責任ある行動 環境にやさしいしくみの提供 ととらえ 経営戦略と CSR が一体となった事業運営 を推進し 企業価値向上を図ります 3. 東洋製罐グループ第五次中期経営計画 における基本戦略本中期経営計画において 2018 年度を創業的出直しの年として位置づけ 東洋製罐グループの成長戦略とその成長戦略

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社是 経営理念 長期ビジョン Ⅱ. 新中期経営計画 innovate on 2019 just move on! の概要 社是 人の和と創意で社会に貢献 経営理念 1. 最高の品質創りを重点に社業の発展を図り社会に奉仕する 2. 全員の創意を発揮し顧客のニーズに対応した特色ある技術を開発する 3.

2017年度 決算説明会資料

当期実績前期実績 ( 平成 ~ 平成 ) ( 平成 ~ 平成 ) 業績予想前期比業績予想比 売 上 高 186, , ,400 +7,438 3,331 営 業 利 益 10,971 12,750 11,410 1,779

2018年3月期 決算説明会

2014 中期経営計画総括 (2012 年度 ~2014 年度 )

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に異なることもありますのでご留意願います 3.3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) の達成条件について 当社は下記 3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) における目標値を達成するため 以下の達成条件を今後のアクションプ ランとして実行してまいります 現状の事業ドメインにおける達成条件 自社製品の拡販 自社製

2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

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(3) 企業像農業情勢や経営環境の変化に的確に対応することが求められるなか 統合効果をさらに追及し競争力を強化します 2020 年に創立 100 周年を迎え 1 研究開発型企業 2 地域貢献型企業 3 環境共生型企業として 真に顧客から信頼される存在感のある企業を目指します (4) 資本政策の基本的

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お客様への約束 1. 安全の確保を最優先とします - 安全確保を最優先に 全てにおいて万全のコンディションでお客様をお迎えします 2. お客様の時間を大切にします - 欠航 遅延は最小限にします - やむを得ない場合は代替の移動手段の確保に努め お客様にご迷惑をおかけしないよう全力を尽くします -

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2017 年度決算概要 Ⅰ 年度連結業績概要 Ⅱ 年度連結業績予想 Ⅲ. 補足資料 シャープ株式会社 2018 年 4 月 26 日 見通しに関する注意事項 本資料に記載されている内容には シャープ株式会社及び連結子会社 ( 以下 総称して シャープ という ) の計画 戦略

目次 1. テクノプロ ホールディングスってどんな会社? 2. 技術人材サービスとは? 3. 経営ビジョンは? 4. 市場環境 成長性は? 5. 技術人材サービスが安定的に成長している理由 6. どんな仕事をしているの? 7. 業績は? 8. 今後の見通しは? 9. 計画達成の道すじは? 10. 重

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経営ビジョン 私たちが目指すヤーマン 1 業績ハイライト 5 セグメント別売上 6 セグメント別営業利益 7 売上構成 8 財務ハイライト 9 第 3 四半期以降の取り組み 10 業績予想について 11 配当について 12

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様式第一六(第12条関係)

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経営理念

中期経営計画の前提となる環境認識 1 日本経済の予測 年初からの円高や株安の進行により 消費マインドは伸び悩み 景気動向は停滞している 今後は 消費税増税による駆け込み需要の発生とその反動減による景気縮小が予想される 中長期的には成熟社会として 多様な価値観とともに これまでとは異なる市場が生まれる

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INDEX Corporate Data page Financial Data

3. 平成 31 年 3 月期の連結業績予想 ( 平成 304 年月 1 日 ~ 平成 313 年月 31 日 ) 売上高営業利益経常利益 (% 表示は 通期は対前期 四半期は対前年同四半期増減率 ) 親会社株主に帰属する当期純利益 1 株当たり当期純利益 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円

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各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

