用語集

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条例解説6~11条

目次 ( )

技術的助言

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)

- 1 - 国土交通省告示第三百十九号高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律(平成三十年法律第三十二号)の一部の施行に伴い 移動等円滑化の促進に関する基本方針において移動等円滑化の目標が定められているノンステップバスの基準等を定める告示の一部を改正する告示を次のように

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

第3章 附置義務駐車場の台数                     

許可及び認定申請等


スライド 1

移動等円滑化経路を構成するエレベーターの規定である ( 停止階の規定やかご及び昇降路の出入口に関する規定など ) 適合義務の対象となる建築物のうち床面積の合計が 500 m2以上の建築物については エレベーター等の設置義務が発生する (500 m2未満の建築物における任意設置するエレベーターに対して


( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 二及び三において同じ )をいうものとすること 二この法律において 電子契約 とは 事業者が一方の当事者となる契約であって 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法に

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

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基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

. 条例のあらまし () 対象地域 駐車場整備地区 (3ページの図参照) または商業地域若しくは近隣商業地域建築物の敷地が 地区または地域の区域とこれら以外の区域にわたる場合は 敷地の過半が属する区域に建築物があるものとみなします () 対象建築物 建築物の用途 対象建築物の規模 表ー 特定用途建築

上野原市規則第××号

バリアフリー法(建築物)関係法令集

東京都建築安全条例の見直しの考え方

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Microsoft Word - 増改築の取扱い

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東京都駐車場条例(昭和三十三年東京都条例第七十七号)新旧対照表(抄)

江東区 「自転車条例」の手引

第1号様式(第9条第1項関係)

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

○新潟県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行細則

別紙 40 東京都市計画高度地区の変更 都市計画高度地区を次のように変更する 面積欄の ( ) 内は変更前を示す 種類面積建築物の高さの最高限度又は最低限度備考 第 1 種 約 ha 建築物の各部分の高さ ( 地盤面からの高さによる 以下同じ ) は 当該部分から前面道路の反対側の境界線 高度地区

玄関

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

スライド 1

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

便所 縮尺 福祉型便房のある便所の構造 福祉型便房並びに腰掛便座及び手すりの 設けられた便房の構造並びに床置式の小便器の構造 手すり 縮尺 外形 両端部及びわん曲部の構造並びに傾斜路及び階段の両端部の構造 視覚障害者用 床材 縮尺 視覚障害者用床材及び周囲の床材の仕上げ材料 仕上げ方法 色及び形 状

資料 2 立川市景観計画の一部改定 ( 案 ) ( 現計画 ) P25 表 一般地域 景観形成地区の届出の対象となる行為の規模 P26 (4) 大規模建築物等にかかる事前協議の部分 ( 改定案 ) P25 表 一般地域 景観形成地区の届出の対象となる行為の規模 P26 (4)

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

荷捌き駐車対策 荷捌き駐車施設の附置 平成 6 年に各地方公共団体が定める附置義務駐車場条例のひな型として通知している標準駐車場条例に 荷捌き駐車施設の附置に関する条項を追加 以来 地域の実情に合わせて 必要に応じて荷捌き駐車施設の条項を盛り込むことを推奨 平成 26 年 3 月末現在 附置義務条例

目次 本書に関して P 2 大阪府福祉のまちづくり条例 の構成 概要 P 2 基準への適合義務について P 5 手続きの流れ( 建築物 ) P 6 条例改正( 平成 21 年 10 月改正 ) について P 6 条例改正( 平成 27 年 7 月改正 ) について P 6 特別特定建築物 ( 政令第

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資料 1① 道路のバリアフリー化 ①道路バリアフリー基準 道路管理者は その管理する道路を道路に関するバリアフリー基準 道路移動円滑化基準 に適合 するように努めなければなりません 生活関連施設間の道路のうち 高齢者 障害者等が通常徒歩で 利用する道路を国土交通大臣が指定し 特定道路とします 道路移

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東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

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1 目的 建築基準法第 68 条の 5 の 5 第 1 項及び第 2 項に基づく認定に関する基準 ( 月島地区 ) 平成 26 年 6 月 9 日 26 中都建第 115 号 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 68 条の 5 の 5 第 1 項 及び第 2

持及び修繕が図られるよう 必要な措置を講ずること を定めるとともに 上記のほか 都市公園の維持及び修繕に関する技術的基準は 国土交通省令で定めるものとする 5 認定公募設置等計画に基づき公募対象公園施設を設ける場合における第 6 条第 項の規定の適用について 現行において 一の都市公

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

新旧対照表 (1/15)


