Word Tips 3: Word での作図方法 2 画面キャプチャの方法 ブラウザからの文字列の取り込み 1.Word での作図方法 Word では図形描画ツールバーを使って文章中に図を作成することができる 大学 PC では 以下のような図形描画ツールバーが画面下のステータスバーの上に表示されている 表示されていない場合は 表示 (V) ツールバー (T) を選択して図形描画にチェックを入れればよい 各部の機能は下図の通りである 基本的に図形は直線 四角 楕円の各図形の要素によって構成する 図形は作成順に重ね合わせて表示されるが 表示の順序を変更することができる また 複数の図形を 1 つの図形としてグループ化して利用することができる 文字と同様にコピー ペーストが可能である 文字を図形として入れる場合には文字枠を使う 文字枠の線は消すことができるので 図形と重ね合わせて表示させることも可能である その他の様々な図 回転 グループ化 順序等図形選択 直線矢印四角楕円文字枠塗潰し線の色文字の色線幅線形影 3D 図形は作成順に手前に表示される順序を変更することもできる 図形は直線 矢印 円 四角で構成されるオートシェープには自由曲線もある 文字枠には枠がある 枠がなくても文字枠 通常画面には表示されないがグリッド線がある 図形をグリッド線に合わせるかどうかは設定することができる 大まかな図は 合わせる で作成するとよい グリッド線の幅は 図形の調整 グリッド で調整できる 図の微調整には 調整したい図を選択し Ctrl + 矢印キー を使うと便利 合わせる の設定のまま位置の微調整が可能である 複数の図形を組み合わせて 1 つの図形としてグループにすることができる グループを更にグループにすることができる グループ化した図を 1 つの部品として さらに大きな図を作るようにする コピー & ペーストは 図を選択して Ctrl + C Ctrl + V 1
MS-Word による作図における注意点 (Word2002 Word2003 版 ) Word2002 より オートシェイプ を挿入した場合の挙動が変更になった Word2000 までは オートシェイプを挿入した部分に直接図形が挿入されたが Word2002 Word2003 では 描画キャンバス という概念が導入されている 描画キャンバスは 複数の画像を描画しておく領域のことで 描画キャンバス上に挿入した複数の図形を一括して移動やサイズ変更をするための 描画枠 のようなものである 文字と図形が混ざった文書を作成する場合に描画キャンバスを使用すると 後から図形 ( の形や大きさ ) を変更した場合に 図形部分の大きさが変わらないのでレイアウトが楽である ただし 古い Word の操作に慣れているととまどうことがあるので注意が必要である 描画キャンバスを使う設定の場合 オートシェイプを挿入すると 最初に描画キャンバスの枠が出る 描画キャンバス内にオートシェイプやクリップアートなどを入れる 描画キャンバス自体の大きさや場所も変更可能 古い Word と操作感を一致させるためには次のようにする ツール (T) オプション (O) 全般タグ オートシェイプの挿入時 自動的に新しい描画キャンバスを作成する のチェックをはずす こうすると Word2000 のときと同様に直接オートシェイプが挿入されるようになる なお 図形の調整 グリッド で グリッド線の設定が mm 単位にならない (0.5 行など ) 場合にも このオプションから調整可能である 描画キャンバスを使わないように変更する方法 グリッド線の設定画面 描画キャンバスを作成しないようにするためにはここのチェックをはずす グリッド線が 0.5 行などになる場合はここのチェックをはずす 2
2. 画面キャプチャの方法説明のために 画面やウィンドウ ダイアログボックスなどを文書中に入れたい場合がある Word では 文書中のコピー ペーストと同様に 他のソフトでコピーしたものを Word の文書中に貼り付けることが可能である ただし 貼り付ける際には 編集 形式を選択して貼り付け で Files や ビットマップ などを選べばよい ( 一般的には Files で OK 埋め込みファイルとして元の図の形式で貼りつく ) Web ページなどから引用した場合には 必ず出典を明記せねばならない ただし キャラクターや芸能人の顔写真など 出典を明記しても勝手に引用できないものもあるので注意が必要である 下の図は 麗澤大学の Web ページをキャプチャした例である 画面全体のコピー方法 : Print Screen キーを押す ノート PC 等ではキーボード上の表記が PrtSc PrtScr などと略されている場合もある ウィンドウだけのコピー方法 : Alt + Print Screen キーを押す 現在アクティブになっている画面のみをキャプチャする あらかじめサイズなどを調整してからキャプチャするとよい ブラウザ中の画像だけをコピーする方法 : 画像の上でマウスの右ボタンをクリックし メニューから コピー を押す Word 側で 編集 形式を指定して貼り付け を使って貼り付ける レイアウトを前面などに変更すれば自由に配置できるようになる 3
