Microsoft PowerPoint - 第3回勉強会プレゼン資料_

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Microsoft PowerPoint - プレゼン資料_公表用修正版

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第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

区域の整備 開発及び保全に関する方針 江戸川一丁目地区地区計画 計画書 計画決定 H 江戸川区告示第 433 号 計画変更 H 江戸川区告示第 27 号 計画変更 H 江戸川区告示第 482 号 名称江戸川一丁目地区地区計画 位置 江戸川区江戸川一丁目 江戸

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第2章

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第18期火災予防審議会地震対策部会

旧(現行)

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

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本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

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平井二丁目付近地区地区計画の概要 平井二丁目付近地区地区計画の概要をお示しします 詳しくは 同封の 平井二丁目付近 地区計画書 計画図 をご確認ください 地区計画の区域地区計画の対象区域は 下図のとおりです 平井二丁目付近地区 ( 約 28.6ha) 江戸川区平井一丁目 平井二丁目及び 小松川三丁目

都市計画変更素案に関する説明会 建築規制の変更に関する説明会 特定整備路線補助 29 号線 井 東 込区間 (JR 横須賀線 区界 ) 沿道 日時 : 平成 29 年 8 3 ( ) 場所 : 品川区 伊藤 学校 前方右側に手話通訳者を配置しております 必要な方はお近くの席にお移り願います 1 本日

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

新曽中央地区 地区まちづくり協定 & 地区計画 ~ 水に親しみ緑あふれる 歩いて楽しいまち ~ の実現に向けて 新曽中央地区 このパンフレットについて 戸田市は 新曽中央地区のまちづくりを推進するため 新曽中央東部 西部地区まちづくり協議会との協働による検討を進め 平成 24 年 3 月に 戸田市都

用途地域変更の考え方 ( 素案 ) 1 駅 駅前広場 アクセス道路沿道の土地利用の促進 駅 北側沿道 25m 以内及び沿道南側街区を近隣商業地域へ変更 18

千里ニュータウン地区の今後の土地利用の考え方 豊中市 はじめに市は 平成 4 年 (1992 年 )7 月に 千里ニュータウン地区住環境保全に関する基本方針 ( 以下 基本方針 という ) を策定し 同地区内で計画される建築物などに対して その用途をはじめ 建築物の建て方 ( 容積率 建ぺい率 高さ


山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

P19-20.ai

Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

平井二丁目付近地区のまちづくり 平井二丁目付近地区は JR 平井駅南東部の都市計画道路放射第 15 号線に接し 都市計画道路補助第 120 号線が南北に通るなど 交通利便性が高く 旧中川沿川のうるおいある環境を感じられる地区です しかし 耕地整理により形成された街区内などでは 幅員 4.0m 未満の

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

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Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

[ 地区計画における地区施設道路等の整備効果に関する分析 ] まちづくりプログラム MJU09061 津田あゆみ はじめに 1-1 研究の目的と背景都市計画区域内においては地域地区制 ( ゾーニング ) による土地利用規制が行われている これらの土地利用規制は規制がなかった場合に用途や高さの混在によ

第 3 号様式 ( 第 3 条関係 ) 不燃化推進特定整備地区整備プログラム 品川区 豊町 丁目 二葉 3 4 丁目及び西大井 6 丁目地区 平成 25 年 11 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 3 月 品川区

防災まちづくりの具体的な方向性を示す 方針 は 防災まちづくりに関するキーワードごとに 以下の12 項目にまとめました 防災まちづくりの方針 防災( 安全 安心 ) 地域コミュニティ ひと 1 多様な世代の交流や地域活動への参加が 防災 減災活動を支えるまち ( 自助 共助の話し合いが活発に行われて

都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

世田谷区

地区区分とまちづくり方針 D

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

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環状第二号線沿道新橋地区街並み再生地区及び街並み再生方針について

江戸川五丁目付近地区 地区計画(素案)説明会

国土技術政策総合研究所 研究資料

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地区整備計画書地区整備計画建築物等に関する事項地区の区分 地区の名称地区の面積 建築物等の用途の制限 建築物の敷地面積の最低限度 建築物の延べ床面積の敷地面積に対する割合の最高限度建築物の建築面積の敷地面積に対する割合の最高限度 壁面の位置の制限 独立住宅地区 A 約 21.9 ha (1) 長屋

