市場調査部レポートウィークリー アウトルック 夏休み中のリスクオフにご用心! 2017 年 8 月 11 日 ( 金 ) 発行 No.148 相場環境 夏休み中のリスクオフにご用心! 全体観 米ドル やはり 8 月 は 鬼門 の月? 英ポンド 英ポンド / 円 下押し基調が強まる可能性も 豪ドル 北朝鮮情勢や主要国株価動向に注意が必要 NZ ドル RBNZ 総裁らが NZ ドル高をけん制 南アフリカランド ズマ大統領続投 不信任案が僅差で否決 ********************* 相場環境 夏休み中のリスクオフにご用心! 北朝鮮と米国が威嚇の応酬を続けていることによって 市場では地政学リスクが強く意識されています 市場のリスクオン / オフの指標である VIX 指数は 7 月に 90 年代初めの指数算出開始以来の最低水準を更新しましたが 10 日には大幅に上昇しました 今年に入って VIX 指数が上昇した局面は 4 月中旬 ( フランス大統領選挙 ) 5 月 17 日 ( トランプ大統領に更迭されたコミー前 FBI 長官のメモ公表 ) 6 月 29 日 ( 主要中銀の金融正常化の動き ) がありますが VIX 指数の終値が 16.0 を上回ったのは大統領選挙の投票日だった昨年 11 月 8 日以来のことです 1 Copyright 2017MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
気になるのは 2015 年 8 月の中国人民元切り下げのケースです 後に チャイナ ショック (*) と呼ばれましたが 人民元が切り下げられた 8 月 11 日と 12 日には VIX 指数はほとんど動きませんでした 人民元切り下げ ( 背景は ) 中国景気悪化 世界景気への懸念 から まず新興国市場が反応 不安心理が主要市場に波及して VIX 指数が上昇したのは 8 月 20 日になってからで 週末を挟んで 24 日には一時 50 を超える急上昇となりました 米ドル円もほぼ同じタイミングで下落し 24 日には一時 6 円近く急落しました (24 日をクライマックスとして いったん落ち着きました ) (*) 同年 6 月をピークに中国上海株が急落したことを含めるのが一般的なようです もちろん 同様のことが起きると予想するわけではありません ただ ちょうど 2 年前 日本でいえばお盆休 みを挟んでの展開だっただけに 用心するに越したことはないでしょう なお チャイナ ショック を受けた世界景気への懸念は尾を引き 2016 年春にも VIX 指数が 30 を超え る背景要因となりました *********** 来週は 米国の経済指標が多く発表されます 15 日の NY 連銀製造業景況指数 (8 月 ) と小売売上高 (7 月 ) 17 日のフィラ連銀製造業景況指数 (8 月 ) と鉱工業生産指数 (7 月 ) 18 日のミシガン大学消費者信頼感指数 (8 月 ) などです 景気は春先の一時的な減速を経て改善が期待される状況ですが これらの指標である程度確認できるかどうか 16 日に FOMC 議事録 (7/25-26 開催分 ) が公表されます 最近の関係者の発言はインフレの鈍化を懸念するものが増えているだけに 物価の見方を中心にどういった議論が展開されたか バランスシート縮小に関する部分も気になるところです 米国以外では 14 日の日本の GDP(4-6 月期 ) 15 日の RBA 議事録と英 CPI(7 月 ) 17 日の豪雇用統計 (7 月 ) など なかでも 英 CPI は 6 月に伸びがやや鈍化したこともあって利上げ機運が後退するキッカケになりました 再び利上げ機運を高める結果となるのか注目されます <チーフエコノミスト西田明弘 > 2 Copyright 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
全体観 米ドル やはり 8 月 は 鬼門 の月? やはり 8 月 というのは マーケットにとって 鬼門 の月なのでしょうか ここもと 米国と北朝鮮との間の緊張関係が激化し マーケット全般においてリスクオフの動きが加速し 比較的安全資産とされる円が買われる展開となっています 曰 ( いわく ) 付き の 8 月 相場ということは 7/28 号の マンスリー アウトルック 内でも記載した通りです が 海外ではバカンスシーズン そして国内でもお盆休み 夏休みで市場参加者が閑散となる中 例年 8 月半ばから後半にかけてのマーケットは荒れやすいというのが通説となっています 8 月 相場の傾向 パターンについては 先の マンスリー アウトルック とともに 8/4 号の ウィークリー アウトルック もご参考にしていただければ幸いです ちなみに 基本的な相場分析手法については 8 月 相場の傾向 パターンといった アノマリー分析 以外に 主にチャート分析を中心とした テクニカル分析 そして経済や金融 政治状況などを加味した