第 1 章計画の策定にあたって 第 1 章 計画の策定にあたって 第 1 章計画の策定にあたって 第 1 節計画策定の趣旨 1 計画の背景 我が国の高齢社会対策の基本的枠組みは 平成 7 年に施行された 高齢社会対策基 本法 に基づいており 同法の規定により定められた 高齢社会対策大綱 ( 平成 30 年 2 月 16 日閣議決定 ) では 次のように定められています 高齢社会対策大綱 ( 抜粋 ) 第 2 分野別の基本的施策 2 健康 福祉 (2) 持続可能な介護保険制度の運営介護保険制度については 高齢者が尊厳を保持し その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 必要な保健医療福祉サービスを行う制度として定着しており 着実な実施を図るとともに 今後の人口動態の変化等を踏まえ 地域住民が可能な限り 住み慣れた地域で介護サービスを継続的 一体的に受けることのできる体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築により 持続可能な制度として更なる充実を図る 介護保険制度は 平成 12 年度に施行され 現在では高齢者の方やその家族を支える制度として定着しています 一方 介護保険サービスの利用が広がるとともに サービス提供のための費用も増加しており 団塊の世代 が 75 歳になる平成 37(2025) 年 さらに 団塊の世代 の子どもである 団塊ジュニア世代 が 65 歳になるその先も見据え 介護保険制度の持続可能性を確保し 高齢者が可能な限り住み慣れた地域で その有する能力に応じて自立した日常生活を営むことが課題となっています 平成 29 年度の介護保険法改正では 地域包括ケアシステム の深化 推進及び介護保険制度の持続可能性確保のため 自立支援 重度化防止に向けた保険者機能の強化等の取組の推進 医療 介護の連携の推進 現役世代並みの所得のある者の利用者負担割合の見直し及び介護納付金における総報酬割の導入等の措置を講じることなど介護保険制度の見直しが行われています 千歳市は 道内では平均年齢が最も若く 数少ない人口増加を続けているまちですが 高齢化の波は確実に押し寄せています 平成 29 年 10 月 1 日現在の高齢化率は 22.0% となっており 今後も医療や介護などの支援を必要とする高齢者の増加が予想されます 1
第 1 章計画の策定にあたって 2 計画の課題 (1) 地域包括ケアシステムの基本的理念と深化 推進 地域包括ケアシステム とは 地域の実情に応じて 高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域でその有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 ( 要介護状態若しくは要支援状態となることの予防又は要介護状態若しくは要支援状態の軽減若しくは悪化の防止をいう ) 住まい及び自立した日常生活の支援が包括的に確保される体制 ( 地域における医療及び介護の総合的な確保の促進に関する法律第 2 条第 1 項 ) とされており その体制を構築するための5つの基本的理念が示されています 基本的理念基本的理念 1 自立支援 介護予防 重度化防止の推進自立支援 介護予防 重度化防止の推進地域における自立した日常生活の支援 要介護状態等の予防 軽減 悪化防止のため 住民や事業者等の地域全体への自立支援 介護予防に関する普及啓発 介護予防の通いの場の充実 リハビリテーション専門職種等との連携 地域ケア会議の多職種連携による取組の推進 地域包括支援センターの強化等 地域の実態や状況に応じた様々な取組を行い 要介護状態等になっても 高齢者が生きがいを持って生活できる地域の実現を目指すことが重要です 基本的理念 2 介護給付等対象サービスの充実 強化高齢者が要介護状態等になっても 可能な限り住み慣れた地域での生活を継続することができるよう 指定地域密着型サービス等のサービス提供や在宅と施設の連携等 地域における継続的な支援体制の整備を図ることが重要です その際には 重度の要介護者 単身 夫婦のみの高齢者世帯 認知症高齢者の増加 在宅介護をしている家族等の就労継続や負担軽減の必要性等を踏まえ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 小規模多機能型居宅介護及び看護小規模多機能型居宅介護に当たっては 要介護者等をはじめ地域の住民やサービス事業者等を含めた地域全体に対して理解を図っていくことが重要です 基本的理念 3 在宅医療の充実及び在宅医療 介護連携を図るための体制の整備今後 ますます高齢化が進む中で 医療ニーズと介護ニーズを併せ持つ慢性疾患や認知症等の高齢者の増加が見込まれます このような高齢者が住み慣れた地域で継続的に生活できるよう 退院支援 療養支援 急変時の対応 看取り等のさまざまな局面で 在宅医療 在宅介護が提供できる関係者の連携を推進する体制整備が求められています そのために 医師 歯科医師 薬剤師 看護師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 管理栄養士 歯科衛生士等の医療関係職種と社会福祉士 介護福祉士 介 2