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

[2] 道路幅員による容積率制限 ( 基準容積率 ) 敷地面積に対する建物の延べ床面積の割合を 容積率 といい 用途地域ごとに容積率の上限 ( 指定容積率 ) が定められています しかし 前面道路の幅員が 12m 未満の場合 道路幅員に応じて計算される容積率 ( 基準容積率 ) が指定容積率を下回る

地 区 区 分 と ま ち づ くり 方 針 都市計画に基づいて 次のように地区を8つに区分し それぞれの地域特性に合ったまちの 将来像やまちづくりの方針を定めています 複合住宅地区 A 1 4 複合住宅地区 B 広域避難場所周辺として 地区 内建築物の不燃化を促進し 住 宅 工業の調和した良好な中

地区計画パンフレットP.1

計画書 阪神間都市計画防災街区整備地区計画の変更 ( 尼崎市決定 ) 都市計画今福 杭瀬寺島地区防災街区整備地区計画を次のように変更する 名称 位置 面積 地区計画の目標 区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設及び地区防災施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 その他当該区域の

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

目次 ( )

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

都市計画の概要

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建物の建築の基準についての 都市計画変更 案に関する説明会 大田区東馬込二丁目 ( 補助 29 号線沿道地区 ) 高度地区の変更 防火地域の変更 用途地域の変更 日時 : 平成 30 年 11 月 19 日 ( 月 ) 場所 : 大田区立馬込小学校 大田区 1 本日の説明項目 1 本説明会の主旨 2

日本橋・東京駅前地区

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金沢都市計画地区計画の変更

地区計画の目標 安全な避難経路の確保と地域にふさわしい合理的な土地利用と建替えの誘導を図り 良好な街並みの形成と住 商 工が調和する安全で魅力ある複合市街地の形成を目指します 5 つの地区区分と 6 つの建替えルール ( 地区整備計画 ) 地区の特徴や都市計画に基づき 区域内を5 地区に区分していま

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

位 置 新宿区赤城下町 中里町 天神町 赤城元町 矢来町及び改代町各地内 面 積 約 4.6ha 地区名称住宅地区住工共存地区 A 住工共存地区 B 幹線道路沿道地区の区面積約 3.7ha 約 0.3ha 約 0.4ha 約 0.2ha 分 1 マージャン屋 ぱちんこ屋 射的場 勝馬投票券発売所 場

2 計画 ( 素案 ) からの主な変更点 1 はじめに頁主な変更点 1 これまでの経緯に 不燃化特区補助制度の指定 地区計画と都市防災不燃化促進事業の導入についての記載を追加 また 大和町中央通り沿道地区は 平成 26 年に不燃化特区補助制度 ( 平成 32 年度まで ) の対象区域に指定されるとと

1 整備目標 方針 地区名大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目地区位置東京都品川区大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目の全域地区の現況 課題 現状 当地区は 品川区の南に位置しており 北側に滝王子通り 東側に補助 28 号線 ( 池上通り ) 西側にJR 東海道新幹線及びJR 横須賀線 南側に大田区

西原町 2~4 丁目地区 区域図 西原町 2~4 丁目地区 低密度住宅ゾーン 中密度住宅ゾーン 戸建ての低層住宅地を主体に落ち着いた雰囲気を持った良好な居住環境の形成を誘導します また 都市農地の保全に努め 農地と共存した良好な居住環境の形成を誘導します 低層住宅と中高層住宅が調和した良好な居住環境

表1-表4-2

絶対高さ制限を定める高度地区についてのQ&A

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

区域の整備 開発及び保全に関する方針地建築区物等整に関備する計事項画地区計画ガイド八日市出町地区 八日市出町地区 地区計画の内容 名称八日市出町地区地区計画 位 置 金沢市八日市出町の一部 面積地区計画の目標土地利用の方針建築物等の整備方針 約 10.7 ha 本地区は 市中心部の南西約 4kmに位

