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2003

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 粉砕時の安定性 8 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で 規格内 の変化を認めるいずれかの試験項目で 規格外 の変化を認める 評価基準 外

2003

スライド 1

ラベプラゾールナトリウム錠 10mg サンド の加速試験における安定性 保存条件 :40±1 75±5%RH 保存期間 :6 ヵ月 保存形態 :PTP 包装 アルミニウム袋入り 乾燥剤入り 測定項目 規格値 イニシャル 6 ヵ月後 確 定性反応 赤橙色を呈する 認 試 289nm~293nmに吸収の

すとき, モサプリドのピーク面積の相対標準偏差は 2.0% 以下である. * 表示量 溶出規格 規定時間 溶出率 10mg/g 45 分 70% 以上 * モサプリドクエン酸塩無水物として モサプリドクエン酸塩標準品 C 21 H 25 ClFN 3 O 3 C 6 H 8 O 7 :

報告書ヘッダ

プロピベリン塩酸塩塩酸プロピベリン錠 10 KN ( 小林化工 ) プロピベリン塩酸塩塩酸プロピベリン錠 20 KN ( 小林化工 ) リルマザホン塩酸塩水和物 リルマザホン塩酸塩水和物 塩酸ベニジピン錠 2 MEEK 塩酸ベニジピン錠 4 MEEK 塩酸ベニジピン錠 8 MEEK 塩酸リルマザホン

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医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分クリンダマイシンリン酸エステル 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 原薬の安定水 性 1) 液性 (ph) 1

B型肝炎治療における      バラクルード錠R0.5mgの製品情報         【簡易版】

37 シロスタゾールOD 錠 50mg ケミファ 日本薬品工業 38 シロスタゾールOD 錠 50mg JG ダイト 39 シロスタゾールOD 錠 50mg マイラン マイラン製薬 40 シロスタゾールOD 錠 50mg トーワ 東和薬品 41 シロスタゾールOD 錠 50mg ツルハラ 鶴原製薬

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

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IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載された情報を

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社内資料 ph 変動試験 テイコプラニン点滴静注用 400mg NP 2013 年 2 月 20 日ニプロ株式会社 テイコプラニン点滴静注用 400mg NP ~ph 変動試験 ~ 1/2

アミオダロン塩酸塩速崩錠 TE の開発 トーアエイヨー研究開発部製薬技術研究所製剤技術センター菊池浩一 本日の内容 会社紹介 製品開発コンセプト規格追加, 速崩錠の申請 製剤設計製造方法, 誤投与対策, 製剤評価 1 会社紹介 ( アミオダロン錠 ) 不整脈治療剤 ( 日本薬局方 ) アミオダロン塩

2005年10月改訂(第3版)

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IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

社内資料 ph 変動試験 セファゾリン Na 注射用 1g NP 2014 年 6 月ニプロ株式会社 セファゾリン Na 注射用 1g NP の ph 変動試験 1. 試験目的セファゾリン Na 注射用 1g NP は セファゾリンナトリウムを有効成分とするセファロスポリン系抗生物質製剤である 今回

2005年10月改訂(第3版)

2005年10月改訂(第3版)

しょうゆの食塩分測定方法 ( モール法 ) 手順書 1. 適用範囲 この手順書は 日本農林規格に定めるしょうゆに適用する 2. 測定方法の概要 試料に水を加え 指示薬としてクロム酸カリウム溶液を加え 0.02 mol/l 硝酸銀溶液で滴定し 滴定終点までに消費した硝酸銀溶液の量から塩化ナトリウム含有

要旨 日本では病院や薬局で患者が錠剤を受け取る場合 PTP 包装されているもの 或は一包化されているものが殆どである 一方 海外では錠剤の入ったボトル包装で提供する場合が多い PTP 包装の欠点として 製造過程で規定の大きさ以外は除くためコストがかかること 一包化調剤時の労力や衛生面で問題があること

食事編_表1_4_0508

Microsoft Word - 表紙資料2-4

2005年10月改訂(第3版)

