羽村市地域防災計画

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平成二十七年九月七日から同月十一日までの間の暴風雨及び豪雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

(5) 私立学校施設災害復旧事業に対する補助私立学校施設災害復旧事業について その 1/2 を補助します (6) 市町村が施行する感染症予防事業に関する負担の特例市町村が行う感染症予防事業 ( 消毒等 ) に要する費用の支弁について 都道府県が全額を負担し 国がその 2/3 を負担します (7) 小

第 4 章 災害復旧計画

明示する オ被災状況を的確に把握し 速やかに効果のあがるよう 関係機関は十分連絡調整を図り 事業期間の短縮に努める カ建築物の復旧に当たっては 被災度区分判定を実施して該当建築物の取り壊し又は補修 補強の必要性を判断する キ警察は 暴力団等の動向把握を徹底し 復旧 復興事業への参入 介入の実態把握に

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- 1 - 東日本大震災に対処するための土地改良法の特例に関する法律(趣旨)第一条この法律は 東日本大震災に対処するため 国又は都道府県が行う土地改良事業等について 土地改良法(昭和二十四年法律第百九十五号)の特例を定めるものとする (定義)第二条この法律において 除塩 とは 平成二十三年三月十一日

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

( イ ) 震災の発生後の最近 3 か月間の売上高等が震災の影響を受ける直前の同期に比して 15% 以上減少していること ( ロ ) 原則として震災の発生後の最近 1 か月間の売上高等が前年同月に比して 15% 以上減少しており かつ その後 2 か月間を含む 3 か月間の売上高等が前年同期に比して

特別融資制度推進会議設置要綱 平成 13 年 9 月 12 日 13 経営第 2931 号農林水産事務次官依命通知改正平成 14 年 7 月 1 日 14 経営第 1739 号平成 16 年 10 月 1 日 16 経営第 3086 号平成 17 年 4 月 20 日 16 経営第 8952 号平成

事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

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03 改正後全文

ワード文書

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き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

スライド 1

中小企業信用保険法第 2 条第 5 項第 1 号から第 6 号までに係る 事業資金等の信用保証料に対する豊中市助成制度要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 中小企業信用保険法 ( 昭和 2 5 年法律第 号 ) 第 2 条第 5 項第 1 号から第 6 号までに規定する特定中小企業者

- 2 - めて指定したときは その指定に係る者の受ける利益を限度としめて指定したときは その指定に係る者の受ける利益を限度として農林水産大臣が定める額(国が納める義務がある消費税及び地て農林水産大臣が定める額(国が納める義務がある消費税及び地方消費税に相当する額を除く )を加える )とする 方消費

災害弔慰金の支給等に関する法律施行令(昭和四十八年十二月二十六日政令第三百七十四号)内閣は 災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する法律(昭和四十八年法律第八十二号)第三条第一項 第五条 第八条第一項から第三項まで 第九条第二項 第十条第二項 第十一条第一項 第十二条及び第十三条の規定に基づ

平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

- 1 - 公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律目次第一章総則 ( 第一条 第六条 ) 第二章公共建築物における木材の利用の促進に関する施策 ( 第七条 第十六条 ) 第三章公共建築物における木材の利用以外の木材の利用の促進に関する施策 ( 第十七条 第二十条 ) 附則第一章総則 ( 目

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

新旧対照表

農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

Microsoft Word ①概要(整備令)

資料2-1(国保条例)

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

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第3 復興整備計画 参考様式集

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

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( 構成 ) 第 4 条推進会議は 次に掲げる機関及び団体をもって構成する ( 1 ) 行政機関等ア砥部町イ愛媛県ウ砥部町農業委員会エ愛媛県青年農業者等育成センター ( 2 ) 融資機関 保証機関アえひめ中央農業協同組合イ愛媛県信用農業協同組合連合会ウ愛媛県農業信用基金協会エ株式会社日本政策金融公庫

●東南海・南海地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案

平成28年度子どものための教育・保育給付災害臨時特例補助金交付要綱

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

第2章

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

第1章 開発許可制度の概要

地方公共団体等による土地の先買い制度について 公有地の拡大の推進に関する法律とは県や市町村等が公共事業を円滑に進めていくためには 事業に必要な用地を前もって取得し 安定的に確保しておく必要があります このため 公有地の拡大の推進に関する法律 ( 以下公拡法と表記 ) に基づく土地の先買い制度がありま

