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マンション管理士の業務についてのアンケート調査

A.< 見解は 2. で後述 > 専門資格を創設し 新たな建築士の指示の下で 構造計算や構造設計図書の作成 設備機器の負荷計算や設備設計図書の作成を行えるようにする方向で検討 専門資格者についても設計図書等に記名押印させる また 違反行為等は懲戒処分の対象とする A.< 不明確な専門資格者の位置付け

資料 1 SAMPLE

年次業務報告書記載に関する留意点

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

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技術士への道

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 登録年月日及び登録番号登録をした者 氏建築士の場合 一級建築士 二級建築士又は木造建築士の別 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 4. 証明者が宅瑕疵担保責任保険法人の場合 証明を行った宅瑕疵担保責任保険法人 調査を行った建築士又は建

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

第11回地域活性化WG 資料1-3

目次 ( )

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3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 登録年月日及び 登録番号 登録をした者 氏建築士の場合 一級建築士 二級建築士又は木造建築士の別 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 4. 証明者が宅瑕疵担保責任保険法

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様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること

Microsoft Word - 所有者周知用(全体).doc

建築士法の一部を改正する法律案

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

3. 証明者が登録宅性能評価機関の場合 証明を行った登録宅性能評価機関 調査を行った建築士又は建築基準適合判定資格者検定合格者 称印 登録年月日及び登録をした者 建築基準適合判定資格者検定合格者の場合 登録を受けた都道府県 ( 二級建築士又は木造 ) 合格通知日付又は合格証書日付 合格通知番号又は合

スライド 1

目次 2 級管工事施工管理技術検定学科試験の合格発表まで 2 2 級管工事施工管理技術検定学科試験 はじめに 2 級管工事施工管理技術検定は 建設業法第 27 条に基づき 管工事に従事する施工管理技術者の向上 技術水準の確保を図ることを目的とした国家試験で 同法第 27 条 2 に基づく国土交通大臣

建築士法の一部を改正する法律案新旧対照表

耐震等級 ( 構造躯体の倒壊等防止 ) について 改正の方向性を検討する 現在の評価方法基準では 1 仕様規定 2 構造計算 3 耐震診断のいずれの基準にも適合することを要件としていること また現況や図書による仕様確認が難しいことから 評価が難しい場合が多い なお 評価方法基準には上記のほか 耐震等

一 建築士法の一部を改正する法律新旧対照条文 建築士法 ( 昭和二十五年法律第二百二号 ) 抄 ( 傍線部分は改正部分 ) 改正現行 ( 建築士の免許 ) 第四条一級建築士になろうとする者は 国土交通大臣の免許を受けなければならない 2 一級建築士の免許は 国土交通大臣の行う一級建築士試験に合格した

許可及び認定申請等

住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

登録資料12.11検討会報告書

Taro-町耐震改修助成要綱 j

1 業務に関する報告書 Q 1 A 1 毎年決算後に提出する 業務報告書 は いつから必要になったのですか また なぜ必要なのですか 建築士事務所の業務実績を明確にするために必要です 平成 17 年におきた構造計算書偽装問題で 問題を起こした元一級建築士がいつどの物件に係わったかが判らなかったことに

別添

第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 1 要緊急安全確認大規模建築物について平成 25 年 11 月 25 日の耐震改修促進法の改正により 不特定多数の者が利用する建築物及び避難弱者が利用する建築物のうち大規模なもの等が要緊急安全確認大規模建築物として規定され 平成 27 年 1

建築士法施行細則の規定規定によるによる別に定める様式一覧 平成 27 年 6 月 25 日制定 番号名称備考 様式第 1 号二級建築士 ( 木造建築士 ) 免許申請書 ( 第 1 条関係 ) 様式第 2 号建築士免許証写真票 ( 第 1 条 第 5 条 第 6 条関係 ) 様式第 3 号二級建築士

耐震診断 耐震改修に関する設計に係る業務報酬基準案について寄せられたご意見と国土交通省の考え方 20 名の個人 団体から合計 66 件の意見をいただきました とりまとめの都合上 内容を適宜要約させていただいております 本業務報酬基準案と直接の関係がないため掲載しなかったご意見についても 今後の施策の

