アセンブリにおけるパターンの作成 マニュアル番号 spse01640
アセンブリにおけるパターンの作成 マニュアル番号 spse01640
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目次 紹介...................................................... 1-1 アセンブリにおけるパターンの作成.................................. 2-1 アセンブリ内の構成要素のパターンおよび鏡映.......................... 2-2 [ パーツのパターン ] コマンド...................................... 2-4 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成............................ 2-11 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成............................. A-1 パーツ内の穴フィーチャのパターン作成.............................. A-2 アセンブリ内にねじのパターンの配置................................ A-6 アセンブリのスケッチからアセンブリのパターンの作成..................... A-9 パターンの変更............................................. A-12 まとめ.................................................... A-14 spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 3
第 1 章 紹介 Solid Edge の自己学習コースへようこそ Solid Edge の使用を学習していただくために このコースをご用意させていただきました このコースは 自分のペースで行うことができ 説明の後に実習が含まれています Solid Edge の自己学習コース spse01510 - スケッチ spse01515 - ベースフィーチャの作成 spse01520 - 面の移動および回転 spse01525 - 面幾何関係での作業 spse01530 - 処理フィーチャの作成 spse01535 - 手続きフィーチャの作成 spse01536 - シンクロナスおよびオーダードフィーチャのモデリング spse01540 - アセンブリのモデリング spse01541 - 分解表示 - レンダリング - アニメーション spse01545 - 詳細図面の作成 spse01546 - シートメタルデザイン spse01550 - 練習用プロジェクト spse01560 - 曲面を使用したパーツのモデリング spse01610 - Solid Edge フレームデザイン spse01640 - アセンブリにおけるパターンの作成 spse01645 - アセンブリのシステムライブラリ spse01650 - 大規模アセンブリでの作業 spse01655 - アセンブリの改訂 spse01660 - アセンブリのレポート spse01665 - アセンブリにおけるパーツの置換 spse01670 - アセンブリ内におけるデザイン spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 1-1
第 1 章 紹介 spse01675 - アセンブリフィーチャ spse01680 - アセンブリの検査 spse01685 - オルタネイトアセンブリ spse01690 - アセンブリにおけるバーチャルコンポーネント spse01695 - XpresRoute( チューブ作成 ) spse01696 - ハーネスデザイン環境におけるワイヤハーネスの作成 spse01424 - Solid Edge Embedded Client での作業 チュートリアルからの開始 自己学習コースは チュートリアルが終了した段階から開始されています チュートリアルは Solid Edge の使用における基本を学習する最も効率的な手段です Solid Edge を使用されたことがない方は この自己学習コースを開始する前に 基本のパーツモデリングと編集のチュートリアルを行ってください 1-2 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
第 2 章アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 2-1
第 2 章 アセンブリにおけるパターンの作成 アセンブリ内の構成要素のパターンおよび鏡映 アセンブリを作成するとき パーツやサブアセンブリをパターンにして何度も配置する必要が出る場合があります 例えば ナットやボルトなどの留め具は 互いにはめ込むパーツに方形または円形パターンにして配置します パーツのパターン作成 そのような場合に [ パーツのパターン ] コマンドを使用して 1 つまたは複数のパーツやサブアセンブリを簡単にパターンにコピーできます また 既存のパーツのパターンを新しいパーツのパターンに追加することもできます パターンパーツはアセンブリの幾何関係を使用して位置決めするのではなく パーツまたはアセンブリのスケッチ上のパターンフィーチャにしたがって位置決めされます パーツの鏡映 [ 構成要素を鏡映 ] コマンドを使用して 選択した基準平面を基準にして 1 つまたは複数のパーツやサブアセンブリの鏡映コピーを素早く作成することができます 2-2 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 2-3
第 2 章 アセンブリにおけるパターンの作成 [ パーツのパターン ] コマンド 1 つまたは複数のアセンブリの構成要素をパターンにコピーします 以下に示すタイプの構成要素を選択して パーツのパターンを定義できます アクティブなアセンブリ内のパーツ アクティブなアセンブリ内のサブアセンブリ アクティブなアセンブリ内のパーツのパターン パーツの位置決めには アセンブリの幾何関係は使用されません 選択したパーツまたはアセンブリのスケッチ内のパターンフィーチャを使用して位置決めされます 2-4 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
