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< 豪州債券市場の市況および今後の見通し > 2016 年の豪州債券市場では 金利が低下しました 年初から 2 月にかけては 中国株をはじめ世界の株式市場が下落するなど市場のリスク回避姿勢が強まる中 金利低下が進みました 1 月末に日銀のマイナス金利導入発表を受け 欧州など他国でもさらなる金融緩和期

【16】ゼロからわかる「世界経済の動き」_1704.indd

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

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Invesco Premia Plus Fund

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Invesco Australian Bond Fund (Monthly)

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第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )

受益者の皆様へ 平成 28 年 2 月 15 日 弊社投資信託の基準価額の下落について 平素より弊社投資信託をご愛顧賜り 厚くお礼申しあげます さて 先週末 2 月 12 日 ( 金 ) 以下のファンドの基準価額が 前営業日の基準価額に対して 5% 以上下落しており その要因につきましてご報告いたし

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

株式市場 米国株 トランプ氏の政策への期待感後退で調整も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました 11 月 8 日 ( 現地 ) に行われた大統領選挙でトランプ氏が当選し 減税やインフラ投資の拡大などの同氏の政策に注目が集まりました 債券市場では金利が上

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ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

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今回の金融政策報告書では 米国内の投資活動が弱いために輸出が想定ほど伸びていないとしながらも 金融業などサービス関連の好調さを示す分析や 商品価格下落がカナダ企業の投資活動を抑制する動きは底打ちしたとの指摘など カナダ景気に前向きな材料も散見されます 当面は 政策金利の据え置きを続けると見通します

Microsoft PowerPoint - 【マーケットレポート】アジアREITの投資環境Vol.6(2014.9)WEB用.pptx

株式市場 米国株 上値が重く神経質な展開 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました FOMC( 米国連邦公開市場委員会 ) における利上げの有無 大統領選挙の動向 ドイツの大手銀行の資本不足懸念などに一喜一憂する展開となりました 月半ばにかけて 利上げ観測や原油

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チャート編 1 日経平均株価 ( 日経 225) TOPIX( 東証株価指数 ) 2,0 NY ダウ工業株 30 種平均株価 ( 米ドル ) ダウセレクト配当込み指数 3,000 28,000 26,000 24, ,000 26,000 2,0 20,000 1,0 24,000 1

米国リート市場と米国株式市場の推移 102 ( 2015 年 12 月末 ~2016 年 2 月 12 日 ) 米国リート 米国株式 /12/ /1/6 2016/1/ /1/ /1/ /1/3

第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

平成 21 年 9 月 5 日 角山智 投資環境レポート (2009 年 9 月 ) 1. 主な株価指数 8 月は 中国株が大幅に値下がりしました 反面 出遅れていた英国株が好調です 市場 日本株 日本新興市場 J-REIT 米国株 英国株 中国株 ( 指数 ) (TOPIX) (JASDAQ) (

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

スライド 1

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株式市場 米国株 国内の政策動向や海外の政治動向などに注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場はほぼ変わらずとなりました 月初には 2 月末のトランプ大統領の議会演説を好感して 株価は大幅上昇となりました しかし その後は 新政権の経済政策に対する期待が徐々に後退

米国株 投資家心理が落ち着けば 上昇基調に回帰と想定 株式市場 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 長期金利の上昇を契機に急落米国株式市場は下落しました 月初に発表された1 月の雇用統計において 時間当たり賃金が市場予想を上回る伸び率となったことを受けて 長期金利が約 4 年ぶ

低インフレ 乏しい利上げ観測労働市場に目を向けると 8 月の失業率は約 年ぶりの低水準となる5.3% に低下した 雇用者数も伸びており 一部では技術者不足の声も聞かれる RBAは今後数年 失業率は自然失業率とされる5.% を目指して低下が続くとの見方を示している ただ 賃金の上昇率は ~ 月期が前年

株式市場 米国株 景気 企業業績は依然として堅調 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 貿易摩擦への懸念から下落米国株式市場は下落しました トランプ米大統領が鉄鋼やアルミニウムの輸入を制限する方針を表明したことから 世界的な貿易摩擦への懸念が高まり下落して始まりました その後 貿

【34】今日から使える「リスクとリターン」_1704.indd

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Currency201207

株式市場 米国株 新政権の政策期待による上昇も一服 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました ISM( 全米供給管理協会 ) 指数など月初に発表された経済統計がおおむね良好であったことを受け 月前半の株式市場は堅調に推移しました 月半ば以降は 高値警戒感な

