3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 12 学校案内パンフレットを作ろう-共同編集・制作-

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3 学校教育におけるJSLカリキュラム(中学校編)(国語科)4.指導案 6 報告文を書いて発表しよう

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H27 国語

トコラージュ というメディアの形態を提案する 本単元では 説明文の 構成メモ をフォトコラージュの形でまとめる このことにより 資料を活用して説明文を書くことが容易になる フォトコラージュとは次に示すように 2 枚以上の写真と それに対する説明文を対応させた情報伝達の形式である 本学級では 社会科の

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

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指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

(Microsoft Word - \207U\202P.doc)

教科 : 外国語科目 : コミュニケーション英語 Ⅰ 別紙 1 話すこと 学習指導要領ウ聞いたり読んだりしたこと 学んだことや経験したことに基づき 情報や考えなどについて 話し合ったり意見の交換をしたりする 都立工芸高校学力スタンダード 300~600 語程度の教科書の文章の内容を理解した後に 英語

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

ひょうごつまずきポイント指導事例集について 次ページ 示 ポイント 過去 全国学力 学習状況調査 結果 うち 特 課題 あた問題をも 作成したひう 状況調査 等 結果 明 したも あ 各学年 領域 共通 内容 い た4ページ~5ページポイントをも 各領域 やそ 学習内容を整理した系統表を掲載しい 各

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

6. 単元の展開 ( 全 6 間 ) 学習活動 単元の見通しを持つ 2. 学習計画を立てる 3. 本文を読み, 感想を書く 内容に関する感想 書き方に関する感想 4. 感想や疑問を交流する 指導上のポイント ( ) 学習活動に即した評価規準 ( 関 読 言 ) 既習事項を振り返らせ,

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

0630指導案A1

いろいろな衣装を知ろう

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり できることについ

6 年 No.8 You can see Daibutsu! 1/7 単元の目標 主な言語材料 本時の目標 できることを紹介する表現や感情を表す表現が分かる 修学旅行でできることについて具体物などを見せながら伝え合う 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり でき

Microsoft Word - imani ikiru kotoba sidoukeikaku.doc

第○学年 ○○科指導計画

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する また 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の

6 年 No.22 my summer vacation. 1/8 単元の目標 主な言語材料 過去の表し方に気付く 夏休みの思い出について, 楽しかったことなどを伝え合う 夏休みの思い出について, 音声で十分に慣れ親しんだ簡単な語句や基本的な表現で書かれたものの意味が分かり, 他者に伝えるなどの目的

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

平成23年度全国学力・学習状況調査問題を活用した結果の分析   資料

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

詳細に伝えるためにインタビューやアンケートを実施して情報を収集したりする活動を設定することにする 整理する 場面では,CM のテーマをもとに集めた情報の中から伝えたいことが受け手にしっかりと伝えることができる情報を選択する また, 選択肢した情報を加工しながら, 伝えたいことが伝わりやすい CM の

作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

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5. 単元について本単元は,2 年生 1 学期に学習した ともこさんはどこかな から引き続いての 話す 聞く の学習である ともこさんはどこかな では, 大事なことを落とさずに話したり聞いたりできるようにすることをねらいとして学習してきた 本単元では, これに加えて互いの話をしっかり聞いてやり取りを

1 高等学校学習指導要領との整合性 高等学校学習指導要領との整合性 ( 試験名 : 実用英語技能検定 ( 英検 )2 級 ) ⅰ) 試験の目的 出題方針について < 目的 > 英検 2 級は 4 技能における英語運用能力 (CEFR の B1 レベル ) を測定するテストである テスト課題においては

国語の授業で目的に応じて資料を読み, 自分の考えを 話したり, 書いたりしている

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

自己紹介をしよう

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

6 指導計画 (7 時間扱い ) (1) 単元の 1: 字手紙 のねらいの確認と受取人決定指導計画 2: 手紙の基本知識の確認と書くことの内容の整理 3: 時候の挨拶作成 ひと文字練習と下書き 4: ひと文字練習と下書き 5: 相互評価 推敲 ( 本時 ) 6: 推敲および清書 7: 清書と宛名書き