3. ブラウザからの文字列の取り込み Web 画面などから取得した文字列を Word に挿入したい場合がある この場合も 形式を選択して貼り付け から テキスト を選択するとよい 単なる貼り付けでは HTML 形式になってしまい 書式まで一緒にコピーされてしまう 以下の例は IT 用語辞典 e-words を利用した例である Web ページなどから引用した場合には 必ず出典を明記せねばならない ただし 無断転載を禁止しているページなど 出典を明記しても勝手に引用できないものもあるので注意が必要である 出典 : IT 用語辞典 e-words http://e-words.jp/w/usb.html より引用 左のページから USB の説明文を引用する 引用したい文字列部分を範囲選択して編集 コピーし 以下の方法でペーストする テキスト 形式で貼り付けたほうが後から編集しやすい 単に 貼り付け を行った場合 : HTML 形式で貼り付けられたので書式やリンクまでペーストされてしまっている キーボードやマウス モデム ジョイスティックなどの周辺機器とパソコンを結ぶデータ伝送路の規格のひとつ 本体との間であまり大 容量のデータをやりとりしない機器を接続するための規格として USB 1.1 という規格名で投入された しかし 当初高速シリアルインタ ーフェースとして予定されていた IEEE 1394 の立ち上げが遅れ その間に USB 1.1 の普及が爆発的に進んだ結果 CD-R や HDD など もぶら下がるインターフェースに変貌した しかし USB 1.1 は最高で 12Mbps(=1.5MB/s) というかなり低速でしか転送ができない規格だ ったため 高速転送の需要を満たすことを目的として USB 2.0(HI-SPEED USB) が策定された 形式を指定して貼り付け で テキスト を選択した場合 : 通常のテキストで貼り付けられたのでフォントやサイズを編集しやすい キーボードやマウス モデム ジョイスティックなどの周辺機器とパソコンを結ぶデータ伝送路の規格のひとつ 本体との間であまり大容量のデータをやりとりしない機器を接続するための規格として USB 1.1 という規格名で投入された しかし 当初高速シリアルインターフェースとして予定されていた IEEE 1394 の立ち上げが遅れ その間に USB 1.1 の普及が爆発的に進んだ結果 CD-R や HDD などもぶら下がるインターフェースに変貌した しかし USB 1.1 は最高で 12Mbps(=1.5MB/s) というかなり低速でしか転送ができない規格だったため 高速転送の需要を満たすことを目的として USB 2.0(HI-SPEED USB) が策定された 参考 : 文字列を テキストボックス ( 文字枠 ) に貼り付けた際 行間が広すぎる場合には 段落指定で行グリッドに合わせる指定となっている場合がある ページ設定で 1 ページの行数を指定している場合でも 部分のチェックをはずせば行間を狭くできる 4
編集例 IT 用語辞典 e-words を使い USB メモリの説明資料を作成する場合の例 画像 文章については http://e-words.jp/w/usbe383a1e383a2e383aa.html から引用した 1. 目的のページを開く ほしい画像のところでマウスを右クリック コピー プロパティのアドレス部分を範囲指定してコピーすることで 正しい URL を記録できる この画像の URL は プロパティを参照すると調べられる 図の形式 (GIF, jpeg など ) もわかる 2. Word 画面で 編集 形式を指定して貼り付け Files にて貼り付ける 3. テキストボックスを挿入し Web ページから適当な説明文を抜粋し貼り付ける 画像と同様に 形式を指定して貼り付け テキスト にて貼り付ける USB メモリ : USB コネクタに接続して使用する 持ち歩き可能なフラッシュメモリ 容量は 32MB~256MB 程度で フロッピーディスクに代わる手軽なメディアとして注目されつつある 文字列のコピーは テキストボックスを使うと便利 形式を テキスト にして貼り付け フォントやサイズを後から編集すると見やすい 例では テキストボックスの書式を 枠なし 塗りつぶしなし にしてある 行間の調整は 前ページ 参考 を参照 4. 出典を記述する 出典 :IT 用語辞典 e-words USB メモリ http://e-words.jp/w/usbe383a1e383a2e383aa.html より http://images-jp.amazon.com/images/p/b0002t79m6.09._ou09_pe0_scmzzzzzzz_.jpg を転載した 5