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2 / 5 ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 運用経過 > ダイワ マネーアセット マザーファンドを組み入れることで 安定運用を行いました < 今後の運用方針 > 今後につきましても 安定運用を継続して行って

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

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株式市場 米国株 国内外の政治動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 好調な企業決算発表を受けて上昇米国株式市場は上昇しました 月前半までは2017 年 1-3 月期の決算発表内容が総じて好調であったことが株価を支えました 月半ばには コミー前 FBI( 連邦捜査局 )

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

株式市場 米国株 高値警戒感の高まりなどから上昇一服も MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は上昇しました トランプ政権で閣僚などの人事において一部で混乱が見られましたが トランプ大統領の発言などにより減税 金融規制緩和などへの期待が高まったことや 発表された米国企

グローバル株式市場を俯瞰する~2015年8月末データで見る市場動向~

株式市場 米国株 先行き不透明感強いがファンダメンタルズは良好 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米国株式市場は下落しました 堅調な経済指標の発表を受けて米国の年内利上げ観測が高まったことで 金利動向の影響を受けやすいディフェンシブセクターの一部が軟調に推移しました また 米

ファンドマネージャーのコメント 現時点での投資判断を示したものであり 将来の市況環境の変動等を保証するものではありません < 投資環境 > 第 5 期の米国債券市場では 国債や社債の金利が上昇 ( 債券価格は下落 ) しました 期首より 追加利上げの可能性の高まりや税制改革法の成立などを背景に 金利

インド株ファンドQ&A(案)

日経平均株価 21,1. NY ダウ工業株 3 種 2,.31 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 22, 1, 1, 1,, 21 年 1 月 29 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21

Microsoft PowerPoint - CSIS 【三井住友銀行】 FOMC後のスペシャルレポート(USHY).pptx

日経平均株価 22,27.3 NY ダウ工業株 3 種 25,9.32 米ドル 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1, 12, 1,,, 2, 22, 1, 1, 1, 21 年 月 2 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~

Microsoft PowerPoint - PictetMacroWatch_ pptx

日経平均株価 22,97. 2, 2, 22, 円 2, 1, 1, 1,, 1,,, 21 年 7 月 23 日発行休場の場合は直前の営業日までのデータ 長期 ( 週次ベース ) (27 年 1 月第 1 週末 ~21 年 7 月第 3 週末 ) 短期 ( 日次ベース ) (217 年 1 月初

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2


米失業率と非農業部門雇用者数変化 ( 月次 25 年 1 月 ~214 年 11 月 ) 非農業部門雇用者数変化 ( 千人 前月比 左軸 ) 失業率 (% 右軸) /1 6/9 8/5 1/1 11/

フ ァ ン ド の 特 色 ハイグレード ハイグレード オセアニア オセアニ ニア ボンド マザーファンド マザーファンド を通じて オーストラリア ドル建ておよびニュージーラ ドル建ておよびニュージーランド ドル 建ての 債券等 に投資します 債券等 には コマーシャル ペーパー等の短期金融商品を

2018 年は激動の年 年初来 トルコ株式指数はトルコリラベースで最大で約 24% 下落し トルコリラは日本円に対して最大で約 45% 下落しました トルコ株式 * の推移 ( トルコリラベース ) /12 18/03 18/06 18

目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

【42】今日から使える「債券・金利」_1704.indd

株式市場 米国株 年末商戦や金利動向に注目 MSCI 米国 2, % 先月の回顧 米中首脳会談への期待から上昇米国株式市場は上昇しました 前半は中間選挙の結果が市場の事前想定通りとなったことなどから安心感が広がり株価は上昇しました 中旬では一部のハイテク企業が需要見通しを引き下げたこと

Outlook201806

ハイイールド債等、各種指数の推移

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ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス投資対象とする投資信託証券の追加のお知らせ 2018 年 9 月 8 日 平素はダイワファンドラップをご愛顧賜り 厚く御礼申し上げます ダイワファンドラップ外国債券セレクトエマージングプラス においては 株式会社大和ファンド コンサルティングの助

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リート・ウィークリーレポート(2016/1/13)

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変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

<4D F736F F F696E74202D D815B C837C815B A B A E738FEA82CC93AE8CFC82C68DA18CE382CC8CA992CA82B E348C8E E368C8E816A

サマリー 1 市場の関心は米大統領選の行方に集まっています 世論調査においてドナルド トランプ氏の優勢が報じられると 市場の更なる丌確実性が懸念され リスク資産からの資金流出が記録されました 10 月の MSCI 世界株価指数はマイナス 2.01% MSCI 新興国株価指数は 0.18% と新興国が