2005年10月改訂(第3版)

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

4. 加熱食肉製品 ( 乾燥食肉製品 非加熱食肉製品及び特定加熱食肉製品以外の食肉製品をいう 以下同じ ) のうち 容器包装に入れた後加熱殺菌したものは 次の規格に適合するものでなければならない a 大腸菌群陰性でなければならない b クロストリジウム属菌が 検体 1gにつき 1,000 以下でなけ

記載データ一覧 品目名 製造販売業者 BE 品質再評価 1 マグミット錠 250mg 協和化学工業 2 酸化マグネシウム錠 250mg TX みらいファーマ 3 酸化マグネシウム錠 250mg モチダ 持田製薬販売 # 4 酸化マグネシウム錠 250mg マイラン マイラン製薬 # 5 酸化マグネシ

フェキソフェナジン塩酸塩錠30mg・60mg「杏林」

医療薬学 含量の低下, 溶出性の変化, 光による変色等, 多くの問題点がある. それにもかかわらず, 開封あるいは分包状態での製剤の品質試験データは少なく, 一包化調剤後の安定性が明確ではない薬剤が多い. さらに, 近年普及してきている後発医薬品には, 先発品と同じ添加剤を使用することは要求されてい

ゾルピデム酒石酸塩錠「AA」

本品約2g を精密に量り、試験液に水900mLを用い、溶出試験法第2法により、毎分50回転で試験を行う

2005年10月改訂(第3版)

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下, 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には, 添付文書に記載された情

201601

36 ピタバスタチンCa 錠 2mg 杏林 キョーリンリメディオ 37 ピタバスタチンCa 錠 2mg ケミファ 日本ケミファ 38 ピタバスタチンCa 錠 2mg サワイ 沢井製薬 39 ピタバスタチンCa 錠 2mg サンド サンド 40 ピタバスタチンCa 錠 2mg 三和 三和化学研究所 4

ロペラミド塩酸塩カプセル 1mg TCK の生物学的同等性試験 バイオアベイラビリティの比較 辰巳化学株式会社 はじめにロペラミド塩酸塩は 腸管に選択的に作用して 腸管蠕動運動を抑制し また腸管内の水分 電解質の分泌を抑制して吸収を促進することにより下痢症に効果を示す止瀉剤である ロペミン カプセル

シンデレラ合宿



製品案内 価格表 2014/4/1

3.ごみの減量方法.PDF

IF

IF

この薬を使う前に 確認すべきことは? 〇意識がもうろうとしたり 睡眠中の異常行動 ( たとえば夢遊症状 : 眠っているときに突然起き上がり 目が覚めているかのように歩き回ったりするなど ) があらわれることがあります また 眠りに入るまでの あるいは途中で目が覚めた時の出来事を記憶していないことがあ

承認番号 薬価収載販売開始 第 1 版 ) 2019 年 3 月改訂 ( 第 2 版 ) 日本標準商品分類番号 : 存 気密容器に表示上の注意 の項参照 医薬品処方箋により使用すること 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 糖尿病食後過

Microsoft Word - IF_オダノン錠30mg_200904_7版-2 .doc

IF 利用の手引きの概要 ー日本病院薬剤師会ー 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下, 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には, 添付文書に記載され

薬の使い方は? および この薬の使用中に気をつけなければならないことは? に書かれていることに特に注意してください 次の人は この薬を使用することはできません 過去にゾルピデム酒石酸塩錠 日医工 に含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人 肝臓に重篤な障害のある人 重症筋無力症の人 急性狭隅角

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

TECHNICAL DATA SHEET 貴金属化成品 ( 塩化物, 他 ) 金 品名化学式分子量 含有量 ( 理論値 ) 色調 形状 毒劇物 指定 *2*3 CAS No. 詳細 塩化金 (Ⅲ) 酸 4 水和物 H[AuCl 4] 4H 2O % 淡黄色 結晶劇物 130

