厚労省による RCF 規制の経緯 予定 平成 23 年度 有害物ばく露作業報告 1~3 月書面調査 ( 前年度の使用量 用途等 ) 平成 24 年度 初期リスク評価 (2012 年 4 月 ~ 翌年 3 月 ) ~7 月 一次調査 ( 書面調査 ) ~10 月 二次調査 ( ばく露濃度測定 ) ~1 月 調査結果に基づき詳細リスク評価へ移行 高リスク6 作業を指定 ( 最大で1.8f/mlという測定結果 ) 秤量 投入 研磨 切断 梱包 巻取 平成 25 年度 詳細リスク評価 (2013 年 4 月 ~ 翌年 3 月 ) 追加調査により評価値 0.2f/mlを大きく越える作業がみられ 作業工程に共通した要因であるため規制化の検討が必要と判断された 平 平成 26 年度 法制化に向けたに向けた検討 (2014 年 4 月 ~ 翌年 3 月 ) 7 月 化学物質のリスク評価検討会報告書 労働者の健康障害防止措置に係る検討会の開催 ( 計 7 回 ) (RCF 工業会 日本工業炉協会 日本鉄鋼連盟の3 団体より意見収集 ) 2 月 化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会報告書 平成 27 年度 法制化 ( パブコメ ) (2015 年 4 月 ~ 翌年 3 月 ) 公表 回答 6/18 8/12 労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令案労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令案 に係るパブコメ募集 1 6/25 9/17 労働安全衛生規則等の一部を改正する省令案労働安全衛生規則等の一部を改正する省令案 に係るパブコメ募集 2 8/11 9/30 特化物障害予防規則の規定に基づく厚生労働大臣が定める性能等の一部を改正する告示 に係るパブコメ募集 3 1
厚労省による RCF 規制の経緯 予定 平成 27 年度 (2015 年 4 月 ~ 翌年 3 月 ) 関係法令 法制化 ( 関係法令 関係通達関係通達 8/12 9/17 9/30 改正政令と新旧条文対照表 労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令 ( 平成 27 年 8 月 12 日政令第 294 号 ) 改正省令 ( 附則を含む ) と新旧条文対照表 労働安全衛生規則等の一部を改正する省令 ( 平成 27 年 9 月 17 日厚生労働省令第 141 号 ) 改正告示と新旧対照条文 特定化学物質障害予防規則の規定に基づく厚生労働大臣が定める性能等の一部を改正する告示 ( 平成 27 年 9 月 30 日厚生労働省告示第 404 号 関係通達 9/30 10/5 改正政省令の施行通達 労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令及び労働安全衛生規則等の一部を改正する省令の施行について 告示 ( 作業環境測定基準 作業環境評価基準等 ) の適用通達 特定化学物質障害予防規則の規定に基づく厚生労働大臣が定める性能等の一部を改正する告示の適用等について ( 平成 27 年 10 月 5 日付け基発 1005 第 3 号 ) パンフレット等 準備中準備中 特定化学物質障害予防規則等の改正 ( リフラクトリーセラミックファイバーの追加 ) に係るパンフレット 作業環境測定に関するパンフレット 2
今後の RCF 規制導入のスケジュール 措置事項 1 容器 包装への表示 ( ラベル ) 2 文書による通知 3 計画の届出 4 発散抑制装置 5 作業主任者 平成 27 年平成 28 年平成 29 年 11 2 5 8 11 2 5 8 11 備考 6 作業環境測定屋内作業所 7 健康診断 8 特別管理物質としての措置 9 RCF を扱う場合の措置 過去にRCF 取扱い業務に従事した者で 現在も従業員である者 RCF 取扱い業務に常時従事する労働者作業場に取扱い上の注意事項等の掲示作業記録の保存呼吸用保護具の着用床等の構造 3
