剤点数階級別件数の構成割合を入院外の投薬 ( 以下 院内処方 という ) 薬局調剤( 以下 院外処方 という ) 別にみると ともに 500 点未満 が最も多く それぞれ 67.0% 59.4% となっている また

<4D F736F F D2095DB8CAF95CA90BF8B E955C82CC967B91CC8EE682E88D9E82DD82C982C282A282C42E646F63>

日本医師会「2008年度緊急レセプト調査(4~6月分)」結果報告(2008年8月6日)

機関と調整する ) 次の 1 から 3 により算出し それを合計して支払いを行うことと なりますので 各保険医療機関においては 別紙様式により 当該保険医療機関等の 平成 23 年 5 月の入院 外来別の診療実日数を併せて届け出るものとなります 1 入院分平成 22 年 11 月 ~ 平成 23 年

【73】300730 受付前点検チェック条件表(調剤)

2014年4月改定対応-画像診断

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Microsoft Word - 平成28年度診療報酬改定における主要改定項目.docx

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

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平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討について H29/1/16WG 厚労省提出資料 平成 30 年度診療報酬改定に向けた検討の方向性 平成 30 年度診療報酬改定に向けて 以下の遠隔医療形態モデルも参考に 委員からご指摘のあった初診に関する取扱いも含め 対面診療に比べて患者に対する医療サービスの

3. 提出データ形式 平成 28 年度 H ファイル 大項目 必須条件等有 小項目内容 ( 入力様式等 ) (1) 施設コード都道府県番号 + 医療機関コード間 には区切りを入れない (2) 病棟コード病院独自コード 但し 一般 一般以 外の区が可能なこと 左詰め (3) データ識番号複数回入退院し

2. 概算請求を行う場合の取扱いについて (1) 概算による請求を選択する保険医療機関等については やむを得ない事情がある場合を除き 別紙様式により 平成 23 年 4 月 13 日までに概算による請求を選択した旨及び 次の (2) による診療実日数等を各審査支払機関 ( 国民健康保険団体連合会及び

2015年1月改定対応(難病・小児慢性対応)第五版

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事務連絡 平成 26 年 9 月 5 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 御中 厚生労働省保険局医療課 疑義解釈資料の送付について ( その 9) 診療報酬の算定

受付・事務点検ASPに係るチェック一覧(DPC)

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介護福祉施設サービス

2010年7月診療報酬改定対応

医療機関コードの切り替え処理

WIC-1

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

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事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

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Q: 療養病棟が 2 病棟 (60 床 +60 床 ) あり 人員配置が共に施設基準をクリアしている場合には 2 病棟合計の 120 床に対して医療区分 2 3 の割合が 8 割以上となればよいのでしょうか 1 病棟 (60 床 ) 毎に 8 割以上でなければならないのでしょうか A: 療養病棟入院

R2003 入院レセプトに入院年月日が記録されていない場合に, エラーを出力します 入院年月日が記録されていません R2004 新継再別が記録されていない場合に, エラーを出力します 新継再別が記録されていません R2005 長期のレセプトで新継再別が 3 ( 転医始診 )

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医科診療報酬点数表関係 別添 1 在宅患者支援療養病床初期加算 在宅患者支援病床初期加算 問 1 療養病棟入院基本料の注 6の在宅患者支援療養病床初期加算及び地域包括ケア病棟入院料の注 5の在宅患者支援病床初期加算の算定要件に 人生の最終段階における医療 ケアの決定プロセスに関するガイドライン 等の

<4D F736F F F696E74202D2090C58E518D6C8E9197BF D CB3944E39944E82CC89FC92E88D8096DA2E >

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歯科診療報酬点数表関係 別添 2 初診料の注 1 問 1 初診料の注 1に規定する施設基準において 1 年以内に保険医療機関の新規指定を受けた保険医療機関が届出を行う場合については 届出を行った日の属する月の翌月から起算して6 月以上経過した後 1 年を経過するまでに様式 2の6による再度の届出を行

