2 屋内消火栓設備

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178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

消防用設備・機械器具等に係る最近の検討状況等

屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

第 3 点検の期間点検の期間は 次の表の上欄 ( 左欄 ) に掲げる用設備等の等並びに同表中欄に掲げる点検の内容及び方法に応じ 同表下欄 ( 右欄 ) に掲げるとおりとする ただし 特殊用設備等にあっては 法第 17 条第 3 項に規定する設備等設置維持計画に定める期間によるものとする 用設備等の等

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

報設備 共同住宅用非常コンセント設備 特定小規模施設用自動火災報知設備 加圧防排煙設備及び複合型居住施設用自動火災報知設備第二講習の対象講習は 消防法施行規則 ( 昭和三十六年自治省令第六号 以下 規則 という ) 第三十一条の六第六項各号のいずれかに該当する者を対象とするものとする 第三講習科目及

基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

保育所の設備及び運営に関する基準 保育室等 屋外 遊戯場 設備 ( 必置 ) 面積設備 ( 必置 ) 面積 調理室 便所 0 1 歳児 乳児室及びほふく室 医務室 2 歳以上児 保育室又は遊戯室 乳児室 ほふく室 3.3m2 / 人 保育室 遊戯室 1.98m2 / 人屋外遊戯場 近隣の都市公園を代

ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

2 スプリンクラー設備の設置基準の見直し 消防法施行令第 12 条第 1 項関係 スプリンクラー設備を設置しなければならない防火対象物又はその部分に 次に掲げるもの 火災発生時の延焼を抑 制する機能を備える構造として総務省令で定める構造を有するものを除く で延べ面積が 275 m2未満のものが追加さ

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

1 2

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さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 1 用語の意義 適用範囲 1225 第 1 用語の意義 適用範囲

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

2 病院次のいずれにも該当する病院のうち 相当程度の患者の見守り体制を有するもの ( 火災発生時の消火活動を適切に実施することができる体制を有するものとして総務省令で定めるもの ) 以外のもの ( ア ) 特定診療科名を有するもの ( イ ) 一般病床又は療養病床を有する病院 火災発生時の延焼を抑制

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及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

東京都建築安全条例の見直しの考え方

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

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第 3 章 1. の既往調査研究 1で紹介した 小規模多機能サービスに関する調査報告書 にも指摘されていたように 小規模多機能サービス事業所の整備にあたっては 建築基準法 消防法上の取り扱いの点で検討の余地を残している これに関して 2006 年 1 月に長崎県大村市の認知症高齢者グループホームで発

( 例 ) 病床数が 60 の場合 職員の総数が5 人以上であり かつ 当該職員のうち宿直勤務者を除いた職員数が2 人以上である体制をいう イ規則第 5 条第 3 項第 1 号に規定する 職員の数 とは 一日の中で 最も職員が少ない時間帯に勤務している職員 ( 宿直勤務者を含む ) の総数を基準とす

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富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

番号 特定共同住宅等の種類と必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等 二方向避難型特定共同住宅等である (1) 初期拡大抑制性能 ( その 2) 図面番 ア地階を除く階数が 5 以下のもの 消火器具屋外消火栓設備動力消防ポンプ設備 又は住戸用及び共同住宅用非常警報設備 イ地階を除く階数

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

新旧対照表 (1/15)

ごと又は施行規則第 1 3 条第 1 項第 2 号に規定する小規模特定用途複合防火対象物における特定の用途部分ごとに設置義務が生じるときも同様とする ( 報告及び公表の決定 ) 第 4 条査察員は 立入検査において 公表の対象となる違反を認めた場合は 立入検査結果通知書により署長に報告するものとする

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面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

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Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

消防用機器等に関する認証制度の概要 平成 22 年 6 月現在 検定自主表示認定鑑定 根拠条文 消防法第 21 条の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第三 消防法第 21 条の 16 の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第四 消防法第 17 条の 3 の 2 消防法施行規則第 31 条の

隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

様式第 2 号の 4 特定共同住宅等省令適用チェックリスト ( その 1) 番号 特定共同住宅等の種類と省令消防用設備等 計画 図面 番号 1 二方向避難 開放型特定共同住宅等である ( 計算書を添付する ) (1) [ 初期拡大抑制性能 ] ア地階を除く階数が 10 以下のもの 消火器具 屋内消火