稲毛海岸5丁目地区


国土技術政策総合研究所 研究資料

~ 災害に強く 安全で安心して住み続けられるまちの実現に向けて ~ 荒川二 四 七丁目地区地区計画 ( 平成 30 年 4 月 1 日変更 ) 道路 公園などの地区施設や地区にふさわしい建築物の用途 形態などを定めることにより 地区の特性に合わせたきめ細やかなまちづくりを実現するための都市計画制度で

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エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

大阪狭山市市街化調整区域における地区計画のガイドライン(案)

1 整備目標 方針 地区名 大森中地区 ( 西糀谷 東蒲田 大森中 ) 西糀谷一丁目 西糀谷四丁目 北糀谷二丁目 東蒲田二丁目の全域位置大森中二丁目 大森中三丁目 西糀谷二丁目 西糀谷三丁目 東蒲田一丁目 南蒲田一丁目の各一部地区の現況 課題 現況 当地区の幹線道路沿いは商業 業務施設及び中高層の集

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

平方・中野久木物流施設地区

第 2 章建築の基礎知識 第 1 章では 都市計画法を中心に 一定の範囲や広域的な観点から設けられたまちづくりのルールを解説しました 第 2 章では まちづくりの中でも 建築物の建築 に焦点を当てて それに関するルールを解説します 1 建築基準法 皆さんは 庭など敷地にゆとりがあり 頑丈で 部屋には

□高度地区見直し案

Microsoft Word - 別添資料

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

(案)

大阪市再開発地区計画にかかる

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

都市計画富ヶ谷二丁目地区地区計画

2. 目標六番町地区の歴史 文化的背景や文教地区としての落ち着いた町並みを将来にわたって担保していくため 住民の主体的な参加により まちづくりの基本方針の策定と地区計画の制定を行うことを目標として行政 ( 区 公社 ) 住民 民間事業者等の間で継続的な議論が行われた 千代田区都市計画マスタープランで

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

地区計画について

市街化調整区域内における地区計画について

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

Transcription:

堀江 猫実元町中央地区第 3 回 防災まちづくりルールの勉強会 平成 30 年 12 月 1 日 ( 土 ) 本日の進め方 第 1 部 : 敷地規模 壁面の位置 建物の高さ 10:05~10:55 1. 第 2 回勉強会の振り返り 2. 現状の建築制限 3. 道路と建物の関係 ( ケーススタディ ) 休憩 第 2 部 : 図上ワークショップ 11:00~12:20 1. グループワーク 2. 各グループの成果確認 1

第 2 回勉強会の振り返り 防災まちづくりの主旨と進め方 重点密集市街地 の解消を目的とした取組み 重点密集市街地 (8ha) 重点密集市街地一覧 ( 平成 29 年度末時点 ) 0 50 100 150 200 m 堀江 3 丁目 猫実 4 丁目 堀江 2 丁目 猫実 3 丁目 都府県市区町村地区数面積 (ha) 埼玉県川口市 2 54 千葉県浦安市 1 8 東京都 文京区 台東区 墨田区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 豊島区 北区 荒川区 足立区 113 482 神奈川県横浜市 川崎市 25 57 愛知県名古屋市 安城市 3 103 滋賀県大津市 2 10 京都府京都市 向日市 13 357 大阪府 大阪市 堺市 豊中市 守口市 門真市 寝屋川市 東大阪市 11 1,980 兵庫県神戸市 4 199 和歌山県橋本市 かつらぎ町 2 0 徳島県鳴門市 美波町 牟岐町 8 26 香川県丸亀市 1 3 愛媛県宇和島市 1 0 高知県高知市 4 22 長崎県長崎市 4 120 大分県大分市 2 0 沖縄県嘉手納町 1 2 合計 41 市区町 197 3,422 2

重点密集市街地とは 正式には 地震時等に著しく危険な密集市街地 密集市街地のうち 延焼危険性や避難困難性が特に高く 地震時等において 大規模な火災の可能性 あるいは道路閉塞による地区外への避難経路の喪失の可能性があり 生命 財産の安全性の確保が著しく困難で 重点的な改善が必要な密集市街地 簡単に言えば 現状 古い建物が多い 建て詰まっている 道路が狭い 地震時には 地震で建物が倒壊しやすい 倒壊した建物で道路が塞がりやすい 出火したら 大火災になりやすい 消防活動がしにくい 安全な場所に避難がしにくい だから 重点的な改善が必要な地区 防災まちづくりの主旨と進め方 防災まちづくり方針 に基づく 3 つの取組み 1. 先行プロジェクトの推進 新中通り (A 地区 ) の整備 新橋周辺広場 境川沿い遊歩道の整備 2. 防災街区整備地区計画の策定 道路 公園 広場の整備 建築物 ( 新築時の不燃化等 ) のルール 3. 街区プランの作成 未接道宅地での建替え 避難経路確保等 昨年度に引き続き事業推進 勉強会の メインテーマ 実際の整備に向けて 具体的な整備計画を順次検討 3