2018 年 3 月 15 日 株式会社千早ティー スリー 代表取締役谷口仁志 平成 30 年度診療報酬改定における重症度 医療 看護必要度関連の変更について 拝啓時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます さて 平成 30 年度診療報酬改定における施設基準等が 3 月 5 日に公開され 重症度

正誤表 正誤箇所 誤 正 医科 - 基本診療料 -35/47 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注 3 診療に係る費用 ( 注 2 及び注 4に規定する加算 注の見直し 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学管理等の 当該患者に対して行った第 2 章第 1 部医学

診調組 D DPC/PDPS の包括範囲について 1. 包括評価の基本的考え方 (DPC 制度 (DPC/PDPS) の概要と基本的な考え方より抜粋 ) 2 包括評価の対象とする診療報酬項目 ( 包括範囲 ) 包括評価の対象として設定されている出来高診療報酬項目は 入院基本料

Microsoft Word - 第10回消費税分科会資料税1-1(1月6日段階暫定)④

レセプトの提供形式について NDB データは 各レコード識別ごとのファイルでの提供となります イメージ 通番 1 通番 2 IRデータ 通番 1 通番 2 REデータ 通番 1 通番 2 HOデータ 通番 1 通番 2 KOデータ 通番 1 通番 2 SYデータ1 通番 1 通番 2 SYデータ2

体制強化加算の施設基準にて 社会福祉士については 退院調整に関する 3 年以上の経験を有する者 であること とあるが この経験は 一般病棟等での退院調整の経験でもよいのか ( 疑義解釈その 1 問 49: 平成 26 年 3 月 31 日 ) ( 答 ) よい 体制強化加算の施設基準にて 当該病棟に

第2章診療費の算定とレセプト記載29 ハ. 入院の場合は1 日につきの金額ですが 加算できるのは入院初日から7 日目までです ニ. 入院分と外来分を重複して加算することはできません ホ. 健保点数の 救急医療管理加算 特定入院料 との重複算定はできません 時間外等加算時間外 休日 深夜に緊急診療を行

<様式2> 個人情報ファイル簿(単票)

第三者行為対応(自賠責保険)

1. 制度見直しに伴う処理の流れ 受給者 医療機関等 審査支払機関 ( 国保連合会 支払基金 ) 集計機関 ( 国保連合会 ) 市町村における処理の流れを示します 1受給者証交付受給者 還 3付金振込 国保連合会向けCSVデータ 支払基金向けCSVデータ同一のデータ形式同一のデータ内容 (83 該当

1 分析の主旨 ビタミン剤 うがい薬 湿布薬 保湿剤に関しては 医療費適正化の観点か ら 診療報酬改定で様々な対応を行ってきている 本分析は 2012 年度から2016 年度 ( 平成 24 年度から平成 28 年度 ) の調剤レセプトのデータを用いて これらの医薬品の薬剤料 数量等の推移を示したも

疑義解釈資料の送付について(その7)

日が沈むのがはやくなり 涼しい風が吹くようになって参りました 皆様いかがお過ごしでしょうか 9 月 22 日の秋分の日を過ぎると徐々に 昼が短くなり夜の方が長くなって参ります また この時期を境にして徐々に寒くなっていきます 皆様 体調には気を付けて秋を楽しんでいきましょう 食欲? 運動? 読書?

Ⅱ 調剤録等の取扱いについて

【事務連絡】160421平成28年熊本地震による被災者に係る一部負担金等の取扱いについて

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

高齢化率が上昇する中 認定看護師は患者への直接的な看護だけでなく看護職への指導 看護体制づくりなどのさまざまな場面におけるキーパーソンとして 今後もさらなる活躍が期待されます 高齢者の生活を支える主な分野と所属状況は 以下の通りです 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 脳卒中発症直後から 患者の

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( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

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スライド 1

Microsoft PowerPoint  税-1(平成28年度補てん状況把握)

