外国籍会議第1期

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2 主な論点 ( 例 ) Ⅰ 外国人との共生社会の実現に向けた基本的考え方 < 総論 >( 例 ) 最近 ( 経済危機後 ) の外国人を取り巻く状況 目指すべき共生社会のあり方 社会的統合 ( あるいは多文化共生 ) の意義や内容 ( どこまでの社会的統合 ( あるいは多文化共生 ) を求めるのか

三鷹市健康福祉総合計画2022

文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

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地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

(2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する監査に関すること (4) 外国人家事支援人材の保護に関すること (5) 特定機関において外国人家事支援人材の雇用の継続が不可能となった場合の措置に関すること (6) その他 本事業の適正かつ確実な実施のために必要なこと 3

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第 1 期多文化共生会議最終報告書の提言 (2007 年 3 月 ) への対応状況のまとめ 1 提言番号提言内容現行の実施状況 ( 平成 21 年 2 月時点 ) 社会生活部会からの提言 テーマ 1 外国人市民への情報提供システムの確立 1-1 外国人市民への広報活動に関する基準をつくる優先して提供

1 外国人傷病者対応 資料 1

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5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

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新たな外国人材受入れ制度の検討経緯及び概要 平成 30 年 7 月 12 日 経済産業省 製造産業局 今年 2 月 20 日の経済財政諮問会議において 総理から以下の指示 安倍政権として いわゆる移民政策をとる考えはありません この点は堅持します 他方で 5 年間のアベノミクスによって 有効求人倍率

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教育支援資料 ~ 障害のある子供の就学手続と早期からの一貫した支援の充実 ~ 平成 25 年 10 月 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課

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韓国 朝鮮籍市民は 過去の歴史的な経緯から 従来 非常に高い割合を占めていましたが 昭和 60 年 (1985 年 ) の国籍法の改正や日本国籍の取得 ( 帰化 ) 高齢化の進行などにより減少傾向となっています また 1980 年代以降 政府による中国帰国者及びインドシナ難民の受け入れなどもあり 中

2. 意見の概要と市の考え方寄せられた意見の概要及び意見に対する市の考え方は次のとおりです 意見書の内容意見に対する市の考え方 前文 に条例の基である 言語 の位置づけを明確に示し 前文 に手話は言語として位置づけられている旨の記載条例の策定趣旨を理解しやすくしてください を追加しました また 前文

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

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外国人との共生・交流社会づくり推進指針(仮称)素案

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周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

高齢者福祉施設でのみんなの体操等実演会 講師派遣実施要領 1 目的社会福祉法人等が運営する高齢者福祉施設に入所されているみなさんや当該施設でケアにあたる皆さんの健康の維持 向上のために みんなの体操等を活用して健康の保持増進等のため みんなの体操等実演会を実施するもの 2 スキーム施設に入所されてい

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

第 2 章計画の推進及び進行管理 1 計画の推進 県 市町村及び県民が 関係機関等と相互に連携を図りながら 県民の歯 口腔の健康づくりを推進します 県における推進 (1) 全県的な推進 県全域の課題を踏まえた基本的施策や方向性を示すとともに 取組の成果について継続的な評価を行い 県民の生涯を通じた歯

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

岐阜県多文化共生推進基本方針 ( 案 ) に対するパブリックコメントとそれに対する県の考え方 ( パブリックコメント結果 ) ページ番ご意見 ( 概要 ) 号 年毎に見直しをされるようですが 大きな社会情勢などの変化があれば見直しをする必要があると思います 基本は5 年で良いと思いますが

資料4_1いじめ防止対策推進法(概要)

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資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

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第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

入院おむつ代支給事業実施要綱

(2) 施策目標 施策目標 1 日本人と外国人が共に活躍できる環境の整備 東京で暮らす外国人が日本人と同様に能力を最大限発揮し 活躍できるよう 子供の教育支援等に着実に取り組む また 外国人ビジネスパーソン等の生活に関するサポートや外国人留学生等に対する就業 起業支援等を行い 外国人が東京で一層活躍

平成21年度 指定管理業務評価シート(様式)

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資 料 1

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新宿区は 外国人住民が全国で一番多く暮らす自治体で 全区民の 10% を超えています 地域別 全国 平成 26 年 1 月 1 日現在 住民記録人口総数 ( 人 ) 日本人住民人口 外国人住民人口 人数 ( 人 ) 割合 (%) 人数 ( 人 ) 割合 (%) 128,438, ,434

