Excel 2010 の操操作法について 従来の Excel との相相違点を教科科書に沿って説明する 基基本的には教教科書を読み進め シールの貼ってあるところで このプリントの該当する部分を読んでもらえばよい その節節の終わり あるいは次の 数字が左左側に現れたならば 再び教科書に戻っって 教科書書を読み進める なお 教科書では Excel 2000 と 2002 の説説明が分かれている部分があるが その部分については Excel 2002 の方方を読んでもらいたい 以下下において教教科書のペーージは p. と このプリントのページについては 頁と表記する 1 Excel の起動とシート ブック [p.93] Excel 2010 を起起動すると ( 起動法に Word 2007 について 1 頁参照 ) 以下のようなウィンドウが開く Excel 2003 までは基本的な操操作をメニューとツールバーを用いて行ったが Excel 2007 以降はリボンと呼ばれるものを中心心に利用することになる 以下下 教科書のこの節の記述は 若干の見た目の違違いを除けば変変更は無いので 教科書 p.93 の図の下から ここの節の終わりまでを読み進めてもらいたい ただだし 最後に一つ機能の追追加がある 1
2 Excel 2010 ではシート見出しの右端にという部分がある この部分をクリックすると 新たなシートが追加される ( 前頁の状態では Sheet4 が追加される ) 今回の課題を行う際に Sheet4 があっても特に問題とはならないので これを行ってみても良い リボンとその表記法リボンにはいくつかの種類があり リボン上段のタグ ( 前頁の図でホーム 挿入 と書かれた部分 ) をクリックすれば リボンが切り替わる これを以下ではホーム 挿入などと表記することにする 一番左端にはファイルと書かれたタブがある これはリボンのタブでは無いが 以下ではこれもファイルと表記する ( ファイルについては次節他を参照 ) 下にホームのリボンを示した リボンには様々なボタン等が並んでいるが それらは下段にあるクリップボード フォント というグループに分類されている このグループをクリップボード フォントなどと斜体で表記する そして 例えば クリップボートにあるというボタンを ホームクリップボードと表記することにする また クリップボードの右側にはという部分があるが これもホームクリップボードと表記する なお これらの表記法はこの講義で用いるものであり 一般的なものではない セル アクティブセル 範囲の指定 [p.94]~ 数式の利用 [p.98] 特に変更はない 3 ファイルへの保存と読み込み [p.99] ファイルをクリックすると リボン部分だけでなく ウィンドウ全体の表示が変わり その左側には右に示したメニューが表示される ( 次頁上図 ) ファイルへの保存や読み込みは ここで該当するものを選択すれば 教科書第 2 章で述べたダイアログボックスが表示される ただし 上書き保存についてはクイックアクセスツールバーに該当するボタンがあるので それを使った方が便利だろう また 最近使用したファイルを指定すると 従来に比べ膨大な数のファイル 更にはアクセスしたフォルダが表示されるので これを使ってみるのも便利だろう 保存等において注意する点として Excel 2003 以前と 2007 以降ではファイル形式が変更されたことがある 次頁上図は Excel 2010 において 2003 以前の形式のファイルを読み込んだものであるが 最上段のタイトルバーには [ 互換モード ] と表示されている この状態では Excel 2010 のいくつかの機能が無効となっている このファイルを 2007 以降の形式に変換するには 2
ファイル 情報 ( 次頁上図はこの状態 ) 変換を指定すればよい ただし 2007 形式のファイルを 2003 以前の形式に変換するには名前を付けて保存を利用する必要がある 名前を付けて保存のダイアログボックス ファイル名 (N) のボックスの下にファイルの種類 (T) というボックスがあり その左側にある 部分をクリックすると 右に示すメニューが現れる ここで Excel 97-2003 ブック (*.xls) を指定すれば 2003 以前の形式で保存が行われ Excel ブック (*.xlsx) とすると 2007 以降の形式で保存が行われる なお 上記の画面から通常の画面に戻るには 適当なリボンのタブをクリックすれば良い ( 上記画面左下の終了は Excel そのものを終了するためのものである ) 4 移動とコピー [p.99] 大きな相違はないが コピーや貼り付けのボタンは ホームクリップボードにある また 貼り付けを行う際に 右に示すボタンの下側という部分をクリックすると どのような形式で貼り付けるかのメニューが表示されてしまう 通常の貼り付けを行う際には上側の部分をクリックすれば 単純に貼り付けが行われる 2010 となって変わった 3