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住宅用火災警報器新規格適合品リスト平成 23 年 2/2 型式番号 依頼者 種別 型式 付属装置の適合有効期限型式番号年月日の終期日 23~10~1 号株式会社 住宅用防災警報器 2 種 (DC3V 300mA) 23~11~1 号株式会社 住宅用火災警報器 (DC3V 300mA) 鑑住附第 22

住宅用火災警報器新規格適合品リスト平成 17 年 17~16 号 住宅用防災警報器 2 種 (DC15V 90mA) 17~17 号 住宅用火災警報器 (DC15V 90mA) 鑑住第 新コスモス電機 光電式 電池方式 17~18 号 株式会社 住宅用防災警報器 2 種 (DC6V 300mA) 1

条例解説6~11条

第19 排煙設備

住宅用火災警報器新規格適合品リスト平成 22 年 2/3 型式番号 依頼者 種別 型式 付属装置の適合有効期限型式番号年月日の終期日 22~18 号 株式会社 住宅用防災警報器 2 種 (DC3V 300mA) 鑑住第 日本フェンオール 光電式 電池方式 22~6 号 株式会社 住宅用防災警報器 2

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

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民泊の安全措置の手引き ~ 住宅宿泊事業法における民泊の適正な事業実施のために ~ 平成 29 年 12 月 26 日 ( 平成 30 年 3 月 29 日改訂 ) 国土交通省住宅局建築指導課

第2章 事務処理に関する審査指針

資料2 保育所における屋外階段設置要件について

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湯河原町訓令第  号

3 署長は 前条の申請のあった防火対象物について 該当する審査項目のいずれかが判定基準に適合していないと認めたときは 申請者に対して その旨を第 3 号様式による防火基準不適合通知書により通知するものとする 4 署長は 第 2 項の規定による通知を行ったときは 第 4 号様式による防火基準適合表示対

教授 ) において 本件火災の発生状況や 今後の消防のあり方について検討が行われた 検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では 火災予防対策として 以下のように提言がなされた 延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては 一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられて

住宅用火災警報器新規格適合品リスト平成 20 年 鑑住第 ニッタン株式会社 光電式 電池方式 20~6 号 住宅用防災警報器 2 種 (DC3V 300mA) 鑑住第 ニッタン株式会社 定温式 電池方式 20~7 号 住宅用火災警報器 (DC3V 300mA) 鑑住第 能美防災株式会社 定温式 電池

東京都駐車場条例(昭和三十三年東京都条例第七十七号)新旧対照表(抄)

許可及び認定申請等

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る暴力団及び暴力団員等 ( 以下 暴力団等 という ) の支配を受けてはならない 5 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) による評価の結果を公表するよう努めなければならない 6 指定居宅サービス事業者等は 省令の規定 ( 規則で定めるものに限る ) に規定する研修

住宅用火災警報器新規格適合品リスト平成 19 年 2/7 型式番号 依頼者 種別 型式 付属装置の適合有効期限型式番号年月日の終期日 H ~13 号 住宅用火災警報器 (DC9V 20mA) H 鑑住第 松下電工株式会社 定温式 電池方式 19~14 号 住宅用火災警

第14 火災通報装置

新千里西町B団地地区地区計画

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市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

( 無償貸与の期間等 ) 第 5 条防災ラジオの無償貸与の期間は, 無償貸与を開始した日から市長が貸与を必要と認めなくなるまでの期間とする ただし, 市長が, 防災ラジオの管理上特に支障があり, 又は公益上特に必要があると認めるときは, 当該期間内であっても, 市長は, 無償貸与を受けた者に対し,

動車車庫については 隣地境界線又は同一敷地内の他の建築物との距離は2m 以上とし 各階の外周部に準不燃材料で造られた防火壁 ( 高さ1.5m 以上 ) を設けること (3m 以上の距離を確保した場合を除く ) に改める 号通知 記 2 自動火災報知設備の設置について の一部改正記 2 中

することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

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き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

0 平方メートルまでの部分について別表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に 店舗面積が5,000 平方メートルを超える部分について同表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に2 分の1を乗じて得た規模を加えて算定するものとする 2 前条第 1 項第 2 号に掲げる施設で 各用

