資料1-1 「職業実践専門課程」の実態等に関する調査研究(最終報告資料)

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自己点検・評価表

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

Microsoft Word - 平成27年度 自己評価委員会報告書

1.(1) 名古屋美容専門学校教育理念 美容に必要な基礎教育と専門的実践教育を行い 豊かな知性と誠実な心を持ち 社会に貢献できる人材を育成する (2) 名古屋美容専門学校学則 第 1 章総 則 ( 目的 ) 第 3 条本校は 教育基本法の精神に則り 学校教育法に従い 美容に必要な基礎教育と専門的実践

3-2 学びの機会 グループワークやプレゼンテーション ディスカッションを取り入れた授業が 8 年間で大きく増加 この8 年間で グループワークなどの協同作業をする授業 ( よく+ある程度あった ) と回答した比率は18.1ポイント プレゼンテーションの機会を取り入れた授業 ( 同 ) は 16.0

Microsoft Word - 医療学科AP(0613修正マスタ).docx

学生確保の見通し等を記載した書類2

平成18年度標準調査票

Microsoft Word - 123 26 第2章 単位と卒業要件 docx

1. 学校関係者の実施について平成 26 年度学校関係者は 文部科学省が策定した 専修学校における学校ガイドライン に沿って実施した 学校自己点検報告書 ( 平成 25 年度 ) について 当校に関係の深い 3 名の委員 ( 委員名簿記載 ) にしていただいた 委員には 学校運営状況をまとめた資料を

TSRマネジメントレポート2014表紙

社会通信教育に関する実態調査 報告書

若年者雇用実態調査

政策評価書3-3(4)

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

. 実施方法 公表学校関係者評価の実施については 平成 8 年度に行われた 自己点検評価 を学校関係者評価委員の皆さまにご確認いただき 自己点検評価の各項目に対するご意見と評価を取りまとめました また 評価結果については 今後の各校における教育活動や学生指導等 学校運営の改善に活かすとともに教育水準

メディアデザイン学科ディプロマ ポリシー メディアデザイン学科は 科学的市民 の育成という教育理念のもとに以下の資質や能力を身につけ 所定の授業 科目を履修して卒業に必要な単位を修得した学生に 学士 ( 工学 ) の学位を授与します 1. コミュニケーション力論理的な思考力 記述力 発表と議論の能力

第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

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平成 30 年度授業シラバスの詳細内容 科目名 ( 英 ) 担当教員名 情報技術と職業 - 演習 (Information Technology at Work Place - 授業コード exercise ) 松永多苗子 星芝貴行 坂井美穂 足立元 坪倉篤志 科目ナンバリン 福島学 グコード 配当

平成30年度シラバス作成要領

学校自己評価表 学校法人セムイ学園東海医療科学専門学校社会福祉科 ( 昼間課程 ) 評価対象期間 : 平成 30 年 4 月 1 日 ~ 平成 30 年 9 月 30 日 目 次 基準 1 教育理念 目的 育成人材像等 1 基準 2 学校運営 2 基準 3 教育活動 3 基準 7 学生の募集と受け入

分野における高度な知識 技術に触れながら実務能力を高めることは 課題解決 探求能力 実行力といった 社会人基礎力 や 基礎的 汎用的能力 などの社会人として必要な能力を高め 自主的に考え行動できる人材の育成にもつながる また 企業等の現場において独創的な技術やノウハウ等がもたらすダイナミズムを目の当

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5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

派遣社員の評価に関する 派遣先担当者調査結果

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基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

1

登録審査機関の審査ポイント

H31 入学時アンケート 全学科 専攻 平成 31 年度入学時アンケート報告用.xlsx 平成 31 年度入学時アンケート 全学科 専攻 実施日 : 平成 31 年 4 月 3 日 ( 水 )~5 日 ( 金 ) 調査方法 : 集合法 ( 学科 / クラス ) による 自記入式質問紙調査 調査対象

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

学校運営 専修学校設置基準及び職業実践専門課程の認定要件に沿った適切な運営がなされているか運営組織や意思決定機能は 規則等において明確化されているか 有効に機能しているか 適切 4 ほぼ適切 やや不適切. 不適切 教務 財務等の組織整備など意思決定システムは整備されているか 4 目的等に沿った事業計

平成 30 年度授業シラバスの詳細内容 科目名 ( 英 ) 担当教員名 情報技術と職業 - 実践 (Information Technology at Work Place - 授業コード practice ) 松永多苗子 赤星哲也 濱田大助 星芝貴行 高文局 科目ナンバリン坂井美穂 足立元 坪倉篤

商業科 ( 情報類型 ) で学習する商業科目 学年 単位 科目名 ( 単位数 ) 1 11 ビジネス基礎 (2) 簿記(3) 情報処理(3) ビジネス情報(2) 長商デパート(1) 財務会計 Ⅰ(2) 原価計算(2) ビジネス情報(2) マーケティング(2) 9 2 長商デパート (1) 3 プログ

選択評価事項C 水準判定のガイドライン(案)

1. 食品安全専門 材育成の 的 1. 品安全管理に関する基礎的な知識 専 的な知識や技能の修得体制をつくる 2. FSMS 監査員の育成体制をつくる 3. 国際的な議論に参画できる 材を育てる 本研究会は主に について 議論を進めている 1

2019 年度 コース履修の手引 教職コース 司書教諭コース 学芸員コース

Microsoft Word (下線あり)新旧対象(大学評価基準)(31年度実施分)

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

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「標準的な研修プログラム《

Microsoft Word 年度末卒業時アンケート結果.doc

施策吊

従業員に占める女性の割合 7 割弱の企業が 40% 未満 と回答 一方 60% 以上 と回答した企業も 1 割以上 ある 66.8% 19.1% 14.1% 40% 未満 40~60% 未満 60% 以上 女性管理職比率 7 割の企業が 5% 未満 と回答 一方 30% 以上 と回答した企業も 1

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2章 学習スキル

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

Microsoft Word - 21教育訓練の考え方について(更新)_

平成18年度標準調査票

66

1. 学校関係者評価の実施について平成 30 年度学校関係者評価は 文部科学省が策定した 専修学校における学校評価ガイドライン に沿って実施した 学校自己点検報告書 ( 平成 29 年度 ) について 当校に関係の深い 11 名の評価委員 ( 委員名簿記載 ) に評価していただいた 評価委員には 学