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(1) 政府の方針 (2) 近年の法改正の動向 (3) 国の高齢者雇用施策の概要 2 神奈川県の取組 (1) シニア ジョブ スタイル かながわ (2) 神奈川生涯現役促進協議会の取組 (3) 第 10 次神奈川県職業能力開発計画 (4) 経済団体への要請 (5) シルバーベンチャーの創出促進 (6

はじめに 道では 北海道行政基本条例 に基づき 道政の基本的な方向を総合的に示す計画として 新 北海道総合計画 を策定し 政策展開の基本方向の一つとして 安心で心豊かな北海道ライフスタイル を掲げ 安全 安心な生活の確保 に向け 防災 減災の体制づくり を進めています 保健福祉部では 特に 子ども

Ⅱ 各論第 2 章 各 論 第 2 章 介護と医療 関係機関の連携 第 1 節 介護と医療 関係機関の連携 1 連携のための関係機関のネットワークづくり 現状 課題 平成 19 年度に内閣府が公表した 高齢者の健康に関する意識調査 によると 多くの高齢者が要介護状態になっても 可能な限り住み慣れた地

北見市特別支援教育の指針 平成 25 年 11 月

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強制加入被保険者(法7) ケース1

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

Transcription:

1 外国籍の子どもが希望する学校に就学できるよう 外国籍の子どもの保護者向けの就学案内を作成し 地域の日本の学校だけでなく外国人学校の連絡先 ( 名称 所在地 電話番号等 ) も掲載するよう市町村教育委員会に要請する 市町村教育委員会で 所管する小 中学校等以外の外国人学校等を就学案内において掲載したり 同封するなどの取組みを行うことは 就学案内を発行 送付する責任上 難しく 措置していない ( 子ども教育支援課 ) 会議等の機会を通じて市町村へ要請した ( 国際課 ) 2 就学案内が学齢期に達する外国籍の子どもの保護者に確実に届くよう市町村教育委員会に要請する 3 日本語指導等協力者を増員するとともに 派遣回数を増やすなど 日本語教育に関する施策をより一層充実させる 市町村教育委員会に関する提言については 市町村教育委員会指導事務主管課長会議等の場で施策の実施について働きかけをした ( 子ども教育支援課 ) 会議等の機会を通じて市町村へ要請した ( 国際課 ) 市町村教育委員会に関する提言については 市町村教育委員会指導事務主管課長会議等の場で施策の実施について働きかけをした ( 子ども教育支援課 ) 会議等の機会を通じて市町村へ要請した ( 国際課 ) 1

4 学習言語を効果的に習得させるため 地域国際化協会やNPO ボランティア等と連携 協力を図りながら 来日後の一定期間 母語を活用した学習支援を行うよう市町村教育委員会に要請する 市町村教育委員会に関する提言については 市町村教育委員会指導事務主管課長会議等の場で施策の実施について働きかけをした ( 子ども教育支援課 ) 会議等の機会を通じて 市町村へ要請した 平成 18 年度から地球市民かながわプラザの指定管理事業として外国人教育相談を行っている また 地球市民かながわプラザ2 階の情報フォーラムにおいて 関連情報の収集及び行政 教育関係機関 NGO 等支援者 外国籍県民への情報提供を行っている かながわ国際交流財団では かながわ民際協力基金事業を通じ 外国につながる子どもたちの学習支援関連事業を行うNGO 等への支援を行っている ( 国際課 ) 5 子ども 保護者及びNPO ボランティア等が 放課後に母語や日本語で交流を図れるよう学校の空き教室などの場を提供するよう市町村教育委員会に要請する 子どもを含めた地域住民の学習や文化活動の場として 平成 29 年度現在 県内の公立小学校 294 校 中学校 101 校 県立高等学校と県立特別支援学校を合わせて 23 校で特別教室等の開放を行っている ( 生涯学習課 ) 会議等の機会を通じて 市町村等へ要請した 地球市民かながわプラザに 日本語ボランティアクラスの運営等にも使用できる フォーラムスペース を設け NGO や市民グループの活動の場を提供している ( 国際課 ) 2

