300426_07-1合同委員会 表紙文

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障害程度等級表

01_認定基準通知(鑑)

第1 総 括 的 事 項

視覚障害

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一身体障害認定基準 1 総括的解説 (1) 視力の屈折異常がある者については 眼科的に最も適当な矯正眼鏡を選び 矯正後の視力によって判定する () 視力表は万国式を基準とした視力表を用いるものとする () 視野はゴールドマン視野計及び自動視野計又はこれらに準ずるものを用いて測定する ゴールドマン視野

一 身体障害者障害程度等級表 ( 抜すい ) 級別視覚障害 1 級両眼の視力 ( 万国式試視力表によって測ったものをいい 屈折異常のある者については きょう正視力について測ったものをいう 以下同じ ) の和が0.01 以下のもの 2 級 1. 両眼の視力の和が0.02 以上 0.04 以下のもの 2

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手引き 前編

( 参考 ) 国民年金法施行令別表 厚生年金保険法施行令別表第 及び第

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

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資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

軽自動車税 ( 種別割 ) 減免に関する取扱基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この基準は 船橋市市税条例第 89 条及び第 90 条の規定に基づき 軽自動車税 ( 種別割 ) の減免の取り扱いに関し 必要な事項を定める ( 公益のために直接専用するものの範囲 ) 第 2 条条例第 89 条第 1 項第

等級割合第660% 第7級50% 第8級障害の状態 耳の聴力を全く失い 他耳の聴力が 40 センチメートル以上の距離では普通の話声を解することができない程度になったもの級4せき柱に著しい変形又は運動障害を残すもの 51 上肢の3 大関節中の2 関節の用を廃したもの 61 下肢の3 大関節

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

セッション 6 / ホールセッション されてきました しかしながら これらの薬物療法の治療費が比較的高くなっていることから この薬物療法の臨床的有用性の評価 ( 臨床的に有用と評価されています ) とともに医療経済学的評価を受けることが必要ではないかと思いまして この医療経済学的評価を行うことを本研

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

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準備コース カルテを見る付加レンズの用意をする (0 以内に使用 ) 注意! 説明 疾患は何か? 何が疑われるのか? 何を知るために測るのか? ただし先入観で視野を作る場合があるので注意 視力はどの位か? 矯正視力が不良の場合 中心の比較暗点を考える その患者について知っておくべき情報はないか? 本

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後遺障害別等級表・労働能力喪失率

平成 28 年度第 3 回弘前市ケアマネジャー研修会 1. ケアプランの軽微な変更の内容について ( ケアプランの作成 ) 最新情報 vol.155 p.3 参照 指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準について( 平成 11 年 7 月 29 日老企 22 号厚生省老人保健福祉局企画課長

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補償金テーブル表について

様式1

Q1. 特別児童扶養手当ってどんなものですか? 児童の福祉増進を図るため 身体や精神に障害のある 20 歳未満の児童を養育する父母 または父母に代わって養育している人が受給できる手当です ここでの養育の基準は 児童を監護し 生計を維持していることを指します Q2. どの程度の障害だと該当しますか?

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

11総法不審第120号

3. 障害者任免状況について 国の行政機関における再点検に基づき通報された数値は以下のとおりです 平成 29 年 6 月 1 日時点国の行政機関の状況 ( 法定雇用率 2.3%)( 再点検後 ) 1 法定雇用障害者数の算定の基礎となる職員数 2 障害者の数 3 実雇用率 不足数 行政機関合計 285

11総法不審第120号

02_(案の2①)概要資料(不均一)

Microsoft PowerPoint - 【資料9】松本長太教授提出資料

出時に必要な援助を行うことに関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修であって 別表第四又は別表第五に定める内容以上のものをいう 以下同じ ) の課程を修了し 当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の証明書の交付を受けた者五行動援護従業者養成研修 ( 知的障害又は精神障

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11総法不審第120号

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

01 表紙

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

PowerPoint プレゼンテーション

医政発 0331 第 16 号 平成 26 年 3 月 31 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医政局長 ( 公印省略 ) 医療法施行規則の一部を改正する省令の施行について の一部改正について 医療機関における診療放射線装置の安全管理については 医療法施行規則の一部を改正する