高等教育段階における負担軽減方策に関する検討体制 < 検討内容 > 新しい経済政策パッケージ ( 平成 29 年 12 月 8 日閣議決定 ) に基づき 高等教育における授業料減免及び給付型奨学金の拡充を具体化し円滑かつ確実に実施するため 閣議決定で具体的に定まっていない以下の詳細事項について専門的

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第 1 章調査の実施概要 1. 調査の目的 子ども 子育て支援事業計画策定に向けて 仕事と家庭の両立支援 に関し 民間事業者に対する意識啓発を含め 具体的施策の検討に資することを目的に 市内の事業所を対象とするアンケート調査を実施しました 2. 調査の方法 千歳商工会議所の協力を得て 4 月 21

平成○○年度○○部局長経営方針アクションプラン

2018 年度の採用 就職と特徴に関する調査 1 採用 就職の際に重視した企業情報 (1) 重視した企業情報 2018 年度の採用や就職活動支援にあたり 企業またはキャリアセンターが重視して示した企業情報 ( 複数回答 ) は 仕事内容 80% 企業のミッション( 目的 事業領域 )56% 求める人

自動車工学科ディプロマ ポリシー 自動車工学科は 科学的市民 の育成という教育理念のもとに以下の資質や能力を身につけ 所定の授業科目を履 修して卒業に必要な単位を修得した学生に 短期大学士 ( 自動車工学 ) の学位を授与します 1. コミュニケーション力論理的な思考力 記述力 発表と議論の能力を有

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

鳴門教育大学の教育等に関するアンケート 平成 25 年 3 月実施 : 学部卒業生, 大学院修了生 < 集計 > Ⅰ 集計結果 ( 修士課程 ) 1 アンケート集計 ( 大学院修了生 ) 2 大学院修了生における入学前歴 ( 現職教員対現職教員以外 ) による比較 11 Ⅱ 集計結果 ( 専門職学位

図 1 平成 29 年度授業評価レーダー ( 前期 26 科目 ) 1 この授業は 授業の狙いが明確であり 内容は無駄や重複がなく 順序立てて整理されていた 8 教員の声は明瞭で聞き取りやすく 話し方は単調でなかった また 話す速度もよかった 学生への一方的な講義で

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山梨学院短期大学の概要 設置者 学校法人山梨学院 理事長 古屋忠彦 学長 三神敬子 ALO 清水智 開設年月日 昭和 26 年 4 月 1 日 所在地 山梨県甲府市酒折 設置学科および入学定員 ( 募集停止を除く ) 学科 専攻 入学定員 食物栄養科 150 保育科 130 経営学科 7

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埼玉県理容美容専門学校自己評価結果書 ( 平成 25 年度 ) 1. 学校の教育目標 (1) 人格を陶冶し 教養を高め 豊かな人間性を育成する (2) 理容師 美容師に必要な専門技術並びに理論を習得させる (3) 職業を通じて社会の発展に貢献できる能力の育成と 技術の向上に努め 明日の業界を担い得る

3-1. 新学習指導要領実施後の変化 新学習指導要領の実施により で言語活動が増加 新学習指導要領の実施によるでの教育活動の変化についてたずねた 新学習指導要領で提唱されている活動の中でも 増えた ( かなり増えた + 少し増えた ) との回答が最も多かったのは 言語活動 の 64.8% であった

厚生労働省(職業能力開発行政)におけるキャリア教育の捉え方と関連する取組について

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

45 宮崎県

資料 9 今後の高等教育の将来像について 平成 30 年 2 月 8 日文部科学省

平成18年度標準調査票

PowerPoint プレゼンテーション

Ⅰ 評価の基本的な考え方 1 学力のとらえ方 学力については 知識や技能だけでなく 自ら学ぶ意欲や思考力 判断力 表現力などの資質や能力などを含めて基礎 基本ととらえ その基礎 基本の確実な定着を前提に 自ら学び 自ら考える力などの 生きる力 がはぐくまれているかどうかを含めて学力ととらえる必要があ

kojinjoho

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

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人コ 年. 人コ 年. 保育 年. 保育 年. 不明. 計. 平成 年度授業評価アンケート結果 ( 月実施 ) 真宗の思想 Ⅱ ( 後藤明信先生 ) 授業計画 ( シラバス ) について授業で説明があった 授業に遅刻することなく受講した テキストや教材は適切に活用された 教員は授業中に受講生が私語

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4 選抜方法 (1) 選抜の方法 本校の 期待する生徒像 に基づき, 学力検査の成績, 調査書, 面接の結果 等を総合的に判定して入学者の選抜を行う ア 学力検査の成績 による順位と 調査書の得点 による順位が, ともに次のパーセント以内にある者は, 入学許可候補者として内定する ( ア ) 受検者

4 選抜方法 ( 1 ) 選抜の方法 学力検査の成績 調査書の得点 第 2 日の検査 ( 面接 ) の得点 を全て合計した 総得点 により順位をつけ 各選抜資料の評価等について慎重に審議しながら 予定人員までを入学許可候補者として内定する < 総得点の満点の内訳 > 調査書の得点第 2 日の検査学力

ワーキングパーソン調査2014基本報告書

Microsoft Word 年度入学時調査報告.docx

大学 短期大学 高等専門学校 : 障害学生数 比率 ( 障害種別 ) 障害学生は 前年度より 1,681 人増 全学生に占める障害学生の在籍率は 0.42% で 前年度 0.37%) より 0.05 ポイントの増 発達障害 ( 診断書有 ) は前年度より 306 人増 発達障害 ( 診断書無 配慮有

(4) 自己評価書及び提出された根拠資料 データは 原則として公開します 公表された著作物等を根拠資料とするときには著作権に配慮してください 公表にふさわしくないものには その旨を記載してください (5) 上記 (1) から (4) に関する具体的な資料 データの示し方等については 当該年度の自己評

(2) 国語 B 算数数学 B 知識 技能等を実生活の様々な場面に活用する力や 様々な課題解決のための構想を立て実践し 評価 改善する力などに関わる主として 活用 に関する問題です (3) 児童生徒質問紙児童生徒の生活習慣や意識等に関する調査です 3 平成 20 年度全国学力 学習状況調査の結果 (