地区計画とは 良好な住宅地環境の保全や防災性の向上 魅力的な街並み形成等のために 地域住民 地権者の発意 提案に基づいて市が決定する都市計画上のルール 地区計画の方針 地区整備計画 ア. 地区計画の目標 イ. 土地利用の方針 ウ. 地区施設の整備方針 エ. 建築物等の整備方針 オ. その他 当該地区の整備 開発及び保全の方針 地区計画の種類 地区計画 ( 一般型 ) 良好なまちづくりを推進 再開発等促進区 土地の高度利用と都市機能の増進 開発整備促進区 商業 業務等の利便の増進 誘導容積型 容積率を2 段階に定め道路整備促進 容積適正配分型 地区内で容積をきめ細かく配分 高度利用型 土地の高度利用と有効空地の確保 用途別容積型 住宅について容積率を緩和 街並み誘導型 建築物の配列等を一体的に整える 立体道路型 道路と一体となる市街地環境の維持 集落地区計画 ( 営農条件と調和した居住環境確保 ) これを中心に検討! 沿道地区計画 ( 道路交通騒音による障害の防止 ) 防災街区整備地区計画 ( 災害時における延焼防止 避難路確保等 ) 歴史的風致維持向上地区計画 ( 歴史的建造物の利活用 保全 ) 4

防災まちづくりの主旨と進め方 勉強会の開催予定 8 月 18 日第 1 回勉強会 ガイダンス 地区計画って何だろう? この地区に必要なルール 防災対策は? 情報提供 水害対策の現状について 10 月 28 日第 2 回勉強会 地区防災施設と 建物の不燃化 道路 公園 広場の整備と不燃化の考え方 情報提供 延焼シミュレーションの紹介 12 月 1 日第 3 回勉強会 敷地規模 壁面の位置 建物の高さ この地区に相応しい建て方とは? 1 月 19 日第 4 回勉強会 建築の用途 ブロック塀の制限など 日常の快適性や避難の安全を守るために 2 月 16 日第 5 回勉強会 地区の目標と方針 将来のまちのイメージを整理すると? * この予定は 勉強会での検討内容を制限するものではありません ( 変更も可 ) 第 2 回勉強会 で出された主な意見 テーマ : 地区防災施設と 建物の不燃化 1. 地区防災施設 新中通り みなと線 5 番通り 2. 建物の不燃化 将来的には 地区全体 を不燃化 短期的 : 骨格道路沿道 未接道敷地を重点的に不燃化 中長期的 : 地区全体を不燃化 寺院等の適用除外 助成制度の創設の検討が必要 3. 今後の検討課題 (1) 地区施設 ( 道路 公園等 ) の整備 短期的取り組み : 標識や電柱 食い違いによる通行支障の改善 中長期的取り組み : 避難路 南北道路の整備 狭隘道路の拡幅 無電柱化 新橋周辺広場等の位置づけ (2) 建築物等の制限 敷地の細分化 建築物の高さ ( 骨格道路沿道の最低高さ ) の制限 ブロック塀の制限や指導 (3) 相談窓口の設置 5

4m道路敷地要件 現状の建築制限 建築基準法による要件 幅員 4m 以上の道路に 2m 以上接すること 特例措置あり 建築不可 570 m2の敷地を 6 分割しようとすると 100 m2 4m 道路 浦安市宅地開発事業等に関する条例による面積要件 原則 100 m2以上 300 m2以上の開発が対象 (300 m2未満の小規模開発は敷地面積の制限を受けない ) 2m 以上 100m2 100m2 4m道570m2路100m2 100m2建築不可 70m2 4m 道路 2m 未満 (70 m2 ) 6

