Microsoft Word - 町内会非常時連絡の手引【完成】2.4

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

障害者 ( 児 ) 防災アンケートの主旨 アンケートの概要 Ⅰ 避難に関すること Ⅱ 情報伝達に関すること Ⅲ 避難所及びその環境に関すること Ⅳ 日頃の備えに関すること 障害者 ( 児 ) 防災アンケート < 配布用 >

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試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

H25 港南区区民意識調査

第8章 災害復旧計画

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 30 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

戸田市災害に強いまちづくり推進ワークショップ 住民版地域防災計画作成の手引き 緊急一時避難場所を決めましょう 避難を支援する方法を考えましょう 緊急時の連絡体制をつくりましょう リーフレットを作成し 町会員に周知しましょう 参照 : 戸田市洪水ハザードマップ

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本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

( 施設名 ) における 土砂災害時の避難確保計画 各施設の状況に応じて 赤字部分を修正してください 福祉施設 医療機関両方で使用できる内容にしています 不要な部分は削除してください 施設の状況に応じて内容を追加してください ( 提出時 このテキストボックスは削除してください ) 平成 年 月

宮城県総合防災情報システム(MIDORI)

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Ⅱ 土砂災害警戒情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 該当する自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 隣接自主防災会へ情報を提供 該当自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝

-災害に備えて-

国土技術政策総合研究所 研究資料

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

首都圏で大地震が起きると 建物 が 倒 れ ま す! 揺れで建物が倒れます 窓ガラスが割れ 道路に飛び散ります 火災があちこちで起きます 特に木造の建物が集まっている 火災 が 起 き ま す! 地域では 大規模な火災が起きる場合があります 道路 が 通れ な く な り ま す! 建物が倒れて道路

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

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学校の危機管理マニュアル作成の手引

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

1 東日本大震災での多くの被害が発生!! 平成 23 年 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災は 三陸沖を震源としたマグニ チュード 9.0 仙台市内での最大震度 6 強 宮城野区 という巨大な地震でした 東部沿岸地域では 推定 7.1m 仙台港 もの津波により 家屋の浸水やライフラ

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Microsoft Word 最終【資料-4】.docx

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

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【東日本大震災発生から7年】「災害への備えに関する調査」結果 ~あなたのご家庭の備えを点検しませんか~_損保ジャパン日本興亜

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年齢別では 10 才代では 知っている人は 40.0% であるのに対し 30 才代以上では 7 割以上の人が 知っていると回答しています 図表 3 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ( 年齢別 ) 10 才代 (N=10) 40.0% 50.0% 10.0% 20 才代 (N=

対応すべき行動_0921

「避難支援プラン全体計画」の骨子

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

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職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

U2. 北朝鮮のミサイルについて Q3. 北朝鮮によるミサイル発射の現状はどうなっているのか 北朝鮮は 過去に例を見ない頻度でミサイルを発射しており 平成 28 年 8 月以降 ミサイルが日本の排他的経済水域 (EEZ) 内に落下する事例も起こっています Q4. ミサイルは 発射から何分位で日本に飛

Ⅱ 避難準備情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝達 隣接自主防災会へ情報を提供 関係団体 (

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 平成 28 年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から 発射された弾道ミサイルは 約 10

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発


平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

自主防災組織をつくろう

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事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

災害時要援護者支援マニュアル策定ガイドライン

1 計画の目的 当施設は 箱根町地域防災計画に 活動火山対策特別措置法 ( 以下 活火山法 という ) 第 6 条に基づく 避難促進施設 として定められており 活火山法第 8 条に基づき本計画を定める 本計画は 当施設に勤務する者 ( 従業員 ) 施設の利用者 施設周辺にいる登山者 旅行者等の噴火時

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あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか

目 次 第 1 計画の目的 1 第 2 平常時における取組 1 1 地域防災計画 全体計画 個別計画 1 2 避難行動要支援者名簿の作成等 1 (1) 要配慮者の把握 1 (2) 避難行動要支援者名簿の作成 2 (3) 避難行動要支援者名簿の更新と情報の共有 2 (4) 個人情報の取扱方針 3 (5

平成 26 年 3 月 28 日 気象庁 特別警報の認知度等に関する調査結果 ( 概要 ) I 調査の概要 1 目的 国民の特別警報に対する認知度 理解度を把握し 今後の特別警報の運用や利活用の促進 当庁 の周知 広報活動に資するための資料の収集 2 調査内容 (1) 特別警報の認知状況 (2) 特

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資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

