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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

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( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

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00 事務連絡案

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

< 追補 > ココデル虎の巻 平成 27 年度版 過去問題集 解説 2016 年 3 月 試験問題作成に関する手引き 正誤表対応 ここでは 2016 年 3 月に発表された正誤表による 手引き 修正で 影響のある過去問の 解説をまとめています 手引き 正誤表で影響のある( あるいは関連する ) 問題

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法改正の目的 1 Ⅰ 医療機器等の特性を踏まえた規制の構築 1. 医療機器等の製造販売業及び製造業の章の新設 2. 体外診断用医薬品の製造販売業の新設 3. 医療機器等の製造業の登録制への移行 4. プログラムの位置付けの明確化 5. QMS 調査の見直し 6. 認証制度に関する見直し 7. 医療機

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15 変更管理

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

【押印あり】日本医学会宛

る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

Ⅲ-4 調査 研究委託に関する基準 改定改定改定改定改定改定改定 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出平成 13 年 6 月 14 日公正取引委員会届出平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出平成 17 年 12 月 22 日

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使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

本手順書で使用する用語の定義 用語電子的記録書面電子的記録利用システム実務担当者原データ治験関連文書サイボウズサイボウズメッセージ 定義人の知覚では認識できない, 電子式等の方法で記録され, コンピュータで処理される記録紙媒体による資料治験依頼者, 実施医療機関の長, 治験責任医師並びに治験審査委員

審査結果 平成 23 年 4 月 11 日 [ 販 売 名 ] ミオ MIBG-I123 注射液 [ 一 般 名 ] 3-ヨードベンジルグアニジン ( 123 I) 注射液 [ 申請者名 ] 富士フイルム RI ファーマ株式会社 [ 申請年月日 ] 平成 22 年 11 月 11 日 [ 審査結果

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査を実施し 必要に応じ適切な措置を講ずること (2) 本品の警告 効能 効果 性能 用法 用量及び使用方法は以下のとお りであるので 特段の留意をお願いすること なお その他の使用上の注意については 添付文書を参照されたいこと 警告 1 本品投与後に重篤な有害事象の発現が認められていること 及び本品

Transcription:

製造販売後安全管理業務における現状 ノバルティス社やファイザー社等で 安全管理情報 ( 副作用等 ) の処理や国報告に問題があったことが判明 安全管理情報の処理と副作用報告その 2 ( 副作用報告に関する内容を中心に ) 当県でも GQP GVP フォローアップ調査で安全管理情報が適切に処理されているかを重点的に確認 副作用報告漏れや安全管理情報の処理が適切でない事例が見られた GVP 省令の内容について説明 ( 副作用報告に関する内容を中心に説明します ) GVP 省令とは 医薬品等の製造販売後安全管理の基準に関する省令 目的 : 安全管理情報の収集 検討及びその結果に基づく必要な措置を適正に実施すること 平成 27 年 3 月末時点 1

安全管理情報 医療関係者からの情報 学会報告 文献報告その他研究報告に関する情報 ( 日本薬剤師会雑誌 ) 厚生労働省その他政府機関 都道府県及び ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構からの情報 外国政府 外国法人等からの情報 他の製造販売業者からの情報 その他安全管理情報 使用者から寄せられる情報 ( 医薬品を服用後に発生した軽度な症状に関する相談等 ) も安全管理情報です 使用者等からの情報 お安客全様管相理談責窓任口者担以当外者の者等 安全確保業務の流れ 安安全全管管理理情責報任の者収 集 安全性情報に該当するか? 因果関係の判断 未知 既知の判断 重篤性の判断 安全管理情報の検討 安全確保措置の立案 副作用報告の立案 期限内に副作用報告の実施 安全確保措置の実施 副作用報告の期限 ( 法施行規則第 228 条 ) 発生が使用上の注意から予測できない 重篤性等 死亡 国内医薬品 15 日 +FAX 等 外国医薬品 15 日 重篤 15 日 15 日 非重篤 医薬品未知 非重篤副作用定期報告 報告期限等の注意点 報告入手日を 0 日として報告期限を設定してください 死亡 15 日 副作用症例報告副作用症例の発 (*1) 生 発生が使用上の注意から予測できる 重篤 ( 外国医薬品は死亡含む ) 発生傾向が使用上の注意から予測することができないもの 発生傾向の変化が保健衛生上の危害の発生又は拡大のおそれを示すもの 15 日 15 日 15 日 15 日 上記以外の重篤 30 日 報告期限日が 機構営業外日に当たる場合は その翌営業日が報告期限日となる < 参照通知 > 副作用等報告に関する Q&A についての改訂について ( 平成 26 年 2 月 26 日付事務連絡 ) 非重篤 2

