香川県教育委員会 1 月定例会会議録 1. 開催日時 平成 30 年 1 月 18 日 ( 木 ) 開会 午前 9 時 30 分 閉会 午前 10 時 33 分 2. 開催場所教育委員室 3. 教育委員会出席者の氏名教育長 工 代 祐 司 委 員 好 井 明 子 委 員 小坂真智子 委 員 平 野 美 紀 委 員 槙 田 實 4. 教育長及び委員以外の出席者理事 渡 邊 勇 人 教育次長兼政策調整監 松 原 文 士 教育次長 佐々木邦彦 総務課長 松村登志樹 義務教育課長 久 保 博 紀 高校教育課長 出 射 隆 文 保健体育課長 渡 辺 浩 三 生涯学習 文化財課長 小 柳 和 代 政策主幹兼総務課副課長 白 井 道 代 義務教育課長補佐兼主任管理主事 日 下 利 男 義務教育課長補佐兼主任指導主事 黒 川 統 夫 高校教育課長補佐兼主任管理主事 中 筋 功 雄 保健体育課長補佐兼主任体育主事 村 上 盛 彦 義務教育課主任管理主事 真 鍋 康 秀 義務教育課主任指導主事 清 水 一 郎 義務教育課主任指導主事 植 田 浩 之 高校教育課主任管理主事 池 田 達 治 高校教育課主任指導主事 溝 渕 正 起 特別支援教育課主任指導主事 三 宅 貴 将 保健体育課主任指導主事 棚 田 美 佳 傍聴人 1 人 1
5. 会議録の承認 12 月定例会の会議録署名委員の槙田委員から 同定例会の会議録について適正に記載されている旨報告 各委員に諮り これを承認した 6. 非公開案件の決定 教育長から 本日の議題については 非公開とすべき案件がない旨 発言 7. 議案 議案第 1 号平成 31 年度香川県公立学校教員採用選考試験大綱について高校教育課長から 平成 31 年度香川県公立学校教員採用選考試験大綱について諮る旨 説明 質疑 < 好井委員 > 小学校と特支小学部で音楽は専科の先生がいるということで負担軽減のために実技試験を廃止しているが 体育のみ残したのはなぜか < 義務教育課長 > 小学校において 音楽は専科教員が指導しているケースが多いが 体育は担任が指導しているという現状にある また小学校教員にとって体力は大事な素養であることから 実技試験としては実施したい 各委員に諮り 承認した 8. その他事項 その他事項 1 平成 29 年度県学習状況調査結果の概要について 義務教育課長から 平成 29 年度県学習状況調査結果の概要について説明 < 平野委員 > 自分には よいところがあると思いますか という自尊感情に関する質問については 昨年より少し増えているが 香川県の子どもたちは全国的に見るとかなり低い 自分のことを大事にしないと他人を大事にできないので もっと伸ばして欲しい < 義務教育課長 > 引き続き取組みを進めていきたい < 好井委員 > 小学 3 年生の国語が目立って低い 読む能力が低いということは どのような問題で判別するのか なぜ低いのか < 義務教育課職員 > 問題の例として本文と資料があり それらを照らしながら読み 意味を解釈し 書かれている状況を選択肢から選ぶという設問がある 2
< 義務教育課長 > 正答率の低さは 作問にも課題が提起されている状況であると受け止めている 小学 3 年生の子どもに問題が解けるという実感を持たせることも大切であり 来年度に向けての課題である < 好井委員 > 突出して低いので 作問についても検討して欲しい また 学校質問紙で無答が何 % かある 回答しない学校があったのか 学校からはすべて回答をもらいたい < 義務教育課長 > 個々の詳細な状況まではすべて確認はしていないが 例えば 小学 6 年生の児童に対して取組みを行ったか との問いについては該当児童がいないときは無答となってしまうなど 設問によっては該当がない場合もあり 回答できないケースがあるものと考えている その他事項 2 平成 30 年度全国学力 学習状況調査に関する実施要領について義務教育課長から 平成 30 年度全国学力 学習状況調査に関する実施要領について説明 < 好井委員 >そもそも理科はなぜ3 年に1 回の実施となっているのか < 義務教育課長 >あくまでも学習状況を見るためのものであり あまりに学校に負担をかけてもいけないと配慮してのことかと思われる 科学的リテラシー等について OECDの調査で実施されており 3 年に1 度は 理科の学習状況の把握も必要との趣旨により実施していると思われる < 好井委員 > 来年度は悉皆調査か < 義務教育課長 >そうである < 教育長 > 県独自の学習状況調査と文部科学省の全国学力 学習状況調査の県における役割分担と関連性はどうなっているのか < 義務教育課長 > 全国学力 学習状況調査の対象は小学 6 年生と中学 3 年生で 県の学習状況調査は中学 3 年生は対象から外している 新しい年度に入って それぞれの新しい学級で 新しい担任 教科担任のもとに学習指導を展開して その成果を11 月の県の学習状況調査で見取りながら早い段階で改善を図り その繰り返しの中で 全国学力 学習状況調査において小学 6 年生と中学 3 年生の一定の学力保持が図られるよう関連づけて取組みを進めているものである その他事項 3 平成 30 年度香川県立高松北中学校入学者選抜の出願状況につ いて 高校教育課長から 平成 30 年度香川県立高松北中学校入学者選抜の出願状 3
