矢板都市計画区域における土地利用方針の策定について 策定の背景と目的本方針の対象区域となる 矢板都市計画区域 ( 以下 本区域 という ) は 高原山や八方ヶ原など緑豊かな自然環境に恵まれ 首都圏における農産物供給地としての機能を担ってきた区域です 首都圏整備法による指定区域の外に位置しており 急激

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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

2

計画書

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

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区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

金沢都市計画地区計画の変更

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

PowerPoint プレゼンテーション

スライド 1

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

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7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

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区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら


地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

区域の整備 開発及び保全に関する方針地建築区物等整に関備する計事項画地区計画ガイド八日市出町地区 八日市出町地区 地区計画の内容 名称八日市出町地区地区計画 位 置 金沢市八日市出町の一部 面積地区計画の目標土地利用の方針建築物等の整備方針 約 10.7 ha 本地区は 市中心部の南西約 4kmに位

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

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2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1

第 5 地区拠点地区計画の区域には 次に掲げる区域及び地域は含まないものとする (1) 農業振興地域の整備に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 58 号 以下 農振法 という ) 第 8 条第 2 項第 1 号に規定する農用地区域 (2) 農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) による農

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周南4市市街化調整区域における地区計画運用指針

4. 都市機能誘導区域 4.1 都市機能誘導区域設定の基本的な考え方 (1) 都市機能誘導区域とは医療 福祉 商業等の都市機能を都市の中心拠点や生活拠点に誘導し集約することにより これらの各種サービスの効率的な提供を図る区域のことです 原則として 居住誘導区域内において設定します これらの都市機能は

Microsoft Word 八尾市市街化調整区域における地区計画のガイト

届出の手引き

4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

TRY TRY TRY TRY TRY 5

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

目次 1. 策定の目的と位置づけ (1) 策定の目的 1 (2) 市街化調整区域における地区計画運用基準の位置づけ 1 2. 市街化調整区域における土地利用方針の基本的な考え方 (1) 市街化調整区域における土地利用方針 2 (2) 市街化調整区域における地区計画の運用にあたっての基本的な考え方 3

目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

新しいまちづくりのために

平方・中野久木物流施設地区

大阪狭山市市街化調整区域における地区計画のガイドライン(案)

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

(案)

都市計画の概要


東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

スライド 1

untitled

目 次 市街化調整区域における地区計画運用基準 1. 運用基準策定の趣旨 都市計画制度変更への対応 2 市街化調整区域における土地利用方針 の実現に向けた運用基準策定 2. 地区計画の運用基準の基本的な考え方... 2 (1) 市街化調整区域の地区計画の基本的な考え方 1 基本的考え方

第2章

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

目次 1 背景 目的 方針の位置づけ 現状の問題と課題 今後の方針

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

福知山都市計画地区計画の変更(福知山市決定)

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

栄町市街化調整区域における地区計画ガイドラインについて 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の趣旨平成 18 年の都市計画法改正により 市街化調整区域における大規模な計画開発の許可基準が廃止され 改正後は 都市計画法第 34 条第 10 号の規定に基づき 地区計画の内容に適合したもの

Microsoft Word - ★都市マス案(最終案) docx

立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

都市再生整備計画の目標及び計画期間 都道府県名 茨城県 市町村名 坂東市 ( 旧猿島町 ) 地区名 猿島地区 面積 800 ha 計画期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 交付期間 平成 16 年度 ~ 平成 20 年度 目標 地域資源を活用した交流人口の拡大と良好な居住環境を形成するまちづ

総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

目 次 平方北部物流施設地区地区計画計画書 1P 平方北部物流施設地区地区計画計画図 3P 平方北部物流施設地区地区計画 地区整備計画 の内容の解説 4P (1) 建築物等の用途の制限 5P (2) 建築物の敷地面積の最低限度 6P (3) 建築物等の高さの最高限度 6P (4) 壁面の位置の制限

