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【押印あり】日本医学会宛

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北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

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製造販売後調査事務手続き等 について

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&Aについて ( 平成 21 年 9 月 7 日付け厚生労働省医薬食品局審査管理課長 安全対策課長事務連絡 ) では 全例調査が承認条件として付される場合として 国内治験症例が少ないか又はない場合や 重篤な副作用等の発現が懸念される場合等がこれに該当するとされている また 再審査期間よりも早く症例数

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医療事故調査・支援センター~センターの役割と手引~

記 1. 適用対象本通知は 製造販売業者等が GPSP 省令第 2 条第 3 項に規定する DB 事業者が提供する同条第 2 項に規定する医療情報データベースを用いて同条第 1 項第 2 号に規定する製造販売後データベース調査を実施し 医薬品の再審査等の申請資料を作成する場合に適用する GPSP 省

薬事法における病院及び医師に対する主な規制について 特定生物由来製品に係る説明 ( 法第 68 条の 7 平成 14 年改正 ) 特定生物由来製品の特性を踏まえ 製剤のリスクとベネフィットについて患者に説明を行い 理解を得るように努めることを これを取り扱う医師等の医療関係者に義務づけたもの ( 特

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3 治験実施計画書目的 当該治験について 治験実施計画書が手順書に従い適切に作成及び改訂されていることを確認する 次の事項を調べる (1) 治験実施計画書の記載項目 ( 再生医療等製品 GCP 省令第 7 条第 1 項に規定する項目 ) (2) 治験実施計画書の作成 改訂の手順と日付 (3) 治験計

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JCROA自主ガイドライン第4版案 GCP監査WG改訂案及び意見

文書管理番号

Ⅲ-4 調査 研究委託に関する基準 改定改定改定改定改定改定改定 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出平成 13 年 6 月 14 日公正取引委員会届出平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出平成 17 年 12 月 22 日

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(3) 事前面談の日程等の連絡申込書を受け付けた後に 機構担当者より 電話で日程等を連絡します なお 事前面談の質問内容に応じて 電話による回答を行う場合があります (4) (5)( 略 ) (3) 事前面談の日程等の連絡申込書を受付けた後に 機構担当者より 電話で日程等を連絡します なお 事前面談

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標準業務手順 目次

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員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

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規程書

厚生労働省令第 136 号 平成 16 年 9 月 22 日 薬事法 ( 昭和三十五年法律第百四十五号 ) 第十二条の二第一号の規定に基づき 医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機器の品質管理の基準に関する省令を次のように定める 平成十六年九月二十二日厚生労働大臣坂口力 医薬品 医薬部外品 化粧品及び

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ISO13485:2005 と本邦における QMS との違いについて ( いわゆる追加的要求事項と呼ばれる事項について よく質問があります 品質マニュアル ( 品質管 理監督基準書 ) 作成の際に参考になると幸いです 条項ごとに解説を記載しましたので 参考にしてください 追加的要求事項 1: 製造所

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事務連絡 平成 28 年 3 月 29 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 薬務主管課御中 厚生労働省医薬 生活衛生局審査管理課 厚生労働省医薬 生活衛生局監視指導 麻薬対策課 医薬品等の製造業許可 外国製造業者認定等に関する質疑応答集 (Q&A) について 今般 標記 Q&A を別添のとおりとり

医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

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( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

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申請ソフトの起動 申請ソフトを起動して ファイル 申請書の新規作成 を選択 様式から C04 を選択し 了解 クリック ( 参考 1) FD 申請ソフトでの申請書鑑の打出しは 印字されない空欄箇所がありますので 別途 書面による鑑の作成が必要です その方法は FD 申請ソフトの入力手順の次 (P14

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薬食機発 0131 第 1 号平成 25 年 1 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課医療機器審査管理室長 薬事法に基づく登録認証機関の基準改正に伴う留意事項について ( その 2) 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という )

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3. 実施時期平成 29 年 4 月 3 日より本件改修後のQMS 調査申請書の作成及び機構受付が可能となります 4. その他 本改修により承認申請書とQMS 調査申請書の同時申請が可能となるのは 両申請書をDW APで作成した場合に限ります (FD 申請ソフトによる申請の場合は同時申請できません

医療機器製造販売業者用 GVP チェックリスト 平成 28 年 3 月版 略語 項目 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