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

4 選抜方法 (1) 選抜の方法 本校の 期待する生徒像 に基づき, 学力検査の成績, 調査書, 面接の結果 等を総合的に判定して入学者の選抜を行う ア 下表のとおり合計点を算出する 学力検査 調査書 5 教科の 教科の学習の記録 出欠 行動 特別活動 部活動等 面接 得点合計 の記録 の記録 の記

1 大学等を卒業して小学校教諭普通免許状を取得する ( 免許法別表第 1) 基礎資格 種類 基礎資格 専修 修士の学位 ( 大学 ( 短期大学を除く ) の専攻科又は大学院に1 年以上在学し,30 単位以上修得した場合を含む ) 一種 学士の学位 ( 学校教育法第 102 条第 2 項により大学院へ

第 1 節キャリア教育の理解 6) 情報リテラシー ( コンピュータリテラシー 情報処理 ネット利用の方法とリスク ) 7) 自校教育 ( 建学の精神 教育目標 ) 8) キャリアデザインなど ( 出典 : 川島啓二 大学と学生 2008 年 5 月号 ) 2 初年次教育で重視されていること 1)

2. 項目の達成及び取組状況 (1) 教育理念 目標 項目 ( = 適切 :4 ほぼ適切 :3 やや不適切 :2 不適切 :1) 学校の理念 目的 育成人材像は定められているか ( 専門分野の特性が明確になっているか ) 4 社会経済のニーズ等を踏まえた学校の将来構想を抱いているか 3 学校の理念

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

平成 26 年度生徒アンケート 浦和北高校へ入学してよかったと感じている 1: 当てはまる 2: だいたい当てはまる 3: あまり当てはまらない 4: 当てはまらない 5: 分からない 私の進路や興味に応じた科目を選択でき

Microsoft PowerPoint - 第3章手続き編(2013年3月15日更新2) .pptx

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職業実践専門課程 の実態等に関する調査研究 最終報告資料 2016 年 3 月 22 日 資料 1-1 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc.

1 調査概要 調査件名 : 職業実践専門課程の実態等に関する調査研究 アンケート調査 調査方法 : ウェブアンケート調査 ( 要望に応じ 紙媒体で実施 ) 調査対象 及び回収数 / 配布数 ( 回収率 ): 調査種別 配布数 回収数 回収率 学科調査 5,280 2,482 47.0% うち認定学科 2,042 1,479 72.4% うち非認定学科 ( 認定学科を有する学校 ) 1,738 505 29.1% うち非認定学科 ( 認定学科を有さない学校 ) 1,500 498 33.2% 学生調査 21,120 9,038 42.8% 連携企業調査 2,042 1,061 52.0% 卒業生調査 2,042 849 41.6% 在学生調査は 各学科 4 名に依頼 連携企業 卒業生調査は 認定学科 (2,042 学科 ) のみを対象に 各 1 企業 卒業生に依頼 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 2

1 調査概要 調査項目 : 調査種別 項目 学科調査基本事項 ( 学科区分 生徒数 教職員数 志願者数 就職率 中退率等 ) 認定要件に係る事項 ( 企業と連携した教育課程編成 実習 演習 教員研修 学校評価 情報公開 ) それぞれに関する 実施状況 効果 課題等 全般的な効果や行政等への要望等 学生調査基本事項 ( 学校 / 学科名 性別 学年等 ) 入学前の状況 ( 最終学歴 就労形態 進学先選択時の重視点 職業実践専門課程 の認知状況等 ) 学習状況や学科での教育等 ( 授業への取組状況 授業時間以外の学習時間 学科にお ける能力習得機会や能力の成長に対する自己評価 特に打ち込んだ活動 成績 悩み 等 ) 企業等と連携した実践的な教育の受講経験等 ( 経験有無 期待 派遣講師 / 専門現場 実習 / 職場体験型インターンシップそれぞれにおける学科の取組及び達成状況等 ) 将来の進路 ( 進路意向 決定状況 転職に対する考え方 仕事や職場に求めるもの等 ) 学校や学科に対する意見 ( 先生に対する期待と実際 改善要望 満足度 ) Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 3

1 調査概要 調査項目 : 調査種別連携企業調査卒業生調査 項目 基本事項 ( 業種 従業員数 ) 連携との関係全般 ( 連携 協力状況 連携開始時期 連携前の関係 ) 認定要件に係る事項 ( 企業と連携した教育課程編成 実習 演習 教員研修 学校評価 ( 情報公開は除く )) それぞれに関する 協力内容 目的 企業にとっての効果 協力にあたっての課題等連携による連携先学科についての効果認識専門学校の卒業生や連携校の卒業生に係る事項 ( 期待する知識 技能等と実際 採用状況等 ) 連携学科との連携の今後等 ( 連携以降 行政等への要望等 ) 基本事項 ( 出身学校 / 学科名 性別 年齢等 ) 現在の仕事 ( 就労形態 職種 勤務年数 進路希望合致度 年収 仕事や職場の評価 仕事で求められる能力 在学時の成長認識等 ) 企業等と連携した実践的な教育の受講経験等 ( 経験有無 期待 派遣講師 / 専門現場実習 / 職場体験型インターンシップそれぞれにおける学科の取組及び達成状況等 ) Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 4

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 全般的な改善状況 ~ 全般的に認定学科のほうが また認定後時間が経過している学科のほうが 改善状況が優れている 特に 企業等連携強化 学校関係者の理解向上 教育課程の組織的 定期的な見直し で特に改善状況が優れており これらは認定要件と直接的な関係性が深いものである Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 5