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中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法第 7 条第 1 項に規程する説明書類 平成 22 年 5 月 14 日東京みらい農業協同組合当 JA は 農業者の協同組織金融機関として 健全な事業を営む農業者をはじめとする地域のお客さまに対して 必要な資金を円滑に供給していくこと を

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

災害復旧制度の目的と沿革 目的 自然災害により被災した公共土木施設を迅速 確実に復旧する 対象施設 河川 海岸 砂防設備 林地荒廃防止施設 地すべり防止施設 急傾斜地崩壊防止施設 道路 港湾 漁港 下水道 公園 沿革 古くは明治 14 年より予算補助の形での国庫補助 明治 32 年 災害準備基金特別

老人医療給付費等の国庫負担(補助)について

( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

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費 ( 浄化槽を当該事業と併せて設置する場合は 当該集会所の便器から当該浄化槽までの配管に係る経費を含み 工事に要する費用に限る ) (4) 耐震診断事業自治会等がその所有する集会所に係る耐震診断を行う場合に要する経費 ( 補強ブランの作成費を含む ) 2 一の増改築工事が 前項第 2 号に掲げる事

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議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

ブロック塀撤去補要綱

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8--2 建築許可申請 法の規定 ( 省令第 34 条 ) 法第 43 条第 項の建築許可を受けようとする者は 法に定めた事項を記載した 建築物の新築 改築若しくは用途の変更又は第一種特定工作物の新設許可申請書 に必要な書類 図面を添付し 市長に提出してください ( 法第 43 条 省令第 34 条

る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

改正 ( 事業年度の中途において中小企業者等に該当しなくなった場合等の適用 ) 42 の 6-1 法人が各事業年度の中途において措置法第 42 条の6 第 1 項に規定する中小企業者等 ( 以下 中小企業者等 という ) に該当しないこととなった場合においても その該当しないこととなった日前に取得又

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

建築基準法施行規則第10条の2第1号

当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

- 2 - 収納した歳入を その内容を示す計算書(当該計算書に記載すべき事項を記録した電磁的記録(電子的方式 磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 以下同じ )を含む )を添えて 会計管理者又は指定金融機

2 税金から控除される額 市区町村や都道府県に対する寄附金は 特定寄附金 と呼ばれ 所得税や住民税を計算するときに 寄附金控除が適用され 税が軽減されます 所得税の控除 総所得金額等の 40% が限度 2,000 円 所得税率 住民税の控除基本控除 総所得金額等の 30% が限度 2

○地震、津波の想定見直し

市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

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平成 24 年 11 月 13 日 新潟縣信用組合 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 第 1 第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条及び第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 当組合は 地域に根差し 地

Taro-町耐震改修助成要綱 j

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Taro-03_H3009_ただし書同意基準

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

スライド 1

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Microsoft Word - 増改築の取扱い

Taro-議案第13号 行政手続条例の

い ( ただし 当該書面を交付しないで是正の要求等をすべき差し迫った必要がある場合 は この限りでない ) こととされていることに留意すること (2) その他地方自治法第 245 条の5 第 5 項の規定により 是正の要求を受けた地方公共団体は 当該事務の処理について違反の是正又は改善のための必要な

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

検討課題 被災経験の乏しい都道府県 市町村であっても 大規模災害 発生時に円滑な災害対応をするためには 被災経験がある自治体のノウハウを伝える仕組みが必要 知事会による災害発生時に緊急的に派遣する支援チームの組織化 知事会による平時からの災害対応への備えを支援する仕組みの制度化 2

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課税免除等を受けようとする事業税に係る北海道税条例第 41 条第 1 項の表の左欄に掲げる場合 ( 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 ) 第 72 条の26 第 1 項又は第 72 条の29 第 1 項若しくは第 3 項の規定によって申告納付する場合を除く ) の区分に応じ 同表の中欄