第 3 条海陽町は 海陽町の区域内に居住地を有する重度心身障害者等の疾病又は負傷について医療保険各法又は高齢者の医療の確保に関する法律の規定による医療に関する給付 ( 前条第 1 項第 3 号に該当する者 ( 以下 ひとり親家庭の父母等 という ) のうち母子家庭の母又は父子家庭の父にに係るものにあ

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

( 選定提案 ) は 利用者に貸与しようと福祉用具の種目の候補が決まった後で 具体的な提案品目 ( 商品名 ) を検討する際に用いる つまり ( 選定提案 ) に記載されるのは 候補となる福祉用具を利用者に対して提案 説明を行う内容である 平成 30 年度の制度改正では 提案する種目 ( 付属品含む

労働法令のポイント に賞与が分割して支払われた場合は 分割した分をまとめて 1 回としてカウントし また 臨時的に当該年に限り 4 回以上支払われたことが明らかな賞与については 支払い回数にカウントしない ( 賞与 として取り扱われ に該当しない ) ものとされている 本来 賞与 として取り扱われる

3 年金所得金額 ( 雑所得金額 ) 年金所得の方は 年間総支給額を 20 ページ計算表の算出式に当てはめて計算します (2) 各自の総所得金額を計算総所得金額 = 給与所得 + 事業所得 + 年金所得 + 不動産所得 + 利子所得 + 配当所得 ( 各自の総所得金額を計算してください ) (3)

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2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本

粕屋町重度障害者医療費の支給に関する条例

1 経 緯

シリーズ 刊 行 にあたって 21 quality of life 80

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

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東京都駐車場条例(昭和三十三年東京都条例第七十七号)新旧対照表(抄)

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手当 年金 4-1 障害基礎年金 身 知 精 難 窓口 : 保険年金課国民年金係 ( 電話 FAX ) 病気やケガで障がいがあり 日常生活が困難な方に支給される国民年金です 支給条件( 次のいずれにも該当 ) 1 障がいの原因となった病気 ケガについての初診日に国民年金に

障害程度等級表 級別じん臓機能障害 1 級 じん臓の機能の障害により自己の身辺の日常生活活動が極度に制限されるもの 2 級 3 級 じん臓の機能の障害により家庭内での日常生活活動が著しく制限されるもの 4 級 じん臓の機能の障害により社会での日常生活活動が著しく制限されるもの

障害年金認定の地域間格差是正に関する意見書

身体障害者診断書 意見書 ( 聴覚 平衡 音声 言語又はそしゃく機能障害用 ) 総括表 氏名 年月日生 ( ) 歳 男女 住所 1 障害名 ( 部位を明記 ) 2 原因となった 交通 労災 その他の事故 戦傷 戦災 疾病 外傷名 自然災害 疾病 先天性 その他 ( ) 3 4 疾病 外傷発生年月日年

はじめに難聴の重症度をいくつかのカテゴリーに分類する意義は 難聴そのものの程度と それによってもたらされる障害を 一般的な言葉で表し 難聴に関する様々な記述に一定の客観性 普遍性を持たせることにあると考えられる 仮にこのような分類がないと 難聴に関する記述の際に数値を示すか あるいは定量的な裏付けの

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( 各自の総を計算してください ) (3) 収入のある人の総を合算し 世帯の総を計算 本人の総 + 家族の総 = 世帯の総 (4) 世帯の総から控除額を差し引いたのち 12 で割って政令月収額を計算 世帯の総 - 控除額合計 12= 政令月収額 4 ページの 控除額一覧表 を参照して合計額を計算して

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

改正 ( 事業年度の中途において中小企業者等に該当しなくなった場合等の適用 ) 42 の 6-1 法人が各事業年度の中途において措置法第 42 条の6 第 1 項に規定する中小企業者等 ( 以下 中小企業者等 という ) に該当しないこととなった場合においても その該当しないこととなった日前に取得又