のは 貼り付けを行う際に右クリックにより表示されるメニューである ( 右図 ) 貼り付けを行う際には このメニューの貼り付けのオプションという部分で様々な貼り付け方が選べるようになった 通常の貼り付けは一番左側にある ( 貼り付け ) を指定すればよい それ以外のボタンについては 特殊な貼り付けの節 (p.106) で説明する 相対参照と絶対参照 [p.102] 特に変更はない 5 特殊な貼り付け [p.106] 形式を選択して貼り付けのダイアログボックスを表示させるには ホームクリップボードにある部分をクリックして現れるメニュー あるいはマウスの右クリックで現れるメニュー ( 右上図 ) から形式を選択して貼り付け (S) を指定すればよい しかし Excel 2010 からは 右クリックによるメニューで貼り付けのオプションに並ぶボタンから直接指定できるようになった ( それぞれのボタンの意味は その部分にマウスポインタを移動すると値 (V) などとコメントが表示されるので それを参考にしてもらいたい 更に 右メニューの形式を選択して貼り付け (S) の部分にマウスポインタを移動すると 右に示すサブメニューが表示され より多くの貼り付けの形式が選択できる ただし 教科書 p.107 中段の練習問題で行っているように 複数の設定 ( 値と行列の入れ替え ) を同時に指定したい場合には 形式を選択して貼り付けのダイアログボックスを用いる必要がある 6 7 8 9 挿入と削除 [p.108] 挿入を行うには 範囲指定後 ホームセルにあるをクリックする その右 ( あるいは下 この辺は表示の大きさによって変わってくる ) にある の部分をクリックする必要はない ( 削除の場合も同様 ) 削除の場合は ホームセルを用いる セル単位で挿入や削除を行う場合は 対象となるセルを指定した上で 上で述べている挿入や削除の の部分をクリックする これで右に示すメニューが現れる ( 右図は挿入の場合 ) ここで セルの挿入(I) ( セルの削除 (D) ) を指定すれば 教科書 p.108 右下に示すダイアログボックスが表示される 挿入 削除に関して 新たな機能が加わった 範囲指定を行わず 単にどこかのセルがアクティブな状態で ホームセルまたはをクリックすると 下方向にシフト ( 挿入の場合 ) あるいは上方向にシフト ( 削除の場合 ) という形で挿入や削除が行われる 更に 範囲指定を行った状態でこの操作を行うと 指定した範囲の形状により上下方向 あるいは左右方向の挿入や削除が行われる ( どのようになるかは各自で試してもらいたい ) 4
文字データ [p.109] 特に変更はない 10 11 セルの幅と高さの変更 [p.110] 列幅のダイアログボックスの表示は ホームセルをクリックすると右のメニューが現れるので 列の幅 (W) を指定する 選択範囲に合わせる (A) を利用したい場合は 右のメニューで列の幅の自動調整 (I) を指定する ( 名称の変更で機能は同じ ) セルの書式 [p.110] 12 13 14 この節で取り上げている各種のボタンはホームのフォント 配置 数値にある また セルに対して右クリックを行うと 右図に示すミニツールバーが表示されるので 該当するものがある場合は これを利用しても良い 配置には といったボタンが並んでいるが これは行の高さに余裕がある際に 表示を上端に行うか 中央に表示するか 下端に行うかを指定するものであり 2003 までは 教科書 p.112 で示すセルの書式設定のダイアログボックスで行っていたものである ( 縦位置 (V)) この機能を試してみる際には まずは教科書 p.111 中段の練習まで行い そこに書いてあるように 上書き保存後の練習は自由に行って良いようになっているので その段階で行えばよいだろう ただし 行の高さがそのままでは効果が分かりづらいだろうから 2 行目の高さを適当に広げた上で行ってみるとよい セルの書式設定のダイアログボックスについては ホームのフォント 配置 数値それぞれの右側にあるという部分をクリックすると現れる ( どれをクリックしてもセルの書式設定のダイアログボックスが表示され 最初に表示されるタブが異なるだけである ) 右クリックで現れるメニューを利用しても良いだろう 表示形式について細かい設定まで行わないのであれ ば ホーム数値にあるの 部分をクリックし 現れるメニューから指定しても良い ( どのようになるかは実際に試してみよ ) また p.118 で説明のある罫線については このダイアログボックスで罫線のタブを指定すればよい 15 関数の利用 [p.112] 関数を利用する際には 数式 ( 下図 ) 関数ライブラリを使う ここにオート SUM ボタンが ある ( リボンの大きさによってはという場合もある ) Σ 部分をクリックする場合 下図の場合はΣを 上の行の表示の場合はΣオート SUM 部分をクリックすることになる 5