都道府県知事各政令市長殿特別区長 薬食発第 号平成 16 年 9 月 22 日 厚生労働省医薬食品局長 医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令及び薬事法施行規則の一部を改正する省令の施行について 薬事法及び採血及び供血あつせん業取締法の一部を改正

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個人情報の保護に関する規程(案)

改正後第 2 章通関業 第 1 節許可 新旧対照表 別紙 3 通関業法基本通達( 昭和 47 年 3 月 1 日蔵関第 105 号 ) ( 注 ) 下線を付した箇所が改正部分である 改正前第 2 章通関業第 1 節許可 3-8 削除 ( 譲渡 相続 合併又は分割の場合における通関業の許可の効果 )

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薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

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別添 治験副作用等症例の定期報告に関する質疑応答集 (Q&A) について < 半年ごとの定期報告の受け付け> Q1 平成 26 年 6 月 30 日までの間は 治験依頼者 ( 自ら治験を実施する者を除く ) が提出する副作用等症例の定期報告は なお従前の例によることができる とあるが 平成 26 年

H 平成 28 年青森県登録販売者試験について 1 概要出願者 612 名受験者 592 名合格者 277 名合格率 46.8%( 四捨五入 ) 2 合格基準総得点の7 割であって かつ 各項目の得点が4 割以上 3 試験成績 手引き第 1 章 手引き第 2 章 手引き第 3 章 手引

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薬局を利用するために必要な情報の掲示 ( 薬事法第 9 条の 4) 次の事項について 掲示板等により 薬局内に掲示 しなければなりません また 第 3 については 特定販売を行うことについての広告をする場合 ホームページ等に表示しなければなりません < 具体例 > 第 1 薬局の管理及び運営に関する

寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下

2 調査の実施 回収ア調査の実施方法受託者はセキュリティを確保し ストレスチェックの結果は実施者以外閲覧不可にして インターネットを活用して実施することとする 機構は 受託者に対し職員番号 氏名 所属部署 性別 生年月日 個人メールアドレス等のストレスチェックの実施に必要な情報を提供する 受託者はこ

医薬品 医薬部外品 化粧品 医療機器及び再生医療等製品の製造販売後安全管理の基準に関する省令に資するために 医療関係者を訪問すること等により安全管理情報を収集し 提供することを主な業務として行う者をいう 7 この省令で 第一種製造販売業者 とは 法第四十九条第一項に規定する厚生労働大臣の指定する医薬

IRB の 4 週間前までに事前確認に必要な資料をご提出ください 必要時にはヒアリングも実施いたします IRB 審議用確認資料 電子 ( メール ) にてご提出ください 製造販売後調査申請書 ( 様式 1) 1 部 審査用資料 1 薬品概要書 ( 添付文書でも可 ) 1 部 2 調査実施計画書 (

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Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

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目次 1. はじめに 2. 実際の応募手続き 3. 応募手続き完了の確認 2

別添 2 租税特別措置法施行令第 39 条の25 第 1 項第 1 号に規定する厚生労働大臣が財務大臣と協議して定める基準を満たすものである旨の証明願平成年月日厚生労働大臣殿 租税特別措置法施行令第 39 条の25 第 1 項第 1 号に規定する厚生労働大臣が財務大臣と協議して定める下記の基準を満た

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医薬品の製造販売後調査の 現状と留意点 1

本日の内容 1. 再審査申請と関連法規 2. 医薬品の再審査申請資料適合性調査 2.1. 実地調査 2.2. 書面調査 3. 適合性調査の効率化に向けて 3.1. 安全性情報管理シートの見直し 3.2. 医薬品再審査適合性調査相談 ( 新設 ) 2

本日の内容 1. 再審査申請と関連法規 2. 医薬品の再審査申請資料適合性調査 2.1. 実地調査 2.2. 書面調査 3. 適合性調査の効率化に向けて 3.1. 安全性情報管理シートの見直し 3.2. 医薬品再審査適合性調査相談 ( 新設 ) 3