第 1 章計画の策定にあたって 護支援専門員 地域包括支援センターの職員等の介護関係職種等との連携が重要で あり 医療 介護の連携の核となる人材育成を図りつつ 地域の医師会等と共同 し 在宅医療 介護連携の推進を図ることが求められています 基本的理念 4 日常生活を支援する体制の整備単身 夫婦のみの高齢者世帯 認知症高齢者の増加に対応し 地域サロンの開催 見守り 安否確認 外出支援 買い物 調理 掃除等の家事支援等 日常生活上の支援が必要な高齢者が 地域で安心して在宅生活を継続していくために必要となる多様な生活支援サービスを整備していくために 生活支援コーディネーター ( 地域支え合い推進員 ) や協議体による地域のニーズ及び資源の把握 関係者のネットワーク化 担い手の養成 資源の創出等を通じ NPO 民間企業 協同組合 ボランティア 社会福祉法人等の介護予防 生活支援サービスを担う事業主体の支援 協働体制の充実 強化を図ることが求められています 平成 26 年の法改正により 平成 30 年 4 月から全ての介護予防訪問介護 介護予防通所介護が介護予防 日常生活支援総合事業へ移行することから 地域支援事業の活用はもとより 市町村が行う一般施策等も併せながら積極的に取り組むことが求められています 基本的理念 5 高齢者の住まいの安定的な確保地域において それぞれの生活のニーズに合った住まいが提供され かつ その中で生活支援サービスを利用しながら 個人の尊厳が確保された生活が実現されることが 保健 医療 介護等のサービスが提供される前提となるため 個人において確保する持家や賃貸住宅に加えて 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅等の高齢者向け住まいが 地域におけるニーズに応じて適切に供給される環境を確保することが求められます また 所得や資産が少ない等 地域での生活が困難となっている高齢者を対象に 空き家の活用等による廉価な家賃の住まいの確保や適切な生活支援体制の確保等についても留意する必要があります さらに 今後 高齢者人口や人口構成の変化に伴い地域ごとに介護需要も異なってくることから 医療及び介護の提供体制の整備を 住宅や居住に係る施策との連携も踏まえつつ 地域ごとの将来の姿や課題を踏まえた まちづくり の一環として位置付けていくという視点を明確にしていくことも重要で その際には 町内会や自治会等の活動を基盤とした既存のコミュニティを再構築していくことはもとより 生活支援コーディネーター ( 地域支え合い推進員 ) の活用や NPO ボランティア団体 民間事業者等の地域の様々な活動主体との協力によって 地域包括ケアシステム を構築していくことが重要です 3
第 1 章計画の策定にあたって 図表 1-1-1 地域包括ケアシステムのイメージ図 図表 1-1-1はある1 人の住民の地域生活を支える 地域包括ケアシステム の構成要素を示しています 医療 看護 介護 リハビリテーション 保健 予防 の 3 枚の葉が 専門職によるサービス提供として表現され その機能を十分に発揮するための前提として 生活支援 福祉サービス や すまいとすまい方 が基本になるとともに これらの要素が相互に関係しながら 包括的に提供されるあり方の重要性を示しています 平成 27 年度から予防給付のうち訪問介護及び通所介護が介護予防 日常生活支援総合事業として実施され 介護予防は生活支援と一体的に 住民自身や専門職以外の担い手を含めた多様な主体による提供体制へと移行しています また 地域生活の継続を選択するに当たっては 家族の選択 を越えて 本来は 本人の選択 が最も重視されるべきであり それに対して 本人 家族がどのように心構えを持つかが重要であるとの考え方を重視しています ( 出典 ) 平成 28 年 6 月地域包括ケア研究会報告 地域ケアシステムと地域マネジメント 図表 1-1-2 介護給付 ( 要介護 1~5) 