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Q&A で読み解く 担い手 3 法 改正ポイント 5 月 29 日の衆院本会議で改正公共工事品質確保促進法 ( 公共工事品確法 ) 改正公共工事入札契約適正化法 ( 入契法 ) 改正建設業法の3 法が全会一致で可決 成立した 一連の法改正は インフラの品質確保とその担い手の確保を実現することを大きな

公共工事における予定価格設定時の 歩切り に関する調査の結果について 平成 27 年 4 月 28 日総務省国土交通省 昨年 6 月の公共工事の品質確保の促進に関する法律 ( 平成 17 年法律第 18 号 以下 公共工事品質確保法 という ) の改正により 予定価格の適正な設定が発注者の責務として

事務連絡 平成 30 年 11 月 9 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 公共工事の円滑な施工確保について 公共工事の適正な入札及び契約を通じて建設業の健全な発達を図るとともに 平成 30 年 7 月豪雨や平成 30 年北海道胆振東部地震等の大規模災害からの復旧 復興の加速

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減額の理由H27.5 以降 < 調査事項及び回答の概要 > 1. 歩切りの違法性及び定義等についての理解 リーフレット ( 別添 ) の内容を確認 理解したリーフレット ( 別添 ) の内容を確認 理解していない ( 1) 1,783 団体 5 団体 ( 1) 理解していない とした主な理由 設計書

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

I. 担い手の確保 育成 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む現場や様々な取組の共有を図り 建設業の取り組む 働き方改革 を応援します 新規 1 整備局ホームページ内に 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む企業 ( 工事 ) を紹介して

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

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Microsoft PowerPoint - 【資料6】業務取り組み

働き方改革実現に向けた週休二日の取得に関する取組について 直轄工事における週休二日取得の取り組み 施工時期の平準化適正な工期設定 週休二日算定が可能な 工期設定支援システム の導入 工事着手準備期間 後片付け期間の見直し 余裕期間制度の活用週休二日を考慮した間接費の補正 < 週休二日対象工事 > 対

< 調査における留意事項 > 本調査の回答に当たって 歩切り の違法性及び定義について示したリーフレット ( 別添 ) により 調査の趣旨 目的を確認いただき 地方公共団体の長等 予定価格の設定に権限と責任を有する方の判断を経た上での回答を依頼しています 今回の調査の結果を踏まえ 歩切り を行ってい

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働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

公共建築改善プロジェクト(仮)

建築積算士更新講習

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一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

Microsoft Word - ★01H26試行工事.doc

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国土交通省関係平成 28 年度予算の全体像 1. 国費総額 (1) 一般会計 5 兆 7,767 億円 (1.00 倍 ) 公共事業関係費 5 兆 1,787 億円 (1.00 倍 ) 〇一般公共事業費 5 兆 1,252 億円 (1.00 倍 ) 〇災害復旧等 534 億円 (1.00 倍 ) 非

建設工事従事者の安全及び健康の確保に 関する三重県計画 平成 31 年 4 月 三重県

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

第 2 中小企業者の受注の機会の増大のために講ずる措置に関する事項機構は 中小企業 小規模事業者の受注の機会の増大を図るために 基本方針に即すとともに 次のとおり取り組む 1 東日本大震災の被災地域等の中小企業 小規模事業者に対する配慮 (1) 適正な納期 工期の設定被災地域における工事の発注におけ

はじめに 平成 26 年に品確法 (*1) 及び同法に基づく基本方針 (*2) が改正され 新たに発注者の責務として 適切な工期を設定するよう努めること が規定されました 品確法では 公共工事は 国民生活及び経済活動の基盤となる社会資本を整備するものとして社会経済上重要な意義を有しており その品質は

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懸念事項

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

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PowerPoint プレゼンテーション

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

Microsoft Word - 契約の方針(案)

1

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管理技術者の手持ち業務量の制限等の試行について【改正全文】

第三者による品質証明制度について 参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

平成 30 年 3 月 22 日 民間発注企業の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 建設業の働き方改革の推進について 政府の 働き方改革実行計画 ( 平成 29 年 3 月 28 日働き方改革実現会議決定 ) においては 労働基準法の改正の方向性として 労使協定を結ぶ場合においても上回ることのできな

個人情報の保護に関する規程(案)

公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

2 低入札対策の拡充

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事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