再審査にかかる医薬品医療機器法の規定 医薬品医療機器法第 14 条の 4( 新医薬品等の再審査 ) 第 1 項次の各号に掲げる医薬品につき第十四条の承認を受けた者は 当該医薬品について 当該各号に定める期間内に申請して 厚生労働大臣の再審査を受けなければならない 第 3 項厚生労働大臣の再審査は 再審査を行う際に得られている知見に基づき 第一項各号に掲げる医薬品が第十四条第二項第三号イからハまでのいずれにも該当しないことを確認することにより行う 医薬品医療機器法第 14 条 ( 医薬品 医薬部外品及び化粧品の製造販売の承認 ) 第 2 項第 3 号 ( 中略 ) イ申請に係る医薬品 ( 中略 ) が その申請に係る効能又は効果を有すると認められないとき ロ申請に係る医薬品 ( 中略 ) が その効能又は効果に比して著しく有害な作用を有することにより 医薬品又は医薬部外品として使用価値がないと認められるとき ハイ又はロに掲げる場合のほか 医薬品 ( 中略 ) として不適当なものとして厚生労働省令で定める場合注 ) に該当するとき 注 ) 性状又は品質が保健衛生上著しく不適当な場合 4

再審査申請資料に関する調査 医薬品医療機器法第 14 条の 4( 新医薬品等の再審査 ) 第 4 項 ( 中略 ) 当該申請に係る医薬品が厚生労働省令で定める医薬であるときは 当該資料は 厚生労働省令で定める基準に従って収集され かつ 作成されたものでなければならない 第 5 項 ( 中略 ) 第一項各号に掲げる医薬品が前項後段に規定する厚生労働省令で定める医薬品であるときは あらかじめ 当該医薬品に係る資料が同項後段の規定に適合するかどうかについての書面による調査又は実地の調査を行うものとする 5

GPSP 厚生労働省令で定める基準 医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準に関する省令 ( 平成 16 年 12 月 20 日厚生労働省令第 171 号 ) 信頼性の基準医薬品医療機器法施行規則第 61 条 ( 第 43 条の準用 ) 法第 14 条の 4 第 4 項後段に規定する資料は,( 中略 ) 次に掲げるところにより, 収集され, かつ, 作成されたものでなければならない 一当該資料は, これを作成することを目的として行われた調査又は試験において得られた結果に基づき正確に作成されたものであること 二 ( 中略 ) 品質, 有効性又は安全性を有することを疑わせる調査結果, 試験成績等が得られた場合には, 当該調査結果, 試験成績等についても検討及び評価が行われ, その結果は当該資料に記載されていること 三当該資料の根拠になった資料は, 法第 14 条の 4 第 1 項の再審査の終了の日まで保存されていること ( 以下略 ) 6

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再審査申請後の標準的な流れ 査前 医薬品再審査適合性書面調査結果通知書 調当日 調査後1 事前情報の提出 再審査資料適合性調査における事前情報の収集の依頼について 2 日程調整 事前提出資料の提出 GPSP 実地調査及び書面調査の実施にあたり の依頼 3 実施通知書 再審査資料適合性調査及び担当者について 医薬品再審査適合性書面調査実施通知書 医薬品 GPSP 実地調査実施通知書 4 準備資料の提出 適合性調査 ( 品目名 ) に関する準備資料について 5 再審査申請資料適合性調査 (GPSP 実地調査 適合性書面調査 ) 調査実施 ( 資料目録 (GPSP 実地調査 適合性書面調査 )) 6 再審査申請資料適合性調査に係る照会 GPSP 実地調査及び適合性書面調査に係る照会事項について 7 結果通知書 医薬品 GPSP 実地調査結果通知書 8

医薬品 GPSP 実地調査における改善を要する事項 ( 件 ) 30 25 ( 調査等の実施 ) 平成 24 年度結果通知発出分 (34 社 58 品目 ) 平成 25 年度結果通知発出分 (22 社 34 品目 ) 平成 26 年度結果通知発出分 (23 社 35 品目 ) 20 ( 管理責任者 ) 平成 27 年度結果通知発出分 (30 社 52 品目 ) ( 使用成績調査 ) 15 10 ( 手順書 ) ( 自己点検 ) ( 委託 ) 5 0 ( 製造販売後臨床試験 ) ( 教育訓練 ) ( 記録の保存 ) 第 3 条第 4 条第 5 条第 6 条第 7 条第 8 条第 9 条第 10 条第 11 条 9

