RICOH Pro C7100S シリーズ封筒印刷ガイド RICOH Pro C7100S シリーズをご購入頂きましたお客様へ 平素は弊社製品をご活用賜り 誠にありがとうございます 本ガイドでは RICOH Pro C7100S シリーズにて封筒印刷を行う場合の機器の設定方法 運用する上でご注意頂きたい点等をまとめたガイドとなります お客様環境にて封筒印刷を行う上で ご一読頂きたくお願い致します 以上 お手数ですが よろしく御願いいたします リコージャパン株式会社 RICOH Pro C7100S シリーズサポート担当
封筒印刷を行う前に < トレイ毎にセットできる封筒枚数 > 角形 2 号封筒 (240 332mm) 長形 3 号封筒 (120 235mm) 1 洋長 3 号封筒 (120 235mm) 1 封筒 #10/ 封筒 DL その他不定形サイズタテ ( 幅 )100.0~330.2 mmヨコ ( 長さ )139.7~487.7 mm 1 手差しトレイ ( トレイ A) 2 段ワイド給紙トレイ ( トレイ 3~8) 10 枚 20~40 枚 ( 目安 ) 10 枚 - 3 段ワイド給紙トレイ ( トレイ 3~5) 10 枚 1 幅が139.7mm 未満の封筒は紙厚 5(220gsm) までしか使用できませんので ご注意ください 2 封筒によっては 右記のx-yが10mm以上でも もう少々セット枚数を増やすことも可能ですが 用紙づまり等発生した y 場合は セット枚数を減らしてください 2 注意事項 封筒の反りはできるだけ矯正し 封筒 1 枚の反りは 5 mm以内としてください トレイへのセット時は 封筒の底部の積載高さ (x) とフラップ部分の積載高さ (y) の差が 10 mm以内になるようにセットしてください 反りが 5mm 以内 x x-y が 10mm 以内 < 用紙のセット > 印刷面を上にしてセットしてください フラップを開いて給紙するため 口糊なしの封筒しか印刷できません 封筒の種類と向き セット方法 ( 手差し 給紙トレイ共通 ) 長形封筒 角形封筒をセットするときは 中の空気を抜いてフラップ ( ベロ部分 ) を開き フラップと反対側から給紙トレイにセットしてください 洋形封筒 洋長形封筒をセットするときは 中の空気を抜いてフラップ ( ベロ部分 ) を開き フラップと反対側から給紙トレイにセットしてください 2
封筒印刷を行う前に < 使用する用紙サイズ 原稿サイズ > まず 印刷に使用する封筒の用紙サイズの幅 ( タテ ) 長さ ( ヨコ ) をフラップありで測定します 角形 / 長形封筒 洋形 / 洋長形封筒 ( カマス貼り ) ( ダイヤモンド貼り ) 長さ ( ヨコ ) 長さ ( ヨコ ) 幅 ( タテ ) 幅 ( タテ ) 幅 ( タテ ) 長さ ( ヨコ ) 測定した値は 不定形サイズとして 以下 3 点のサイズで共通に設定してください 1 機器本体の用紙設定のサイズ 2 アプリケーションのデータで指定する原稿サイズ 3 プリンタードライバーで設定する原稿サイズ < その他注意事項 > ダイヤモンド貼りの封筒の場合 フラップの先端が細く フィニッシャーが搬送しきれず 用紙排紙エラーが発生する場合があります その場合は フラップを閉じて給紙するよう設定して下さい 排紙時の紙詰まりを予防し 紙揃えを安定させるため フィニッシャーには Z 折り補助台を装着してご使用ください 1 ボタンを押し 排紙トレイを下げる ( ランプ点灯 ) 2Z 折り補助トレイをセットする ( 穴が 2 つ空いており その穴にセットする ) 3 ボタンを押し 排紙トレイを上げる ( ランプ消灯 ) 幅が 20 cm以下の封筒をトレイにセットする場合は トレイの下の底板を 2 枚外してから封筒をセットします 封筒の幅が 139.7 mm未満の場合は フィニッシャー上トレイを排紙先として指定してください 3
機器本体の設定 < 本体側での用紙設定方法 > 1. 本体の液晶パネル外側の [ 初期設定 ] ボタンを押し 右上の [ ログイン ] ボタンを押します 2. ログインユーザー名 ログインパスワードを入力し ログインします ( 初期値ログインユーザー名 :admin ログインパスワード : なし ) 3. 本体の液晶パネル外側の [ 用紙設定 ] ボタンを押し 右上の [ 編集 ] を押します 4. 左下の [ 用紙データベースから呼び出し ] を押し 検索等で ご利用になりたい封筒銘柄を選択後 右上の [ ユーザー設定紙へ登録 ] ボタンにて登録します なお 登録されていない場合は 封筒という名称の 0083~0085 のいずれかで 近い gsm の封筒を選択します 163gsm 以下は 0083 封筒 163.0-220.0gsm を選択します なお 幅が 139.7mm 未満の封筒は紙厚 5 ( 0083 封筒 163.0-220.0gsm ) までしか使用できません 5. [ ユーザー設定紙編集 ] 画面に戻りますので 今登録した用紙を選択します 6. [ ユーザー設定紙内容変更 ] 画面が表示されますので [ 用紙名称 ] をわかりやすい名称に変更 [ 用紙サイズ ] を不定形サイズにて設定し [ 設定 ] ボタンを押します 7. [ 用紙設定 ] 画面に戻り 封筒をセットしたトレイを選択し 6 で作成した封筒の用紙設定を選択します 4