1級建築士

書面による契約締結の義務化について Q&A 書面による契約締結の義務化について質問番号 1 Q. 相互に交付する とありますが 対面により書面を取り交わす必要がありますか A. 必ずしも対面によって書面を取り交わさなくとも 結果として必要な事項が記載されたものが相互に交付されるのであれば構いません

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( 考慮すべき視点 ) 内管について 都市ガスでは需要家の所有資産であるがガス事業者に技術基準適合維持義務を課しており 所有資産と保安責任区分とは一致していない LPガスでは 一般にガスメータの出口より先の消費設備までが需要家の資産であり 資産区分と保安責任区分が一致している 欧米ではガスメータを境

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

旧 ( 平成 21 年 10 月第 2 版 ) 新 ( 平成 27 年 11 月第 3 版 ) p.5 建築士法施行規則 p.6 建築士法施行規則 下 16 行 ( 重要事項説明 ) 第 22 条の 2 の 2 法第 24 条の 7 第 1 項第六号の国土交通省令で定める事項は 次に掲げるものとする

172


有資格者一覧表 ( 全 107 種類 ) 資格名称技術 ( 専門 ) 部門二次試験の選択科目資格名称技術 ( 専門 ) 部門二次試験の選択科目 測量士 河川砂防及び海岸 海洋 測量士補 港湾及び空港 1 級建築士 電力土木 2 級建築士 道路 構造設計 1 級建築士 鉄道 設備設計 1 級建築士 上

2. 相談 29

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

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公的な住宅改修制度について

新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

- 2 - 改正する 次の表により 改正前欄及び改正後欄に対応して掲げるその標記部分に二重傍線を付した規定は 改正前欄に掲げる対象規定を改正後欄に掲げる対象規定として移動し 改正後欄に掲げる対象規定で改正前欄にこれに対応するものを掲げていないものは これを加える

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はじめに

資料11-3 技術士に求められる資質能力(コンピテンシー)(案)

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

諮問第 30 号説明資料 無線従事者規則の一部を改正する省令案について - 営利法人による無線従事者の認定講習課程の実施等について - 1 改正の理由 無線従事者制度における受益者の利便性の向上等を図るため 以下のとおり 無線従事者規則の見直しを行うこととした (1) 災害発生時における特例規定の制

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

別添

事務連絡 平成 27 年 3 月 31 日 各都道府県消防防災主管課 東京消防庁 各指定都市消防本部 御中 消防庁予防課 認知症高齢者グループホーム等の火災対策の充実のための介護保険部 局 消防部局及び建築部局による情報共有 連携体制の構築に関するガイドラインに係る執務資料の送付 認知症高齢者グルー

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

Taro-14工業.jtd

スライド 1

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編 不動産取得税の特例措編

中期行動計画成24 年度の具体的な行動計画成24 年度の取組結果18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター [ 所管課 : 経 ) 雇用推進課 ] 1 団体目標 新方針重点取組目標 18 ( 財 ) 札幌勤労者職業福祉センター 1 団体の廃止 新公益法人制度への対応平成 28 年度までは 施設の用

許可及び認定申請等

215 参考資料

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

神戸市 2018/4/1 認定長期優良住宅に対する固定資産税の減額措置 通常の住宅と比べて特に長期にわたり良好な状態で使用できる構造や設備を備えている として市の認定を受けた住宅 ( 認定長期優良住宅 ) について 必要書類を添付して住宅所 在地の各区の市税事務所へ申告すれば 固定資産税が減額されま

資料 5 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 論点 3 CM 賠償責任保険制度のあり方 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 建築事業をベースに CMR の各段階に応じた業務内容 目的ならびに善管注意義務のポイントを整理 CM 契約における債務不履行責任において 善管注

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( 別添 ) 保育士試験の実施について 新旧対照表 ( 下線部 : 変更箇所 ) 改正後 改正前 厚生労働省雇用均等 児童家庭局長 厚生労働省雇用均等 児童家庭局長 保育士試験の実施について 保育士試験の実施について 1~6 ( 略 ) 7 科目免除の取扱いについて (4) 幼稚園教諭免許状を有する

