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結婚しない理由は 結婚したいが相手がいない 経済的に十分な生活ができるか不安なため 未婚のに結婚しない理由について聞いたところ 結婚したいが相手がいない (39.7%) で最も高く 経済的に十分な生活ができるか不安なため (2.4%) 自分ひとりの時間が取れなくなるため (22.%) うまく付き合え

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調査の概要 少子高齢化が進む中 わが国経済の持続的発展のために今 国をあげて女性の活躍推進の取組が行なわれています このまま女性正社員の継続就業が進むと 今後 男性同様 女性も長年勤めた会社で定年を迎える人が増えることが見込まれます 現状では 60 代前半の離職者のうち 定年 を理由として離職する男

調査実施の背景 近年 ライフスタイルの多様化が著しく進んでいます 生涯未婚率が上昇し 単身世帯 一人親世帯も増加するなど 世帯構成が大きく変化しました また 25 歳から 39 歳の就業率が上昇し 共働き世帯も増加しました においては 管理職の積極的な登用が推進される一方で非正規社員の占める割合は高

質問 1 企業 団体にお勤めの方への質問 あなたの職場では定年は何歳ですか?( 回答者数 :3,741 名 ) 定年は 60 歳 と回答した方が 63.9% と最も多かった 従業員数の少ない職場ほど 定年は 65 歳 70 歳 と回答した方の割合が多く シニア活用 が進んでいる 定年の年齢 < 従業

< 調査の概要 > 1. 調査対象 : 全国の 50~69 歳の男女のうち 下記 5. に該当する方 2. 調査方法 : インターネット調査 ( 株式会社マクロミルの登録モニター対象 ) 3. 調査時期 : 2018 年 2 月 9 日 ~2 月 14 日 4. 回収数 : 6,250 人 5. 回

1. 交際や結婚について 4 人に3 人は 恋人がいる または 恋人はいないが 欲しいと思っている と回答している 図表 1 恋人が欲しいと思わない理由は 自分の趣味に力を入れたい 恋愛が面倒 勉強や就職活動に力を入れたい の順に多い 図表 2 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚

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2014年 20~40代の恋愛と結婚(第8回 結婚・出産に関する調査より)リリース

各位

3 調査項目一覧 分類問調査項目 属性 1 男女平等意識 F 基本属性 ( 性別 年齢 雇用形態 未既婚 配偶者の雇用形態 家族構成 居住地 ) 12 年調査 比較分析 17 年調査 22 年調査 (1) 男女の平等感 (2) 男女平等になるために重要なこと (3) 男女の役割分担意

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( 2 ) % % % % % % % % 100% 20 90% 80% 70% 60%


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夫婦間でスケジューラーを利用した男性は 家事 育児に取り組む意識 家事 育児を分担する意識 などに対し 利用前から変化が起こることがわかりました 夫婦間でスケジューラーを利用すると 夫婦間のコミュニケーション が改善され 幸福度も向上する 夫婦間でスケジューラーを利用している男女は 非利用と比較して

参考 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに 家

目次 Ⅰ 調査概要 1 1. 調査目的 1 2. 調査項目 1 3. 調査設計 1 4. 回収結果 1 5. 報告書の見方 1 Ⅱ 調査結果 2 1. 回答者の属性 2 (1) 性別 2 (2) 年代 2 (3) 結婚の状況 2 (4) 働き方 3 (5) 世帯構成 3 (6) 乳幼児 高齢者との同

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1. 結婚についての意識 結婚について肯定的な考え方 ( 結婚はするべきだ 結婚はしたほうがよい ) の割合は男性の方が高い一方 自身の結婚に対する考えについて いずれ結婚するつもり と回答した割合は女性の方が高い 図表 1 図表 2 未婚の方の理想の結婚年齢は平均で男性が 29.3 歳 女性は 2

< 調査概要 ( 経営者版 )> 調査期間 : 平成 29 年 8 月 2 日 ( 水 )~10 月 20 日 ( 金 ) 調査地域 : 全国 調査方法 : 当社営業職員によるアンケート回収 回答数 :13,854 部無作為に 5,000 サンプル ( 男性 :4,025 名 :975 名 ) を抽

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2. 調査結果 1. 回答者属性について ( 全体 )(n=690) (1) 回答者の性別 (n=690) 回答数 713 のうち 調査に協力すると回答した回答者数は 690 名 これを性別にみると となった 回答者の性別比率 (2) 回答者の年齢層 (n=6

参考 1 男女の能力発揮とライフプランに対する意識に関する調査 について 1. 調査の目的これから結婚 子育てといったライフ イベントを経験する層及び現在経験している層として 若年 ~ 中年層を対象に それまでの就業状況や就業経験などが能力発揮やライフプランに関する意識に与える影響を把握するとともに

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Ⅲ 調査研究報告 / 若者の結婚観 子育て観等に関する調査 77 交際中 (n=671) 交際経験あり (n=956) 交際経験なし (n=767) 早く結婚したいいい

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アンケート調査の実施概要 1. 調査地域と対象全国に居住する 30~60 代の既婚男女 2. サンプル数 800 名 3. サンプル抽出方法第一生命経済研究所生活調査モニター 4. 調査方法質問紙郵送調査法 5. 実施時期 2006 年 1 月 6. 有効回収数 ( 率 ) 769 名 (96.1%

困窮度別に見た はじめて親となった年齢 ( 問 33) 図 94. 困窮度別に見た はじめて親となった年齢 中央値以上群と比べて 困窮度 Ⅰ 群 困窮度 Ⅱ 群 困窮度 Ⅲ 群では 10 代 20~23 歳で親となった割 合が増える傾向にあった 困窮度 Ⅰ 群で 10 代で親となった割合は 0% 2

初めて親となった年齢別に見た 母親の最終学歴 ( 問 33 問 8- 母 ) 図 95. 初めて親となった年齢別に見た 母親の最終学歴 ( 母親 ) 初めて親となった年齢 を基準に 10 代で初めて親となった 10 代群 平均出産年齢以下の年齢で初めて親となった平均以下群 (20~30 歳 ) 平均