法改正による介護予防 日常生活支援総合事業の移行図 介護給付 ( 要介護 1~5) 介護予防給付 ( 要支援 1~2) 訪問看護 福祉用具等 介護予防給付 ( 要支援 1~2) 地 域 支 援 事 業 訪問介護 通所介護 介護予防事業又は 二次予防事業 一次予防事業 包括的支援事業 地域包括支援の運営 介護予防ケアマネジメント 総合相談支援業務 権利擁護業務 ケアマネジメント支援 任意事業 介護給付費適正化事業 家族介護支援事業 その他の事業 4 介護予防 日常生活支援総合事業 訪問型サービス 通所型サービス 生活支援サービス 介護予防ケアマネジメント 一般介護予防事業 包括的支援事業 地域包括支援の運営 左記業務 地域ケア会議の充実 在宅医療 介護連携の推進 認知症施策の推進 生活支援体制整備 任意事業 介護給付費適正化事業 家族介護支援事業 その他の事業 地域支援事業
第 1 章計画の策定にあたって (2) 自助 互助 共助 公助 地域包括ケアシステム のあり方を考えるにあたり 改めて介護保険法の記載に立ち戻ると 介護保険法第 1 条では 要介護者が尊厳を保持し その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 必要な保険給付を行うと定められています また 同法第 2 条第 2 項では 保険給付は要介護状態等の軽減又は悪化の防止に資するよう行われなければならないと定められています つまり 保険給付は被保険者の選択に基づき行われるものでありますが ( 同法第 2 条第 3 項 ) それは要支援者 要介護者の 自立支援 という理念に沿って検討されなくてはなりません こうした 自立支援 は 自助 互助 共助 公助 の4つの支援に分類されます 共助 公助 を求める声は小さくありませんが 少子化や高齢者の増加 財政問題などから 大幅な拡充を期待することは難しくなっています そのため 自助 互助 の役割を意識する必要があり 自助 を基本としつつ 地域住民と協働し 地域全体を支え合う 互助 の体制を作っていくことが課題となっていることから これらを踏まえた具体的施策の展開を図ります 自助 : 自ら働いて 又は自らの年金収入等により 自らの生活を支え 自らの健康は自ら維持すること互助 : インフォーマルな相互扶助 例えば 近隣の助け合いやボランティア等共助 : 社会保険のような制度化された相互扶助公助 : 自助 互助 共助では対応できない困窮等の状況に対し 所得や生活水準 家庭状況等の受給要件を定めた上で必要な生活保障を行う社会福祉等 出典地域包括ケア研究会報告書 今後の検討のための論点整理 図表 1-1-3 自助 互助 共助 公助 からみた地域包括ケアシステム 5
第 1 章計画の策定にあたって 時代や地域による違い 平成 37(2025) 年までは 高齢者のひとり暮らしや高齢者のみの世帯がより一層増加していきます 自助 互助 の概念や求められる範囲 役割が新しい形となっていきます 都市部では 強い 互助 を期待することが難しい一方 民間サービス市場が大きく 自助 によるサービス購入が可能と考えられます 都市部以外の地域は 民間市場が限定的ですが 互助 が大きな役割を担っていると考えられます 少子高齢化や財政状況から 共助 公助 の大幅な拡充を期待することは難しく 自助 互助 の果たす役割が大きくなることを意識した取組が必要となります 資料厚生労働省老健局資料より 介護保険法 ( 抜粋 ) ( 目的 ) 第 1 条この法律は 加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり 入浴 排せつ 食事等の介護 機能訓練並びに看護及び療養上の管理その他の医療を要する者等について これらの者が尊厳を保持し その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため 国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け その行う保険給付等に関して必要な事項を定め もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を図ることを目的とする ( 介護保険 ) 第 2 条介護保険は 被保険者の要介護状態又は要支援状態 ( 以下 要介護状態等 という ) に関し 必要な保険給付を行うものとする 2 前項の保険給付は 要介護状態等の軽減又は悪化の防止に資するよう行われるとともに 医療との連携に十分配慮して行われなければならない 3 第一項の保険給付は 被保険者の心身の状況 