医薬品 GPSP 実地調査に関する問題事例と留意点事例 1 GPSP 第 3 条第 1 項 製造販売後調査等業務手順書の作成 製造販売後調査等業務手順書が製造販売業者等により作成されていなかった 製造販売後調査等業務手順書の作成は特定の役職の者に権限委譲されているが 作成者はその役職を離れた後にも作成していた 留意点 製造販売業者等は 製造販売後調査等業務手順書を作成しなければならない 製造販売業者等以外の者が作成する場合には 適切に権限委譲すること 10

医薬品 GPSP 実地調査に関する問題事例と留意点事例 2 GPSP 第 4 条第 3 項第 2 3 号 計画書の作成及び改訂の不備 製造販売後臨床試験実施計画書の作成 改訂について 製造販売後調査等管理責任者が確認した記録がなかった 製造販売後臨床試験実施計画書の改訂について 製造販売後調査等管理責任者へ適切な時期に報告されておらず 基本計画書の改訂が遅れた 留意点 製造販売後調査等管理責任者は 製造販売後臨床試験実施計画書を確認すること 基本計画書の改訂をすべきかどうか適切な時期に判断をすること 11

医薬品 GPSP 実地調査に関する問題事例と留意点事例 3 GPSP 第 6 条第 1 項使用成績調査 再調査の不備 調査票のコメント欄等の記載内容や再調査の回答内容で 再調査を要する記載があったにも関わらず再調査が行われていなかった 調査票には安全性に関わる情報が記載されていたにもかかわらず 再調査を実施しておらず 集計解析上 安全性集計対象外となっていた 留意点 再調査基準について 調査全体が一律の基準で取り扱われているか確認すること 必要な再調査を実施し 適切に申請資料を作成すること 12

医薬品 GPSP 実地調査に関する問題事例と留意点事例 4 GPSP 第 10 条第 2 項 第 3 項第 1 号 委託業務の確認の不備 契約締結日以前に委託業務の一部を実施した 委託業務が適正かつ円滑に行われているか製造販売後調査等管理責任者が確認していなかった 留意点 業務の委託においては 事前に委託先の能力確認を行い 業務契約締結後 委託した業務を開始すること 委託業務内容に応じ 委託業務が適正かつ円滑に行われているかの確認の方法及び確認の時期について委託先と合意しておくこと 13

医薬品 GPSP 実地調査に関する問題事例と留意点事例 5 承継品目について 承継前の会社において 製造販売後臨床試験の結果が製造販売業者に報告されていたことが確認できなかった 承継前の会社において 自己点検結果が製造販売業者に報告されていたことが確認できなかった 留意点 申請者は 再審査申請内容の確認を行える十分な資料及び情報を引き継ぎ 適合性調査時には承継前の GPSP 遵守状況についても説明できるようにしておくこと 承継前の会社において 自己点検が未実施であった事項について 承継後の会社は気づいた時点で適切に対応を行うこと 14

本日の内容 1. 再審査申請と関連法規 2. 医薬品の再審査申請資料適合性調査 2.1. 実地調査 2.2. 書面調査 3. 適合性調査の効率化に向けて 3.1. 安全性情報管理シートの見直し 3.2. 医薬品再審査適合性調査相談 ( 新設 ) 15

再審査申請資料実施 ライティング適合性書面調査の視点 ( 使用成績調査 ) 実施計画書に従った評価がされているか? 調査票の内容に矛盾はないか? 有害事象情報の収集が適切に行われているか? 業務手順書 施設選定 契約計画書 録 調査票記登データマネジメ集計解析再調査ントQ C 点検入契約は文書で行われているか? 重複症例の有無 登録期限の確認はされているか? 根拠資料から申請資料までの適合性を保証する 16

知事項なし1) 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月に適合性書面調査の結果通知を発出した再審査医薬品を対象 適合性書面調査における調査結果 (H27 年度 ) 1) 4 照会なし 6%(3 品目 ) 3 照会あり / 修正なし 27%(14 品目 ) 全 52 品目 3) 1 通知事項あり 2%(1 品目 ) 2 照会あり / 修正あり 65%(34 品目 ) 1 通知事項あり 結果の信頼性に影響を及ぼす事項又は改善すべき事項とされた場合 2 照会あり 2) / 修正あり 照会事項が発出され 回答にて承通認申請資料が一部修正された場合 3 照会あり 2) / 修正なし 照会事項が発出されたが 承認申請資料の修正は発生していない場合 4 照会なし 照会事項が発出されていない場合 2) 実地調査照会事項も含む 3) GPSP 実地調査及び適合性書面調査実施品目数 17