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(2) 福島県療育手帳制度要綱 ( 昭和 49 年児第 15 号福島県厚生部長通知 ) の規定により交付を受けた療育手帳に知的障害者として記載されている者 ( 第 4 号及び第 5 条第 4 項において 知的障害者 という ) で当該手帳に記載されている障害の程度の表示がAのもの (3) 精神保健及

11総法不審第120号

「肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について」の一部改正について(厚生労働省健康局長:H )

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薬食発 0718 第 15 号平成 24 年 7 月 18 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズについては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 2 条第 5 項に規定する 高度管

国民年金法による改定率の改定等に関する政令

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

栄養成分等の分析方法等及び「誤差の許容範囲」の考え方について

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

一 建築士法の一部を改正する法律新旧対照条文 建築士法 ( 昭和二十五年法律第二百二号 ) 抄 ( 傍線部分は改正部分 ) 改正現行 ( 建築士の免許 ) 第四条一級建築士になろうとする者は 国土交通大臣の免許を受けなければならない 2 一級建築士の免許は 国土交通大臣の行う一級建築士試験に合格した

ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

著作権法に違反いたしますので 以下の図 ( 文章を含む ) などを 柏木豊彦の許可なく 複製することを禁じます なお図 B,C,D は 第 51 回日本眼光学学会総会 2015 年 9 月 26 日 ~27 日 岡山コンベンションセンターにて 柏木豊彦がすでに発表したものです 多焦点眼内レンズ挿入眼

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リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

別様式診断書 呼吸器の機能障害の状況及び所見 の所見欄に記載された内容は適宜省略してよいが 現状の固定 永続性の認定の参考となる治療内容等についても具体的に記載すること (4) 総合所見 について経過及び現症から障害認定に必要な事項 特に換気の機能 動脈血ガス値 活動能力の程度を明記し 併せて 障害

によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 二及び三において同じ )をいうものとすること 二この法律において 電子契約 とは 事業者が一方の当事者となる契約であって 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法に

(頭紙)公布通知

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

チトマス ステレオテスト 両眼分離方法 偏光 長所 定量性に優れている 記載例 TST(SC) 図形パターン 最も一般的に普及しているので 他施設との比較が容 fly(-) R supp(+) 実質図形 易である animals(1/3) 検査距離 40cm 視差 羽先端 幼児に動機付けがし易い 短

特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 新旧対照表 改正後 特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 現行 ICT を活用した特定保健指導の実施の手引き 最終改正平成 30 年 2 月 9 日 1.ICTを活用した特定保健指導の実施者保険

Taro-官報原稿 TPP省令

11総法不審第120号

別紙 常勤医師等の取扱いについて 1. 一日平均患者数の計算における診療日数 (1) 入院患者数ア通常の年は 365 日である イ病院に休止した期間がある場合は その期間を除く (2) 外来患者数ア実外来診療日数 ( 各科別の年間の外来診療日数で除すのではなく 病院の実外来診療日数で除すこと ) イ

Transcription:

平成 30 年 4 月 27 日 公益財団法人日本眼科学会視覚障害者との共生委員会 公益社団法人日本眼科医会身体障害認定基準に関する委員会 との合同委員会 お知らせ 今般 厚生労働省から 身体障害者福祉法施行規則等の一部を改正する省令 が公布されました これまで 平成 22 年度から 公益財団法人日本眼科学会視覚障害者との共生委員会 公益社団法人日本眼科医会身体障害認定基準に関する委員会との合同委員会 ( 以下 合同委員会 ) において計 12 回の委員会を開催して 視覚障害認定基準の改定に関して医学的見地から慎重に検討を重ねてまいりました 平成 28 年 8 月に 合同委員会 で 視覚障害認定基準の改定に関する取りまとめ報告書 を作成し 厚生労働省に提出いたしました この報告書を基に 厚生労働省で平成 29 年 1 月に 視覚障害認定基準に関する検討会 が設置され 1 年間かけて計 5 回の検討会が開催され 見直しが行われました その検討結果がまとめられ パブリックコメントを経て 本年 4 月 27 日に厚生労働省から公布されました 本年 7 月 1 日から実施の運びとされていますので ご承知おきください なお 今回の改正に関する眼科医向けの 視覚障害認定基準の手引き を合同委員会で作成しましたので 視覚障害認定に当たり ご活用くださいますようにお知らせいたします

