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「節電対策パンフレット」(家庭向け)

調査要領 1. 調査の目的 : 4 月からの電力の小売り全面自由化に対する会員事業所の意識及びその影響を把握し 今後の参考資料とする 2. 調査実施機関 : 甲府商工会議所 3. 調査実施時期 : 平成 28 年 3 月 24 日 ( 木 )~31 日 ( 木 ) 4. 調査対象 : 当所会員 30

資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

問 32-2 うちエコ診断 を受けない理由 ( 問 32 で うちエコ診断は知っている ( 聞いたことがある ) が 受けたことはない と答えた方に ) あなたが うちエコ診断 を受けない理由として 次の中からいくつでも選んで番号を で囲んでください ( 回答者数 =73 人 )( 複数回答 ) (

各家庭の 1 年間の出費のうち約 7% は電気 ガス 灯油といったエネルギーへの支出です 詳しくは 各制度のパンフレット W EB で 市民向け 太陽光発電 燃料電池 ( エネファーム ) HEMS ( ホームエネルギーマネジメントシステム ) 定置用蓄電 太陽熱利用 ガスエンジン木質コージェネバイ


家庭の中で最も多くの電力を消費するのが電気冷蔵庫 (14.2%) で 家庭全体の電力消費量の約 7 分の 1 を占めています 続いて照明 (13.4%) テレビ (8.9%) エアコン (7.4%) といった順番になっており この 5 種類を合わせると全体の約 44% になります ( 図 ) この中

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けいはんなエコシティ次世代エネルギー 社会システム実証プロジェクトにおける 電気のかしこい使い方プログラム の今夏の実施結果と今冬の実施概要について 平成 25 年 12 月 2 日関西電力株式会社三菱電機株式会社三菱重工業株式会社 関西電力株式会社 三菱電機株式会社 三菱重工業株式会社の 3 社は

表 2-1 参加世帯の構成人数別件数 割合 世帯構成人数 世帯数 割合 単身 % 2 人 % 3 人 % 4 人 % 5 人 % 6 人 % 7 人 7 1.3% 未記入 9 1.7% 合計 %

電通、エネルギー自由化に関する生活者意識の変化を分析

参考資料1:日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の表示例

普段のごみ出しについて (2) ごみと資源の分別について 1 分別の取り組み状況 Q2 ごみと資源 ( 缶 びん ペットボトル プラスチック製容器包装 小型金属 ) を分別していますか 美原区は古紙類 ( 新聞 雑誌 ダンボール 紙パック ) を含む 分別の取り組み状況 分別していないほとんど 0.

表紙

電通、「エネルギー自由化に関する生活者意識調査」を実施

鹿児島県海洋再生可能エネルギー開発可能性調査仕様書

世帯収入 DI 大幅な改善現在の 世帯収入 DI ( 増えた やや増えた ) と回答した割合から 減った やや減った と回答した割合を引いた値 ) は で前回 (11 年 6 月 :-24.6) から +6.8 ポイント上昇した 震災後に混乱していた企業のサプライチェーンが回復し生産体制

世界の CO2 排出量と東京都 2013 年度は 東京 63.8 百万トン シンガポールフィンランドポルトガルスウェーデンデンマーク < 東京 < マレーシアベルギーオーストリア 2

スマートライフおすすめ BOOK P2_P 省エネ ネ エ 蓄 ネ 創エ! なるほど はじめに もう中学生! フ イ ラ ト ー マ ス が そ れが それ も くじ 地球温暖化と私たち 4 エネルギーと私たち 6 スマートライフ はじめよう スマートライフ 10 HEMS

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

世帯収入 DI 増えた と 減った 二極化の傾向現在の 世帯収入 DI ( 増えた やや増えた ) と回答した割合から 減った やや減った と回答した割合を引いた値 ) は - で前回 ( 年 6 月 :-8) から - ポイントとなりほぼ横ばいとなった 回答の内訳をみると やや増えた が + ポイ

「オリンピック・レガシーに関する意識調査」(第2回)結果概要

H 112

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表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

1. 調査の目的 物価モニター調査の概要 原油価格や為替レートなどの動向が生活関連物資等の価格に及ぼす影響 物価動向についての意識等を正確 迅速に把握し 消費者等へタイムリーな情報提供を行う ( 参考 )URL:

資料1 美しい星へのいざない「Invitation to 『Cool Earth 50』」~3つの提案、3つの原則~」

表 2-1 参加世帯の構成人数別件数 割合 世帯構成人数 世帯数 割合 単身 % 2 人 % 3 人 % 4 人 % 5 人 % 6 人 % 7 人 % 8 人以上 5 0.6% 未記入