壁面の位置 民法による壁面の位置の制限 隣地境界線から 0.5m 後退 壁面後退区域 4 m道路 ただし 地域の慣習や隣地の合意等による緩和も可能 4m 道路 建物の高さ 建ぺい率 容積率 道路斜線 隣地斜線 高度地区等で規定 都市計画で定められた 用途地域等 に応じて制限が異なる 商業地域 近隣商業地域 第二種住居地域 第一種住居地域 7

建物の高さ 都市計画における指定一覧表 商業地域近隣商業地域第二種住居地域第一種住居地域 駅周辺 やなぎ通り沿い ( 猫 4) 猫 4~ フラワー通り やなぎ通り沿い ( 猫 3) その他 建ぺい率 80% 80% 60% 容積率 400% 300% 200% 200% 高度地区 - - 第二種高度地区 道路斜線勾配 1.5 勾配 1.5 勾配 1.25 隣地斜線 31m+ 勾配 2.5 31m+ 勾配 2.5 20m+ 勾配 1.25 日影規制 - - 4-2.5(4m) 建ぺい率 と 容積率 建ぺい率 敷地面積に対する建築部分の面積 ( 建築面積 ) の割合 建ぺい率 = 建築面積 / 敷地面積 容積率 敷地面積に対する各階の床面積の合計 ( 延べ面積 ) の割合 容積率 = 延べ面積 / 敷地面積 建築面積 各階床面積の合計 = 延べ面積 敷地面積 敷地面積 8

指定容積率 200% 200% 300% 400% 前面道路幅 建ぺい率 と 容積率 都市計画では 建ぺい率 と 容積率 の上限を指定している 建ぺい率 に応じて 建築可能な高さが変わる 4 階建てで 容積率 180% 3 階建てで 容積率 180% 建ぺい率 60% 建ぺい率 を大きくすると 高さは抑えられるが 隣地間が狭くなる 建ぺい率 45% 建ぺい率 を小さくすると 高層化するが 隣地間は広くなる 前面道路幅員による 容積率 の制限 指定容積率と 次の計算結果の小さい方が実際の上限となる 商業 近隣商業地域 前面道路幅員 0.6 第一種 第二種住居地域 前面道路幅員 0.4 建築可能容積率一覧 住居地域 商業 近隣商業地域 2.7m 108% 162% 4.0m 160% 240% 4.5m 180% 270% 200% 員6.0m 360% 200% 300% 8.0m 400% 9

3 つの斜線制限 斜線の組み合わせで 敷地ごとに建築可能な範囲が決まる 敷地規模 形状 接道条件等により建物の高さは異なる 隣地斜線 道路斜線 高度地区 前面道路 真北方向 3 つの斜線制限 高度地区 北側隣地の日照を守るための制限 商業 近隣商業地域 第一種 第二種住居地域 制限なし 10

3 つの斜線制限 道路斜線 道路空間の採光や通風を守るための制限 商業 近隣商業地域 第一種 第二種住居地域 20m 20m 1.5 1 1.25 1 建物を建てられる空間 建物を建てられる空間 道路 道路 3 つの斜線制限 道路斜線 壁面を後退すると 斜線も後退する 道路境界ギリギリに建築すると 斜線制限により高く建てにくい 道路斜線も同じ距離だけ後退し 建物を高くしやすくなる 2F 壁面を後退すると 3F 2F 1F 1F 道路 a 道路 a 11

3 つの斜線制限 隣地斜線 隣地間の採光や通風を守るための制限 商業 近隣商業地域 1 第一種 第二種住居地域 2.5 1.25 1 建物を建てられる空間 31m 20m 建物を建てられる空間 隣地境界線 隣地境界線 道路斜線と同様に 壁面後退による緩和あり 建物の高さ 都市計画による 用途地域等 の指定のほか 敷地の規模 形状 道路との関係などにより 敷地ごとに建築可能な高さが異なる 建て替えが進むと 街並みはどう変化するか? 良好な街並み形成に向けて考えるべきことは? 12

道路と建物の関係 ( ケーススタディ ) ケーススタディの主旨 今後の道路整備や建て替えによって 地区の街並みにどのような変化が起こり得るかを 町丁目別のケーススタディにより確認する ケース1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 ケース2: 細街路を拡幅した場合 ケース3: 300m2未満の敷地をミニ開発した場合 ケース4: 街区全体で共同化した場合 13