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 全般的な改善状況 ~ 図表平成 26 年 4 月以降の改善状況 ( 認定有無および時期別 1) 改善したやや改善したあまり改善していない改善していないわからない 改善したやや改善したあまり改善していない改善していないわからない 教育内容に対する生徒の満足度の向上 生徒の実践的 専門的な知識 技能の習得 0.9 17.5 59.9 7.4 14.4 1.2 10.9 75.2 8.7 4.0 0.6 14.2 73.3 7.8 4.2 0.2 12.5 66.7 12.3 0.7 8.3 20.4 59.3 7.2 12.4 0.7 15.1 73.3 8.7 2.2 0.4 15.0 74.5 8.6 1.6 生徒の学習時間の増加 生徒の学習意欲の向上 9.6 8.2 5.2 6.9 32.8 32.7 43.3 26.2 36.2 46.0 41.1 52.6 5.0 16.5 5.7 7.4 6.2 4.2 7.3 7.1 12.7 51.8 20.0 0.5 15.0 10.1 11.0 60.6 60.5 22.3 23.2 3.5 1.2 3.5 4.2 15.5 66.9 12.3 1.2 4.0 7.9 58.1 24.8 3.4 5.8 生徒の基礎的 汎用的な能力の習得 ( 社会人基礎力等 ) 生徒が希望する進路の実現 16.2 10.4 12.2 10.5 24.6 17.6 18.6 15.5 54.5 66.6 67.1 58.1 51.9 65.8 66.7 64.7 14.8 1.4 13.0 18.6 2.0 2.5 17.8 1.02.0 1.8 25.0 4.6 0.8 9.8 13.0 1.5 14.1 1.0 0.4 10.0 4.4 0.8 13.1 5.8 就職先となる ( なりうる ) 業界において求められる能力に対する教職員の理解の向上 就職先となる ( なりうる ) 業界において求められる能力に関する教員の指導力の向上 19.0 15.6 16.6 9.9 13.9 12.9 14.8 8.7 58.5 69.8 69.5 62.3 59.6 68.6 66.5 61.1 9.3 13.2 1.0 10.6 3.0 11.2 2.8 0.6 19.0 8.3 0.2 13.0 13.3 1.5 14.4 2.7 0.2 15.4 3.2 1.2 21.0 8.1 連携企業への就職者数の増加 15.4 13.6 34.4 41.1 24.4 29.5 10.3 15.4 11.4 4.5 教職員の学校運営への参画意識の向上 14.6 13.1 46.3 50.0 23.2 1.4 14.4 32.4 2.71.7 13.6 48.5 24.4 5.0 8.6 13.4 55.9 26.5 0.6 3.6 9.7 47.0 26.4 5.2 11.7 8.1 41.1 44.0 1.0 5.8 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 6

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 全般的な改善状況 ~ 図表平成 26 年 4 月以降の改善状況 ( 認定有無および時期別 2) 改善したやや改善したあまり改善していない改善していないわからない 改善したやや改善したあまり改善していない改善していないわからない 実践的 専門的な知識等の学校運営への反映 教育課程の組織的 定期的な見直しの実施 学内組織の組織的 定期的な見直しの実施 企業等 外部組織との連携強化 ( 企業等による積極的な教育への参画 ) 13.1 11.1 9.2 8.5 23.3 22.0 15.4 13.3 18.1 13.6 13.0 9.7 25.8 25.7 21.0 13.3 52.4 61.4 62.9 54.2 52.8 63.9 67.3 58.7 47.7 58.7 59.1 56.9 48.8 59.2 60.3 45.6 16.6 1.7 16.2 20.3 21.0 2.7 2.0 1.6 4.5 5.0 27.0 8.7 0.9 9.8 13.2 1.5 11.1 1.5 1.0 14.6 1.8 2.4 20.4 5.2 18.2 1.6 14.4 21.8 2.7 3.2 21.8 24.2 2.6 3.45.8 3.6 0.8 11.9 12.7 1.0 13.4 0.7 14.0 2.0 2.8 26.8 5.8 8.5 教育施設 設備等の教育環境の向上 情報提供による学外関係者による学校の理解度の向上 学校関係者による学校の理解度の向上 就職先となる ( なりえる ) 企業 業界からの評価 14.3 14.6 12.2 11.5 16.7 13.4 11.6 10.3 23.1 19.6 19.4 11.5 15.4 12.4 12.8 12.3 41.1 48.8 48.9 52.4 47.8 63.9 59.7 52.0 51.7 67.3 60.7 56.0 52.2 61.6 61.5 56.0 23.8 7.0 13.8 30.9 4.5 1.2 27.3 24.0 8.23.4 8.1 4.0 16.6 2.6 16.5 13.9 0.78.2 2.6 18.6 24.4 7.6 3.8 9.5 1.0 9.3 15.0 1.0 10.4 13.6 2.0 1.7 4.4 2.0 22.0 8.5 13.0 1.6 17.7 1.0 15.6 9.4 2.0 15.4 8.4 18.8 1.411.5 教職員のコンプライアンスやアカウンタビリティに関する意識の向上 16.6 14.4 11.8 11.3 53.6 61.9 62.5 54.8 14.3 1.4 14.2 18.3 2.0 3.5 21.0 1.2 3.6 22.6 3.08.3 入学希望者 ( 応募者 ) その保護者及び在籍高校等からの評価や問合せ件数 8.1 8.2 10.2 10.9 32.6 34.7 40.9 30.4 32.4 6.4 41.1 34.3 44.4 20.4 6.7 9.4 4.0 10.6 3.8 10.5 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 7

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 全般的な改善状況 ~ 認定要件を満たす教育課程編成委員会等を設置している 学科は 特に 教育課程の構成の見直し 授業科目の新設 実習 演習等における企業等との連携の充実 において そうでない学科に比べて 実現または実現に向けた取組を開始している この学科には 教育課程編成に係る取組項目によっては その他の学科に比べ 実現に向けた取組が開始されたものの まだ実現には至っていない学科が多く含まれる Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 8

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 企業等と連携した教育課程の編成状況 ~ 図表教育課程編成に係る平成 26 年 4 月以降の実現状況 ( 企業等との連携体制別 1) 実現した実現に向けた取組を開始した実現に向けた取組の予定がある実現に向けた取組の予定はない 当該課程で養成する人材像の明確化 47.7 57.5 37.7 23.4 10.14.5 14.6 4.5 42.9 19.5 17.5 20.1 当該課程の学習目標 ( 知識や技能のレベル ) の明確化 43.1 39.4 39.6 22.7 44.9 43.5 21.4 10.1 1.9 13.6 3.5 16.2 編成委員会を設置している 就職先となる ( なりうる ) 業界の動向を踏まえた教育課程編成 37.1 35.7 27.9 14.9 45.1 39.0 22.7 14.9 2.8 18.5 6.8 34.4 1 認定要件を満たす企業等が参画する教育課程編成委員会等を設置している 人材ニーズ把握あり 就職先となる ( なりうる ) 業界の人材ニーズを踏まえた教育課程編成 教育課程の構成の見直し 36.7 32.7 27.3 32.8 22.6 14.9 24.9 46.7 14.1 2.5 41.1 20.6 5.6 25.3 32.5 29.7 26.1 11.4 40.1 12.5 2 認定要件を満たさないが 企業等担当者が参画する委員会等を設置している 又は 3 委員会は設置していないが 組織として企業の人材ニーズ等を把握している 又は 4 委員会は設置していないが 個々の教職員経由で人材ニーズ等を把握している 授業科目の新設 19.5 14.3 30.4 20.4 16.7 13.0 15.6 35.7 21.5 27.2 39.9 27.3 30.5 20.8 23.0 44.2 人材ニーズ把握なし 1~4 の連携を行っていない 次頁同様 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 9