北朝鮮から発射された弾道ミサイルが日本に飛来する可能性がある場合における全国瞬時警報システム (J アラート ) による情報伝達に関する Q&A Q1. 北朝鮮の弾道ミサイル発射の現状はどうなっているのでしょうか A1. 北朝鮮は過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射し 平成 28 年 8 月以降

夜久野ふれあいプラザ施設概要 保有施設 バリアフリー トイレ男女共用 - 毛布 テレビ ラジオ FAX スロープ 防災無線 - ブルーシート 12 タオル 300 枚 バスタオル 50 枚 懐中電灯 1 乾電池 ( 単一型 ) 6 カセットコンロ 2020 年 8 月 1 台 ダンボール間仕切りセッ

自治会では どのように 取り扱ったらいいの ですか? 自治会における情報の取り扱い 個人情報保護法では 持っている情報を適正に扱うことを規定しています 自治会が会員の氏名や住所 電話番号などの個人情報を持つことは 活動する上で不可欠です これからは 自治会においても大切な情報を守るため 正しい管理に

Ⅰ. はじめに はじめに 調査プロジェクトの一環として 外部会場を利用した実査 ( 会場調査 CLT やグループインタビュー等 ) の実施時における 台風 地震 火災その他の災害に対する対応の指針として ここに JMRA 外部会場における調査時の緊急時対応ガイドライン を定める 当ガイドラインは 調

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6


弾道ミサイルが発射された場合の情報伝達と取るべき行動に関する Q&A 情報伝達の概要について Q1. どのような場合に J アラートが使用されるのでしょうか A1. 全国瞬時警報システム (J アラート ) は 弾道ミサイルが日本の領土 領海に落下する可能性又は領土 領海を通過する可能性がある場合に

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() 港南区の防災 箇条 港南区の防災 箇条は平成 年に定められましたが 初めて言葉を聞いた が% と最も多く 認知度は低くなっています 内容を知っており 箇条をもとに災害時の備えを実施している は% にとどまっています [ 性年代別防災五箇条認知度 ] 高齢者の方が認知度が高くなる傾向にあり 男女

はじめに 近年は 日本各地で地震が起こり 台風 土砂災害で毎年のように被害がでています いざという時に被害に合わないためには 日ごろから備えておくことが大切です 個人 家庭でできる備え 隣近所や自主防災会でできる備えを 関市自主防災会防災訓練メニュー としてまとめました 定期的に個人 家庭の備えを確

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

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目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

2014年度_三木地区概要

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その一方で 防災行政無線の聞き取り状況の調 査では 図 3に示すように20% の人が放送内容を聞き取れなかったと答えており 今後の改善 もしくは代替え手段の充実の必要性を示唆している なお 情報の入手先としてテレビの割合が低いのは地震による停電 ( 岩手県 宮城県では95% 以上が停電 ) が原因と


防災 減災に向けた取組 ( 砂川市 )

上川口小学校 保有施設 バリアフリー 種別有無品目数量 トイレ男女共用 毛布 9 入浴シャワー設備 ガス器具 水利 避難所環境整備 男女分離 多目的 施設概要 ブルーシート 99 枚 タオル 30 シャワー 校舎にありバスタオル 5 浴槽 プロパン カセットコンロ 懐中電灯 1 校舎にあり乾電池 (

(2) 日本の領土 領海の上空を通過した場合 旧 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ 新 ミサイル発射情報 ミサイル発射情報 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第お知らせします ミサイル発射 ミサイル発射 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下

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油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

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(1) ほのぼのネット事業 目的事業内容経過方法と時期 担当係: 地域係 地域でサポートを必要としている人の発見 見守り 交流活動を 地域で暮らす住民自らが主体となって取り組む ほのぼのネット活動 の推進を通じて 住民の手による 福祉のまちづくり を展開します 1 ほのぼのネット班 28 班による見

平成24年度

大津市避難所運営マニュアル

5 防災行動マニュアルの作成 自主防災会の防災行動マニュアルを具体的に作成していきましょう 次に掲げる項目について検討し, 実施する項目の にチェックをしていきます また, 災害図上訓練で検討した結果, 課題となった事項や実施すべき事項などで, 記載されていない項目があれば追記していきましょう Ⅰ

区(支部)社協会費関係相談記録

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

どんなところを注意したらいいの? まず 建物の見分け方から始めましょう 中古住宅を購入するときは何年に建てられたかを確認してください 昭和 56 年に建築基準法が改正され 耐震基準が厳しくなりました これより古いものを旧耐震基準 新しいものを新耐震基準と呼んでいるんだよ じゃあ 昭和 56 年築 よ