(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

スライド 1

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1



地区 の 区分 名称駅南口西街区地区駅南口東街区地区駅北口駅前広場地区 面積約 2.8 ha 約 0.6 ha 約 1.7 ha 用途地域による用途制限の他に 次の各号に掲げる建築物は 建築し てはならない 地区整備計画 建築物等に関する事項 建築物の 用途の制限 1. 指定道路 1 に面する敷地の

(Microsoft Word p55\201`61\201E\221\3464\217\315.doc)

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住宅地区 A 約 41.1 ha (1) 長屋 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) (2) 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 建基法 という ) 別表第 2( い ) 項第 3 号に掲げる共同住宅 ( 住戸の数が 2 戸のものを除く ) 寄宿舎又は下宿 (3) 建基法別表第

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

市街化調整区域内における地区計画について

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土師地区地区計画

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Taro-全員協議会【高エネ研南】

Ⅰ 用途地域指定の基本方針 1 用途地域別 市街地像 と指定の基本方針 1 2 境界の設定 4 3 用途地域見直しの時期 5 4 その他の地域地区や地区計画の活用 6 Ⅱ 用途地域の指定基準 第一種低層住居専用地域 7 第二種低層住居専用地域 9 第一種中高層住居専用地域 11 第二種中高層住居専用

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honpen.doc

多摩都市計画地区計画の決定(多摩市決定)

Transcription:

矢板都市計画区域における土地利用方針 目次 矢板都市計画区域における土地利用方針の策定について 1 策定の背景と目的 位置づけ 検討地区 1. 矢板駅西地区 3 1.1 適正市街地 ( 新市街地 ) の規模 1.2 対象範囲 1.3 土地利用に関わる課題 1.4 土地利用の方針 2. 泉地区 9 2.1 地域の現況と展望 2.2 土地利用に関わる課題 2.3 土地利用の基本的な考え方 2.4 土地利用の方針 3. 片岡地区 12 3.1 地区の概要 3.2 土地利用に関わる課題 3.3 土地利用の基本的な考え方 3.4 土地利用の方針 平成 29 年 9 月 矢板市

矢板都市計画区域における土地利用方針の策定について 策定の背景と目的本方針の対象区域となる 矢板都市計画区域 ( 以下 本区域 という ) は 高原山や八方ヶ原など緑豊かな自然環境に恵まれ 首都圏における農産物供給地としての機能を担ってきた区域です 首都圏整備法による指定区域の外に位置しており 急激かつ無秩序な市街化の進行は見込まれないことから 都市計画法による区域区分の定めのない非線引き都市計画区域 ( 以下 非線引き区域 という ) となっています 現在の矢板市の土地利用構造は JR 宇都宮線の矢板駅及び片岡駅の 2 つの 交通拠点 を有し それぞれの駅を中心として 駅の東西両側に 既成市街地ゾーン ( 用途地域 ) を配置しています 既成市街地ゾーン については コンパクトシティの理念に基づき 良好な都市空間の形成のため 区画整理事業をはじめとして 市街地内の整備を積極的に推進してきました 近年 主要地方道矢板那須線のバイパス供用開始や東北道矢板北スマート IC の整備等に伴い 土地利用の活性化が予想される一方で 非線引き区域は 土地利用に関する制限が緩く 特に区域の大半を占める用途地域が定められていない地域においては 地域住民が望まない無秩序な土地利用が進行する恐れがあります このことから 矢板市として地域の土地利用の将来像を示すことにより 優良農地との調和を図りながら 秩序ある適切な開発行為等を誘導しつつ 住環境の悪化を招くような土地利用を抑制し地域の活性化を図ることを目的として 矢板都市計画区域における土地利用方針 ( 以下 本方針 という ) を策定するものです 位置づけ本方針は 第 2 次 21 世紀矢板市総合計画 や 矢板市都市計画マスタープラン 等の上位計画における土地利用方針を補完するものであり 本区域において秩序ある土地利用を実現するための指針となるものです 1