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 企業等と連携した教育課程の編成状況 ~ 図表教育課程編成に係る平成 26 年 4 月以降の実現状況 ( 企業等との連携体制別 2) 実現した実現に向けた取組の予定がある 実現に向けた取組を開始した実現に向けた取組の予定はない 実現した実現に向けた取組を開始した実現に向けた取組の予定がある実現に向けた取組の予定はない 既存の授業内容 授業方法の改善 授業科目以外の教育機会の提供 ( 講演会等 ) 39.6 29.2 20.8 40.2 40.9 37.0 43.9 47.9 31.2 33.8 22.5 13.6 13.6 26.2 34.5 26.0 15.0 1.5 18.7 4.3 14.3 11.1 10.9 23.4 授業時間以外の学習支援方法 ( 補習等 ) の見直し 企業等の協力を得た生徒募集活動の実施 21.9 27.1 22.7 15.5 16.6 17.0 13.1 27.8 19.7 20.1 22.1 21.2 30.3 20.1 37.3 15.8 26.0 31.2 45.4 49.1 実習 演習等の質の充実 実習 演習等の時数の増加 36.5 36.5 32.5 19.1 18.2 18.9 14.6 45.5 15.5 2.5 42.3 15.8 5.5 18.8 29.2 19.5 24.4 38.3 18.2 48.2 入学者に求める要件等の見直し 13.0 8.4 16.2 3.9 13.0 17.8 10.9 9.7 12.1 9.1 18.9 20.1 62.3 65.3 58.0 61.0 実習 演習等における企業等との連携の充実 13.0 7.8 42.4 31.8 22.7 32.8 34.3 56.5 19.8 3.4 24.0 11.3 成績評価や卒 業時の要件等の見直し 15.5 15.8 16.6 10.9 11.7 9.7 24.0 26.8 36.9 41.8 35.5 54.5 施設 設備 / 実習機材等の充実 16.9 11.7 22.4 27.1 16.9 28.6 35.3 54.5 30.3 24.4 18.7 13.3 教員に求められる資質や育成方法等の見直し 19.7 14.1 37.4 29.1 30.2 43.8 12.6 13.1 23.4 16.9 25.3 34.4 15.6 18.8 33.8 31.8 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 10

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 企業等と連携した教育課程の編成状況 ~ 審議にあてた時間が多い項目ほど実現している 図表教育課程編成に係る平成 26 年 4 月以降の実現状況 ( 審議にあてた時間別 ) 実現した実現に向けた取組の予定がある 実現に向けた取組を開始した実現に向けた取組の予定はない 実習 演習等の質の充実 該当 [N=693] 非該当 [N=1101] 40.5 33.9 46.3 45.1 12.3 0.9 17.3 3.7 当該課程で養成する人材像の明確化 当該課程の学習目標 ( 知識や技能のレベル ) の明確化 就職先となる ( なりうる ) 業界の動向を踏まえた教育課程編成 就職先となる ( なりうる ) 業界の人材ニーズを踏まえた教育課程編成 教育課程の構成の見直し 授業科目の新設 既存の授業内容 授業方法の改善 授業科目以外の教育機会の提供 ( 講演会等 ) 該当 [N=952] 非該当 [N=842] 該当 [N=978] 非該当 [N=816] 該当 [N=712] 非該当 [N=1082] 該当 [N=1121] 非該当 [N=673] 該当 [N=603] 非該当 [N=1191] 該当 [N=312] 非該当 [N=1482] 該当 [N=889] 非該当 [N=905] 該当 [N=135] 非該当 [N=1659] 42.2 43.8 42.2 41.4 34.5 31.2 30.1 24.0 39.9 38.0 41.6 38.0 38.1 52.6 60.6 57.0 23.7 30.1 37.4 39.7 47.7 48.1 30.0 23.0 38.7 41.6 46.2 27.6 37.4 49.3 12.5 48.8 22.2 24.5 27.0 28.5 14.1 14.3 7.02.9 6.6 0.3 15.4 1.5 14.1 12.31.6 16.6 25.3 24.7 20.2 15.4 19.3 6.3 9.6 11.9 3.8 3.7 4.0 3.5 1.6 3.1 1.5 実習 演習等の時数の増加 実習 演習等における企業等との連携の充実 施設 設備 / 実習機材等の充実 授業時間以外の学習支援方法 ( 補習等 ) の見直し 企業等の協力を得た生徒募集活動の実施 入学者に求める要件等の見直し 成績評価や卒業時の要件等の見直し 教員に求められる資質や育成方法等の見直し 該当 [N=78] 非該当 [N=1716] 該当 [N=505] 非該当 [N=1289] 該当 [N=65] 非該当 [N=1729] 該当 [N=52] 非該当 [N=1742] 該当 [N=28] 非該当 [N=1766] 該当 [N=25] 非該当 [N=1769] 該当 [N=41] 非該当 [N=1753] 該当 [N=165] 非該当 [N=1629] 52.6 19.2 19.2 9.0 17.5 18.8 24.5 51.9 34.1 38.9 40.0 34.4 38.5 21.2 28.9 30.6 38.5 40.4 39.2 12.5 1.6 22.4 4.3 20.0 1.5 19.3 15.4 5.8 21.2 27.4 30.8 20.6 21.4 53.6 25.0 15.2 16.7 21.9 46.2 12.0 52.0 16.0 20.0 3.7 12.7 18.3 65.3 41.5 39.0 14.6 4.9 15.1 15.6 27.0 42.3 23.0 56.4 18.2 2.4 18.8 35.7 31.7 13.9 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 11