第 1 章調査の概要 1 調査の目的 県民の結婚や子どもを持つこと 子育てに関する意識や現状を把握し 奈良県において子どもを 生み育てやすい環境づくりを進める取組を検討するための基礎資料を得ることを目的に実施した 2 調査の実施概要 (1) 調査対象 夫婦調査 : 平成 30 年 9 月 1 日現在

初めて親となった年齢別に見た 就労状況 ( 問 33 問 8) 図 97. 初めて親となった年齢別に見た 就労状況 10 代で出産する人では 正規群 の割合が低く 非正規群 無業 の割合が高く それぞれ 22.7% 5.7% であった 初めて親となった年齢別に見た 体や気持ちで気になること ( 問

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調査の概要 1 調査目的 人口減少社会に関する意識の傾向を分析するため 全世代を対象に 子育てや親世代と の同居 近所づきあいや移住に関する意識調査を実施した 2 調査方法 アンケート調査をエム アール アイリサーチアソシエイツ株式会社に委託し インタ ーネットモニター会社に登録しているモニターに対

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第 16 表被調査者数 性 年齢階級 学歴 就業状況別 124 第 17 表独身者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 142 第 18 表有配偶者数 性 年齢階級 就業状況 家庭観別 148 第 19 表仕事あり者数 性 年齢階級 配偶者の有無 親との同居の有無 職業別 154 第 20 表仕事あ

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(2) 月額の手取り収入と扶養控除について 図 2: 月額の手取り収入について ( 既婚女性 n=968 未婚女性 n=156) 図 3:( 上 ) 扶養控除や健康保険免除について ( 月収 10 万円未満 n=802 月収 10 万円以上 n=166) ( 下 ) 働く際に扶養控除などを気にしてい

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上高いことが報告されています 特に女性の平均結婚年齢に近い30 34 歳では一般職の女性の未婚率が33.4% であるのに対して 看護師のそれは50.4% でありました このような看護師の高い未婚率を説明する要因もいくつかあると言われていますが これまで詳しく討論されたことはありません 今回のバトルト

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第 3 章各調査の結果 35

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調査概要 ゆとり世代 と 親世代 の住まいと距離に関する意識調査 調査結果詳細 調査方法 : インターネットリサーチ調査地域 : 1 都 3 県 ( 東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県 ) (1) 1987 年度以降生まれの 22~25 歳の社会人の男女 1 都 3 県に実家があり かつ現在も圏内に在

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Transcription:

2018 年 10 月 25 日 人生 100 年時代の結婚に関する意識と実態 株式会社明治安田生活福祉研究所 ( 社長木島正博 ) は 2018 年 6 月に全国の 40~64 歳の男女 12,000 人を対象として 人生 100 年時代に向けた意識調査 を実施しました 人生 100 年時代 を目前に控えた今日 家族や夫婦のあり方 結婚に対する意識も変化し 多様化しています 本リリースでは 結婚やパートナーに求める意識と実態について最新の状況をご紹介します < 主な内容 > 7 ページ 子どもがいる既婚者 未婚者 未婚化に打つ手はあると思う割合 6 割 5 割 4 割 3 割 9 ページ 結婚生活に とても満足 の割合 子どもがいる既婚者 子どもがいない既婚者 2~3 割 2 割 3~4 割 3 割 11 ページ 今も離婚を考えることがある割合 子どもがいる共働き夫婦 ( ともに正社員 ) 3 割 4 割 12 ページ 結婚生活の不満離婚理由のトップ 16 ページ 卒婚に肯定的な割合 17 ページ 結婚のメリット 性格 価値観の不一致 5~6 割 4~5 割 5~6 割 7~8 割 精神的安定 好きな相手と共に暮らせること 経済的安定 精神的安定 20 ページ 長寿化が進む中で 配偶者やパートナーに求めるものトップ ともに老後を生きていくパートナーとしての役割 男女ともに 6~7 割 21 ページ 既婚者 未婚者 離別 死別者 現在幸せである割合 男女ともに 8 割 5 割 7 割 22 ページ 幸福度に大きな影響があるもの 既婚者 家族との人間関係 5 割 6 割 未婚者 収入 4 割 健康 5 割 ご照会先 明治安田生活福祉研究所生活設計研究部力石 ( チカライシ ) 木下川 ( キネカ ワ ) 高橋 電話 :03(6261)6411 FAX:03(3511)3200 Eメール : chikaraishi@myilw.co.jp hi-kinegawa@myilw.co.jp h-takahashi@myilw.co.jp 1

< 調査の概要 > (1) 調査対象 : 全国の 40~64 歳の男女 ただし 質問により対象の年齢層が異なる場合があります (2) 調査方法 : WEB アンケート調査 ( 株式会社クロスマーケティング登録モニター対象 ) (3) 調査時期 : 2018 年 6 月 9 日 ~6 月 10 日 (4) 回収数 : 12,000 人 (5) サンプルの属性 40~44 歳 45~49 歳 50~54 歳 55~59 歳 60~64 歳計 現在 配偶者がいる人 結婚経験なし 子どもあり子どもなし子どもなし 現在 配偶者がいない人 離婚 死別経験あり 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 300 300 300 300 1,200 3,000 3,000 3,000 3,000 12,000 計 (6) サンプル数について この調査では 上記の属性ごとに相当数のサンプルを収集して分析を行なうことを目的と しています そのため 当資料では人口比などによる補正は行なっておりません 2