シプロフロキサシン

ていれば当局が交換品 ( 安定性データで問題ないとわかったロット ) の用意ができるまで待っていたことになる なおこの会社は別の製品でも 37 ロットをほぼ同じ理由で回収を行っている 回収理由 ; 本製品は溶出試験時にベッセルの底に難溶性の賦形剤が堆積することにより溶出性に影響を与えていることが確認

表 1 当院における後発医薬品評価項目表 ( 抜粋 ) 一般名 規格 メーカー 薬価 後発医薬品名称 先発医薬品名称 コメント 評価項目 品質 評価 含量, 性状, 確認試験 純度試験溶出試験 重量偏差試験 全て規格内 限界値に近い 規格限界値に近いものがある 生物学的同等性試験標準製剤とほぼ変わら

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2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

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IF 利用の手引きの概要 ー日本病院薬剤師会ー 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載された情

A 通 則 1. 添加物の適否は, 別に規定するもののほか, 通則, 一般試験法, 成分規格 保存基準各条等の規定によって判定する ただし, 性状の項目の形状は, 参考に供したもので, 適否の判定基準を示すものではない 2. 物質名の前後に を付けたものは, 成分規格 保存基準各条に規定する添加物を

2 成分が同一の剤形変更 例 タケプロンOD 錠 15mg タケプロンカプセル 15mg ユリーフOD 錠 4mg ユリーフ錠 4mg コカールドライシロップ 40% カロナール細粒 20% ( 粉砕 ) レボフロキサシン錠 500mg レボフロキサシン細粒 10% 患者に説明 ( 価格 服用方法等

アムロジピン錠2.5mg・5mg・10mg「タイヨー」

相談者数の推移平成 27 年度下半期 (2015 年 10 月 ~2016 年 3 月 ) 注 : 後発医薬品に対する疑問 不安を持って相談窓口に寄せられた相談を対象として集計した 2

厚生年金保険標準報酬月額保険料額表

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アボビスカプセル 25 25mg アボビスカプセル 50 5 ハ ラ 1000Cap アボビスカプセル 50 5 アボビスカプセル 50 5 PTP1000Cap(10Cap

JAS JAS 1-2 1

Microsoft Word - Ⅱ-1~4.調剤

訂 ( 第 6 版 ) 日本標準商訂 年 7 月改訂 ( 第 6 版 ) 日本標準商品分類番号 : 存錠 25mg JG 錠に表示医薬品インタビューフォーム 22700AMX 22 承認番号処方箋医薬品 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 20

2. 徐放性機構 アンブロキソール塩酸塩徐放 OD 錠 45mg サワイ は 速放性顆粒及び徐放性顆粒からなるマルチ プルユニット型徐放口腔内崩壊錠です 錠剤が崩壊すると 速放性顆粒が溶解し その後 徐放性顆粒から徐々にアンブロキソールが溶 出していく機構です 速放性顆粒 苦味マスキング層 苦味マス

Point

IF

医療用医薬品最新品質情報集 ( ブルーブック ) 初版有効成分ベンフォチアミン B6 B12 配合剤 品目名 ( 製造販売業者 ) 後発医薬品 品目名 ( 製造販売業者 ) 先発医薬品 効能 効果用法 用量添加物 1) 解離定数 1) 溶解度 1 ダイメジンスリービー配合カプセル

2018 年 11 月改訂 ( 第 6 版 ) 日本標準商品分類番号 :87449 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 ロイコトリエン受容体拮抗剤 気管支喘息 アレルギー性鼻炎治療剤 プランルカスト錠 112.5mg 日医工 プランルカスト錠 2

開発の経緯 ゲムシタビン点滴静注用 200mg 1g サンド は 後発医薬品として開発を企画し 規格及び試験方法を設定 加速試験を行い 平成 22 年 1 月に製造販売承認を取得した ( 薬食発第 号 ( 平成 17 年 3 月 31 日 ) に基づき承認申請 ) 製品の特徴及び有用

IF 利用の手引きの概要 日本病院薬剤師会 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載された情報を

