ニュースリリース 2 0 1 8 年 5 月 1 8 日株式会社日本政策金融公庫 設備投資割合が調査開始以来 過去最高 ~5 年連続で設備投資割合が上昇 ~ 設備投資に関するアンケート調査結果 ( 生活衛生関係営業の景気動向等調査特別調査結果 2018 年 1~3 月期 ) 設備投資を実施した企業 2017 年 (1 月 ~12 月 ) に設備投資を実施した企業の割合は 28.1% と 前年調査を 1.4 ポイント上回り 2008 年の調査開始以来 過去最高となった (2 ページ ) 業種別にみると 実施した の割合は がを大きく上回った (2 ページ ) は 実施した の割合が 2008 年の調査開始以来 過去最高となった (2 ページ ) 設備投資の目的は 補修 更新 の割合が最も高い (4 ページ ) 設備投資を実施しなかった企業 2017 年 (1 月 ~12 月 ) に設備投資を実施しなかった企業 ( の 71.9%) のうち 当初は設備投資を予定していた企業の割合は 6.2% となった (5 ページ ) 設備投資を実施しなかった理由は 既存の設備で対応可能 景気や業界動向の不透明感 返済負担の増加懸念 の順に高い (5 ページ ) 今後の設備投資の必要性 2018 年 1 月以降の設備投資の必要性は 必要性を感じている の割合がの約 5 割を占めた (6 ページ ) < お問い合わせ先 > 日本政策金融公庫国民生活事業本部生活衛生融資部 生活衛生情報支援グループ担当 : 小沢 一ノ瀬 TEL 03-3270-1653
調査の実施要領 調 査 時 点 2018 年 2 月中旬 調 査 方 法 郵送調査 調 査 対 象 生活衛生関係営業 3,290 企業 有効回答企業数 3,061 企業 ( 回答率 93.0%) ( 業種内訳 ) 1,402 企業 51 企業 145 企業 171 企業 55 企業 108 企業 412 企業 259 企業 458 企業 本調査における留意事項 2012 年 4~6 月期調査時点で調査対象企業の見直しが行われている 2016 年 4~6 月期調査時点で沖縄県を調査対象に加えている 比率の算出にあたっては 無回答を除いたものを母数としている 1
1 設備投資の実施状況 2017 年 (1 月 ~12 月 ) に設備投資を実施した企業の割合は 28.1% と 前年調査を 1.4 ポイント上回り 2008 年の調査開始以来 過去最高となった ( 図表 1) 業種別にみると 実施した の割合は がを大きく上回った ( 図表 2) は 実施した の割合が 2008 年の調査開始以来 過去最高となった ( 図表 3) 2008 年 (n=3,220) 2009 年 (n=3,220) 2010 年 (n=3,220) 2011 年 (n=3,188) 2012 年 (n=2,892) 2013 年 (n=2,977) 2014 年 (n=3,015) 2015 年 (n=2,995) 2016 年 (n=3,086) 2017 年 (n=3,061) 20.9 24.2 19.0 18.9 16.9 20.4 21.6 23.2 26.7 28.1 図表 1 設備投資の実施状況 79.1 75.8 81.0 81.1 83.1 79.6 78.4 76.8 73.3 71.9 2 図表 2 設備投資の実施状況 業種別 図表 3 設備投資の実施状況 実施した の割合が 2017 年に過去最高となった 3 業種 50 40 30 20 10 0 実施した 36.8 19.7 17.8 実施しなかった 42.2 19.9 8.9 ( 実施した 割合の最近 5 年間の推移 ) 36.8 20.7 14.0 (n=3,061) (n=1,402) (n=145) (n=55) (n=412) (n=458) (n=51) (n=171) (n=108) (n=259) 18.4 17.2 28.1 27.5 34.5 29.1 28.2 実施した 49.0 49.1 60.2 実施しなかった 81.6 82.8 71.9 72.5 65.5 70.9 71.8 51.0 50.9 39.8 実施した の割合がより 5 ポイント以上高い業種を点線枠 ( 赤色 ) で表示 48.1 49.1 24.9 24.5 29.1 27.5 2013 年 2014 年 2015 年 2016 年 2017 年