により算定する ただし 処方せんの受付回 数が 1 月に 600 回以下の保険薬局を除く により算定する 注の削除 注 4 別に厚生労働大臣が定める施設基準に適合 ( 削除 ) しているものとして地方厚生局長等に届け出た保険薬局において調剤した場合には 基準調剤加算として所定点数に32 点を加算する

Microsoft Word - ① 鏡.docx

平成 29 年度厚生労働科学研究費補助金 ( 厚生労働科学特別研究事業 研究代表者 : 武藤真祐 ( 東京医科歯科大学医歯学総合研究科臨床教授 )) 情報通信機器を用いた診療に関するルール整備に向けた研究 情報通信技術の進展に合わせ 情報通信機器を用いた診療が普及してきているが 更なる普及 推進のた

( 別添 ) 保険医療機関又は保険薬局に係る電子情報処理組織等を用いた費用の請求に関する取扱要領 1 電子情報処理組織による診療 ( 調剤 ) 報酬の請求の届出保険医療機関又は保険薬局 ( 以下 保険医療機関等 という ) は 療養の給付及び公費負担医療に関する費用の請求に関する省令 ( 以下 請求

平成18年4月制度改正にかかる請求明細書・給付管理票の記載例について

場合であること この場合 保険薬局において 加入の保険及び被用者保険の被保険者等にあっては事業所名 国民健康保険の被保険者及び後期高齢者医療制度の被保険者にあっては住所を確認するとともに 調剤録に記載しておくこと 2 保険医療機関の記載がない場合処方せんの交付を受けた場所を患者に確認すること なお

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Clinical Indicator 2016 FUNABASHI MUNICIPAL REHABILITATION HOSPITAL

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診療報酬明細書 ( 医科入院外 ) 2 国 平成 28 年 4 月分県番 13 医コ 保険 医科 3 後期 1 単独 0 高外 7 公負 1 公負 2 公受 1 公受 2 記号 番号 氏 名 の 1 給 付 2 ジレイジュウイチ

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

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複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

概要

( 別紙 4) 診療報酬請求書等の記載要領等について ( 昭和 51 年 8 月 7 日保険発第 82 号 ) の一部改正について 1 別紙 1 の Ⅱ の第 1 の 9 の (2) を次のように改める 9 公費負担 欄の 公費と医保( 老人 ) の併用 欄について (2) 件数 欄には 公費負担医

政策課題分析シリーズ14(本文2)

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医師等の確保対策に関する行政評価・監視結果報告書 第4-1

よくある質問

スライド 1

PowerPoint プレゼンテーション

2. ファイル作成方式の基本的方法 以下の点がファイルレコードを生成する上での基本です メーカーにて開発されたアプリケーションプログラムを, 病院設置のコンピュータにインストール, 常駐させる形とし, 病 院の担当者が月に一度当該アプリケーションを起動させると所定の形式にのっとったデータファイルがM

診療報酬明細書の請求事例 ( 浜松市重度心身障害者 母子家庭等医療費助成制度と公費負担医療との併用請求 ) 平成 30 年 10 月診療分より 平成 30 年 10 月 静岡県国民健康保険団体連合会

1.ICD-10(2013 年版 ) のコーディングの確認対象 確認対象医療機関 DPC 対象病院および DPC 準備病院 確認対象期間 平成 28 年 10 月診療分 ~ 平成 30 年 3 月診療分 ( 計 18 か月 ) 確認対象 ICD-10 様式 1 の診断情報の ICD-10 コードを対

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

Taro-【新旧】医療観察診療報酬告

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

Transcription:

日医標準レセプトソフト 平成 22 年 4 月診療報酬改定対応 ( レセプト対応 ) 第ニ版 2010 年 6 月 15 日 社団法人日本医師会

= 目次 = レセプト電算フォーマットの変更 2 レセ電診療科コードの追加 3 診療報酬明細書 ( レセプト ) 3 自賠責 11 労災 11 改正以外の改修について 11 他医療機関受診 (30% 減算 ) の計算 レセプト記載対応 12 = 改訂履歴 = 第ニ版 目次を追加しました 6 月 15 日提供のパッチプログラムで選定入院の他医療機関受診について点数算定及びレセプト記載の対応を行いましたので 詳細解説 7. 他医療機関受診 (30% 減算 ) の計算 レセプト記載対応 を追加しました 6 頁 画像診断 CT 撮影 (16 列未満マルチスライス型機器 ) の入力例 レセプト記載例を部位の入力を行ったものに改めました 1 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