機器本体の設定 印刷した際に 封筒にしわが入る場合の調整方法 1. 本体の液晶パネル外側の [ 初期設定 ] ボタンを押し 右上の [ ログイン ] ボタンを押します 2. ログインユーザー名 ログインパスワードを入力し ログインします ( 初期値ログインユーザー名 :admin ログインパスワード : なし ) 3. 本体の液晶パネル外側の [ 用紙設定 ] ボタンを押し 右上の [ 編集 ] を押します 4. 調整を実施したいユーザー設定紙を選択します 5. [ ユーザー設定紙内容変更 ] 画面が表示されますので [ 次へ ] ボタンを押し [ 詳細設定 ] の [ 変更 ] ボタンを押します 6. [101 封筒定着ニップ幅調整 ] を選択し [+] ボタンを 2 回 (+20) 押し [ 設定 ] ボタンを押します 1200 ミリ秒 注意事項 +20 としても しわが改善されない場合は さらに +20 ずつ設定して お試しください しわが出にくくなるかわりに 封筒の種類によっては トナーがはがれやすくなることがありますので ご注意ください 5
パターン 1: カラーコントローラー E-43A での印刷方法 < プリンタードライバー Command WorkStation の設定 > 1. アプリケーションからデータを開き 印刷メニューから PS ドライバーを選択し [ プロパティ ] を開きます Command WorkStation をご利用の場合も同様にジョブのプロパティを開きます 2. 以下の設定後 印刷を実行します 設定順設定タブ設定内容 1 レイアウト両面 : オフ 方向 : 原稿にあわせて設定 2 仕上げ出力順 : フェイスアップ - 昇順 180 度回転 : オン 3 用紙 PaperCatalog:[ 選択 ] ボタンからトレイ在中のユーザー設定紙を選択 自動的に用紙サイズ 紙厚 用紙の種類が選択されます 給紙トレイ : 封筒をセットした給紙トレイを選択原稿サイズ : 予め測定したサイズを不定形サイズで設定 < ご注意事項 > 思うような印刷位置とならない場合は PS ドライバーの [ 仕上げ ] タブにある [ 画像シフト ] にチェックをし [ おもて ] の設定値にて 移動させたい方向 (x/y 軸 ) に数値を入力し 調整を行って下さい 6
パターン 2:RPCS ドライバーからの印刷方法 < プリンタードライバーの設定 > 1. アプリケーションから印刷指示をする前に ご利用のパソコンでデバイスとプリンターからご利用の RPCS ドライバーのプリンターアイコンを右クリックし [ プリンターのプロパティ ] を押して 機器側で登録したユーザー設定紙を同期します 2. アプリケーションからデータを開き 印刷メニューから RPCS ドライバーを選択し [ プロパティ ] を開きます 3. [ 項目別設定 ] タブに切り替え 以下の設定後 印刷を実行します 設定順設定タブ設定内容 1 基本 原稿方向 : 原稿にあわせて設定 180 度回転 : チェックを入れる 原稿サイズ : 予め測定したサイズを不定形サイズで設定 2 用紙 給紙トレイ : 封筒をセットした給紙トレイを選択 ( 自動トレイ選択にしない ) 用紙種類 :[ 自動 ] を選択 < ご注意事項 > 思うような印刷位置とならない場合は RPCS ドライバーの [ 編集 ] タブの一番下にある [ 印刷位置の設定 ] にて 調整を行って下さい プリンター本体の設定とアプリケーションによっては 90 度回転して印刷されてしまう場合がございます その場合は 以下の設定を行って下さい < 設定手順 > 機器本体の [ 初期設定 ] ボタン - [ プリンター初期設定 ] [ システム設定 ] タブ [ 次へ ] [ トレイ設定選択 ] にて 封筒をセットしたトレイの設定を [ 機器側設定優先 ] に設定します 7
パターン 3: カラーコントローラー R-60A での印刷方法 < プリンタードライバーの設定 > 1. アプリケーションからデータを開き 印刷メニューから PS ドライバーを選択して [ ジョブプロパティ ] を開きます 2. 以下の設定後 印刷を実行します 設定順設定タブ設定内容 1 面付け : 通常 印刷面 : 片面回転角度 :180 度 2 用紙 原稿サイズ : 予め測定したサイズを不定形サイズで設定 選択方法 : 用紙リストを選択し 一度 [ 更新 ] ボタンを押した上で トレイ在中 のユーザー設定紙を選択 3 仕上げ 折りの種類 : しない [ おもて面を上にして排紙 ] を選択排紙先 : 用紙幅に応じて指定します 用紙幅が139.7mm 未満の場合は [ フィニッシャー上トレイ ] を指定します <ご注意事項 > 思うような印刷位置とならない場合はPSドライバーの [ 仕上げ ] タブにある [ 印刷位置調整 ] を選択し [ おもて面 ] の設定値にて 移動させたい方向 (x/y 軸 ) に数値を入力し 調整を行って下さい 8