工事の定義 1. 工事 建設業法等に定義なし 建設業法における用例 : この法律において 建設工事 とは 土木建築に関する工事で別表第一の上欄に掲げるものをいう ( 建設業法第 2 条第 1 項 ) 出典 意味 広辞苑 明鏡国語辞典 デジタル大辞泉 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 )

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

平成23年度第1回人材確保・育成部会

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

1, H H17 4.2H17

円高の是正と経済対策の実施について(要望)

標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

Microsoft Word - QandA-tyougai

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1. 休日 適正工期の確保について 働き方改革関連法がいよいよ今年 4 月に施行します そんな中で建設業界でも 大手ゼネコンで組織する日本建設業連合会 ( 日建連 ) が 2019 年度末までに 4 週 6 閉所以上を実現することを中間目標とし 2021 年度末までにすべての事業所で週休二日 ( 土

宮城県道路公社建設工事総合評価落札方式(簡易型及び標準型)実施要領

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A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

とその中長期的な担い手の確保 育成に配慮しつつ 発注関係事務の適切な実施に取り組んでいるところです 本日 国土交通省が平成 30 年 3 月から適用する公共工事設計労務単価 ( 以下 新労務単価 という ) が決定 公表され 平成 29 年 3 月から適用されている公共工事設計労務単価 ( 以下 旧

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

2 採用する受注者選定方式の検討について廃棄物処理施設整備事業で一般的に採用されている受注者選定方式は表 -2のとおりです 受注者選定方式の検討に際しての論点を下記に整理しましたので 採用する受注者選定方式について審議をお願いいたします 本施設に求められる5つの整備基本方針に合致した施設の整備運営に

について < 一般競争入札の導入について > 及びにおいては すべての団体で導入済み においては 1, 25 団体 (7.%) から 1,239 団体 (72.%) に増加 < 総合評価方式の導入について > 及びにおいては すべての団体で導入済み においては 1, 77 団体 (62.5%) から

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所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

豊橋市 PPP/PFI 手法導入優先的検討方針 効率的かつ効果的な公共施設等の整備等を進めることを目的として 多様なPPP/P FI 手法導入を優先的に検討するための指針 ( 平成 27 年 12 月 15 日民間資金等活用事業推進会議決定 ) に基づき 公共施設等の整備等に多様なPPP/PFI 手

プレゼンテーションタイトル

1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

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第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

2. 提出資料一覧表 落札予定者に求める提出資料は 要請書に示す調査区分 ( 基本調査または重点調査 ) に応じて下表に を付している内容とする なお 調査区分が 基本調査 の場合は 3 頁 ~4 頁に基づき作成すること 調査区分が 重点調査 の場合は 5 頁 ~7 頁に基づき作成すること 様式番号

技術者等及び現場代理人の適正配置について

平成 24 年度公共 事品質確保技術者更新講習 岡山県の品質確保に向けた取り組みについて 平成 24 年 11 2 岡山県土木部技術管理課杉原誠 郎 1 目次 1. 一般競争入札の拡大等入札契約適正化法施行後の取り組み 2. 総合評価方式の本格導入等品確法に基づく取り組み 3. 低入札価格調査制度及

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

業界で躍進する 工事現場 の 要 登録基幹 技能者 登録基幹技能者制度推進協議会 一財 建設業振興基金

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

多様な入札 契約特集 2. 技術提案 交渉方式について 技術提案 交渉方式は, 品確法 第 18 条の規 定により, 発注者が, 当該工事の性格等により, 仕様を確定することが困難な場合に適用される 今回のケースでは, 北側復旧ルートは 1 日も早い完成が望まれるが, 本トンネルの十分な調査が完了し

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

Microsoft PowerPoint - (※HP用) 005【済】【資料2】H31計画-0304

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

Ⅱ. 意見を交換するテーマ 1. 社会資本整備の進め方 (1) 公共事業予算の安定的 持続的な確保わが国経済は緩やかな回復基調にあるものの個人消費や民間投資は力強さを欠いており デフレからの完全脱却と安定的成長を実現する経済財政運営が 引き続き求められている 公共投資は内需を下支えするフローの経済効

役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

平成30年度事業計画書(みだし:HP用)

タイトル

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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山形県県土整備部資材単価及び歩掛等決定要領

●アレルギー疾患対策基本法案

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資料 5 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 論点 3 CM 賠償責任保険制度のあり方 論点 2 CMR に求められる善管注意義務等の範囲 建築事業をベースに CMR の各段階に応じた業務内容 目的ならびに善管注意義務のポイントを整理 CM 契約における債務不履行責任において 善管注