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 企業等と連携した実践的な教育 の実施状況 ~ 企業と連携した実践的な教育は 認定学科のほうが 程度の差は異なるものの 総じて実施率が高い ただし 企業内実習ではその差分は一定以下である 一方 学内での実習や演習における企業との連携ではその差分が一定以上のものが多い 図表企業内実習の実施状況 ( 認定有無別 ) 図表学内実習での企業等との連携状況 ( 認定有無別 ) 認定課程 [N=1449] 非認定課程 [N=835] 認定課程 [N=1449] 非認定課程 [N=834] 0% 20% 40% 60% 80% 企業内実習 ( 法令義務 )( 単位有り ) の実施企業内実習 ( 法令義務 )( 単位無し ) の実施企業内実習 ( 非法令義務 )( 単位有り ) の専門現場実習の実施企業内実習 ( 非法令義務 )( 単位無し ) の専門現場実習の実施企業内実習 ( 職場体験型インターンシップ ) の実施 25.8 21.6 1.8 1.3 33.6 28.4 10.3 11.1 34.0 31.3 企業等からの講師派遣教材 教育資材等の企業等からの提供授業内容に対する企業等からの助言指導方法に対する企業等からの助言学習成果に対する企業等による評価その他 7.0 6.0 48.6 42.5 34.1 41.2 48.9 38.7 40.4 65.0 62.1 59.4 上記のいずれも行っていない 23.5 32.5 上記のいずれも行っていない 16.4 31.1 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 12

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 企業等と連携した実践的な教育 の実施状況 ~ 企業等と連携した実践的な教育の効果は認識されているが 必ずしも認定学科において高いわけではない 図表企業内実習 ( 法令義務 ) 実施により生徒が身につけることができたと思われる項目 ( 認定有無別 ( 医療関係 )) 図表企業内実習 ( 非法令義務 : 専門現場実習 ) 実施により生徒が身につけることができたと思われる項目 ( 認定有無別 ( 商業実務関係 )) 認定課程 [N=168] 非認定課程 [N=80] 認定課程 [N=144] 非認定課程 [N=83] 専攻分野に直接関わる専門知識 98.2 98.8 専攻分野に直接関わる専門知識 94.4 91.6 専攻分野の関連領域の知識 92.3 90.0 専攻分野の関連領域の知識 81.9 85.5 専攻分野の技能 95.8 91.3 専攻分野の技能 79.9 83.1 優先順位をつけてスピード感を持って 物事をこなせること 53.0 65.0 優先順位をつけてスピード感を持って 物事をこなせること 51.4 45.8 正確に物事をこなせること 57.1 75.0 正確に物事をこなせること 51.4 54.2 相手の状況や考え方を考慮して話ができること 86.9 87.5 相手の状況や考え方を考慮して話ができること 68.1 69.9 報告 連絡 相談など仕事で求められるコミュニケーションができること 90.5 96.3 報告 連絡 相談など仕事で求められるコミュニケーションができること 77.1 85.5 人との関係を大切にし 協調 協働して行動できること 89.3 93.8 人との関係を大切にし 協調 協働して行動できること 91.7 86.7 筋道を立てて考え 具体的に表現できること 55.4 73.8 筋道を立てて考え 具体的に表現できること 33.3 27.7 問題を発見し 原因を考え 解決に向け 取り組めること 63.7 82.5 問題を発見し 原因を考え 解決に向け 取り組めること 31.3 37.3 困難に直面してもあきらめずにやりぬけること 75.0 83.9 困難に直面してもあきらめずにやりぬけること 51.4 63.9 様々な情報を活用しながら 自分の将来にわたっての働き方を考えられること 57.7 57.5 様々な情報を活用しながら 自分の将来にわたっての働き方を考えられること 68.1 67.5 仕事に必要な最低限の会話や説明を外国語でできること 6.3 9.5 仕事に必要な最低限の会話や説明を外国語でできること 9.0 14.5 上記のいずれも身につけることができていない 0.0 0.0 上記のいずれも身につけることができていない 0.0 0.0 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 13

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 企業等と連携した教員研修の実施状況 ~ 企業と連携した教員研修は 認定学科のほうが 程度の差は異なるものの 総じて実施率が高い 図表教員に対する研修における企業等との連携状況 ( 認定有無別 ) 認定課程 [N=1449] 非認定課程 [N=835] 学内研修への企業等からの講師派遣 50.1 62.6 学内研修への企業等からの助言 40.0 31.5 実務経験習得のための企業等での教員の受け入れ 13.8 8.6 企業等との情報交換会の開催 37.8 58.9 企業等との共同研究の実施 14.8 7.8 企業主催の研修への教員の参加 49.1 62.6 業界団体 経済団体主催の研修への教員の参加 59.5 77.5 上記の連携は行っていない 2.3 17.7 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 14

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 学校関係者評価の実施状況 ~ 学校関係者評価委員会の開催回数が多いほど 改善状況が優れている 開催回数が 2 回以上の学科と 関係者評価委員会を実施しておらず実施の予定もない学科で 改善状況の差分をみると 以下の項目で 10pt 以上の差がみられた 企業等 外部組織との連携強化 ( 企業等による積極的な教育への参画 )(23.8pt) 学校関係者による学校の理解度の向上 (20.2pt) 教育課程の組織的 定期的な見直し (16.0pt) 情報提供による学外関係者による学校の理解度の向上 (14.4pt) 学内組織の組織的 定期的な見直し (12.5pt) 生徒の学習意欲の向上 (11.7pt) 実践的 専門的な知識等の学校運営への反映 (11.7pt) 就職先となる ( なりうる ) 企業 業界からの評価 (11.3pt) 教職員のコンプライアンスやアカウンタビリティに関する意識の向上 (10.8pt) Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 15

2 調査結果 (1) 取組状況 ~ 企業等に対する情報提供等 ~ 認定学科のほうが多くの項目で情報提供を行っている とくに財務 経営状況に関する提供状況で差が大きい 項目別の提供状況の差で 10pt 以上のものは以下のとおり 自己評価 学校関係者評価の結果 (31.7pt) 収支計算書 (31.5pt) 貸借対照表 (30.2pt) 事業報告書 (26.3pt) 評価結果を踏まえた改善方策 (22.9pt) 外国の学校等との交流状況 (22.9pt) 学則 (17.7pt) Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 16