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2017年度決算説明会資料

サマリー

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平成 年 月 日

日通グループ経営計画 2018 新 世界日通

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

COMPANY RESEARCH AND ANALYSIS REPORT 企業調査レポート エー ディー ワークス 3250 東証 1 部 企業情報はこちら >>> 年 6 月 1 日 ( 木 ) 執筆 : 客員アナリスト 佐藤譲 FISCO Ltd. Analyst Yuzuru S

キヤノン株式会社 2015 年 12 月期決算説明会 2016 年 1 月 27 日 代表取締役副社長 CFO 田中稔三 本資料で記述されている業績見通し並びに将来予測は 現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断した見通しで あり 潜在的なリスクや不確実性が含まれています そのため 様々な要因の変化

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

別紙 2 様式第十八 ( 第 13 条関係 ) 認定事業再編計画の内容の公表 1. 認定をした年月日平成 27 年 7 月 6 日 2. 認定事業者名 WAKUWAKU JAPAN 株式会社 3. 認定事業再編計画の目標 (1) 事業再編に係る事業の目標スカパー JSAT グループ ( 以下 スカパ

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2019 年 3 月期決算説明会 2019 年 3 月期連結業績概要 2019 年 5 月 13 日 太陽誘電株式会社経営企画本部長増山津二 TAIYO YUDEN 2017

平成 18 年 3 月期中間決算短信 ( 連結 ) 平成 17 年 11 月 上場会社名住友金属工業株式会社上場取引所東大名札福 コード番号 5405 本社所在都道府県大阪府 (URL ) 代表者役職名代表取締役社長氏名友野宏問合せ先

ANNUAL REPORT

概要版 よんでんグループビジョン ~ しあわせのチカラになりたい ~ 四国電力株式会社取締役社長千葉昭 ビジョン策定の背景やその基本的な考え方について ご紹介させていただきます 私ども四国電力グループは 2004 年に 電力自由化の進展への対応を主眼に置き よんでんグループビジョン を策定し これま

2. 現 4 カ年中期経営計画 Value Innovation 2017 のレビュー 3 月期を最終年度とする Value Innovation 2017 では 策定当初の目標は売上高 2,800 営業利益率 7% としていましたが 積極的な M&A により想定以上に規模が拡大したことを受け 売上

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2011年3月期決算説明会

2019 年 2 月期業績説明資料 (2018 年 3 月 ~2019 年 2 月 ) 株式会社ロゼッタ ( 東証マザーズ :6182) 2019 年 4 月 12 日

「VISON 2020」および中期経営計画説明資料

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プレスリリース

大和証券グループ中期経営計画 Passion for the Best 年 4 月 3 日 大和証券グループ本社

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33, , , ,622 5,572 1, ,501 11,628 5,873 1,275 1, ,916 14,196 12,279 2,634 1,416 1,

(1) 連結貸借対照表 ( 添付資料 16 ページ ) (3) 連結株主資本等変動計算書 ( 添付資料 28 ページ ) 6. 個別財務諸表 (1) 貸借対照表 ( 添付資料 31 ページ ) (3) 株主資本等変動計算書 以上 2

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決算概要

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東京海上グループについて 東京海上グループ概要 東京海上ホールディングスの業務内容 東京海上ホールディングスは 東京海上グループ全体の経営戦略 計画立案 グループ資本政策 グループ連結決算を担うとともに コンプライアンス 内部監査 リスク管理等の基本方針を策定し 子会社等の経営管理を行っています ま

会社説明会資料 2016 年 6 月 20 日株式会社ラクーン 東証第一部 :3031

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証券コード : 年 3 月期第 2 四半期決算 2018 年 10 月 30 日 ( 火 )

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2017 年 2 期決算説明会 2017 年 4 26 株式会社システムインテグレータ ( 東証第 1 部 :3826 新聞株式欄 :SI) Copyright System Integrator Corp. All rights reserved.

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各位 平成 30 年 11 月 27 日 株式会社池田泉州ホールディングス 当社及び当社子会社における本部組織の一部変更について 株式会社池田泉州ホールディングス ( 社長鵜川淳 ) 及び株式会社池田泉州銀行 ( 頭取鵜川淳 ) は 第 4 次中期経営計画で掲げた 地域への弛まぬ貢献 と パラダイム

株式併合、単元株式数の変更および定款の一部変更に関するお知らせ

2019 年 3 月期第 3 四半期連結業績概要 2019 年 3 月期通期見通しについて 常務執行役員山西哲司 2019 年 3 月期第 3 四半期決算説明会 TDK 株式会社 2019 広報グループ 2019/1/30 3

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決算概要

2017年3月期 決算説明会

目次 Review グループ経営方針 グループ経営方針 2016 の目指す方向性... 4 経営目標 新たなポートフォリオマネジメントの導入... 8 プロジェクト遂行体制の強化 グループ共通機能の強化 事業領域の目指す方向性... 13

様式第十二 ( 第 10 条関係 ) 認定経営資源再活用計画の内容の公表 1. 認定した年月日平成 24 年 1 月 31 日 2. 認定事業者名富士フイルムイメージテック株式会社 3. 認定経営資源再活用計画の目標 (1) 経営資源再活用に係る事業の目標認定事業者は 富士フイルム株式会社コンシュー

Transcription:

各位 平成 30 年 5 月 15 日 会社名東洋製罐グループホールディングス株式会社代表者名取締役社長中井隆夫 ( コード番号 5901 東証第一部 ) 問合せ先執行役員総務部長小笠原宏喜 (TEL 03-4514-2001) 東洋製罐グループ中期経営計画の策定に関するお知らせ 当社は 2016 年度から 2018 年度までの3ヶ年計画である 東洋製罐グループ第四次中期経営計画 を策定し 計画の実行に努めて参りましたが 2018 年 3 月 7 日付 新たな東洋製罐グループ中期経営計画の策定に関するお知らせ において公表いたしましたとおり このたび 第四次中期経営計画を 2017 年度で中止し 2018 年度から 2020 年度までの 3 ヶ年計画である 東洋製罐グループ第五次中期経営計画 ( 以下 本中期経営計画 といいます ) を新たに策定いたしましたので お知らせいたします 1. 東洋製罐グループ第五次中期経営計画 策定の背景 1) 包装容器事業の構造改革および組織再編を進めている中 当社グループを取り巻く経営環境が加速度的に変化していること 2)2018 年 2 月 7 日に公表いたしましたとおり東洋鋼鈑株式会社の完全子会社化を目的とした公開買付けにより 新たな事業運営体制への移行を計画していること ( 公開買付けは 2018 年 5 月 11 日に開始しております ) これらの背景から 経営計画自体を見直す必要があると判断いたしました 当社グループは 株主および関係者の皆様をはじめとする社会からの信頼に応えるべく 創立 100 年の節目を迎え 2018 年度を創業的出直しの年と位置づけ 成長戦略の見直しを行い 新たな中期経営計画として 東洋製罐グループ第五次中期経営計画 を策定することといたしました 2. 東洋製罐グループの次の100 年に向けて東洋製罐グループは 常に新しい価値を創造し 持続可能な社会の実現を希求して 人類の幸福に貢献します という理念と社会的責任を果たすべく事業運営を推進し 2017 年 6 月に創立 100 周年を迎えました 今般 創業時の原点に立ち返り新中期経営計画を策定するにあたり 2016 年 4 月に制定いたしましたグループの総合力を発揮して次代を築いていくための東洋製罐グループ共通の指標である 経営思想 のもと 次の 100 年に向けて果たすべき使命を 絶えざる新しい製品 サービスの創出 誠実で 1

責任ある行動 環境にやさしいしくみの提供 ととらえ 経営戦略と CSR が一体となった事業運営 を推進し 企業価値向上を図ります 3. 東洋製罐グループ第五次中期経営計画 における基本戦略本中期経営計画において 2018 年度を創業的出直しの年として位置づけ 東洋製罐グループの成長戦略とその成長戦略を支える組織構造 企業風土改革 財務 資本政策に関する基本方針を策定いたしました (1) お客さま 社会へ常に新しい価値を提供いたします東洋製罐グループが有する素材開発 成形加工 エンジニアリングの 3つの技術を融合させ 人々の暮らしをより豊かにし 環境にやさしい新しいしくみを提案いたします 2