市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

建築物に付属する門・塀の確認申請手続きについて

第1章 開発許可制度の概要

大阪市再開発地区計画にかかる

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札幌市ワンルーム形式集合住宅に関する建築指導要綱 平成元年 6 月 15 日助役決裁 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は ワンルーム形式集合住宅の建築計画 管理等について必要な事項を定め 建築主等に協力を要請することにより その建築に伴う紛争の未然防止と良好な居住環境の確保を図ることを

建築物及びその敷地に関する事項 ( 第二面 ) 1. 地名地番 2. 住居表示 3. 防火地域 防火地域 準防火地域 指定なし 4. その他の区域 地域 地区 街区 5. 道路 イ. 幅員 m ロ. 敷地と接している部分の長さ m 6. 敷地面積 イ. 敷地面積 ( m2 )(1)( ) (2)(

用に供するものをいう ) の昇降路の出入口に接するは 水平とすること ( ウ ) 壁面には 突出物を設けないこと ただし やむを得ず突出物を設ける場合にあっては 視覚障害者の通行の安全上支障が生じないよう必要な措置を講ずること ( エ ) 特定施設を利用する者の休憩の用に供するための設備を適切な位置

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

( 注意 ) 1. 各面共通関係数字は算用数字を 単位はメートル法を用いてください 2. 第一面関係 1 申請者又は設計者の氏名の記載を自署で行う場合においては 押印を省略することができます 2 印のある欄は記入しないでください 3. 第二面関係 1 建築主が 2 以上のときは 1 欄は代表となる建

- 1 - 地域再生法施行令(平成十七年政令第百五十一号)(抄)改正案現行(産業及び人口の過度の集中を防止する必要がある地域及びその周辺の地域)第三条法第五条第四項第四号の政令で定める地域は 平成二十七年八月(新設)一日における次に掲げる区域とする 一首都圏整備法(昭和三十一年法律第八十三号)第二条

Microsoft Word koumoku-kenchiku.doc

( 裏 ) 工事等の概要7東京消防ビル 2 階の東京消防オフィスのテナント入居に伴う使用開始の届出である 添付書類のとおり 8 配置図 備考 1 届出者が法人の場合 氏名欄には その名称及び代表者氏名を記入すること 2 同一敷地内に管理権原が同一である 2 以上の防火対象物がある場合は 主要防火対象

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予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

- 1 - 国土交通省告示第三百十六号高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律施行規則(平成十八年国土交通省令第百十号)第六条の二 第六条の三 第六条の四及び第二十三条の規定に基づき 同規則第六条の二の規定に基づく国土交通大臣が定める要件並びに移動等円滑化取組計画書 移動等円滑化取組報告書

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今後のスケジュールについて 17 年 8 月 ~ 17 年 11 月 ~ 17 年 12 月 ~ NPO 等によるボランティア福祉有償運送を含む STSの普及促進 NPO 等の運行主体に対する実態調査 関係者等からのヒアリング 交通バリアフリー法の見直しの検討 ( 実態調査 ヒアリングを踏まえた )

Microsoft Word - 土壌汚染対策法施行規則の一部を改正する省令

宮城県特定大規模集客施設の立地の誘導等によるコンパクトで活力あるまちづくりの推進に関する条例施行規則 ( 趣旨 ) 第一条この規則は 宮城県特定大規模集客施設の立地の誘導等によるコンパクトで活力あるまちづくりの推進に関する条例 ( 平成二十一年宮城県条例第一号 以下 条例 という ) の施行に関し必

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね

(★ 方針・基準)

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許可及び認定申請等

一団地認定の職権取消し手続きの明確化について < 参考 > 建築基準法第 86 条 ( 一団地認定 ) の実績件数 2,200 ( 件 ) 年度別 ( 住宅系のみ ) S29 年度 ~H26 年度 実績件数合計 16,250 件 用途 合計 ( 件 ) 全体 17,764 住宅系用途 16,250

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

計画書

Microsoft Word - 条例.doc

調布都市計画深大寺通り沿道観光関連産業保護育成地区の概要

0 平方メートルまでの部分について別表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に 店舗面積が5,000 平方メートルを超える部分について同表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に2 分の1を乗じて得た規模を加えて算定するものとする 2 前条第 1 項第 2 号に掲げる施設で 各用

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

1

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III 質問票

Transcription:

用語集 ( 関係法令 ) 法 : バリアフリー法令 : バリアフリー法施行令福まち条例 : 東京都福祉のまちづくり条例 あ行 移動等円滑化 ( 法第 2 条 ) 高齢者 障害者等の移動又は施設の利用に係る身体の負担を軽減することにより その 移動上又は施設の利用上の利便性及び安全性を向上することをいう 移動等円滑化経路 ( 令第 18 条 ) 移動等円滑化の措置がとられた次の経路のこと 1 道又は公園 広場その他の空地 ( 以下 道等 という ) から利用居室までの経路 2 利用居室から車いす使用者便房までの経路 3 車いす使用者駐車施設から利用居室までの経路 4 公共用歩廊で 一方の側の道等から他方の側の道等までの経路 移動等円滑化基本構想 ( バリアフリー基本構想 )( 法第 25 条 ) 重点整備地区における移動等円滑化に係る事業の重点的かつ一体的な推進に関する基本的な構想のことであり 区市町村が基本方針に基づいて策定する 生活関連施設及び生活関連経路 並びにこれらの移動等円滑化に関する事項などが定められる オストメイト対応の水洗器具 ( 令第 14 条 ) オストメイト ( 人口肛門 人口膀胱造設者 ) が排泄物を受ける処理袋や腹部を洗浄するための器具をいう オストメイトは便や尿が自分の意思とは関係なく排泄されてしまうため 排泄物を受ける処理袋を腹部に装着しており 一定時間ごとに処理袋に溜まった排泄物を汚物流し等に捨て 処理袋や腹部を洗浄する必要がある か行 基本方針 ( 法第 3 条 ) 主務大臣は バリアフリー化に関する政策の基本的考え方 目標 関係者が取り組むべき施策についての基本的な方向を示すため 移動等円滑化の意義及び目標 区市町村が策定する移動等円滑化基本構想の指針となるべき事項などを定める 1

建築物特定施設 ( 法第 2 条 18 号 ) 出入口 廊下 階段 傾斜路 エレベーター 便所 敷地内の通路 駐車場 浴室又は シャワー室をいう 建築物バリアフリー条例正式名称は 高齢者 障害者等が利用しやすい建築物の整備に関する条例 という 東京都は 平成 18 年のバリアフリー法の施行に伴ってハートビル条例を改正し 本条例を制定している 建築主等 ( 法第 2 条 14 号 ) 建築物の建築をしようとする者又は建築物の所有者 管理者若しくは占有者をいう 建築基準関係規定 ( 法第 14 条 ) 建築基準法及びこれに基づく命令 条例の規定その他建築物の敷地 構造又は建築設備に関する法令の規定であって 建築基準法施行令第 9 条に定めるものをいう 建築物移動等円滑化基準は建築基準関係規定とみなされ 建築基準法第 6 条第 1 項に基づく確認申請時にその適合性を確認する 建築物移動等円滑化基準 移動等円滑化のために必要な建築物特定施設の構造及び配置に関する政令で定める基準 ( バリアフリー法施行令 ) 及び東京都が制定する 高齢者 障害者等が利用しやすい建築物の整備に関する条例 ( 建築物バリアフリー条例 ) をいい バリアフリー化が義務付けられる特別特定建築物とその整備内容等を定めている 建築物移動等円滑化誘導基準 高齢者 障害者等が円滑に利用できるようにするために誘導すべき建築物特定施設の構造及び配置に関する基準を定める省令 をいい より望ましいバリアフリー化の内容を定めたものであり バリアフリー法第 17 条の認定に係る整備基準である 建築物特定事業 ( 法第 35 条 ) 区市町村が策定する移動等円滑化基本構想に即して 既存の特別特定建築物のバリアフリー化や既存の特定建築物を活用した生活関連経路の形成を図ることを目的として実施する事業 高齢者 障害者等 ( 法第 2 条 1 号 ) 高齢者又は障害者で日常生活又は社会生活に身体の機能上の制限を受けるものその他日常生活又は社会生活に身体の機能上の制限を受ける者をいう 平成 18 年制定のバリアフリー法では 身体障害者のみならず 知的障害者 精神障害者 発達障害者を含む すべての障害者を対象としている 2

