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扉〜目次

北杜市新エネルギービジョン

第 3 章隠岐の島町のエネルギー需要構造 1 エネルギーの消費量の状況 ここでは 隠岐の島町におけるエネルギー消費量を調査します なお 算出方法は資料編第 5 章に詳しく述べます (1) 調査対象 町内のエネルギー消費量は 電気 ガス 燃料油 ( ガソリン 軽油 灯油 重油 ) 新エ ネルギー (

内の他の国を見てみよう 他の国の発電の特徴は何だろうか ロシアでは火力発電が カナダでは水力発電が フランスでは原子力発電が多い それぞれの国の特徴を簡単に説明 いったいどうして日本では火力発電がさかんなのだろうか 水力発電の特徴は何だろうか 水力発電所はどこに位置しているだろうか ダムを作り 水を

UIプロジェクトX

資源エネルギー庁-H26年次報告書-図表目次

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熱効率( 既存の発電技術 コンバインドサイクル発電 今後の技術開発 1700 級 ( 約 57%) %)(送電端 HV 級 ( 約 50%) 1500 級 ( 約 52%

□120714システム選択(伴さん).ppt

平成 28 年度エネルギー消費統計における製造業 ( 石油等消費動態統計対象事業所を除く ) のエネルギー消費量を部門別にみると 製造部門で消費されるエネルギーは 1,234PJ ( 構成比 90.7%) で 残りの 127PJ( 構成比 9.3%) は管理部門で消費されています 平成 28 年度エ

電解水素製造の経済性 再エネからの水素製造 - 余剰電力の特定 - 再エネの水素製造への利用方法 エネルギー貯蔵としての再エネ水素 まとめ Copyright 215, IEEJ, All rights reserved 2

次世代エネルギーシステムの提言 2011 年 9 月 16 日 株式会社日本総合研究所 創発戦略センター Copyright (C) 2011 The Japan Research Institute, Limited. All Rights Reserved.[tv1.0]

スライド 1

C A B A = B (conservation of heat) (thermal equilibrium) Advanced m A [g], c A [J/(g K)] T A [K] A m B [g], c B [J/(g K)] T B [K] B T E [K] T

特集号 世界の電力政策と火力発電技術の動向 一般社団法人火力原子力発電技術協会専務理事船橋信之1世界の電力政策と火力2日本の電源選択の課題3ポスト福島の火力技術4機動性向上と経年設備の運用5今後の電力政策への提言平成24 年(2012 )5 月7 日(月曜日)第6788号


<4D F736F F F696E74202D203033A28AC28BAB96E291E882C6B4C8D9B7DEB05F89FC92E894C55F88F38DFC B8CDD8AB B83685D>

) まとめ シート 複数の電源に共通する条件等を設定します 設定する条件は 以下の 6 つです. 割引率 - 0% % % 5% から選択. 為替レート - 任意の円 / ドルの為替レートを入力. 燃料価格上昇率 ( シナリオ ) - 現行政策シナリオ 新政策シナリオを選択 4. CO 価格見通し

中国国内需給動向と中露石油ガス貿易

番号文書項目現行改定案 ( 仮 ) 1 モニタリン 別表 : 各種係 グ 算定規程 ( 排出削 数 ( 単位発熱量 排出係数 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 年度 排出係数 (kg-co2/kwh) 全電源 限界電源 平成 21 年度 -

参考 :SWITCH モデルの概要 SW ITCH モデル は既存の発電所 系統 需要データを基にして 各地域における将来の自然エネルギーの普及 ( 設備容量 ) をシミュレーションし 発電コストや CO 排出量などを計算するモデルです このモデルでは さらに需要と気象の時間変動データから 自然エネ

第 1 部エネルギーをめぐる状況と主な対策 図表目次第 1 章福島復興図表344 第 中長期ロードマップ改訂 (2017 年 9 月 ) のポイント 9 第 中長期ロードマップ (2017 年 9 月改訂 ) の概要 9 第 汚染水対策の3つの基本方針

2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 1. 地球温暖化対策の推進 1-2 国内における温室効果ガスの排出抑制 租税特別措置等により達成しようとする目標 2030 年の電源構成における再生可能エネルギーの割合を 22~24% とする 租税特別措置等による達成目標に係る測定指