アセンブリにおけるパターンの作成 パターンにする構成要素の位置決め パーツのパターンを作成する前に パターンにする構成要素のコピーを 1 つ 正しく位置決めする必要があります 例えば ボルトをパターンにする場合は [ アセンブル ] コマンドを使用して そのボルトをパーツ内のボルト穴の 1 つに配置します 注記 パーツのパターンフィーチャが [ 高速 ] パターンオプションを使用して作成されている場合は パターンの親フィーチャに最初のボルトを位置決めするようにします 例えば 穴フィーチャを使用してパーツのパターンを作成してある場合 最初のボルトは パターンフィーチャの穴ではなく パターンの作成に使用した穴フィーチャに位置決めします パターンにする構成要素の選択 パターンにする構成要素を位置決めしたら [ パーツのパターン ] コマンドを使用して それらを選択します [ パーツのパターン ] コマンドバーの [ 含めるパーツを選択 ] ステップで パターンにする構成要素を選択します 1 回の操作で 複数の構成要素をパターンにすることができます アクティブなアセンブリ内のパーツ サブアセンブリ全体 および既存のパーツのパターンを選択することができます spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 2-5
第 2 章 アセンブリにおけるパターンの作成 パターンの定義 パターンにする構成要素を選択したら コマンドバーの [ パターンの定義 ] ステップで 使用するパターンフィーチャが含まれているパーツを定義します アセンブリのスケッチに 2 次元パターンプロファイルが含まれている場合は そのスケッチを選択することもできます 次に 選択したパーツまたはアセンブリのスケッチ上のパターンフィーチャを選択します パターンの基準として使用する構成要素は 元の構成要素を位置決めしたパーツでなくてもかまいません 以下のコマンドで作成したパターンフィーチャを選択できます 方形パターン 円形パターン 曲線に沿ったパターン 穴 2-6 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
アセンブリにおけるパターンの作成 アセンブリウィンドウでパターンフィーチャがハイライトされたら そのパターンフィーチャの基準位置を選択します 通常は パターンを作成するパーツの最初のコピーを配置したフィーチャを選択します コマンドバーにおいて [ 完了 ] ボタンをクリックすると 元のパーツがパターンフィーチャの各位置にコピーされます パターンフィーチャの変更 フィーチャのパターンを含むパーツのデザインが変更された場合は アセンブリ内のパーツのパターンは更新されます 例えば パターンフィーチャの穴の数を増やすと アセンブリ内のパーツのパターンには対応するボルトが追加されます spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 2-7
第 2 章 アセンブリにおけるパターンの作成 パターンパーツの削除および抑制 パターン内の元のパーツを削除すると パターン内のすべてのパーツが削除されます パーツのパターン内の個別のパターン要素を削除することはできませんが それらを抑制することはできます 例えば 24 個のボルトを含むパターンがあって そのうち 1 つのボルトを他のボルトよりも短くしなければならないとします ボルトのパターンを配置した後で [ パスファインダ ] でそのボルトに対するパターン要素を抑制することができます それから [ アセンブル ] コマンドを使用して その場所に短いボルトを配置することができます パターン要素を抑制したときには アセンブリのレポートまたは図面内のパーツリストの数量値が調整されます 例えば 24 個のボルトのパターン内のパターン要素を 1 つ抑制した場合は パーツリスト内の数量値は 23 個のボルトとなります パターンパーツのプロパティの制御 パーツのパターン内の個別のパーツ要素のプロパティを制御することができます パーツのパターンを作成したときに [Solid Edge のオプション ] ダイアログボックスの [ アセンブリ ] ページで [ デフォルトで パターンパーツは親パーツの要素のプロパティを継承する ] オプションが設定されている場合は すべてのパターンパーツに 親パーツの要素のプロパティが適用されます パーツのパターンを作成した後で パターン内の個別のパーツ要素のプロパティを変更することができます 例えば 図面内のパターンパーツの 1 つを非表示にしたいが アセンブリ内の表示はそのままにしたい場合などです [ パスファインダ ] または図形ウィンドウでパーツを選択し それからショートカットメニューの [ プロパティ ] コマンドを使用して そのパーツに対して [ 図面ビューに表示する ] プロパティを [ いいえ ] に設定します そのパーツはアセンブリに表示され アセンブリのレポートでは数量計算の対象となります しかし 図面では非表示となり 図面内のパーツリストでは数量計算から外されます パターンパーツの置換 [ パーツを置換 ] コマンドでは パターンパーツを置換することはできませんが 元のパーツを置換することはできます 元のパーツを置換すると パターン内のすべてのパーツが置換されます 2-8 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
アセンブリにおけるパターンの作成 パターンパーツとアセンブリの幾何関係 パターン内のパーツは アセンブリの幾何関係を使用して位置決めされているわけではありませんが 元のパーツを制御する幾何関係が変更されたときは その位置を変えます 例えば 元のパーツのオフセット値を編集した場合は パターン内のすべてのパターンパーツの位置が更新されます パターンを効率よく定義するには 以前に定義してあるパーツのパターンを含むパーツのパターンを作成できます 例えば 六角穴付きボルトのパーツのパターンを作成し それを他のパターンを作成する際に利用することができます アセンブリのパターンとオルタネイトアセンブリ [ パーツのパターン ] コマンドは [ オルタネイトアセンブリ ] タブの [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されている ( グローバル操作 ) か もしくはクリアになっている ( ローカル操作 ) ときに使用可能です [ すべてのメンバーに編集を適用 ] オプションが設定されているときは パーツのパターンに対する入力のみ変更できます ( グローバル操作 ) 例えば パーツのアセンブリパターンにボルトとナットが含まれてる場合 グローバルに操作していない場合は 座金をパターンに追加するために そのパターンを変更することはできません spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 2-9
第 2 章 アセンブリにおけるパターンの作成 詳細情報は オルタネイトアセンブリによる Solid Edge の機能性への影響のヘルプトピックを参照してください 2-10 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
アセンブリにおけるパターンの作成 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 概要この実習は アセンブリ内でパーツのパターンを作成する方法を示します 実習この実習は 異なるオプションを使用して アセンブリ内でパターンを作成します この実習を行うには 付録 A を開いてください spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 2-11