検討地区本方針での検討地区については 各地域の中心的な居住地 ( 生活拠点 ) としての役割を担う次の 3 地区を対象とします 1 矢板駅西地区居住 商業業務 公的な機能が集約する既成市街地と 広域的な道路ネットワークを有する矢板駅西地区の土地利用等について検討します 2 泉地区市域北部における地域生活の中心であり 矢板北スマート IC 設置により活性化が期待される泉地区の土地利用等について検討します 3 片岡地区市域南部における地域生活の中心であり 片岡駅や矢板 IC などの良好な交通環境を活かした土地利用等について検討します 検討地区の位置図 矢板市都市計画マスタープラン将来都市像より作成 2

1. 矢板駅西地区 1.1 適正市街地 ( 新市街地 ) の規模 現在 矢板市の市街地である用途地域は約 704ha そのうち住居系地域約 493ha 商業系地域約 56ha 工業系地域約 155ha が指定されています このエリアは 市街地の計画的な土地利用を行うため 道路や公園 公共下水道等の既存ストックの有効活用を推進するとともに 生活利便性の高い 良好な都市環境の維持 形成を図っています 本市におけるコンパクトシティの理念は 将来人口の過半を市街地内に収容することを方針としており 市街地の無秩序な拡大による人口の増加を求めるものではありません 今後 将来人口の過半 ( 計画人口の約 60%) を市街地内に収容する場合 さらに住宅系用途地域として約 50ha の新しいエリア ( 新市街地 ) が必要です 商業フレームの収容用地 ( 約 30ha) と合わせ 約 80ha を新市街地と見込んでいます これら新市街地は 超長期的人口減少においても 人口減少とともに 既成市街地内人口密度の低下が見込まれることから 規模維持の必要性は担保されます 1.2 対象範囲 前項の適正市街地 ( 新市街地 ) の規模を踏まえて 本方針が対象とする区域は JR 矢板駅を中心として 東は国道 4 号 西は主要地方道矢板那須線バイパスまでのエリアにて設定します 特に 矢板那須線バイパス沿線地域は 広域幹線道路の沿道として 開発需要が極めて高い地域であること また 矢板駅から徒歩圏内ということもあり 配置バランスに優れていることから 優先的に市街化を推進する区域とします さらに この地域に新市街地エリアを設定することにより 矢板駅との間に新たな人の流れを作ることになり 既成市街地との相互交流が生まれ 矢板駅西地区全体の活性化にも繋がることが期待されます 矢板地区市街地の概念 3

矢板駅西地区の道路ネットワーク 矢板駅西地区は 都市軸である国道 461 号と主要地方道矢板那須線バイパスを基本骨格に 主要地方道矢板那須線 県道大田原矢板線 県道矢板塩谷線をはじめ 市道鹿島町扇町 1 号線 鹿島町矢板 4 号線などの主要市道による市街地軸によって段階的な道路ネットワークが構築され どこからでも矢板駅へアクセスしやすい環境を有しています 1.3 土地利用に関わる課題 (1) 広域交通体系の利便性を活かした土地利用への対応主要地方道矢板那須線のバイパス化が完了し 既成市街地内の渋滞が解消されるとともに バイパスの通過交通量の増加などにより 潜在的な開発需要を引き出す機運が高まりつつあります 矢板那須線バイパス周辺部に 本市の顔となる新たな市街地形成を誘導するとともに 地域の産業振興や就業場所の確保のため 沿道型商業施設の誘致などインパクトを活かした土地利用の誘導を検討する必要があります (2) 中心市街地 ( 駅西地区 ) の空洞化への対応本地域は JR 矢板駅を拠点とした本市の基幹地区にあたります 特に矢板駅西地区は官公庁 事業者など商業業務機能の集積した中心市街地であり 都市施設として国道 461 号 矢板那須線 大田原矢板線などの幹線道路網が整備されており それらを基軸として市道を網の目に配するなど 都市形態は比較的整っています 昭和終期には 公共下水道の整備が進められ また駅周辺に駐車場や駐輪場が設置されました 4

