英 語 1 学習指導要領改訂の趣旨 平成 28 年 12 月の中央教育審議会答申の中で 職業以外の専門教育に関する各教科 科目 ついて 次のような改訂の基本的な考え方が示されている 職業以外の専門教育に関する各教科 科目についても 専門分野ごとに求められる資質 能力を 関係団体等との間で共有しつつ 三つの柱を踏まえて各教科 科目の位置付けを明確化し 目標を示すこととする また 専門教育を主とする学科の特色が一層生かされ 一人一人の生徒の進路に応じた多様な可能性を伸ばすために より高度で専門的な学習ができる科目構成に見直すなどの改善を行う 具体的には 例えば 専門教科 英語 においては 高度な発表 討論 議論 交渉等ができる総合的なコミュニケーションの力を高める学習の充実を図る観点から ディベート ディスカッションⅠ Ⅱ を設けるなどの改善を行う 2 改訂の内容 (1) 教科の目標の改善 英語科の目標 外国語によるコミュニケーションにおける見方 考え方を働かせ 英語による聞くこと 読むこと 話すこと 書くことの言語活動及びこれらを結び付けた統合的な言語活動を通して 情報や考えなどを的確に理解したり適切に表現したり伝え合ったりするコミュニケーションを図る資質 能力を次のとおり育成することを目指す 知識及び技能思考力 判断力 表現力等学びに向かう力 人間性等 英語の音声や語彙 表現 文法 コミュニケーションを行う目的や英語の背景にある文化に対する理解言語の働きなどの理解を深めるとと場面 状況などに応じて 日常的なを深め 聞き手 読み手 話し手 書もに これらの知識を 聞くこと 話題や社会的な話題について 英語き手に配慮しながら 主体的 自律的読むこと 話すこと 書くことによで情報や考えなどの概要や要点 詳に英語を用いてコミュニケーションをる実際のコミュニケーションにおい細 話し手や書き手の意図などを的図ろうとする態度を養う て 目的や場面 状況などに応じて確に理解したり これらを活用して適切に活用できる技能を身に付ける適切に表現したり伝え合ったりするようにする ことができる力を養う (2) 科目の改善 ア 科目構成 改 訂 現 行 科 目 名 標準単位数 科 目 名 標準単位数 総合英語 Ⅰ 設置者の定める 総 合 英 語 設置者の定める 総合英語 Ⅱ ところによるも 英 語 理 解 ところによるも 総合英語 Ⅲ のとする 英 語 表 現 のとする ディベート ディスカッション Ⅰ 異文化理解 - 英語 1 -
イ ディベート ディスカッション Ⅱ 時事英語 エッセイライティング Ⅰ エッセイライティング Ⅱ 必履修科目は 総合英語 Ⅰ 及び ディベート ディスカッション Ⅰ 話すこと 書くこと における発信力の強化や 高校生の卒業後の進路の多 様化などに対応するため より高度で専門的な科目を新設し 計 7 科目構成とした 聞くこと 読むこと 話すこと [ やり取り ] 話すこと [ 発表 ] 書く こと の言語活動やこれらを結び付けた言語活動を通して 5 つの領域を総合的に 扱うことを一層重視する科目 ( 総合英語 Ⅰ Ⅱ Ⅲ ) を設けるとともに 話す こと を中心とした発信力及び論理的な思考力や表現力を強化する指導を行う科目 ( ディベート ディスカッション Ⅰ Ⅱ ) 複数の段落から成るエッセイなどを 書くことを中心とした発信力及び論理的な思考力や表現力を強化する指導を行う科 目 ( エッセイライティング Ⅰ Ⅱ ) を新設した 科目の段階が Ⅰ から Ⅱ Ⅲ へと上がるにつれて 生徒がより少ない支援 ( 学習の 過程で考えられる様々な配慮 ) で自律的に 言語活動における課題を遂行する力を 育成できるようにすることとしている なお 英語科における各科目においては 全科目が専門教科に属する科目であることを踏まえ 中学校における学習内容との 接続に留意した 多くの支援 を必要とする科目を創設していない 各科目の特徴 < 総合英語 Ⅰ Ⅱ Ⅲ> 総合英語 Ⅰ Ⅱ Ⅲ の目標 英語学習の特質を踏まえ 以下に示す 聞くこと 読むこと 話すこと [ やり取り ] 話すこと [ 発表 ] 書くことの 5 つの領域 ( 以下この節において 5 つの領域 という ) 別に設定する目標の実現を目指した指導を通して 英語科の目標 の 知識 技能 及び 思考力 判断力 表現力等 に示す資質 能力を一体的に育成するとともに その過程を通して 英語科の目標 の 学びに向かう力 人間性等 に示す資質 能力を育成する 総合英語 Ⅰ 総合英語 Ⅱ 及び 総合英語 Ⅲ ( 以下 総合英語 Ⅰ Ⅱ Ⅲ という ) は 5 つの領域別の言語活動及び複数の領域を結び付けた言語活動を通 して コミュニケーションを図る資質 能力を一層伸ばすため 5 つの領域の総合 的な指導を行う科目である 総合英語 