労働安全衛生法施行令の一部一部を改正改正するする政令 ( 平成 27 年政令第 294 号 )8/12 (1) 施行令の一部一部改正 RCF 製品 : ア. 名称名称を表示表示すべきすべき危険物及危険物及び有害物有害物 へ追加イ. 特定特定化学物質化学物質の第 2 類物質物質 へ追加 作業主任者の選任選任 作業環境測定作業環境測定の実施実施 及び特殊健康診断特殊健康診断の実施ウ. 配置配置転換後転換後の健康診断健康診断を行うべきうべき有害有害な業務業務 へ追加過去に RCF 取扱い業務業務に従事従事したした者で 現在現在も従業員従業員であるである者は特殊特殊健康健康診断診断の対象対象であるエ. 作業作業主任者主任者を選任選任すべきすべき作業作業 作業作業環境測定環境測定を行うべきうべき作業場作業場 及び 健康診断健康診断を行うべきうべき有害有害業務業務 への追加 (2) 施行期日 : 平成 27 年 11 月 1 日 (3) 経過措置 : ア. 作業主任者主任者の選任選任に関するする経過措置 : 平成 29 年 10 月 31 日までのまでの間 ( 施行後 2 年間 ) イ. 表示対象物に関するする経過経過措置 : 平成 28 年 4 月 30 日までのまでの間 ( 施行後半年間 ) ウ. 作業環境測定に関するする経過措置 : 平成 28 年 10 月 31 日までのまでの間 ( 施行後 1 年間 ) 4
労働安全衛生規則等の一部一部を改正改正するする省令 ( 平成 27 年厚生労働省令第 141 号 )9/17 (1) 安衛則の一部改正 RCF 製品 : イ. 表示表示対象対象物質物質 への追加 RCFの裾切値裾切値を 1% と規定ウ. 通知対象物質物質 の範囲範囲の変更 RCFの裾切値裾切値を 0.1% と規定エ. 計画の届出届出をすべきをすべき機械機械等 への追加 (2) 施特化則の一部一部改正 RCF 製品 : イ. 管理管理第 2 類物質 へのへの追加 大量漏洩によるよる急性中毒急性中毒のリスクはのリスクは低いウ. 適用適用除外除外 ( ア ) バインダーによりより固形化固形化されたされた物そのその他の RCF 等の粉じんのじんの発散発散を防止防止するする処理処理が講じられたじられた物を取り扱う業務 ( 当該物の切断切断 穿孔穿孔 研磨等研磨等の RCF 等の粉じんがじんが発散発散するおそれのするおそれのあるある業務業務を除く ) ( ウ ) RCF 等の粉じんのじんの発散発散を防止防止するする処理処理が講じられたじられた物 とはとは バインダーの使用又使用又は熱処理加工熱処理加工によりにより発じんじん防止処理防止処理がされたがされた成形品及びペーストペースト状の湿潤化湿潤化された RCF 等の製剤製剤をいうことをいうこと また 一定一定の形状形状を保つようよう加工加工がされたがされた製品製品であればであれば そのその製品自体製品自体を切断切断 研磨等研磨等 粉じんがじんが発散発散するおそれのあるするおそれのある取扱取扱いをいを行わないわない限り 適用除外業務適用除外業務に該当該当することすること 5
エ. 特定特定化学物質作業化学物質作業主任者主任者 の選任及選任及び職務 特定化学物質及び四アルキルアルキル鉛等作業鉛等作業主任者主任者技能講習技能講習を修了修了したした者のうちからのうちから選任オ. 作業環境測定測定 の実施及実施及びそのびその結果結果の評価並評価並びにこれらのびにこれらの結果結果の記録記録の保存カ. 特別管理物質物質 へのへの追加 作業作業場内場内掲示掲示 作業記録作業記録の作成及作成及び記録記録の 30 年間保存保存 特殊特殊健康診断健康診断の結果結果の記録記録の 30 年間保存並びに記録記録の提出提出 の対象対象となるなる キ. RCFに係る措置措置 RCF 等を製造し 又は取り扱う作業を行う場合には 以下の措置を事業者に義務付ける 1 当該作業を行う作業場の床等は 水洗等によって容易に掃除できる構造のものとし 水洗する等粉じんの飛散しない方法によって 毎日一回以上掃除すること 2 以下のアからウまでの作業に労働者を従事させるときは 呼吸用保護具及び作業衣又は保護衣を使用させるとともに RCF 等の粉じんの他の作業場への飛散を防止するため RCF 等を塗布し 注入し 又は張り付けた物に覆いを覆いを設ける設ける等の措置を講ずること ア RCF 等を切断 穿孔 研磨し 張り付ける等の作業イ RCF 等を塗布し 注入し 又は張り付けた物の補修の作業ウ RCF 等を塗布し 注入し 又は張り付けた物の解体 破砕等の作業 3 2 ウの作業に労働者を従事させるときは RCF 等の粉じんを湿潤な状態にする等の措置を講じ また 当該作業を行う作業場所に RCF の切りくず等を入れるための蓋のある容器を備えることを義務付ける 6
