1 地域再生計画の名称東三河魅力創造発信プロジェクト 地域再生計画 2 地域再生計画の作成主体の名称愛知県 3 地域再生計画の区域新城市 豊橋市 田原市 豊川市及び蒲郡市並びに愛知県北設楽郡設楽町 東栄町及び豊根村の全域 4 地域再生計画の目標愛知県東部に位置する 東三河地域 ( 豊橋市 豊川市 蒲郡市 新城市 田原市 設楽町 東栄町 豊根村 (8 市町村 )) は 県内でも先行して人口減少が進んでいる地域である その一方で 東三河地域は 商工業 農林水産業など バランスの良い産業構造や 海や山などの豊かな自然環境 歴史文化を有し さらには広域的な道路網の整備も進められているなど 大きな発展可能性を持った地域である こうした中 本県では 平成 24 年 4 月に全国初の試みとして 東三河県庁 ( 担当副知事が常駐 ) を東三河地域の中心市である豊橋市内に設置し 市町村や経済団体 大学等と連携しながら 地域一体となった振興策に取り組んできたところである 現在 東三河地域は 平成 28 年 2 月の新東名高速道路の開通 ( 浜松いなさ JCT~ 豊田東 JCT) により 観光客が増大しており 東三河の魅力を全国に発信する絶好の機会となっていることから 本事業により 東三河地域の魅力を一体的 効果的に発信することにより 交流人口の拡大を図り 新たな雇用を創出や当地域への移住 定住につなげていく 1
数値目標 年間観光客入込数 3% 増 ( 東三河地域 ) 現状 21,147 千人目標 21,781 千人オリジナルバスツアー乗車率 75% シャトルバス利用率 55% ( 平成 30 年度利用者合計 576 人 ) 制作したテレビ番組の視聴率各回 5.0% 以上 平成 30 年度の平均視聴率 6.0% 平成 29 年 3 月末時点平成 30 年 3 月末時点平成 31 年 3 月末時点 21,358 人 21,570 人 21,781 人 280 人 574 人 576 人 5.2% 5.6% 6.0% 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要ターゲットを明確にした情報発信とニーズの把握 観光 地域資源の磨き上げ等を図りながら 東三河のブランドイメージを確立するため 全国的にファンの多い 鉄道 戦国歴史 史跡 B 級グルメ などのコンテンツを首都圏を中心に発信する以下の取組を実施する また 20 代 ~30 代の女性をターゲットに 美 をテーマとした地域独自のツアーの開発などを行う 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業地方創生推進交付金 ( 内閣府 ): A3007 1 実施主体愛知県 2 事業の名称東三河魅力創造発信プロジェクト 3 事業の内容ターゲットを明確にした情報発信とニーズの把握 観光 地域資源の磨き上げ等を図りながら 東三河のブランドイメージを確立するため 全国的にファンの多い 鉄道 戦国歴史 史跡 B 級グルメ などのコンテンツを首都圏を中心に発信する以下の取組を実施する また 20 代 ~30 代の女性をターゲットに 美 をテーマとした地域独自のツアーの開発などを行う 2
< 東京圏等を中心とした地域の魅力発信 > 東京圏在住者を対象に 秘境駅 を多数有し 旅行愛好者や鉄道ファンから圧倒的な支持を得ている 飯田線 と 史跡や温泉など沿線の地域資源をプロモーションすることにより 東三河エリアの魅力発信の足がかりとする また 新しい広報資材を作成するとともに東三河県庁のポータルサイトのコンテンツを充実し 利便性を高め 東三河地域の認知度向上を図る プロモーションと同時に 地域のローカルフード ( ガマゴリうどん 渥美どんぶり街道など ) や伝統文化 ( 豊橋手筒花火 豊川稲荷 長篠城歴史保存館など ) 等をテーマとしたセミナーを東京で複数回開催し 東三河地域に対する好奇心を刺激しながら来訪への機運を醸成する 上記セミナー参加者を中心に 東三河に関心を有する者を対象として 東三河の食や伝統文化を実際に体感する1 泊 2 日のツアー等を複数回実施して 地域の魅力を発信する また ツアー参加者にアンケートを行い その結果を踏まえて 東三河の今後の観光施策を再検討し 東三河の知名度向上を図るための取組を実施する < 多様な旅行商品の開発 > 20~30 代の女性をターゲットとして 東三河地域の観光資源等を巡る周遊ルートを開発 さらに 利用者が実際に旅をしながら観光スポットや地域の食材を生かした飲食店などをナビゲートするスマートフォンアプリを作成 アプリを利用する観光客が 地域の観光地を足がかりに複数の観光地等を周遊できるようにする また スタンプラリー機能等を盛り込み 利用者が特典を入手できるようにするなど アプリ活用のインセンティブを図る 花祭りや温泉郷 トレイルランニングなど 山間部ならではの観光資源活用が期待される東栄町などの奥三河地域 ( 東三河地域の山間部 ) において 平成 27 年度に先行型交付金 ( 上乗せタイプⅠ) で行った 三河山間地域誘客促進事業 により得られた認知度をさらに向上させるため 事業制作委員会 山里の魅力創造社 を通じ 関係する市町村や NPO 経済団体を始めマスコミや旅行社等とともに地域資源の発掘 旅行商品の開発等を行う 宇利城 亀山城 古宮城 長篠城 設楽城 田峯城 黒川城など個性的な山城が多数残る奥三河地域や武田信玄ゆかりの吉田城 ( 豊橋市 ) を舞台に 歴女 ( レキジョ ) や刀剣女子などをターゲットとして ゆかりの武将たちをキャラクター化 キャラクターを使ったエリアプロモーションとともに 城をめぐる旅行商品等を開発するなど武将観光を推進する 3