ケース 1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 前面道路が 6m になることによる街並みの変化 ( 猫実 3 丁目 ) 都市計画の指定状況 用途地域 : 第一種住居地域 建ぺい率 :60% 容積率 :200% 高度地区 : 第二種高度地区 位置図 容積率の制限 指定容積率 :200% 基準容積率 ( 前面道路幅員による制限 ) 6.0m 0.4 = 240% 指定容積率 < 基準容積率 200% ケース 1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 目的と敷地条件が異なる 4 つのタイプを比較検討 (1) 現状の街並みに合わせた建て替え 想定敷地 1 戸建て住宅タイプ 2 共同住宅タイプ (2) 最大の床面積を確保する建て替え 3 北側接道タイプ 4 南側接道タイプ 敷地面積 :77 m2 前面道路幅員 :6m 北側接道と南側接道 14

ケース 1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 (1) 現状の街並みに合わせた建て替え ( 北側接道敷地 ) 1 戸建て住宅タイプ 2 共同住宅タイプ 建築面積 :45 m2 建ぺい率 :58.4% 建築面積 :45 m2 建ぺい率 :58.4% 現状の街並みに合うように 建物を可能な限り道路側に寄せて配置 ケース 1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 (1) 現状の街並みに合わせた建て替え ( 北側接道敷地 ) 1 戸建て住宅タイプ 2 共同住宅タイプ 道路斜線第二種高度地区道路斜線第二種高度地区 延べ床面積 :135 m2 容積率 :175% 延べ床面積 :140.4 m2 ( 共用部分を含まない ) 容積率 :182.3% 戸建ては 3 階建て 共同住宅は 4 階建てで 容積率を上限まで使えない 15

ケース 1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 (2) 最大の床面積を確保する建て替え 1 北側接道タイプ 2 南側接道タイプ 建築面積 :45 m2 建ぺい率 :58.4% 建築面積 :45 m2 建ぺい率 :58.4% 容積率を最大に利用できるように配置を工夫 ケース 1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 (2) 最大の床面積を確保する建て替え 1 北側接道タイプ 道路斜線 第二種高度地区 2 南側接道タイプ 道路斜線 第二種高度地区 延べ床面積 :151.5 m2 ( 共用部分を含まない ) 容積率 :196.8% 延べ床面積 :140.4 m2 ( 共用部分を含まない ) 容積率 :182.3% 北側接道は 5 階建てまで可能 南側接道は容積率を上限まで使えない 16

ケース 1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 街並みのイメージ 建物のタイプによって 道路からの後退距離や高さが異なる ケース 1:A 地区周辺の建て替えを想定した場合 街並みのイメージ 道路沿いの壁面ラインやスカイラインは バラバラになる可能性がある 17

ケース 2: 細街路を拡幅した場合 3 番通りを 2.7m 4.0m 6.0m に拡幅した場合 ( 堀江 3 丁目 ) 都市計画の指定状況 用途地域 : 第一種住居地域 建ぺい率 :60% 容積率 :200% 高度地区 : 第二種高度地区 位置図 容積率の制限 指定容積率 :200% 基準容積率 ( 前面道路幅員による制限 ) 2.7m 0.4 = 108% 4.0m 0.4 = 160% 6.0m 0.4 = 240% 指定容積率と基準容積率の関係から 2.7m 108% 4.0m 160% 6.0m 200% ケース 2: 細街路を拡幅した場合 北側接道の大規模敷地と南側接道の小規模敷地を比較検討 想定敷地 (1) 敷地 A( 北側接道の大規模敷地 ) (2) 敷地 B( 南側接道の小規模敷地 ) 敷地面積 ( 敷地 A):244.78 m2 敷地面積 ( 敷地 B):62.95 m2 前面道路幅員 :1.8m 18