その置かれている環境等に応じて 被保険者の選択に基づき 適切な保健医療サービス及び福祉サービスが 多様な事業者又は施設から 総合的かつ効率的に提供されるよう配慮して行われなければならない 4 第一項の保険給付の内容及び水準は 被保険者が要介護状態となった場合においても 可能な限り その居宅において その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない ( 国民の努力及び義務 ) 第 4 条国民は 自ら要介護状態となることを予防するため 加齢に伴って生ずる心身の変を自覚して常に健康の保持増進に努めるとともに 要介護状態となった場合においても 進んでリハビリテーションその他の適切な保健医療サービス及び福祉サービスを利用することにより その有する能力の維持向上に努めるものとする 6
第 1 章計画の策定にあたって 3 計画の位置づけ 千歳市高齢者保健福祉計画 第 7 期千歳市介護保険事業計画 ( 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 ) は こうした高齢者を取り巻く社会状況の変化やそれを踏まえた高齢社会における諸課題に対応するため 平成 27 年 3 月に策定した 千歳市高齢者保健福祉計画 第 6 期千歳市介護保険事業計画 ( 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 ) における取組を継承 発展させるものです また 介護需要が増大すると見込まれる平成 37(2025) 年までに 地域包括ケアシステム を構築するための 点検 評価 改善 に資するものとして 千歳市の現状を把握し 取り組むべき課題を明らかにし 目標等を定め推進していく 地域包括ケア計画 として位置づけます 本計画は 老人福祉法第 20 条の8 第 1 項の規定に基づく 市町村老人福祉計画 及び介護保険法第 117 条第 1 項の規定に基づく 市町村介護保険事業計画 として 一体的に策定します 4 他計画との関係 本計画では 千歳市第 6 期総合計画 の個別計画として 第 3 期千歳市地域福祉計画 千歳市障がい者計画 第 5 期千歳市障がい福祉計画 第 1 期千歳市障がい児福祉計画 第 1 期千歳市子ども 子育て支援事業計画 第 2 次千歳市健康づくり計画 千歳市住宅マスタープラン との調和を図るとともに各施策と連携し 千歳市第 6 期総合計画 の基本目標の1つである あったかみのある地域福祉のまち づくりを進めます 計画の方向性は 国の示す第 7 期介護保険事業計画の基本指針を踏まえ 北海道が策定する 第 7 期北海道高齢者保健福祉計画 介護保険事業支援計画 とも整合を図ります また 平成 30 年度以降見直しサイクルが一致する 北海道医療計画 について 介護保険事業支援計画で掲げる介護サービスの見込量と医療計画において掲げる在宅医療の整備目標の整合を図ることが必要です 高齢者 障がい者 児童等全ての人々が ひとりひとりの暮らしと生きがいを共に創り 高め合うことのできる地域共生社会の実現を目指して 高齢者 障がい者 児童を隔てずに 福祉サービスをこれまでの縦割りから丸ごととし スムーズなサービス提供を地域で支えるため 各種関連計画との連携を強化します 7
第 1 章計画の策定にあたって 8 図表 1-1-4 他計画との関係千歳市高齢者保健福祉計画 第 7 期千歳市介護保険事業計画 ( 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 ) 千歳市第 6 期総合計画 ( 平成 2 3 年度 ~ 平成 3 2 年度 ) 第 1 期千歳市子ども 子育て支援事業計画 ( 平成 27 年度 ~ 平成 31 年度 ) 第 2 次千歳市健康づくり計画 ( 平成 28 年度 ~ 平成 34 年度 ) 第 3 期千歳市地域福祉計画 ( 平成 27 年度 ~ 平成 31 年度 ) 千歳市障がい者計画 第 5 期千歳市障がい福祉計画第 1 期千歳市障がい児福祉計画 ( 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 ) 千歳市住宅マスタープラン ( 改訂版 ) ( 平成 24 年度 ~ 平成 33 年度 ) 北海道 第 7 期 北海道高齢者保健福祉計画 介護保険事業支援計画 地域共生社会の推進 北海道 北海道医療計画 ( 平成 3 0 年度 ~ 平成 3 2 年度 )