キ. RCFに係る措置措置 ( ア ) 二次発じんをじんを防止防止するためのするための措置措置を規定規定したした 特に発じんのじんのおそれがおそれが高い RCF 等を窯 炉等炉等に張り付けるけることこと等の断熱又断熱又は耐火耐火の措置措置を講ずるずる作業 又はRCF 等を用いていて断熱又断熱又は耐火耐火の措置措置を講じたじた窯 炉等炉等の補修補修 解体解体 破砕等破砕等の作業作業に労働者を従事従事させるときはさせるときは 当該労働者労働者に有効有効な呼吸用保用保護具護具を使用使用させるさせる等の措置措置を規定規定したことしたこと ( イ ) 作業場の床等 ( 窓枠 棚を含む ) を水洗水洗等によによって容易容易に掃除できるできる構造構造としとし 粉じんのじんの飛散しないしない方法によによって 毎日 1 回以上掃除することすること ( ウ ) 水洗等にはには超高性能 (HEPA) フィルター付の真空掃真空掃除機除機が含まれるまれる ( オ ) 窯 炉等炉等の補修補修の作業作業 及び 窯 炉等炉等の解体解体 破砕等破砕等の作業作業 にはには RCF 等にばくにばく露するするおそれのないおそれのない窯 炉等炉等におけるにおける作業作業は含まれないまれないものであることものであること ( カ ) それそれ以外の作業作業を行う作業場作業場所からから隔離隔離することすること とはとは 例えば 作業場所をビニビニールールシートート等で覆うことこと等によりにより RCF 等の粉じんがじんが他の作業場作業場所に漏れないようにするものであることれないようにするものであること ( キ ) 隔離隔離することがすることが著しくしく困難困難であるである場合 の 必要必要な措置措置 にはには以下以下のものがのものが含まれるまれる 1 RCF 粉じんにじんにばくばく露するおそれがあるするおそれがある作業場作業場所においておいて作業作業に従事従事するする労働者労働者に ( ク ) に掲げる呼吸用保用保護具護具を含む適切適切な呼吸用保用保護具護具及び作業作業衣又は保護衣護衣を着用させること 2 可能な場合にあにあってはては RCFを湿潤湿潤な状態とすること 7
キ. RCFに係る措置措置 ( ク ) 有効有効な呼吸用保用保護具護具 とはとは 100 以上の防護係数が確保できるものできるものでありであり 具体的にはには 粒子捕集効率が 99.97% 以上の全面形の面体を有するする電動電動ファファン付き呼吸用保護具 粒子捕集効率が99.97% 以上の半面形の面体を有するする電動電動ファファン付き呼吸用保用保護具護具のうちうち 漏れ率が1% 以下 ( 電動ファファン付き呼吸用保用保護具護具の規格平成 26 年厚生労働省労働省告示第 455 号 ) で定めるめる漏れ率によるによる等級が S 級又はA 級 ) であって ( ケ ) の方法によりにより 労働者労働者ごとにとに防護係数が 100 以上であるであることことが確認確認されたもの ( ケ ) 当該労働者労働者に初めてめて使用使用させるときさせるとき及びそのびその後 6 月以内ごとに 1 回 定期定期に 日本工業規工業規格 T8150で定めるめる方法によりにより防護係数を求めることによりめることにより行うことうこと なお 事業者事業者は 当該当該確認確認を行ったときはたときは 労働者労働者の氏名 呼吸用保護具の種類 確認確認を行った年月日及年月日及び防護係数の値を記録記録し これを 30 年間保存保存することすること ( コ ) 作業作業衣 は粉じんのじんの付着しにくいものしにくいものとすることとすること また 保護衣護衣 は 日本工業規工業規格 T8115に定めるめる規格に適合する浮遊固体粉固体粉じんじん防護用密閉服密閉服が含まれる. 8
(3) 経過措置 : ア. 計画の届出届出に関するする経過措置 : 設備 ( 発散抑制抑制措置 ) 等の設置若しくはしくは移転又転又は主要構造要構造部分の変更変更を平成 28 年 1 月 31 日までのまでの間 ( 施行後 3 月 ) に行う場合にはには 計画計画の届出届出を要しないしない ウ. 第 2 類物質の製造等に係る設備設備に関するする経過措置 : 現に存するものについてはするものについては 平成 28 年 10 月 31 日までのまでの間 ( 施行後 1 年間 ) は 適用適用しないしない キ. 床に関するする経過措置 : 平成 28 年 10 月 31 日までのまでの間 ( 施行後 1 年間 ) (4) その他 :RCFに関するする粉じんじん則等則等の適用 RCFは 鉱物 ( 人工物を含む ) の一種一種であること また 耐火物として使用される場合があることから RCF 等を製造し 又は取り扱う業務のうちを製造し 又は取り扱う業務のうち一部一部の業務については 粉じん障害防止規則 ( 昭和 54 年労働省令第 18 号 以下以下 粉 粉じんじん則 という ) 別表第 1 に規定する 粉じん作業 及びじん肺法じん肺法施行規則 ( 昭和 35 年労働省令第 6 号 ) 別表に規定する 粉じんじん作業 作業 に該当に該当する場合があること このため このような業務については 今回の改正政省令の規定に加えて加えて 粉 粉じんじん則並びにじん肺法 ( 昭和 35 年法律第 30 号 ) 及びじん肺法施行規則規則の規定が適用されること 9