平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

資料 2 接続可能量 (2017 年度算定値 ) の算定について 平成 29 年 9 月資源エネルギー庁

Microsoft Word 後藤佑介.doc

れなくなる 特に 小規模の新規参入事業者にとって このリスクに対応するシステムが設けられていなければならない すなわち 万が一 小売販売事業者が倒産した場合には 送電を担う旧電力会社の責任で電力供給が保証されることになっており そのためには 在来の地域独占の旧電力会社が その発電量を補償する仕組みに

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第1章

高志高校授業 クイズでわかる 「21世紀のエネルギー」

室効果ガス排出に影響をもたらします 蓋然性が高く 客観的かつ整合的な分析に基づい て 経済影響 ( コスト負担を含む ) および温室効果ガス排出削減等と エネルギーミックスの相互関係を冷静に把握した上で 意思決定を行うことが大切です 分析手法と主要な前提条件 分析方法 : エネルギーミックス エネル

目次 Ⅰ エネルギー供給の概要 1. 主要国の一次エネルギー供給構成 1 2. 主要国の石油輸入依存度 2 3. 我が国の一次エネルギー供給状況の推移 3 Ⅱ 石油 1. 世界の石油消費量の推移 4 2. 我が国の石油需給原油輸入状況 ( 国別 ) 5 製油所の能力と立地状況 6 石油製品生産量の推

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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2. 環境へのへの負荷負荷の状況 ( 取りまとめりまとめ表 ) 環境への負荷 単位 年 年 年 1 温室効果ガスガス排出量 二酸化炭素 Kg-CO 2 ( ( ) ) Kg-CO 2 -CO 2 2 廃棄物排出量及び ) 廃棄物最終処分量 一般廃棄物 ) 最終処分量 ) 産業廃棄物 ) 最終処分量

( 太陽光 風力については 1/2~5/6 の間で設定 中小水力 地熱 バイオマスについては 1/3~2/3 の間で設定 )) 7 適用又は延長期間 2 年間 ( 平成 31 年度末まで ) 8 必要性等 1 政策目的及びその根拠 租税特別措置等により実現しようとする政策目的 長期エネルギー需給見通

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内容 日本のエネルギー需給の動向 日本のエネルギー需給の展望 2

第2回アジア科学技術フォーラム

分散型エネルギーによる 発電システム 博士 ( 工学 ) 野呂康宏 著 コロナ社 コロナ社

FIT/ 非 FIT 認定設備が併存する場合の逆潮流の扱いに関する検討状況 現在 一需要家内に FIT 認定設備と非 FIT 認定設備が併存する場合には FIT 制度に基づく買取量 ( 逆潮流量 ) を正確に計量するため 非 FIT 認定設備からの逆潮流は禁止されている (FIT 法施行規則第 5

日本市場における 2020/2030 年に向けた太陽光発電導入量予測 のポイント 2020 年までの短 中期の太陽光発電システム導入量を予測 FIT 制度や電力事業をめぐる動き等を高精度に分析して導入量予測を提示しました 2030 年までの長期の太陽光発電システム導入量を予測省エネルギー スマート社

平成 22 年度エネルギー消費統計結果概要 経済産業省資源エネルギー庁平成 24 年 4 月 エネルギー種別に見ると 最終エネルギー消費総量の 37.5% が燃料 54.8% が電力 7.4% が熱となっています 調査の対象となった非製造業 製造業 ( 石油等消費動態統計対象事業所を除く ) 業務部

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報告書の主な内容 2012 年度冬季の電力需給の結果分析 2012 年度冬季電力需給の事前想定と実績とを比較 検証 2013 年度夏季の電力需給の見通し 需要面と供給面の精査を行い 各電力会社の需給バランスについて安定供給が可能であるかを検証 電力需給検証小委員会としての要請 2013 年度夏季の電

平成24年度エネルギー消費統計結果概要

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世界および日本のエネルギー情勢- 2 -Ⅰカ4本3人類とエネルギーのかかわり ンジン一人あたり消費量(一〇〇〇キロカロリー/日日)) 棒グラ薪炭 水車 風車 馬力エネルギー石炭エネルギー石油エネルギー 火の発見 火と家畜エネルギー 原子力発電 1 2 業食 一B.