1) 建築家のイメージは 敷居が高い しかし実際建てた層では 要望を聞いてくれる もトップ建築家の建てる家のイメージは デザイン面 機能面など多方面で配慮がされた家 建築家のイメージでは 2 年以内に注文住宅を建てる検討 層のトップ 3 は 敷居が高い (35%) ユニークさにこだわる (12%)



Microsoft Word - 【市民】意識調査について

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資料2:地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ(議論のたたき台)(案)

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1 自然に対する関心 (1) 自然に対する関心 平成 24 年 6 月 平成 26 年 7 月 関心がある( 小計 ) 90.4% 89.1% 非常に関心がある 29.5% 21.9%( 減 ) ある程度関心がある 60.9% 67.2%( 増 ) 関心がない( 小計 ) 8.8% 10.5% あま

問 1-2. 回答者の住宅特性 住宅タイプ別では 非木造 共同住宅 ( マンション等 ) が約 6 割 (61%) 所有関係別では 持家 が約 7 割 (69%) と最も多くなっています 住宅タイプ 所有関係別にみると 非木造 共同住宅 の 持家 が最も多く (211 件 ) 次いで 非木造 共同住

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2017 年 2 月 27 日株式会社カカクコム 価格.com 生命保険 に関する調査結果を発表加入率は約 8 割 若年層ほど低い傾向 加入中の生命保険は終身タイプがトップ将来への不安?20 代の加入目的 老後保障 貯蓄 が他世代よりも高い結果に補償内容への理解度 十分理解できていない加入者が 53

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2016 年 04 月 15 日 電力小売自由化 ZEH( ネット ゼロ エネルギー ハウス ) に対応 スマート HEMS サービスアプリ の機能を拡充 提供するサービスは進化してもサービス利用料金は無料 製品名 スマート HEMS サービスアプリ 希望小売価格 ( 税抜 ) 無料 ( 1) サー

ニュースリリース 平成 3 1 年 3 月 2 8 日 消費者動向調査 : 軽減税率 株式会社日本政策金融公庫 消費税の 軽減税率制度 消費者の受け止め方を調査 ~ 約 7 割の消費者が制度を認知認知 制度運用には わかりやすさ を求める ~ < 平成 31 年 1 月消費者動向調査 > 日本政策金

真空ガラス スペーシア のご紹介 一般に使用されている一枚ガラスの約 4 倍の断熱効果を発揮!! お部屋全体を快適にします オフィスやパブリックスペースの環境は 冷房や暖房に常に取付専用グレチャン気を配らなければなりません 高断熱 Low-Eガラスしかし一方で経営者の方々にとっては節電対策も重要な項

表 2-1 参加世帯の構成人数別件数 割合 世帯構成人数 世帯数 割合 単身 % 2 人 % 3 人 % 4 人 % 5 人 % 6 人 % 7 人 % 8 人以上 3 0.3% 未記入 39 4.

C A B A = B (conservation of heat) (thermal equilibrium) Advanced m A [g], c A [J/(g K)] T A [K] A m B [g], c B [J/(g K)] T B [K] B T E [K] T

一人暮らし高齢者に関する意識調査結果 <概要版>2


< 検証実験の背景 > SNS 上で 夏場にエアコンをつけっぱなし運転したら電気代が安くなった という情報が拡散したことをきっかけに エアコンをつけっぱなしするのとこまめに入り切りするのでは どちらが安くなるか に関心が集まっています 夏場のエアコン利用に関して 100 名の方にアンケートを行ったと

問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

3 補助金額等 交付対象機器 交付要件 補助金の交付額 太陽電池容量が1キロワット以上のもので 住宅の屋根等への設置に適しているもの 電力会社と系統連系( 余剰電力を商用電力に送電できるようにしていること ) に伴う 5 万円 太陽光発電システム 電力受給契約を自ら又は同一世帯の方が締結している場合

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お知らせ

Microsoft Word - 平成24年度第1回かわさき市民アンケート概要版.doc

新規文書1

1 見直したい費目のトップは 光熱費 で 82.9% 電力自由化の認知率も 97.1% を超える 各世帯の支出が発生している中で 見直したい費目の 1 位は 光熱費 で 82.9% 携帯電話料金 が 76.3% 食費 が 76.2% と続きました なお 光熱費を見直したい という意識は ライフステー

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わが家の電気・ガス料金しらべ 2017年7月

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北杜市新エネルギービジョン

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NHK環境報告書2008

マートシティ 省エネルギー対策の推進 <ビル 工場等における省エネルギー対策の推進 > 大規模事業所が対象のキャップ & トレード制度 * ( 以下 C&T 制度 という ) について 2020 年度からの第 3 計画期間に向け 専門家による検討会の設置に係る準備等を実施 新規 東京 2020 大会

