2019 年 3 月期第 2 四半期 決算説明会 ヨネックス株式会社 ( 証券コード :7906) 2018 年 11 月 22 日
第 2 四半期 ( 上期 ) 決算ハイライト 売上高は 30,584 百万円 前年同期比 -5.1% の減収 国内は一部商品発売の遅れや少子化の影響もあり全体的に減収 減収幅は第 1 四半期より縮小 欧米は契約選手の活躍により引き続き注目が高まり テニス用品の売上増 中国は在庫調整の影響が継続し バドミントン用品 ウェア等の売上が減少 営業利益は 1,728 百万円 前年同期比 -7.6% の減益 製造コストの低減等により売上総利益率は改善 一方で 売上減による売上総利益の減少が販管費の減少を上回り 営業減益 通期の見通し 中国の在庫調整は進捗しているが 下期半ば頃までは影響が継続 現地ニーズに即した新製品の提案や販路の構築に取り組む 選手の活躍を起爆剤に欧米を中心としたテニス事業成長を加速 2
連結業績 売上減により売上総利益 営業利益が前年同期比減 期初予想は売上未達 利益項目においてクリア 2018 年 3 月期上期 2019 年 3 月期上期 増減 前年同期比 2019 年 3 月期上期期初予想 予想比 売上高 32,232 30,584-1,648-5.1% 32,000-4.4% 売上総利益 13,483 13,198-284 -2.1% 売上総利益率 41.8% 43.2% +1.4pt 販管費 11,611 11,469-141 -1.2% 営業利益 1,871 1,728-142 -7.6% 1,600 +8.0% 営業利益率 5.8% 5.7% -0.1pt 5.0% +0.7pt 経常利益 1,911 1,865-46 -2.4% 1,600 +16.6% 経常利益率 5.9% 6.1% +0.2pt 5.0% +1.1pt 親会社株主に帰属する四半期純利益 1,310 1,426 +115 +8.8% 1,200 +18.8% 3
営業利益増減 ( 連結 ) 減収による売上総利益減の影響大も 広告宣伝費の減少 ( 主にアジアセグメント ) で販管費は減少 売上総利益 ( 減益 ) 販売費及び一般管理費 ( 減益要因 / 費用増 ) 販売費及び一般管理費 ( 増益要因 / 費用減 ) 1,871 売上総利益率 41.8% 43.2% (+1.4pt) -284 売上総利益 +37 人件費 -242 広告宣伝費 +11 研究開発費 +51 その他販管費 1,728 4
セグメント業績 ( 売上高 ) 北米とヨーロッパで増収 アジアは主に中国の在庫調整の影響が継続し減収 2018 年 3 月期上期 2019 年 3 月期上期 前年同期比 スポーツ用品事業 日本 20,632 19,697-4.5% 北米 971 1,081 +11.3% ヨーロッパ 1,200 1,225 +2.1% アジア 9,087 8,247-9.2% 小計 31,891 30,251-5.1% スポーツ施設事業 341 333-2.5% 合計 32,232 30,584-5.1% 日本セグメント : 子会社担当地域以外で販売する海外代理店向け輸出 仲介売上を含む 北米セグメント : 北米子会社 ( アメリカ カナダ ) ヨーロッパセグメント : イギリス ドイツ子会社アジアセグメント : 中国 台湾 インド製造子会社 5
セグメント別売上高増減 ( 連結 ) と為替影響 アジアは為替影響がプラスに作用 ヨーロッパは現通ベースで減収も為替影響により微増収 32,232-934 -4.5% 現地通貨ベース増減額白抜きはマイナスを表す +147 +15.2% -37-57 為替変動による影響額白抜きはマイナスを表す +82-4.8% -1,143-12.6% +303-8 -2.5% 内は前年同期比 為替レート USD EUR GBP RMB TWD 18/3 期 2Q 112.37 121.62 141.39 16.38 3.66 19/3 期 2Q 108.67 131.64 149.71 17.08 3.67 海外子会社の決算期は 12 月のため 上期は 1~6 月となります 30,584 日本 北米 ヨーロッパ アジア 施設事業 6
スポーツ用品事業セグメント別売上高 営業利益 日本 北米 売上高 営業利益 為替レート 20,054 20,632 19,697 USD 111.80 112.37 108.67 1-6 月 897 971 1,081 1,372 851 777 56 70 7 売上高 日本人選手活躍継続もシューズ等が前年に満たずバドミントン用品減収 テニスシューズの製造委託先見直し等で発売が遅れ 需要期の仕掛けができなかったことなどからテニス用品の売上が減少 海外向け輸出仲介では バドミントン用品の売上が減少 営業利益 製造コストの低減等により売上総利益率は改善するも 売上減による売上総利益の減少や販管費の増加により減益 4-9 月対 USD 平均レート前期 111.06 円 当期 110.26 円 売上高 バドミントン用品の売上が減少 テニス用品は 契約選手の活躍により注目度が高まり ラケットを中心に売上が大きく伸長 営業利益 増収に伴う売上総利益の増加や販管費率の低下により増益 7