ケース 2: 細街路を拡幅した場合 (1) 敷地 A( 北側接道の大規模敷地 ) 1 前面道路 2.7m 2 前面道路 4.0m 3 前面道路 6.0m 敷地面積 :238.56 m2 建築面積 :126.5 m2 建ぺい率 :53.0% 敷地面積 :229.57 m2 建築面積 :121 m2 建ぺい率 :52.7% 敷地面積 :215.74 m2 建築面積 :105 m2 建ぺい率 :48.7% 容積率を最大に利用できるように 平面形状と配置を設定 ケース 2: 細街路を拡幅した場合 (1) 敷地 A( 北側接道の大規模敷地 ) 1 前面道路 2.7m 2 前面道路 4.0m 3 前面道路 6.0m 敷地面積 :238.56 m2 延べ床面積 :253 m2 容積率 :106.1% 敷地面積 :229.57 m2 延べ床面積 :363 m2 容積率 :158.1% 敷地面積 :215.74 m2 延べ床面積 :420 m2 容積率 :194.7% それぞれ 2 階 3 階 4 階建てで 容積率の上限まで利用可能 19

ケース 2: 細街路を拡幅した場合 (2) 敷地 B( 南側接道の小規模敷地 ) 1 前面道路 2.7m 2 前面道路 4.0m 3 前面道路 6.0m 敷地面積 :59.56 m2 建築面積 :32 m2 建ぺい率 :53.7% 敷地面積 :54.65 m2 建築面積 :29 m2 建ぺい率 :53.1% 敷地面積 :47.12 m2 建築面積 :27.9 m2 建ぺい率 :59.2% 容積率を最大に利用できるように 平面形状と配置を設定 ケース 2: 細街路を拡幅した場合 (2) 敷地 B( 南側接道の小規模敷地 ) 1 前面道路 2.7m 2 前面道路 4.0m 3 前面道路 6.0m 敷地面積 :59.56 m2 延べ床面積 :64 m2 容積率 :107.5% 敷地面積 :54.65 m2 延べ床面積 :87 m2 容積率 :159.2% 敷地面積 :47.12 m2 延べ床面積 :83.7 m2 容積率 :177.6% 前面道路 6m でも 3 階建てが限度で 床面積は 4m の場合より小さくなる 20

ケース 3: 300 m2未満の敷地をミニ開発した場合 前面道路 4m の敷地を 50 m2 80 m2の敷地に分割 ( 堀江 2 丁目 ) 都市計画の指定状況 用途地域 : 第一種住居地域 建ぺい率 :60% 容積率 :200% 高度地区 : 第二種高度地区 位置図 容積率の制限 指定容積率 :200% 基準容積率 ( 前面道路幅員による制限 ) 4m 0.4=160% 指定容積率 > 基準容積率 160% ケース 3: 300 m2未満の敷地をミニ開発した場合 2 つの分割パターンによる街並みの違いを比較検討 想定敷地 (1) 約 50 m2 4 宅地に分割 (2) 約 80 m2 3 宅地に分割 敷地面積 :250 m2 前面道路幅員 :4m 北側接道 21

ケース 3: 300 m2未満の敷地をミニ開発した場合 (1) 約 50 m2 4 宅地に分割 北側区画 敷地面積 :54 m2 建築面積 :28 m2 建ぺい率 :51.9% 間取りイメージ 南側区画 敷地面積 :71 m2 建築面積 :36.25 m2 建ぺい率 :51.1% 間取りイメージ 敷地の奥行きを活かして 4 分割し それぞれ床面積が最大になるように配置 ケース 3: 300 m2未満の敷地をミニ開発した場合 (1) 約 50 m2 4 宅地に分割 南側区画 北側区画 敷地面積 :71 m2 延べ床面積 :108.75 m2 容積率 :153.2% 第二種高度地区 第二種高度地区 敷地面積 :54 m2 延べ床面積 :84 m2 容積率 :155.6% 道路斜線 概ね容積率の上限まで利用できるが 隣地境界から十分な後退は難しい 22

ケース 3: 300 m2未満の敷地をミニ開発した場合 (2) 約 80 m2 3 宅地に分割 敷地面積 :83.333 m2 建築面積 :44.18 m2 建ぺい率 :53.0% 間取りイメージ 短冊状に 3 分割し できるだけ道路側に寄せて総 3 階建てを配置 ケース 3: 300 m2未満の敷地をミニ開発した場合 (2) 約 80 m2 3 宅地に分割 第二種高度地区 敷地面積 :83.333 m2 延べ床面積 :132.54 m2 容積率 :159.0% 道路斜線 容積率の上限まで利用できるが 隣地境界から十分な後退は難しい 23