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

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ことを想定しているが これは既に違反対象物の公表制度を実施している消防本部の運用実態等を参考に 当該制度の実施に伴う事務負担やその効果等について検討を行った結果 特に都市部における建物の利用者数等による火災危険性が高いことを考慮したものである なお その他の消防本部においても政令指定都市の消防本部の

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調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

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都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

構成されるものをいい 襖 障子 カーテン又はパーティション等により間仕切りされるものはこれにあたらないものであること ⑶ 規則第 12 条の2 第 2 項第 2 号に規定する 避難に要する時間として消防庁長官が定める方法により算定した時間 については 設計図書や事業計画等により算出するものであり 算

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第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

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平成17年細則第12号_寒冷地手当の支給に関する細則

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上野原市規則第××号

品質評価品 - 住宅用火災警報器平成 26 年 型式番号依頼者種別型式 品評住第 パナソニック 定温式 電池方式 26~1 号 株式会社 住宅用火災警報器 (DC3V 300mA) 自動試験機能付 品評住第 パナソニック 定温式 電池方式 26~2 号 株式会社 住宅用火災警報器 (DC3V 300

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根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

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第 3 章住宅用防災機器の設置及び維持に関する基準等 解説 1 本章は 法第 9 条の 2 の規定に基づき 住宅用防災機器の設置及び維持の基準等について規定 したものである 2 法第 9 条の 2 第 1 項は 住宅用防災機器 ( 政令で定めるもの ) の設置及び維持に関する基準に 従って 住宅用防災機器を設置し 及び維持しなければならないことを規定している 3 法第 9 条の 2 第 2 項は 住宅用防災機器の設置及び維持に関する基準その他住宅における火災 の予防のために必要な事項について 市町村条例に委ねている 4 住宅 とは 一般住宅 ( 一戸建ての住宅 ) のほか 長屋 共同住宅 寄宿舎 寮 下宿 併 用住宅等をいい 住宅の用途以外の用途に供される部分を除いたものをいう - 170 -

( 住宅用防災機器 ) 第 40 条住宅 ( 法第 9 条の 2 第 1 項に規定する住宅をいう 以下この章において同じ ) の関係者 ( 住宅の所有者 管理者又は占有者をいう ) は 次条及び第 42 条に定める基準に従って 次の各号のいずれかの住宅用防災機器を設置し 及び維持しなければならない (1) 住宅用防災警報器 ( 令第 5 条の 6 第 1 号に規定する住宅用防災警報器をいう 以下この章において同じ ) (2) 住宅用防災報知設備 ( 令第 5 条の 6 第 2 号に規定する住宅用防災報知設備をいう 以下この章において同じ ) 解説及び運用 本条に規定する 住宅用防災機器 とは 政令第 5 条の 6 に規定する 住宅用防災警報器 及び 住宅用防災警報設備 であって その形状 構造 材質及び性能が住宅用防災警報器及び住宅用防災報知設備に係る技術上の規格を定める省令 ( 平成 17 年総務省令第 11 号 ) に適合するものをいう - 171 -