ファンダメンタルズ分析 が有名ですが その他では 惑星の動きや月の満ち欠けといった天体観測をベースとする アストロロジー分析 ( 金融占星学 ) という手法も有名です この アストロロジー分析 については サイクルアナリストであるレイモンド メリマン氏の分析が有名ですが そこでは主に メリマンサイクル と呼ばれる サイクル理論に基づくマーケットの重要変化日にフォーカスした 内容が特に有名です その アストロロジー分析 の中でも 特に重要とされるのが 水星逆行現象 その現象は 通常 年に 3-4 回確認でき その中身は 地球上から水星を見た時に 軌道距離の関係から 逆行しているように見え る 期間のことを指します その期間中は コミュニケーションの齟齬や移動においてトラブルが発生しやすいと言われていますが マ ーケットにおいては 相場が荒れやすい 時期と定義されることが多く 足もとでは 8/13 から 9/5 までの期 間がその水星逆行現象が確認できる期間となっています その傾向 パターンを確認する上で 今年 (*)2 回にかけてその現象が発生した時期の相場状況を米ドル / 円相場を中心に振り返ってみると 1 回目となる 2016/12/19-2017/1/8 の期間中には その期間の直前に FRB が利上げを再開したことに伴う利益確定売り また 11 月の大統領選勝利からスタートした いわゆる トランプ ラリー の反動による下げ そして 1 月相場 特有の下押し等もあり 米ドル / 円の下落基調の起点となり得ています (* スタートは 2016 年であるものの 終了日時を基準としています ) また 2 回目については 4/10-5/4 までの期間となっており 当該期間中前半の材料は 主に北朝鮮 のミサイル発射や核実験観測に伴う地政学的リスクの台頭や 4/23 の第 1 回仏大統領選挙における極 3 Copyright 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
右 極左勢力の台頭懸念もあり 米ドル / 円の下押し基調が加速する動きとなりました その後 地政学的リスクの一旦の収束や 仏大統領選挙における中道 マクロン氏の勝利に伴う リリー フ ラリー ( マクロン ラリー ) もあり上昇する動きとなりました つまり 当該期間中の米ドル / 円は上下に大 きく振れる展開となったことは記憶に新しいところかと思います 1 回目 2 回目に共通するのが 当該期間中のメインテーマが 政治 や 軍事 であったということ とな れば 13 日からスタートする今年 3 回目の水星逆行現象期間中のメインテーマも 政治 軍事 となり得 るのか否かに注目すべきでしょう 当該期間中である 8/15 は北朝鮮にとって祖国解放記念日であるということ また 当該期間後の 9/9 は同国の建国記念日であることを勘案すると あくまで推測の域ながら 8/13-9/5 の水星逆行現象が見られる期間中に中距離弾道ミサイルの発射や 核実験の実施 もしくは何らかの軍事的衝突がある可能性についても考慮すべきでしょう 以下 米ドル / 円 日足チャート (2016/11/1-) と水星逆行現象 (1 回目 2 回目 ) を重ねたチャートにつき ご覧ください ただし これらについては不確定要素があまりに多く 推論 推測の域となることもあり 巷間騒がれる X デー 狂騒曲 に左右されるべきではないことも一言付け加えておきたいと思います 上記については あくまでアストロロジー分析のサイクル理論に基づく傾向 パターンであり 仮説であるということを十分認識していただくよう くれぐれもお願いするとともに 不測の事態に対処するためのリスク管理を徹底していただくよう くれぐれもお願いいたします ( アストロロジー分析については M2TV FX マーケットスクウェア内の アストロロジー分析と重要変化日について (8/10) をご覧いただければ幸いです ) 4 Copyright 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
閑話休題 以下 米ドル / 円 週足 スパンモデル +21 週ボリンジャーバンド +52 週 MA+ パラボリック +DMI をご覧ください 上記チャートにおいて 11 日執筆時点の米ドル / 円は 足もとの重要テクニカルラインと目されていた 52 週 MA(52 週移動平均線 110.23 円 ) を下回り 今年 6 月に付けた 108 円台を窺う展開となっています 米ドル / 円 週足 スパンモデル +21 週ボリンジャーバンド + パラボリック +DMI では 1) 21 週 MA(21 週移動平均線 ) がやや右肩下がりとなっていること 2) 遅行スパンがローソク足を下放れしつつあること 3) ローソク足が青い雲 (= 買い の雲 ) の下辺である先行 2 スパン付近にあること そして 4) パラボリック SAR( ストップ アンド リバース ) がローソク足の上方で点灯していることから 週足レベルにおいても下押しの時間帯であることが分かります 一方で DMI( 方向性指数 ) では +DI と -DI が絡み合い ADX が依然低い位置にある ( 上図青丸印 ) ことか ら 方向性自体は 弱い状態 であることを示唆しています これからの時間帯における重要テクニカルラインは 2 つ 青い雲の下辺である先行 2 スパン ( 109.00 円 ) と -2σ ライン ( 108.60 円 ) 前者メルクマール [ 先行 2 スパン ( 109.00 円 )] については ローソク足の刹那的な下抜けの可能性は十分あると見るべきでしょう その一方で 仮に後者 [-2σライン( 108.60 円 )] メルクマールをローソク足が明確に下抜けブレークした場合 ( ) は 下降モメンタムがさらに強まる可能性もあるため 警戒すべき水準と捉えるべきでしょう ( 終値 Bid レート基準 ) <チーフアナリスト津田隆光 > 5 Copyright 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
英ポンド 英ポンド / 円 下押し基調が強まる可能性も 以下 英ポンド / 円 日足 スパンモデル +21 日ボリンジャーバンド + パラボリック +DMI をご覧ください 上記チャートのメルクマール ( 指標 ) を確認していくと 1) 21 日 MA(21 日移動平均線 ) が下向きであること 2) 遅行スパンがローソク足を下抜けブレークしていること 3) ローソク足が青い雲の下辺 (= 先行 2 スパン ) を下抜けブレークし -2σラインを割り込んでいること 4) パラボリック SAR( ストップ アンド リバース ) が上方で点灯していること そして 4) DMI( 方向性指数 ) で +DI>-DI の乖離がさらに拡大する動きとなっていること ( 上図青丸印 ) から 英ポンド / 円は 下降トレンドが強まる状況であることが分かります 先週の当レポートでも記載した通り 英ポンド / 円 日足チャートの喫緊の重要ポイントであったボリンジャー バンド -2σ ライン ( 144.16 円 ) および先行 2 スパン ( 143.19 円 ) を明確に下回ったことから 英ポンド / 円のトレンドは レンジ相場主体 下降トレンド主体 へと変化したと捉えてよいでしょう 足もとの英ポンド / 円における下値メドは 6/12 に付けた安値レベルである 138.65 円 ( 上図赤三角印 ) ボリンジャーバンド ±2σ ラインが 21 日 MA に対して拡張 ( エクスパンション ) する動きとなっていることも加 味すると 当面の英ポンド / 円は下押しモメンタムが強まる可能性もありそうです < 津田 > 6 Copyright 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
豪ドル 北朝鮮情勢や主要国株価動向に注意が必要 豪ドルは今週 下落しました 対米ドルで 0.78 米ドル台 対円で 85 円台へと値を下げました 8 月 1 日の RBA( 豪中銀 ) による豪ドル高けん制に加え 今週に入り 北朝鮮情勢が緊迫化したことで リスク回避の動きが強まり 豪ドルに下落圧力が加わりました 北朝鮮情勢には 引き続き注意が必要です また 米国など主要国の株価動向にも目を向ける必要がありそうです 米ダウ平均やナスダック総合指数 S&P500 は 10 日 大幅安となりました 北朝鮮情勢の一段の緊迫化や株価の下落などによって リスク回避の動きが強まる場合 豪ドルに下落圧力が加わる可能性があります 来週 (8 月 14 日の週 ) の豪州の独自材料として 15 日の RBA 議事録 (8 月 1 日開催分 ) 16 日の 4-6 月期賃金コスト指数 17 日の 7 月雇用統計が挙げられます RBA 議事録では 豪ドル高についてどのような議論がなされたのかに注目 RBA は賃金の伸びの鈍さを繰り返し指摘してきました そのため 雇用コスト指数の結果が RBA の今後の金融政策に影響を与える可能性があります <シニアアナリスト八代和也 > NZ ドル RBNZ 総裁らが NZ ドル高をけん制 RBNZ(NZ 中銀 ) は 8 月 10 日 政策金利を過去最低の 1.75% に据え置くことを決定しました 据え置き は 5 会合連続です 市場では今回 RBNZ が NZ ドル高をけん制し 2019 年 7-9 月期に想定している利上げ時期を後ずれさ せるとの見方がありました RBNZ は声明で NZ ドルについて 5 月の声明以降 米ドルの軟化が一部要因となって TWI( 貿易加重指 数 ) が上昇した と指摘 貿易財インフレの上昇や よりバランスの取れた成長を実現するために NZ ドルの 下落が必要だ と強調しました RBNZ のウィーラー総裁は政策会合後 NZ ドルの下落を望む