表紙.ai

表紙

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ウスターソース類の食塩分測定方法 ( モール法 ) 手順書 1. 適用範囲 この手順書は 日本農林規格に定めるウスターソース類及びその周辺製品に適用する 2. 測定方法の概要試料に水を加え ろ過した後 指示薬としてクロム酸カリウム溶液を加え 0.1 mol/l 硝酸銀溶液で滴定し 滴定終点までに消費

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スライド 1

第 1 版 ) 2019 年 3 月改訂 ( 第 3 版 ) 日本標準商品分類番号 : 日本標 存 気密容器に表示 医薬品処方箋により使用すること 医薬品インタビューフォーム 日本病院薬剤師会の IF 記載要領 2013 に準拠して作成 HMG-CoA 還元酵素阻害剤 HMG-CoA 還

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マキサカルシトール軟膏 25μg /g CH の配合変化試験 配合薬剤目次 1. 副腎皮質ホルモン剤 メサデルム0.1% 6 アルメタ軟膏 3 リドメックスコーワ軟膏 0.3% 6 アンテベート軟膏 0.05% 3 リンデロン-DP 軟膏 7 アンテベート0.05% 3 リンデロン-V 軟膏 0.1

IF

カルボシステイン錠250mg・500mg「テバ」

(電子メール施行)

IF

IF 利用の手引きの概要 - 日本病院薬剤師会 - 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には 添付文書に記載され

ニ後発医薬品の使用に積極的に取り組んでいる旨を当該保険医療機関の見やすい場所に掲示している こと 4 施設基準 通知 第 36 の 3 外来後発医薬品使用体制加算 1 外来後発医薬品使用体制加算に関する施設基準 (1) 診療所であって 薬剤部門又は薬剤師が後発医薬品の品質 安全性 安定供給体制等の情

IF 利用の手引きの概要 ー日本病院薬剤師会ー 1. 医薬品インタビューフォーム作成の経緯医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書 ( 以下, 添付文書と略す ) がある 医療現場で医師 薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には, 添付文書に記載され

目次 Ⅰ 調剤等に関する事項 1 処方せん 1 2 調剤等 2 3 処方せん 調剤録の保存 3 Ⅱ 調剤技術料に関する事項 1 調剤料 3 2 調剤料又は調剤技術料に係る加算 3 Ⅲ 薬学管理料に関する事項 1 薬剤服用歴管理指導料 3 Ⅳ 薬剤料等の請求 1 薬剤料 5 Ⅴ 事務的事項 1 届出事

Transcription:

ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の安定性に関する資料 共和薬品工業株式会社 2012 年 5 月作成 ZOL-D-7(2)

目次 1. 総合評価 1 2. 湿度に対する安定性 2 3. 温度に対する安定性 4 4. 光に対する安定性 6 5. 分割時の安定性 ( 湿度 ) 8 6. 分割時の安定性 ( 光 ) 10 7. 粉砕時の安定性 12 総合評価分類 分類 分類基準全ての試験項目で変化を認めないいずれかの試験項目で 規格内 の変化を認めるいずれかの試験項目で 規格外 の変化を認める 評価基準 外観 分類評価基準 変化なし外観上の変化を ほとんど認めない場合 変化あり ( 規格内 ) わずかな色調変化 ( 退色等 ) 等を認めるが 品質上 問題とならない程度の変化であり 規格を満たしている場合 変化あり ( 規格外 ) 形状変化や著しい色調変化を認め 規格を逸脱している場合 溶出性 又は 崩壊性 分類評価基準 変化なし 規格値内の場合 変化あり ( 規格外 ) 規格値外の場合 含量 分類評価基準 変化なし 含量低下が 3% 未満の場合 変化あり ( 規格内 ) 含量低下が 3% 以上で 規格値内の場合 変化あり ( 規格外 ) 規格値外の場合 硬度 分類評価基準 変化なし 硬度変化が 30% 未満の場合 変化あり ( 規格内 ) 硬度変化が 30% 以上で 硬度が 2.0kg 重以上の場合 変化あり ( 規格外 ) 硬度変化が 30% 以上で 硬度が 2.0kg 重未満の場合 その他の試験項目 分類評価基準 変化なし 規格値内の場合 変化あり ( 規格外 ) 規格値外の場合 平成 11 年 8 月 20 日付 錠剤 カプセル剤の無包装状態での安定性試験法について ( 答申 ) ( 日本病院薬剤師会 ) 一部改変