< 目次 > Ⅰ. 未婚化に対する意識 1. 未婚化に対する意識... 5ページ 未婚化の主な理由や背景として 考えられているトップは 結婚を望まない人が増えてきたから 5 割 6~7 割 未婚化の進行に打つ手はあるか 解決すべきで 打つ手はあるはず 子どもがいる既婚の 6 割 5 割 未婚化の進行は止められない 未婚 6 割 7 割 2. これからの結婚に対する気持ち... 8ページ 40~64 歳のこれからの結婚に対する気持ち未婚者の4 割が あきらめている 2 割が 独身主義 Ⅱ. 既婚者の意識 1. 結婚生活の満足度... 9ページ 結婚生活に とても満足 の割合 子どもがいる 2~3 割 2 割子どもがいない 3~4 割 3 割 子どもがおらず 夫婦とも正社員で働く世帯が最も高く 4 割 3 割 2. 結婚への不満 離婚... 11 ページ 今も離婚を考えることがある割合 子どもがいて夫婦とも正社員で働く 3 割 4 割 子どもがいない夫婦は男女とも1~2 割 結婚生活に不満な点や離婚理由 性格 価値観の不一致 がトップ 5~6 割 4~5 割 今も離婚を考えている人ほど 性格 価値観の不一致 を感じている 3. 定年離婚... 14 ページ 定年離婚を考えたことがある理由のトップ 愛情が感じられない 感じない 定年退職後に毎日一緒に生活するのは耐えられない 4. 卒婚... 16 ページ 卒婚 に肯定的な割合 5~6 割 7~8 割 3

Ⅲ. 結婚に求めるもの 1.40~64 歳の男女が考える結婚のメリットとは... 17 ページ 結婚のメリット の考えるメリットは 精神的安定 好きな相手と共に暮らせること の考えるメリットは 経済的安定 精神的安定 子どもがいる既婚者の考えるメリットは 子どもをもうけられること 31.7% 24.3% 2. 長寿化が進む中で 配偶者やパートナーに求めるもの... 18 ページ 結婚に最低限求められる役割とは? 出産 子育てという家族形成 子どもがいる 5 割 4 割 子どもがいない 3 割 2~3 割 経済的な安定 4 割 5~6 割 相談相手や癒しとなる人間関係の場 3 割 3~4 割 配偶者やパートナーに求めるものトップは ともに老後を生きていくパートナーとしての役割 男女ともに6~7 割 3. 幸福度について... 21 ページ 現在の幸福度 既婚男女 8 割 未婚と離別 死別の 5 割 7 割 幸福度に大きな影響があるもの既婚者は 家族との人間関係 が 5 割 6 割でトップ 4

Ⅰ. 未婚化に対する意識 1. 未婚化に対する意識 未婚化の主な理由や背景として 考えられているトップは 結婚を望まない人が増えてきたから 5 割 6~7 割 未婚化の進行に打つ手はあるか 解決すべきで 打つ手はあるはず 子どもがいる既婚の 6 割 5 割 未婚化の進行は止められない 未婚 6 割 7 割 未婚化の主な理由や背景として 考えられているトップは 結婚を望まない人が増えてきたから 5 割 6~7 割 我が国の生涯未婚率は 23.4% 14.1%(2015 年時点 ) となっており 結婚し ない人の割合は今後もさらに高くなっていくと予想されています ( 注 ) ( 注 ) 生涯未婚率とは 50 歳時点で一度も結婚したことのない人の割合 国立社会保障 人口問題研究所 人口統計資料集 (2018 年版 ) をもとに作成 そこで 40~64 歳の男女に 未婚化の主な理由や背景についてどのように考えるかたずね たところ 結婚はあくまでも選択肢のひとつであって 結婚を望まない人が増えてきたか ら と考えている割合が配偶者の有無にかかわらず男女ともに最も高く 子どもがいる既婚 49.1% 子どもがいない既婚 52.3% 未婚 50.4% 離別 死別 50.7% と 約 5 割で 子どもがいる既婚 58.2% 子どもがいない既婚 65.8% 未婚 63.6% 離別 死別 61.1% と 6~7 割となっています 次いで 社会全体の雇用 収入が良くないから と考える人が 子どもがいる既婚 36.4% 子どもがいない既婚 37.7% 未婚 38.6% 離別 死別 33.1% と 3~4 割で 子どもがいる既婚 32.0% 子どもがいない既婚 34.9% 未婚 30.3% 離別 死別 32.2% と約 3 割で続きます また 未婚者では男女ともに 結婚したい相手とめぐりあえる機会 ( お見合いなど ) が少 なくなったから が既婚者や離別 死別者よりもやや高くなっています ( 未婚 24.2% 未婚 22.9%) さらに 子どもがいる既婚では 結婚 出産してもが働き続ける環境が十分では ないから が 26.1% で 子どもがいない既婚 (20.2%) 未婚 (19.2%) 離別 死 別 (21.5%) よりも高くなっています ( 図表 1) 5

図表 1 未婚化の主な理由や背景についてどのように考えるか (40~64 歳の男女 : 既婚者は子どもの有無別 2 つ以内で回答 ) 49.1 52.3 50.4 50.7 結婚はあくまでも選択肢のひとつであって 1 結婚を望まない人が増えてきたから 58.2 65.8 63.6 61.1 36.4 37.7 38.6 33.1 社会全体の雇用 収入 2 が良くないから 32.0 34.9 30.3 32.2 20.4 17.9 24.2 20.9 結婚したい相手とめぐりあえる機会 ( お見合いなど ) が少なくなったから 3 19.7 16.7 22.9 18.3 19.5 16.4 12.9 15.7 結婚 出産してもが働き続ける 4 環境が十分ではないから 26.1 20.2 19.2 21.5 21.1 21.0 20.7 15.2 1.1 2.1 3.8 1.8 異性との交際が苦手な若者が増えているから その他 5 6 1.6 1.7 2.1 1.8 18.7 16.7 15.7 16.6 6