未定稿 生涯活躍のまち形成事業計画作成に当たっての通知書例目次 1. 委託募集の特例 (P1~P4) 地域再生法に基づく委託募集の特例等に関する業務の取扱いについて( 平成 28 年 4 月 20 日職発 0420 第 6 号 ) の添付資料 生涯活躍のまち 構想に関する手引き( 第 3 版 改訂版

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事務連絡平成 23 年 6 月 1 日 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県総務主管部 ( 局 ) 市区町村主管課 御中 厚生労働省保険局国民健康保険課総務省自治税務局市町村税課 東日本大震災により被災した被保険者に係る国民健康保険料 ( 税 ) の減免に対する財

Transcription:

第 2 章激甚災害の指定 激甚災害に対処するための特別な財政援助等に関する法律 ( 以下 激甚法 という は 著しく激甚である災害が発生した場合における国の地方公共団体に対する特別の財政援助または被災者に対する特別の財政措置について定めている 市の地域に大規模な災害が発生した場合 市としても迅速かつ適切な応急 復旧を実施するため 激甚法 による助成援助等を受けることが必要である 本章においては 激甚法 に基づく激甚災害の指定を受ける場合の手続き及び指定を受けた場合の手続き等について定める 関係法令 災害対策基本法 ( 昭 36 法 223 号 ) 第 97~98 条 激甚災害に対処するための特別な財政援助等に関する法律 ( 昭 37 法 150 号 ) 第 1 節激甚災害指定手続大規模な災害が発生した場合 内閣総理大臣は 都知事等の報告に基づき 中央防災会議の意見を聞いて 激甚災害として指定すべき災害かどうか判断する 中央防災会議は 内閣総理大臣の諮問に対し または局地に基づいて 激甚災害として指定すべき災害かどうかを答申する この手続きを図示すると次のとおりである 激甚災害の指定に関する調査区市町村長政災令害( 報告 ) 公発生内布(都道府県知事閣閣復総議災適地旧理決害用事( 報告 ) 大定名条域業指定公共機関臣項費等の代表者)( 諮問 ) ( 答申 ) 指定行政機関の長 ( 通報 ) 中央防災会議 局地 ( 注 ) 局地激甚災害の指定については 1 月から 12 月までに発生した災害を一括して翌年の 1 月 ~2 月頃に手続きを行う 277

第 2 節激甚災害に関する調査及び促進 1 市長の措置市内に大規模な災害が発生した場合 市長は被害状況等を検討のうえ 激甚災害の指定を受ける必要があると思われる事業について市関係各部に必要な調査を行わせるものとする 2 被害状況調査の実施市各部は 施設その他の被害額 復旧事業に要する負担額のほか 激甚法に定める必要な事項を速やかに調査し 市総務部に提出するものとする 3 都への申請市総務部は 前記各部の調査を取りまとめ本部長室に付議し 又は局地を十分に考慮して 激甚災害の指定を受ける必要があると決定した場合は 都知事に調査書を添えて申請するものとする なお 市各部は 各事業毎に都の関係機関と連絡のうえ 指定の促進を図るものとする 4 都実施調査への協力市は 都が行う激甚災害及び局地激甚災害に関する調査等について協力するものとする 第 3 節 中央防災会議が決定した基準 ( 平成 12 年 3 月 24 日改正 ) であり 国が特別の財政援助等の措置を行う必要がある事業の種類別に次のように基準を定めている 事業費査定見込額 > 全国都道府県及び市町村の当該年度の標準税収入総額 1000 分の 5 事業費査定見込額 > 全国都道府県及び市町村の当該年度の標準税収入総額 1000 分の 2 かつ 次の要件のいずれかに該当する都道府県が 1 以上あるもの (1) 都道府県負担事業の事業費査定見込額 > 当該都道府県の当該年度の標準税収入総額 0.25 (2) 一の都道府県内の市町村負担事業の事業費査定見込総額 > 当該都道府県内全市町村の当該年度の標準税収入総額 0.05 適用すべき措置 法第 2 章 ( 公共土木施設災害復旧事業等に関する特別の財政援助 ) 278