1. 総合評価 保存条件検体包装形態 25 日目 30 日目 60 日目 90 日目 湿度 25±2 75±5%RH 錠剤遮光 開放 温度 40±2 錠剤遮光 気密容器 光 25 ( 曝光量 ) 60 万 lux.hr 錠剤 グラシンラミネート紙 気密容器 分割 粉砕 25±2 75±5%RH 遮光 グラシンラミネート紙 25 分割 ( 曝光量 ) 60 万 lux.hr グラシンラミネート紙 25±2 75±5%RH 粉砕 遮光 グラシンラミネート紙 病院薬局における調剤時の保存条件を反映し 500lux の明るさの場所で 1 日 8 時間 1 ヵ月 25 日間照射されるとして 6 ヵ月間に相当する (500lux 8 時間 25 日間 6 ヵ月 =60 万 lux hr) 無包装状態の場合 無包装状態における安定性は 湿度条件下で硬度の低下が認められたが いずれの試験項目においても規格値の範囲内だったことから 90 日間は品質上特に問題はないと判断される 分割状態の場合 2 分割状態における安定性は 室温散光下 25 日間 ( 曝光量 60 万 lux hr) で 3 日目から分割面の変色が認められた以外は いずれの試験項目においても規格値の範囲内だったことから 光を避けて保存することが望ましい 粉砕状態の場合 粉砕状態における安定性は いずれの試験項目においても規格値の範囲内だったことから 90 日間は品質上特に問題はないと判断される 1

2. 湿度に対する安定性 検体 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル :LOT No.1001( 共和薬品工業株式会社 ) 包装形態 遮光 開放で保存 保存条件 平成 11 年 8 月 20 日付 錠剤 カプセル剤の無包装状態での安定性試験について ( 答申 ) ( 日本病院薬剤師会 ) にある 25±2 75±5%RH に設定した恒温恒湿器内に保存 試験項目および試験時期 1 外観 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 2 溶出性 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 3 含量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 4 純度試験 ( 類縁物質 ) 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 5 硬度 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 6 乾燥減量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 7 吸湿水分量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 試験方法 1~4: ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の規格及び試験方法により測定した 5 硬度 : 硬度計を用いて測定した 6 乾燥減量 :105 で 30 分間乾燥し 乾燥減量 (%) を測定した 7 吸湿水分量 : 試験開始時からの増加重量を吸湿水分量とした 結果 1 外観 淡いだいだい色の割線入りフィルムコーティング錠 変化なし変化なし変化なし 規格値 : 淡いだいだい色の割線入りフィルムコーティング錠 2 溶出性 95.5~101.7 (99.3) 91.5~94.7 (93.1) 90.4~94.4 (92.2) 91.2~98.4 (95.4) 規格値 :15 分 =80% 以上 最小値 ~ 最大値 ( ) 内は 6 ベッセルの平均値 (%) 3 含量 101.9 (100.0) 99.9 (98.0) 100.0 (98.1) 100.8 (98.9) 規格値 :95.0~105.0% ( ) 内は開始時を 100% として換算した値 3 回の平均値 (%) 2