( 住宅用防災警報器の設置及び維持に関する基準 ) 第 41 条住宅用防災警報器は 次に掲げる住宅の部分 ( 第 2 号から第 5 号までに掲げる住宅の部分にあっては 令別表第 1(5) 項ロに掲げる防火対象物又は (16) 項に掲げる防火対象物の住宅の用途に供される部分のうち もっぱら居住の用に供されるべき住宅の部分以外の部分であって 廊下 階段 エレベーター エレベーターホール 機械室 管理事務所その他入居者の共同の福祉のために必要な共用部分を除く ) に設けること (1) 就寝の用に供する居室 ( 建築基準法第 2 条第 4 号に規定する居室をいう 第 4 号及び第 5 号において同じ ) (2) 前号に掲げる住宅の部分が存する階 ( 避難階 ( 建築基準法施行令第 13 条第 1 号に規定する避難階をいう 以下この条において同じ ) を除く ) から直下階に通ずる階段 ( 屋外に設けられたものを除く 以下この条において同じ ) の上端 (3) 前 2 号に掲げるもののほか 第 1 号に掲げる住宅の部分が存する階 ( 避難階から上方に数えた階数が 2 以上である階に限る ) から下方に数えた階数が 2 である階に直上階から通ずる階段の下端 ( 当該階段の上端に住宅用防災警報器が設置されている場合を除く ) (4) 第 1 号及び第 2 号に掲げるもののほか 第 1 号に掲げる住宅の部分が避難階のみに存する場合であって 居室が存する最上階 ( 避難階から上方に数えた階数が 2 以上である階に限る ) から直下階に通ずる階段の上端 (5) 前各号の規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のうち 床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階 ( この号において 当該階 という ) の次に掲げるいずれかの住宅の部分ア廊下イ廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる階段の上端ウ廊下及び直下階が存しない場合にあっては 当該階の直上階から当該階に通ずる階段の下端 2 住宅用防災警報器は 天井又は壁の屋内に面する部分 ( 天井のない場合にあっては 屋根又は壁の屋内に面する部分 この項において同じ ) の次のいずれかの位置に設けること (1) 壁又ははりから 0.6 メートル以上離れた天井の屋内に面する部分 (2) 天井から下方 0.15 メートル以上 0.5 メートル以内の位置にある壁の屋内に面する部分 3 住宅用防災警報器は 換気口等の空気吹出し口から 1.5 メートル以上離れた位置に設けること 4 住宅用防災警報器は 次の表の左欄に掲げる住宅の部分の区分に応じ 同表の右欄に掲げる種別のものを設けること 住宅の部分 第 1 項第 1 号から第 4 号まで並びに第 5 号イ及びウに掲げる住宅の部分 住宅用防災警報器の種別 光電式住宅用防災警報器 ( 住宅用防災警報器及び住宅用防災報知設備に係る技術上の規格を 定める省令 ( 平成 17 年総務省令第 11 号 以下この章において 住宅用防災警報器等規格省令 という ) 第 2 条第 4 号に掲げるものをいう この表において同じ ) 第 1 項第 5 号アに掲げる住宅の部分 イオン化式住宅用防災警報器 ( 住宅用防災警報器等規格省令第 2 条第 3 号に掲げるものをい - 172 -

う ) 又は光電式住宅用防災警報器 5 住宅用防災警報器は 住宅用防災警報器等規格省令に定める技術上の規格に適合するものでなければならない 6 住宅用防災警報器は 前各項に定めるもののほか 次に掲げる基準により設置し 及び維持しなければならない (1) 電源に電池を用いる住宅用防災警報器にあっては 当該住宅用防災警報器を有効に作動できる電圧の下限値となった旨が表示され 又は音響により伝達された場合は 適切に電池を交換すること (2) 電源に電池以外から供給される電力を用いる住宅用防災警報器にあっては 正常に電力が供給されていること (3) 電源に電池以外から供給される電力を用いる住宅用防災警報器の電源は 分電盤との間に開閉器が設けられていない配線からとること (4) 電源に用いる配線は 電気工作物に係る法令の規定によること (5) 自動試験機能 ( 住宅用防災警報器等規格省令第 2 条第 5 号に規定するものをいう 次号において同じ ) を有しない住宅用防災警報器にあっては 交換期限が経過しないよう 適切に住宅用防災警報器を交換すること (6) 自動試験機能を有する住宅用防災警報器にあっては 機能の異常が表示され 又は音響により伝達された場合は 適切に住宅用防災警報器を交換すること 解説及び運用 本条は 住宅用防災警報器について その設置位置及び維持の基準について規定したものである 1 第 1 項第 1 号 就寝の用に供する居室 とは 普段就寝に使われている部屋のことをいい 子供部屋 や 居間 等であっても 夜間にその場所で就寝する場合はこれに含まれる ただし 来客等が一時的に就寝するような部屋は除くものである 2 第 1 項第 2 号 第 3 号及び第 4 号 直下階に通ずる階段の上端 及び 直上階から通ずる階段の下端 とは 基準となる階段の踊り場の天井又は壁をいう ただし 吹き抜けの階段等で設置基準に従い設置できない場合は 当該階段に通じる直近の廊下の天井部分や最上階の天井等 当該階段に流入した火災の煙を有効に感知できる位置に設置すること 3 第 2 項及び第 3 項 (1) 壁 はり 天井及び換気口等の空気吹出し口からの離隔距離は 感知部の中心までの距離をいう (2) 壁又ははりから 60cm 以上離して設置すること ( 第 3-1 図参照 ) - 173 -

