する これにより 策定手続の重複をなくすとともに 計画間の整合性を高め 方向性を一つにしたまちづくりを進める 1 東村山市第 5 次総合計画 ( 以下 第 5 次総合計画 という ) 2 東村山市都市計画マスタープラン ( 以下 都市計画マスタープラン という ) 3 第 2 次東村山市人口ビジョン

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[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

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4 施策別計画 4 施策別計画 施策別計画の見方 施策の方向性を示しています 関連する施策と連携の内容を示して 取組の目標を示しています います なお 市民協働や人権 行政 施策の必要性を示しています の効率化などを内容とする まちづ 取組の現状と課題を示しています くりを進めるための基盤 である施

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9川総行推第29号

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基本理念 1 市民参加及び協働は 市民の豊かな知識及び社会経験並びに創造的な活動を尊重して推進されなければならない まちづくりの基本理念 変更 まちづくりは 市民一人一人が市民参加を行い 協働を行うとともに できるところから自立的に活動して地域の実情に合わせて取り組むことを基本とし 次のことを考慮し

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目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

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も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

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Transcription:

第 1 回総合計画審議会資料平成 30 年 11 月 19 日 東村山市第 5 次総合計画等 5 計画策定の考え方 ( 案 ) 1. 策定の趣旨 東村山市では 市の最上位計画として平成 23 年度に東村山市第 4 次総合計画 ( 以下 第 4 次総合計画 ) を策定し 将来都市像 人と人人とみどりが響きあい笑顔あふれる東村山 の実現に向けた市政運営を進めてきた この間 住みたい 住み続けたいまちを目指したまちづくりを行い さまざまな成果を出すとともに 現在も東村山駅周辺の連続立体交差事業や都市計画道路の整備が進んでおり まちが大きく変わろうとしている 一方で 市の人口は 平成 24 年をピークに減少傾向へ転じており 全国的な傾向からも 人口減少と少子高齢化のさらなる進行が見込まれる また 科学技術の革新や生活スタイルの変化など 市や市民 行政を取り巻く環境は大きく変化している そのような中 平成 33 年度を初年度とする東村山市第 5 次総合計画を含む 5 つの計画 構想 ( 東村山市第 5 次総合計画 東村山市都市計画マスタープラン 第 2 次東村山市人口ビジョン 東村山市創生総合戦略 東村山市公共施設等総合管理計画 市センター地区整備構想を指す 以下 5 計画 という ) の策定手続を開始する時期を迎えた 第 5 次総合計画は 市が人口減少 少子高齢化が進む社会環境下に置かれて初めての総合計画となり これまでのように成長を前提とした発想を転換する必要がある 今回策定する 5 計画は そのような転換点にあってまちの持続可能性を高め 東村山市らしい地域経営を進めるために必要な取り組みを明らかにする重要な計画となる 策定にあたっては こうした将来の変化など市を取り巻く将来の状況を予測し これを踏まえて広く市民との議論を深め 東村山の未来を拓く計画としたい 2. 計画策定に向けた基本的な考え方 (1) 情報の共有 市民の参加 協働を重視した計画策定市では 平成 26 年 4 月 1 日に 東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例 を施行し まちづくりを進めていくための理念や原則を定めた 5 計画の策定は 市民と情報を共有し 市民の意見を踏まえて計画を策定するなど この理念や原則を尊重して進めるものとする ( 最終頁に条例の抜粋を記載 ) (2) 将来の環境変化を見据えた計画策定 5 計画は 持続可能な地域経営に資する計画とするため 社会環境の変化を見据える将来の予測を行い これを基に策定する 例えば 30 年 ~40 年先の推計人口から将来の東村山が置かれる環境を予測し その地点でありたいまちの姿に近づくための方策を検討するなど 未来を起点とした計画策定を行う (3)5 計画の効果的かつ効率的な策定 以下の 5 計画の策定 改定を効果的かつ効率的に行うため 相互の連携 調整を図ることと 1

する これにより 策定手続の重複をなくすとともに 計画間の整合性を高め 方向性を一つにしたまちづくりを進める 1 東村山市第 5 次総合計画 ( 以下 第 5 次総合計画 という ) 2 東村山市都市計画マスタープラン ( 以下 都市計画マスタープラン という ) 3 第 2 次東村山市人口ビジョン 東村山市創生総合戦略 ( 以下 第 2 次人口ビジョン 総合戦略 という ) 4 東村山市公共施設等総合管理計画 ( 以下 公共施設等総合管理計画 という ) 5 市センター地区整備構想 3. 各計画の考え方 (1) 各計画の考え方 1 第 5 次総合計画 ( 計画の概要 ) 総合計画は 東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例第 16 条第 1 項の規定に基づく 市の最上位計画であり 市全体の政策 施策について広く方向性を定める 東村山市が目指すまちの将来像 まちづくりの方向性等を定める基本構想と その実現を図るための方策を定める計画で構成する ( 策定の考え方 ) 第 4 次総合計画の終了に伴い 新たに第 5 次総合計画を策定するものである 計画の具体的な構成 期間等については策定過程で検討を行う 2 都市計画マスタープラン ( 計画の概要 ) 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づき定める市の都市計画に関する基本的な方針である ( 改定の考え方 ) 都市計画マスタープランは 第 5 次総合計画の基本構想 東京都が定める 都市計画区域の整備 開発及び保全の方針 に即して現行計画を改定する 改定は 市民の意見 社会状況の変化及びまちづくりの進捗等を踏まえて行う 計画構成は 現行計画と同様に全体構想 地域別構想 実現化方策等の構成とし 計画期間も 現行計画と同様に 20 年間とすることを想定するが 具体的には改定過程で検討を行う 2