(2) 永続的な成長を支えるための組織構造 企業風土改革を進めます次の 3つの方針を軸として各種施策を実行いたします 機動的な事業運営を実現させる組織再編 規模 機能 立地の適正化 リーディングカンパニーに求められる社会的責任の実践 (3) 成長戦略投資と財務の健全性を両立させる財務 資本政策を進めます次の 2つの方針を軸として各種施策を実行いたします 適切な経営資源の配分による成長戦略投資の実践 環境変化に柔軟に対応した財務 資本政策の実践 4. 戦略の概要 (1) お客さま 社会へ常に新しい価値を提供する成長の戦略軸の推進東洋製罐グループが培ってきた 素材開発 成形加工 エンジニアリング などの保有技術の融合をもとに オープンイノベーションとIoT AI 技術を活用して新しい価値の提供を加速いたします 1 包装容器関連事業省人化 省エネルギー化 省資源化 環境対応に優れた次世代の容器製造 充填 殺菌に関するシステムの開発と実用化により包装容器を進化させます 成熟した国内の飲料 食品 生活用品などの市場で今後求められる消費の多様化による少量生産にも対応し 環境負荷低減や生活の利便性を向上させるイノベーティブな容器の提供を通じて新たな価値提案を推進いたします ASEANを中心とする成長市場に対してもこれらのシステムを積極的に展開することにより 海外での大幅な売上拡大に向けた事業展開を加速いたします 2 鋼板関連事業表面処理技術を深め 合わせて生産能力を強化することで 成長市場である車載用二次電池向け薄板部材関連商品により国内および海外で売上拡大を目指します また 多様な表面処理技術と 3

ラミネート技術を応用した環境性能に優れた金属缶素材により 欧米を起点にグローバル展開を図ります 3 機能材料関連事業次世代太陽電池などの成長市場向けの機能性部材に対して経営資源の投入を進め 新たな事業の柱を担う事業ドメインの創出を進めるとともに 既存のフラットパネルディスプレイ向け光学用機能フィルムの製造能力拡大および 機能性を高めた無機 有機材料の開発提案の加速化により国内外の新たな顧客開拓による売上拡大を目指します (2) 永続的な成長を支えるための組織構造 企業風土改革の推進 お客さまの満足度向上とともに 従業員の働きやすさの追求による生産性向上を目指した組織構造 と企業風土改革を推し進め 新たな価値の提供による成長を実現いたします 1 機動的な事業運営を実現させる組織再編の実践セグメント毎の事業環境に適した事業構造と組織再編による機動的な運営体制を構築いたします グループ共通機能である調達 マーケティング 研究開発 経営管理の集約による効率化と各機能が有機的に繋がる仕組みを構築することで成長戦略を遂行するための基盤機能を構築いたします なお 包装容器事業においては お客さまへ永続的に新たな価値を提供できる グループが一体となった組織構造への転換を優先課題と捉え 2020 年 4 月 1 日を再編時期の目標とした具体的な施策について 2018 年 10 月末迄に公表予定です 2 規模 機能 立地の適正化の実践グループの主力事業である飲料缶 飲料ペットボトル事業を中心とした生産拠点をスクラップアンドビルドによって再配置するとともに 環境に配慮した新たな成形技術をはじめとして自動化 省人化などの技術を駆使した次世代スマートファクトリーによる事業運営体制を構築します さらに 事業分野毎に異なる成長 成熟度合い等の事業環境フェーズを見極めて経営資源を再配分いたします 3 リーディングカンパニーに求められる社会的責任の実践 SDGs(Sustainable Development Goals) を重視し 社会的な課題を先取りした取り組みを積極的に進め 東洋製罐グループが次の 100 年に向けて果たすべき使命を着実に実行いたします 私たちは 地域との共生 人権の尊重 従業員の尊重 コンプライアンスの徹底により誠実で責任ある行動を実践いたします (3) 成長戦略投資と財務の健全性を両立させる財務 資本政策の遂行 1 投資方針成長市場に向けた国内 海外事業への投資および事業構造改革投資をM&Aなどの形態と組み合わせて 維持更新投資を除き 3 年間で 1,500 億円程度の規模で実施いたします 2 財務 資本方針過度な有利子負債に依存しない財務の健全性を維持することを基本方針とし 上記の投資資金は営業キャッシュフローと政策保有株式売却を主な財源といたします また 自己株式の取得を行い 資本効率を改善します 4