スポーツ用品事業セグメント別売上高 営業利益 ヨーロッパ 為替レート EUR 124.61 121.62 131.64 GBP 160.19 141.39 149.71 1-6 月 アジア 8,854 9,087 8,247 売上高 為替レート 営業利益 RMB 17.06 16.38 17.08 TWD 3.39 3.66 3.67 1-6 月 1,186 1,200 1,225 1,283 930 756 6 23 売上高 バドミントン用品は売上減 テニス用品は契約選手の活躍によりラケットを中心に売上が伸長 現地通貨ベースで減収となったが為替のポジティブ影響で増収 営業利益 売上総利益率の改善により増益 -39 売上高 中国では在庫調整が継続し バドミントン用品やウェア等の売上が減少 台湾は 主力のバドミントン用品やウェアの売上が減少 大手 EC サイトへの出店 SNS の取り組み強化 営業利益 減収による売上総利益の減少が販管費の減少を上回り 減益 8
種目別売上高 バドミントン用品の売上減の影響が大 テニス用品は海外が伸長するも国内が伸びずに減収 2019 年 3 月期上期 売上構成比 前年同期比 バドミントン用品 16,726 54.7% -6.4% テニス用品 4,050 13.2% -2.2% スポーツ用品事業 ゴルフ用品 572 1.9% +10.8% その他 ( ウェア アクセサリー等 ) 8,902 29.1% -4.9% ( 小計 ) 30,251 98.9% -5.1% スポーツ施設事業 ( ゴルフ場 その他 ) 333 1.1% -2.5% 合計 30,584-5.1% バドミントン用品 : バドミントンラケット シャトルコック バドミントンストリング バドミントンシューズテニス用品 : テニスラケット ソフトテニスラケット テニスストリング ソフトテニスストリング テニスシューズ テニスボールゴルフ用品 : ゴルフクラブ ゴルフシャフト ゴルフウェア ゴルフバッグ ゴルフシューズ ゴルフアクセサリー等その他用品 : テニス バドミントンウェア バッグ アクセサリー ウォーキングシューズ スノーボード アスレチックウェア ランニングシューズ スポーツサイクル等 9
種目別売上高 バドミントン用品 17,451 17,871 16,726 テニス用品 国内売上 海外売上 12,435 12,505 11,552 4,109 4,142 4,050 870 1,064 1,255 5,015 5,366 5,174 3,239 3,078 2,795 海外売上構成比 :69.1% 前年同期比 - 1,145 百万円 (-6.4%) 海外 - 953 百万円 (-7.6%) 国内 - 191 百万円 (-3.6%) 海外売上構成比 :31.0% 前年同期比 - 92 百万円 (-2.2%) 海外 + 191 百万円 (+18.0%) 国内 - 283 百万円 (-9.2%) 日本からの海外代理店向け輸出 仲介売上は 海外売上高に含む 10
種目別売上高 ゴルフ用品 その他 ( ウェア アクセサリー等 ) 国内売上 海外売上 8,930 9,360 8,902 2,174 2,214 2,088 499 516 572 140 176 236 6,756 7,145 6,814 358 339 335 海外売上構成比 :41.4% 海外売上構成比 :23.5% 前年同期比 + 55 百万円 (+10.8%) 海外 + 60 百万円 (+34.1%) 国内 - 4 百万円 (-1.3%) 前年同期比 - 457 百万円 (-4.9%) 海外 - 126 百万円 (-5.7%) 国内 - 331 百万円 (-4.6%) 日本からの海外代理店向け輸出 仲介売上は 海外売上高に含む 11
中国事業について 第 2 四半期は流通在庫調整の影響が継続 一定進捗はあるが一部滞留品番に課題 引き続き 既存製品と新製品の調整を行う 大手 EC サイトに旗艦店を出店 (2018 年 4 月 ) メーカーから直接の情報発信ツールとしての活用 ユーザーの購買動向やフィードバックを把握 バドミントンラケット ASTROX99 の発売記念イベントを実施 (7/29 南京 ) 世界選手権の大会前日にイベントを実施し 中国全土にインターネット中継 桃田賢斗選手が ASTROX99 を使用して優勝し メディア等でも話題に 試打会や大会協賛など草の根の販促活動に引き続き注力 ユーザーが試打できる機会 拠点の拡充 ユーザーからのフィードバックをもとに ニーズに沿った製品を提案 12