安全管理情報の収集 (GVP 省令第 7 条 ) 安全管理情報を安全管理責任者安全管理責任者が収集し記録する必要がある < 手順書に規定しておくべきこと > 安全管理責任者以外の者が情報を入手した場合の安全管理責任者への報告に関する手順 迅速な情報伝達のため また副作用等報告期限に遅れないよう情報の伝達期限を規定する 入手した情報を確認する手順 1) 入手した情報で十分か 追加の情報が必要か否か 2) 詳細調査が必要か否か 入手した情報の確認を行った結果 追加の情報が必要となった場合の詳細調査の手順詳細調査確認項目は 平成 26 年 10 月 2 日付け薬食発第 1002 第 20 号厚生労働省医薬食品局長通知の医薬品副作用 感染症症例報告書に記載が必要な事項と考えられる < 例 > 患者背景 ( 既往歴 副作用歴 ) 治療内容 ( 投与期間併用薬 ) 医師の重篤性の判断等 詳細調査の収集期限の記載は必要 使用者等からの情報 お安客全様管相理談責窓任口者担以当外者の者等 1 安安全全管管理理情責報任の者収 集 指摘事例 事例 1 使用者からの問い合わせ内容をお客様相談窓口担当者が記録を残しているだけで安全管理情報と認識しておらず 安全管理責任者に報告していなかった 安安安全全全管確確理保保情措措報置置ののの検立実討案施 事例 1 お客様相談窓口担当者が使用者からの情報を安全管理情報と認識しておらず 安全管理責任者に報告していなかった < 原因 > 使用者から寄せられる情報には 製品の使用方法に関する問い合わせが多い しかし その情報の中には 製品の品質や安全性に関する情報が含まれている場合がある 情報を受ける部署において 情報の初期分類 ( 品質情報 安全管理情報等に該当するかどうか ) が適切に行われなかったことが原因 初期分類が適切に行われないと GQP,GVP 省令の適切な対応ができない なお 情報の初期分類を担う担当者 ( お客様相談窓口等 ) については GQP GVPの教育訓練が必要である 3

使用者等からの情報 お安客全様管相理談責窓任口者担以当外者の者等 安安全全管管理理情責報任の者収 集 指摘事例 2 事例 2 使用者から収集した安全管理情報を使用者に対して様子を見るよう回答して処理を終了としており 詳細調査の必要性を検討していなかった また 副作用報告等の安全確保措置の安実施の必要性を検討しておらず報告対象の情安安全報について報告していなかった 全全管確確理保保情措措報置置ののの検立実討案施 事例 2 消費者から安全管理情報を入手し 安全管理責任者等が対応 様子を見るよう回答し 処理を終了している 本事例では 情報入手時に その場の処理だけで終了していることが問題 入手した情報について 検討 評価を行っていない 詳細調査 ( その後のフォロー ) は必要? 不要? 医薬品との因果関係は有り? 無し? 既知? 未知? 重篤か? 非重篤か? 消費者への直接的な対応はもちろんのこと 入手した情報として 検討 評価したうえで措置内容を検討する必要がある なお 検討内容は記録しておくことが必要である 安全管理情報の検討 (GVP 省令第 8 条 ) 安全管理責任者は 収集した情報を遅滞なく検討し記録すること < 副作用によるものと疑われる情報の場合 > 因果関係の有無 重篤性 既知 未知等を検討し記録する必要がある 重篤性の判断 重篤性の判断は 医薬品医療機器等法施行規則第 253 条 ICH により評価する ( 副作用等報告に関する Q&A についての改訂について参照 ) 1 死亡 2 障害 日常生活に支障をきたす程度の機能不全の発現を示すもの 3 死亡につながるおそれのあるつながるおそれのある症例 その事象の発現時点において患者が死の危険にさらされている場合をいう 4

