第4学年国語科学習指導案.doc

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

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Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

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第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

解答類型

第1学年国語科学習指導案

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内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

学力診断テストの結果分析を踏まえた教科指導の実践事例

Taro-【HP用】指導案.jtd

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

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Taro-5年研究のまとめ

第 3 学年メディア コミュニケーション科学習指導案 授業者池田恭浩 1. 日時平成 28 年 11 月 25 日 ( 金 ) 5 校時 (13:40~14:25) 2. 学年組第 3 学年 1 組 34 名 3. 場所 3 年 1 組教室 4. 単元名 短くまとめて伝えよう ~ 紙しばいを使って

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6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

4. 単元の実際 習得 (1) 三部構成のモデル文 ゲームなんてやめなさい を提示し 子どもの意識とのズレを生む 実践を行った4 年生のクラス 38 名全員が何らかのゲームをもっていることを確認し 子どもがゲームについて感じている楽しさを十分掘り起こす その上で はじめ なか おわり の形式で書かれ

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

Taro-第3学年国語科学習指導案「

<小学校 生活科>

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

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また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

第4学年国語科学習指導案

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

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単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

平成29年度 中学校国語科教育

Microsoft Word - 41田中

6 年 No.12 英語劇をしよう (2/7) 英語での 桃太郎 のお話を理解し 音読する 導 あいさつをす 挨拶の後 Rows and Columns を交え 天気や時 入 候の確認 既習事項の確認をす (T1,T2) ペンマンシップ ペンマンシップ教材を用いて アルファベットの ジングル絵カー

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

座標軸の入ったワークシートで整理して, 次の単元 もっとすばらしい自分へ~ 自分向上プロジェクト~ につなげていく 整理 分析 協同的な学習について児童がスクラップした新聞記事の人物や, 身近な地域の人を定期的に紹介し合う場を設けることで, 自分が知らなかった様々な かがやいている人 がいることを知

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Taro-第5学年 国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

5. 学習指導計画 ( 全 9 時間 ) 次時学習活動指導上の留意点 Ⅰ 教材文を読み わかりやすく伝えるための筆者の工夫について考えるという見通しをもつ 枚の拡大写真を見比べて 共通項を見付けて 2 つに分 類する 教科書の写真を拡大し それぞれに記号を付けて掲示し 興味 関心を高める

学習指導案 潮江東小学校全校研 3 単元名討論会を開こうー説得力のある話し方をゲットしようー教材名 立場を決めて討論をしよう ( 東京書籍 5 年 ) ( 金 ) 潮江東小学校 5 年 2 組上平田学級

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

指導方法等の改善計画について

Microsoft Word - 社会科

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

指導観学習を進めるにあたって, 教師が宿泊体験学習に関する新聞記事を書き, 視覚化しておくことで, 児童に本単元の具体的なゴールイメージを持たせたい その際, 完成した新聞を廊下に掲示し, 全校のみんなに見てもらうことを伝え, 相手意識を持って学習に取り組もうとする意欲を持たせたい そして, 新聞は

ことが大切である 本単元では, 児童にとってもっとも身近な存在である父親や児童が選んだ相手に手紙や暑中見舞いを出すことで, 気持ちを伝える学習ができるように工夫する この学習を通し, 障害児学級の児童の感情表現を豊かにし, 人とのかかわりを広げることにつながっていくと考える (4) 個に応じた支援に

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

国語科第 1 学年熊野町立熊野中学校指導者森島登紀子 単元名 根拠を明確にして書こう 本単元で育成する資質 能力 自ら考え判断する力, 読解力 情報収集能力 1 日 時平成 29 年 11 月 16 日 5 校時 2 場 所 1 年 3 組教室 3 学年 学級第 1 学年 3 組 (27 名男子 1

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知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

