大学名 表題 東京海洋大学 東京海洋大学におけるキャリア教育について 概要 東京海洋大学 2 学部 ( 海洋科学部 海洋工学部 )1 研究科 ( 海洋科学技術研究科 ) におけるキャリア教育に関する取組み ( 正規カリキュラム ) を紹介します 海洋科学部 1 年次開講科目 グローバルキャリア入門 グローバル社会で活躍する社会人の先輩 ( 例えばグローバル企業で働く日本人及び外国人ビジネスマン 企業経営者や人事部長 国内外で活躍するアーティスト等 ) を毎回ゲストとして招き ビジネス最前線の話をしていただき 学生と討論等を行うことで 将来グローバルな世界で活躍する際に必要となるグローバルマインドとキャリアデザインの考え方を実践的に学ぶ 3 年次開講科目 ( 低年次学生履修可 ) 海外派遣キャリア演習 Ⅰ Ⅱ ( 海外探検隊 ) 主にASEAN 諸国に約 1ヶ月間滞在し 海外の大学や企業等で様々なプロジェクトや就業体験を積むことを目的とした実習型授業 海外大学での研究活動と企業インターンシップをコラボレーションした本学オリジナルのプログラムである 学生は 滞在期間中 外国人を含む数多くの社会人 現地の学生達と交流し 様々な社会問題やビジネスイシューと主体的に向き合う機会を持つことができる この1ヶ月の海外滞在で得た経験は 学生がグローバル社会を生き抜くための羅針盤 ( コンパス ) となる得るものである 海洋工学部 2 年次開講科目 キャリア形成論 キャリアに関わる主要理論 概念に基づいた知識と自己分析を通じて また社会で活躍する諸先輩から具体的な話を聴くことを通じて 広くライフ キャリア形成の準備 構えを培ってもらうことをねらいとする 授業は 講義および活動 ( 作業 ) と社会人ゲストの講演などを交えて実施し 夏休み中には 興味のある仕事に携わる社会人の方に各自でインタビューを行い レポートを提出する 社会人ゲストは 航海士 機関士 造船技術者 研究者 物流営業職などに就いている本学 OBが務める 授業終了時には 近い将来のキャリア形成に向けて その準備 ( 基礎 ) となる行動計画を立てることができるようになることを目標とする 大学院海洋科学技術研究科東京海洋大学では キャリア開発室 を設置し 大学院に在籍する学生に対して 長期インターンシップやワークショップ キャリア相談等の支援体制を充実させ ポストドクター及び博士後期課程の在籍者のキャリアパスを多様化することを目指している また 同室が主体となって 研究科に次のキャリア形成関連科目を開設している 高度専門キャリア形成論 Ⅰ Ⅱ 大学院修了後に企業 公的機関等で活躍する方などに経験に基づいた講演をしてもらい 大学院修了者のキャリア形成の事例 専門的な学問と実社会での業務の関わり等について学ぶ また 研究現場でも実社会でも共通して必要になる専門分野以外の素養 企業等の採用の実際についても理解を深める 講演や議論を通して 自らのキャリア形成について考え 広い視野から自己の目標を再確認することを目的とする 海外探検隊 5 期生マレーシア隊 (2015.8) 現地学生等と 研究科におけるキャリア開発プログラム URL 東京海洋大学グローバル人材育成推進室 http://www.kaiyodaiglobal.com/ 東京海洋大学キャリア開発室 http://www.kaiyodaicareer.com/
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キャリア開発室 トピックス 平成27年度02-03月号 第10回講義報告 働き方の選択肢と就職を考える 5事業年度の実績のご報告 H23-27 このNewsletterは 東京海洋大学キャリア開発室が作成 配信しています キャリア開発に関するイベントのお知らせや活動報告等をお届けしています 事業を開始してから4年半 詳細は事業報告書でご覧になれます キャリア開発室は 来年度も引き続き博士人材の就職を支援していきます 国立大学法人 東京海洋大学 キャリア開発室 ① 高度専門キャリア形成論等の実績 電 話 0 3-5 4 6 3-0 5 7 5 Email career@m.kaiyodai.ac.jp http://www.kaiyodaicareer.com/ 開催回数 5事業年度 延べ受講者数 働き方の選択肢と就職を考える 平成28年2月18日(木) 16:20 17:50 於 品川キャンパス 白鷹館2F 自分らしい生き方 働き方を実現するために 塩 谷 和 美 特 任 教 授 キャ リア開 発室 今年は就活が2か月前倒しになった 不作為の後悔をしないように今から行動を起こし 一気呵成で取り組む 必要がある 事前の準備として 自己分析と企業分析が必須だ 自分自身 を客観的にキーワードで棚卸して それをESや面接に反映する そして 海洋大の特色を出して 他との差別化で臨む必要がある 興味のある会社 は四季報等で調べたり 就職支援室のOB OG紹介制度を利用して情報 収集するのが良い 海洋大といっても 海洋 水産以外を目指す人も意外 に多い しっかり準備して 良い会社に正社員として就職してほしい 一緒に働いてみたいと思ってもらう ESや面接では形に拘るのではなく もっと単純に感動等を自分の言葉で伝えることが大事だ その方が 人事担当者や面接官の心に響くことを知っておいてほしい また 役員面接では将来の 伸び代が見られている 面接を何回も繰り返すことで 場数を踏むことも必要だ 5 10年間は下積みと考える 大卒といえども社会人としては1年生なので 入社しても直ぐにはヤリガイのある仕事は任せて もらえない 3年以内に辞めてしまうと 仕事の面白さは味わえないことになる キャリア形成は 最終的には自己責任だ 41 回 PD 学生 834 人 教職員 406 人 企業 103 人 合計 1,343 人 受講登録者数は正味328人で そのうち82人(25%)が外国人留学生でした 学外から招聘した講演者の総数は53名となりました 平成25年から実施した参加者アンケートの集計結果は次の通りでした 大いに参考になった...59 参考になった...28 あまり参考にならなかった...3 無回答...10 ② 長期インターンシップの実績 PD 5事業年度 派遣実績 15 人 ( 8 人) D1 3 7人 ( 2 人) 研修先に 就職した数 10 人 ( 5 人) 受入企業数 連携企業総数 17 社 27 社 カッコ内は内数としての外国人留学生の人数 長期インターンシップの研修先は 東京都を中心に次の通りでした 東京都 埼玉県 神奈川県 千葉県 岩手県 兵庫県 高知県 マダガスカル 博士人材を受入れて頂くために訪問した企業数は合計62社でした ③ キャリア相談の面談実績 就活は 就職支援の専門家等に相談して 適切な支援を受けるのが良い方法だ キャリア開発室でも 面談を受け付けているのでいつでも相談に来てほしい 延べ回数 5事業年度 面談実績 168 回 正味人数 81 人 ( 21 人) カッコ内は内数としての外国人留学生の人数 平成23年11月から 文部科学省科学技術人材育成費補助金 ポストドクター インターンシップ推進事業 (現ポストドクター キャリア開発事業)に採択されて開始した 海洋関連人材キャリアパス開発プログラム は 平成28年3月末日をもって事業期間が終了します 事業終了後もキャリア開発室は存続し 引き続き博士人材 のキャリア開発支援を継続してまいります 平成28年4月以降の詳細につきましては別途ご案内いたします