第 1 章計画の策定にあたって 5 計画期間介護保険法第 117 条第 1 項の規定に基づき 平成 30 年度から平成 32 年度までの3 年間を計画期間とします なお 第 6 期計画から引き続き 団塊の世代 が 75 歳以上になる平成 37(2025) 年に向けた中長期的な視野に立った施策の展開を図ります 図表 1-1-5 計画期間 平成 27 年団塊の世代が 65 歳に 地域包括ケア計画 平成 37(2025) 年を見据えて 平成 37(2025) 年団塊の世代が 75 歳に 平成 52 年団塊ジュニア世代が 65 歳以上に 第 6 期 H27~29 年度 第 7 期 H30~32 年度 地域包括ケアシステムを構築するための点検 評価 改善の計画 本計画 第 8 期 H33~35 地域包括ケアシステムを段階的に構築 第 9 期 H36~38 平成 37(2025) 年地域包括ケアシステム構築目標年度 地域の実情に合わせ深化 推進 9
第 1 章計画の策定にあたって 6 PDCA サイクル 第 7 期介護保険事業計画の基本指針が改正され 高齢者の自立支援や重度化防止の取組を推進するために PDCA サイクルを活用して市町村の保険者機能を強化していくことが重要であるとの視点から 市町村が 地域課題を分析し 地域の実情に即して 高齢者の自立支援や重度化防止の取組に関する目標を計画に記載するとともに 目標に対する実績評価及び評価結果の公表を行うこととされました 本計画においても各施策の取組実績及び提供体制等について 平成 37(2025) 年までの 地域包括ケアシステム の構築に向けて 実施状況の調査 分析を行い 計画目標 施策等の見直しを行っていきます 図表 1-1-6 PDCA サイクル Plan Act Do Check 計画 (Plan) 千歳市高齢者保健福祉計画 第 7 期千歳市介護保険事業計画の策定 ( 目標設定 ) 実行 (Do) 計画に基づき施策 事業の実行 評価 (Check) 実施状況の調査 分析 改善 (Act) 計画の目標 施策等の見直し 実施 10
第 1 章計画の策定にあたって 第 2 節計画策定体制 1 アンケート調査等 (1) 介護予防 日常生活圏域ニーズ調査高齢者の実態や介護に対する意識 意向等を把握し 計画策定の基礎資料とするため 市内に在住する 65 歳以上の高齢者のうち 要支援 1 2 介護認定を受けていない高齢者 3,000 人を対象にアンケート調査を実施しました (2) 在宅介護実態調査地域包括ケアシステム構築に向け 在宅継続 就労継続など 主として要介護者の客観的な状態把握を行い 計画策定の基礎資料とするため 在宅で生活をしている要支援 要介護認定を受けている高齢者の方 960 人を対象にアンケート調査を実施しました (3) 介護サービス事業者アンケート調査市内の介護サービス事業者に対し 第 7 期計画中の施設整備及びサービス提供に対する意向等について把握し 計画策定の基礎資料とするためのアンケート調査を実施しました 2 千歳市保健福祉調査研究委員会 広く市民の意見を反映させることを念頭に 2 名の公募委員を含む保健 医療 福 祉の関係団体や学識経験者で構成された千歳市保健福祉調査研究委員会において 計 画策定に対する貴重な意見をいただきました 3 千歳市地域包括支援センター運営協議会 介護サービス及び介護予防サービスに関する事業者 介護保険の被保険者 地域ケ アに関する学識経験者で組織する千歳市地域包括支援センター運営協議会において 計画策定に対する貴重な意見をいただきました 11
第 1 章計画の策定にあたって 4 千歳市保健福祉推進委員会 保健福祉施策を総合的かつ効果的に推進するため 保健福祉部長を委員長として 関係次長職等で構成する庁内組織の千歳市保健福祉推進委員会及び推進委員会の下 部組織として関係課長職等で構成する作業部会において検討しています 5 パブリックコメント 市民の意見を反映させるため 千歳市高齢者保健福祉計画 第 7 期千歳市介護保険事業計画 ( 平成 30 年度 ~ 平成 32 年度 ) 素案 を作成し 市役所 各支所 各コミュニティセンターなど 市内 22 か所の公共施設や市のホームページで公表し 市民からの意見を募集しました ( 平成 29 年 12 月 15 日 ~ 平成 30 年 1 月 15 日実施 ) パブリックコメントの結果 意見の提出はありませんでした 図表 1-2-1 計画策定体制 千 市民アンケート ヒアリング調査 市民 千歳市保健福祉推進委員会 意見 資料 歳 意見 資料 千歳市 保健福祉 調査研究委員会 委員として参加 ( うち公募委員 2 名 ) 及び関 作業部会 市 報告 千歳市議会 パブリックコメント 係団体 公表 等 12