16 17 このように書くと分かりにくそうだが 実際にはその部分にマウスポインタを移動すると Excel 2010 からは色の違いが出るので やってみればすぐ分かる オート SUM ボタンの右側 ( 前頁下図の場合は下側 ) 部分をクリックして現れるメニューも基本的には同様であるが データの個数 (C) という名称が数値の個数 (C) に変更された ただし これで利用する関数はどちらも COUNT というもので 変化はない ( 補足的な説明を行っておくと COUNT とよく似た関数に COUNTA というものがある COUNT は指定された範囲で 値が数となっているセルの個数を数えるものであり COUNTA はセルの値が数以外の文字列などもカウントする そうしたことから数値の個数という名称に変更したのであろう ) 関数の挿入ダイアログボックスを表示させる際には 教科書で触れている方法でも可能だが 数式関数ライブラリの左側にある関数の挿入というボタンをクリックすればよい ( なお このボタンは 2000 までは関数の貼り付けという名称でツールバーにあったボタンであり (p.116) 2002 では標準の設定では表示されなくなったが 2007 以降で復活したことになる ) また 数式関数ライブラリには 最近使用した関数 財務などのボタンが並んでおり これらをクリックすれば 該当する分類の関数一覧が表示される しかし関数名が並ぶだけで 関数の挿入ダイアログボックス (p.113) のように その関数の簡単な説明やヘルプは利用できない 既知の関数を使う場合は良いが そうでない場合には関数の挿入ダイアログボックスを利用するのがよいだろう 罫線 [p.118] 18 罫線については この頁上 で説明している 14 の要領でセルの書式設定のダイアログボックスを開き 罫線のタグを指定すればよい ホームフォントにあるを利用しても罫線を引くことができる ( ただし 戦の種類などは限定される ) ここでは詳しい説明はしないが 実際に試してみれば 大体の雰囲気は分かるだろう 19 ウィンドウ枠固定 [p.118] ウィンドウ枠の固定を利用するには 教科書でも述べているように 固定されない部分の左上のセルをアクティブにした上で 表示 ( 下図 ) ウィンドウで をクリックする すると右に示すメニューが現れる 教科書で説明している機能は ここでウィンドウ枠の固定 (F) を指定すればよい Excel 2007 ではその他に 右のメニューにある先頭行の固定 (R) 先頭列の固定(C) というものが追加された これらを利用する場合には どのセルがアクティブになっていても良く 指定さえ行えば A 列あるいは 1 行目が固定される ( スクロールされなくなる ) ただし A 列と 1 行目の両方を固定する 6
などという機能はなく こうした設定を行う場合は 教科書で述べている方法を使うしかない ウィンドウ枠を解除する場合は ( 先頭行の固定等を含む ) 右上のメニューを表示させると ウィンドウ枠の固定 (F) となっている部分がウィンドウ枠固定の解除 (F) となっているので これを指定すればよい 20 印刷と改ページプレビュー [p.119] 印刷に関しては 印刷のダイアログボックス及び印刷プレビューが無くなり ファイル 印刷により表示される下の画面がその両方を兼ねることになった 機能的には従来のダイアログボックスと大きく変わるものではないので 教科書の説明に沿って Excel 2010 ではどうなっているのかを確認していけばいいだろう なお 実際に印刷を行う時は 印刷のボタンをクリックする 21 22 印刷プレビューは無くなり 上記画面が対応する 余白の設定なども行える 上記画面から通常の画面に戻るには 適当なリボンのタブをクリックすれば良いが それにより教科書で述べている印刷時のページの区切りとなる点線は この場合も表示される 改ページプレビューの画面に変更するには 表示ブックの表示をクリックする 教科書では改ページプレビューの操作結果を印刷プレビューで確認するようになっているが Excel 2010 ではページレイアウトという画面表示形式が追加された ( 表示ブックの表示 7