事業費査定見込額 > 当該年度の全国農業所得推定額 100 分の 0.5 事業費査定見込額 > 当該年度の全国農業所得推定額 100 分の 0.15 かつ 次の要件のいずれかに該当する都道府県が 1 以上あるもの (1) 一の都道府県内の事業費査定見込額 > 当該都道府県の当該年度の農業所得推定額 100 分の 4 (2) 一の都道府県内の事業費査定見込額 >10 億円 次の要件に該当する災害 ただし 当該施設に係る被害見込額が 5,000 万円以下と認められる場合は除く (1) 激甚法第 5 条の措置が適用される激甚災害 (2) 農業被害見込額 > 当該年度の全国農業所得推定額 100 分の 1.5 であることにより激甚法第 8 条の措置が適用される激甚災害 ただし 高潮 津波等特殊な原因による激甚な災害であって 災害の態様から次の基準によりがたい場合には 被害の実情に応じて個別に考慮 農業被害見込額 > 当該年度の全国農業所得推定額 100 分の 0.5 農業被害見込額 > 当該年度の全国農業所得推定額 100 分の 0.15 かつ 次の要件に該当する都道府県が 1 以上あるもの一の都道府県内の当該災害に係る特別被害農業者数 > 当該都道府県内の農業を主業とする者の数 100 分の 3 林業被害見込額 ( 樹木に係るものに限る 以下同じ )> 当該年度の全国生産林業所得 ( 木材生産部門 ) 推定額 100 分の 5 林業被害見込額 > 当該年度の全国生産林業所得 ( 木材生産部門 ) 推定額 100 分の 1.5 かつ 次の要件のいずれかに該当する都道府県が 1 以上あるもの (1) 一の都道府県内の林業被害見込額 > 当該都道府県の当該年度の生産林業所得 ( 木材生産部門 ) 推定額 100 分の 60 (2) 一の都道府県内の林業被害見込額 > 当該年度の全国生産林業所得 ( 木材生産部門 ) 推定額 100 分の 1 適用すべき措置 法第 5 条 ( 農地等の災害復旧事業等に関する補助の特別措置 ) 法第 6 条 ( 農林水産業共同利用施設災害復旧事業費の補助の特例 ) 法第 8 条 ( 天災による被害農林漁業者等に対する資金の融通に関する暫定措置の特例 ) 法第 11 条の 2( 森林災害復旧事業に対する補助 ) 279

中小企業関係被害額 > 当該年度の全国中小企業所得推定額 ( 第 2 次産業及び第 3 次産業国民所得 中小企業付加価値率 中小企業販売率 以下同じ ) 100 分の 0.2 中小企業関係被害額 > 当該年度の全国中小企業所得推定額 100 分の 0.06 かつ 次の要件に該当する都道府県が 1 以上あるもの一の都道府県内の当該災害に係る中小企業関係被害額 > 当該年度の当該都道府県の中小企業所得推定額 100 分の 2 ただし 火災の場合又は激甚法第 12 条の適用がある場合の全国小企業所得推定額に対する中小企業関係被害額の割合は被害の実情に応じ特例措置が講ぜられることがある 激甚法第 2 章の措置が適用される激甚災害 ただし 当該施設に係る被害又は当該事業量が軽微であると認められる場合は除外 滅失住宅戸数 > 被災地全域で 4,000 戸以上 次の 1 2 のいずれかに該当する災害ただし 火災の場合の被災地全域の滅失戸数は 被害の実情に応じた特例的措置が講ぜられることがある 1 滅失住宅戸数 > 被災地全域で 2,000 戸以上かつ 次のいずれかに該当するもの (1) 一市町村の区域内で 200 戸以上 (2) 一市町村の区域内の住戸戸数の 10% 以上 2 滅失住宅戸数 > 被災地全域で 1,200 戸以上かつ 次のいずれかに該当するもの (1) 一市町村の区域内で 400 戸以上 (2) 一市町村の区域内の住戸戸数の 20% 以上 1 公共土木施設及び公立学校施設小災害に係る措置については激甚法第 2 章の措置が適用される災害 2 農地及び農業用施設等小災害に係る措置については激甚法第 5 条の措置が適用される災害 その他 災害発生の都度 被害の実状に応じ個別に考慮 適用すべき措置 法第 12 条 13 条 15 条 ( 中小企業信用保険法による災害関係保証の特例等 ) 法第 16 条 ( 公立社会教育施設災害復旧事業に対する補助 ) 第 17 条 ( 私立学校施設災害復旧事業の補助 ) 第 19 条 ( 市町村施行の伝染病予防事業に関する負担の特例 ) 法第 22 条 ( り災者公営住宅建設事業に対する補助の特例 ) 法第 24 条 ( 小災害債に係る元利償還金の基準財政需要額への算入等 ) 上記以外の措置 280