算数科学習指導案 指導者中野智子 1 日時平成 30 年 10 月 19 日 ( 金 ) 第 6 校時 2 学年第 6 学年 1 組男子 12 名女子 9 名計 21 名 3 単元名資料の調べ方 4 単元について (1) 単元観本単元は, 小学校学習指導要領第 6 学年の内容 [D データの活用 ]

第1学年国語科学習指導案

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

5 児童の実態と主題に迫るための手だて (1) 児童の実態本学級の児童は明るく 男女の仲もよい いろいろな場面で声を掛け合ったり 仕事を手伝ったりできる児童も多い 話し合い活動では 友達の意見のいいところを取り上げて考えをまとめることができたり 人の意見を聞いて自分の考えを変えることができたりする児

はっきした声であいさつ は高学年では少ないね < 資料 2 より > よい感想だけでなく 問題点も挙げている感想も多いね めあてを達成したとは言えないかもしれないね < 資料 3 より > あいさつ運動への意見が出されているね 4 つの意見が出されているね < 資料 1 2,3 より > 資料 2

けなどが行われている 記事は, 逆三角形の構成と呼ばれることもあるように, 結論を見出しで先に示し, リードから本文へと次第に詳しく記述されている 事件や出来事の報道記事だけでなく, 社説 コラム 解説などの記事もある このような特徴を理解し, 編集の仕方や記事の書き方に注意して読むことが大切である

1 学期末実施の初見の説明文 ( サクラソウとトラマルハナバチ ) についてのワークテスト ( ぶんけい ) の正答率は 以下のとおりである 正答率設問本教材とのつながり誤答部分点正答 1トラマルハナバチのどんなところが サクラソウに合っていますか 二つ書きましょう 2サクラソウとトラマルハナバチは

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

1

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

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トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

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社会科学習指導案

【授業 1】

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第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

第 6 学年 1 組理科学習指導案単元名 : 瀬野川の生き物のつながり 生き物のくらしと環境 男子 18 名女子 21 名計 39 名 単元について 指導者澄川和生 単元観本単元は, 小学校学習指導要領解説理科編第 6 学年 内容 B(3) の 動物や植物の生活を観察したり, 資料を活用したりして調

4 全体計画 ( 総時数 6 時間 ) 主な学習活動 時数 教師のかかわり 評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 新聞について興味をもち, 投 1 新聞への興味をもつことができるよう 関心 意欲 態度 書の特徴を知る に, 実際の新聞をもとに, 投書の内容 新聞について興味をもち, を取り上げる 投

児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

第3学年国語か学習指導案

平成30年度 中学校英語科教育

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

Microsoft Word - 原稿【市教委指摘訂正済】

わり の組み立てを意識しながら読むことはできるようになってきたが 叙述にある難しい語句や指示語に注意したり段落相互の関係を考えたりしながら読む力は身に付いていない そこで 本単元では各段落の中心となる文やキーワードを押さえながら教材文を読んでいくことで 読み手に分かりやすい文章構成や段落相互の関係を

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

20情報【授業】

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

Transcription:

第 4 学年国語科学習指導案 1 単元名材料の選び方を考えよう 教材名 アップとルーズで伝える 中谷日出 学級 4 年 3 組 場所 4 年 3 組教室 授業者須田有香 2 指導の立場 (1) 教材観本単元は 読むこと 領域にとどまらない 読むこと から 書くこと への総合単元であ本教材 アップとルーズで伝える は 第二教材 四年三組から発信します の自らが情報の発信者となって表現活動をする前段階として位置付けられてい本教材は 普段よく目にしているメディアであるテレビの映像技法を中心に述べたものであ児童にも身近に感じられる内容であり 実際に確かめることも容易であテレビや新聞などの映像や画像が 送り手の目的などによって取捨選択され組み合わされたものであることを アップ と ルーズ という映像技法を通して考えさせたい また 本説明文の特徴は アップ と ルーズ の意味やそれぞれの違いをキーワードや写真をしながら説明しており 説明 -まとめ を繰り返す はじめ なか おわり という段落構成になっていこれらの特徴を的確に捉えることにより 第二教材へとつないでいきたい これまでに児童は 3 学年 アリの行列 において 形式段落 段落ごとのキーワードを中心に短くまとめること 内容から文章のまとまりを考えること また 文章構成においては 問題提起 - 答え という流れを学習していそして4 学年 かむ ことの力 において 問題提起 - 説明 -まとめ という文章構成を 接続する語の働きと内容から読み取り 段落相互のつながりを考える学習をしてきた これが5 学年の ニュース番組作りの現場から につながっていく (2) 児童の実態男子 14 名 女子 14 名 計 28 名の学級であどんなことにも興味を持ち どんどん質問をして積極的に取り組むことができる児童がいしかし 学習活動にとりかかるのが遅く 教師の発問に対してすぐに反応できない児童もい交流では 友達の考えに反応できるがなかなか自分の考えを発言することができない 2 学期に入り自分の考えを発言するときには 全体が見える場所に移動して 話すことができるようになった 1 学期の かむ ことの力 では 問題提起 - 説明 -まとめ の3 段落構成やキーワード 要点の捉え方を学習してきていまた 11 月に入って文章構成の似ている2 年生教材 たんぽぽのちえ を通して 以下の9 観点で児童の実態を把握した

反対語 接続語 指示語 問題提示 答え 文末 段落 要点 的確に捉えている 86% 86% 25% 68% 58% 43% 43% 64% 68% 大まかに捉えている 7% 0% 11% 0% 21% 21% 7% 0% 14% 捉えていない 7% 14% 64% 32% 21% 36% 50% 36% 18% 上記の実態を分析すると 反対語のように動作のや 接続語の文のつながりはほぼ理 解していしかし 指示語がなにを示しているのかはっきり捉えることができていない また 文章構成におけるが弱く 的確にしている言葉を捉えることができていない そして まとめが書かれている段落の結果から 事実と意見の区別がはっきりと理解できていないこと がわかこれらのことから 本教材では しながらまとめる という表現の工夫を指導計 画に位置付けていく そして 文末表現 文章構成 など 説明的文章の用語の意味を理解 していくことが大切であ (3) 本時における研究内容との関わり 研究内容 1レディネス調査を生かした単元指導計画の工夫 単元を通して -まとめ を繰り返す段落構成を大切にしたい レディネス調査の結果から 反対語や接続語はほぼ理解できていると考え本時では 接続語をはさんで長所と短所が書かれており 逆接の しかし でも があることにより 長所から短所にかわっていることはすぐに理解できると考えしかし を見つけるときに 大まかには捉えているが まだ的確に捉えていない児童が半数以上いるので 言葉に着目させて一つ一つを確認していきたい また 指示語を的確に捉えている児童が少ないので 何を指しているのかはっきりさせながら進めていきたい 単元の終わりには 文章全体の段落構成を考え はじめ なか おわり を理解させたい そのために 各段落の要点をまとめていき ふりかえりがしやすいようにす 研究内容 2 伝え合う ( 練り合う ) 必然性を生み出す主発問づくり 課題解決のために全体で交流する場をもつ 本時では アップとルーズのちがいを見つけて板書に構造的に位置づけることで 練り合いをしやすくすアップとルーズがしていることは前時で学習しているので だいたいは理解しているはずであ目的に応じてアップとルーズを使い分けるというまとめに説得力をもたせるためにアップとルーズの長所と短所をさせながら書き また 同じ書きぶりになっていそこから 話し合いを焦点化するために アップとルーズではどちらが大事だろうか という主発問をして アップとルーズには伝えられることと伝えられないことがあるので両方とも必要だと分かり これらをうまく組み合わせてうつす方がよいことに気づかせたい また させながら書いてあることによって ちがいがわかりやすいことを理解させたい