提言内容措置状況 検討状況等 ( 平成 28 年 2 月末時点 ) 6 外国籍生徒が高校に入学しやすくなるように 公立高校の在県外国人特別募集の志願資格を緩和するとともに 外国籍生徒が多く在住する地域の公立高校では必ず実施するよう高校入試制度を改善する < 過去の状況を含む > 平成 20 年度の募集から 在県外国人等特別募集の条件を 在留期間について 2 ヶ月条件を緩和した また 日本国籍を取得した者についても 取得後 3 年以内で在留期間が通算 3 年以内であれば志願できることとした 平成 23 年度入学者選抜から 在県外国人等特別募集は 10 校 109 名で実施している 引き続き 地域のニーズや県全体のバランスを考慮しつつ 特別募集実施校の拡大について検討し 志願資格についても他県の状況等を研究し 神奈川県にあった形を検討する ( 高校教育企画課 ) 7 外国籍県民が母国の言葉と文化に接するとともに 日本人も外国への理解を深められるよう 公立図書館に外国語の図書や日本語で紹介した外国に関する図書を配架した外国図書コーナーを増設する 外国語資料については 資料収集要綱等に基づき 主要国及び近隣諸国の言語で書かれた基本図書及び参考図書を収集し また 外国籍県民が日本情報を得られるような図書 ( オン ジャパン ) を収集し 提供した これらにより外国籍県民への情報提供を図るとともに 外国籍県民と日本人の相互理解の一助となるよう努力している ( 生涯学習課 ) 会議等の機会を通じて市町村へ要請した ( 国際課 ) 8 定住する外国籍県民の就労を支援するために 必要な技術や知識を習得できるよう職業能力開発の機会を積極的に提供する 平成 21 年度から 神奈川労働局と連携し ハローワークの受講あっせんを受けた定住外国人を対象に 民間教育訓練機関等への委託による職業訓練を実施している 平成 24 年度実施の訓練科 介護ヘルパー養成科 ( 定住外国人対象コース ) 定員 10 名 訓練期間 3 か月 ( 産業人材課 ) 3

提言内容措置状況 検討状況等 ( 平成 28 年 2 月末時点 ) 9 ハローワークに設置されている 外国籍県民に対する就職サポート をより一層充実するよう国に働き かける 10 外国籍県民の雇用を促進するた め 企業に対する支援を行うとと もに啓発を充実させる < 過去の状況を含む > 外国人労働者問題連絡調整会議等を通じて 要請の趣旨を伝えた ( 労政福祉課 ) 神奈川労働局とは 外国人労働者問題連絡調整会議等を通じて情報交換を行っている 神奈川労働局と共催で実施している外国人雇用管理セミナーを通じ 使用者等に対する普及啓発に努めている ( 労政福祉課 ) 11 健康保険 年金保険及び雇用保険制度を国籍を問わず 公正かつ柔軟性のある制度に改善するよう国に要請する 在留外国人に対する国民健康保険の被保険者資格の適用については 平成 16 年 6 月 8 日に改正国民健康保険法施行規則が公布 施行され 外国人登録法に基づく登録を受けた者であり かつ 原則として出入国管理及び難民認定法の規定により 1 年以上の在留期間を決定されたもの とする等明確化された なお 現在は 平成 24 年 7 月 9 日の改正国民健康保険施行規則の施行により 住民票が作成される者 ( 原則 3 ヶ月を超えて日本に滞在すると認められる者 ) が国保の適用対象となっている ( 医療保険課 ) 年金に関する要望事項については 年金関係事務を所管する日本年金機構に対して要望した ( 保健福祉局総務室 ) 社会保険や労働保険の加入等 制度の運用は国の所管であるが 県としても外国人向け窓口がある県労働センターにおいて 外国人労働問題ノウハウ集 ( スペイン語 ポルトガル語 中国語 日本語 ルビ付き ) の配布を行うとともにホームページにも掲載し この問題についての啓発に努めている ( 労政福祉課 ) 脱退一時金の充実については 国への要望 を行った 脱退一時金の充実については 都道府県国際交流推進協議会を通じて国に要望した ( 国際課 ) 4

12 災害時に備え 緊急避難手引きを多言語で作成し 外国人世帯に積極的に周知するよう市町村に要請する 県 市町村安全防災主管課長会議等において 外国人を含めた災害時要配慮者対策の着実な推進について検討を依頼した ( 災害対策課 ) 会議等の機会を通じて 市町村へ要請した 県及び市町により構成する かながわ自治体の国際政策研究会 ( 事務局 : 県国際課 ) として平成 18 年 3 月に財団法人地方財務協会及び財団法人消防科学総合センター発行の多言語地震防災冊子 地震に自信を の内容を基に 新たに6 言語で外国籍県民のための防災マニュアルを作成し 各市町村に配布するとともに 県ホームページに掲載している また 同研究会では 平成 18 年 10 月に 緊急のとき こまったときの行動マニュアル を日本語を含む 11 言語で作成し 関係機関に配布した 平成 19 年 3 月に 災害時における要援護者支援対策検討会 ( 事務局 : 県保健福祉総務課 ) において 市町村における外国人を含めた要援護者対策を支援するための 災害時における要援護者支援マニュアル作成指針 の改訂を行い 提言の趣旨を反映した 地震対策を紹介した平成 25 年 3 月発行の 県のたより特集号 の抜粋を 10 言語に翻訳したものを 平成 26 年 3 月から県ホームページに掲載している ( 国際課 ) 5