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

防災業務計画 株式会社ローソン

避難勧告等の 判断 伝達マニュアル ( 土砂災害編 ) ひと 緑がかがやく田園と交流のまち 安全に安心して暮らせるまちの実現に向けて ( 概要版 ) 平成 26 年 9 月 1 日 北海道長沼町

スライド 1

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

Transcription:

町内会 自治会 災害時 非常時に備えて ~ 非常時連絡の手引き ~ 平成 25 年 2 月 室蘭市

目 次 1. はじめに 1 2. 自分でできる情報収集 1 情報収集 携帯電話を活用した情報収集 3. 町内会など組織としての備え 2 情報伝達の整備 対応組織の設置 他団体との連携 その他の活動 4. 災害の発生に備えて 6 5. 避難 7 避難の種類 避難場所 避難時の注意点 参考 室蘭市の防災に関する計画等 8 用語解説 9

はじめに 災害には 地震 津波 風水害など様々なものがあり 災害の種類ごとの対応方法や備えが必要となります また 想定外の災害や不測の事態も想定し 状況に応じた対策の心構えが大切です 特に 平成 24 年 11 月の室蘭地域の広範囲で発生した大停電では 情報の錯綜や連絡手段の断絶に加え 多くの住宅で暖房器具が停止し 情報伝達の課題や冬季停電の危険性を改めて認識しました 防災の基本は 自分の身は自分で守ることでありますが 非常時には 正確な情報の把握と 情報を地域で共有して適切な対応をとることが必要です この手引では 主に町内会 自治会における情報の収集や伝達方法及び防災への対応や体制づくりなど基本的な内容をまとめておりますので 今後の防災対策の一助になれば幸いです 自分でできる情報収集 情報収集災害時の情報伝達や収集の方法は 色々ありますが 情報が来るのを待つ の ではなく 自ら情報を取りに行く ことが大切です 情報収集手段 手段テレビラジオインターネット携帯電話 内容室蘭市のほか 全国 全道 の気象情報や被災状況が放送されます 地域 FM(FM びゅー 84.2 メガヘルツ ) では地域のきめ細かい災害情報が放送されます市のホームページで災害情報をお知らせいたします パソコンで 室蘭市 と検索してください 携帯電話を活用し気象情報や避難の状況など様々な災害情報を入手できます 1

携帯電話を活用した情報収集 携帯電話のメールアドレスを登録した方へ 情報を一斉送信するシステムが あります 室蘭地域の情報は 以下の内容のものがあります 気象情報 北海道防災情報 北海道が各地の気象情報や防災情報を提供 携帯 :http://i.bousai-hokkaido.jp/ 避難情報 ぼうさい西いぶり情報メール 室蘭市が災害時の避難情報や防災情報を提供 携帯 :bousai@ml.nishi-iburi.jp 火災情報 火災情報メール市消防が市内で発生した火災情報 ( 火災発生時配信 ) を提供 消火活動優先のため配信に時間を要する場合があります 携帯 :muroranfire@ml.nishi-iburi.jp 緊急地震速報 エリアメール市内でドコモの携帯をお持ちの方に登録せずに自動で配信されます * 機種によっては配信できない場合があります 町内会など組織としての備え 災害はいつ起こるか分かりません また 全ての人が自分で情報を得ることも困難であるため 町内会で情報を入手し 地域の方に情報を伝えることも必要です 情報伝達の仕組みや体制など事前に話し合っておきましょう 情報伝達の整備町内会などの組織が受け取った情報を全員に伝えることは 非常に難しい面もありますが 連絡体制や伝達方法など 普段から決めておくことが重要です 非常時には 市から町内会長などを通じて連絡が入ります その情報を町内会員 にどのように伝えるか決めておく必要があります 2

1. 連絡網の作成市 町内会長 副会長 防災部長 区長 班長 会員などの連絡網を図にしておく また携帯番号も把握するなどして 非常時に備えましょう 町内会連絡網の例 主に電話連絡 電話 又は直接訪問 防災部長 1 区長班長 2 区長 会員 会員 行政 A 町会 ( 会長 ) 副会長 総務部長 3 区長 4 区長 5 区長 班長 会員会員会員 会計部長 6 区長 会員 副会長 7 区長 会員 防犯部長 8 区長 2. 掲示板の設置 連絡手段が寸断された場合や どうしてよいか分からない場合など ここに行け ば情報がある 誰かがいるという場所をあらかじめ決めておきましょう 例 ) 非常時に情報を掲示する場所は 町会館 または にある掲示板 などと決めて おくと連絡手段が無くなったときに有効です 3