3 単元指導計画 ( 全 7 時間 ) 時学習のねらい評価規準 1 本文を通読し 何についての文章かを大 きくつかみ 初発の感想をもつことができ 題名読み 段落分け 意味調べをすること ができ 2 初発の感想をもとに単元を貫く課題を設 定することができ 3 形式段落 1~3 から 画面と文章を結び 4 ( 本時 ) 付けることを通して アップとルーズの意 味や 説明 - まとめ の書き方になっ ていることを読み取ることができ 様子を表す言葉や接続語に着目して ア ップとルーズのちがいを話し合う活動を通 して 4 段落と 5 段落をさせて説明し 6 段落で目的に応じて使い分けるというま とめに導く書き方の工夫を読み取ることが でき 5 形式段落 78 から 筆者のまとめを読み 取り 7 段落挿入の意図を考えることで 全体における 7 8 段落の役割を考えるこ とができ 6 全文から 段落のつながりを想起しなが ら 文章全体の構成を考えることができ 7 紹介文を書くための取材内容や写真撮影 の計画を立てることができ (8~13 時 ) は 大野小の宝物の紹介文を 書く アップ と ルーズ について関心を もって教材文を読み 学習課題につながる ような初発の感想を書いてい 初発の感想のうち疑問に思った点から 単元を貫く課題を設定し 自分の課題とし てい アップとルーズそれぞれの意味や 説明 - まとめ の書き方になっていること を読み取ってい 様子を表す言葉や接続語に着目して ア ップとルーズのうつし方のちがいを話し 合い 4 段落や 5 段落の段落内 段落相互 のや 6 段落が目的におうじて切りか えるというまとめになっている筆者の書 き方の工夫を読み取ってい 映像 写真が送り手の意図や目的によっ て取捨選択することが大切であるという 筆者の考えや 一般化 - 全体のまとめ の書き方になっていることを読み取って い 説明 1- まとめ 1- 説明 2 - まとめ 2- 一般化 - 全体のまとめ とい う文章構成になっていると読み取ってい 大野小の宝物と校区の環境のいずれか を選び 何について取材をするのか計画を 立ててい