調査結果サマリー 1. 災害時に はぐれた場合でも6 割以上が 優先して探し 避難所への移動時も9 割以上の方が 行動を共にする と回答 ( 次頁設問 1 2 3) 災害に見舞われた時 ペットの対処について尋ねたところ はぐれた場合でも 優先して探す と答えた方が62.9% また指定避難所への移動を

(2) あなたは選挙権年齢が 18 歳以上 に引き下げられたことに 賛成ですか 反対ですか 年齢ごとにバラツキはあるものの概ね 4 割超の人は好意的に受け止めている ここでも 18 歳の選択率が最も高く 5 割を超えている (52.4%) ただ 全体の 1/3 は わからない と答えている 選択肢や

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家庭の節電 節電のお願い 2013 年度夏季の節電へのご協力のお願い 2013 年度夏季の電力需給は 2010 年度夏季並の猛暑となるリスクや直近の経済成長の伸び 企業や家庭における節電の定着などを織り込んだ上で 北海道電力管内でも安定供給に最低限必要とされる予備率 3% 以上を確保できる見通しです

高齢者の健康及び長寿医療制度アンケート調査のご協力のお願い

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電力自由化に関する認知度9割超えるも、導入意向低いまま 若年層ほど紙の検針票のみで確認、年配層はWebと併用の傾向

第2章 調査結果の概要 3 食生活

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2016年07月28日 ZEH 1 普及への対応と さらなるHEMSの市場拡大を目指し 価格を約40 ダウン 2 スマートHEMS(R)の中核機器 AiSEG2 7型モニター機能付 を発売 HEMSゲートウェイ AiSEG(R) とHEMSモニターの一体化と Wi-Fi機能の搭載により 設置自由度が

平成 29 年度家庭部門の CO 2 排出実態統計調査の分析事例 ( 参考資料 ) 平成 31 年 3 月 環境省地球環境局 低炭素社会推進室 1 はじめに環境省は 家庭部門の詳細な CO 2 排出実態等を把握し 地球温暖化対策の企画 立案に資する基礎資料を得ることを目的に 平成 29 年度から 統

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◎公表用資料

平成 30 年度エコ住宅整備促進補助金 Q&A Q1. エコ住宅整備促進補助金以外の補助金と併用することはできますか? P1 Q2. エコ住宅整備促進補助金と住宅ローン減税などの税制優遇を併用できますか? Q3. 平成 30 年度の補助金制度の変更点は何ですか? Q4. 店舗併用住宅は補助対象となり

1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

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Transcription:

電力自由化とエネルギーについての生協組合員の意識調査報告書 2013 年 12 月 京都府生活協同組合連合会再生可能エネルギープロジェクト 京都生活協同組合 生活クラブ京都エルコープ コープ自然派京都 大学生協京都事業連合 コンシューマーズ京都 ( 京都消団連 ) くらしと協同の研究所

電力自由化とエネルギーについての生協組合員の意識調査報告書 はじめに 男性 8% 2013 年 12 月 22 日 京都府生活協同組合連合会 再生可能エネルギープロジェクト 東日本大震災を契機に節電 省エネに対する市民の意識や原子力発電に対する意識は大きく変化した と言われています また 電気の固定価格買取制度の導入 電力事業の自由化が展望される中で エネ ルギー問題への関心も高まりつつあります こうした動きの中で全国各地の生協では温室効果ガスや汚 染物質を排出しない 再生可能エネルギーで電気をつくり 供給するとりくみについて研究と実践が始 まっています 京都府内の各生協でも節電や省エネの取り組みに加え 再生可能エネルギーに関する取 り組みの検討がすすんできています 京都の生協ではエネルギーに関する政策づくりやこれからの活動 をすすめるために組合員の意識と行動について調査を実施しました 調査の実施時期 2013 年 9 月 ~11 月 調査の方法 組合員名簿にもとづく無作為抽出による郵送及び商品配達による配布と回収 集計のしかた 複数回答可の設問の回答率は設問ごとの回答数を調査協力者数で除して計算した 調査の対象 京都生協 生活クラブ京都エルコープ コープ自然派京都 京都の大学生協の組合員 862 人 回答者のプロフィール 今回の調査は京都府内に在住する生協組合員が対象である 住所は京都市内在住者 52% 京都市以外の府内在住者が 48% 性別ではほとんどが女性であった 府内の市町村 48% 京都市内 52% 女性 92% 回答者の年代層は 60 歳代 (25%) を山に 40 歳代 (19%) と 70 歳以上 (19%) 50 歳代 () が中心 10 歳代と 20 歳代の回答者は京都の大学に通う学生である 10 歳代 20 歳代 30 歳代 40 歳代 50 歳代 60 歳代 70 歳以上 2% 5% 11% 19% 25% 19% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