ケース 3: 300 m2未満の敷地をミニ開発した場合 街並みのイメージ ( 約 50 m2 4 宅地に分割 ) 現状と変わらない建て詰まり感だが 道路沿いの建物の連続性が減少する ケース 3: 300 m2未満の敷地をミニ開発した場合 街並みのイメージ ( 約 80 m2 3 宅地に分割 ) 道路沿いの建物の連続性は保たれるが 開発区域だけ高密感が増す 24

ケース 4: 街区全体で共同化した場合 市有地が集まる街区全体を共同化 ( 猫実 4 丁目 ) 都市計画の指定状況 用途地域 : 近隣商業地域 建ぺい率 :80% 容積率 :200% 高度地区 : 指定なし 位置図 容積率の制限 指定容積率 :200% 基準容積率 ( 前面道路幅員による制限 ) 6m 0.6=360% 指定容積率 < 基準容積率 200% ケース 4: 街区全体で共同化した場合 中層マンションと高層マンションの 2 タイプを比較検討 (1) 中層マンション 想定敷地 建ぺい率 45% 程度で容積率を最大に利用 (2) 高層マンション 道路斜線が適用されないエリアで高層化 敷地面積 :3104.58 m2 前面道路幅員 :6m 四方向接道 25

ケース 4: 街区全体で共同化した場合 (1) 中層マンション (2) 高層マンション 建築面積 :1400 m2 建ぺい率 :45.1% 建築面積 :870.52 m2 建ぺい率 :28.0% 道路斜線の緩和を考慮して それぞれ敷地中央部分に配置 ケース 4: 街区全体で共同化した場合 (1) 中層マンション (2) 高層マンション 延べ床面積 :6180 m2 ( 共用部分を含まない ) 容積率 :199.06% 延べ床面積 :6162 m2 ( 共用部分を含まない ) 容積率 :198.5% 中層だと 6 階建て程度 高層化しても容積率の制限により 10 階建て程度 26

ケース 4: 街区全体で共同化した場合 街並みのイメージ ( 中層マンションの場合 ) 周囲の街並みと比べて 大きなスケール感の建物となる ケース 4: 街区全体で共同化した場合 街並みのイメージ ( 高層マンションの場合 ) 周囲から突出したスカイラインとなるが 建物の周りに空地ができる 27

ケーススタディのまとめ 1 道路拡幅により 4~5 階建てが建ちやすくなる 周囲の街並みとのバランスで考慮すべきことは何か? 2 小規模敷地では 道路を拡幅しても 2~3 階が限度 地区に相応しい道路幅員と建物のボリューム感は? 3 敷地分割は 建物の密度と配置に大きく影響する 地区に相応しい敷地規模や建物配置は? 4 大規模開発により 市街地が高層化する可能性も 地区に適した建物の高さは? ( 参考 ) 街並み形成と合わせて道路環境も改善 道路環境に関する現状の例 高い塀で見通しが悪い 壁面後退後も電柱や塀が残っている 道路拡幅部分に駐輪等が見られる 道端にプランター等が置かれている 28

( 参考 ) 街並み形成と合わせて道路環境も改善 壁面後退部分の設え方で 道路はさらに使いやすくなる 斜線緩和や安全対策のために 制限をしなくても自ずと壁面は後退する 後退部分を道路と一体的に使えば 道路拡幅と同じ効果が期待できる 高い塀を作らずに 見通しを確保 電柱を後退部分に移設して通行を確保 後退部分を歩行空間として利用 グループワークの進め方 29

概要 ケーススタディの結果を参考に 将来の街並みイメージ 通行障害物への短期的対策 建築物等の制限について意見交換を行う 進め方 1 2 各自 自己紹介をしてから始める 町丁目ごとの事情を踏まえて 次の 3 つについて話し合う 将来の街並みイメージ 道路の円滑な通行を確保するための短期的な対策 将来の街並みイメージの実現に向けて必要なルール 3 結果を地図に整理する ( 表現方法は自由 ) 4 協議が一通り済んだら グループごとに出された意見を発表 30