未婚化の進行に打つ手はあるか子どもがいる既婚の 6 割 5 割が 解決すべきで 打つ手はあるはず 一方で 未婚 6 割 7 割が 未婚化の進行は止められない 40~64 歳の男女に 未婚化の進行についてたずねたところ 未婚化は 少しでも解決すべきで 何かしら打つ手はあるはず と考える人の割合は 男女ともに子どもがいる既婚者で最も高くなっています ( 子どもがいる既婚の 57.5% 50.1%) 一方 未婚者では 未婚化を解決しようとする努力に効果はなく 未婚化の進行は止められない と考える人の割合のほうが高くなっています ( 未婚 60.6% 未婚 70.2%) また はよりも未婚化の進行は止められないと考える割合が高く は4~6 割であるのに対して は5~7 割となっています ( 図表 2) 図表 2 未婚化の進行についてどう考えるか (40~64 歳の男女 : 既婚者は子どもの有無別 ) 57.5 42.5 50.2 49.8 39.4 60.6 48.3 51.7 50.1 49.9 37.5 62.5 29.8 70.2 38.1 61.9 未婚化は 少しでも解決すべきで 何かしら打つ手はあるはず 未婚化を解決しようとする努力に効果はなく 未婚化の進行は止められない 7

2. これからの結婚に対する気持ち 40~64 歳のこれからの結婚に対する気持ち 未婚者の 4 割が あきらめている 2 割が 独身主義 未婚男女 あきらめている は 4 割 絶対結婚したくない ( 独身主義 ) は 2 割 40~64 歳の未婚者 離別者にこれからの結婚に対する気持ちをたずねたところ 理想 条 件に過度にこだわることなく結婚したいと思う割合 ( 理想 条件を特に意識することなく 結婚すると思う + 理想 条件を下げてでもとにかく結婚したい ) は では未婚者 離別者ともに約 3 割 では 1~2 割で のほうがよりも結婚志向が高くなって います 特に 子どもがいる離別者については 26.7% であるのに対し 11.0% と 15.7 ポイント低くなっています 未婚者では 結婚したい気持ちはあったが 今ではあきらめている が男女ともに 39.2% で最も高く また 絶対結婚したくない ( 独身主義 ) も 16.5% 20.7% で 結婚 に消極的な割合が約 6 割となっています 離別者では 再婚する気はない が男女ともに最も高く よりものほうが高くな っています ( 子どもがいる離別の 34.0% 57.6% 子どもがいない離別の 35.7% 49.4%) 再婚する気はない に あきらめている まで含めると 離別者で は 5~6 割 約 7 割が結婚に消極的な割合となっています ( 図表 3) 図表 3 これからの結婚に対する気持ち (40~64 歳の未婚者 離別者 : 離別者は子どもの有無別 ) 未婚者 (n=1,200) 子どもがいる離別者 (n= 539) 子どもがいない離別者 (n= 527) 未婚者 (n=1,200) 子どもがいる離別者 (n= 688) 子どもがいない離別者 (n= 336) 25.4% 18.8 6.6 21.7 26.7% 5.0 25.0% 18.6 6.5 18.9 17.1 15.4 16.4% 13.8 23.8 2.6 11.0% 9.3 12.2 4.1 15.1 1.7 15.2% 13.4 13.7 20.2 1.8 1.5 理想 条件を特に意識することなく結婚すると思う 理想 条件を下げてでもとにかく結婚したい 3.2 16.5 2.2 20.7 理想 条件を下げるくらいなら結婚したくない 20.0 20.7 絶対結婚したくない ( 独身主義 ) 57.6 49.4 39.2 34.0 35.7 39.2 結婚したい気持ちはあったが 今ではあきらめている 再婚する気はない 8

Ⅱ. 既婚者の意識 1. 結婚生活の満足度 結婚生活に とても満足 の割合 子どもがいる 2~3 割 2 割子どもがいない 3~4 割 3 割 子どもがおらず 夫婦とも正社員で働く世帯が最も高く 4 割 3 割 子どもがいる男女 7~8 割 子どもがいない男女 8 割が 結婚生活に満足 40~64 歳の既婚者について 結婚生活に満足している割合 ( とても満足 + どちらかと言えば満足 ) を子どもの有無別にみると 年齢層にかかわらず 子どもがいる男女の7~ 8 割 子どもがいない男女の約 8 割が結婚生活に満足している様子がうかがえます また 結婚生活に とても満足 の割合は 子どもがいる約 2~3 割 約 2 割 子どもがいない 3~4 割 約 3 割で 特に 40 代前半の子どもがいない既婚 39.7% が目立っています ( 図表 4) 図表 4 結婚生活に満足しているか (40~64 歳の既婚者 : 子どもの有無別 ) 子どもがいる既婚者 40 代前半 (n= 300) 27.7 50.0 16.7 5.7 40 代後半 (n= 300) 27.0 48.3 17.0 7.7 50 代前半 (n= 300) 26.0 44.7 18.0 11.3 50 代後半 (n= 300) 29.3 49.3 14.3 7.0 60 代前半 (n= 300) 24.3 58.3 14.0 3.3 子どもがいない既婚者 40 代前半 (n= 300) 39.7 45.0 11.3 4.0 40 代後半 (n= 300) 32.7 49.0 11.7 6.7 50 代前半 (n= 300) 34.3 48.3 13.0 4.3 50 代後半 (n= 300) 30.3 52.3 10.3 7.0 60 代前半 (n= 300) 33.3 51.7 10.7 4.3 とても満足どちらかと言えば満足どちらかと言えば不満とても不満 子どもがいる既婚者 40 代前半 (n= 300) 17.7 53.7 16.7 12.0 40 代後半 (n= 300) 18.3 48.3 20.7 12.7 50 代前半 (n= 300) 20.0 52.3 17.0 10.7 50 代後半 (n= 300) 17.3 59.7 16.0 7.0 60 代前半 (n= 300) 17.3 62.0 13.0 7.7 子どもがいない既婚者 40 代前半 (n= 300) 30.0 50.3 14.3 5.3 40 代後半 (n= 300) 26.7 51.3 14.7 7.3 50 代前半 (n= 300) 28.0 51.7 15.7 4.7 50 代後半 (n= 300) 25.7 56.3 9.3 8.7 60 代前半 (n= 300) 28.3 55.0 11.3 5.3 とても満足どちらかと言えば満足どちらかと言えば不満とても不満 9