4 純度試験 ( 類縁物質 ) 0.0 0.0 0.0 0.0 参考値 :0.1% 以下 3 回の合計値 (%) 5 硬度 6.4~7.6 (6.7) 4.4~5.3 (4.8) 4.7~5.1 (4.9) 4.2~5.0 (4.7) 設定値 :2.0kg 以上 最小値 ~ 最大値 ( ) 内は 10 錠の平均値 (kg) 6 乾燥減量 0.88 2.17 2.68 2.36 - - - 7 吸湿水分量 - 1.29 1.80 1.48 - - - 考察及び結論 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル は無包装状態において 硬度の低下が認められたが いずれの試験項目においても規格値の範囲内であった 以上の結果より ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の遮光 開放保存品は 25±2 75±5%RH 90 日間の保存であれば品質上特に問題はないと判断された 3

3. 温度に対する安定性 検体 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル :LOT No.1001( 共和薬品工業株式会社 ) 包装形態 遮光 気密容器で保存 保存条件 40±2 に設定した恒温恒湿器内に保存 試験項目および試験時期 1 外観 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 2 溶出性 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 3 含量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 4 純度試験 ( 類縁物質 ) 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 5 硬度 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 6 乾燥減量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 7 吸湿水分量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 試験方法 1~4: ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の規格及び試験方法により測定した 5 硬度 : 硬度計を用いて測定した 6 乾燥減量 :105 で 30 分間乾燥し 乾燥減量 (%) を測定した 7 吸湿水分量 : 試験開始時からの増加重量を吸湿水分量とした 結果 1 外観 淡いだいだい色の割線入りフィルムコーティング錠 変化なし変化なし変化なし 規格値 : 淡いだいだい色の割線入りフィルムコーティング錠 2 溶出性 95.5~101.7 (99.3) 96.6~90.6 (94.2) 94.3~97.7 (96.5) 93.6~99.4 (97.1) 規格値 :15 分 =80% 以上 最小値 ~ 最大値 ( ) 内は 6 ベッセルの平均値 (%) 3 含量 101.9 (100.0) 99.9 (98.0) 100.0 (98.1) 100.6 (98.7) 規格値 :95.0~105.0% ( ) 内は開始時を 100% として換算した値 3 回の平均値 (%) 4

4 純度試験 ( 類縁物質 ) 0.0 0.0 0.0 0.0 参考値 :0.1% 以下 3 回の合計値 (%) 5 硬度 6.4~7.6 (6.7) 5.8~6.5 (6.2) 6.7~8.1 (7.3) 6.5~7.0 (6.7) 設定値 :2.0kg 以上 最小値 ~ 最大値 ( ) 内は 10 錠の平均値 (kg) 6 乾燥減量 0.88 1.14 0.72 0.75 - - - 7 吸湿水分量 - 0.26-0.16-0.13 - - - 考察及び結論 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル は無包装状態において 90 日間の安定性はいずれの試験項目においても規格値の範囲内であった 以上の結果より ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の遮光 気密容器保存品は 40±2 90 日間の保存であれば品質上特に問題はないと判断された 5

4. 光に対する安定性 検体 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル :LOT No.1001( 共和薬品工業株式会社 ) 包装形態 グラシンラミネート紙により分包包装したもの ガラス瓶に入れて密栓したもの ( 気密容器 ) 保存条件 平成 11 年 8 月 20 日付 錠剤 カプセル剤の無包装状態での安定性試験について ( 答申 ) ( 日本病院薬剤師会 ) にある 1000Lux/hr(25 ) に 25 日間保存 ( 曝光量 60 万 lux hr) 試験項目および試験時期 1 外観 開始時 25 日目 2 溶出性 開始時 25 日目 3 含量 開始時 25 日目 4 純度試験 ( 類縁物質 ) 開始時 25 日目 5 硬度 開始時 25 日目 6 乾燥減量 開始時 25 日目 7 吸湿水分量 開始時 25 日目 試験方法 1~4: ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の規格及び試験方法により測定した 5 硬度 : 硬度計を用いて測定した 6 乾燥減量 :105 で 30 分間乾燥し 乾燥減量 (%) を測定した 7 吸湿水分量 : 試験開始時からの増加重量を吸湿水分量とした 結果 1 外観包装形態 開始時 60 万 lux hr 淡いだいだい色の割線入りグラシンラミネート紙フィルムコーティング錠 変化なし 淡いだいだい色の割線入り気密容器フィルムコーティング錠 変化なし 規格値 : 淡いだいだい色の割線入りフィルムコーティング錠 2 溶出性包装形態 開始時 60 万 lux hr グラシンラミネート紙 95.5~101.7 (99.3) 97.7~101.5 (99.0) 気密容器 95.5~101.7 (99.3) 95.5~97.9 (96.7) 規格値 :15 分 =80% 以上 最小値 ~ 最大値 ( ) 内は 6 ベッセルの平均値 (%) 6