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

5 単元について (1) 教材観本教材 だいじなことをれんらくしよう は 学校紹介に向けて児童が学校の先生に情報を伝達したり インタビューしたりする インタビューして得た情報を園児に向けて分かりやすく説明できるように 台本を考え 聞き合い よかったところや改善点を見つけていく 実際に 3 学期に園児

平成 21 年度全国学力 学習状況調査結果の概要と分析及び改善計画 調査実施期日 平成 21 年 10 月 2 日 ( 金 ) 教務部 平成 21 年 4 月 21 日 ( 火 )AM8:50~11:50 調査実施学級数等 三次市立十日市小学校第 6 学年い ろ は に組 (95 名 ) 教科に関す

(4) ものごとを最後までやり遂げて, うれしかったことがありますか (5) 難しいことでも, 失敗を恐れないで挑戦していますか

よく聞いて, じこしょうかい 2

調査の概要 1 目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し その改善を図るとともに 学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる さらに そのような取組を通じて 教育に関する継続的な検証改善サイ

Microsoft Word - 学力スタンダード国語総合.doc

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

(6) 調査結果の取扱いに関する配慮事項調査結果については 調査の目的を達成するため 自らの教育及び教育施策の改善 各児童生徒の全般的な学習状況の改善等につなげることが重要であることに留意し 適切に取り扱うものとする 調査結果の公表に関しては 教育委員会や学校が 保護者や地域住民に対して説明責任を果

4. 単元の実際 習得 (1) 三部構成のモデル文 ゲームなんてやめなさい を提示し 子どもの意識とのズレを生む 実践を行った4 年生のクラス 38 名全員が何らかのゲームをもっていることを確認し 子どもがゲームについて感じている楽しさを十分掘り起こす その上で はじめ なか おわり の形式で書かれ

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平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

20情報【授業】

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伝わっていないと感じられたなら 繰り返し述べたり分かりやすく言い換えたりすればいいこ とも学ばせたい また 聞いて得た情報を整理して組み立てる段階 スピーチメモを作る段階 練習の段階 それぞれの段階で 互いに考えた内容を伝え合い 質問や助言などの意見の交流をすることでよりよいスピーチをめざしたい 発

第 2 問 A 問題のねらいインターネット上の利用者の評価情報やイラストを参考に場面にふさわしい店を推測させることを通じて, 平易な英語で書かれた短い説明文の概要や要点を捉えたり, 情報を事実と意見に整理する力を問う 問 1 6 友人, 家族, 学校生活などの身の回りの事柄に関して平易な英語で書かれ

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(2) 記録用サポートブックの作り方 記録用サポートブックは 一般様式 を使って書きます 一般様式 は 項目 本人の状況 支援方法 の 3 つの枠からできています 様式一般様式支援者 : 場所 : 日付 : < 項目 > 例 ) 話を聞く( 授業中 ) 使い ポイント 方 気になるな 困ったな と思

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

領域別正答率 Zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz んんんんんんんんんんんんん 小学校 中学校ともに 国語 A B 算数( 数学 )A B のほとんどの領域において 奈良県 全国を上回っています 小学校国語 書く B において 奈良県 全国を大きく上回っています しかし 質問紙調査では 自分

Taro-H29結果概要(5月25日最終)

平成19年度全国学力・学習状況調査の結果をふまえた指導改善策

Microsoft Word - 社会科

作中の価値観や人生観がどのように異なっているか または同じところはどこかなどを考えさせる 枕草子 については主に季節感を捉えさせ 自分の季節感を記述し発表したり 互いに鑑賞し合ったりする学習活動としていく さらに 矛盾 では 漢文に慣れるとともに様々な故事成語について知識を深め 我が国の文化に根ざし