4 障害につながるおそれのある症例 その副作用が起こった際に日常生活に支障をきたす程度の機能不全の発現の危険にさらされていた場合をいう 5 治療のために病院又は診療所への入院又は入院期間の延長が必要とされる症例 (3 に掲げる事項を除く ) 副作用治療のために入院又は入院期間が延長になった場合であり 副作用治療のために入院したが特に処置を行っていない場合 ( 安静治療 ) も該当する なお 検査を行うための入院又はその期間の延長 副作用が治癒又は軽快しているものの経過観察のための入院は含まれない 6 死亡又は 2 から 4 までに掲げる症例に準じて重篤である症例 2 2 から 4 のような結果に至らないように処置や治療が必要となるような重篤な医学的事象 ( 集中治療を必要とするアレルギー性気管支痙攣 7 後世代における先天性の疾病又は異常 妊娠前又は妊娠中の医薬品による暴露により出生児に異常を来したと疑われる場合 副作用等報告に関する Q&A についての改訂について ( 平成 26 年 2 月 26 日付事務連絡 ) 副作用が 重篤 な症例に該当するかの判断は 誰が行うのか 医師等からの副作用報告書に記載された重篤性の評価内容に基づ基づき 報告き 報告企業企業の責任において判断する 重篤性を評価できる情報が得られない場合は どのようにのように対応対応したらよいか 重篤性の評価ができるよう 詳細情報の収集に努め 入手できた情報から 生じた副作用ごとに その重篤性を評価すること 未知 既知の判断 当該副作用が当該副作用が使用上の注意注意事項から事項から予測可能か否か か ( 未知 / 既知 ) < 予測できない事象の例 > 使用上の注意注意に肝炎肝炎と記載されていてる医薬品により 劇症肝炎肝炎を発症した場合 重篤度や発現機序が異なる副作用が発現した場合は 予測予測できない事象としてできない事象として扱う 5

因果関係の判定 因果関係を否定できるもの 以外のものは報告対象となる 詳細調査等を実施して因果関係を否定できないもの及び不明なものは 報告対象として取り扱う 因果関係の判定 (1) 当該医薬品との因果関係の判定 記録及び保存に関する手順を規定する (2) 迅速な安全確保のため また副作用等報告期限に遅れないよう因果関係の判定に要する期限を規定する必要がある (3) 因果関係の判定にあたっては 判定者を規定する方法や委員会を設置して判定する方法が考えられる (4) 因果関係の判定には 医師の診断結果や診察医以外の他の医師の意見を聴取する方法や専門医への受診を依頼することが考えられる 安全確保措置の立案 (GVP 省令第 8 条 ) 安全確保措置の立案 安全管理責任者は 安全管理情報を検討した結果 必要があると認めるときは 安全確保措置を立案すること 安全管理責任者は 安全確保措置の案を総括製造販売責任者に文書により報告し その写しを保存すること 迅速な安全確保のため また副作用等報告期限に遅れないよう総括製造販売責任者への報告期限を規定する必要がある 6