2 設備投資の金額 2017 年に実施した設備投資の金額 (1 月 ~12 月の総額 以下同じ ) は 100 万円以下 の割合が最も多い また 500 万円以下 の小口投資の割合がの約 8 割を占めている ( 図表 4) 業種別にみると 及びは 500 万円超の比較的高額な設備投資割合がと比べて高くなっている ( 図表 5) 図表 4 設備投資の金額 図表 5 設備投資の金額 業種別 (n=861) 1,000 万円超 9.6 100 万円以下 100 万円超 300 万円以下 300 万円超 500 万円以下 500 万円超 1,000 万円以下 1,000 万円超 300 万円超 500 万円以下 9.3 500 万円超 1,000 万円以下 7.4 100 万円超 300 万円以下 28.1 100 万円以下 45.5 (n=861) (n=79) (n=76) (n=386) (n=53) (n=73) (n=50) 24.0 32.9 45.5 43.4 59.5 56.6 54.9 38.0 42.5 28.1 35.8 20.3 26.3 27.7 12.0 9.3 7.4 9.6 5.1 6.3 8.9 5.3 7.9 3.9 6.2 6.5 3.8 7.5 4.7 9.4 5.5 11.0 8.2 14.0 12.0 (n=25) 24.0 20.0 20.0 16.0 20.0 (n=103) 21.4 21.4 16.5 10.7 30.1 500 万円以下 82.9% (n=16) 18.8 18.8 25.0 12.5 25.0 3 500 万円超 の設備投資割合がに比べ高い業種を点線枠 ( 赤色 ) で表示 についてはサンプル数僅少のため参考値
( ) 3 設備投資の目的 設備投資の目的は 補修 更新 の割合が最も高い ( 図表 6) 業種別にみると がを大きく上回った ( 図表 7) 図表 6 設備投資の目的 複数回答 図表 7 設備投資の目的 業種別 複数回答 (n=861) 補修 更新 ( 耐震改修は除く ) 省エネルギー 環境配慮 売上増加 ( インバウンド対応は除く ) 18.8 17.4 62.3 ( 耐震補改修修 は更除新く ) 省エ環ネ境ル配ギ慮ー 対イ応売ンは上バ除増ウく加ンド 合理化 省力化 新サー新ビ商ス品の 導入 福利厚生 規社制会へ的の要対請応 インバウンド対応 新規事業への進出 耐震改修 合理化 省力化 新商品 新サービスの導入 福利厚生 社会的要請 規制への対応 インバウンド対応 新規事業への進出 耐震改修 17.4 11.8 4.5 3.4 2.9 2.7 2.4 (n=861) (n=386) (n=50) (n=16) (n=76) (n=79) (n=25) (n=103) (n=53) (n=73) 62.3 18.8 17.4 17.4 11.8 4.5 3.4 2.9 2.7 2.4 12.5 60.4 19.7 17.1 17.1 12.4 3.4 4.4 2.1 3.1 1.6 13.0 66.0 16.0 22.0 18.0 4.0 8.0 10.0 2.0 6.0 2.0 4.0 50.0 6.3 0.0 37.5 6.3 18.8 6.3 0.0 6.3 0.0 37.5 52.6 23.7 23.7 15.8 21.1 5.3 2.6 0.0 2.6 1.3 23.7 48.1 24.1 21.5 15.2 21.5 8.9 0.0 3.8 3.8 2.5 15.2 60.0 12.0 16.0 24.0 28.0 0.0 4.0 0.0 0.0 8.0 12.0 80.6 23.3 17.5 18.4 3.9 1.9 1.0 9.7 1.0 4.9 4.9 83.0 13.2 5.7 9.4 3.8 0.0 0.0 1.9 0.0 3.8 7.5 57.5 8.2 17.8 20.5 6.8 8.2 2.7 2.7 1.4 2.7 11.0 12.5 より5ポイント以上割合が高い項目を色掛け ( 青色 ) で表示 についてはサンプル数僅少のため参考値として灰色で表示 4
4 設備投資未実施企業の当初実施予定の有無および設備投資を実施しなかった理由 2017 年 (1 月 ~12 月 ) に設備投資を実施しなかった企業 ( の 71.9%) のうち 当初は設備投資を予定していた企業の割合は 6.2% となった ( 図表 8) 設備投資を実施しなかった理由は 既存の設備で対応可能 景気や業界動向の不透明感 返済負担の増加懸念 の順に高い ( 図表 9) 図表 8 設備投資未実施企業の当初実施予定の有無 図表 9 設備投資を実施しなかった理由 複数回答 (n=2,200) 当初 設備投資を予定していた 6.2% (n=2,157) 既存の設備で対応可能 景気や業界動向の不透明感 29.3 76.5 もともと設備投資は予定していなかった 93.8% 返済負担の増加懸念 自己資金の不足 収益の悪化 24.9 23.2 22.9 後継者不在 16.4 2017 年 (1 月 ~12 月 ) に設備投資をしなかったと回答した企業に尋ねたもの 外部からの資金調達が困難 事業縮小 6.9 5.4 7.0 2017 年 (1 月 ~12 月 ) に設備投資をしなかったと回答した企業に尋ねたもの 5