第三者による品質証明制度について 参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

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認定PT取得までの流れ

プレゼンテーションタイトル

補助 Q: A: Q: A: Q: A: Q: A: Q: A: や助対象と : 既に三世 : 新たに三で 補助 : 現在 夫場合 補 : 新たに三で 補助 : 現在 近となりま : 新たに三で 補助 : 現在 夫合 補助 : 新たに三で 補助 : 現在 賃して近居 : 新たに三で 補助やまぐとなる

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

1 建設業法施行令(昭和三十一年政令第二百七十三号)(抄)(技術検定の方法及び基準)第二十七条の四実地試験は その回の技術検定における学科試験に合格した者及び第二十七条の七の規定により学科試験の全部の免除を受けた者について行うものとする ただし 国土交通省令で定める種目及び級に係る技術検定の実地試験

入学者数 収容定員 在学学生数 H29 度 5/1 現在 学科名 コース 専攻名年限 定員 総定員 入学者数 在籍者数 グラフィックデザイン学科 2 年 40 名 80 名 21 名 34 名 カリキュラム 時間割 使用する教材など授業方法及び内容 年間の授業計画 カリキュラム( 平成 29 年度

マンション管理士 平成 28 年度マンション管理士全国公開模試総合成績表 VU16122

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

1. このホームページについて JIA 京都地域会のホームページの 京都の建築家サーチ のコンテンツでは 会員の方がご自分でプロフィール や建築作品 PHOTO を投稿できるシステムにしています (wordpress というブログシステムを活用しています ) 建築作品 PHOTO サーチ > 投稿し

観観産第 号 平成 29 年 12 月 28 日 一般社団法人全国旅行業協会会長 殿 観光庁参事官 ( 産業政策担当 ) 旅行業法の改正に伴う経過措置について 通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律 ( 平成 29 年法律第 50 号 ) により旅行業法 ( 昭和 27 年法律第

Microsoft PowerPoint - 【資料6】業務取り組み

14. 資格 (1) 資格 検定科目資格の取得または 検定で一定以上の成績を修めることにより 単位を認定される科目が開設されています 認定に必要な資格 検定及び認定される科目は 以下のとおりです なお 単位認定の申請時期は 5 年生の後期です 詳細はシラバスで確認してください 資格科目一覧学科名認定

木造住宅耐震診断費の補助 申込み期限 1 月 3 1 日 1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのもの

5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

国家資格試験の受験 免除規定 2014/10/15 No. 省名 資格名 資格の概要要件 受験資格 技術士有資格者に対する受験免除規定 101 経済産業省 ダム水路主任技術者 試験は実施しておらず 申請により学歴及び実務の経験に応じて資格が交付される ダム水路主任技術者の学歴は 土木工学に関する学科


作成 事業認定庁との事前相談の完了に伴う本申請図書等の作成及び裁決申請図書作成等をいう 総合補償部門 (1) 公共用地取得計画図書の作成業務 (2) 公共用地取得に関する工程管理業務 (3) 補償に関する相談業務 (4) 関係住民等に対する補償方針に関する説明業務 (5) 公共用地交渉業務 第 2


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管理業務主任者 平成 28 年度管理業務主任者全国公開模試総合成績表 VU16118

「GMP担当者研修・認定講座」の運用規定(案)

Q. 住宅のリフォームと合わせて崩れかけている塀も直そうと考えているが対象となりま すか A. 住宅のリフォームは対象となりますが, 塀などの外構工事は対象外です Q. 昭和 56 年 6 月 1 日以前に建てた住宅で耐震補強工事を行っていないが, 対象となりますか A. 木造住宅耐震診断結果報告書

職業訓練指導員免許の取得方法について 1 職業訓練指導員免許とは職業能力開発促進法の規定に基づく公共職業訓練施設 ( 当機構 都道府県が職業訓練を行うために設置した施設 ) 及び認定職業訓練施設 ( 事業主等が職業訓練を行うために設置した施設 ) で訓練指導に当たる者を職業訓練指導員 ( 以下 指導