対応組織の設置 市内の多くの町内会では 災害などに備えた体制づくりや取り組みが行われております これらの取り組みを参考に 各町内会で実施できることを普段から考えておくことが重要です 1. 町内会 防災部 町内会組織の中に 防災部 などの専門部署をつくり 連絡網づくりや避難訓練の計画などを行います 市連町においても 防災部の設置を検討しており これらと連携し各町内会にも専門組織の設置を推進していく予定となっています 2. 自主防災組織町内会などを単位とした 自主防災組織を設置し 非常時には情報把握 避難誘導 避難所運営など自主的な防災活動を行います なお 自主防災組織の設置時には 世帯数に応じ市の補助金があります 自主防災組織補助金 自主防災活動に必要な資機材等の購入に対する補助金 対象団体自主防災組織 ( 規約や防災計画を定めていること ) 補助金額防災資機材等の購入に要する費用の額とし 世帯数に応じて交付 購入事例 発電機 照明 ( 投光機 懐中電灯 ) ポータブルストーブ テント 誘導用ベストや帽子など ( 交付は一つの組織に対し 1 回限り ) 加 入 10~ 50~ 101~ 201~ 301~ 501~ 701~ 世帯数 49 100 200 300 500 700 1,000 金額 2 万円 4 万円 6 万円 8 万円 10 万円 12 万円 15 万円 1,000 世帯を超えるときは 100 世帯ごとに 10,000 円を加算 問い合せ先防災対策課 (0143)25-2244 4

他団体との連携 災害時や 防災への備えには 町内会だけでは対応できない場合もあります 他団体などとの普段からの連携やつながりをもつことで 地域の防災力が高まります 1. 地区民生委員との連携民生委員が把握している個人情報の開示には制限がありますが 町内会と民生委員の連携は非常に重要です 町内会の中には 地区の民生委員が町内会の福祉部長を併任したり 役員が地区社協の会長を務めるなど 町内会と関係団体が一体となった連携を行っている例もあります 2. 高齢者施設や学校 各種施設等との連携地域内にある高齢者施設や学校 病院などとの連携や 情報の共有も重要です 市内の町内会では 高齢者施設入居者を地域住民と同様に捉え 定期的に懇談会を開催したり 合同避難訓練を実施している例もあります また 非常時や不審者の発生時には 町内会と学校との情報共有も必要であり 普段からの連絡体制の整備が重要です さらに 地域に立地している施設や事業所は 非常時には避難所として開放する事例もあります H24 年 11 月の停電時には 民間病院が地域住民の避難場所として施設の一部を開放した例もあり 地域での助け合いや情報共有が地域の防災力を高めます その他の活動 避難困難者を町内会が把握するための 防災マップ の作成や 非常持ち出し袋 の全戸配布など 町内会ごとに様々な対応を行っています 土砂災害や津波など 想定する災害は地域によっても異なりますので 各町内会に合った対策の検討が必要です 5

災害の発生に備えて 災害には 地震 津波 風水害などがあり その対応方法については ハザード マップなどに掲載されていますが 災害の危険度や時間的猶予の有無などによって も対応が異なります 緊急のもの ( 地震 津波 河川の増水 火事など ) 自分の身は自分で守るという心構えが大切です 高台への避難や危険な場所に近づかない等 まずは自分の身を守ります 目前に危険が迫っているときには 避難を優先しましょう 被害が予想される場合 ( 大雨や土砂災害など ) 台風や低気圧の接近など近いうちに危険な状況が予想される場合には テレビ ラジオなどから正確な情報を得て対応することが必要です また 避難に備え 非常持ち出しの品の確認や 近隣住民への声かけなど 避難指示や勧告が出た場合は速やかに対応できる準備をしましょう その他 不測の事態 ( 電気 ガス 水道 電話などの停止など ) 日常生活をする上で不測の事態が発生した場合には その状況に応じた対応が必要となります まずは 落ち着いて被害状況や復旧の見込みなど正確な情報を確認することが重要です ( 情報収集については1~2ページ ) また 町内会内での連絡や ご近所同士での情報共有も重要です 町内会の役員さんは必要に応じ町内会館を開放する等 地域の方の避難 待機場所の確保などを行いましょう 6

