エチレンを特定農薬に指定することについてのこれまでの検討状況 1 エチレンについて (1) 検討対象の情報 エチレン濃度 98.0% 以上の液化ガスをボンベに充填した製品 (2) 用途ばれいしょの萌芽抑制のほか バナナやキウイフルーツ等の果実の追熟促進を目的とする 2 検討状況 (1) 農林水産省及

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検討の背景 現在 輸入乾牧草と競争力のある粗飼料の増産を中心として飼料自給率の向上を目標に施策を展開 一方 稲わら等を給与された家畜に由来する畜産物の安全を確保することが喫緊の課題 19 年度 ( 概算 ) 551 万 TDN トン 輸入 22% 国産 78% 27 年度 ( 目標 ) 590 万


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鹿児島港にあつては千五百メートル ) の範囲内において厚生労働大臣が指定した区域内にある倉庫 ( 船舶若しくははしけにより又はいかだに組んでする運送に係る貨物以外の貨物のみを通常取り扱うものを除く 以下この条において 特定港湾倉庫 という ) への搬入 ( 上屋その他の荷さばき場から搬出された貨物の

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の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

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平成 25 年 11 月 1 日農業資材審議会農薬分科会特定農薬小委員会及び中央環境審議会土壌農薬部会農薬小委員会特定農薬分科会合同会合 ( 第 15 回 ) 資料 参考資料 5 エチレンについての情報提供 告示中の名称 : エチレン 指定対象の範囲 : 工業用に供されているもので 労働安全衛生法 ( 昭和 47 年 6 月 8 日法律第 57 号 ) に基づく化学物質等安全データシート ((M)SDS) 等により製品規格が確認できるもの 参考となる対象病害虫等 使用方法及び使用する際の注意点 品 名 エチレン 種 類 発芽抑制 剤及び成長促 進剤 薬効が認められ る対象病害虫等 ばれいしょの萌芽抑制 バナナ キウイフルーツ等の 果実の追熟促進 ばれいしょ : エチレン濃度 4 ~20ppm 貯蔵期間中 常時所定の濃度を保つ ( 貯蔵庫内の温度は 8 程度 ) バナナ : エチレン濃度 300 ~1,000ppm 処理時間 24 時間 ( 貯蔵庫内の温度は 13~ 19 程度 ) キウイフルーツ : エチレン濃度 10ppm 程度 処理時間 10~12 時間程度 ( 貯蔵庫内の温度は 15~20 程度 ) エチレンやエチレンの入ったボンベを取扱う際には 他法令 ( 高圧ガス保安関係 法令 労働安全衛生法令等 ) による規制を遵守すること ( 使用場所はいずれの作物も 貯蔵庫内 ) 1

エチレンを特定農薬に指定することについてのこれまでの検討状況 1 エチレンについて (1) 検討対象の情報 エチレン濃度 98.0% 以上の液化ガスをボンベに充填した製品 (2) 用途ばれいしょの萌芽抑制のほか バナナやキウイフルーツ等の果実の追熟促進を目的とする 2 検討状況 (1) 農林水産省及び環境省がエチレンを成長促進剤及び発芽抑制剤として使用する際の評価に必要な資料を整理 (2) 第 12 回合同会合において 安全性に関する審議を行い 食品安全委員会に当該資材の食品健康影響評価について意見を聴取することとされた 主な審議の内容は 次のとおり 1 エチレンの原材料がエチレンの原料である原油の場合 安全性に問題がない と言いがたいとの指摘があったが エチレン自体が原材料と整理され 安全性に問題はないと判断された 2 ボンベに充填された工業用エチレンを使用する際には高圧ガス保安法を遵守する必要があるため 通知等により使用上の注意事項として周知を図ることとされた (3) 平成 25 年 3 月 14 日 食品安全委員会に当該資材の食品健康影響評価を依頼し た (4) 平成 25 年 8 月 26 日 食品安全委員会より当該資材の食品健康影響評価が通知された 2

焼酎についての情報提供 告示中の名称 : 焼酎 指定対象の範囲 : 酒税法 ( 昭和 28 年 2 月 28 日法律第 6 号 ) 第 3 条第 9 号に規定する 連続式蒸留しようちゆう 及び同条第 10 号に規定する 単式蒸留しようちゆう であり 酒税関係法令に則った表示がされたもの 参考となる対象病害虫 使用方法及び使用する際の注意点 品名 焼酎 種類 殺虫剤及び殺菌剤 ( 散布用 ) 薬効が認められる対象病害虫 きゅうりのうどんこ病 きゅうり トマト なし もものアブラムシ等病害虫全般 アルコール分 0.4% 程度に薄めたもの を 100~500 L/10a 散布 食酢 糖類と混合したものを使用している事例もあ る 有害な成分が抽出されるおそれがあるので 食用に供 しない物をつけ込んだ焼酎の使用はさけること アルコール分の単位である 度 = % 3