診療報酬明細書 ( レセプト ) 対応 4 月 19 日提供のパッチを適用することにより 平成 22 年度の診療報酬改定に対応した診療報酬明細書 ( レセプト ) 診療報酬請求書 及びレセプト電算提出用データの作成が可能となります プログラム更新によるパッチ適用を行われた上で 平成 22 年度分のレセプト作成等を実施してください 1 レセプト電算フォーマットの変更診療行為レコード ( レコード識別 SI) 医薬品レコード ( レコード識別 IY) 特定器材レコード ( レコード識別 TO) について日別回数の記録項目が追加されます 但しデータの記録は行なわず 項目数分のカンマを記録するに留めます レセプト共通レコード ( レコード識別 RE) の診療科記録について 記録条件仕様が以下のように変更されました 個別診療科は旧診療科 予備項目は診療科 1に変更となり 診療科 2 診療科 3の各項目が追加されます 旧診療科については平成 22 年 3 月以前の旧総合病院の診療科コードの記録を行うため データの記録は行わないこととなります 平成 22 年 3 月以前に主科設定時に個別診療科に記録していた診療科コードについては 診療科 1の診療科名に記録を行うこととなります 外来診療のみ診療科 2 診療科 3への記録が可能です このことに伴い日レセでの診療科記録を以下のように変更します ( 主科設定を行われている場合のみ ) 設定する診療科の優先順位は 1. 患者登録画面から入力した診療科 2. 主科まとめ入力画面から入力した診療科 3. システム管理の設定に基づきシステムで自動設定した診療科とします 上記の設定で診療科 2,3が記録可能となる場合は システム管理の設定に基づいた優先順位に従い記録を行ないます 但し 診療科 2,3についてシステムで決定できない場合は診療科コードの小さいほうより記録を行ないます ( 診療科 2,3の点数が等しい場合等 ) 平成 22 年 3 月診療以前の診療科の記録は診療科 1のみ行ないます 既に作成済みの月遅れ分のデータについては 44 総括 公費請求書 よりレセ電データ作成時に日付情報 診療科 2 診療科 3の各項目の追加を行い 個別診療科に診療科コードの記録があれば診療科 1の診療科名に記録するようにします レセプト電算提出用データのフォーマット詳細については 診療情報提供サービス ( 別添 1-1) オンライン又は光ディスク等による請求に係る記録条件仕様 ( 医科用 ) http://www.iryohoken.go.jp/shinryohoshu/file/spec/22bt1_1_kiroku.pdf の以下頁に掲載されています 診療科記録 頁番号 10~11 診療行為レコード 医薬品レコード 特定器材レコードの日別回数記録 頁番号 18~23 2 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

2 レセ電診療科コードの追加システム管理 1005 診療科目情報 で設定を行う レセ電診療科コード 欄に以下の診療科コードを追加しました 必要に応じて設定を行ってください 診療科コード診療科名 37 病理診断科 38 臨床検査科 39 救急科 3. 診療報酬明細書 ( レセプト ) 再診料 A001 再診料 (1) 地域医療貢献加算明細書発行体制等加算 再診 欄の再診の項に該当加算点数を集計します レセプト摘要欄には下記例のように個々の名称 点数を記載します 112007410 * 再診 112015670 地域医療貢献加算 112015770 明細書発行体制等加算 73 1 12 * 地域医療貢献加算 3 1 * 明細書発行体制等加算 1 1 3 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

