海外留学支援制度について 平成 26 年 7 月 28 日
-1- 大学等の海外留学支援制度の創設 日本再興戦略 が掲げる 2020 年までに日本人学生を 6 万人 (2010 年 ) から 12 万人へ 優秀な外国人留学生についても 14 万人 (2012 年 ) から 30 万人へ倍増 の達成を目指す 海外留学のための奨学金支給による経済的負担の軽減長期派遣 (1 年以上 ) 学位取得を目指し 海外の大学院に留学する学生に奨学金を給付 (200 人 250 人 ) 4 億円 6 億円短期派遣 (1 年以内 ) 大学間交流協定等に基づき海外の高等教育機関に短期留学する学生に奨学金を給付 (10,000 人 20,000 人 ) 31 億円 62 億円 双方向交流の推進による日本人学生の海外留学促進短期受入れ (1 年以内 ) 大学間交流協定等に基づく短期留学生に奨学金を給付 (5,000 人 5,000 人 ) 16 億円 16 億円
-2- 短期受入れ 申請 採択状況 1. 双方向協定型 (25 年度は交流協定留学型 ) 25 年度 26 年度 申請プログラム数 406 313 採択プログラム数 151 116 採択率 37.2% 37.1% 2. 短期研修 研究型 25 年度 26 年度 申請プログラム数 354 628 採択プログラム数 149 246 採択率 42.1% 39.2% 重点政策枠は除いている 26 年度は 8 月追加採択プログラム分までを含んでいる
-3- 短期派遣 申請 採択状況 1. 双方向協定型 (25 年度は交流協定留学型 ) 25 年度 26 年度 申請プログラム数 319 313 採択プログラム数 154 116 採択率 48.3% 37.1% 2. 短期研修 研究型 25 年度 26 年度 申請プログラム数 765 1,193 採択プログラム数 359 952 採択率 46.9% 79.8% 重点政策枠は除いている 26 年度は 8 月追加採択プログラム分までを含んでいる
-4- 高専 ( 短期受入れ ) 25 年度採用実績 辞退を除く 高等専門学校名 八戸工業高等専門学校 ( 代表校 ) 仙台高等専門学校 ( 代表校 ) 鶴岡工業高等専門学校 ( 代表校 ) 茨城工業高等専門学校 阿南工業高等専門学校 佐世保工業高等専門学校 プログラム名 フランス技術短期大学と東北地区 6 高専と函館高専との相互交流 ( 受入 ) 日本留学予定者への高専教育俯瞰 高専 OB の働く地域産業 復興支援 プロジェクト型研修プログラムを核とする東北 北海道地区高専連携による学生相互交流の多角的質保証 東北 北海道地区高専コンソーシアム東南アジア短期留学生受入れプログラム 朝鮮理工大学の学生受入プログラム Anan Kosen JAPAN PROGRAM 佐世保高専における相互海外交流と協働の試み
高専 ( 短期受入れ ) 高等専門学校名 八戸工業高等専門学校 ( 代表校 ) 仙台高等専門学校 ( 代表校 ) 茨城工業高等専門学校 岐阜工業高等専門学校 鳥羽商船高等専門学校 明石工業高等専門学校 阿南工業高等専門学校 ( ) 弓削商船高等専門学校 熊本高等専門学校 双方向協定型 26 年度採択状況 -5- プログラム名 学寮を活用した英語による技術教育 - フランス技術短期大学と東北地区 6 高専と函館高専との相互交流 ( 受入 ) プロジェクト型研修プログラムを核とする東北地区高専連携による学生相互交流の多角的質保証 朝鮮理工大学の学生受入プログラム 包括交流協定締結大学と連携した短期交換プログラム - 学生のグローバル感覚涵養と双方向の学術交流 - 工業系学生のための国際的観光都市における留学生受け入れプログラム グローバルエンジニア育成のためのインターンシップ受入れプログラム Anan Kosen International Programs 国際共同教育 研究プロジェクト 熊本高専 Global Connection プロジェクト 熊本高専東南アジア交流プログラム
( 参考 : 文教ニュースより ) -6-