第 4 節局地 災害を市町村段階の被害の規模で捉え 激甚災害として指定するため 昭和 43 年 11 月 22 日中央防災会議が次のように基準を定めている 局地適用すべき措置 1 公共施設災害関係当該市町村負担の当該災害に係る公共施設災害復旧事業等 ( 激甚法第 3 条第 1 項第 1 号及び第 3 号 ~ 第 14 号の事業 ) の査定事業費の額 当該市町村の当該年度の標準税収額 1/2 に該当する市町村 ( 当該査定事業費 1,000 万円未満は除外 ) が 1 以上ある災害 ただしその該当市町村ごとの査定事業費の額の合算額が 概ね 1 億円未満を除く 2 農地 農業用施設等災害関係当該市町村の区域内の当該災害に係る農地等災害復旧事業 ( 激甚法第 5 条第 1 項規定の農地農業用施設及び林道の災害復旧事業 ) に要する経費の額 > 当該市町村の当該年度の農業所得推定額 100 分の 10 に該当する市町村 ( 当該経費の額が 1,000 万円未満は除外 ) が 1 以上ある災害 ただし その該当市町村ごとの当該経費の額の合計額が概ね 5,000 万円未満を除く 3 林業災害関係当該市町村の区域内の当該災害に係る林業被害見込額 ( 樹木に係るものに限る 以下同じ )> 当該市町村に係る当該年度の生産林業所得 ( 木材生産部門 ) 推定額の 1.5 倍 ただし 当該林業被害見込額 < 当該年度の全国生産林業所得 ( 木材生産部門 ) 推定額 100 分の 0.05 の場合を除く かつ 大火による災害にあっては 当該災害に係る要復旧見込面積 > 300ha の市町村 その他の災害にあっては 当該災害に係る要復旧見込面積 > 当該市町村の民有林面積 ( 人工林に係るものに限る ) 100 分の 25 の市町村が 1 以上ある災害 4 中小企業施設災害関係当該市町村の区域内の当該災害に係る中小企業関係被害額 > 当該市町村の当該年度の中小企業所得推定額 100 分の 10 に該当する市町村 ( 当該被害額 1,000 万円未満は除外 ) が 1 以上ある災害ただし その該当市町村ごとの当該被害額の合算額がおおむね 5,000 万円未満を除く 1 激甚法第 3 条第 1 項各号に掲げる事業のうち 左の市町村が当該災害によりその費用を負担するもの及び激甚法第 4 条第 5 項に規定する地方公共団体以外の者が設置した施設に係るものについて激甚法第 2 章の措置 2 左の市町村が当該災害につき発行を許可された公共土木施設及び公立学校施設小災害に係る地方債について激甚法第 24 条第 1 項 第 3 項及び第 4 項の措置 1 左の市町村の区域内で左の市町村等が施行する当該災害復旧事業に係る激甚法第 5 条 第 6 条の措置 2 左の市町村が当該災害につき発行を許可された農地 農業用施設及び林道の小災害復旧事業に係る地方債について激甚法第 24 条第 2 項から第 4 項までの措置 左の市町村の区域内で左の市町村等が施行する森林災害復旧事業に係る激甚法第 11 条の 2 の措置 左の市町村の区域内で中小企業者が必要とする当該災害復旧資金等に係る激甚法第 12 条 第 13 条及び第 15 条の措置 281

なお 局地による公共土木施設等及び農地等に係わるものについては 災害査定によって決定した災害復旧事業費を指標としているため 翌年になってから指定することとなっている この場合 公共土木施設等については 所定の調査表により 局地激甚災害に関する必要な事項等を調査する 第 5 節特別財政援助等の申請手続き等 市長 ( 本部長 ) は 激甚災害の指定を受けたときは 速やかに関係調書等を作成し 都各部局に提出するものとする 282