2 調査結果 (2) 教育効果 ~ 能力の伸びに対する生徒の認識 ~ 認定学科の学生のほうが 入学後に能力が伸びたと感じている ( ただし 顕著な差はみられない ) 図表入学後に伸びた能力 ( 認定有無別 ) 専攻分野に直接関わる専門知識 専攻分野の関連領域の知識 とても伸びたやや伸びたあまり伸びていないほとんど伸びていない 59.5 55.6 49.9 44.9 37.3 40.5 45.7 49.5 2.80.4 3.30.6 4.00.5 5.0 0.7 問題を発見し 原因を考え 解決に向け取り組めること 様々な情報を活用しながら 自分の将来にわたっての働き方を考えられること 仕事に必要な最低限の会話や説明を外国語でできること 32.6 30.7 44.3 41.8 38.0 35.4 52.5 51.3 44.0 44.3 47.9 48.1 13.7 15.9 10.2 11.8 12.4 14.2 1.3 2.0 1.5 2.2 1.8 2.4 専攻分野の技能 50.5 42.4 6.2 0.9 46.7 44.0 7.4 2.0 優先順位をつけてスピード感を持って物事をこなせること 24.1 22.3 55.6 54.9 18.5 20.6 1.7 2.3 正確に物事をこなせること 22.5 60.6 15.5 1.3 21.4 60.6 16.3 1.7 相手の状況や考え方を考慮して話ができること 35.2 31.2 50.7 53.3 12.6 13.8 1.5 1.7 報告 連絡 相談など仕事で求められるコミュニケーションができること 41.5 37.7 44.8 48.2 12.1 12.2 1.5 1.9 人との関係を大切にし 協調 協働して行動できること 45.6 41.2 44.8 47.4 8.5 9.5 1.1 2.0 筋道を立てて考え 具体的に表現できること 23.1 21.2 54.8 54.1 19.8 21.9 2.3 2.7 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 17

2 調査結果 (2) 教育効果 ~ 学習への取組状況 ~ 認定学科の学生のほうが 望ましい学習への取組状況等にある ( ただし 顕著な差はみられない ) 図表学習への取組状況 ( 認定有無別 ) あるややあるあまりないない 課題提出に遅れた 4.4 15.0 25.5 55.0 5.9 16.9 26.8 50.4 予習をせずに授業に出席した 34.7 38.3 18.6 8.3 36.5 37.1 16.9 9.5 課題をせずに授業に出席した 4.8 13.4 31.0 50.8 5.8 15.6 30.3 48.2 授業中に私語 ( 授業の内容とは関係がない話 ) をした 17.8 18.3 30.5 30.0 34.7 33.9 17.0 17.8 グループワークやディスカッションの参加は消極的だった 6.5 7.6 18.1 20.2 36.0 34.1 39.5 38.1 授業の復習をしなかった 13.0 39.6 32.5 14.9 15.6 38.6 31.0 14.9 授業を 交通機関の遅延等のやむを得ない事情以外の理由で遅刻した 14.2 14.4 12.2 12.8 15.9 16.2 57.6 56.6 授業を 体調不良等のやむを得ない事情以外の理由で欠席した 11.1 13.2 9.2 13.4 10.2 13.9 66.3 62.7 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 18

2 調査結果 (2) 教育効果 ~ 他の専門学校卒業生との比較 ~ 多くの企業は 連携学科の卒業生は他の専門学校卒業生に比べて 多くの項目で 連携学科の卒業生のほうが優れていると認識している 図表連携学科の卒業生 ( 認定前に同課程を卒業した者も含む ) と他の専門学校卒業生との比較 優れているやや優れているあまり優れいていない優れいていない 専攻分野に直接関わる専門知識 29.8 57.4 11.9 0.9 専攻分野の関連領域の知識 22.9 56.7 18.6 1.8 専攻分野の技能 27.3 55.9 15.6 1.3 優先順位をつけてスピード感を持って物事をこなせること 13.4 54.9 29.0 2.7 正確に物事をこなせること 16.0 60.1 22.3 1.5 相手の状況や考え方を考慮して話ができること 18.7 57.6 21.8 1.9 報告 連絡 相談など仕事で求められるコミュニケーションができること 21.8 57.6 18.7 1.9 人との関係を大切にし 協調 協働して行動できること 26.4 57.5 14.7 1.4 筋道を立てて考え 具体的に表現できること 11.5 56.8 29.2 2.4 問題を発見し 原因を考え 解決に向け取り組めること 12.9 55.5 28.8 2.7 困難に直面してもあきらめずにやりぬけること 19.5 58.6 19.9 2.0 様々な情報を活用しながら 自分の将来にわたっての働き方を 考えられること 10.7 52.6 32.0 4.7 仕事に必要な最低限の会話や説明を外国語でできること 3.8 23.8 37.1 35.3 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 19

2 調査結果 (3) 学生による教員の評価 認定学科の学生のほうが 当該校に優れた教員や派遣講師が多いと感じている ( ただし 顕著な差はみられない ) 図表所属学校での学校の先生や企業等からの派遣講師の割合 ( 認定有無別 )( 左 : 学校の先生 右 : 企業等からの派遣講師 ) 多いやや多いあまり多くない多くない 多いやや多いあまり多くない多くない 専門に関わる知識が豊富である 69.8 64.9 26.3 29.9 3.3 0.5 4.01.2 専門に関わる知識が豊富である 認定課程 [N=5710] 60.2 52.3 28.0 6.9 5.0 28.5 8.6 10.6 専門に関わる最先端の知識 技能が豊富である 57.0 52.9 34.8 37.3 7.5 0.8 8.3 1.5 専門に関わる最先端の知識 技能が豊富である 認定課程 [N=5710] 56.2 49.4 29.7 30.6 8.2 5.0 10.210.7 専門に関わる卓越した職業実務能力がある 55.8 52.7 35.4 36.2 7.9 0.9 9.1 1.9 専門に関わる卓越した職業実務能力がある 認定課程 [N=5710] 55.9 47.8 30.5 8.5 5.0 31.1 10.3 10.8 授業がわかりやすい 41.1 45.6 11.6 1.6 授業がわかりやすい 認定課程 [N=5710] 36.1 39.2 17.2 7.4 39.2 44.6 13.8 2.4 29.4 39.1 18.9 12.6 精神面でのサポートがある 36.7 39.2 19.8 4.4 精神面でのサポートがある 認定課程 [N=5710] 19.8 31.4 30.7 18.1 36.2 36.7 21.4 5.8 17.9 27.3 30.5 24.3 業界の動向や事情に精通している 49.6 45.2 40.5 41.2 8.8 11.6 1.1 2.0 業界の動向や事情に精通している 認定課程 [N=5710] 48.3 41.9 35.0 32.7 10.8 5.9 13.2 12.2 親身になって相談等に乗ってくれる 49.3 47.8 35.2 33.9 12.7 14.2 2.8 4.0 親身になって相談等に乗ってくれる 認定課程 [N=5710] 25.1 21.5 29.7 33.0 25.3 26.0 16.5 22.7 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 20