調査結果の概要 1. 節電や省エネ意欲は高く 多くの人が何らかの行動を行っているが 健康への影響が心配 取り組んでいない 5% 負担にならない程度に取り組んでいる 86% 大いに取り組んでいる 9% 節電や省エネにはほぼ全員が 大いに取り組んでいる (9%) あるいは 負担にならない程度に取り組んでいる (86%) と回答している 具体的な省エネ行動として 照明や TV をこまめに消す (81%) 水を出しっ放しにしない (76%) 冷暖房は控え めにする (75%) が突出している 照明具は 蛍光灯や LED を使う (45%) 使用しない 電化製品のコンセントを抜く (40%) 省エネ型家電製品の利用 (39%) 公共交通機関 の使用 (39%) などが続く 照明やテレビをこまめに消す冷暖房は控えめにする省エネルキ ー型の家電製品を利用する白熱電球の代わりに電球型蛍光灯やLEDを使う使わないときは電化製品のコンセントを抜く冷蔵庫に食料品を詰めすぎない水を出しっ放しにしない風呂には家族が続けて入る住居の断熱効果を高めるエコト ライフ に努める環境について学ぶ出かけるときは 徒歩 公共交通機関 自転車を利 環境家計簿をつける太陽光発電 太陽熱や蓄電池を使用するク リーンカーテンを設置する打ち水をする他に取り組んでいることがあれば 1% 7% 4% 21% 15% 17% 21% 39% 45% 40% 38% 37% 39% 81% 75% 76% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 省エネや節電を行っていない理由は 熱中症など健康への影響 ( 全体の 15%) をあげる人が一番多か った 特に年代層が上がるにつれて健康への影響を上げている 観測史上最高の気温が記録されるなど ここ数年来の夏の猛暑の影響が大きい 一方 大学生では 健康への影響 をあげる人は少なく (12%) 手間や負担がかかる (32%) を理由にあげている 全体 ( 大学含む ) 地域生協大学生協 人数 回答率 回答率 回答率 実行しても 効果が見えない 実感できない 52 6% 5% 仕事や家事に忙しく実行する暇がない 62 7% 7% 10% 手間や負担がかかる 79 9% 7% 32% 熱中症など健康への影響が心配 132 15% 16% 12% ライフスタイルを変えるのは難しい ( 不便になる ) 67 8% 7% 15% 特に不満や問題を感じない 49 6% 5% 15% その他 27 3% 3% 2% 合計 468

今後 実行したい省エネ行動では 照明器具の LED 化 (47%) 省エネ型家電への買い替え (38%) 公共交通機関の利用や家電品の使用回数見直し (22%) がつづく 学生では 特になし という答え が一番多い 照明器具のLED 化省エネ型家電 ( エアコン 冷蔵庫 テレヒ 等 ) への買い ハイフ リット 車やエコカーへの買い替え住宅の高断熱リフォーム太陽エネルキ ーの利用 ( 太陽光発電 太陽熱利用 ) 設 蓄電池やHEMS( 住宅用エネルキ ーマネーシ メントシステム ) 高効率給湯設備への買い替え公共交通機関の利用や家電製品の使用回数の見 特になしその他 6% 6% 5% 2% 17% 14% 22% 15% 38% 47% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 50% 2. 省エネや節電アドバイス企画には参加してみたい 省エネ 節電アドバイスは半数以上の人が機会があれば受けてみたいと答えている ( 大いに 3% 機会があれば 54%) 省エネは CO2 も汚染物質も排出せず誰でもすぐに取り組める究極のエコである 使用しやすい環境家計簿づくりや契約電力の変更による電気使用量の削減など 気軽に参加できて 効果的で成果が見える取り組みが求められている あまり関心がない 32% 必要ない 10% おおいに活用したい 3% 機会があれば受けてみてもよい 54% 3. 電力事業の自由化についての意識 ( 複数回答可 ) 電力事業の自由化の認知度については 知っている (33%) 聞いたことがある ( 49%) 人も含めると 8 割以上となり 認知されつつあることがわかる 電気を購入する選択基準はなにかを聞いてみた 1 安定した電力供給 がトップ(66%) ついで2 信頼できる企業 (64%) 3 今より安価な電力料金 (63%) の 3 つが中心となっている 電気は日常生活の根底を支えるものという認識が強い 学生も同傾向であるが 安価な電力料金 (82%) を求める回答が群を抜いていた また 原子力発電ではないこと を優先基準にあげたひとが 47% もあった とくに地域生協組合員の場合は 50% にのぼる 学生の場合には 原子力発電ではないこと を選択基準にす 知らない 聞いたことがある 49% 知っている 33%