視覚障害認定基準の手引き Ⅰ. 身体障害者の定義 障害者福祉法によれば 身体障害者の定義は ( 身体障害者 ) 第四条この法律において 身体障害者 とは 別表に掲げる身体上の障害がある十八歳以上の者であつて 都道府県知事から身体障害者手帳の交付を受けたものをいう 別表 ( 第四条 第十五条 第十六条関係 ) 一次に掲げる視覚障害で 永続するもの 1 両眼の視力 ( 万国式試視力表によつて測つたものをいい 屈折異常がある者については 矯正視力について測つたものをいう 以下同じ ) がそれぞれ〇. 一以下のもの 2 一眼の視力が〇. 〇二以下 他眼の視力が〇. 六以下のもの 3 両眼の視野がそれぞれ十度以内のもの 4 両眼による視野の二分の一以上が欠けているもの 上記 別表 に掲げられた視覚障害で 永続するものは 身体障害者手帳の交付を受けることができる 今回の改定では この 別表 の視覚障害の範囲は変更せずに 視覚障害の認定基準に関して 現状に即した変更が行われた 1. 視力障害について (1) 視力について Ⅱ. 主な改正点 現行の視力障害は 両眼の視力の和 で認定されることとなっているが 日常生活は両眼開放で行っていることから 視力の認定も両眼の視力の和でな く 良い方または両眼視力で判定することが望ましい しかし 日常の眼科診 療では 通常片眼ずつの視力を測定しているので 視力の良い方の眼の視 力 で認定することとなった 視力障害の各等級の境界値については 客観性 公平性を基本とし 0.3 未 満の視力について logmar 値 の 0.6~1.7 の範囲を 12 段階に細分化し 3 段 階ずつ 2~5 級の各障害等級に割り当て その結果を日常診療で用いられてい る小数視力に換算したものにより設定した なお 小数視力 0.25 は視力表に 1

ないので logmar 値 0.6 は小数視力 0.2 とする その例外として 視力の良い方の眼の視力が 0.04 かつ他方の視力が手動弁以下の場合と 視力の良い方の眼の視力が 0.08 かつ他方の視力が手動弁以下の場合が 現行の両眼の視力の和で認定した等級より等級が下がってしまう そこで 日常生活の困難度という観点から等級を下げるべき強い根拠が現時点であるわけではないことを踏まえ 新規認定分も含め現行の等級を維持することにした すなわち 次に示す障害程度等級表改正の 2 級の2 及び 3 級の2 に該当するものである ( 表 1 表 2) 身体障害者福祉法施行規則別表第 5 号 改正 ( 視力障害抜粋 ) 表 1 障害程度等級表現行級別視覚障害 1 級両眼の視力 ( 万国式試視力表によって測ったものをいい 屈折異常のある者については きょう正視力について測ったものをいう 以下同じ ) の和が 0.01 以下のもの 2 級 1 両眼の視力の和が 0.02 以上 0.04 以下のもの 3 級 1 両眼の視力の和が 0.05 以上 0.08 以下のもの 4 級 1 両眼の視力の和が 0.09 以上 0.12 以下のもの 5 級 1 両眼の視力の和が 0.13 以上 0.2 以下のもの 6 級一眼の視力が 0.02 以下 他眼の視力が 0.6 以下のもので 両眼の視力の和が 0.2 を超えるもの 表 2 障害程度等級表改正級別視覚障害 1 級視力の良い方の眼の視力 ( 万国式試視力表によって測ったものをいい 屈折異常のある者については 矯正視力について測ったものをいう 以下同じ ) が 0.01 以下のもの 2 級 1 視力の良い方の眼の視力が 0.02 以上 0.03 以下のもの 2 視力の良い方の眼の視力が 0.04 かつ他方の眼の視力が手動弁以下のもの 3 級 1 視力の良い方の眼の視力が 0.04 以上 0.07 以下のもの (2 級の 2 に該当するものを除く ) 2 視力の良い方の眼の視力が 0.08 かつ他方の眼の視力が手動弁以下のもの 4 級 1 視力の良い方の眼の視力が 0.08 以上 0.1 以下のもの (3 級の 2 に該当するものを除く ) 5 級 1 視力の良い方の眼の視力が 0.2 かつ他方の眼の視力が 0.02 以下のもの 6 級視力の良い方の眼の視力が 0.3 以上 0.6 以下かつ他方の眼の視力が 0.02 以下のもの 2