焼酎を特定農薬に指定することについてのこれまでの検討状況 1 焼酎について (1) 検討対象の情報 酒税法第 3 条第 9 号に規定する 連続式蒸留しようちゆう 及び同条第 10 号に規定する 単式蒸留しようちゆう の製品 (2) 用途きゅうり なし及びもも等の病害虫防除を目的とする 2 検討状況 (1) 農林水産省及び環境省が焼酎を殺菌剤及び殺虫剤として使用する際の評価に必要な資料を整理 (2) 第 6 回合同会合において 薬効がないことから検討を打ち切ったが 平成 21 年 7 月 13 日の評価指針の見直しにより 食品については 使用実態をもって薬効に替えられることとされ 使用実態に関する情報が得られたため 改めて審議を行うこととした (3) 第 11 回合同会合において 安全性に関する審議を行い 食品安全委員会に当該資材の食品健康影響評価について意見を聴取することとされた 主な審議の内容は 次のとおり 1 特定農薬として指定する対象は使用実態に即した 水で希釈した焼酎 や 焼酎 + 食酢 ではなく 酒税法に定める 焼酎 とされた (4) 平成 25 年 3 月 14 日 食品安全委員会に当該資材の食品健康影響評価を依頼し た (5) 平成 25 年 8 月 26 日 食品安全委員会より当該資材の食品健康影響評価が通知された 4

既指定の特定農薬についての情報提供 1 食酢 告示中の名称 : 食酢 指定対象の範囲 : 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律 ( 昭和 25 年法律第 175 号 ) に基づく 加工食品品質表示基準 ( 平成 12 年 3 月 31 日農林水産省告示第 513 号 ) 及び 食酢品質表示基準 ( 平成 12 年 12 月 19 日農林水産省告示第 1668 号 ) に則った表示がされたもの 参考となる対象病害 使用方法及び使用する際の注意点 品名 食酢 種類 薬効が認められる対象病害 殺菌剤 ( 種 稲の子消毒用 ) もみ枯細菌病 ばか苗病ごま葉枯病 酸度 0.1~0.25% 程度に薄めたものに 24 時 間もみを浸漬 焼酎 糖類と混合したものを使用している事例もある 有害な成分が抽出されるおそれがあ るので 食用に供しない物をつけ込んだ食酢は使用しないこと 過去登録のあった酢酸液剤の登録内容を参考に 薬効が認められる対象病害等 を記載 5

2 重曹 告示中の名称 : 重曹 指定対象の範囲 : 食品 添加物等の規格基準 ( 昭和 34 年 12 月 28 日厚生省告示第 370 号 ) を満たす 食品衛生法第十九条第一項の規定に基づく表示の基準に関する内閣府令 ( 平成 23 年内閣府令第 45 号 ) 飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する関係法令 薬事関係法令 家庭用品品質表示関係法令又は工業標準化関係法令に則っ た表示がされたもの ( 当該関係法令では 炭酸水素ナトリウム という ) 若しくは工業用に供されているもので 労働安全衛生法 ( 昭和 47 年 6 月 8 日法律第 57 号 ) に基づく化学物質等安全データシート ((M)SDS) 等により製品規格が確認できるもの 参考となる対象病害 使用方法及び使用する際の注意点 品名 重曹 種類 殺菌剤 ( 散布用 ) 薬効が認められる対象病害 野菜類 ばら ホップの灰色かび病 野菜類 ばら ホップのうどんこ病 野菜類のさび病 重曹濃度 0.1% 程度に薄めたものを 150~500 L/10a 散布 にがうりに使用する場合 品種により薬害が生じる事 例がある 登録農薬である炭酸水素ナトリウム剤の登録内容を参考に 薬効が認められる対象病害等 を記載 6

3 天敵 告示中の名称 : 天敵 昆虫綱及びクモ綱に属する動物 ( 人畜に有害な毒素を産生するものを除く ) であって 使用場所と同一の都道府県内 ( 離島 ( その地域の全部又は一部が離島振興法 ( 昭和二十八年法律第七十二号 ) 第二条第一項の規定により指定された同項の離島振興対策実施地域に含まれる島 小笠原諸島振興開発特別措置法 ( 昭和四十四年法律第七十九号 ) 第二条第一項に規定する小笠原諸島の区域 に含まれる島 奄美群島振興開発特別措置法 ( 昭和二十九年法律第百八十九号 ) 第一条に規定する奄美群島の区域に含まれる島及び沖縄振興特別措置法 ( 平成十四年法律第十四号 ) 第三条第三号に規定する離島をいう ) にあっては 当該離島内 ) で採取されたもの 指定対象の範囲 : 使用場所と同一の都道府県内で採取された天敵 ( 以下 土着天敵 という ) なお 土着天敵とは増殖することにより生産された次世代以降の天敵を含み 土着天敵を増殖して利用する場合 特定農薬 ( 特定防除資材 ) として指定された天敵の留意事項について ( 平成 21 年 3 月 2 日 20 消安第 11885 号 環水大土発第 090302001 号 ) を遵守すること 参考となる対象害虫 使用方法及び使用する際の注意点 土着天敵には様々な種類の昆虫 ダニが含まれ 様々な薬効が認められるため 薬効が認められる対象病害虫やは記載しない 7