子どもがおらず 夫婦とも正社員で働くの結婚生活満足度が最も高いさらに 結婚生活の満足度について 子どもの有無別に加えて夫婦の働き方別でもみると とても満足 の割合は 夫婦とも正社員の世帯が男女ともに最も高くなっています また 子どもがいない既婚者のほうが子どもがいる既婚者よりも高く 夫婦とも正社員で子どもがいない世帯では 39.2% 34.5% となっています ( 図表 5) 図表 5 結婚生活に満足しているか (40~64 歳の既婚者 : 子どもの有無と夫婦の働き方別 ) 子どもがいる既婚者 ( 夫正社員 妻正社員 ) (n= 282) 33.7 45.4 14.2 6.7 (n= 434) ( 夫正社員 妻非正社員 ) 25.8 50.7 16.4 7.1 専業主婦世帯 (n= 546) 25.8 52.4 15.8 6.0 子どもがいない既婚者 ( 夫正社員 妻正社員 ) (n= 339) 39.2 43.1 14.2 3.5 (n= 327) ( 夫正社員 妻非正社員 ) 35.8 49.5 9.2 5.5 専業主婦世帯 (n= 513) 30.8 53.2 10.9 5.1 子どもがいる既婚者 ( 夫正社員 妻正社員 ) (n= 187) 23.5 48.1 15.0 13.4 (n= 385) ( 夫正社員 妻非正社員 ) 15.8 54.8 17.4 11.9 専業主婦世帯 (n= 771) 18.8 56.9 17.0 7.3 子どもがいない既婚者 ( 夫正社員 妻正社員 ) (n= 194) 34.5 51.5 8.8 5.2 (n= 298) ( 夫正社員 妻非正社員 ) 29.2 56.0 11.1 3.7 専業主婦世帯 (n= 824) 25.6 54.2 14.3 5.8 とても満足どちらかと言えば満足どちらかと言えば不満とても不満 10

2. 結婚への不満 離婚 今も離婚を考えることがある割合 子どもがいて夫婦とも正社員で働く 3 割 4 割 子どもがいない夫婦は男女とも1~2 割 子どもがいて夫婦とも正社員で働く 3 割 4 割が 今も離婚を考えることがある 40~64 歳の既婚者について 今も離婚を考えている割合 ( 今考えている + ときどき考えることがある ) を子どもの有無と夫婦の働き方別にみると 子どもがいて夫婦とも正社員で働くが最も高くなっています (41.7%) 子どもがいて非正社員で働くについても 33.2% で 子どもがいて専業主婦のは 24.4% となっています 子どもがいないは 子どもがいるよりも今も離婚を考えている割合は低く 夫婦の働き方にかかわらず約 2 割にとどまります も同様の傾向で 今も離婚を考えている割合は 子どもがいて夫婦とも正社員で働くが最も高く (27.3%) 子どもがいて妻が非正社員の(23.5%) 子どもがいて妻が専業主婦の (22.0%) と続きます また 子どもがいないは 子どもがいるよりも今も離婚を考えている割合は低く 夫婦の働き方にかかわらず1~2 割にとどまります ( 図表 6) 図表 6 離婚を考えたことがあるか (40~64 歳の既婚者 : 子どもの有無と夫婦の働き方別 ) 子どもがいる既婚者 ( 夫正社員 妻正社員 ) (n= 282) 7.4 27.3% 19.9 23.5% (n= 434) 3.0 20.5 ( 夫正社員 妻非正社員 ) 22.0% 専業主婦世帯 (n= 546) 4.2 17.8 21.4 20.9 24.5 55.1 57.1 48.2 子どもがいない既婚者 ( 夫正社員 妻正社員 ) (n= 339) 2.7 16.5 13.6 67.3 (n= 327) 2.4 10.7 ( 夫正社員 妻非正社員 ) 23.2 63.6 専業主婦世帯 (n= 513) 1.9 12.7 19.9 65.5 子どもがいる既婚者 ( 夫正社員 妻正社員 ) (n= 187) 8.0 41.7% 33.7 24.1 34.2 7.0 33.2% (n= 385) 26.2 ( 夫正社員 妻非正社員 ) 24.4% 専業主婦世帯 (n= 771) 3.4 21.0 31.3 27.0 39.7 44.4 子どもがいない既婚者 ( 夫正社員 妻正社員 ) (n= 194) 3.1 16.5 24.2 56.2 (n= 298) 2.0 ( 夫正社員 妻非正社員 ) 19.5 24.8 53.7 専業主婦世帯 (n= 824) 3.9 13.3 25.4 57.4 今考えている ときどき考えることがある 以前考えたことがあるが今は考えていない 考えたことはない 11

結婚生活に不満な点や離婚理由 性格 価値観の不一致 がトップ 5~6 割 4~5 割 今も離婚を考えている人ほど 性格 価値観の不一致 を感じている 結婚生活に不満な点や離婚理由のトップは 性格 価値観の不一致 結婚生活に不満を感じたり 離婚を考えた ( 離婚した ) ことがある 40~64 歳の既婚者には不満な点を そして離別者には離婚理由をたずねたところ 性格 価値観の不一致 の割合が 5~6 割 4~5 割と 子どもの有無や既婚 離別にかかわらず男女ともに最も高くなっています 次いで 金銭問題 がでは約 2 割 では2~4 割で続きます また 金銭問題 は男女ともに子どもがいる離別者で最も高く 24.7% は 36.4% となっています なお 子どもがいる既婚では 家事や子育てについて配偶者が協力的でない ( 協力的でなかった ) が不満点として特徴的です(16.0%)( 図表 7) 図表 7 結婚生活に不満な点 離婚理由 ( 結婚生活に不満を感じたり または離婚を考えた ( 離婚した ) ことのある 40~64 歳の既婚者 離別者 : 子どもの有無別 2つ以内で回答 ) 53.1 48.9 52.1 57.1 子どもがいる既婚者 (n= 749) 子どもがいない既婚者 (n= 573) 子どもがいる離別者 (n= 675) 子どもがいない離別者 (n= 627) 18.6 19.4 24.7 16.7 13.2 9.1 14.8 12.8 5.3 8.2 8.1 9.1 16.4 12.7 5.3 8.3 1.6 2.6 11.9 7.3 10.4 14.5 10.2 12.3 2.8 2.3 3.7 2.2 4.4 3.1 4.0 2.2 性格 価値観の不一致 金銭問題 相手への愛情が冷めた 配偶者の実家や親族との折り合い 5 が悪い ( 悪かった ) 性の不一致 配偶者の浮気 家事や子育てについて配偶者が協力的でない8 ( 協力的でなかった ) 精神的虐待 その他 1 2 4 6 7 9 10 5.7 5.9 3.9 4.5 3.7 3.9 6.0 7.9 2.1 12.1 8.3 13.6 14.3 9.9 14.8 9.8 9.3 16.0 11.6 7.3 5.7 11.2 8.7 16.0 14.5 18.6 16.6 16.4 24.0 31.7 36.4 23.0 47.0 42.1 41.8 52.9 子どもがいる既婚者 (n= 919) 子どもがいない既婚者 (n= 698) 子どもがいる離別者 (n= 839) 子どもがいない離別者 (n= 378) 12