医学管理等 (1).B001-12 心臓ペースメーカー指導管理料 ( 遠隔モニタリング )( 外来のみ ) レセプト摘要欄に前回算定年月コメントを自動記載します ( 例 )4 月と5 月に 心臓ペースメーカー指導管理料 ( 遠隔モニタリング ) を算定した場合 113001510 * 心臓ペースメーカー ( 遠隔モニタリング ) 460 1 5 月分レセプト摘要欄記載例 13 * 心臓ペースメーカー ( 遠隔モニタリング ) 前回算定年月 22 年 4 月 460 1 レセプト電算提出用データについて ver4.5 は診療行為レコード ( レコード識別 SI) の コメント欄に上記コメントの記録を行ないます (2).B005-1-2 介護支援連携指導料 ( 入院のみ ) レセプト摘要欄に算定日コメントを自動記載します ( 当該入院中に既に算定している場合は 初回算定月日を併せて自動記載する ) ( 例 ) 介護支援連携指導料を4 月 1 日と5 月 2 日に算定した場合 113011710 * 介護支援連携指導料 300 1 5 月分レセプト摘要欄記載例 13 * 介護支援連携指導料 算定 2 日 初回算定日 4 月 1 日 300 1 レセプト電算提出用データについて ver4.5 は診療行為レコード ( レコード識別 SI) の コメント欄に上記コメントの記録を行ないます (3).B001-11 集団栄養食事指導料 ( 入院 外来 ) レセプト摘要欄に算定日コメントを自動記載します ( 例 ) 集団栄養食事指導料を 4 月 15 日に算定した場合 113003410 * 集団栄養食事指導料 80 1 4 月分レセプト摘要欄記載例 13 * 集団栄養食事指導料 算定 15 日 80 1 レセプト電算提出用データについて ver4.5 は診療行為レコード ( レコード識別 SI) の コメント欄に上記コメントの記録を行ないます 4 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

在宅医療 (1).C102-2 在宅血液透析頻回指導管理料 ( 入院 外来 ) 現在記載をしている初回指導管理算定月日コメント記載について 平成 22 年 4 月診療分以降は 初回の指導管理を行った日から起算して2 月においての記載条件を廃止します 投薬 (1).F100-7 抗悪性腫瘍剤処方管理加算 ( 処方料 ) 投薬 欄の処方の項に該当加算点数を集計します 処置 日レセ ver4.4 の摘要欄記載を対象に 平成 22 年 4 月診療分より < 診療日 表用番号 公表順序番号 剤番号の昇順 > で記載するように対応しました (ver4.5 と同様の記載 順としました ) (1). 以下の項目についてレセプト摘要欄に算定日コメントを自動記載します ( 入院 外来 ) 人工腎臓 ( その他 ) (140007710) 人工腎臓 ( 慢性維持透析 )(4 時間未満 ) (140036710) 人工腎臓 ( 慢性維持透析 )(4 時間以上 5 時間未満 ) (140051010) 人工腎臓 ( 慢性維持透析 )(5 時間以上 ) (140051110) 連続携行式腹膜かん流 (140008510) 持続緩徐式血液濾過 (140029850) 血漿交換療法 (140008210) 血球成分除去療法 (140039210) ( 例 ) 人工腎臓 ( その他 ) を 4 月 15 日に算定した場合 140007710 * 人工腎臓 ( その他 ) 1580 1 4 月分レセプト摘要欄記載例 40 * 算定 15 日 人工腎臓 ( その他 ) 1580 1 5 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