電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法改正に関する意見書

鹿児島県海洋再生可能エネルギー開発可能性調査仕様書

豊田通商株式会社 CSR Report 2011

宮下第三章

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ドイツの電力政策調査 2014/12/17 東京大学山本悠貴

Microsoft PowerPoint - 22_容量市場(松久保)

別添 表 1 供給力確保に向けた緊急設置電源 ( その 1) 設置場所 定格出力 2 発電開始 2 運転開始 公表日 3 姉崎火力発電所 約 0.6 万 kw (0.14 万 kw 4 台 ) 平成 23 年 4 月 24 日平成 23 年 4 月 27 日 平成 23 年 4 月 15 日 袖ケ浦

電気エネルギーをつくる方法 火力発電化石燃料を燃やしてを沸騰させ, その蒸気の力でタービンを回転させて発電します ( 利点 ) 電気をたくさんつくることができる 電気をつくる量を調節しやすい ( 課題 ) 二酸化炭素が大量発生する ( 地球温暖化の原因になる ) 燃料 ( 天然ガス, 石炭, 石油

わが国の異常な長時間労働の是正 必要最小限の夜間勤務への規制 大量生産 大量消費 大 量廃棄 社会を見直す 24 時間操業で製造現場などの労働者が深夜まで働き続け コンビニエンスストアが全国すべて の店舗で 24 時間営業を続け大型店舗が夜遅くまで開店し 商品納入の必要性から出荷現場の労働 者やドラ

エネルギー政策の混迷をもたらしている地球温暖化対策 2013/10/04 オピニオンエネルギー政策温暖化対策 久保田宏 東京工業大学名誉教授 地球温暖化防止に全く機能しない京都議定書方式 20 世紀末の地球大気中の温度上昇が 文明活動の排出する膨大な量の CO 2 などの温暖化効果ガス ( 以下 C

B.2 モニタリング実績 (1) 活動量 ( 燃料消費量 生成熱量 生産量等 ) 記号 モニタリング項目 定義 単位 分類 1 モニタリング方法 概要 頻度 実績値 モニタリング実績 計測対象期間 ( 年月日 ~ 年月日 ) 備考 F PJ,biosolid プロジェクト実施後のバイオマス固形燃料使

スマートコミュニティと新しいビジネス ~エネルギー関連新規ビジネスを促進するために~

『エネルギー・レポート

Trung Tâm Phát Triển Sáng Tạo Xanh

RIETI Highlight Vol.66

目次 Ⅰ エネルギー供給の概要 1. 主要国の一次エネルギー供給構成 1 2. 主要国の石油輸入依存度 2 3. 我が国の一次エネルギー供給状況の推移 3 Ⅱ 石油 1. 世界の石油消費量の推移 4 2. 我が国の石油需給原油輸入状況 ( 国別 ) 5 製油所の能力と立地状況 6 石油製品生産量の推

参考資料 1 約束草案関連資料 中央環境審議会地球環境部会 2020 年以降の地球温暖化対策検討小委員会 産業構造審議会産業技術環境分科会地球環境小委員会約束草案検討ワーキンググループ合同会合事務局 平成 27 年 4 月 30 日


23 年のエネルギーミックス 一次エネルギー供給構成 発電構成 6 原油換算百万 kl 億 kwh % 24% 再生可能 ( 含水力 ) 原子力 % 1% ,666 9,88 1,65 17% 程度の省エネ 再生可能 22~24

緒論 : 電気事業者による地球温暖化対策への考え方 産業界における地球温暖化対策については 事業実態を把握している事業者自身が 技術動向その他の経営判断の要素を総合的に勘案して 費用対効果の高い対策を自ら立案 実施する自主的取り組みが最も有効であると考えており 電気事業者としても 平成 28 年 2


第 1 章 L P ガスはクリーンエネルギー LP ガスとは LP ガス (LPG) とは Liquefied Petroleum Gas( 液化石油ガス ) の略称で プロパン (C3H8) やブタン (C4 H10) を主成分とするガス体エネルギーです 特に主成分がプロパンの場合は プロパンガス

化学産業と化学技術の環境貢献 本稿は 化学装置 2010 年 3 月号に筆者が掲載した報文 化学産業 の環境経営と環境貢献 の一部を加筆 削除 修正したものである 環境企画 松村眞 はじめに 環境対策には 環境負荷物質の発生を抑制する上流の分野と やむを得ずに作られてしまう環境負荷物質を無害化する下