今も離婚を考えている人ほど 性格 価値観の不一致 を感じているさらに 結婚生活に不満な点について 離婚を考えたことがある経験別にみると 男女とも今も離婚を考えている人ほど 性格 価値観の不一致 の割合が高く 離婚を今考えている 67.9% 58.2% であるのに対し 離婚を考えたことはない 35.5% 25.0% となっています また 性格 価値観の不一致 を感じている割合はいずれの場合ものほうが高くなっています 一方で 結婚生活において 金銭問題 に不満を強く感じているものの 離婚までは考えたことのないの割合が高くなっています ( 27.5% 46.7%)( 図表 8) 図表 8 結婚生活に不満な点 ( 結婚生活に不満を感じたり または離婚を考えたことがある 40~64 歳の既婚者 : 離婚を考えたことがある経験別 2つ以内で回答 ) 67.9 58.3 46.4 35.5 離婚を今考えている (n= 106) 18.9 17.8 17.8 27.5 離婚をときどき考えることがある (n= 477) 離婚を以前は考えたことがあるが今は考えていない (n= 601) 離婚を考えたことはない (n= 138) 17.9 15.3 9.0 3.6 13.2 15.5 15.1 12.3 0.9 7.8 6.8 5.8 4.7 1.9 2.0 0.7 1.9 1.9 3.2 2.9 6.6 5.7 2.5 1.4 10.4 8.4 12.8 23.9 性格 価値観の不一致 金銭問題 相手への愛情が冷めた 配偶者の実家や親族との折り合い5 が悪い ( 悪かった ) 性の不一致 配偶者の浮気 家事や子育てについて配偶者が協力的でな8い ( 協力的でなかった ) 精神的虐待 その他 1 2 4 6 7 9 10 5.5 4.3 17.2 16.5 6.0 9.4 15.3 8.7 6.0 5.2 6.5 2.2 3.0 4.0 4.1 0.0 11.2 10.4 13.1 8.7 7.1 3.9 5.4 25.0 30.6 27.4 24.5 21.6 13.4 12.6 18.0 29.3 39.1 46.7 58.2 52.8 離婚を今考えている (n= 134) 離婚をときどき考えることがある (n= 595) 離婚を以前は考えたことがあるが今は考えていない (n= 796) 離婚を考えたことはない (n= 92) 13

3. 定年離婚 定年離婚を考えたことがある理由のトップ 愛情が感じられない 感じない 定年退職後に毎日一緒に生活するのは耐えられない 子どもがいる既婚の 2 割 3 割が 定年を期に離婚を考えたことがある 40~64 歳の既婚者が自分や配偶者の定年を期に離婚しようと考えたことがある割合は 子どもがいる既婚の 19.6% 28.1% 子どもがいない既婚者は 11.1% 13.3% となっています 男女ともに子どもがいない場合よりも 子どもがいる場合のほうが高く またよりものほうが高くなっています 定年離婚を考えたことがある理由定年を期に離婚しようと考えたことがある 40~64 歳の既婚者 離別者に その理由をたずねました 実際に定年離婚に至らずとも 定年を期に離婚しようと考えた理由としては では 配偶者からの愛情が感じられない 配偶者への愛情を感じないから (37.6%) が最も高く 定年退職後に毎日 配偶者と家で一緒に生活するのは耐えられないから (27.8%) 性格 価値観の不一致に耐えられなくなったから (27.4%) と続きます では 定年退職後に毎日 配偶者と家で一緒に生活するのは耐えられないから (45.1%) が最も高く 性格 価値観の不一致に耐えられなくなったから (33.2%) 配偶者からの愛情が感じられない 配偶者への愛情を感じないから (30.2%) と続きます 定年を期に離婚しようと考えた理由として のほうがよりも割合が特に高いのは 定年退職後に毎日 配偶者と家で一緒に生活するのは耐えられないから で 17.3 ポイント差であり 夫としては妻のこの思いに鈍感ではあってはいけないようです この他 性格 価値観の不一致に耐えられなくなったから 5.8 ポイント差 配偶者の介護をしたくないから 6.6 ポイント差 配偶者の退職金からの分与や離婚時の年金分割が期待できるから 5.8 ポイント差となっています 一方 のほうが割合が高いのは 配偶者からの愛情が感じられない 配偶者への愛情を感じないから 7.4 ポイント差 夫婦間のコミュニケーションが不十分で孤独だから 6.5 ポイント差となっています ( 図表 9) 14