Transcription:

品確法の改正等と国土交通省におけるガイドライン策定等 品確法の改正等 公共工事の品質確保の促進に関する法律 ( 品確法 ) の改正 ( 平成 26 年 6 月 4 日公布 施行 ) (P.24-25) 公共工事の品質確保に関する施策を総合的に推進するための基本的な方針 ( 基本方針 ) の改正 ( 平成 26 年 9 月 30 日閣議決定 ) (P.26) 発注関係事務の運用に関する指針 ( 運用指針 ) ( 平成 27 年 1 月 30 日公共工事の品質確保の促進に関する関係省庁連絡会議申合せ ) (P.27) 国土交通省におけるガイドライン策定等 改正品確法に基づき 多様な入札契約方式の導入 活用が図られるよう 国土交通省においては 次のガイドラインを策定 公共工事の入札契約方式の適用に関するガイドライン 国土交通省直轄工事における技術提案 交渉方式の運用ガイドライン 運用指針の本格運用に向けて 地域発注者協議会の体制強化など地方公共団体との連携 支援に取り組み (P.28) 23

品確法と建設業法 入契法等の一体的改正について 24

< 背景 > 公共工事の品質確保の促進に関する法律の一部を改正する法律 ダンピング受注 行き過ぎた価格競争 現場の担い手不足 若年入職者減少 発注者のマンパワー不足 地域の維持管理体制への懸念 受発注者の負担増大 < 目的 >インフラの品質確保とその担い手の中長期的な育成 確保 改正のポイントⅠ: 目的と基本理念の追加 目的に 以下を追加 現在及び将来の公共工事の品質確保 公共工事の品質確保の担い手の中長期的な育成 確保の促進 基本理念として 以下を追加 施工技術の維持向上とそれを有する者の中長期的な育成 確保 適切な点検 診断 維持 修繕等の維持管理の実施 災害対応を含む地域維持の担い手確保へ配慮 ダンピング受注の防止 下請契約を含む請負契約の適正化と公共工事に従事する者の賃金 安全衛生等の労働環境改善 技術者能力の資格による評価等による調査設計( 点検 診断を含む ) の品質確保等 改正のポイントⅡ: 発注者責務の明確化 担い手の中長期的な育成 確保のための適正な利潤が確保できるよう 市場における労務 資材等の取引価格 施工の実態等を的確に反映した予定価格の適正な設定効果 不調 不落の場合等における見積り徴収 低入札価格調査基準や最低制限価格の設定 H26.4.4 参議院本会議可決 ( 全会一致 ) H26.5.29 衆議院本会議可決 ( 全会一致 ) H26.6.4 公布 施行 各発注者が基本理念にのっとり発注を実施 最新単価や実態を反映した予定価格 歩切りの根絶 ダンピング受注の防止等 計画的な発注 適切な工期設定 適切な設計変更 発注者間の連携の推進 等 改正のポイントⅢ: 多様な入札契約制度の導入 活用 技術提案交渉方式 民間のノウハウを活用 実際に必要とされる価格での契約 段階的選抜方式 ( 新規参加が不当に阻害されないように配慮しつつ行う ) 受発注者の事務負担軽減 地域社会資本の維持管理に資する方式 ( 複数年契約 一括発注 共同受注 ) 地元に明るい中小業者等による安定受注 若手技術者 技能者の育成 確保や機械保有 災害時の体制等を審査 評価 法改正の理念を現場で実現するために 国と地方公共団体が相互に緊密な連携を図りながら協力 国等が講じる基本的な施策を明示 ( 基本方針を改正 ) 国が地方公共団体 事業者等の意見を聴いて発注者共通の運用指針を策定 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 25