(2) 解説 留意点など 1) 等級 1 級 : 視力の良い方の眼の視力が 0.01 以下のものである 現行では 両眼とも 0.01 片眼が指数 両眼が指数の場合には 2 級であった 2 級 : 視力の良い方の眼の視力が 0.02 以上 0.03 以下のものである 但し 視力の良い方の眼の視力が 0.04 の場合 他方の視力が手動弁あるいは 0 のときも 2 級である ( 障害程度等級表 2 級の2) 3 級 : 視力の良い方の眼の視力が 0.04 以上 0.07 以下のものである 但し 視力の良い方の眼の視力が 0.04 で 他方の視力が手動弁あるいは 0 の場合は 2 級であるから3 級とならない 4 級 : 視力の良い方の眼の視力が 0.08 以上 0.1 以下のものである 但し 視力の良い方の眼の視力が 0.08で 他方の視力が手動弁あるいは 0 の場合 ( 障害程度等級表 3 級の2) は3 級であるから4 級とはならない 両眼とも 0.1 の場合 現行では5 級であったが 4 級となることに留意する また 視力 0.15 は 従来から 0.1 として扱っているので 視力の良い方の眼の視力 0.15 は 4 級である 5 級 : 視力の良い方の眼の視力が 0.2 かつ他方の眼の視力が 0.02 以下のものである 6 級 : 視力の良い方の眼の視力が 0.3 以上 0.6 以下かつ他方の眼の視力が 0.02 以下のものである 現行の5 級は 身体障害者の範囲が 別表一の1 両眼の視力がそれぞれ 0.1 以下のものであったが 改正では 別表一の2 一眼の視力が 0.02 以下 他眼の視力が 0.6 以下のものの内 0.2 以下のものが 5 級になり 0.3 以上 0.6 以下のものが 6 級になった 2) 視力の判定基準視力の判定基準は すべての視標がランドルト環からなる標準視力検査装置では 50% より高い正答数を持ってその段の視力ありと判定する たとえば 5 個の視標があれば 3 個以上の正答が必要である 準標準視力検査装置では 1 視標では 1 正答 2 視標では2 正答 3 視標では 3 正答 4 視標では 3 正答 5 視標では 4 正答をもってその段の視力ありと判定する 3

表 3 現行と改正後との等級の比較 上段下段 視力の和 ( 参考 ) 等級 他方の眼の視力 0.1 0.09 0.08 0.07 0.06 0.05 0.04 0.03 0.02 0.01 0~ 手動弁 0 1 0.2 4 0.18 0.19 4 4 0.16 0.17 0.18 4 4 4 0.14 0.15 0.16 0.17 3 4 4 4 0.12 0.13 0.14 0.15 0.16 3 3 4 4 4 0.1 0.11 0.12 0.13 0.14 0.15 3 3 3 4 4 4 0.08 0.09 0.1 0.11 0.12 0.13 0.14 3 3 3 3 4 4 4 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.11 0.12 0.13 2 3 3 3 3 4 4 4 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.11 0.12 0.22 0.32 0.42 0.52 0.62 2 2 3 3 3 3 4 4 4 5 6 6 6 6 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.11 0.21 0.31 0.41 0.51 0.61 1 2 2 3 3 3 3 4 4 4 5 6 6 6 6 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 1 2 2 2 3 3 3 3 4 4 5 6 6 6 6 0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 視力の良い方の眼の視力 表 4 改正後の換算表 枠内等級 0.03 以上 2 3 3 3 3 4 4 4 他方の眼の視力 0.02 2 2 3 3 3 3 4 4 4 5 6 6 6 6 指数弁 ~0.01 1 2 2 3 3 3 3 4 4 4 5 6 6 6 6 0~ 手動弁 1 2 2 2 3 3 3 3 4 4 5 6 6 6 6 0.01 以下 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 視力の良い方の眼の視力 * 横軸が視力の良い方の眼の視力 縦軸が他方の眼の視力をとり 枠内が等級を示す 4