況について説明 < 槙田委員 > 今回は3クラスなのか < 高校教育課長 >35 人の3クラスである < 槙田委員 >120 人の時は 40 人の3クラスであったのか < 高校教育課長 >そうである 35 人学級とし 少人数による授業をさらに進めたいと考えている < 平野委員 > 全国的に中高一貫校は増えており 関心が高まっているように思うが それらの状況についてどのような印象を持っているか また 入学試験のときに出願者に志望動機についてアンケート調査を行えば 関心が高まっている理由が分かると思う < 高校教育課長 > 全国の状況については一時期増えた時期があったが 今は それぞれの県の実状に応じて 併設型の中高一貫校や 地方であれば連携型の中高一貫校 中等教育学校などいろいろな種類があり 新しく作っているところもあるが 極端に増えているという感じではない 入学試験の際にアンケートはしていないが 入学後に希望した理由についてアンケートを実施すれば そのあたりは参考にできると思われる < 平野委員 > 今の中学 3 年生から大学入試制度が大きく変わるので 当事者の親たちはいろいろと考えていると思う 受験も低年齢化してきており 早い段階から対策をとりたいということで中高一貫校も注目されてくるのではないかと思う < 好井委員 > 東讃地域の児童が減少しているが 今年度増えたのは東讃地域以外からの出願者が増えたということか 男女の内訳や地域別の状況はどうなっているのか < 高校教育課長 > 男女別出願者数は 男子 78 人 女子 76 人である 年によって男女の数は変動しており一概に全体的な傾向は言えないが 今回はバランスがよい 東かがわ さぬき地域は児童数が著しく減少しており それに合わせて出願者数も減少している 今回は高松地域は出願者数が増えている その他事項 4 平成 30 年 3 月香川県公立高等学校卒業予定者の就職内定状況について高校教育課長から 平成 30 年 3 月の香川県公立高等学校及び県立特別支援学校の卒業予定者の就職内定状況について説明 < 好井委員 > 特別支援学校の生徒の就職先に関し 就労継続支援 A 型事業所が県 4
内 24 箇所であるが 全国的に経営が悪化して閉鎖しているところがあると聞く 県内の状況はどうか < 特別支援教育課職員 >A 型事業所が11 月現在で24 箇所である それまではもう少しあった 本県に設置していた事業所 1か所が閉鎖した < 好井委員 > 閉鎖するにあたって 失業される方の手当てはしているのか < 特別支援教育課職員 >そのあたりのフォローは 自治体や障害者就業 生活支援センター 相談支援事業所など関係機関がタイアップして次の行き先を検討することになる その他事項 5 第 72 回香川丸亀ハーフマラソン大会について 保健体育課長から 第 72 回香川丸亀ハーフマラソン大会について説明 無し その他事項 6 第 73 回国民体育大会冬季大会香川県選手団について 明 保健体育課長から 第 73 回国民体育大会冬季大会香川県選手団について説 < 教育長 > 総合成績はどの大会で見るのか < 保健体育課長 > 今回の冬季大会の得点と今年の夏季大会である福井大会の得点を合計して総合順位を競う その他事項 7 平成 29 年度学校保健統計調査結果の概要について 保健体育課長から 平成 29 年度学校保健統計調査結果の概要について説明 < 好井委員 > 視力が心配な数値となっている 視力を改善するために 学校ではどのような取組みが行われているのか < 保健体育課職員 > 地域学校保健委員会で ゲームやスマートフォン等のメディアが及ぼす子どもの健康面への影響を取り上げ 講師を招くなどして 地域で子どもたちの視力の改善に向けた取組みが進められている また 視力 1.0 未満の子どもについては 学校で定期的に検査を行い 家庭との連携を図っている < 好井委員 >スマートフォンやパソコンなどを見る時間が増えているが その時 5
間を減らすのが前提となる かつては遠方凝視訓練といって目の筋肉を鍛えて視力の低下を予防するなどしていたと思うが 実施していないのか < 保健体育課職員 > 以前はしていたが今はしていない ノーメディアデーを設定するなどして 目を休めると同時に家族とのふれあいの時間を大切にする取組みもなされている < 好井委員 > 効果的な取組みが家庭でできれば状況は変わってくると思う 以前 幼児のときの視力は良かったが 今は悪くなっているのが気になる 視力は大切なので低下に歯止めをかけて欲しい 6