適合性書面調査の問題事例 安全管理情報の評価漏れや評価記録が不十分であった その後の対応 調査票を含めた安全管理情報を再度確認し 再評価を実施 評価記録に基づき 安全性 DB 入力 改めて 安全性 DB 入力情報と評価記録の一致性を確認 再審査申請資料の大幅差し替えを実施 適切な安全性 DB の管理 運用の重要性 18

本日の内容 1. 再審査申請と関連法規 2. 医薬品の再審査申請資料適合性調査 2.1. 実地調査 2.2. 書面調査 3. 適合性調査の効率化に向けて 3.1. 安全性情報管理シートの見直し 3.2. 医薬品再審査適合性調査相談 ( 新設 ) 19

安全性情報のシステム調査 ( プロセス調査 ) の検討 これまでの適合性調査 ( 安全性情報について ) 1. 手順書等を用いた業務プロセスの確認 2. 抽出症例の確認 できるだけ繰り返しの確認を避け 適合性調査の効率化を目指す 平成 25 年 4 月以降に再審査申請される品目のうち ご協力頂ける申請者の対象品目にてプレパイロット調査を実施中 ( 平成 25 年 6 月以降 ) さらなる適合性調査の効率化に向け 安全性情報管理シートを今後どのように適合性調査に用いていくか 信頼性保証部内で検討中 20

本日の内容 1. 再審査申請と関連法規 2. 医薬品の再審査申請資料適合性調査 2.1. 実地調査 2.2. 書面調査 3. 適合性調査の効率化に向けて 3.1. 安全性情報管理シートの見直し 3.2. 医薬品再審査適合性調査相談 ( 新設 ) 21

医薬品再審査適合性調査相談とは 現在の医薬品再審査による適合性調査では 製造販売後臨床試験や使用成績調査が終了後数年経過していることから 適合性調査実施時には企業の担当者等が退職しているなど 当時の状況の事実確認等に時間を要することが問題となっている 本相談は 医薬品再審査のために行われる製造販売後臨床試験等が終了した段階において 再審査申請資料として添付する予定の資料ついて 実質的な適合性に対する調査 ( 書面適合性調査および GPSP 実地調査 ) を行う メリット 1 メリット 2 メリット 3 企業担当者が在職しているため事実確認が容易 問題点の早期発見 体制の立直しが可能 再審査申請後の適合性調査の負担軽減 22

平成 28 年 7 月 21 日より事前面談の受付開始 ホーム > 審査関連業務 > 相談業務 > 対面助言 事前面談 ( 治験相談 簡易相談 ) 等 > 医薬品 医薬部外品 > 医薬品再審査適合性調査相談 http://www.pmda.go.jp/ review-services/f2f-pre/ consultations/0058.html 23

相談の内容 医薬品の再審査申請時に添付する予定の資料のうち 次のア又はイのいずれかについて 指導及び助言を行うもの ただし ア又はイの相談時には 当該試験 調査実施当時の GPSP 実施体制の確認及びデータマネージメント 解析等の実施状況の確認も同時に実施することとします ア既に終了した製造販売後臨床試験に関する資料について 信頼性基準への適合性に関する事項イ既に終了した使用成績調査もしくは特定使用成績調査に関する資料について 信頼性基準への適合性に関する事項 24

相談の流れ ( 概要 ) 事前面談 ( 必須 ) 手数料振り込み 申込書提出 資料搬入 相談の実施等のお知らせ 根拠資料提示 医薬品再審査適合性調査の実施 照会 回答 ( 必要に応じて ) 相談記録の伝達 25

相談の流れ ( 概要 ) 事前面談 ( 必須 ) 手数料振り込み 申込書提出 資料搬入 相談の実施等のお知らせ 根拠資料提示 医薬品再審査適合性調査の実施 照会 回答 ( 必要に応じて ) 相談記録の伝達 26