付録 A 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 概要この実習は アセンブリ内でパターンを作成するオプションを示します 目標アセンブリ内で異なるタイプのパターンを作成します spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 A-1
付録 A 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 パーツ内の穴フィーチャのパターン作成 パーツ内に 後で アセンブリ内でねじを位置付けるために使用するパターンを作成します 実習用ファイルが入っているフォルダから パーツ cylinder_01.par を開きます [ パスファインダ ] において 図示の切り抜きを選択します 注記 A-2 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 このフィーチャは これから作成するパターンの基準フィーチャです 面または基準平面を選択するようにプロンプトされたときには 図示の面にある固定アイコンを選択します spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 A-3
付録 A 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 操縦ハンドルを図示のように向け それから以下に示すパラメータを設定します パターンの作成方法 : 個数 Xの数 : 2 Yの数 : 2 X 距離 : 285.00 Y 距離 :170.00 選択を承認して パターンを完了します cylinder_01.par を保存して閉じます A-4 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 注記 このパーツを必ず保存してください 作成したパターンは この先の実習のステップで使用します spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 A-5
付録 A 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 アセンブリ内にねじのパターンの配置 ねじは パーツ内に作成されているパターンの基準フィーチャを使用して配置されます すべてのパーツをアクティブにして rotary_engine.asm アセンブリを開きます ねじ 25mm_fastner.par をドラッグして それを図示のパーツのパターンの基準フィーチャに配置します [ ホーム ] タブの [ パターン ] グループで [ パターン ] コマンドをクリックします A-6 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 パターンに含めるパーツを選択するようにプロンプトされたときには 図示のねじを選択して承認します パターンを含むパーツまたはスケッチをクリックするようにプロンプトされたときには 図示のパーツ cylinder_01.par をクリックします spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 A-7
付録 A 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 パターンをクリックするようにプロンプトされたときには 図示のパターン全体を選択します パターンの基準フィーチャをクリックするようにプロンプトされたときには 図示の基準フィーチャをクリックします [ 完了 ] をクリックします パターンが配置されます A-8 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 アセンブリのスケッチからアセンブリのパターンの作成 [ ホーム ] タブの [ スケッチ ] グループで [ スケッチ ] コマンドをクリックします スケッチを配置する平面として 正面基準平面を選択します [ ホーム ] タブの [ フィーチャ ] グループで [ 円形パターン ] コマンドをクリックします [ 全円 ] オプションが設定されていることを確認してください 個数を 4 に設定します 図示のように 基準平面の原点を中心にした半径 450mm の円を作図します 弧の方向をクリックするようにプロンプトされたときには 図示のように パーツの上方をクリックしします spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 A-9
付録 A 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 図示のように弧の上の点をクリックすると パターン円が作成されます [ スケッチを閉じる ] をクリックし それから [ 完了 ] をクリックします [ ホーム ] タブの [ パターン ] グループで [ パターン ] コマンドをクリックします パターンに入れるパーツを選択するようにプロンプトされたときには [ パスファインダ ] において 図示のパーツを選択して承認します パターンが入っているパーツまたはスケッチを選択するようにプロンプトされたときには 図示の円をクリックします A-10 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 パターンをクリックするようにプロンプトされたときには 図示の円をクリックします [ 完了 ] をクリックして パターンを作成します spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 A-11
付録 A 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 パターンの変更 スケッチを選択し それから [ プロファイルを編集 ] を選択します 図示のパターン円を選択します A-12 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640
実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 個数を 6 に設定します スケッチを閉じ それから [ 完了 ] をクリックします [ パスファインダ ] において パターンを選択します [ 定義を編集 ] をクリックし それからパターンを再計算するために [ 完了 ] をクリックします spse01640 アセンブリにおけるパターンの作成 A-13
付録 A 実習 : アセンブリにおけるパターンの作成 まとめ この実習では アセンブリのパターンを作成するオプションの幾つかを学習しました A-14 アセンブリにおけるパターンの作成 spse01640