水力の導入ポテンシャル発電量の総発電量に対する比率 *6 ; 環境省報告書 ( 文献 1-2) には記載なし この値は 国内の人口林が 100 % 利用されたと仮定し 用材の生産 使用の残り廃棄物の全量を発電に利 用した場合の推算値 ( 文献 1-3 ) FIT 制度の適用を前提とした再エネ可能発電

図 1 AEO2008 及び前回発表における1980~2030 年の米国液体燃料供給 消費及び純輸入 ( 百万バレル / 日 ) 前回発表 消費 純輸入 前回発表 生産 3.AEO2008 基準ケースの統計及び分析 (1) 石油価格 EIAの世界的石油価格は前年より高い数値となっているが 現在の記録

電力事情 BOP 実態調査レポート 調査実施日 :2012 年 12 月 調査対象 ヒヤリング : ダッカ電力供給会社 (DESCO) ダッカ農村電化庁 (REB) アンケート : ダッカ ( 都市と農村の中間地にあるサバール地域 ) の 26 名 ( 男性 6 名 女性 20 名 ) バングラデシ

家庭の中で最も多くの電力を消費するのが電気冷蔵庫 (14.2%) で 家庭全体の電力消費量の約 7 分の 1 を占めています 続いて照明 (13.4%) テレビ (8.9%) エアコン (7.4%) といった順番になっており この 5 種類を合わせると全体の約 44% になります ( 図 ) この中

目次 Ⅰ エネルギー供給の概要 1. 主要国の一次エネルギー供給構成 1 2. 主要国の石油輸入依存度 2 3. 我が国の一次エネルギー供給状況の推移 3 Ⅱ 石油 1. 世界の石油消費量の推移 4 2. 我が国の石油需給原油輸入状況 ( 国別 ) 5 製油所の能力と立地状況 6 石油製品生産量の推

平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

バイオマス比率をめぐる現状 課題と対応の方向性 1 FIT 認定を受けたバイオマス発電設備については 毎の総売電量のうち そのにおける各区分のバイオマス燃料の投入比率 ( バイオマス比率 ) を乗じた分が FIT による売電量となっている 現状 各区分のバイオマス比率については FIT 入札の落札案

今回の調査の背景と狙いについて当社では国のエネルギー基本計画の中で ZEH 普及に関する方針が明記された 200 年より 実 邸のエネルギー収支を調査し 結果から見えてくる課題を解決することが ZEH の拡大につなが ると考え PV 搭載住宅のエネルギー収支実邸調査 を実施してきました 205 年

参考資料2 プラスチック製品の生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況 2016年

目次 平成 30 年 6 月環境経済観測調査地域別統計表 ページ 表 A 地域別対象企業数及び回答率 1 表 1-1 我が国の環境ビジネス全体の業況 主業別 2 表 1-2 発展していると考える環境ビジネス 4 表 2-1(1) 現在行っている環境ビジネス数 主業別 6 表 2-1(2) 現在行って

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はじめに 1. 原子力発電拡大の理由付け 2. 発電費用について 発電のコストとは何か 電力別 ( 火力 水力 原子力 ) 財政的支出 ( 開発 立地 ) 総合的単価 3. 再処理 核燃料サイクルについて 再処理にいくらかかるのか 再処理の費用負担のあり方 4. 事故費用を総体としてとらえる 5.

01扉.indd

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エネルギー規制 制度改革アクションプラン (11 月 1 日 ) の概要 重点課題と詳細リスト 現時点で政府が取り組むこととしている又は検討中の事項を 実施 検討事項詳細リスト (77 項目 ) として取りまとめ その中から 3つの柱で計 26 項目の重点課題を特定 1 電力システムの改革 (9 項

スライド 1

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1. 太陽光発電のコストパフォーマンス 奈良林氏 太陽光について, 実は実力的には原発の 1/10 しか電気が出ていない. しかも, コストは 10 倍高い. ですから,100 倍コストパフォーマンスが悪いです 原発の 1/10 しか電気が出ていない 意味不明? コストパフォーマンスは,1kWh あ

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

アジア/世界エネルギーアウトルック 2013

Qfuel, ベースラインエネルギー使用量 GJ/ 年 Qheat, 事業実施後使用熱量 GJ/ 年 事業実施前のボイラーのエネルギー消費効率 4 % Fheat, ΔTheat, 事業実施後の設備で加熱された温水の使用量又は熱媒油の流量事業実施後の設備で加熱された温水又は熱媒油の熱利用前後の温度差