Ⅰ Ⅱ における学習内容は 基本的には 英語コミュニケーション Ⅰ Ⅱ の内容と同様であるが 本科目が専門教科に属する科目であることを踏まえ より自律的な学習を目指し 英語コミュニケーション Ⅰ Ⅱ より少ない支援で 目標を達成することとしている 総合英語 Ⅲ については 英語コミュニケー ション Ⅲ を発展させた内容となっている 各領域における目標 総合英語 Ⅰ 総合英語 Ⅱ 総合英語 Ⅲ 日常的な話題について 話され 日常的な話題について 話され 日常的な話題について 話される 聞 る速さや 使用される語句や文 る速さや 使用される語句や文 速さや 使用される語句や文 情報 く 情報量などにおいて 一定の支援情報量などにおいて 支援をほと量などにおいて 支援をほとんど活 こ を活用すれば 必要な情報を聞きんど活用しなくても 必要な情報用しなくても 必要な情報を正確に と 取り 話し手の意図を把握するこを聞き取り 話の展開や話し手の意聞き取り 話の展開や話し手の意図 とができるようにする 図を把握することができるようにする を把握することができるようにする - 英語 2 -
読むこと 社会的な話題について 話される 社会的な話題について 話され 社会的な話題について 話される 速さや 使用される語句や文 情る速さや 使用される語句や文 速さや 使用される語句や文 情報 報量などにおいて 一定の支援を情報量などにおいて 支援をほと量などにおいて 支援をほとんど活 活用すれば 必要な情報を聞き取んど活用しなくても 必要な情報用しなくても 話の展開に注意しな り 概要や要点を目的に応じて捉を聞き取り 概要や要点 詳細をがら必要な情報を聞き取り 幅広い えることができるようにする 目的に応じて捉えることができる視点から 概要や要点 詳細を目的 ようにする に応じて捉えることができるように する 日常的な話題について 使用さ 日常的な話題について 使用さ 日常的な話題について 使用され れる語句や文 情報量などにおいれる語句や文 情報量などにおいる語句や文 情報量などにおいて て 一定の支援を活用すれば 必て 支援をほとんど活用しなくて支援をほとんど活用しなくても 必 要な情報を読み取り 書き手の意も 必要な情報を読み取り 文章要な情報を正確に読み取り 文章の図を把握することができるようにの展開や書き手の意図を把握する展開や書き手の意図を把握することする ことができるようにする ができるようにする 話すこと 社会的な話題について 使用され 社会的な話題について 使用さ 社会的な話題について 使用され る語句や文 情報量などにおいて れる語句や文 情報量などにおいる語句や文 情報量などにおいて 一定の支援を活用すれば 必要なて 支援をほとんど活用しなくて支援をほとんど活用しなくても 文 情報を読み取り 概要や要点を目も 必要な情報を読み取り 概要章の展開に注意しながら必要な情報 的に応じて捉えることができるよや要点 詳細を目的に応じて捉えを読み取り 幅広い視点から 概要 うにする ることができるようにする や要点 詳細を目的に応じて捉えることができるようにする 日常的な話題について 使用す 日常的な話題について 使用す 日常的な話題について 使用する る語句や文 対話の展開などにおる語句や文 対話の展開などにお語句や文 対話の展開などにおいて いて 一定の支援を活用すれば いて 支援をほとんど活用しなく支援をほとんど活用しなくても 多 多様な語句や文を用いて 情報やても 多様な語句や文を目的や場様な語句や文を目的や場面 状況な 考え 気持ちなどを話して伝え合面 状況などに応じて適切に用いどに応じて効果的に用いて 情報や うやり取りを続けることができるて 情報や考え 気持ちなどを詳考え 気持ちなどを詳しく話して伝やようにする しく話して伝え合うやり取りを続え合うやり取りを続け 会話を発展りけることができるようにする させることができるようにする 取社会的な話題について 使用す社会的な話題について 使用す社会的な話題について 使用するりる語句や文 対話の展開などにおる語句や文 対話の展開などにお語句や文 対話の展開などにおいて いて 一定の支援を活用すれば いて 支援をほとんど活用しなく支援をほとんど活用しなくても 聞 聞いたり読んだりしたことを基に ても 聞いたり読んだりしたこといたり読んだりしたことを基に 多多様な語句や文を用いて 情報やを基に 多様な語句や文を目的や様な語句や文を目的や場面 状況な考え 気持ちなどを論理性に注意場面 状況などに応じて適切に用どに応じて効果的に用いて 情報やして話して伝え合うことができるいて 情報や考え 気持ちなどを考え 課題の解決策などを幅広い視 社なにて用すようにする 論理性に注意して詳しく話して伝点から論理的に詳しく話して伝え合 