心のバリアフリー ( 法第 5 条 ) バリアフリー化の促進に関する国民の理解を深め バリアフリー化の実施に関する国民 の協力を求めること さ行 視覚障害者移動等円滑化経路 ( 令第 21 条 ) 不特定かつ多数 又は主として視覚障害者が利用する道等から案内設備まで経路のこと であり 視覚障害者の円滑な利用のため 視覚障害者誘導用ブロックを設ける 視覚障害者誘導用ブロック ( 点状ブロック 線状ブロック )( 令第 21 条 ) 視覚障害者の歩行移動の円滑化と安全確保のため 床面に設置する突起のあるブロック等のこと 歩行方向を案内することを目的とした 線状ブロック等 と 前方の危険の可能性若しくは歩行方向の変更の必要性を予告し 注意喚起の 点状ブロック等 がある 重点整備地区 ( 法第 25 条 ) 生活関連施設 ( 高齢者 障害者等が日常生活又は社会生活において利用する旅客施設 官公庁施設 福祉施設その他の施設 ) の所在地を含み かつ 生活関連施設相互間の移動が通常徒歩で行われる地区 所管行政庁 ( 法第 2 条 20 号 ) 建築主事を置く特別区又は市の長をいう ただし 特別区において延べ面積が 1 万m2を 超える建築物 前述以外の市町村については都知事をいう た行 特定建築物 ( 法第 2 条 16 号 16 条 令第 4 条 ) 学校 病院 劇場 観覧場 集会場 展示場 百貨店 ホテル 事務所 共同住宅 老人ホームその他の多数の者が利用する政令で定める建築物又はその部分をいい バリアフリー法施行令第 4 条に定めるもの 建築主等は 特定建築物を建築 修繕又は模様替えをしようとするときは 建築物移動等円滑化基準への適合の努力義務が課せられる 特別特定建築物 ( 法第 2 条 17 号 14 条 令第 5 号 ) 病院 百貨店 官公署 福祉施設 飲食店その他不特定かつ多数の者が利用し 又は主として高齢者 障害者等が利用する特定建築物であって バリアフリー法施行令第 5 条及び建築物バリアフリー条例第 3 条に定める特定建築物をいう バリアフリー法施行令及び建築物バリアフリー条例で定める規模以上の特別特定建築物は建築物移動等円滑化基準への適合義務が課せられる 3

都市施設 ( 福まち条例第 2 条 ) 病院 図書館 飲食店 ホテル 劇場 物品販売業を営む店舗 共同住宅 車両等の停車場を構成する施設 道路 公園その他の多数の者が利用する施設のことであり 所有者等は整備基準に適合させるための措置を講ずるよう努めなければならない 特定都市施設 ( 福まち条例第 17 条 ) 都市施設のうち 福祉のまちづくり条例施行規則で定める種類および規模のものであり これらの建築物を新築 増築 改築 用途変更 大規模修繕 大規模の模様替えをしようとする場合には整備基準の遵守義務が課せられ 区市町村への届出が必要である な行 認定特定建築物制度 ( 法第 17 条 ) 建築物移動等円滑化誘導基準に適合する高度なバリアフリー化がなされた特定建築物について 所管行政庁が認定を行う制度 当該認定を受けると 容積率の緩和や税制上の特例措置が受けられるほか 認定マークの表示をすることができる は行 バリアフリー高齢者 障害者等が社会生活をしていく上で障壁 ( バリア ) となるものを除去 ( フリー ) すること 物理的 社会的 制度的 心理的 情報面など あらゆる障壁を除去するという考え方 バリアフリー法正式名称は 高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律 といい 平成 18 年 12 月 20 日施行 ハートビル法と交通バリアフリー法を統合 拡充し 一体的 総合的なバリアフリー施策を推進している 福祉のまちづくり条例東京都は 平成 7 年 3 月に同条例を制定した 平成 21 年の改正により 基本理念をバリアフリーからユニバーサルデザインとするとともに 整備基準への適合をこれまでの努力義務から遵守義務としている や行 4

ユニバーサルデザイン 障害の有無 年齢 性別 人種等にかかわらず 多様な人々が利用しやすいよう都市や 生活環境をデザインする考え方 ら行 利用居室不特定かつ多数の者が利用し 又は主として高齢者 障害者等が利用する居室 ( バリフリ条例第 3 条に定める特別特定建築物においては 多数の者が利用する居室 ) をいう 利用居室と 道等 車いす使用者用便房及び車いす使用者用駐車施設を結ぶ部分は 移動等円滑化経路となる アルファベット JIS 日本工業規格のこと 我が国の工業標準化の促進を目的とする工業標準化法に基づき制定される国家規格である バリアフリー法令においては 建築物特定施設等に設置する標識等は JISに基づいて整備を行う必要がある 参考文献 : バリアフリー法逐条解説 2006( 建築物 ) 第 2 版 ( 日本建築行政会議 ) Q&A バリアフリー新法 ( 国土交通省総合政策局政策課 交通消費者行政課 ) バリアフリー法施行状況検討会 ( 国土交通省 ) 高齢者 障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準 ( 国土交通省 ) 5