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第 3 学年 学級活動学習指導案 平成 18 年 6 月 30 日 ( 金曜日 ) 第 5 時限指導者二階堂聡 1 題 材 夏休みに向けて1 学期の学習を振り返ろう 2 題材について 生徒にとって, 夏休みの過ごし方はそれぞれである 部活動に熱中する生徒, 夏期 講習に参加し, 学力向上に努める生徒

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

補充資料 2-1 単元 Let's Read 1 の指導展開案 (1) 単元 Let's Read 1 A Magic Box 1 の指導展開案(1/5 時間 ) (1) 目標 物語を読んで 場面展開を読み取ることができる 昨日の日記 というトピックに基づき 自分について英語で書いて表現できる (2

งานนำเสนอ PowerPoint

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

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平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

第4学年  国語科学習指導案 

() 調査問題の趣旨 内容, 課題等, 指導改善のポントト 調査問題の趣旨 内容 国語 A 国語 B 課題等 基礎的 基本的な知識 技能が身に付いているかどうかをみる問題 ( 例 ) スピーチをより分かりやすくするためにラストを提示する箇所として適切なものを選択する それまでがんばってきた様子が読み

H30全国HP

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

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あったらいいな ! こんなあそび場 (わたしの町大好き)

第1学年国語科学習指導案

活動の流れ 1 4 人のグループに分かれ テーマを決める 校内の施設紹介 学校行事 クラブ活動 時間割など 2 各グループで実施計画を立てる 3 動画を撮影する 4 写真を使って動画を作成する 動画の長さは 1 人 2~3 分とし 全員が発表できるように 分担 を決める 5 必要な語いや表現を調べる

また 情報の作り手としての活動も学習に組み込まれている 放送局は情報の作り手として 考えたことや伝えたいことなどから話題を集め 収集した知識や情報を関連付け 目的や意図に応じて 事柄が明確に伝わるように話の構成を工夫している これは 学習指導要領に示されている 話すこと 聞くこと の話すこと内容と同

M28_回答結果集計(生徒質問紙<グラフ>)(全国(地域規模別)-生徒(公立)).xlsx

解答類型

4. 題材の評価規準 題材の評価規準 については, B 日常の食事と調理の基礎 (2),(3), D 身近な消費生活 と環境 (1) の 評価規準に盛り込むべき事項 及び 評価規準の設定例 を参考に設定して いる 家庭生活への関心 意欲 態度 お弁当作りに関心をもち, おか 生活を創意工夫する能力

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

国語科学習指導案 広島市立 小学校 教諭 1 日時平成 23 年 1 月 日 5 校時 2 学年 組第 5 学年 組 ( 男子 名女子 名計 名 ) 3 指導事項 (1) A 話すこと 聞くこと オ 互いの立場や意図をはっきりさせながら 計画的に話し合うこと (2) 伝統的な言語文化と国語の特質に関

【授業 1】

第 2 学年 * 組保健体育科 ( 保健分野 ) 学習指導案 1 単元名生涯の各段階における健康 ( イ ) 結婚生活と健康 指導者間中大介 2 単元の目標 生涯の各段階における健康について, 課題の解決に向けての話し合いや模擬授業, ディベート形式のディスカッションなどの学習活動に意欲的に取り組む

(4) ものごとを最後までやりとげて, うれしかったことがありますか (5) 自分には, よいところがあると思いますか

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

検印

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Transcription:

12 学校案内パンフレットをつくろう ~ 共同編集 制作 ~ 本教材はワークショップという形態をとって学習を進めていくように構成されている ここでは 話合い インタビュー パンフレット制作 などの学習活動を通して 話すこと 聞くこと 書くこと の領域を総合的に学習する 一斉学習ではなく 制作グループによる学習活動の展開が示されている 教材の内容は 入学予定の6 年生に向けて 中学校生活を紹介するためのパンフレットを制作するというものである 学習内容を例えば転入してくる外国人生徒のためのパンフレット制作というように変更も可能であろう 1 領域 書くこと 話すこと 聞くこと ( 総合的な学習としても展開が可能 ) 2 教材 共同編集 制作ワークショップ学校案内パンフレットを作ろう ( 現代の 国語 1 三省堂) 日本語で書かれたさまざまなパンフレット 3 目標 JSL 生徒の目標 パンフレットに使われている日本語の特徴を知る 学校生活の様子に目を向けて 自分自身の個性を生かした意見を述べる 制作グループでの話し合い活動で 自分の考えを述べる経験を多く積む JNL 生徒の目標 制作グループでの話し合いで JSL 生徒に伝えたり 意見を導き出すための 方法を考える ワークショップ形式の学習を通して 学び合うことの大切さを味わう 4 指導時間 6 時間 5 指導形態在籍クラスで ( 指導体制としてT Tができればなおよい ) 6 指導事項 言語スキル 領域 指導事項 言語スキル 話すこと 話合い 話合いの話題や方向をとらえて的確に話す それぞれの発言を注意して聞くことができる 話題を理解することができる 聞く グループで話題について話し合 聞いたことを確かめることができる こと う 積極的に聞くことができる はっきりと人に分かるように話すことができる 内容を整え話すことができる - 93 -

書くこと言語事項 選材 適切な材料を選ぶ 推敲 表記や語句の用法 叙述の仕方などを確かめて 読みやすく分かりやすい文章にする 話や文章 文 相手や目的に応じて話や文章の形態や展開に違いがあることに気付く 言語生活 話し言葉と書き言葉の違いについて理解し 適切に使う 課題にあった材料を集めることができる 興味のある材料を選ぶことができる いくつかの材料の中から 課題に対して適しているものを決めることができる 自分の書いたものを見直していく意味と必要が分かる 辞書の効果的な活用ができる 誤字 脱字 句読点に注意することができる 敬体と常体を使い分けることができる 標語( キャッチコピー ) の書き方が分かる 相手を意識した書き言葉で書くことができる 7 指導計画学習活動 伸ばしたい言語スキル 学習支援 指導 学習材 1 教材文を読んで学習の ルビ付きが必要な場合には用意次目標 流れを確認する する パンフレットの役割に 何について書かれている 日本語 ( 生徒の状況に応じて 1 ついて整理する パンフレットなのかを母語 ) で書かれたパンフレット時 身近な生活の中にある判断することができる を数種類用意しておく 間パンフレットに目を向 写真やイラスト 言葉の なるべく身近に感じるパンフレ けて 構成や使われて 使い方などに注目し 気 ットを用意する いる言葉の特徴などをメモする キャッチコピーについ 付いたことをメモする 視覚的なものについても注目させる キャッチコピーがどれか キャッチコピーについて説明す て整理する 判断することができる る パンフレットに書かれ 表記の特徴を探し出すこ 独特の言葉遣いを説明する ているキャッチコピーを書きだす とができる * 五七調の組み合わせ * 体言止め * 表記の特徴 ( カタカナ交じりローマ字混じり 色遣いなど ) - 94 -

2 次 企画会議 制作グループでの話し 話し合いの話題を理解することができる T Tの指導体制がとれない場合には 放課後等の時間を利用 2 時間 合い 紹介したい事柄を出し合う 自分が小学校 6 年生 自分が紹介したい内容を話し合いの中で発表することができる 話し言葉で発表すること して次の内容の補充の支援を行う * 学校紹介をする目的 * 読んでもらいたい相手は誰か の時に知りたかったこ ができる * 自分だったら入学 転入する とは何かを出し合う グループの人の発言を注 前に何を知りたかったのか 意して聞くことができ 不安だったことは何か る * 母国の学校との違いは何か 話し合いで分からなかっ * 小学校との違いは何か たことを 話し手に聞い など対話の中で出てきた事柄 て確かめることができ を話し合いのためのメモとし る て書き留めたものを持たせて おく JNL の生徒に対して 自分たち にない視点を話し合い活動の中 で聞き出せるようにする いろ いろな視点があることが大切で あることをあらかじめ伝え JS L の生徒から出た事柄を認め 学びあえる雰囲気作りを心がけ させる また なるべく多くの 企画書の作成 材料がでてくるように配慮させ グループで行う る 読む相手を意識しなが 自分のアイディアをグル ら パンフレットの形 ープの人に分かるよう 学習実感がもてるようにするた 式 記事やその担当者 に伝えることができる めに JSL 生徒からでてきたア を決める イディアを企画書の中に盛り込 どのようなスタイル ( グループでの話し合いで む 文体 ) で表現するか決 意見を述べることがで 制作グループでの話合いになる める きる べく多くの時間 JSL 生徒のグ 取材の方法 時期 必 敬体と常体の違いを理解 ループにつくようにする 要な資料の収集方法な することができ どを決める 会話文やインタビュー をまとめた文章などの 特徴を知る - 95 -