2. 視野障害 (1) 視野障害等級判定視野等級判定は ゴールドマン型視野計または自動視野計のどちらか一方を用い 下記等級判定表 ( 表 5) に従って行う ただし 両者の測定結果を混在させて判定することはできない ( 表 5) 視野障害の等級判定表 ゴールドマン型視野計 自動視野計いずれも視野図を診断書に添付する そ の際に ゴールドマン型視野計の場合は どのイソプタが I/4 視標によるもの か I/2 視標によるものかを明確に区別できるように記載する (2) ゴールドマン型視野計を用いる場合周辺視野評価には I/4 視標 中心視野評価には I/2 視標を用いる 中心 30 度内は適宜矯正レンズを使用し 30 度外は矯正レンズを装用せずに測定する 1) 周辺視野角度の総和が左右眼それぞれ 80 度以下 (I/4 視標 ) 改変あり 従来の 左右眼とも I/4 視標の視野が 10 度以内である からの改変周辺視野角度 (I/4 視標による上 内上 内 内下 下 外下 外 外上 8 方向それぞれの角度 ) の総和が左右眼それぞれ 80 度以下である ( 注 1)( 図 1) また 周辺視野角度の算出では さらに以下の基準が追加されている a) 周辺視野角度は I/4 視標が視認できない部分を除いて算出する ( 注 2)( 図 1b, 1c, 1d) b) 周辺視野角度の総和は I/4 視標にて中心 10 度以内に視野が存在しない場合は 0 度とする ( 注 3) 5

c) I/4 視標にて周辺にも視野が存在するが 中心部の視野と連続していない場 合 中心部の視野のみで評価する ( 注 4)( 図 2a, 2b) 注 1. 求心性視野狭窄の偏心への対応 一部の周辺視野角度が 10 度を超えても 周辺視野角度の総和が 80 度以下ならば 10 度以内とみなす 注 2. 傍中心暗点など視標が見えない部分への対応注 3. 中心暗点への対応注 4. 輪状暗点 周辺残存視野に対する対応 2) 両眼による視野が2 分の1 以上欠損 (I/4 視標 ) 改変なし 両眼で一点を注視しつつ測定した視野が 生理的限界 ( 注 5) の面積の 2 分の 1 以上欠損している 左右眼それぞれに測定したⅠ/4 の視標による視野表を重ね合わせることで 両眼による視野の面積を得る その際 面積は厳格に計算しなくてもよい 注 5. 左右眼それぞれ上 内上 内 内下 60 度 下 70 度 外下 80 度 外 95 度 外上 75 度である 3) 両眼中心視野角度 (I/2 視標 ) 改変あり 従来の視能率 損失率から変更され 560 度で割らずに実測角度をそのまま表示する 中心視野角度 (I/2 視標による上 内上 内 内下 下 外下 外 外上 8 方向それぞれの角度 ) の総和を左右眼それぞれ求める ( 図 1) また 中心視野角度の算出では さらに以下の基準が追加されている a) 中心視野角度は I/2 視標が視認できない部分を除いて算出する ( 注 6)( 図 1b, 1c, 1d) b) 中心視野角度の総和は I/2 視標にて中心 10 度以内に視野が存在しない場合は 0 度とする ( 注 7) 次に下記計算式にて両眼中心視野角度を算出する ( 小数点以下は四捨五入 ) 両眼中心視野角度 = (3 中心視野角度が大きい方の眼の中心視野角度 + 中心視野角度が小さい方の眼の中心視野角度 )/4 注 6. 傍中心暗点など視標が見えない部分への対応注 7. 中心暗点への対応 6