Transcription:

建築士資格制度の改善に関する共同提案 平成 30 年 6 月 5 日 ( 公社 ) 日本建築士会連合会会長三井所清典 ( 一社 ) 日本建築士事務所協会連合会会長佐野吉彦 ( 公社 ) 日本建築家協会会長 六鹿正治 近年 安全 安心で良質な建築物を生産するための建築設計 施工及び維持管理に関する業務は多様化かつ高度化している これらの業務を安定的 持続的に遂行するためには業務に重要な役割を果たしている建築士の確保 育成は喫緊の課題であることから 設計三会では建築士資格制度の改善に向けて共同して検討を行い 以下の提案をまとめた 1. 提案主旨建築士の高齢化の進展等により 建築士のリタイアや建築士事務所の廃業がより一層増加することが予想される一方で 将来を担う世代の建築士の確保が懸念される状況にある 将来を見据え 適切に建築設計 工事監理を行う能力や技術力を維持 継承するため 若手建築士の確保 育成が急務となっている 建築に係る中核的な存在である建築士については 受験者が減少傾向にあるが 受験要件や資格獲得の見通しの不透明さ等がその要因と考えられる 建築士を目指す若者にとって より早期に より見通しを持って建築士の資格を取得することができるよう 建築士資格制度の改善を図る必要がある また関連する業務において建築士の能力が必要な業務も増加している このような業務において 建築士が活躍できる環境整備を行うことが 必要で 1

ある 建築設計 施工及び維持管理をはじめとする建築に関わる仕事を目指す若者が 建築士の資格を早期に取得した上で 建築に関連する様々な業務において働きがいをもって活躍できるよう 建築士資格取得に係る実務要件の合理化 実務経験の範囲の拡大等建築士資格制度の改善について提案する 2

2. 建築士資格制度に係る提案事項 (1) 建築士資格取得に係る実務要件の合理化受験時の要件である実務経験について 建築士登録時の要件とする 法改正事項 ( 建築士法第 14 条及び第 15 条関連 ) 現状 建築士の高齢化が進んでおり 建築士事務所に所属している一級建築士約 14 万人についてみると 50 歳以上が 6 割以上を占めている 建築士受験申込者が減少しており 一級建築士の学科試験の受験者数でみると 平成 19 年から平成 28 年までの 10 年間で約 4 割減となっている 将来にわたり安定的に建築に携わる者を確保するため 若い受験者の増加が望まれる しかしながら 受験申し込みの要件として一定の実務経験が課されており 例えば大学を卒業しても直ちには受験できないことや いったん就業してしまうと 業務が忙しく受験勉強の時間が十分に取れない場合もあることから 受験機会の早期化が望まれている 提案内容 実務経験については 建築士名簿に登録し建築士としての業務が開始可能な状態となる前に一定の経験を積めばよく 受験前に実務経験を課す必要は必ずしもないと考える このため 受験資格として 学歴要件等と実務経験の両方を課している場合については受験前に一定の実務経験を課すのではなく 建築士名簿への登録にあたって一定の実務経験を課すこととする 3

4

(2) 実務経験の範囲の拡大について建築士資格要件である実務経験の範囲の見直しを行う ( 設計前段階の建築の基本計画作成等の実務などの追加 ) 施行規則改正事項( 建築士法施行規則第 10 条関連 ) 現状 平成 20 年に 建築士試験の受験要件である実務経験の範囲が狭められ 建築教育 研究 開発 建築物の検査 官公庁等における建築行政等が 実務経験として認められなくなった結果 建築士の受験に必要な知識 経験を有しているにもかかわらず 建築士試験を受験できない者が多くいる 改正宅地建物取引業法に基づく建物状況調査は 建築士( 一定の講習を受けることは必要 ) しか行うことができない業務であるが 補助者としてそれに携わった場合でも実務とは認められないなど不合理な状況となっている 提案内容 建築士試験の受験要件である実務経験の範囲の拡充を行う 1 設計前段階の建築の基本計画作成等の業務 2 既存建築物の品質に係る調査 検査 維持保全に関する業務 3 大学 工業高校等での建築教育 4 官公庁等における建築行政 5