学習活動 伸ばしたい言語スキル 学習支援 指導 学習材 担当したい記事を選ぶことができる 構想をねる 完成イメージのアイデ 自分が調べたパンフレッ 完成イメージを具体化できるよ アスケッチ 記事の順序 記事の分量 図表の配置 パンフレット全体のタイトル トを参考にしながら 全体の構成を考える うに 例を示す 例 ( モデルの提示 ) をもとにして自分のアイディアをあらかじめ書かせておく 3 次 2 時間 各自の記事分担の下書きをする 材料の集め方は * 生徒手帳を調べる * 先生に聞く * クラスの友達にアンケートをとる などがあることをアドバイスする このほかにも 自分の学校生活で気付いたことなどもメモさせておく 自分が書いた下書きの内容にそってキャッチコピーを書くようにする グループでキャッチコピーに統一性を持たせるなどの工夫をする その場合 下書きの段階ではキャッチコピーは作らない キャッチコピーの作り方 ( モデル ) を示す その際 既存の高校の入学案内のパンフレットなどを準備して参考にさせる 五 七 五などの語呂合わせなどの方法 体言止めなどの方法についても例示をする 最初にキャッチコピーを作成するのが難しい場合は あらかじめ自分が担当している 伝えたい内容を母語で書かせてみる 書いた文章に見出しを付けると - 96 -

したら どんな表現が適切か まずは母語で書かせてから翻訳させてもよい 母語での作文 翻訳 下書きを読み合い 推敲する 4 清書する 次 できあがった作品を読 1 み合う 時間 展開 推敲の仕方が分かる 正しい表現を使うことができる 文体を統一することができる 全体の構成から 図表やイラストが適切か判断する 記事の内容の重複はないか 読みやすい文字で書くことができる パンフレットに書かれている内容を読み 理解する 読んだ感想を述べることができる 他の生徒の文章を読んで推敲するときの視点として 他の生徒の表現で分からないことを 積極的に質問させる JSL 生徒ならではの視点からの気づきを クラス全体で受け入れ 評価するような雰囲気作りを心がける 国語辞典を準備して なるべく漢字を使うようにさせる 学校状況に応じて次のような展開も考えられる 毎年必ずJSLの子どもたちの入学がある場合 クラスに複数のJSLの子どもたちがいる場合 1 次 2 次までは同じ展開 3 次をJSLの子どもたちだけのグループを作成し 母語によるパンフレットを作成する この場合 JNLの生徒が作成したパンフレットをもとに考え それを日本語で表現させてみることも考えられる 自分が作ったパンフレットが実際に活用される場面を多く設定することで 学習実感を高めることが可能だと考える 取り出し学級で扱う場合には パンフレットという形式ではなく ちょっと成長した自分を手紙で伝えよう というような形式で行うこともできる - 97 -

指導者は ワークショップという学習形態では 指導者はファシリテーターとして位置づけられている 制作グループでの話合いがスムーズに行われるように グループへの助言をする T/ Tでの授業形態が可能ならば JSLの生徒がいるグループに1 人の指導者がつくことも考えられる また あらかじめグループのリーダーの生徒に 話し合いの司会の仕方や 聞き方などを指導することで 話しあい活動に積極的に参加できる雰囲気を作り出すこともできる - 98 -

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