安全確保措置案の評価 総責 1 評価 措置の決定 記録の作成及び保存 2 安責に文書により指示 ( 安責に実施させる場合 ) 保存 安全確保措置の実施 (GVP 省令第 9 条 ) 安全確保措置の実施 安責 1 指示に基づき安全確保措置の実施 2 実施結果について総責に文書により報告 写しの保存 必要な措置の決定 総責 1 安全確保措置の実施結果等の報告を確認して必要な措置の決定 総責 = 総括製造販売責任者安責 = 安全管理責任者 指摘事例 安全管理情報の入手以降の安全確保措置の立案 実施の対応期限を手順書に規定していない 安全管理情報を入手し検討しているが 未知 既知の判断を行っていない 安全管理情報を入手し検討しているが 検討した記録を作成していない 医薬品製造販売業者における GVP 省令の遵守について 平成 25 年 12 月 2 日付け薬食安発 1202 第 1 号厚生労働省医薬食品局安全対策課長通知による副作用報告遅延事例の情報提供 定期報告漏れの事例で県内業者でも厚生労働省より情報提供事例がある 定期調査は 承認日等を報告起算日として 1 年ごとにその期間の副作用事例を報告する必要があるため 漏れないような社内体制が必要 GVP 省令の一部改正 平成 26 年 2 月 27 日付薬食発第 0227 第 3 号 薬事法施行規則および医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令の一部を改正する省令の施行について ( 医薬部外品及び化粧品の副作用等の報告について ) 医薬部外品 化粧品の副作用報告の対象範囲を拡大 それに伴い 医療関係者伴い 医療関係者からのからの安全性情報等の等の収集が必要 7

副作用報告 医薬品医療機器 重篤な副作用の報告死亡又は未知既知 (15 日以内 ) (30 日以内 ) 未知 非重篤報告 ( 毎年の定期報告 ) 外国措置研究報告報告 (30 日以 (30 日以内 ) 内 ) 前回の内容 医薬部外品化粧品 (15 日以内 ) (30 日以内 ) (30 日以内 ) 責任者の設置安全管理責任者の要件 ( 第 2 種製造販売業の場合 ) 安全確保業務を適正かつ円滑に遂行しうる能力を有する者であること 医薬品等の販売に係る部門に属する者でないこと その他安全確保業務の適正かつ円滑な遂行に支障を及ぼすおそれのない者であること 安全確保業務に関する内容を理解しており手順に基づき適切に業務を行えること 安全管理情報 医療関係者からの情報 学会報告 文献報告その他研究報告に関する情報 ( 日本薬剤師会雑誌 ) 厚生労働省その他政府機関 都道府県及び ( 独 ) 医薬品医療機器総合機構からの情報 外国政府 外国法人等からの情報 他の製造販売業者からの情報 その他安全管理情報 消費者から寄せられる情報 ( 医薬品を服用後に発生した軽度な症状に関する相談等 ) も安全管理情報です 8

安全管理情報の収集の指摘事項 手順書に規定した情報した情報源から情報を入手していない 手順書には 日本薬剤師会雑誌会雑誌から情報を収集すると記載していたが 実際は 収集していなかった 文献文献情報を確認しているが 関連情報がなかった場合に 収集の記録を作成していない 本日のまとめ 副作用報告を期限内に行うために 各安全確保業務の期限を設けること 副作用報告が必要かの判断を適切に行うために必要な情報を適切に得れるように努めること 情報の初期分類を担う担当者 ( お客様相談窓口等 ) については GQP GVP の教育訓練を行うこと 副作用報告の期限 ( 法施行規則第 228 条 ) 副作用症例報告副作用症例の発 (*1) 生 発生が使用上の注意から予測できない 発生が使用上の注意から予測できる 重篤性等 死亡 国内医薬品 15 日 +FAX 等 外国医薬品 15 日 重篤 15 日 15 日 非重篤 重篤 ( 外国医薬品は死亡含む ) 医薬品未知 非重篤副作用定期報告 死亡 15 日 未知 非重篤は重篤は定期報告の期報告の対象 発生傾向が使用上の注意から予測することができないもの 発生傾向の変化が保健衛生上の危害の発生又は拡大のおそれを示すもの 15 日 15 日 15 日 15 日 上記以外の重篤 30 日 本日のまとめ 安全管理情報を収集し検討及び評価した内容は 記録すること ( 未知 既知 因果関係の有無 重篤性の判断結果を含む ) 定期報告が漏れないように社内体制を確保すること 医薬部外品および化粧品においても副作用報告の対象範囲が拡大しているため 適切に対応すること 非重篤 9

前回の内容のまとめ 安全管理責任者を任命する際 安全確保業務を適正かつ円滑に遂行しうる能力を有する者かの確認を行ったうえで任命して下さい ご清聴ありがとうございました 使用上の注意の改訂指示通知は 安全管理情報です GVP 省令に基づいて対応して下さい 10