しかし 矢板東高等学校や東小学校の新設以降 駅東地区の集中的な面整備推進に伴い 相対的に整備水準の低下が顕著となり 特に幹線道路 ( 停車帯なし 歩道幅員の不足 ) や生活道路の幅員狭小等が問題となっています さらに ライフスタイルの変化や大型商業施設の進出により 小売店舗の集中する商店街が維持できないことによる空洞化が進行しています これからは 駅に近いという場所の利を生かし 歩いて暮らせるまちづくりを目指しながら 本地区全体の活性化について 検討していく必要があります (3) 地域活力の衰退と生活利便施設の不足本地区も含め 市全体として若い世代の人口流出等により 地域の活力が低下しています 若い世代の定住意向が少なくなっている理由として 良好な住宅地が確保されていないことや生活利便施設の不足等が挙げられていることから 地域コミュニティの維持に資する土地利用及び施設立地について考慮する必要があります 1.4 土地利用の方針 (1) 土地利用の基本的な考え方本区域における土地利用上の課題に対応するため 以下により 土地利用の考え方 を定めます 誘導方針 1: 広域交通網の利便性を活かし 適切な市街化の誘導を図る 矢板那須線バイパス周辺など幹線道路沿線については 農林業との調整を図りつつ 市の産業振興に資する 地域の可能性や特性を活かした適切な土地利用を図ります 誘導方針 2: 新たな時代に即した駅西地区の活性化に繋がる土地利用の誘導を図る 中心市街地の空洞化に対応するため 新たな人の流れを作り 駅西地区全体の活性化を図るべく 必要な土地利用をコントロールする仕組みを検討します なお 検討に際しては 地域の活力の維持 向上に資する機能確保に十分配慮するものとします なお 高齢化の進展 日用品や食料品等の買い物事情の悪化 若年層の人口流出等による地域活力の低下に対応した 持続可能な生活環境のためには 駅周辺などの拠点となる地域へ都市機能を集約するなど 誰もが暮らしやすいまちづくりを目指すとともに 駅の利便性を活かした拠点間のネットワーク強化を図ることが重要です 5

(2) 規制 誘導区域の設定 土地利用の基本的な考え方 から 地域の可能性や特性を活かした適切な土地利用を定める区域を次に掲げる地域とし 下記対象区域図のとおり設定します 区域の名称 : 矢板那須線バイパス沿線区域 対象区域図 6

(3) 土地利用の方針それぞれの区域 ( エリア ) 設定に対応した土地利用の方針を定めます 方針の内容は 矢板市都市計画マスタープラン をベースとし 地域特性や土地利用の現状を踏まえたものとします 土 地 利 用 誘 導 方 針 土地利用を誘導する区域 1 沿道サービス誘導エリア ( ピンク ) 本区域では 新たな土地利用の需要による地域ポテンシャルの高まりを踏まえて 沿道型サービス店舗など商業施設等の誘導を進めます 2 生活サービス誘導エリア ( オレンジ ) 本区域では 住宅や生活利便施設 商業施設等の立地による地域活力の維持を図ります 3 居住誘導エリア ( 緑 ) 本区域では 安全で快適な住宅市街地を形成するため 適切な道路 公園等の確保を図り 良好な住宅環境の整備を進めます 1 主要地方道矢板那須線バイパス沿線の区域 23 北は国道 461 号 南は県道矢板塩谷線からの沿道などの土地を含む区域 建築物等に関する事項 区分 建築物の用途 敷地面積の最低限度 1 沿道サービス誘導エリア ( ピンク ) 2 生活サービス誘導エリア ( オレンジ ) 3 居住誘導エリア ( 緑 ) 下記の建築物等を規制する 工場など騒音振動のある施設 風俗施設 場外車券場等 1,000 m2以上 1,000 m2以上 ただし 専用住宅等は 200 m2以上 200 m2以上 壁面の位置 道路 隣地境界線から 1.5m 以上後退 建築物等の高さ - 専用住宅等は最高 10m 最高 10m 建築物の色彩等については 原色を出来るだけ避け 周辺環境と調 形態又は意匠 和した落ち着いたものとする 屋外広告物は 周辺環境に調和した色彩とする 1.8m 以下の生垣 又は透視可能なフェンス等する ただし フェン かき さくの構造ス等の基礎で地盤面からの高さが 0.6m 以下の部分についてはこの限 りではない 歩道未設置区間につ その他 いては 歩道設置区域分 必ず後退すること - - 7