3 含量包装形態 開始時 60 万 lux hr グラシンラミネート紙 101.9 (100.0) 99.4 (97.5) 気密容器 101.2. (100.0) 99.8 (98.6) 規格値 :95.0~105.0% ( ) 内は開始時を 100% として換算した値 3 回の平均値 (%) 4 純度試験 ( 類縁物質 ) 包装形態 開始時 60 万 lux hr グラシンラミネート紙 0.0 0.0 気密容器 0.0 0.0 参考値 :0.1% 以下 3 回の合計値 (%) 5 硬度包装形態 開始時 60 万 lux hr グラシンラミネート紙 6.4~7.6 (6.7) 6.1~7.3 (6.6) 気密容器 6.4~7.6 (6.7) 6.6~7.4 (7.0) 設定値 :2.0kg 以上 最小値 ~ 最大値 ( ) 内は 10 錠の平均値 (kg) 6 乾燥減量 包装形態 開始時 60 万 lux hr グラシンラミネート紙 0.88 1.11 - 気密容器 0.88 1.24-7 吸湿水分量包装形態 開始時 60 万 lux hr グラシンラミネート紙 - 0.23 - 気密容器 - 0.36 - 考察及び結論 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル は無包装状態において 光( 曝光量 60 万 lux hr) に対する安定性は いずれの試験項目においても規格値の範囲内であった 以上の結果より ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル のグラシンラミネート紙 気密容器保存品は 光照射保存下で品質上特に問題はないと判断された 7

5. 分割時の安定性 ( 湿度 ) 検体 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル :LOT No.1001( 共和薬品工業株式会社 ) 包装形態 2 分割品をグラシンラミネート紙で分包 遮光したもの 保存条件 平成 11 年 8 月 20 日付 錠剤 カプセル剤の無包装状態での安定性試験について ( 答申 ) ( 日本病院 薬剤師会 ) にある 25±2 75±5%RH に設定した恒温恒湿器内に保存 試験項目および試験時期 1 外観 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 2 含量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 3 純度試験 ( 類縁物質 ) 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 4 乾燥減量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 5 吸湿水分量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 試験方法 1~3: ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の規格及び試験方法により測定した 4 乾燥減量 :105 で 30 分間乾燥し 乾燥減量 (%) を測定した 5 吸湿水分量 : 試験開始時からの増加重量を吸湿水分量とした 結果 1 外観 淡いだいだい色のフィルムコーティング錠分割品 変化なし変化なし変化なし 規格値 : 淡いだいだい色の割線入りフィルムコーティング錠分割品 2 含量 101.9 (100.0) 100 (98.1) 100.1 (98.2) 100.5 (98.6) 規格値 :95.0~105.0% ( ) 内は開始時を 100% として換算した値 3 回の平均値 (%) 3 純度試験 ( 類縁物質 ) 0.0 0.0 0.0 0.0 参考値 :0.1% 以下 3 回の合計値 (%) 4 乾燥減量 0.88 1.76 2.11 2.21 - - - 8

5 吸湿水分量 - 0.88 1.23 1.33 - - - 考察及び結論 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル は分割した場合において 90 日間の安定性はいずれの試験項目においても規格値の範囲内であった 以上の結果より ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル のグラシンラミネート紙で分包 遮光保存品は 25±2 75±5%RH 90 日間の保存であれば品質上特に問題はないと判断された 9