相談の流れ (1) 事前面談 ( 必須 ) 相談資料提出予定時期の 1 ヶ月程度前までに実施 相談事項 提出資料の内容 相談実施予定時期 申込書提出予定日等を確認 事前面談終了後 機構及び相談者において確認された事項について 事前面談確認書 を 併せて資料搬入時に必要な資料を記載した 搬入資料一覧表 を発行 受付時期 月曜日から金曜日 ( 国民の休日を除く ) 午前 9 時 30 分 ~ 正午 ( 厳守 ) 別紙様式 7 医薬品事前面談質問申込書 (Word, PDF) にて受付 27

相談の流れ ( 概要 ) 事前面談 ( 必須 ) 手数料振り込み 申込書提出 資料搬入 相談の実施等のお知らせ 根拠資料提示 医薬品再審査適合性調査の実施 照会 回答 ( 必要に応じて ) 相談記録の伝達 28

提出資料搬入 相談の流れ (2) 手数料を振り込んだ上で 医薬品再審査適合性調査相談申込書 に必要事項を記入し 下記 4 点と併せて 持参又は郵送によりお申込みください (1) 事前面談時に発行された確認書の写し (2) 振込金受取書等の写し (3) 医薬品再審査適合性調査相談に使用する資料目録 ( 再審査申請資料として添付を予定する資料及びその根拠資料の目録 ) (4) 医薬品の再審査申請時に添付する予定の資料 なお 事前面談時に発行された 搬入資料一覧表 の全ての項目にチェックを入れたものも併せて提出してください 受付時期 原則として 毎月第 3 週の火曜日の午前 10 時から午後 4 時 ( 厳守 ) なお 国民の祝日の場合等 状況に応じて 受付日を変更することがありますので申込書受付日を必ずご確認ください 様式第 22 号の 2: 医薬品再審査適合性調査相談申込書 (WORD, PDF) にて受付 29

相談の流れ ( 概要 ) 事前面談 ( 必須 ) 手数料振り込み 申込書提出 資料搬入 相談の実施等のお知らせ 根拠資料提示 医薬品再審査適合性調査の実施 照会 回答 ( 必要に応じて ) 相談記録の伝達 30

相談の流れ (3) 相談の実施等のお知らせ 機構の担当者が実施日時について調整をします 実施日時 場所等が確定した段階で 相談者の連絡先宛に郵送にてお知らせします 根拠資料提示 根拠資料は 医薬品再審査適合性調査相談当日に提示してください 相談実施 医薬品再審査適合性調査相談は 原則として 機構の担当者が企業へ訪問して行います なお 本相談の対象が製造販売後臨床試験である場合には 機構の担当者が医療機関へ訪問して調査を行うことがありますので 機構の担当者の指示に従ってください 31

相談の流れ ( 概要 ) 事前面談 ( 必須 ) 手数料振り込み 申込書提出 資料搬入 相談の実施等のお知らせ 根拠資料提示 医薬品再審査適合性調査の実施 照会 回答 ( 必要に応じて ) 相談記録の伝達 32

相談の流れ (4) 相談記録の伝達 相談終了後には 相談者に内容を確認した上で 機構にて記録を作成し 相談者に伝達します その他 医薬品再審査適合性調査相談の対象となった資料について 医薬品の再審査申請資料として使用する場合には 提出した資料の内容を変更していない旨の陳述書を提出していただきます また 医薬品再審査適合性調査相談記録は医薬品再審査申請資料の添付資料として提出してください 33

相談の留意点 1 適合性調査相談申込みの前に 事前面談を実施する必要があります 事前面談時には 主に以下の内容について確認 1 調査 試験の実施した背景 相談に至った経緯 2 適合性調査相談申込み時の申込資料 3 適合性調査相談申込み予定日 適合性調査相談申込みの 1 ヵ月程度前までに事前面談を実施してください 34

相談の留意点 2 相談申込み時に提出いただく相談資料は 相談の内容により提出が不要となる資料もありますが 再審査申請時に提出する資料 事前提出資料と基本的には同等の資料と考えています 実質的な再審査申請時の適合性調査 ( 書面調査および GPSP 実地調査 ) の早期実施となりますので 資料の品質管理や信頼性の担保の説明については再審査申請時と同等にご準備いただきますよう 十分ご配慮ください 35

最後に 再審査資料業務の効率化のため 事前に提出された資料で調査票回収の流れやデータマネジメント等を確認いたします ご対応にあたり 信頼性を担保する記録に基づいた資料の作成 保存をお願いします 36