(2). 以下の項目についてレセプト摘要欄に算定日コメントを自動記載します ( 入院 外来 ) 局所陰圧閉鎖処置 ( その他 ) (140052410) 局所陰圧閉鎖処置 ( 被覆材貼付 )(100cm2 未満 ) (140051810) 局所陰圧閉鎖処置 ( 被覆材貼付 )(100cm2~200cm2 未満 ) (140051910) 局所陰圧閉鎖処置 ( 被覆材貼付 )(200cm2 以上 ) (140052010) ( 例 ) 局所陰圧閉鎖処置 ( その他 ) を 4 月 15 日に算定した場合 140052410 * 局所陰圧閉鎖処置 ( その他 ) 900 1 4 月分レセプト摘要欄記載例 40 * 算定 15 日 局所陰圧閉鎖処置 ( その他 ) 900 1 麻酔 (1) 手技項目全般について ( 入院 外来 ) 麻酔日のコメントを記載します 入力コード名称点数回数 150236410 * 舌神経ブロック ( 局所麻酔剤又はボツリヌス 170 1 50 * 麻酔 15 日 舌神経ブロック ( 局所麻酔剤又はボツリヌス毒素 ) 170 1 画像診断 (1).2 回目以降減算 (CT MRI) を含む剤について 摘要欄の記載を診療日順とします (2).CT 撮影 (16 列未満マルチスライス型機器 ) ( 入院 外来 ) レセプト摘要欄に実施日コメントを自動記載します ( 例 )CT 撮影 (16 列未満マルチスライス型機器 ) を 4 月 15 日に算定した場合.700 * 画像診断 002xxxxxx 胸部 170028610 CT 撮影 (16 列未満マルチスライス型機器 ) 820 1 4 月分レセプト摘要欄記載例 70 * 実施 15 日 胸部 CT 撮影 (16 列未満マルチスライス型機器 ) 820 1 6 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

(3). アナログ撮影とデジタル撮影を同時に行った場合 入力コード 名称 数量点数回数.700 * 画像診断 002xxxxxx 胸部 170001910 2 単純撮影 ( アナログ撮影 ) 2 170017270 乳幼児加算 ( 画像 ) 170032150 2 単純撮影 ( アナログと同時撮影 ) 2 170017270 乳幼児加算 ( 画像 ) 170000410 単純撮影 ( イ ) の写真診断 4 395 1 ( レセプト摘要欄の記載例 ) 70 * 胸部単純撮影 ( アナログ撮影 )2 回乳幼児加算 ( 画像 ) 単純撮影 ( アナログと同時撮影 )( デジタル撮影 ) 2 回乳幼児加算 ( 画像 ) 単純撮影 ( イ ) の写真診断 4 回 395 1 レセプト電算提出用データの記録内容を以下のようにします レセプト摘要欄 レセプト電算提出用データ記録内容 * 胸部 CO,70,1,810000001, 胸部 単純撮影 ( イ ) の写真診断 SI,,1,170000410,4, 単純撮影 ( アナログ撮影 ) SI,,1,170001910,2, 乳幼児加算 ( 画像 ) SI,,1,170017270,, 単純撮影 ( アナログと同時撮影 )( デジタ SI,,1,170032150,2, ル撮影 ) 乳幼児加算 ( 画像 ) SI,,1,170017270,,395,1, その他 (1).F400-5 抗悪性腫瘍剤処方管理加算 ( 処方せん料 ) その他 欄の処方せんの項に該当加算点数を集計します (2). 以下の項目については レセプト摘要欄に実施日数コメントを自動記載します ( 入院 外来 ) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (1)( 廃用症候群 ) (180032410) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (2)( 廃用症候群 ) (180032510) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (3)( 廃用症候群 ) (180032610) 運動器リハビリテーション料 (1) (180032710) がん患者リハビリテーション料 (180033110) 80 * 脳血管疾患等リハビリテーション料 (1)( 廃用症候群 ) 1 単位 実施日数 1 日 235 1 7 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

(3). 以下の項目については レセプト摘要欄に 脳血管疾患等リハ : 発症日コメント を 自動記載します ( 入院 外来 ) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (1)( 廃用症候群 ) (180032410) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (2)( 廃用症候群 ) (180032510) 脳血管疾患等リハビリテーション料 (3)( 廃用症候群 ) (180032610) 80 * 脳血管疾患等リハ : 発症 22 年 4 月 15 日 (4). 運動器リハビリテーション料 (1) ( 入院 外来 ) レセプト摘要欄に運動器リハ : 発症日コメントを自動記載します 80 * 運動器リハ : 発症 22 年 4 月 15 日 (5).I003-2 認知療法 認知行動療法 ( 外来のみ ) レセプト摘要欄に初回算定月日コメントを自動記載します 180033210 * 認知療法 認知行動療法 420 1 5 月分レセプト摘要欄記載例 80 * 認知療法 認知行動療法 初回算定日 4 月 15 日 420 1 レセプト電算提出用データについて ver4.5 は診療行為レコード ( レコード識別 SI) の コメント欄に上記コメントの記録を行ないます 8 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