土地利用の誘導イメージ 8

2. 泉地区 2.1 地域の現況と展望 泉地区は 矢板の市街地から北に位置し かつて木材産業 農耕産業の拠点でした この地域は 高原山や八方ヶ原 県民の森など 豊かな自然環境を擁しており 総合計画において 自然環境保全ゾーン 自然 歴史等多目的交流ゾーン として位置づけられています また 本地区では 県道矢板那須線や塩原矢板線等をはじめとする道路網が形成されていますが JR 所管駅がないこともあり 生活拠点としての機能低下 続く人口の減少による生活用品販売店の消滅など 居住環境の質の低下が進行しています 東北道矢板北スマート IC の整備により 長井地区を中心として 観光需要の向上が期待されます 加えて 国の重要文化財である寺山観音寺や荒井家住宅 寺山ダム等の地域資源が多数立地していることもあり 本地区は観光振興を核とした地域活性化の機運にあります よって 本地区では 自然環境や田園景観 住環境との調和を保ちつつ 観光 交流関連施設の立地を推進し 地域の活性化を促すことにより 生活環境の向上を図ります 2.2 土地利用に関わる課題 (1) 交流拠点の形成スマート IC の整備により 本市の新たな玄関口として機能することになるため 八方ヶ原 県民の森や山の駅たかはら等との連携を強化し 一体となって観光 交流拠点を形成していくことが必要です また 交流の起点として 種々の土地利用が促されるため 地域一帯の調和や優良農地 住環境への悪影響に配慮した上で 観光 交流 物販等 本市の活性化に資する施設の立地を適切に規制 誘導していく必要があります (2) 交通負荷の増大への対応スマート IC の整備が行われることにより 本地区内の交通量は今後一層の増加が見込まれます このため 幹線道路の機能充実を図る必要があるほか 道路の整備や バス等の公共交通による地域内交通ネットワーク形成を検討するとともに 県道矢板那須線泉バイパス等の整備を促進し 交通利便性の確保を目指す必要があります (3) 地域の生活環境を充実する必要本地区では地域活力の低下が続いており 活力の向上を図る必要があります スマート IC の整備により交流の増加が期待される状況にあるため 観光振興を核としつつ地域活性を誘導し 生活サービス水準の向上を図る必要があります 9

2.3 土地利用の基本的な考え方本地区では スマート IC 整備に伴う交流の増加について 周辺環境との調和を保ちつつ 生活環境機能の充実を図るものとします これにかかる土地利用上の課題に対応するため 以下に 土地利用の考え方 を定めます 誘導方針 1: 交流の起点として機能するよう適切な土地利用の誘導を図る スマート IC を起点として交流の増加が見込まれるところ 自然環境や田園景観 住環境との調和を保ちつつ 拠点としての機能が形成されるよう土地利用の適切な誘導を図ります 誘導方針 2: 自然や優良農地 住環境への悪影響を及ぼす土地利用の抑制を図る 地域の自然や優良農地 住環境への悪影響を及ぼす土地利用を抑制するため 地域活力の維持 向上に配慮しながら 必要な規制 誘導の方策について検討します 本地区では かねてより地域活力の低下が進行してきました 今後 スマート IC の整備による交流の増加に対応して 観光振興を軸としながら 地域活力の増進や生活サービス水準の向上を図っていくことが重要です 2.4 土地利用の方針 それぞれのエリア設定に対応した土地利用の方針を定めます 方針の内容は 矢板市都市計画マスタープラン をベースとし 地域特性や土地利用の現状を踏まえたものとします 土 地 利 用 誘 導 方 針 1 地域拠点形成エリア スマート IC 周辺については 本地区内における観光地への玄関口としての役割を有していることから また 地域活力の増進を期して 環境や景観に十分配慮しながら拠点形成を誘導し 交流ゾーンの活性化を促進するものとします これにあわせて 生活サービス関連施設の立地を誘導し 本地区内における生活環境の向上を図ります 2 観光 交流誘導エリア 八方ヶ原や県民の森 山の駅たかはら等の観光拠点については 豊かな自然と共生してきた環境の維持保全を図りながら 景観整備や道の駅やいたとの連携強化により 観光 交流機能の充実を図ります 10