< 地場産品の高付加価値化の推進 > 観光客の土産物として あるいは東京圏等でより魅力的な商品として流通できるよう 東三河地域の特産品 ( 例 : 花き ) の高付加価値化を図るため 有識者等の助言を得て 地元の生産者及び企業に対する研修を実施する 研修を通じて開発された試作品等を東京圏等でのリサーチ ( 例 : 本県主催 ディスカバリー愛知フェア への出展 ) やマーケティング調査を実施し 商品開発にフィードバックする 武将観光で人気の高かった武将キャラクター 観光スポット ストーリーなどをベースに 地元企業と連携しながら土産物等を開発する 4 当該事業が先導的であると認められる理由 自立性 東三河ビジョン協議会における議論を通じて 事業の推進 進捗管理を継続して行っていく その中で より効率的 効果的な事業のあり方を模索しながら 各構成員の役割分担や費用負担を整理していくことで 交付金に依存しない実施体制を確立していく 官民協働 地元企業 地元経済団体 大学 交通事業者 マスコミ 旅行会社等と連携しながら 東三河ビジョン協議会を中心に 東三河の魅力発信や UIJ ターンの促進 農商工連携などの取組を実施していく 政策間連携 観光事業と農林水産業振興 伝統文化を含む文化振興 産業振興の各施策が連携し 観光 地域資源の磨き上げ 発信を行う それぞれの政策が誘客によって活性化されることにより 連携の相乗効果がさらに高まる 地域間連携 東三河 8 市町村 ( 豊橋市 豊川市 蒲郡市 田原市 新城市 設楽町 東栄町 豊根村 ) 経済団体 大学等と連携して 効果的に事業を実施する その他の先導性 特になし 4
5 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 年間観光客入込数 3% 増 ( 東三河地域 ) 現状 21,147 千人目標 21,781 千人オリジナルバスツアー乗車率 75% シャトルバス利用率 55% ( 平成 30 年度利用者合計 576 人 ) 制作したテレビ番組の視聴率各回 5.0% 以上 平成 30 年度の平均視聴率 6.0% 平成 29 年 3 月末時点平成 30 年 3 月末時点平成 31 年 3 月末時点 21,358 人 21,570 人 21,781 人 280 人 574 人 576 人 5.2% 5.6% 6.0% 6 効果検証の方法 時期及び体制毎年度 3 月末時点の KPI の達成状況を政策企画局が取りまとめて 外部有識者等で構成する検証会議での意見を踏まえ 検証結果報告をまとめる また 今後の事業経営方針や 必要に応じて地方版総合戦略に反映させる 検証結果は県のホームページで公表する 7 交付対象事業に要する経費 1 法第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 186,073 千円 8 事業実施期間地域再生計画認定の日から 平成 31 年 3 月 31 日 (3か年) 9 その他必要な事項 特になし 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置 該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組 該当なし 5
6 計画期間地域再生計画認定の日から 平成 31 年 3 月 31 日 (3か年) 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法外部有識者等で構成する 愛知県まち ひと しごと創生総合戦略検証会議 を開催し 評価 検証を実施 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容 年間観光客入込数 3% 増 ( 東三河地域 ) 現状 21,147 千人目標 21,781 千人オリジナルバスツアー乗車率 75% シャトルバス利用率 55% ( 平成 30 年度利用者合計 576 人 ) 制作したテレビ番組の視聴率各回 5.0% 以上 平成 30 年度の平均視聴率 6.0% 平成 29 年 3 月末時点平成 30 年 3 月末時点平成 31 年 3 月末時点 21,358 人 21,570 人 21,781 人 280 人 574 人 576 人 5.2% 5.6% 6.0% 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の手法検証会議を公開で行うとともに 会議終了後は 速やかに検証結果を県のホームページで公表する 6