経済の見通し 欧州 欧州経済は グローバル経済の堅調さを背景とした外需セクターの回復 労働市場の回復を背景にした堅調な個人消費 従来に比べ拡張的な財政政策による成長押し上げ効果を背景に潜在成長率を上回る成長が続いています 物価については 労働市場や経済の回復を背景にコアインフレ率 賃金上昇率は今後緩

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変額年金 ( 特別勘定 ) の現況をご覧になる方に 特にご確認いただきたい事項 投資リスクについて 変額年金保険の特別勘定の資産運用は 国内外の株式および公社債 国内外のその他の有価証券 貸付金 コールローンおよび預貯金等を主な運用対象としておりますので 株価の下落や金利の変動 為替の変動などにより

マーケット動向 : Ⅰ. 株価 1. 各国の株価指数 ( 騰落率 ) % % 0.33% 0.25% -% -% -1.55% -% -2.82% -1% -2.65% -2.% -% -% -4.50% TOPIX 日経平均株価 NYタ ウ S&P トロント メキシコ フ ラシ ル 英国 -3.8

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当ページは 各種の信頼できると考えられる情報源から取得した情報に基づき アクサ生命保険株式会社が作成し提供するものです 情報の内容に関しては万全を期しておりますが その正確性 完全性については これを保証するものではありません 日本株式市場 運用環境 [ 2015 年 4 月 ~2016 年 3 月

リート・ウィークリーレポート(2016/1/13)

TFX_フィスコ通貨ウォッチャー

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リート・ウィークリーレポート(2016/1/13)

週間マーケット情報 (2017 年 3 月 17 日 ~2017 年 3 月 24 日 ) ご参考資料 2017 年 3 月 27 日 野村アセットマネジメント 市場の動向 日本の株式市場 日本の株式市場の代表的な指数である東証株価指数 (TOPIX) は 17 日比で 1.40% 下落しました 前

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経済学でわかる金融・証券市場の話③

目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

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Transcription:

マーケットフォーカス ( アジア市場 ) 1 年 3 月号 各国の実質 GDP 成長率 ( 前年同期比 ) の推移 経済 各国の消費者物価指数 ( 前年同月比 ) の推移 各国の政策金利の推移 ご参考資料 1 年 3 月 日 (1 年 1 月期 ~15 年 1 月期 四半期 ) インドネシア マレーシア 1/Q 13/Q 13/Q 1/Q 1/Q 15/Q 15/Q ( 年 / 期 ) では 1 月分の製造業 PMI( 購買担当者指数 ) が政府分は前月比で低下 民間分は上昇とまちまちとなったものの 先行きの景気減速の継続を示しました また輸出入も前年同月比で大幅な落ち込みとなり 内需 外需とも弱さが目立ちました 一方 1 月の新築住宅価格は 購入規制の緩和などを背景に前年同月比で ヵ月連続上昇しました 人民銀行は 月 9 日 市中銀行の預金準備率の引き下げを決定し 約 ヵ月ぶりに追加の金融緩和を決定しました 景気のてこ入れに加えて 人民元買い 米ドル売り介入による金融の逼迫感の緩和を狙った模様です アセアン主要国の 15 年 -1 月期実質 GDP( 国内総生産 ) 成長率は まちまちの結果となりました インドネシアの成長率は前年同期比で +5.% と 四半期ぶりの高い伸びとなりました 輸出の減少が続いた一方 インフラ整備など公共投資が進捗したことが寄与しました は同 +.% と前期から伸びが僅かに鈍化しました 消費や政府支出が増加したものの 商品輸出の減少や海外観光客数の伸び悩みが影響しました マレーシアは同 +.5% と 四半期連続で伸びが鈍化しました 昨年 月に導入された物品 サービス税の影響が薄れ消費が持ち直したものの 官民の投資が減速しました 各国の金融政策では インドネシア中央銀行が 月 1 日 インフレ率や通貨ルピアの落ち着きを背景に 会合連続で政策金利を引き下げました 1 (13 年 月 ~1 年 月 月次 ) インドネシア マレーシア (13 年 月 ~1 年 月 月次 ) インドネシアマレーシア マレーシア は 1 年 1 月までのデータを使用 インドネシア :BI 金利 マレーシア : 翌日物政策金利 : 翌日物借入金利 : 翌日物レポ金利 :1 年物貸出基準金利を使用 今後の見通し の李克強首相は 3 月 5 日開幕した全国人民代表大会 ( 全人代 国会に相当 ) で 1 年の成長率目標を +.5~7% と表明し 構造調整を進捗させる一方で機動的な財政 金融政策によって経済の失速を回避する方針を示しました 余剰設備を抱える鉄鋼 石炭などで企業の淘汰が進むことで失業者の増加など景気の下押し圧力が高まる一方 交通網の整備などインフラ投資の拡大で景気を下支えするとしています では 月も製造業 PMI の低下が続いており 当面は経済成長率の鈍化が続きそうです アセアン主要国は 引き続き加速感は乏しいものの内需主導による緩やかなペースでの成長が続きそうです の景気減速や商品市況の低迷を背景に総じて輸出金額が前年水準を下回っており 足もとでは製造業景況感の下振れが目立っています 低インフレ率や良好な雇用環境を背景とした消費の伸び 政府による景気刺激策や公共投資などが景気の下支えになると見られます 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください 1/5