観光活性化ための泉地区の役割 11

3. 片岡地区 3.1 地区の概要 片岡地区は JR 片岡駅を基点として市域南部の中心的な市街地を形成しているほか 本市の工業の中心として機能する矢板南産業団地を有しており これらを取り囲むようにして田園や丘陵地が広がっています 本地区には JR 宇都宮線と東北自動車道が縦断しており 片岡駅と矢板 IC が立地しています また 主要な幹線道路である国道 4 号や県道矢板那須線 塩谷喜連川線等により道路網が形成され 市街地内には 小学校や中学校をはじめとして コミュニティホール等の公共公益施設が位置します 本地区は 片岡駅を中心に用途地域が指定されており 平成初期より整備が進められてきました これまでに 道路や公園 公共下水道をはじめ 市営住宅や住宅団地等の整備が進められ 近年では 片岡駅の橋上化 駅西口通りや駅前広場など 片岡駅の周辺整備により 効率的な交通ネットワークと利便性の高い快適な居住環境の形成を推進しています 3.2 土地利用に関わる課題 (1) 拠点機能の増進片岡駅東側については 道路等の公共施設の整備を推進することにより 既成市街地に広がる商業機能等の充実の促進 駅西側については 新たな都市機能として 商業 業務拠点 の形成を図るため 民間開発の適切な誘導支援を行う必要があります また 片岡駅や矢板 IC の利便性向上等による 交通拠点 としての機能向上が求められるとともに 矢板南産業団地周辺の道路整備等による操業環境の向上や 流通上の利便性の高い立地特性を活かした企業誘致の促進による 工業拠点 としての機能向上を図る必要があります (2) 土地利用の誘導市街地における道路や公園等の既存ストックの有効活用を推進するとともに 既存集落とその周辺部における良好な居住環境の形成を図り まちなか居住を促進する必要があります (3) 都市施設等の機能向上地区内の交通利便性の増進を期して 道路網の整備や 幹線道路の機能充実を図る必要があります また バス等の公共交通による地域内交通ネットワーク形成を検討するとともに 地域の骨格をなす県道塩谷喜連川線や下河戸片岡線等の整備を促進し 交通利便性の確保を目指す必要があります 12

3.3 土地利用の基本的な考え方 本地区では 市街地周辺の利便性を向上することにより 一層の人口集積を図るものとします これにかかる土地利用上の課題に対応するため 以下に 土地利用の考え方 を定めます 誘導方針 1: 地区内の利便性向上に資する土地利用の誘導を図る 市街地周辺の一層の人口集積を期して 公共施設の利便性向上を推進し 住環境との調整を図りつつ 地区内の活力が向上するよう土地利用の適切な誘導を図ります 誘導方針 2: 住環境を損なう土地利用の抑制を図る 地域の景観や住環境を損なう土地利用を抑制するため 地域活力の維持 向上に配慮しながら 適切な土地利用の規制 誘導について検討します 3.4 土地利用の方針 それぞれのエリア設定に対応した土地利用の方針を定めます 方針の内容は 矢板市都市計画マスタープラン をベースとし 地域特性や土地利用の現状を踏まえたものとします 土 地 利 用 誘 導 方 針 1 商業 業務エリア 片岡駅東側に広がる商業地や 片岡駅西口通り沿道は 地域住民の日常を支える 利便性の高い商業地の形成を図ります 2 一般住宅エリア 商業 業務エリア周辺や幹線道路沿道の一般住宅地は 立地特性を活かしながら 商業 業務機能と居住機能が共生する 利便性の高い良好な住宅地の形成を図ります 3 専用住宅エリア 道路や公園等の都市基盤施設の適切な維持 管理により 環境に配慮した良好な居住環境の維持を図ります 13

片岡地区の基本構成 14