2019 年 3 月期連結業績予想 2018 年 3 月期通期 ( 実績 ) 2019 年 3 月期通期 ( 予想 ) 前期比 売上高 62,188 64,500 +3.7% 営業利益 2,925 3,000 +2.6% 営業利益率 4.7% 4.7% -0.0pt 経常利益 2,858 3,000 +4.9% 経常利益率 4.6% 4.7% +0.1pt 親会社株主に帰属する当期純利益 1,862 2,100 +12.7% 為替レート USD EUR GBP RMB TWD 18/3 期通期 ( 実績 ) 112.18 126.66 144.50 16.62 3.68 19/3 期想定レート USD EUR GBP RMB TWD 105 130 150 17.0 3.60 13
テニス : 全米オープン ( ジュニア女子 ) WTAファイナル他ラケット使用率 No.1 達成 ヨネックス調べ 女子 全米オープン 2018 (8/27-9/9 アメリカ ) ジュニア使用率 34% で No.1 ( 64 名中 22 名 ) 東レパンパシフィックオープン 2018 (9/17-23 東京 ) 本戦ストレートイン使用率 33% で No.1 (18 名中 6 名 ) 予選出場選手においても使用率 33% でNo.1 WTAファイナル2018 (10/21-28 シンガポール ) 全出場選手使用率 38% で No.1 (24 名中 9 名 ) 全米オープン優勝の大坂なおみ選手 男子 全米オープン 2018 (8/27-9/9 アメリカ ) ジュニア使用率 23% で No.2 ( 64 名中 15 名 ) NEXT GEN ATP ファイナル 2018 (11/6-10 イタリア ) 全出場選手使用率 38% で No.1 (8 名中 3 名 / 同率 ) ニック キリオス選手とフランシス ティアフォ選手によるジュニアクリニックを開催 ( アメリカ ) 引き続き ジュニアからプロまで幅広い選手をサポートし テニスのグローバルな成長を目指します 14
バドミントン : 日本人男子史上初の快挙桃田選手が世界ランキング 1 位を獲得 桃田賢斗選手 (NTT 東日本 ) ラケット :ASTROX99/ ストリング :AEROBITE 9/27 付で男子シングルスの世界ランキング 1 位に! 直近の主な戦績 インドネシアオープン (7/3-8 ジャカルタ インドネシア ) 優勝 世界選手権 (7/30-8/5 南京 中国 ) 優勝 ダイハツ ヨネックス ジャパンオープン (9/11-16 東京 ) 優勝 デンマークオープン (10/16-21 オーデンセ デンマーク ) 優勝 チャイナオープン (11/6-11 福州市 中国 ) 優勝 [CHECK] 注目の海外男子ダブルスペアマルクス F ギデオン & ケビン S スカムルヨ ( インドネシア ) ラケット :ASTROX88D ラケット :ASTROX88S 13 ヵ月連続! 世界ランキング No.1 をキープ (2017/9/28-2018/11/1) 変幻自在なプレーで観客を魅了 15
参考資料
売上高の推移 ( 連結 ) 国内売上 海外売上 31,330 32,232 30,584 海外売上高比率 23,788 9,433 39.7% 25,218 9,401 37.3% 15,621 49.9% 15,960 49.5% 15,132 49.5% 14,354 15,817 15,708 16,272 15,452 15/3 期上期 16/3 期上期 海外代理店向け輸出 仲介売上は 海外売上高に含む 17
セグメント別売上高推移 日本 ( 国内 + 海外代理店向 ) 北米 ( 子会社 ) ヨーロッパ ( 子会社 ) アジア ( 子会社 ) 施設事業 23,788 25,218 31,330 32,232 338 341 30,584 333 8,854 9,087 328 8,247 316 942 2,593 1 1,220752 1,209 1,186 1,200 999 897 971 1,225 1,081 20,556 20,087 20,054 20,632 19,697 15/3 期上期 16/3 期上期 1 16/3 期上期アジアセグメント (2015 年 1~6 月 ) について 中国子会社によるバドミントン テニス用品販売が 2015 年 4 月開始のため 4-6 月の売上のみ含む 2 海外代理店向け輸出 仲介売上は日本セグメントに含む 18
地域別 ( 仕向地別 ) 売上高推移 164 23,788 6,454 2,061 752 日本北米ヨーロッパアジアその他 243 25,218 6,088 282 31,330 294 32,232 289 30,584 12,458 12,647 11,705 2,070 1,983 2,047 2,055 999 897 971 1,081 14,354 15,817 15,708 16,272 15,452 15/3 期上期 16/3 期上期 海外代理店向け輸出 仲介売上は各該当地域に含む 日本 はスポーツ施設事業を含む 19
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