第 3-1 図 (3) 天井から 15cm~50cm 以内に設置すること ( 第 3-2 図参照 ) 第 3-2 図 (4) 換気口等の空気吹き出し口から 1.5m 以上離して設置すること ( 第 3-3 図参照 ) 第 3-3 図 3 第 4 項 住宅用防災警報器を設置する住宅の部分に応じ 第 3-1 表によること 第 3-1 表 住宅の部分住 宅 用 防 災 警 報 器 の 種 別 住宅用防災警報器及び住宅用防災報知設備に係る 技術上の規格を定める省令 ( 平成 17 年総務省令第 廊下部分 11 号 ) 第 2 条第 3 号に掲げる イオン化式住宅用 防災警報器 又は同第 4 号に掲げる 光電式住宅用 防災警報器 上記以外の部分光 電 式 住 宅 用 防 災 警 報 器 - 174 -

4 第 5 項住宅用防災警報器は 住宅用防災警報器及び住宅用防災報知設備に係る技術上の規格を定める省令 ( 平成 17 年総務省令第 11 号 ) に適合するものであると証明する 鑑定マーク (NS マーク ) ( 第 3-4 図参照 ) 又は検定マーク ( 検定合格の表示 )( 第 3-5 図参照 ) が付されたものを設置すること なお 消防法施行令の一部改正により, 平成 26 年 4 月 1 日から住宅用火災警報器が検定の対象となったことを受け, 同日以降は検定に合格した旨の表示が付された製品が普及していくこととなるが, 平成 31 年 3 月 31 日までの経過措置期間においては,NS マーク又は検定合格の表示が付された製品が販売されることとなるため留意すること 第 3-4 図 第 3-5 図 5 第 6 項第 2 号 電源に電池以外から供給される電力を用いる住宅用防災機器にあっては 正常に電力が供給されていること とは 通常の商用電力が供給されていれば足りるものであり 停電時等においてまで電力の供給を求めるものではないため 非常電源の附置は必要としないこと 6 第 6 項第 3 号 分電盤にあるアンペアブレーカー 漏電遮断器 配電用遮断器等は 分電盤との間の開閉器に は該当しないこと 7 第 6 項第 5 号 設置から 10 年以上経過した住宅用防災警報器は 本体内部の電子部品の劣化や汚れ等の影響 により火災の感知が遅れることが考えられるため 本体を交換することが望ましい 8 第 6 項第 6 号 自動試験機能 とは 住宅用防災警報器が正常に動作していることを自動的に試験する機能 のことをいい 機能に異常等が生じた際にはすぐに取り換える必要がある - 175 -

( 住宅用防災報知設備の設置及び維持に関する基準 ) 第 42 条住宅用防災報知設備の感知器 ( 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令 ( 昭和 56 年自治省令第 17 号 以下この章において 感知器等規格省令 という ) 第 2 条第 1 号に規定するものをいう 以下この章において 感知器 という ) は 前条第 1 項各号に掲げる住宅の部分に設けること 2 感知器は 前条第 2 項及び第 3 項に定める位置に設けること 3 感知器は 次の表の左欄に掲げる住宅の部分の区分に応じ 同表の右欄定める種別のものを設けること 住宅の部分 感知器の種別 前条第 1 項第 1 号から第 4 号まで並びに光電式スポット型感知器 ( 感知器等規格省令第 2 条第 9 号に掲げるもののうち 感知器等規格 第 5 号イ及びウに掲げる住宅の部分 省令第 17 条第 2 項で定める 1 種又は 2 種の試験に合格するものに限る この表において同 じ ) 前条第 1 項第 5 号アに掲げる住宅の部分イオン化式スポット型感知器 ( 感知器等規格省令第 2 条第 8 号に掲げるもののうち 感知器等規格省令第 16 条第 2 項で定める 1 種又は 2 種の試験に合格するものに限る ) 又は光電式スポット型感知器 4 住宅用防災報知設備は その部分である法第 21 条の 2 第 1 項の検定対象機械器具等で令第 37 条第 4 号から第 6 号までに掲げるものに該当するものについてはこれらの検定対象機械器具等について定められた法第 21 条の 2 第 2 項の技術上の規格に その部分である補助警報装置については住宅用防災警報器等規格省令に定める技術上の規格に それぞれ適合するものでなければならない 5 住宅用防災報知設備は 前各項に定めるもののほか 次に掲げる基準により設置し 及び維持しなければならない (1) 受信機 ( 受信機に係る技術上の規格を定める省令 ( 昭和 56 年自治省令第 19 号 ) 第 2 条第 7 号に規定するものをいう 以下この項において同じ ) は 操作に支障が生じず かつ 住宅の内部にいる者に対し有効に火災の発生を報知できる場所に設けること (2) 前条第 1 項各号に掲げる住宅の部分が存する階に受信機が設置されていない場合にあっては 住宅の内部にいる者に対し 有効に火災の発生を報知できるように 当該階に補助警報装置を設けること (3) 感知器と受信機との間の信号を配線により送信し 又は受信する住宅用防災報知設備にあっては 当該配線の信号回路について容易に導通試験をすることができるように措置されていること ただし 配線が感知器からはずれた場合又は配線に断線があった場合に受信機が自動的に警報を発するものにあっては この限りでない (4) 感知器と受信機との間の信号を無線により送信し 又は受信する住宅用防災報知設備にあっては 次によること ア感知器と受信機との間において確実に信号を送信し 又は受信することができる位置に感知器及び受信機を設けること - 176 -