4 本時のねらい様子を表す言葉や接続語に着目して アップとルーズのちがいを話し合う活動を通して 4 段落と 5 段落を対 比させて説明し 6 段落で目的に応じて使い分けるというまとめに導く書き方の工夫を読み取ることができ 5 本時の展開 (4/7) * 人権同和教育の観点 過程 ふ りか え る つか む 考 える 練 り合 う ま とめ る 1. 前時の内容を振り返 学習活動 アップとルーズの意味を確認す 1 と 2 段落はアップとルーズについてし 3 段落でそれぞれの 意味についてまとめてい 2. 課題を把握すアップとルーズのちがいをどんな書き方で説明しているのだろうか 3. 4 から 6 段落を微音読して 一人読みと全体交流をす 着目する言葉 4 段落 アップ 細かい部分の様子がよく分かります しかし うつされていない多くの部分は分かり ません 5 段落 ルーズ 広い範囲の様子がよく分かります でも 顔つきや視線 それらから感じられる 気持ちまでは なかなか分かりません 着目する言葉 4 段落 ( アップ ) 5 段落 ( ルーズ ) アップでとったシーン ゴールを決めた選手 4. 主発問を把握し 練り合いをすアップとルーズではどちらが大事だろうか 5. 本時の振り返りとまとめを書く 4 段落でアップの長所と短所 5 段落でルーズの長所と短所のそれぞれを対 比させながら説明して 6 段落で目的におうじてアップとルーズを切りかえな がら放送しているとまとめてい 内容に着目 4 段落はアップのことで 5 段落 はルーズのことを書いてい アップもルーズも初めに長所を書 いてその後に短所を書いてい 接続詞に着目 試合終了直後シーン 勝ったチームの応援席 全身で喜びを表しながら ~ 一体となって喜び合って しかし 走っている選手以外 ~ 分かりません アップが大事 でも 選手の表情や気持ちまで伝わって くるから アップとルーズの両方ともが大事 各選手の ~ 分かりません しかし や でも の前は 長 所 後には短所を書いてい ルーズが大事 段落のつなが りに着目 4 段落と 5 段落 をさせな がら説明して い このように から 6 段落は 4 と 5 のまと めを書いてい 選手と観客席の両方の様子が伝わっ てくるから アップで伝えられないことはルーズで伝えて ルーズで伝えられないことは アップで伝えるので 両方いると思う アップの短所はルーズの長所になっていて ルーズの短所はアップの長所に なっているので これらをうまく組み合わせてうつす方がよいと思う 6 段落にそれぞれ伝えられることと伝えられないことがあるので 目的に応 じて切りかえながら放送すると書いてあるからどちらもいると思う 指導 援助 ( ) と評価 ( ) 写真を提示して アップ ルー ズを確認す 掲示物を見ながら前時の書き方 の工夫を振り返 読み取りの視点 ( 様子を表す言 葉 接続語 段落のつながり ) 方を確認す しかし でも という接続語 をはさんで長所と短所が書かれていることに気付いていること を価値付け 4 段落と 5 段落がしていることに気付いている子には 具 体的にどこがしているのかを考えるように促す 4 段落と 5 段落がして同じ ような書きぶりになっていることに気付いたことを価値付け * 自分の考えと比べながら仲間の 考えを最後まで聞くことができ アップとルーズの長所と短所の読み取りに終わらないよう 段 落相互の関係に気付くように導 く 6 段落には 4 5 段落のまとめ になっていることに気付いたこ とを価値付け 6 段落のまとめに説得力をもた せるために 4 と 5 段落をして説明をしているという段落の つながり方であることに気付く ようにす まとめ という言葉 を使って本時のまとめを書く 評価規準 様子を表す言葉や接続語に着目して アップとルーズの うつし方のちがいを話し合い 4 段落や 5 段落の段落内 段落相互のや 6 段落が目 的におうじて切りかえるとい うまとめになっている筆者の書き方の工夫を読み取ってい

6 教材分析表 はじめ (1~3 段落 ) 内容に関わるキーワード 構成に関わるキーワード 1 ルーズでとった全体の様子 1 つ目の画面 会場全体 コート全体 観客席 スクリーン おうえん席 広いはんい ルーズ 2 アップでとった選手の様子 ある部分 アップ 31 段落と 2 段落のまとめ ( アップとルーズの意味の違い ) アップとルーズでは どんなちがいがあるのでしょう 2 つ目の画面 コートの中央 選手 目 顔つき 初めの画面次の画面どんな~でしょう ( 問いかけ ) なか事例 1(4~6 段落 ) 4 アップの事例 ( アップの長所と短所 ) 5 ルーズの事例 ( ルーズの長所と短所 ) アップでとったゴール直 後のシーン アップでとると 細かい部 分の様子がよく分かりま す しかし 走っている選手以外の う つし出されていない多く の部分のことは アップで はわかりません 64 段落と 5 段落のまとめ ( 目的に応じた使い分け ) 試合終了直後のシーン ルーズでとると 広いはんい の様子がよく分かります でも 各選手の顔つきや視線 それ らから感じられる気持ちま では なかなか分かりませ ん このように アップとルーズには それぞれ伝えられることと伝えられ ないことがあります それで 目的に応じてアップとルーズを切りかえながら放送しています しかしこのときでもこのようにそれで なか事例 2 7 段落 写真にも アップでとったものとルーズでとったものがあります 目的にいちばん合うものを選んで使うようにしています ~ にも おわり 8 段落テレビでも新聞でも 受け手が知りたいことは何か 送り手が伝えたいことは何かを考えて アップとルーズでとるかを決めたり とったものを選んだりしているのです ~ しているので す ( 断定 )