入院 以下 3つの入院料加算について算定日コメントを自動記載します A233-2 栄養サポートチーム加算 (190136810) A242 呼吸ケアチーム加算 (190137910) A312-4 重症者加算 ( 精神療養病棟入院料 ) (190141370) 入力コード名称点数回数 190136810 * 栄養サポートチーム加算 200 1 90 * 栄養サポートチーム加算 1 日 200 1 療養病棟 ADL 点数等コメント記載対応 外泊時 ( 他医療機関受診時を除く ) は記載しません ( レセプト摘要欄の記載例 ) 90 * 療養病棟入院基本料 2( 入院基本料 A) 1695 31 療養病棟入院期間 1 日 ~ 31 日 01 91 ADLa ベッド上の可動性 06 点 ADLb 移乗 05 点 ADLc 食事 06 点 ADLd トイレの使用 06 点 レセプト電算提出用データの記録内容を以下のように変更します レセプト摘要欄 レセプト電算提出用データ記録内容 * 療養病棟入院基本料 2( 入院基本料 A) SI,90,1,190132410,,1695,31, 療養病棟入院期間 1 日 ~ 31 日 CO,,1,840000125,0131 01 CO,,1,820000096, 91 CO,,1,820000158, ADLa ベッド上の可動性 06 点 CO,,1,840000126,06 ADLb 移乗 05 点 CO,,1,840000127,05 ADLc 食事 06 点 CO,,1,840000128,06 ADLd トイレの使用 06 点 CO,,1,840000129,06 9 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

他医療機関受診 30% 減 ( 外泊区分 5) の記載対応 療養病棟入院基本料等減算 ( 他医受診 包括診療行為未算定 ) 特定入院料減算 ( 他医受診 包括診療行為未算定 ) 有床診療所療養病床入院基本料減算 ( 他医受診 包括診療行為未算定 ) 入院基本料減算 ( 他医受診 ) ( 例 ) 一般病棟 10 対 1 入院基本料算定時に 入院 14 日以内に他医療機関受診 (30% 減 ) を 算定した場合のレセプト記載 90 * 入院基本料減算 ( 他医受診 ) 一般病棟入院期間加算 (14 日以内 ) 10 日 1360 1 < 選定入院時 > 保険請求する診療行為コードが存在しない為 摘要欄には下記例のようにコメントを記載します ( 選定入院時の他医療機関受診について6 月 15 日提供パッチにて保険請求の算定を可能とするよう対処しました 詳細については12 頁の 7. 他医療機関受診 (30% 減算 ) の計算 レセプト記載対応 を参照してください ) 90 * 入院基本料減算 ( 他医受診 )( 選定療養 ) 10 日 入院中の患者がやむを得ず他の保険医療機関の外来を受診した場合は 入院医療機関の 明細書の 摘要 欄に 他医療機関を受診した理由 診療科 及び 他 ( 受診日数 : 日 ) を記載する必要があります 診療行為入力画面より以下の入力を行ってください.900 810000001 810000001 840000092 * 入院 ( 入院料 ) 他医療機関を受診した理由 診療科 他 ( 受診日数 : 日 ) ただし 特定入院料 療養病棟入院基本料 有床診療所療養病床入院基本料又は特定入院基本 料を30% 減算する場合には 受診した他の保険医療機関のレセプトの写しを下端 50mm程度 切りとって添付すること レセプトの写しの添付が困難である場合には 受診した他の保険医 療機関の名称 所在都道府県名 ( 都道府県番号でも可 ) 及び医療機関コードを記載する必要が あります 診療行為入力画面より以下の入力を行ってください.900 810000001 830000042 830000041 * 入院 ( 入院料 ) 受診した他の保険医療機関の名称 都道府県 : 医療機関コード : 10 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