イ受信機において信号を受信できることを確認するための措置を講じていること (5) 住宅用防災報知設備は 受信機その他の見やすい箇所に容易に消えないよう感知器の交換期限を明示すること (6) 前条第 6 項第 1 号 第 5 号及び第 6 号の規定は感知器について 同項第 2 号から第 4 号までの規定は住宅用防災報知設備について準用する 解説及び運用 本条は 条例第 40 条で示した住宅用防災機器のうち住宅用防災報知設備について その設置位 置及び維持の基準について規定したものである 1 第 3 項 感知器の種別については 住宅用防災報知設備の感知器を設置する住宅の部分に応じ 第 3-2 表により設置すること 第 3-2 表住宅の部分感 知 器 の 種 別 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の 規格を定める省令 ( 昭和 56 年自治省令第 17 号 ) 廊下部分 第 2 条第 8 号に規定する イオン化式スポット型感知器 のうち 1 種又は 2 種のもの 又は同条第 9 号に規定する 光電式スポット型感知器 のうち 1 種又は 2 種のもの 上記以外の部分光 電 式 ス ポ ッ ト 型 感 知 器 2 第 4 項住宅用防災報知設備の補助警報装置は 住警器省令に規定する規格に適合するものとすること なお 感知器及び受信機については それぞれ 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令 ( 昭和 56 年自治省令第 17 号 ) 及び受信機に係る技術上の規格を定める省令 ( 昭和 56 年自治省令第 19 号 ) に規定する規格に適合するものとすること 3 第 5 項 (1) 住宅用防災報知設備の受信機は 感知器の設置されている階で有効に報知できる場所に設置すること なお 有効に火災の発生を報知できる場所 とは 受信機又は感知器を設ける階の廊下 寝室 リビング等の居室にいる者に有効に火災の発生を報知できる場所をいう (2) 感知器の設置を要する部分が存する階に受信機が設置されていない場合にあっては 住宅の内部にいる者に対して有効に火災の発生を報知することができるように, 当該階に補助警報装置を設置すること (3) 容易に導通試験ができるように措置されていること とは 感知器の信号回路を送り配 - 177 -

線にするとともに 回路の末端に発信機 押しボタン又は終端器を設けることである ただし 配線が感知器若しくは発信機からはずれた場合又は配線に断線があった場合に受信機が自動的に警報を発するものにあっては この限りでない (4) 受信機その他の見やすい箇所 とは 受信機及び感知器に明示すること等が考えられる また 交換期限については 出荷時を起点として10 年後の 年月 を明示するものとすること (5) 条例第 41 条の準用について 第 6 項第 1 号 第 5 号及び第 6 号の規定は感知器について 同項第 2 号から第 4 号までの規定は住宅用防災報知設備について準用すること - 178 -