と述べ RBNZ には ( 為替 ) 介入する能力があり いつでも実施可能だ と語りました さらにその後 マクダーモット総裁補佐が RBNZ は NZ ドルの水準に対し 5 月よりも若干不快感を覚えている としたうえで 市場は 最近の NZ ドル高に対する RBNZ の不快感を認識すべきだ と発言 NZ ドル高をけん制しました 一方 金融政策報告における政策金利 (OCR) 見通しは 前回 5 月から変化なし 2019 年 4-6 月期まで平均 1.8% に維持された後 2019 年 7-9 月期に平均 1.9% へと上昇するとの見通しが示されました RBNZ の現在の政策金利は 1.75% OCR 見通しをみると RBNZ は引き続き 今後 2 年間の政策金利据え置きを想定しているようです 市場は ウィーラー総裁らが NZ ドル高をけん制したことを材料視 ウィーラー総裁の発言以降 NZ ドルは 7 Copyright 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
対円や対米ドルで下落しました 来週 (8 月 14 日の週 ) は NZ ドル高けん制発言が引き続き材料視される可能性があります その場合 NZ ドルは上値が重い展開になりそうです 北朝鮮情勢の一段の緊迫化や 主要国の株価下落などによって リスク回避の動きが強まる場合 NZ ドルにはさらなる下押し圧力が加わる可能性があります < 八代 > 南アフリカランド ズマ大統領続投 不信任案が僅差で否決 8 月 8 日に南アフリカのズマ大統領の不信任投票が実施され 賛成 177 反対 198( 棄権 9) となり 僅 差で否決されました それにより ズマ大統領の続投が決まったものの 南アフリカランドが売られました ズマ大統領については 相次ぐ汚職疑惑により 批判が高まっていました 今年 3 月には 市場からの信 頼が厚いゴーダン財務相を更迭し ゴーダン氏を含めて 10 人の閣僚を交代する大幅な内閣改造を断行し たことで ランドが急落するなど市場の混乱を招くことがありました 不信任案が否決されたことでランドが売られたのは 南アフリカの政局の不安定な状況は今後も続くと市 場でみなされたためでしょう 今回の不信任投票の結果は ランドにとってマイナス材料と考えられます 一方で 不信任投票後に北朝鮮情勢が緊迫化したことで 市場の関心は北朝鮮情勢に向きました その ため 不信任投票の結果はそれほど材料視されていない感があります ただし 南アフリカの政局関連のニ ュースは突発的に出てくることも多く 注意は必要です < 八代 > 8 Copyright 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
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< 執筆者 > 西田明弘 ( にしだあきひろ ) 市場調査部チーフエコノミストマクロ経済 マーケット全般 1984 年 日興リサーチセンターに入社 米ブルッキングス研究所客員研究員などを経て 三菱 UFJ モルガン スタンレー証券入社 チーフエコノミスト シニア債券ストラテジストとして高い評価を得る 2012 年 9 月 マネースクウェア ジャパン (M2J) 入社 市場調査部チーフアナリストに就任 現在 M2J の WEB サイトで 市場調査部レポート 市場調査部エクスプレス 今月の特集 など多数のレポートを配信する他 TV 雑誌など様々なメディアに出演し 活躍中 津田隆光 ( つだたかみつ ) 市場調査部チーフアナリストマーケット全般 米ドル ユーロ ポンド担当日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト (CMTA) 主に国際商品市況のマーケット業務に従事し 2008 年 1 月マネースクウェア ジャパン入社 シニアテクニカルアナリストとして独自のアレンジを取り入れた各種テクニカル分析レポートを執筆する傍ら セミナー講師やラジオ NIKKEI 番組コメンテーターなどを務める 2016 年 4 月 市場調査部チーフアナリストに就任 八代和也 ( やしろかずや ) 市場調査部シニアアナリスト豪ドル NZドル トルコリラ 南アランド カナダドル担当 2001 年 ひまわり証券入社後 コールセンター 為替関連の市況ニュースの配信 レポートの執筆など FX 業務に携わる 2011 年 12 月 マネースクウェア ジャパンに入社 市場調査部に所属し 豪ドルや NZ ドルといったオセアニア通貨にフォーカスした オセアニア レポート を執筆している FX に携わり 14 年 10 Copyright 2017 MONEY SQUARE JAPAN, INC. All rights reserved.
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