る人は少数だった (15%) 再生可能エネルギーであること (33%) と回答した人も 3 割以上あることから 原子力や化石燃料 に依存しない電力源への期待が 3 人に一人あることがうかがえた いまより安価な電力料金であること安定的な電力供給であること再生可能エネルキ ーであること原子力発電ではないこと原子力発電であること信頼できる企業であること特にこだわりはないその他 0% 2% 1% 33% 47% 63% 66% 64% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 全体 ( 大学含む ) 地域生協 大学生協 人数 回答率 回答率 回答率 いまより安価な電力料金であること 545 63% 62% 82% 安定的な電力供給であること 573 66% 67% 58% 再生可能エネルキ ーであること 287 33% 34% 22% 原子力発電ではないこと 406 47% 50% 15% 原子力発電であること 4 0% 0% 3% 信頼できる企業であること 548 64% 64% 62% 特にこだわりはない 21 2% 2% 3% その他 5 1% 1% 0% 合計 2,389 4. 再生可能エネルギーへの期待 家庭に再生可能エネルギーを導入したいか との設問に対しては 導入するつもりはない (15%) わからない (11%) を除くと 多数の人は条件が整えば 導入を希望 ( すでに導入 ) していると思わ れる 導入判断のネックは 費用 (39%) となっている また 先の質問項目でも明らかなように 再生可 能エネルギーに対する期待が高く 設備の低コスト化と補助制度の充実が進めば 家庭での再生可能エ ネルギーの更なる普及が展望される 全体 ( 大学含む ) 人数 回答率 導入したい 47 5% 費用が安くなれば導入したい 364 42% 導入したいが 理由があり導入できない 179 21% 集合住宅 借家 109 13% 他の理由 45 5% 導入するつもりはない 128 15% すでに導入している 49 6% わからない 93 11% 1,014

5. 市民共 ( 協 ) 同発電等の取り組み市民参加の発電事業について 知っている (8%) 人は少なく 聞いたことがある 人も 24% と まだ認知度が低い 取り組みに 参加したい 人が 23% わからない と回答する人が多数(71%) を占めた 市民参加型の発電事業に関する認知度に比例した回答となっており こんご 取り組みが知られるようになれば参加を希望する人も増加すると思われる 市民が出資する再生可能エネルキ ーを利用した発電施設設備の取り組みについて知っていますか 地域で そのような取り組みがあれば参加してみたいですか 知っている 8% 聞いたことがある 24% すでに参加している 0% 参加したい 23% 知らない 68% わからない 71% 参加したくない 6% 6. 生協が取り組む課題について生協がこんご取り組むべきと思うことについては 1エネルギーについての情報提供や広報 (32%) 2 家庭の省エネ 節電アドバイス (28%)3 生協施設の省エネ 節電 (28%)4 社会的な提言や自治体への働きかけ (24%) となっており 市民共 ( 協 ) 同発電や電力事業への参加については 2 割にとどまった 生協がこんご 太陽光発電などの取り組みを計画した場合に 参加したいか と聞いたところ わからない と回答するひとが 50% をしめていることから電力事業の自由化や市民参加の発電事業の認知度がアップするにつれて回答も変化することが予想される エネルキ ー問題について学習会 家庭の省エネや節電についての相談 アト ハ イス 29% 生協が新たに電力事業に取り組むこと ( 再生 市民参加の再生可能エネルキ ー発電施設設置の取 LED 照明具や省エネ機器 太陽光ハ ネルなどの取 19% 19% 21% エネルキ ーについて情報提供や広報の充実 32% 生協施設の節電 省エネ 28% 組合員等へ 太陽光発電の屋根貸し 方式 社会的な提言や自治体への働きかけ 24% その他 2% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35%

最後にアンケートに協力いただいた組合員のうち 自由記入欄にも回答された方が 2 割近くあった その内容の多くが脱原発 省エネ 再生可能エネルギーへの期待 環境保護にかんするものであった 先の国会で電気事業法が改正され 電気の小売自由化と発送電分離にめどがつき 再生可能エネルギーの一層の普及 拡大が見通される時代にはいった こうした中で 組合員の意識や行動もさらに進化することが予測される こんご 京都の生協では 省エネ活動の推進と再生可能エネルギーに関する取り組みを重視し 位置付けて取り組むことが期待されている 以上