株式 各国の株価指数の推移 (13 年 月末 ~1 年 月末 日次 ) インドネシア マレーシア韓国 台湾 1 インド 1 香港 13/ 1/ 15/ 1/ グラフ開始日をとして指数化 使用している指数については ページをご覧ください 月のアジア株式市場は まちまちの動きとなりました インドは経済改革の停滞や追加金融緩和観測の後退が重石となり 一時モディ政権が誕生した 1 年 5 月以来の安値をつけ 月間では ヵ月連続で下落しました 上海総合指数は景気刺激策や国有企業改革への期待を背景に上昇したものの 改革試案の発表で材料出尽くし感が広がり 下旬に急反落しました 一方 インドネシアは底堅い推移が続きました 経済成長率に底打ちの兆しが見えるなか 政府による規制緩和や追加金融緩和を背景に業績改善への期待が根強かった模様です 台湾は月後半に米株式が反発するなか 主力のハイテク株が底堅く推移し 約 ヵ月半ぶりの高値で引けました 今後の見通し アジア株式市場は もみ合い推移となりそうです 原油安の一服や米景気の減速懸念の後退が総じて株価の下支えとなる一方 の景気減速が重石となる見込みです また米国の利上げ観測が再燃するケースでは 市場心理が悪化する場面もありそうです 引き続き各国毎のファンダメンタルズ ( 経済の基礎的条件 ) やセクター間 銘柄間での跛行色が強まる展開を見込みます 1 1 1 REIT 各国の REIT 指数の推移 (13 年 月末 ~1 年 月末 月次 ) 香港マレーシア日本 グラフ開始日を として指数化 各国 地域の REIT 指数は S&P グローバル REIT 指数 ( 現地通貨ベース 配当込み ) の各国 地域のインデックスを使用 月のアジア REIT 市場は 総じて上昇しました 米景気の先行き不透明感を背景に 米国の利上げペースが緩やかになるとの見方が下支え要因となりました また 欧州の一部の金融機関における信用不安に伴うリスク回避の動きなどを受けて主要国で金利低下が進むなか アジア REIT の高い配当利回りが評価されました 今後の見通し の景気鈍化や米国の追加利上げに対する懸念は残るものの をはじめとするアジア各国の緩和的な金融政策の継続が市場のサポートになることが期待されます また アジア REIT の業績は堅調であり REIT 配当利回り 長期金利との利回り格差ともに魅力的な水準にあります よって 今後も短期的にはグローバルな株式市場や長期金利の動向 各国の政策の動きに左右されやすい展開が見込まれますが 中期的には堅調な業績動向が評価され上昇する展開を予想します 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください /5