5 今後の設備投資の必要性 2018 年 1 月以降の設備投資の必要性は 必要性を感じている の割合がの約 5 割を占めた 業種別にみると の順に高い ( 図表 10) は 500 万円超の比較的高額な設備投資割合がと比べて高くなっている ( 図表 11) 図表 10 今後の設備投資の必要性 図表 11 必要性を感じる設備投資の総額 業種別 必要性を感じている 必要性を感じない 100 万円以下 100 万円超 300 万円以下 300 万円超 500 万円以下 500 万円超 1,000 万円以下 1,000 万円超 (n=3,061) 45.7 54.3 (n=1,398) 38.0 31.3 11.2 8.7 10.9 (n=1,402) 44.1 55.9 (n=618) 43.4 31.9 11.0 7.0 6.8 (n=145) 40.7 59.3 (n=59) 20.3 30.5 22.0 15.3 11.9 (n=55) 32.7 67.3 (n=18) 38.9 22.2 11.1 11.1 16.7 (n=412) (n=458) 44.4 38.6 55.6 61.4 (n=183) (n=177) 45.4 53.7 32.8 29.9 8.7 9.3 3.8 4.0 6.8 5.6 (n=51) 70.6 29.4 (n=36) 13.9 8.3 11.1 16.7 50.0 (n=171) 78.9 21.1 (n=135) 17.0 25.9 11.1 14.1 31.9 (n=108) 62.0 38.0 (n=67) 28.4 32.8 14.9 10.4 13.4 (n=259) 40.5 59.5 (n=105) 18.1 42.9 16.2 10.5 12.4 6 500 万円超 の設備投資割合がに比べ高い業種を点線枠 ( 赤色 ) で表示 についてはサンプル数僅少のため参考値
( ( ) ) 6 必要性を感じる設備投資の目的 必要性を感じる設備投資の目的は 補修 更新 の割合が最も高い ( 図表 12) 業種別にみると がを大きく上回った ( 図表 13) 図表 12 必要性を感じる設備投資の目的 複数回答 図表 13 必要性を感じる設備投資の目的 業種別 複数回答 (n=1,393) 補修 更新 ( 耐震改修は除く ) 売上増加 ( インバウンド対応は除く ) 省エネルギー 環境配慮 19.7 33.0 63.5 耐震補改修修 は更除新く 対イ応売ンは上バ除増ウく加ンド 省エ環ネ境ル配ギ慮ー 合理化 省力化 新サー新ビ商ス品の 導入 規社制会へ的の要対請応 福利厚生 新規事業への進出 インバウンド対応 耐震改修 合理化 省力化 新商品 新サービスの導入 社会的要請 規制への対応 福利厚生 新規事業への進出 インバウンド対応 6.5 5.4 4.2 3.7 19.4 17.5 (n=1,393) (n=616) (n=59) (n=18) (n=180) (n=177) (n=36) (n=135) (n=67) (n=105) 63.5 33.0 19.7 19.4 17.5 6.5 5.4 4.2 3.7 3.5 7.8 60.2 34.6 19.2 20.6 14.9 7.8 5.4 4.2 3.6 2.4 8.1 69.5 15.3 13.6 32.2 16.9 13.6 6.8 11.9 3.4 3.4 1.7 61.1 16.7 16.7 38.9 11.1 11.1 5.6 5.6 0.0 5.6 5.6 63.9 35.0 23.9 11.7 27.8 1.7 2.8 5.0 1.7 3.3 9.4 55.4 41.2 20.3 13.0 31.1 1.1 9.0 5.6 3.4 3.4 9.0 69.4 33.3 11.1 19.4 27.8 16.7 0.0 2.8 0.0 2.8 5.6 75.6 35.6 14.8 20.7 8.9 6.7 4.4 0.7 11.1 5.2 5.2 82.1 16.4 28.4 9.0 4.5 6.0 0.0 0.0 4.5 6.0 9.0 62.9 26.7 21.9 30.5 9.5 8.6 9.5 3.8 0.0 6.7 8.6 耐震改修 3.5 より5ポイント以上割合が高い項目を色掛け ( 青色 ) で表示 についてはサンプル数僅少のため参考値として灰色で表示 7.8 7
7 必要性を感じる設備投資を実施する上での問題点 実施予定時期 必要性を感じる設備投資を実施する上での問題点は 自己資金が不足している 現在の収支状況からみて 返済負担の増加が心配 設備投資の金額が高額 の順に高い ( 図表 14) 必要性を感じる設備投資の実施予定時期は 1 年以内 の割合がの約 5 割を占めている ( 図表 15) (n=1,389) 図表 14 必要性を感じる設備投資を実施する上での問題点 複数回答 図表 15 必要性を感じる設備投資の実施予定時期 自己資金が不足している 48.0 (n=1,398) 現在の収支状況からみて 返済負担の増加が心配 設備投資の金額が高額 景気の見通しに不安 不透明感がある 43.7 40.8 38.8 未定 29.4 3 ヶ月以内 13.9 3 ヶ月超 6 ヶ月以内 13.1 期待する投資効果が不透明 22.8 5 年超 0.5 後継者不在 外部からの資金調達が困難 公的機関からの助成金 補助金の受け入れに不安がある 受け入れられない 13.3 12.6 8.2 3 年超 5 年以内 2.9 1 年超 3 年以内 18.0 6 ヶ月超 1 年以内 22.3 1 年以内 49.3% 金利上昇リスクが心配 3.8 4.7 特に問題点はない 14.3 8