(2) 自動視野計を用いる場合 新規 周辺視野の評価には両眼開放エスターマンテスト ( 図 3) 中心視野の評価 には 10-2 プログラム ( 図 4) を用いる 視標サイズⅢ 背景輝度 31.4 asb で測定し db 値の計算は視標輝度 10000 asb を 0 db としたスケールで算定する 10-2 プログラムは適宜矯正レンズを使用し 両眼開放エスタ-マンテストは矯正眼鏡を装用せずに実施する 1) 両眼開放エスターマンテスト視認点数両眼開放エスターマンテストにて 120 点測定し 視認点数を数える 2)10-2 プログラム 両眼中心視野視認点数左右眼それぞれの中心視野視認点数 (10-2 プログラムで感度が 26 db 以上の測定点数 ) を求め 次に下記計算式にて両眼中心視野視認点数を算出する ( 小数点以下は四捨五入 ) 両眼中心視野視認点数 = (3 中心視野視認点数が多い方の眼の中心視野視認点数 + 中心視野視認点数が少ない方の眼の中心視野視認点数 )/4 自動視野計を用いて測定した場合において 等級判定上信頼性のある測定が困難な場合は ゴールドマン型視野計で評価する (3) 用語の解説 1) ゴールドマン型視野計周辺視野角度 :I/4 視標による上 内上 内 内下 下 外下 外 外上 8 方向それぞれの角度中心視野角度 :I/2 視標による上 内上 内 内下 下 外下 外 外上 8 方向それぞれの角度両眼中心視野角度 :(3 中心視野角度が大きい方の眼の中心視野角度 + 中心視野角度が小さい方の眼の中心視野角度 )/4 2) 自動視野計両眼開放エスターマンテスト視認点数 : 両眼開放エスターマンテストにて見えた測定点数中心視野視認点数 :10-2 プログラムで感度が 26 db 以上の測定点数両眼中心視野視認点数 : (3 中心視野視認点数が多い方の眼の中心視野視認点数 + 中心視野視認点数が少ない方の眼の中心視野視認点数 )/4 7

図 1 周辺視野角度 中心視野角度の求め方 図 1a: 視野角度の総和の算出方法 図 1b: 中心暗点が存在する場合 8 方向の経線 ( 上 内上 内 内下 下 外下 外 外上 ) とイソプタとの交点の角度を視野角度とし その合計を視野角度の総和とする 7+7+7+7+7+8+9+8=60( 度 ) 中心暗点が存在する場合は 各経線とイソプタとの交点の角度から 暗点と重なる部分の角度を差し引いて視野角度とし その合計を視野角度の総和とする (10-3)+(11-3)+(12-3)+(11-3)+ (10-3)+(10-3)+(10-3)+(10-3)=60( 度 ) 図 1c: 傍中心暗点が存在する場合 図 1d: 固視点を含まず偏心している場合 傍中心暗点が存在する場合は 各経線とイソプタとの交点の角度から 暗点と重なる部分の角度を差し引いて視野角度とし その合計を視野角度の総和とする 7+7+7+7+7+(8-5)+(9-3)+8=52( 度 ) イソプタが 固視点を含まずに偏心している場合 イソプタが経線と重なる部分を視野角度とし その合計を視野角度の総和とする 0+0+0+0+0+5+6+6=17( 度 ) 8

図 2 I/4 視標にて周辺にも視野が存在するが 中心部の視野と連続していない場合 中心部の視野のみで評価する 図 2a 図 2b 実例 9

図 3 両眼開放エスターマンテストならびに 10-2 プログラムの測定点配置 ( 度 ) 90 両眼開放エスターマンテスト (120 点 ) 60 30 0-30 -60-90 -90-60 -30 0 30 60 90 ( 度 ) ( 度 ) 10 10-2 プログラム (68 点 ) 5 0-5 -10-10 -5 0 5 10 ( 度 ) 10