3 第 2 次人口ビジョン 総合戦略 ( 計画の概要 ) 人口動態の分析 将来人口の推計 人口の将来展望等を示す人口ビジョンと 基本目標別の施策を示す創生総合戦略で構成する 国の方針 ( まち ひと しごと創生長期ビジョン 等 ) を踏まえて策定する ( 策定の考え方 ) 現在の人口ビジョン 創生総合戦略の終了に伴い 新たに策定する 計画の構成 計画期間は 策定過程で検討する 平成 33 年度を初年度とするが 創生総合戦略について国の方針等が示された場合は その方針等を反映する 4 公共施設等総合管理計画 ( 計画概要 ) 公共施設総合管理計画は 国において平成 25 年 11 月に策定された インフラ長寿命化計画 等の要請に基づき策定した 公共施設の維持管理 更新等を着実に推進し 今後も持続可能な市民サービスを提供していくための行動計画である 現況や課題認識を整理する 共通編 理念や方針 取組みの方向性等について整理した ハコモノ編 と インフラ編 からなり 平成 28 年度から同 42 年度までを計画期間としている ( 改定の考え方 ) 東村山市公共施設等総合管理計画のこれまでの取組みを総括し さらに取組みを推進することを目的に改定を行う 改定に当たっては 同時に策定を行う各計画と一貫性を持たせ 国の 公共施設等総合管理計画の策定にあたっての指針 の改訂 ( 平成 30 年 2 月 ) 等を踏まえて第 2 フェーズに向けた見直しを行う 第 2 フェーズの期間は 第 5 次総合計画に合わせて設定する 5 市センター地区整備構想 ( 計画の概要 ) 老朽化している公共施設の再生と 連続立体交差事業をはじめとした都市基盤整備に合わせて 市本庁舎を中心とする周辺施設の将来的なあり方 方向性を検討するもの ( 検討の考え方 ) 諸課題の整理や解決方法 情報収集 事業手法の検討を行い 第 5 次総合計画や都市計画マスタープラン等の策定 改定に合わせてその時点でのまとめを行う 3

(2) 計画相互の関係性について第 5 次総合計画が市の最上位計画であり 他の計画 構想は 目的や分野などの範囲を限定して詳細に定めた計画である 策定にあたっては 5 計画で方向性を一にし 相互に整合性を確保するよう留意して行うものとする 最上位計画 第 5 次総合計画 相互に連携 整合 都市計画マスター 第 2 次人口ビジョ 公共施設等 市センター地区 プラン ン 総合戦略 総合管理計画 整備構想 都市づくりの計画を明確化 人口減少 少子高齢化への対応を具体化 公共施設等の維持 更新等を具体化 拠点形成を具体化 4. 策定体制 (1)5 計画の策定体制 1 5 計画は 計画策定過程で 対話や調査等により市民が参加する機会を確保し 市民の意向を踏まえて策定する 2 第 5 次総合計画 都市計画マスタープラン及び第 2 次人口ビジョン 総合戦略は それぞれ附属機関等の審議または協議を踏まえて策定する 3 5 計画は 市の内部検討体制を組織し検討を進めるとともに 各計画の内容や策定段階によって 全庁の関係部署が意見交換等を行い 計画策定を協力して行うものとする 4 5 計画は 各計画の内容や策定段階によって 東村山市議会へ報告し 意見をいただきながら策定を進める 4

(2) 市民の計画策定への参加 1 5 計画の策定は 第 5 次総合計画を中心に各計画において必要十分な市民のご意見をいただき 相互の計画においてもそれらを反映するものとする 2 計画策定への参加の機会や計画案等は 随時 市報 市ホームページなどで情報共有する 3 人口減少をはじめとして将来環境が変化する転換点となる計画策定となるため 将来の予測を情報共有する 4 次代を担う若年層をはじめ 幅広い市民が計画策定に参加できる機会を設ける また 将来を見据えた協働や公民連携を推進するため 地域の課題解決に向けてパートナーとなる団体や事業者の意向把握を行う 参加手法は 時代に合わせた多様な手法を組み合わせるものとし 以下のものを想定する ア計画策定に関する情報共有のための説明会等の開催計画策定の過程において計画策定に関する情報や計画案等を広く共有するため 説明会等を開催する イ郵送アンケートによる意向把握 広く市民のまちづくりへの意識やニーズを把握するため 無作為に抽出した市民を対 象に郵送アンケート調査を実施する ウ幅広い世代の市民の対話による意向把握 東村山の将来像等に関する意見を収集するため 幅広い世代の市民が東村山市の未来に ついて対話するワークショップ等を開催し めざす将来像等に関する意見を収集する エ地域ごとの意向把握 地域ごとの住民の視点からまちづくりへの意見を収集するために 地域の特性や課題 将来像等について話し合う機会を設ける オインターネットを活用した意向把握 郵送やワークショップ等では参加が難しい方からも意見をいただくために 容易にアク セスできるインターネットを活用した意向把握を実施する (3) 付属機関等での検討審議会を設置する計画においては 策定に関して審議会への諮問を行い 市民や専門家等による大局的 専門的見地から意見 審議等をいただく 協議会においても同様に 計画策定の諸段階において意見 協議等をいただくため 会議を開催するものとする ( 第 5 次総合計画 ) 東村山市総合計画審議会 ( 都市計画マスタープラン ) 東村山市都市計画審議会 ( 第 2 次人口ビジョン 総合戦略 ) 東村山市創生総合戦略推進協議会 5