公共工事の品質確保の促進に関する施策を総合的に推進するための基本的な方針改正の概要 ( 平成 26 年 9 月 30 日閣議決定 ) < 品確法基本方針 > 26 品確法基本方針とは : 品確法 ( ) に基づき 政府が作成 発注関係事務に関する事項だけでなく 公共工事の品質確保とその担い手の確保のために講ずべき施策を広く規定 国 地方公共団体等は 基本方針に従って措置を講ずる努力義務 ( ) 公共工事の品質確保の促進に関する法律 公共工事の品質確保の担い手の中長期的な育成 確保のため 発注者責務の拡大や多様な入札契約制度の導入 活用等を規定する品確法の改正法が成立 改正のポイント Ⅰ. 各発注者が取り組むべき事項を追加 発注者の責務 担い手育成 確保のための適正な利潤が確保できるような予定価格の適正な設定( 歩切りの禁止 見積りの活用等 ) ダンピング受注の防止( 低入札価格調査基準又は最低制限価格の適切な設定 ) 計画的な発注 適切な工期設定及び設計変更( 債務負担行為の活用等による発注 施工時期の平準化等 ) 等 多様な入札契約方式の導入 活用 技術提案 交渉方式 段階的選抜方式 地域における社会資本の維持管理に資する方式等の活用 Ⅱ. 受注者の責務に関する事項を追加 受注者による技術者 技能労働者等の育成 確保や賃金 安全衛生等の労働環境の改善等が適切に行われるよう 技能労働者の適切な賃金水準確保や社会保険等への加入徹底等についての要請の実施 教育訓練機能の充実強化や土木 建築を含むキャリア教育 職業教育の促進 女性も働きやすい現場環境の整備等 Ⅲ. その他国として講ずべき施策を追加 公共事業労務費調査の適切な実施と実勢を反映した公共工事設計労務単価の適切な設定 中長期的な担い手育成 確保の観点から適正な予定価格を定めるための積算基準の検討 調査及び設計の品質確保に向けた資格制度の確立 発注関係事務の運用に関する指針( 運用指針 ) の策定及びそのフォローアップ 地方公共団体への支援等

発注関係事務の運用に関する指針 ( 運用指針 ) の主なポイント 運用指針とは : 品確法第 22 条に基づき 地方公共団体 学識経験者 民間事業者等の意見を聴いて 国が作成 各発注者が発注関係事務を適切かつ効率的に運用できるよう 発注者共通の指針として 体系的にとりまとめ 国は 本指針に基づき発注関係事務が適切に実施されているかについて定期的に調査を行い その結果をとりまとめ 公表 1 予定価格の適正な設定 予定価格の設定に当たっては 適正な利潤を確保することができるよう 市場における労務及び資材等の取引価格 施工の実態等を的確に反映した積算を行う 積算に当たっては 適正な工期を前提とし 最新の積算基準を適用する 2 歩切りの根絶 必ず実施すべき事項 歩切りは 公共工事の品質確保の促進に関する法律第 7 条第 1 項第 1 号の規定に違反すること等から これを行わない 実施に努める事項 6 工事の性格等に応じた入札契約方式の選択 活用各発注者は 工事の性格や地域の実情等に応じて 多様な入札契約方式の中から適切な入札契約方式を選択し 又は組み合わせて適用する 7 発注や施工時期の平準化 債務負担行為の積極的な活用や年度当初からの予算執行の徹底など予算執行上の工夫や 余裕期間の設定といった契約上の工夫等を行うとともに 週休 2 日の確保等による不稼働日等を踏まえた適切な工期を設定の上 発注 施工時期等の平準化を図る 3 低入札価格調査基準又は最低制限価格の設定 活用の徹底等 ダンピング受注を防止するため 低入札価格調査制度又は最低制限価格制度の適切な活用を徹底する 予定価格は 原則として事後公表とする 4 適切な設計変更施工条件と実際の工事現場の状態が一致しない等の場合 適切に設計図書の変更及びこれに伴って必要となる請負代金の額や工期の適切な変更を行う 5 発注者間の連携体制の構築地域発注者協議会等を通じて 各発注者の発注関係事務の実施状況等を把握するとともに 各発注者は必要な連携や調整を行い 支援を必要とする市町村等の発注者は 地域発注者協議会等を通じて 国や都道府県の支援を求める Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 8 見積りの活用 入札に付しても入札者又は落札者がなかった場合等 標準積算と現場の施工実態の乖離が想定される場合は 見積りを活用することにより予定価格を適切に見直す 9 受注者との情報共有 協議の迅速化 各発注者は受注者からの協議等について 速やかかつ適切な回答に努める 設計変更の手続の迅速化等を目的として 発注者と受注者双方の関係者が一堂に会し 設計変更の妥当性の審議及び工事の中止等の協議 審議等を行う会議を 必要に応じて開催する 10 完成後一定期間を経過した後における施工状況の確認 評価 必要に応じて完成後の一定期間を経過した後において施工状況の確認及び評価を実施する 27

運用指針の本格運用に向けた地方公共団体との連携 支援の取り組み 28