図表 9 定年を期に離婚しようと考えた理由 ( 定年を期に離婚しようと考えたことがある 40~64 歳の既婚者 離別者 :2 つ以内で回答 ) 27.8 定年退職後に毎日 配偶者と家で一緒に生活するのは耐えられないから 45.1 37.6 配偶者からの愛情が感じられない 配偶者への愛情を感じないから 30.2 27.4 性格 価値観の不一致に耐えられなくなったから 33.2 21.7 子どもが自立し 親としての責任から解放されるから 18.8 16.7 夫婦間のコミュニケーションが不十分で孤独だから 10.2 1.9 配偶者の介護をしたくないから 8.5 4.2 義理の親の介護をしたくないから 5.1 定年を期に離婚しようと考えたことがある (n= 263) 0.8 配偶者の退職金からの分与や離婚時の年金分割が期待できるから 6.6 定年を期に離婚しようと考えたことがある (n= 410) 9.5 その他 10.2 15

4. 卒婚 卒婚 に肯定的な割合 5~6 割 7~8 割 よりものほうが 卒婚 に肯定的 40~64 歳の男女に 卒婚 ( 注 ) についてどう思うかたずねたところ 卒婚を良いと思う割合 ( 良い + どちらかと言えば良い ) は 40 代前半 51.5% 69.3% であるのに対し 60 代前半 61.4% 78.7% と 年齢層が高いほど また のほうがよりも卒婚に肯定的な割合は高くなっています ( 図表 10) 年齢層が高くなると離婚までは考えないものの 卒婚のように少し距離感をもって過ごすのがよいと思う人が増えるのかもしれません ( 注 ) 本調査における卒婚とは 離婚はしないが 配偶者に必要以上に干渉せずに自分のライフスタイルを楽しむ夫婦関係を営むこと としています 図表 10 卒婚についてどう思うか (40~64 歳の男女 ) 40 代前半 (n=1,164) 13.9 51.5% 37.6 29.6 18.8 40 代後半 (n=1,178) 13.8 40.3 27.8 18.2 50 代前半 (n=1,172) 15.4 42.7 25.4 16.5 50 代後半 (n=1,152) 60 代前半 (n=1,136) 40 代前半 (n=1,170) 15.5 61.4% 17.9 21.5 69.3% 41.6 43.6 47.8 25.1 24.0 19.7 17.8 14.5 10.9 40 代後半 (n=1,165) 21.9 49.8 19.4 8.9 50 代前半 (n=1,154) 25.6 47.1 20.6 6.8 50 代後半 (n=1,135) 60 代前半 (n=1,093) 24.5 26.8 78.7% 51.1 51.9 17.1 15.3 7.3 6.0 良いどちらかと言えば良いどちらかと言えば良くない良くない 16

Ⅲ. 結婚に求めるもの 1.40~64 歳の男女が考える結婚のメリットとは 結婚のメリット の考えるメリットは 精神的安定 好きな相手と共に暮らせること の考えるメリットは 経済的安定 精神的安定 子どもがいる既婚者の考えるメリットは 子どもをもうけられること 31.7% 24.3% 結婚のメリット は 精神的安定 は 経済的安定 40~64 歳の男女に 結婚のメリットをたずねたところ 男女ともに 精神的安定が得られること の割合が高く 特に子どもがいない既婚者の男女では約 6 割で最も高くなっています ( 61.1% 62.4%) 子どもがいない既婚者以外のでは 経済的に安定すること が最も高く 既婚者で約 6 割 未婚者と離別者 死別者で約 5 割です では 好きな相手と共に暮らせること の割合も高く3~4 割となっています また 子どもがいる既婚者では 子どもをもうけられること が 31.7% 24.3% と他の場合に比べて高く 子どもをもうけられることを結婚のメリットと考える人が多いようです ( 図表 11) 図表 11 結婚のメリット (40~64 歳の男女 : 既婚者は子どもの有無別 2つ以内で回答 ) 61.1 48.5 42.9 47.4 精神的安定が得られること 1 46.1 44.2 45.5 62.4 26.5 30.7 23.9 19.5 経済的に安定すること 2 56.9 57.6 51.4 54.0 31.1 37.7 34.4 38.4 好きな相手と 3 共に暮らせること 21.8 25.5 20.2 19.5 10.5 11.2 15.6 13.6 老後の安心が得られること 4 11.0 10.2 18.3 15.7 31.7 3.5 11.7 14.0 子どもを 5 もうけられること 1.4 4.5 12.1 24.3 11.3 11.3 14.1 12.3 一定の社会的信用 6 が得られること 8.3 9.8 14.9 9.2 4.5 5.1 8.7 5.0 親を安心させられること 7 5.7 4.5 9.7 4.3 4.1 5.5 5.0 5.1 0.6 1.0 4.1 2.0 家事を分担できること その他 8 9 2.1 2.7 2.7 2.3 0.3 0.8 3.1 3.2 17

2. 長寿化が進む中で 配偶者やパートナーに求めるもの 結婚に最低限求められる役割とは? 出産 子育てという家族形成 子どもがいる 5 割 4 割 子どもがいない 3 割 2~3 割 経済的な安定 4 割 5~6 割 相談相手や癒しとなる人間関係の場 3 割 3~4 割 配偶者やパートナーに求めるものトップは ともに老後を生きていくパートナーとしての役割 男女ともに6~7 割 長寿化 未婚化が進む中で 今後結婚に最低限求められる役割 40~64 歳の男女に 長寿化 未婚化が進む中で 今後結婚に最低限どのような役割が求められると思うかをたずねたところ 子どもがいる既婚では 出産 子育てという家族形成 の割合が最も高く 50.3% ですが 子どもがいない既婚や未婚 離別 死別ではいずれも約 3 割にとどまり 経済的な安定 が約 4 割と最も高くなっています では 子どもの有無にかかわらず 経済的な安定 が 5~6 割と最も高くなっており 特に子どもがいない既婚では 57.2% となっています 子どもがいる既婚では 出産 子育てという家族形成 が 44.5% で続きます また 相談相手や癒しとなる人間関係の場 が約 3 割 3~4 割となっており 男女ともに未婚者は他よりやや低い割合となっています ( 図表 12) 18