債券 為替 各国の国債利回りの推移各国の為替の推移 ( 対円 ) 1 (13 年 月末 ~1 年 月末 日次 ) インドネシア マレーシア 1 1 1 (13 年 月末 ~1 年 月末 日次 ) インドネシア ルピア バーツ ドルマレーシア リンギット 人民元香港ドルインド ルピー ペソ 年国債の利回り グラフ開始日を として指数化 月のアジア国債利回りは やが低下した一方 マレーシアは上昇するなど まちまちとなりました ユーロ圏や日本でのマイナス金利政策を背景に先進国の国債利回り水準が急低下するなか 新興国内でインフレ率や景気が相対的に安定しているアジア国債市場に 外国人投資家の資金流入が続いた模様です インドネシアの 年国債利回りは 追加利下げを先取りする形で一時 7% 台に低下したものの 利下げ決定以降は利益確定売りに押される展開となりました 今後の見通し アジア国債の利回りは 引き続き安定した推移が見込まれます 原油ほか商品市況の低迷などを背景にアジア各国のインフレ率は総じて落ち着いた状況が続きそうです また日本やユーロ圏でのマイナス金利政策や FRB( 米連邦準備理事会 ) の追加利上げに対する慎重姿勢などを背景に先進国の国債利回りは低位での推移が続く見通しです こうしたなか 引き続き外国人投資家による資金流入がアジア国債市場の下支え要因となる見込みです 月のアジア通貨は対円で全面安の展開となりました 米国の景気指標悪化や原油先物の下落 欧州での信用不安の高まりなどを背景に低リスク通貨とされる円への買いが加速しました インド ルピーは経済改革の停滞や追加金融緩和観測の後退が重石となり 下げ幅が大きくなりました マレーシア リンギットも原油安を背景に軟調な推移が続きました 一方 インドネシア ルピアは債券市場への資金流入が支えとなり 相対的に下げ幅が小さくなりました なお 人民元は当局が人民元の急落を回避する姿勢を鮮明にするなか 対米ドルでは ヵ月ぶりに上昇しました 今後の見通し アジア通貨は 反発一巡後は対円でもみ合い推移が見込まれます 日米株式の反発でリスク回避の円買い圧力が和らいだものの 為替市場では一段の円安 米ドル高を予想する向きは少なく 当面は対円でのアジア通貨の上昇余地も限られそうです インド ルピーは 月末に発表された 1 年度予算案が景気浮揚と財政健全化の双方に配慮したものと評価されたことが下支えとなりそうです また原油先物の底入れ感が一段と強まるケースでは 資源国通貨とされるインドネシア ルピアやマレーシア リンギットが上値を試しそうです 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください 3/5

アジア市場の主な指標 (1 年 1 月末 ~1 年 月末 月次 ) 株式 REIT 国債利回り 国 指数名 月間騰落率 国 月末 1 月末前月末比 上海総合指数 1.1% インドネシア.3%.%.3 香港 ハンセン H 株指数 3.9% マレーシア 3.93% 3.5%. 台湾加権指数.9% 3.%.7%.3 韓国韓国総合株価指数.%.5%.%.315 インド ムンバイ SENSEX 指数 7.51%.7%.59%.17 ストレートムズ指数 1.% 年国債の利回りを使用 マレーシア FTSEブルサマレーシア KLCI 指数.7% インドネシア ジャカルタ総合指数 3.3% 為替 SET 指数.1% 通貨 ( 単位 : 円 ) 月末 1 月末 月間騰落率 総合指数.5% 人民元 17.3 1.39 5.9% 香港 S&P 香港 REIT 指数.19% 香港ドル 1. 15.51 5.7% S&PREIT 指数.5% インド ルピー 1.5 1.7 7.3% マレーシア S&PマレーシアREIT 指数 3.9% インドネシア ルピア.5.7.3% S&P グローバル REIT 指数は現地通貨ベース 配当なしを使用 ドル..71.5% マレーシア リンギット.93 9. 7.% バーツ 3.1 3.37 5.% ペソ.39.53 5.53% インドネシア ルピアは ルピア当たりのデータ 当資料の掲載内容について 当資料に掲載している表やグラフは 信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト アセットマネジメントが作成しています 当資料に掲載している見通しは レポート作成時点における三井住友トラスト アセットマネジメントの見通しであり 将来の運用成果を保証するものではありません 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください /5

ご留意事項 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではありません ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書 ( 交付目論見書 ) の内容を必ずご確認のうえ ご自身でご判断ください 投資信託は値動きのある有価証券等 ( 外貨建資産には為替変動リスクを伴います ) に投資しますので基準価額は変動します したがって 投資元本や利回りが保証されるものではありません ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します 投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません また 証券会社以外でご購入いただいた場合は 投資者保護基金の保護の対象ではありません 当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが その正確性 完全性を保証するものではありません また 今後予告なく変更される場合があります 当資料中の図表 数値 その他データについては 過去のデータに基づき作成したものであり 将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません 当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権 その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します 当資料は三井住友トラスト アセットマネジメントが作成したものであり 金融商品取引法に基づく開示書類ではなく 証券取引の勧誘を目的としたものでもありません 5/5