6. 分割時の安定性 ( 光 ) 検体 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル :LOT No.1001( 共和薬品工業株式会社 ) 包装形態 2 分割品をグラシンラミネート紙で分包したもの 保存条件 平成 11 年 8 月 20 日付 錠剤 カプセル剤の無包装状態での安定性試験について ( 答申 ) ( 日本病院薬剤師会 ) にある 1000Lux/hr(25 ) に 25 日間保存 ( 曝光量 60 万 lux hr) 試験項目および試験時期 1 外観 開始時 25 日目 2 含量 開始時 25 日目 3 純度試験 ( 類縁物質 ) 開始時 25 日目 4 乾燥減量 開始時 25 日目 5 吸湿水分量 開始時 25 日目 試験方法 1~3: ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の規格及び試験方法により測定した 4 乾燥減量 :105 で 30 分間乾燥し 乾燥減量 (%) を測定した 5 吸湿水分量 : 試験開始時からの増加重量を吸湿水分量とした 結果 1 外観開始時 60 万 lux hr 淡いだいだい色のフィルムコーティング錠分割品 淡いだいだい色のフィルムコーティング錠分割品ただし 分割面は黄色味に変色 規格値 : 淡いだいだい色の割線入りフィルムコーティング錠分割品 2 含量 開始時 101.9 (100.0) 60 万 lux hr 99.1 (97.8) 規格値 :95.0~105.0% ( ) 内は開始時を 100% として換算した値 3 回の平均値 (%) 3 純度試験 ( 類縁物質 ) 開始時 60 万 lux hr 0.0 0.0 参考値 :0.1% 以下 3 回の合計値 (%) 10

4 乾燥減量開始時 60 万 lux hr 0.88 1.11-5 吸湿水分量開始時 60 万 lux hr - 0.23 - 考察及び結論 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル は分割した場合において 光( 曝光量 60 万 lux hr) に対する安定性は 3 日目から分割面の変色が認められた以外は いずれの試験項目においても規格値の範囲内であった 以上の結果より ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル 分割品のグラシンラミネート紙分包保存品は 光を避けて保存することが望ましい 11

7. 粉砕時の安定性 検体 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル :LOT No.1001( 共和薬品工業株式会社 ) 包装形態 粉砕物をグラシンラミネート紙で分包 遮光したもの 保存条件 日本薬学会病院薬局協議会散剤配合変化試験法の報告にある 25±2 75±5%RH に設定した恒温 恒湿器内に保存 試験項目および試験時期 1 外観 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 2 含量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 3 純度試験 ( 類縁物質 ) 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 4 乾燥減量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 5 吸湿水分量 開始時 30 日目 60 日目 90 日目 試験方法 1~3: ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル の規格及び試験方法により測定した 4 乾燥減量 :105 で 30 分間乾燥し 乾燥減量 (%) を測定した 5 吸湿水分量 : 試験開始時からの増加重量を吸湿水分量とした 結果 1 外観 淡いだいだい色の被膜及び白色の粉末 変化なし変化なし変化なし 規格値 : 淡いだいだい色の被膜及び白色の粉末 2 含量 101.9 (100.0) 99.1 (97.2) 99.5 (97.6) 100.1 (98.2) 規格値 :95.0~105.0% ( ) 内は開始時を 100% として換算した値 3 回の平均値 (%) 3 純度試験 ( 類縁物質 ) 0.0 0.0 0.0 0.0 参考値 :0.1% 以下 3 回の合計値 (%) 4 乾燥減量 0.88 1.82 2.03 2.40 - - - 12

5 吸湿水分量 - 0.94 1.15 1.52 - - - 考察及び結論 ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル は粉砕した場合において 90 日間の安定性はいずれの試験項目においても規格値の範囲内であった 以上の結果より ゾルピデム酒石酸塩錠 10mg アメル 粉砕品のグラシンラミネート紙で分包 遮光保存品は 25±2 75±5%RH 90 日間の保存であれば品質上特に問題はないと判断された 13