なお 財務の健全性を確保する考え方として 正味有利子負債残高 ( 注 ) は 営業利益 + 減価 償却費の範囲内といたします ( 注 ) 正味有利子負債残高 = 有利子負債 - 現預金 5. 数値目標 1 連結売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 売上高 7,852 億円 8,000 億円 8,100 億円 8,200 億円 営業利益 318 億円 340 億円 400 億円 500 億円 経常利益 292 億円 350 億円 410 億円 510 億円 親会社株主に帰属する当期純利益 247 億円 220 億円 280 億円 350 億円 2018 年度においては 約 300 億円規模の政策保有株式の売却を計画しており 仮にこれらの株式 を 2018 年 3 月末の株価水準で売却したとした場合には約 240 億円の売却益が見込まれます ただし これらの株式売却の規模やこれにともなう利益は株式市場の動向等に少なからず影響を受ける 可能性があるため 現時点では未定であり 上記数値目標には含めておりません セグメント別 包装容器関連事業 売上高 6,567 億円 6,625 億円 6,690 億円 6,745 億円 営業利益 237 億円 260 億円 305 億円 390 億円 鋼板関連事業 売上高 592 億円 630 億円 660 億円 660 億円 営業利益 40 億円 15 億円 25 億円 35 億円 機能材料関連事業 売上高 370 億円 410 億円 415 億円 450 億円 営業利益 20 億円 35 億円 40 億円 45 億円 不動産関連事業 売上高 77 億円 75 億円 75 億円 75 億円 営業利益 48 億円 45 億円 45 億円 45 億円 その他 売上高 244 億円 260 億円 260 億円 270 億円 営業利益 3 億円 10 億円 10 億円 10 億円 上記セグメント別の営業利益において調整額は除いております 5

国内 海外別 国内 売上高 6,761 億円 6,825 億円 6,945 億円 7,000 億円 営業利益 248 億円 260 億円 305 億円 400 億円 海外 売上高 1,090 億円 1,175 億円 1,155 億円 1,200 億円 営業利益 62 億円 80 億円 95 億円 100 億円 上記セグメント別の営業利益において調整額は除いております 2 ROE 達成目標 5% 以上 3 グループ投資計画 総投資額 (2018 年度 ~2020 年度累計 ) 2,500 億円 6. 株主還元 利益配分について当社は グループ全体の業績を向上させることにより 株主還元 利益配分を将来にわたり着実に増加させる努力を継続します 当社の株主還元 利益配分に関する方針は次のとおりです 1 配当については 安定的かつ継続的に行うことを基本とし 本中期経営計画期間は 1 株当たり年間 14 円以上といたします 2 自己株式の取得については 2018 年度内 ( 遅くとも本中期経営計画期間内 ) に 300 億円規模の自己株式を取得する予定です なお 2018 年 3 月末時点で保有している自己株式に関しては 2018 年 6 月 27 日付で消却する予定です 3 内部留保については 中長期的な視点に立ち 財務の健全性を維持しつつ 将来の成長分野への投資に充当いたします 以上 本資料で記載している戦略 目標 計画 および将来予測は 本資料の公表日現在において当社が入手している情報に基づく一定の前提 ( 仮定 ) および将来の予測等を基礎として当社が判断したものであり これらには様々なリスクおよび不確実性が内在しております そのため 実際の業績その他の結果等は 様々な要因により 本資料に記載された予想数値その他の内容から大きくかい離する可能性があります 6