13 災害時の緊急情報を提供するため 有線放送やテレビ ラジオを通じた多言語放送 災害用伝言ダ 平成 27 年 10 月の県 市町村地震災害対策検討会議において 外国人向けの災害対策の推進について検討を依頼した ( 災害対策課 ) イヤル (171) の多言語対応などに 会議等の機会を通じて 市町村等へ要請した ついて 市町村や関係機関に働き 平成 19 年 3 月に 災害時における要援護者支かける 援対策検討会 ( 事務局 : 県保健福祉総務課 ) に おいて 市町村における外国人を含めた要援護者 対策を支援するための 災害時における要援護者 支援マニュアル作成指針 の改訂を行い 提言の 趣旨を反映した 平成 23 年 9 月に 県内自治体 国際交流協会等 を対象として 災害時外国人住民支援における 今後の実践的な取組み をテーマとした研修会を 開催し 災害時の多言語による支援方法等につい て共有した 自治体職員 国際交流協会職員等を対象とした 災害時の外国人支援に係る研修会を実施してい る ( 国際課 ) 14 災害通訳ボランティアのネットワーク体制を構築する 平成 27 年 10 月の県 市町村地震災害対策検討会議において 外国人向けの災害対策の推進について検討を依頼した ( 災害対策課 ) 現在 本県で実施している 多言語支援センターかながわ において 災害時ボランティアのネットワーク体制構築に向け 検討している ( 国際課 ) 6

15 地域社会における救援協力活動が円滑に行えるよう 平時から在住外国人が町内会や自治会などに溶け込んでいけるよう支援する 県 市町村安全防災主管課長会議等において 外国人を含めた災害時要援護者対策の着実な推進について検討を依頼した ( 災害対策課 ) 平成 19 年 3 月に 災害時における要援護者支援対策検討会 ( 事務局 : 県保健福祉総務課 ) において 市町村における外国人を含めた要援護者対策を支援するための 災害時における要援護者支援マニュアル作成指針 の改訂を行い 提言の趣旨を反映した 会議等の機会を通じて 市町村へ要請した 県及び市町により構成する かながわ自治体の国際政策研究会 ( 事務局 : 県国際課 ) の中で 平成 20 年に 災害時外国人住民支援検討部会 を新設し 災害時の取組みとしての 災害時多言語支援センター の設置 運営を見据えた平時のネットワーク作り及びそのネットワークを利用した取組について調査 研究を行った 平成 22 年 3 月には調査 研究した内容を報告書にとりまとめ 市町村と情報を共有した ( 国際課 ) 7

16 医療通訳派遣システム構築事業について 持続可能な仕組みとして確立させ医療通訳の派遣を継続するよう関係機関に働きかける かながわボランタリー活動推進基金 21 を活用した NPO と県との協働事業として 平成 15 年度から実施していた医療通訳派遣システム構築事業は 平成 19 年度をもって終了したが 医療機関や関係市町 県保健福祉部等を構成員とする医療通訳派遣システム検討協議会において 今後の費用負担のあり方を中心に平成 20 年度以降の持続可能な仕組み作りについて検討を重ねた結果 医療通訳派遣システム事業 として事業を継続することとなった 平成 20 年度は 基金 21 事業の成果を踏まえ NPO 法人 医療機関等と役割分担等を調整し 県負担金事業として実施 平成 21 年度以降は 本事業に賛同し負担金を支出する市町及び神奈川県を構成員とする新たな協議会 ( かながわ医療通訳派遣システム自治体推進協議会 ) を設置して継続実施している 平成 23 年度の協定医療機関拡大にあたっては 財政的により安定した仕組みとなるよう 医療機関の費用負担を導入した 平成 24 年度には 協定医療機関を 35 病院に増やし 実施している 平成 27 年度から対象言語にロシア語を追加し 11 言語で実施 ( 国際課 ) 医療通訳の養成 研修にあたり 必要に応じて 専門人材の派遣等を検討していく ( 保健福祉局総務室 医療保険課 ) 17 各病院が医療通訳を活用しやすくするため 外国籍患者に対する通訳措置に係る経費について保険適用するよう国に働きかける 医療通訳制度については 本来 国の責任において行われるものであり 県として 国への要望 等において 診療時における言語や生活習慣等による障害を解消するための通訳活用制度の創設について継続的に要望している ( 保健福祉局総務室 医療保険課 ) 8