( 設置の免除 ) 第 43 条前 3 条の規定にかかわらず 次の各号に掲げるときは 当該各号に定める設備の有効範囲内の住宅の部分について住宅用防災警報器又は住宅用防災報知設備 ( 以下この章において 住宅用防災警報器等 という ) を設置しないことができる (1) 第 41 条第 1 項各号掲げる住宅の部分にスプリンクラー設備 ( 標示温度が 75 度以下で作動時間が 60 秒以内の閉鎖型スプリンクラーヘッドを備えているものに限る ) を令第 12 条に定める技術上の基準に従い 又は当該技術上の基準の例により設置したとき (2) 第 41 条第 1 項各号又は前条第 1 項に掲げる住宅の部分に自動火災報知設備を令第 21 条に定める技術上の基準に従い 又は当該技術上の基準の例により設置したとき (3) 第 41 条第 1 項各号又は前条第 1 項に掲げる住宅の部分に共同住宅用スプリンクラー設備を特定共同住宅等における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 17 年総務省令第 40 号 以下 特定共同住宅等省令 という ) 第 3 条第 3 項第 2 号に定める技術上の基準に従い 又は当該技術上の基準の例により設置したとき (4) 第 41 条第 1 項各号又は前条第 1 項に掲げる住宅の部分に共同住宅用自動火災報知設備を特定共同住宅等省令第 3 条第 3 項第 3 号に定める技術上の基準に従い 又は当該技術上の基準の例により設置したとき (5) 第 41 条第 1 項各号又は前条第 1 項に掲げる住宅の部分に住戸用自動火災報知設備を特定共同住宅等省令第 3 条第 3 項第 4 号に定める技術上の基準に従い 又は当該技術上の基準の例により設置したとき (6) 第 41 条第 1 項各号又は前条第 1 項に掲げる住宅の部分に複合型居住施設用自動火災報知設備を複合型住居施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 22 年総務省令第 7 号 ) 第 3 条第 2 項に定める技術上の基準に従い 又は当該技術上の基準の例により設置したとき 解説及び運用 本条は 住宅用防災機器の設置の免除規定であって 住宅用防災機器以外の設備で住宅用防災機器と同等以上の効果があるものを設置したときは 住宅用防災機器を設置しないことができるという規定である - 179 -

( 基準の特例 ) 第 44 条第 40 条から第 42 条までの規定は 住宅用防災警報器等について 消防長又は消防署長が住宅の位置 構造又は設備の状況から判断して これらの規定による住宅用防災警報器等の設置及び維持に関する基準によらなくても 住宅における火災の発生又は延焼のおそれが著しく少なく かつ 住宅における火災による被害を最小限度に止めることができると認める場合においては 適用しない 解説及び運用 本条は 消防長又は消防署長が住宅の位置 構造又は設備の状況から判断して住宅用防災機器の設置及び維持の基準によらなくとも 住宅における火災の発生又は延焼のおそれが著しく少なく かつ 住宅における火災による被害を最少限度に止めることができると認められれば 住宅用防災機器の設置を必要としない旨を規定したものである なお 共同住宅等に係る消防用設備等の技術上の基準の特例 ( 平成 7 年消防予第 220 号 ) 等の特例基準により 自動火災報知設備が免除されている住戸 ( 共同住宅用自動火災報知設備 住戸用自動火災報知設備又は共同住宅用スプリンクラー設備が設置されている住戸を除く ) であっても 条例第 40 条から第 42 条の規定の適用は除外されない - 180 -

( 住宅における火災の予防の推進 ) 第 45 条市は 住宅における火災の予防を推進するため 次に掲げる施策の実施に努めるものとする (1) 住宅における出火防止 火災の早期発見 初期消火 延焼防止 通報 避難等に資する住宅用防災機器その他の物品 機械器具及び設備の普及の促進 (2) 住民の自主的な防災組織が行う住宅における火災の予防に資する活動の促進 2 市民は 住宅における火災の予防を推進するため 第 41 条第 1 項各号に掲げる住宅の部分のほか 台所その他の火災発生のおそれが大きいと認められる住宅の部分における住宅用防災警報器等の設置に努めるものとする 解説及び運用 本条は 住宅における火災の予防の推進に関する事項について規定したものであり 条例において設置が義務付けられている部分以外の部分 例えば就寝の用に供しない居室への住宅用防災機器の設置 消火器 ( 住宅用消火器を含む ) の設置 防炎製品 安全装置付ガス調理器具 電磁調理器及び住宅用自動消火装置等の物品や器具等について 住宅の関係者は設置に努めることとしたものである - 181 -