え合うことができるようにする うことができるようにする 日常的な話題について 使用す 日常的な話題について 使用す 日常的な話題について 使用する 話 る語句や文 事前の準備などにおる語句や文 事前の準備などにお語句や文 事前の準備などにおいて す いて 一定の支援を活用すれば いて 支援をほとんど活用しなく支援をほとんど活用しなくても 多 こ 多様な語句や文を用いて 情報やても 多様な語句や文を目的や場様な語句や文を目的や場面 状況な と 考え 気持ちなどを論理性に注意面 状況などに応じて適切に用いどに応じて効果的に用いて 情報や して話して伝えることができるよて 情報や考え 気持ちなどを論考え 気持ちなどを幅広い視点から 発 うにする 理性に注意して詳しく話して伝え論理的に詳しく話して伝えることが 表 ることができるようにする できるようにする 社会的な話題について 使用する る語句や文 事前の準備などにおる語句や文 事前の準備などにお語句や文 事前の準備などにおいて いて 一定の支援を活用すれば いて 支援をほとんど活用しなく支援をほとんど活用しなくても 聞 聞いたり読んだりしたことを基に ても 聞いたり読んだりしたこといたり読んだりしたことを基に 多 多様な語句や文を用いて 情報やを基に 多様な語句や文を目的や様な語句や文を目的や場面 状況な 考え 気持ちなどを論理性に注意場面 状況などに応じて適切に用どに応じて効果的に用いて 情報や して話して伝えることができるよいて 情報や考え 気持ちなどを考え 気持ちなどを幅広い視点から うにする 論理性に注意して詳しく話して伝論理的に詳しく話して伝えることがえることができるようにする できるようにする 書 日常的な話題について 使用す 日常的な話題について 使用す 日常的な話題について 使用する く る語句や文 事前の準備などにおる語句や文 事前の準備などにお語句や文 事前の準備などにおいて こ いて 一定の支援を活用すれば いて 支援をほとんど活用しなく支援をほとんど活用しなくても 多 と 多様な語句や文を用いて 情報やても 多様な語句や文を目的や場様な語句や文を目的や場面 状況な 考え 気持ちなどを論理性に注意面 状況などに応じて適切に用いどに応じて効果的に用いて 情報や して伝える文章を書いて伝えるこて 情報や考え 気持ちなどを論考え 気持ちなどを幅広い視点から とができるようにする 理性に注意して複数の段落から成複数の段落から成る文章で論理的に る文章で詳しく書いて伝えること詳しく書いて伝えることができるよ ができるようにする うにする 社会的な話題について 使用す社会的な話題について 使用す社会的な話題について 使用するる語句や文 事前の準備などにおる語句や文 事前の準備などにお語句や文 事前の準備などにおいて いて 一定の支援を活用すれば いて 支援をほとんど活用しなく支援をほとんど活用しなくても 聞聞いたり読んだりしたことを基に ても 聞いたり読んだりしたこといたり読んだりしたことを基に 多多様な語句や文を用いて 情報やを基に 多様な語句や文を目的や様な語句や文を目的や場面 状況な考え 気持ちなどを論理性に注意場面 状況などに応じて適切に用どに応じて効果的に用いて 情報やして文章を書いて伝えることがでいて 情報や考え 気持ちなどを考え 気持ちなどを幅広い視点からきるようにする 論理性に注意して複数の段落から複数の段落から成る文章で論理的に成る文章で詳しく書いて伝えるこ詳しく書いて伝えることができるよとができるようにする うにする - 英語 3 -
< ディベート ディスカッション Ⅰ Ⅱ> ディベート ディスカッション Ⅰ Ⅱ の目標 英語学習の特質を踏まえ 以下に示す 話すこと [ やり取り ] の領域において設定する目標の実現を目指した指導を通して 英語科の目標 の 知識 技能 及び 思考力 判断力 表現力等 に示す資質 能力を一体的に育成するとともに その過程を通して 英語科の目標 の 学びに向かう力 人間性等 に示す資質 能力を育成する ディベート ディスカッション Ⅰ は 高等学校の英語科において 全ての生徒 に必ず履修させる科目の一つであり 話すこと [ やり取り ] の言語活動及び複数 の領域を結び付けた言語活動を通して ディベートやディスカッションなどの 話 すこと を中心とした発信力及び論理的な思考力や表現力を強化する指導を行う科 目である また ディベート ディスカッション Ⅱ においては ディベート ディスカッション Ⅰ の学習を踏まえ それらの指導を発展的に行う科目である 本科目における学習内容は 本科目が専門教科に属する科目であることを踏まえ 論理 表現 Ⅰ の内容を発展させたものとなっている よって ここでは ディ ベートやディスカッションだけではなく 目標が設定されていない 