) これについては後述するが Excel 2010 で改ページプレビュー等の操作結果を確認す 23 24 る際には こちらを用いた方が便利かもしれない 更に 改ページプレビュー及びページレイアウト画面に変更する あるいは標準に戻すには表示を利用しなくても Excel のウィンドウ下部にある表示ボタン (1 頁図参照 ) が利用できる こちらの方が便利だろう ズームの機能については 表示ズームに並んでいるボタンを利用すればよい また ウィンドウ右下には ズームの倍率を調節できるスライドバー ( ズームスライダー ) があり これを利用してもよい ( このズームスライドバーは他の画面でも利用可能 ) 改ページの指定は ページレイアウト ( 下図 ) ページ設定には改ページのボタンがあり 改ページの挿入と削除が指定できる これを利用してもよいし 改ページプレビュー画面では右クリックで現れるメニューからも改ページの挿入 (B) 等が指定できる ( リボンからの操作は どの画面でも可能 ) 25 ここで Excel 2007 から新たに導入されたページレイアウト画面について説明しておく ( この画面の効果を見るために p.121 最下行の練習問題で改ページ指定の解除を行う前に ページレイアウト画面を表示させ 画面の確認後 改ページ指定の解除を行うと良い ) 従来の Excel では シートがどのように印刷されるかを視覚的に捉えるには印刷プレビューを利用する必要があったが ここでは その状態を見るだけで Excel の作業は行えない 標準の画面では 教科書でも触れたように改ページされる位置に点線が表示されるが ちょっと分かりづらいこともあり 改ページ位置がよりはっきり分かる改ページプレビュー画面で操作している人もいる ページレイアウト画面はおそらくこの辺を改善するために導入されたものであろう ページレイアウ ト画面を表示すると ( 表示ブックの表示 ) 1 枚 1 枚の紙に印刷される形で表示され その外側には列名や行名も表示される ここで 様々な Excel の操作を行うことも可能である ( 何らかの制約があるかどうかまでは不明 ただし ウィンドウズ枠を固定した状態でページレイアウト画面に移行しようとすると このままではページレイアウト画面に移行できない旨のメッセージが表示され OK をクリックすると ウィンドウズ枠固定を解除した上で ページレイアウト画面に移行した ) 後述するヘッダー等の操作も可能だが これについてはヘッダーとフッターの節を参照してもらいたい 26 ページ設定 [p.122] ページ設定のダイアログボックスの表示は ページレイアウトページ設定をクリックすればよい このダイアログボックスを利用した部分については 従来の Excel と同様である まずは教科書に沿って その機能を確かめてもらいたい その上で ページレイアウトのリボンを 8
見れば分かるように いくつかの機能はこのリボンから直接指定が可能である これについては 各自で確かめてもらいたい 27 ヘッダーとフッター [p.124] Excel 2010 では 従来のヘッダー フッターの設定方法に加えて ページレイアウトの画面で ヘッダー ( フッターの扱いはヘッダーと同様であることから 以下ではヘッダーについての み説明する ) 部分をクリックしても良いし 任意の画面から挿入テキストを指定しても良い ウィンドウは下図のようになり リボンにデザインというものが追加される ( 以下 説明して従ってヘッダーやフッターの機能を試してもらいたい ) ヘッダー部分は 3 つの領域に分かれ ( 上図は中央の領域にカーソルがある状態 ) このそれぞれにヘッダーを入力することができる ヘッダーには任意の文字列を入力することができる他 デザインヘッダー / フッターの要素にあるページ番号等を指定しても良い ( 当然 これらを組み合わせたものでも良い ) ページ番号等を指定すると &[ ページ番号 ] といったものが表示されるが ヘッダーやフッターではないシート上をクリックし 通常のページレイアウト画面とすれば実際の値が表示される これらを削除する際には & から ] まで全てを削除しなければならない また デザインヘッダーとフッターのヘッダー ( フッター ) をクリックして現れるメニューから適当なものを選択することもできる 入力した文字列等は 左側の領域では左揃えに 中央は中央揃えに そして右側の領域は右揃えに配置される ( この配置は変更できないようである フォント等はホームフォントから設定可能 ) ヘッダーとフッターの切り替えは スクロールバーを使うか デザインナビゲーションフッター ( ヘッダー ) に移動を用いればよい この状態から標準の表示に戻るには まず ヘッダーやフッターではないシート上をクリックし 通常のページレイアウト画面の表示としてから 標準の画面に戻ればよい ヘッダーやフッターの編集状態から直接 標準の画面に戻ることはできないようである 9