(3) 学科試験合格者が受験できる製図試験の受験要件の見直し学科試験と製図試験を切り離し 学科試験に合格した者は製図試験を柔軟に受験することができることを検討する 施行規則改正事項( 建築士法施行規則第 12 条等関連 ) 現状 建築士試験は 学科と製図の二種類の試験があり 学科試験合格後製図試験が不合格であった場合は その後二回まで学科試験免除で製図試験を受験することができる 学科試験合格後三度製図試験が不合格となった場合 再び学科試験から受験しなければならないことから その時点で建築士資格取得を断念する者も多い 提案内容 学科試験に合格した者は 一定の知識 能力を身につけたものと評価してもよいと考えられる また 学科試験と製図試験を一体の試験とする合理的な理由はないことから 学科試験と製図試験を切り離し 学科試験に合格した者は製図試験を柔軟に受験することができることを検討する 6

(4) 試験内容の改善について大学教育や実務の実態を踏まえ学科試験及び製図試験の内容 方法を検討する 運用改善事項 現状 製図試験は 製図板 T 定規を使用し 鉛筆書きによる試験であるが 大学では CADを用いた製図教育が行われており 設計業務もCADが主流となっているなど 試験方法が実態と合っていない 受験に特化した特殊な勉強を行わなければ建築士試験に合格することが難しいとの認識が 一般化しつつある 提案内容 製図試験が設計実務に即したものとなるよう CADによる試験の導入を検討する 関連して検討すべきことが多いことに鑑み 大学における建築教育と試験内容の関係性の考慮や現状及び将来の建築設計業務を踏まえ 試験の在り方 内容等について十分に検討を行う 7

3. 建築士の業務領域等に関する要望事項 (1) 建築士が関与することが望ましい業務の明確化建築物の質の確保に向け 建築士及び建築士事務所が関与することが望ましい業務について 建築士が行うことを推進する 運用改善事項 現状 既存建築物の活用にあたっては 新築以上に高度な技術面での知識や経験を必要とする場合が多い 一定規模以下の建築物の新築 増築 改築 修繕及び模様替えについては 専門的な技術面での知識 経験を有しない建築士でない者であっても設計 工事監理をしてもよいこととされている 例えば 建築物の安全上重要な 耐震や防火 避難に影響する改修であっても 大規模の修繕又は大規模の模様替えにあたらなければ 建築士が設計等にあたる必要はない 都市計画区域外等の一定以下の建築物の場合 確認申請等が不要となり 安全 品質等の担保がされにくい 提案内容 今後既存建築物の活用の必要性はますます高まり 建築物の安全性に関係する修繕や模様替えに係る適切な診断 設計 工事監理を行うためには 専門的な知識 経験を有する建築士がこれにあたる必要性が高いため 特に以下の業務について建築士が行うことを推進する 大規模の修繕 大規模の模様替えに該当しないが 建築物の安全上重要な 改修 に係る設計 工事監理耐震診断 ( 耐震改修促進法に規定する要安全確認計画記載建築物以外の建築物 ) 建築士法上建築士でなければ設計等を行うことができない建築物について 建築士による設計等の確認を徹底 違反摘発等を強化する ( 都市計画区域外等の一定の建築物等 ) 8

(2) 建築士の実態把握と活動にかかる資質確保について建築士の実態を把握する方法を検討するとともに 定期講習等の内容及び方法等の見直しを検討する 運用改善事項 〇現状 建築士資格の取得後 設計事務所に属している建築士以外はその実態が把握されていない また廃業 死亡等による資格喪失に関する確実な把握方法がない 個々の業務について 技術の進展 法規制の見直し等を踏まえた研鑽 習得が常に必要とされており 定期講習の内容等の充実が求められる 〇提案内容 建築士の実態について把握する方法の検討を行う 定期講習について内容 CPD 制度の活用などの方法など検討する 9