外来診療を行った保険医療機関は 明細書の 摘要 欄に 入院医療機関名 当該患者の 算定する入院料 受診した理由 診療科 及び 他 ( 受診日数 : 日 ) を記載する必要 があります 診療行為入力画面より以下の入力を行ってください.990 810000001 810000001 810000001 810000001 840000092 * コメント 入院医療機関名 当該患者の算定する入院料 受診した理由 診療科 他 ( 受診日数 : 日 ) 4. 自賠責 (1). 頸部固定帯加算 ( 入院 外来 ) システム管理 4001 の 固定帯加算等取扱 の設定に準じた計算及び記載を行う 5. 労災 (1). 特別労災付添看護 ( 入院のみ ) 円項目 80 その他欄に記載を行う 6. 改正以外の改修について (1) 同日電話等再診のレセプト回数コメント対応 同日電話等再診入力時のレセプト回数コメント記載について 下記のように記載する ( 平成 22 年 4 月診療分以降 ) 電話等再診を算定 112007950 * 電話等再診 69 1 同日再診を算定 112008350 * 同日再診 69 1 同日電話再診を算定 112008850 * 同日電話等再診 69 1 レセプト摘要欄記載例 * 電話再診 ( 1 回 ) 同日再診 ( 1 回 ) 同日電話再診 ( 1 回 ) 11 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

7. 他医療機関受診 (30% 減算 ) の計算 レセプト記載対応 選定入院の他医療機関受診 (30% 減算 ) 時の対応について6 月 15 日提供パッチにて対応しました 計算及び記載例は以下の内容での算定例となります 一般病棟 13 対 1 入院基本料 1092 点 (180 日超えの選定入院時は928 点 ) 入院基本料減算( 他医受診 ) 30% 減算 標欠(100 分の10 減額 ) 10% 減算 (1). 他医療機関受診と選定入院 ( 入院期間 180 日超 ) について 計算式 選定入院料 -( 選定入院料 0.3) 928-(928 0.3)=649.6 (1 点未満四捨五入 ) 650 点 レセプト摘要欄記載例 90 * 入院基本料減算 ( 他医受診 ) 10 日 650 1 (2). 他医療機関受診と標欠と選定入院 ( 入院期間 180 日超 ) について 計算式 ( 選定入院料 -( 選定入院料 0.3)) 標欠 928-(928 0.3)=649.6 (1 点未満四捨五入 ) 650 点 650 0.9=585 点 (1 点未満があれば四捨五入 ) レセプト摘要欄記載例 90 * 入院基本料減算 ( 他医受診 ) 標欠 (100 分の10 減額 ) 10 日 585 1 (3). 他医療機関受診と標欠 について 計算式 (( 入院基本料 -( 入院基本料 0.3))+ 入院期間加算 ) 標欠 1092-(1092 0.3)=764.4 (1 点未満四捨五入 ) 764 点 764+450 一般病棟入院期間加算 (14 日以内 ) =1214 点 1214 0.9=1092.6 (1 点未満四捨五入 ) 1093 点 レセプト摘要欄記載例 90 * 入院基本料減算 ( 他医受診 ) 一般病棟入院期間加算 (14 日以内 ) 標欠 (100 分の 10 減額 ) 10 日 1093 1 12 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定

参考 : 他医療機関受診 について < 平成 22 年 4 月 14 日パッチ対応済み > 計算式 ( 入院基本料 -( 入院基本料 0.3))+ 入院期間加算 1092-(1092 0.3)=764.4 (1 点未満四捨五入 ) 764 点 764+450 一般病棟入院期間加算 (14 日以内 ) =1214 点 レセプト摘要欄記載例 90 * 入院基本料減算 ( 他医受診 ) 一般病棟入院期間加算 (14 日以内 ) 10 日 1214 1 13 2010 年 4 月診療報酬改定 レセプト改定