話すこと [ 発 表 ] や 書くこと についても適宜扱い スピーチやプレゼンテーションをはじ めとして 専門科目としてふさわしい内容を取り扱うことが求められる 領域 話すこと [ やり取り ] における目標 ディベート ディスカッション Ⅰ ディベート ディスカッション Ⅱ 話 日常的な話題や社会的な話題に関する論題につい 社会的な話題に関する論題について 使用する語句 す て 使用する語句や文 議論の展開などにおいて 一や文 議論の展開などにおいて 支援をほとんど活用 こ 定の支援を活用すれば 資料を的確に活用し 多様なしなくても 複数の資料を的確に活用し 多様な語句 と 語句や文を用いて 賛成又は反対の立場をとった上で や文を目的や場面 状況などに応じて効果的に用いて 論理的に一貫性のある議論を展開できるようにする 賛成又は反対の立場をとった上で 聞き手を説得する や ことができるよう 論理的に一貫性のある議論を展開 り できるようにする 取 日常的な話題や社会的な話題について 使用する語 社会的な話題について 使用する語句や文 議論の り 句や文 議論の展開などにおいて 一定の支援を活用展開などにおいて 支援をほとんど活用しなくても 複数の資料を的確に活用し 多様な語句や文を目的や すれば 資料を的確に活用し 多様な語句や文を用い て 情報や考え 気持ちなどを論理の構成や展開を工場面 状況などに応じて効果的に用いて 課題の解決 夫して詳しく話して伝え合うことができるようにす策について合意形成することができるよう 他者の意 る 見をなどに配慮しながら自分自身の意見や主張などを 詳しく話して伝え合うことができるようにする < エッセイライティング Ⅰ Ⅱ> エッセイライティング Ⅰ Ⅱ の目標 英語学習の特質を踏まえ 以下に示す 書くことの領域において設定する目標の実現を目指した指導を通して 英語科の目標 の 知識 技能 及び 思考力 判断力 表現力等 に示す資質 能力を一体的に育成するとともに その過程を通して 英語科の目標 の 学びに向かう力 人間性等 に示す資質 能力を育成する 本科目は 専門教科の学習において 書くこと の活動を中心とした学習を希望する生徒に選択履修させる科目として創設した 書くこと の言語活動及び複数の領域を結び付けた言語活動を通して 複数の段落から成るエッセイなどを書くことを中心とした 発信力及び論理的な思考力や表現力を強化する指導を行う科目である また エッセイライティング Ⅱ は エッセイライティング Ⅰ の学習を踏まえ それらの指導を発展的に行う科目である - 英語 4 -
また 本科目における学習内容は 本科目が専門教科に属する科目であることを踏 まえ 論理 表現 Ⅰ の内容を発展させたものとなっている よってここでは エッセイなどを書くだけではなく 目標が設定されていない 話すこと [ やり取り ] や 話すこと [ 発表 ] についても適宜扱い ディスカッションやプレゼンテーシ ョンなどの 専門科目としてふさわしい内容を取り扱うことが求められる 領域 書くこと における目標 書くこと エッセイライティング Ⅰ エッセイライティング Ⅱ 日常的な話題について 使用する語句や文 事日常的な話題について 使用する語句や文 事前の準前の準備などにおいて 一定の支援を活用すれば 備などにおいて 支援をほとんど活用しなくても 複数資料を的確に活用し 多様な語句や文を用いて の資料を的確に活用し 多様な語句や文を目的や場面 情報や考え 気持ちなどを論理の構成や展開を工状況などに応じて効果的に用いて 情報や考え 気持ち夫して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝などを読み手を引きつけたり説得したりできるよう 論えることができるようにする 理の構成や展開を工夫して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えることができるようにする 社会的な話題について 使用する語句や文 事社会的な話題について 使用する語句や文 事前の準前の準備などにおいて 一定の支援を活用すれば 備などにおいて 支援をほとんど活用しなくても 複数資料を的確に活用し 多様な語句や文を用いて の資料を的確に活用し 多様な語句や文を目的や場面 意見や主張などを論理の構成や展開を工夫して複状況などに応じて効果的に用いて 意見や主張などを読数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えることみ手を引きつけたり説得したりできるよう 幅広い視点ができるようにする から論理の構成や展開を工夫して複数の段落から成る文章で詳しく書いて伝えることができるようにする - 英語 5 -