図表 12 長寿化 未婚化が進む中で 今後結婚に最低限どのような役割が求められると思うか (40~64 歳の男女 : 既婚者は子どもの有無別 2 つ以内で回答 ) 35.6 43.8 42.0 37.9 経済的な安定 1 50.0 57.2 51.3 52.2 50.3 28.0 33.9 31.8 出産 子育てという 2 家族形成 19.1 28.9 32.1 44.5 31.3 32.9 26.7 34.7 相談相手や癒しとなる人間関係の場 3 35.5 36.5 32.6 37.3 17.3 20.7 16.5 18.0 家事など生活上の基盤 4 17.5 17.5 14.9 12.7 18.5 16.0 16.0 12.7 親 配偶者に対する 5 介護の担い手 13.4 19.4 19.2 15.1 7.1 8.7 10.2 9.1 0.4 1.5 3.1 1.7 家族があるという世間体 その他 6 7 6.4 7.3 8.5 6.4 0.4 1.5 3.0 1.8 19

長寿化が進む中で 配偶者やパートナーに求めるものトップは ともに老後を生きていくパートナーとしての役割 男女ともに6~7 割長寿化が進み 定年後も一般的に 20 年以上は夫婦で生活することが予想される一方で 独身で長いセカンドライフを過ごす人も多くなることでしょう そこで 40~64 歳の男女に 配偶者やパートナーに特に求めるものをたずねたところ ともに老後を生きていくパートナーとしての役割 が男女ともに最も高く 既婚では子どもの有無にかかわらず約 7 割 既婚では子どもがいる場合約 6 割 子どもがいない場合約 7 割と 男女ともに未婚者 離別者 死別者よりも高くなっています 次いで いずれの場合も 相談 癒しの相手や自分を理解してくれる存在 が約 4 割 4~5 割で続きます この他 生活資金の確保 の割合についてはがよりも高く 仕事や自己実現のためのパートナーとしての役割 の割合についてはがよりも高くなっています ( 図表 13) 図表 13 長寿化が進む中で 配偶者やパートナーに求めるもの (40~64 歳の男女 : 既婚者は子どもの有無別 2つ以内で回答 ) 66.2 66.1 57.6 60.9 ともに老後を生きていくパートナー 1 としての役割 63.4 70.7 60.9 58.9 40.1 37.5 36.9 40.2 相談 癒しの相手や自分を理解 2 してくれる存在 44.9 44.6 45.6 46.0 12.2 14.1 20.5 17.5 生活資金の確保 3 28.7 24.8 25.6 29.2 24.9 24.3 18.5 17.7 仕事や自己実現のためのパートナー 4 としての役割 14.3 14.9 13.9 12.3 7.2 5.1 5.0 8.5 6.3 介護の担い手としての役割 5 4.3 4.2 4.6 0.5 0.5 3.2 1.2 その他 6 0.5 0.3 2.8 1.2 20

3. 幸福度について 現在の幸福度 既婚男女 8 割 未婚と離別 死別の 5 割 7 割 幸福度に大きな影響があるもの既婚者は 家族との人間関係 が 5 割 6 割でトップ 既婚者の8 割以上が幸せと感じている 40~64 歳の男女に 現在の自分の幸福度をたずねたところ 既婚者では子どもの有無にかかわらず男女とも約 8 割が幸せ ( とても幸せである + どちらかと言えば幸せである ) と感じています また 未婚者と離別者 死別者については 約 5 割 約 7 割が幸せを感じています ( 図表 14) 図表 14 現在の幸福度 (40~64 歳の男女 : 既婚者は子どもの有無別 ) 19.1 80.4% 61.3 12.8 6.8 21.5 82.3% 60.8 11.8 5.9 5.3 47.1 29.3 18.3 7.0 47.5 27.5 18.0 19.2 84.6% 65.4 11.0 4.4 22.4 84.2% 61.8 11.1 4.7 8.1 57.7 22.3 11.9 11.2 58.8 18.4 11.6 とても幸せである どちらかと言えば幸せである どちらかと言えば不幸である とても不幸である 21

幸福度に大きな影響を及ぼすもの 40~64 歳の男女に 何が自分の幸福度に大きな影響を及ぼしているかたずねたところ 影響が大きいものとして共通しているのは 健康 と 収入 です 健康 は 3~4 割 4~5 割 収入 は男女ともに3~4 割となっています そして 既婚者で最も大きな影響を及ぼすのは 男女ともに 家族との人間関係 で 子どもがいる既婚の 54.6% 62.2% 子どもがいない既婚の 51.2% 57.3% となっています 一方 未婚者と離別者 死別者では既婚者に比べるとその割合は低く 未婚の 14.9% 24.3% 離別 死別の 20.7% 38.2% となっています なお 未婚者と離別者 死別者は男女ともに 収入 親しい友人 知人との人間関係 の割合が さらにの場合には 仕事 についても既婚者より高くなっているのが目立ちます ( 図表 15) 図表 15 幸福度に大きな影響があるもの (40~64 歳の男女 : 既婚者は子どもの有無別 2つ以内で回答 ) 30.2 35.4 43.1 35.2 健康 1 39.6 49.7 49.4 49.6 54.6 51.2 14.9 20.7 家族との人間関係 2 24.3 38.2 62.2 57.3 37.7 33.1 43.2 39.7 収入 3 29.7 28.7 38.4 38.2 20.2 19.7 17.6 20.7 仕事 4 8.6 9.7 18.7 18.5 13.8 15.1 21.3 17.9 9.8 10.9 14.9 19.5 資産 財産 5 親しい友人 知人との6 人間関係 13.1 15.7 14.9 13.5 11.5 11.3 20.7 18.4 6.2 7.2 13.2 11.1 生活環境の安全 7 6.9 9.7 12.2 8.9 2.3 2.5 1.9 2.5 0.9 1.0 2.9 2.1 職場の人間関係 その他 8 9 1.4 1.5 2.5 4.1 1.5 1.7 2.7 2.3 22