資料2-1 課税段階について

これは 平成 27 年 12 月現在の清掃一組の清掃工場等の施設配置図です 建替え中の杉並清掃工場を除く 20 工場でごみ焼却による熱エネルギーを利用した発電を行っています 施設全体の焼却能力の規模としては 1 日当たり 11,700 トンとなります また 全工場の発電能力規模の合計は約 28 万キ

注 1: 要件の判断に係る算定に当たっては 複数の発電用の電気工作物が同一の接続地点に接続している場合は 一つの発電用の電気工作物とみなす 注 2: 特定発電用電気工作物に該当しない電気工作物は 発電事業の要件 ( 小売電気事業用等接続最大電力の合計が 1 万 kw 又は 10 万 kw を超えるも

(仮称)姫路天然ガス発電所新設計画 環境影響評価方法書のあらまし

( 出所 ) 中国自動車工業協会公表資料等より作成現在 中国で販売されている電気自動車のほとんどは民族系メーカーによる国産車である 15 年に販売された電気自動車のうち 約 6 割が乗用車で 約 4 割弱がバスであった 乗用車の中で 整備重量が1,kg 以下の小型車が9 割近くを占めた 14 年 8

Transcription:

震災に学ぶ, 今後のエネルギーと環境問題 村松淳司東北大学多元物質科学研究所教授 1

3.11東日本大震災 2011/3/11 14:46 2 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム

Sendai City Tohoku Univ. Sendai Station Area Flooded by Tsunami Geographical Survey Institute

工学研究科人間 環境系実験研究棟 青葉山キャンパス 電子光理学研究センター ( 富沢 ) 粒子加速装置 工学研究科附属マイクロ ナノマシニング研究教育センター 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム 4

震災で学んだこと 復旧は電力, 水道, 都市ガス プロパンガスはもっと早い ガソリン, 灯油の不足, 枯渇 オール電化に足かせ 都市ガスは最後 原発による電力不安 脱原発の方向性とは? 5

復旧率推移 6

電力の復旧 7

都市ガスの復旧率 8

水道の復旧率 9

原発に対する国民意識 10

原発政策見直しについて 11

一次エネルギー 供給量 どれだけ増えるか 減るか 時間軸 いつ頃 供給可能か なくなるか 経済性 他と比べ コストパフォーマンスは 環境調和性 環境負荷は? 地球温暖化は? 利便性 エネルギー収支 物質収支 御園生誠先生による 12

日本の一次エネルギー過去 未来 1960 1970 2000 2009 2030 *1 総計 1.0 3.2 5.6 5.2 5.9 石油 ( 含 LPG) 38 72 52 45 38 % 石炭 41 20 18 20 20 天然ガス 1 1 13 17 16 原子力 0 0 12 11 18 *2 水力 地熱 16 6 4 3 3 *3 その他 5 1 2 3 5 *1 2009.8 年予測 ( 努力継続ケース ) *2 原発増設 ( 電力の半分 ) *3 新エネルギー など ( 大部分は廃棄物等の熱利用 ) 御園生誠先生による 13

2004 年 世界の現実 ; エネルギー需給 112 億石油換算トン 石油 34% 石炭 24% 化石燃料 80.3% IEA 予測 (2006) CRW, 在来型バイオマスと廃棄物原子力水力 天然ガス 22% 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム 日本総量 5.2 億トン 石油 50%, 石炭 21%, 天然ガス 14%, 原子力 12% 再生可能エネルギー新バイオ燃料 0.2%, 風力 0.1%, 地熱 0.1%, 太陽光 0.02% 2030 年予測 171 億トン (1.53 倍 ) 天然石油石炭ガス化石燃料 81.1% 再生可能エネルギー 1.36 倍 (2035) IEA/WEO2010 新政策シナリオ不確実としている 御園生誠先生による 14

資源埋蔵量と可採年数 確認埋蔵量 年間生産量 可採年数 石油 1.24 兆バレル 300 億バレル 42 年 天然ガス 177 兆立方メートル 2.94 兆立方メートル 61 年 石炭 8480 億トン 64.8 億トン 130 年 ウラン 547 万トン 4.1 万トン 133 年 ( 再利用なし ) この他に非在来型の石油 天然ガス ( とくにシェールガス ) の埋蔵量が 同程度以上があるとされる 石油可採年数の推移 OGJ : 50 年 (2007), 50 年 (2006), 49 年 (2005), 49 年 (2004), 44 年 (2001) JOGMEC: 40.5(2006), 40.6(2004), 40.6(2002), 39.9(2000), 41.0(1998) 御園生誠先生による 15