避難 市からの避難勧告や指示が発令された場合 また危険を感じた場合は すぐに避難をしましょう 避難場所は一時的な場所であり 自分の住んでいる家とは違って不便なので あらかじめ非常持ち出しリスト等を作成し 必要なものを準備していきましょう 避難の種類 自主避難 災害の危険を感じた自主的な避難 避難勧告 避難指示 危険と認められる地域の住民等へ市等が立ち退きを勧めるもの勧告が発令されたら原則として避難所に避難しましょう 勧告より拘束力が強く 避難のため市等が立ち退きを求めるもの 指示が発令されたらその場に留まることは危険ですので 速やかに避難しましょう 避難場所 市内の避難場所は 屋内避難所と屋外避難所に区分しているほか 施設の規模な どにより 一時避難所と広域避難所に分けて指定しています 最寄りの避難所は ハザードマップで普段から確認しておきましょう 一時避難所 町会会館など比較的小規模なもので 局部的ながけ崩れなど 小規模な災害時に使用するほか 大規模災害時には広域避難 所へ避難するための集合場所として使用します 広域避難所 学校の体育館やグラウンド 5,000 m2以上の公園などで 大規模災害時などに使用します その他臨時避難所市で指定している避難所が使用できない場合や 災害の状況により 他の場所の方がふさわしいと判断した場合には 臨時的に避難所を開設する場合があります テレビ ラジオや広報車 市に問い合わせる等 正確な情報を入手し避難場所を確認してください *H24 年の大停電の時には 停電していない町内会館などを避難所として開設しました 7

避難時の注意点 日頃からの心構えが肝心日頃から家庭で避難場所 経路 緊急時の集合場所を確認しておきましょう避難にあたっては 高齢者 障がい者など災害時要援護者に配慮しましょう 避難勧告や避難指示に従いましょう避難勧告や避難指示が発表されたら 速やかに避難所に避難しましょう 避難は徒歩で落ち着いて車で避難すると道路が混雑し 緊急車両の通行の妨げになりますので できるだけ歩いて避難しましょう 戸締まり 火の元の確認を忘れずに避難のときは ガスの元栓 ストーブなどの火の元と 窓や玄関等の施錠を確認しましょう 室蘭市の防災に関する計画等 室蘭市では 防災に関する各種の計画やハザードマップなどがありますが 改めて内容を確認し 災害に備えましょう 室蘭市地域防災計画 室蘭市防災対策課 HP に掲載 風水害や地震 津波などから市民の生命 身体や財産を保護し 災害の予防 被 害の軽減 応急対策及び復旧に関する一連の防災活動を 防災関係機関や市民が自 ら適切に実施するための事項を定めています 室蘭市ハザードマップ 室蘭市防災対策課 HP に掲載市内全戸に配布済み土砂災害 洪水 津波における危険な区域 避難場所及び各災害に応じた予防対 策等の情報をまとめているほか 具体的な災害に関する知識 情報 災害から身を 守るための行動なども掲載しています 津波避難ハンドブック 対象町内会単位で個別配布 津波浸水が予想される町内会単位で作成されたハンドブック 町内会ごとの具体 的な避難経路や避難の方法 非常持出品などが記載されています 8

災害時要援護者避難支援プラン 高齢や要介護状態などにより 自力で避難が難しい人 ( 災害時要援護者 ) は 市 へ届けていただくことで 町内会のご協力もいただきながら最寄りの支援者を紹介 します 問い合せ先防災対策課 (0143)25-2244 ~ 用語解説 ~ ハザードマップ 災害ごとの危険な区域や避難場所を示した地図 室蘭市のハザードマップは 予防対策の情報や具体的な災害に関する知識 災害から身を守るための行動なども掲載 自主防災組織 町内会等による防災組織 設置時には市の補助金有り 災害時要援護者 災害の時に自力で避難が困難な人 要介護認定 3 以上 身体障害者手帳 2 級以上 療育手帳 A 精神障害者保健福祉手帳 1 級 65 才以上単身世帯または 65 歳のみの世帯 妊産婦及び乳幼児 日本語に不慣れな在住外国人など 地域 FM( コミュニティ FM) 地域情報を発信する FM( ラジオ ) 放送で 災害時にはきめ細かい防災情報などが発信されます 室蘭地域には FM びゅ ~ があり FM の 84.2 メガヘルツで放送番組が流れています 9

町内会 自治会災害時 非常時町に備えて ~ 非常時連絡の手引 ~ 作成 : 室蘭市地域生活課 051-8511 室蘭市幸町 1 番 2 号 ( この冊子に関するお問い合わせ先 ) 防災 災害に関すること室蘭市防災対策課 Tel 0143-25-2244 E-mail : bousai@city.muroran.lg.jp 町内会 自治会に関すること室蘭市地域生活課市民活動係 Tel 0143-25-2223 E-mail : kyodo@city.muroran.lg.jp