(4) 市の内部検討体制について市は 計画ごとに検討組織を設置して検討を行う 但し 検討組織は 構成員を同一にするなどして計画相互の連携 整合を図る 5 計画の共通事項や連絡調整事項は 5 計画等策定所管部連絡調整会議で連絡調整を行い 総合計画策定委員会において審議する また 計画策定にあたっては 関係部署における計画内容の検討 策定手続の実施など全庁的に取り組むものとする 体制 計画 第 5 次総合計画 都市計画マスタ ープラン 第 2 次人口ビジ ョン 総合戦略 公共施設等総合 管理計画 市センター地区整備構想 各計画の検討を行う組織 ( 市長 副市長 教育長 部長職で構成 ) 総合計画策定委 員会 ( 仮称 ) 都市計 画マスタープラ ン改定委員会 総合計画策定委 員会 公共施設再生計 画庁内検討会議 ( 副市長 担当 次長で構成 ) 経営会議 ( 市長 副市長 教育長 部長職で構成 ) へ報告 市センター地区整備構想検討会議 総合計画策定委員会 5 計画の共 ( 市長 副市長 教育長 及び部長職で構成 ) 通事項に係 5 計画等策定所管部連絡調整会議 る検討を行 ( 担当 3 部の部長及び担当次長で構成 ) う組織 5 計画等策定所管課部連絡調整会議作業部会 ( 担当 5 課の課長以下で構成 ) 5 計画の内 容の検討 策定手続を実 各計画に関係する部署など庁内の全組織 施する組織 (5) 東村山市議会への報告等 5 計画は 各計画の内容や策定段階によって 東村山市議会へ報告し 意見をいただきながら策定を進める このうち 第 5 次総合計画の基本構想案は 東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例第 16 条第 3 項に則り 市長から東村山市議会へ議案として提出し 市議会における審議 議決を経て決定する 6

5. 策定の流れ 5 計画策定の流れは概ね次のとおりとする 具体的な策定手続は 策定過程で検討を行う 平成 30(2018) 年度平成 31(2019) 年度平成 32(2020) 年度 5 計画共通 基礎調査 分析 5 計画間の調整 整合 第 5 次総合計画 現計画の総括 方向性の検討 基本構想案の検討 構想議決 基本計画案の検討 都市計画マスタープラン 現計画の総括 方向性の検討 計画案の検討 計画 確 第 2 次人口ビジョ 人口分析 推計 人口の将来展望検討 定 ン 総合戦略 現計画の総括 方向性検討 計画案の検討 公共施設等総合管 理計画 現計画の総括 方向性検討 数値情報等更新 取組方策検討 数値情報等更新 ロードマップ検討 市センター地区整 備構想 構想の概略検討 方向性の検討 時点まとめ この流れは 策定過程において随時見直しを図るものとする 7

( 参考 ) 東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例 抜粋 ( 基本理念 ) 第 2 条自治の中心である市民並びに議会及び市長 職員は 市民一人ひとりの尊厳と自由を尊重し 情報を共有しながら それぞれの役割と責務を果たし 公共の福祉の実現を目指します あわせて 市民と市民 市民と市とが互いにつながり 支え合いながら 安心で希望ある自立した地域社会を創造していきます ( 基本原則 ) 第 3 条自治を進める基本原則は 次の各号に定めるとおりとします (1) 情報共有の原則市は 市民に対し 市政に関する情報を分かりやすく公表し 情報共有に努めます (2) 市民参加の原則市は 市民が自治の中心であることを基本として 市民の参加の下にまちづくりを進めます (3) 協働の原則市民及び市は 市内において活動をする個人 団体と互いに自らの意思と責任のもと 対等な関係で協働してまちづくりを進めます ( 総合計画 ) 第 16 条市は 総合的かつ計画的な市政運営を図るために 最上位計画として総合計画を策定します 2 総合計画は 基本構想及び基本構想の実現を図るための計画により構成されます 3 前項の基本構想の策定にあたっては 議会の議決を経るものとします 4 市は 各政策分野における計画を策定し 又は変更するときは 総合計画の趣旨に則り行います 8