16

ドイツの脱原発再生可能エネルギーによる発電量 電力の 17% 全エネルギーの 2.5% 17

欧州の電力輸出入の状況 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム ( フランスの例 )(2008 年 ) 18

現状を把握しよう 世界のエネルギーの状況 19

エネルギー源構成 20

エネルギー源構成 21

22

電気料金の国際比較 (2009 年 ) 23

24

25

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稼働中原発の発電設備容量 35

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40

脱原発の最右翼? 再生可能エネルギー 41

世界の太陽光発電の導入状況 ( 累積導入量の推移 ) 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム 42

世界の風力発電の導入状況 43

世界の地熱発電設備 (2010 年 ) 44

1 人当たりの電力消費量 ( 地域別 ) 45

世界の電力消費量の推移 ( 地域別 ) 46

世界の電源設備構成と発電電力量 47

主要国の発電電力量と発電電力量に 占める各電源の割合 (2008 年 ) 48

海外における地 域熱供給の状況 49

発電コスト 50

投資額, 敷地面積など 51

52

スマートグリッド 地域とマスエネルギー 53

エネルギー供給の考え方 マスエネルギーとしての電力 企業, 地域 家庭 送配電分離 日本版 ISO 災害に強いエネルギー供給 LPG エコウィル エネファーム 54

天然ガスコンバインドサイクル 発電の熱効率 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム 発電方式 排熱回収式コンバインドサイクル 汽力発電 ( 参考 ) 発電効率 発電端発熱量基準温度条熱効率 (%) 件 ( ) 高位低位 備考 1100 43 50 1300 50 再熱サイクル蒸気タービン 改良型コンバインドサイクル発 55 電 通称 ACC(More Advanced Combined Cycle) 1400 51 57 蒸気冷却式燃焼器再熱サイクル蒸気タービン 1500 53 蒸気冷却式燃焼器再熱サイクル蒸気タービン 通称 60 MACC(More Advanced Combined Cycle) 1600 蒸気冷却式燃焼器再熱サイクル蒸気タービン 通称 61 MACCII(More Advanced Combined Cycle II) 1700 60 水素燃料蒸気冷却式燃焼器再熱再生サイクル蒸気タービン 600 40 43 再熱再生サイクル蒸気タービン 55

発電効率の変遷 三菱重工技報 Vol.48 No.3 (2011) 発電技術特集 56

トリプルコンバインドサイクル システム 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム 三菱重工技報 Vol.48 No.3 (2011) 発電技術特集 57

トリプルコンバインドサイクルシス テムのエネルギーバランス例 三菱重工技報 Vol.48 No.3 (2011) 発電技術特集 58

SOFC-MGT コンバインドサイク ルシステム 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム 三菱重工技報 Vol.48 No.3 (2011) 発電技術特集 59

システム性能試験結果 60 三菱重工技報 Vol.48 No.3 (2011) 発電技術特集

天然ガス輸入価格推移 61

62

天然ガス田分布 63

LNG の供給国別輸入量の推移 64

LNG の電力 都市ガス用販売量 の推移 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム 65

LNG 輸入価格の推移 66

天然ガスの国産 輸入別の供給 量 67

災害に強い LPG 68

家庭のエネルギー 69

70

71

72

新潟県中越沖地震における ライフライン復旧グラフ 未来エネルギーシステムに関する対話シンポジウム 73

LPG の国産 輸入別の供給量 74

LP ガスの輸入先 (2010 年度 ) 75

LP ガスの用途別消費量の推移 76

LP ガス輸入 (CIF) 価格の推移 77

LPG エコウィル 78

LPG エネファーム 79

エネファーム + 太陽光発電 80

81

地域エネルギーという考え方 災害に強いエネルギー LPG, 電気, 個人宅 + 地域 スマートグリッドに近い 新田舎型エネルギーシステムの構築 LPG+ 太陽光 直流電気 + 蓄電池 82

マスエネルギーと地域 送配電の分離 交流と直流 新田舎型地域エネルギーシステム 災害に強いエネルギーシステムへ 83