2 調査結果 (4) 企業等との連携等における課題 1 外部の協力確保と調整等の事務負担を課題と考える学科が多い とくに学校関係者評価委員会の設置 運営にあたり 高等学校の委員の確保を挙げる学科が多い 図表認定学科における各要件に係る実施上の課題認識 項目 教育課程 編成 委員会等 企業内 実習 企業と連携した学内での実習 演習 教員研修 学校関係 者評価 委員会 協力の得られる企業等の ( 委員の ) 確保協力の得られる業界団体の委員の確保協力の得られる高等学校の委員の確保日程調整等の事務業務 / 企業等との連絡 調整 18.6% 19.2% 23.7% 19.7% 15.2% 34.1% - - - 26.9% - - - - 38.9% 30.3% 17.7% 17.1% 16.3% 16.9% 太字下線は 20% 以上のもの Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 21

2 調査結果 (4) 企業等との連携等における課題 2 企業等が考える連携の目的と実際の効果認識の差の大きな項目として 企業等が求める知識 技能等を身につける教育の実現 これらを身につけた卒業生の採用 業界全体の発展への寄与が挙げられた 図表各要件に係る企業が考える連携の目的と実際の効果認識の差 項目 企業等が求める知識 技能等を身につけられる教育 / 教育課程編 成 / 教員養成 / 学校運営の実現 教育課程編成 委員会等 企業内実習 企業と連携した学内 での実習 数値は 連携等の目的として 重視している の回答割合と その効果について 効果があった の回答割合の差 太字下線は各要件における上位 3 項目 演習 教員研修 学校関係者評価 委員会 37.9% 24.0% 31.1% 21.5% 36.3% 企業等が求める知識 技能等を身につけた卒業生の採用 34.9% 16.8% 25.5% 17.8% 32.3% 連携する専門学校とのネットワーク強化 14.5% 11.3% 12.6% 14.7% 14.6% 他の委員等とのつながり等 社外ネットワークの構築 強化 5.4% - - - 10.5% 連携する専門学校の教育活動への寄与 13.1% 17.9% 13.0% 16.6% 17.3% 業界全体の発展への寄与 34.9% 26.2% 22.6% 28.9% 29.4% 地域社会への貢献 26.8% 21.5% 19.9% 17.8% 25.4% 生徒を指導 / 講師を経験させること等による自社社員等の育成 - 15.4% 6.7% 9.2% - 生徒によるアイデアの自社等事業への活用 - 7.3% 7.0% - - Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 22

2 調査結果 (5) 職業実践専門課程 の今後への示唆 1 職業実践専門課程 制度の導入により 必須と考えられる効果がおおむね生ずるに至ったが それらの効果を出発点に派生する他の効果の創出は今後の課題 多くの項目で 認定学科は非認定学科に比べ改善状況に優れる等 職業実践専門課程 の効果と捉えられる状況が生まれている 一方で その差が一定以上のものに限ってみると 認定要件の性質上 効果が生まれる必然性の高い項目 ( 企業等との連携強化 学校関係者の理解向上 教育課程の組織的 定期的見直し 財務 経営状況の情報提供等 ) において効果が生じているものの その他の項目 ( 企業と連携した実践的な教育等を通じた教育効果 教員の質の向上等 ) は 現時点では それほどの顕著な効果の違いはみられない状況 これらの効果の創出に向けては 取組の外形的な充足にとどまらず その質の向上が重要になってくるものと考えられる 質的側面の取組を促す あるいは質的側面の状況をモニタリングし 改善を図っていくことが有効 ( 例 : 認定学科に対するフォローアップ調査とそれに基づく改善策の実施 グッドプラクティスの抽出 普及 学校評価の高度化 そのための研修機会の提供等 ) Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 23

2 調査結果 (5) 職業実践専門課程 の今後への示唆 2 実施上の課題認識として挙げられた 外部の協力確保 への対応が求められる 職業実践専門課程 やその卒業生が そうでない学科やその卒業生に比べ優れていることを企業等に周知 ( あるいは周知のための素材の整備 ) 連携企業と優れた学生のマッチングの仕組みの検討 学校関係者評価における高等学校の協力確保 連携先業界団体として 実質的に業界の動向を広く把握できる人材も広く対象に 実施上の課題認識として挙げられた 調整等の事務負担 への対応が求められる 背景として 学校のガバナンス 組織体制 事務業務プロセス等に課題がある可能性 改善に向け 詳細の状況把握や改善策の立案が有効 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 24

2 調査結果 (5) 職業実践専門課程 の今後への示唆 2 職業実践専門課程 を制度として推進 拡充していくためには 学科に対するインセンティブの付与は重視すべき事項 行政等への要望から 同制度が学生確保や就職状況の改善に資することの必要性 短期的には高校 高校生 保護者 企業に対する周知 広報を強化 並行して質の向上策の実施とそれに伴う各主体へのメリット ( 高校 高校生 保護者に対しては社会で求められる知識 技能等の習得や希望する進路実現の保証 企業等に対しては求める教育の実現や求める知識 技能等を身につけた卒業生の採用機会の拡充等 ) の提供 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 25

2 調査結果 (6) 今後の実態等の把握に向けた調査手法の在り方 より実態等が概ね把握されたことから 調査項目 調査対象双方において回答負担の軽減を図ることが有効 調査対象 : 認定学科についても抽出調査 学生調査のサンプル抽出方法の変更 高校調査はヒアリング調査での対応も含め要検討 調査項目 : 掘り下げて設定するもの 継続して設定するもの 除外するもの のめりはりをつけ 全体としては大幅に削減 分析項目 : 学科区分別の詳細分析 生徒の変化 ( 教育効果 ) の詳細分析 スケジュール : アンケート結果を踏まえたヒアリング調査と全体の分析 考察に多くの時間を確保 Copyright (C) Mitsubishi Research Institute, Inc. 26

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