高専 ( 短期派遣 ) 25 年度採用実績 辞退を除く 高等専門学校名 苫小牧工業高等専門学校 ( 代表校 ) 仙台高等専門学校 ( 代表校 ) 鶴岡工業高等専門学校 茨城工業高等専門学校 富山高等専門学校 岐阜工業高等専門学校 津山工業高等専門学校 阿南工業高等専門学校 香川高等専門学校 佐世保工業高等専門学校 熊本高等専門学校 沖縄工業高等専門学校 -7- プログラム名 北海道地区 4 高専による国際産学連携 CE プログラム プロジェクト型研修プログラムを核とする東北 北海道地区高専連携による学生相互交流の多角的質保証 東北 北海道地区高専コンソーシアム東南アジア短期派遣プログラム 韓国朝鮮理工大学への学生派遣プログラム 国際インターンシップ グローバル人材育成のための専攻科学生海外インターンシップ アクティブラーニングを用いた実践的技術英語研修 Anan Kosen International Programs Germany,Vietnam,Thailand. 香川高専グローバル エンジニア研修プログラム 佐世保高専における相互海外交流と協働の試み PBL 型活動を基盤とした技術教育プログラム プログラミングコンテストを機軸とした国際化教育 海外での共同研究 受講体験を通じた異文化理解と国際感覚の醸成 高専生のための技術英語 異文化理解研修
-8- 高専 ( 短期派遣 ) 26 年度採択状況 ( その 1) 高等専門学校名 苫小牧工業高等専門学校 ( 代表校 ) 釧路工業高等専門学校八戸工業高等専門学校 ( 代表校 ) 八戸工業高等専門学校仙台高等専門学校 ( 代表校 ) 茨城工業高等専門学校木更津工業高等専門学校 プログラム名 北海道地区 4 高専による国際産学連携 CE プログラム 広い視野を持った実践的な技術者育成の留学派遣プログラム グローバル化に対応した実践的な技術者育成プログラム ( 派遣 ) 学寮を活用した英語による技術教育 フランス技術短期大学と東北地区 6 高専と函館高専との相互交流 ( 派遣 ) 高専教育におけるグローバル エンジニア育成プログラム - コミュニケーション力と異文化共生力向上 - プロジェクト型研修プログラムを核とする東北地区高専連携による学生相互交流の多角的質保証 韓国朝鮮理工大学への学生派遣プログラム ワイアリキ工科大学への学生派遣プログラム 台湾における多言語演習 - 中国語 中国文化学習と英語による工学研修 シンガポールにおける英語による PBL 型技術研修 富山高等専門学校 ( 代表校 ) 長野工業高等専門学校岐阜工業高等専門学校鳥羽商船高等専門学校鈴鹿工業高等専門学校 国際インターンシップ 日本 タイ産学官トライアングルパートナーシップに基づく海外インターンシッププログラム 台湾 香港教育機関における研究 実験を通じての中国社会の教育プログラム グローバル人材育成のための専攻科学生海外インターンシップー包括交流協定締結大学等と連携した COOP 教育ー 客船における乗船実習を利用した国際交流事業 カナダでの語学研修および国際性涵養プログラム
-9- 高専 ( 短期派遣 ) 26 年度採択状況 ( その 2) 高等専門学校名 明石工業高等専門学校 プログラム名 グローバルエンジニア育成のための海外研修プログラム カリフォルニア大学アーバイン校研修留学 奈良工業高等専門学校 シンガポールのポリテク生との相互交流を通じた高専生のグローバル技術教育プログラム アジア地区交流協定校学生との相互交流を通じた専攻科生のグローバル教育プログラム 広島商船高等専門学校 呉工業高等専門学校 徳山工業高等専門学校 フィリピン海外学術協定校への短期派遣留学プログラム ハワイ大学マウイカレッジ姉妹校交流研修 ものづくり教育をベースにした相互交流派遣事業 海外大学との共同研究をめざした相互交流派遣事業 宇部工業高等専門学校 東北アジア地区交流による実践的技術者育成研修 オーストラリアニューカッスル大学異文化理解研修 阿南工業高等専門学校 ( ) 香川高等専門学校弓削商船高等専門学校北九州工業高等専門学校佐世保工業高等専門学校 Anan Kosen International programs 香川高専グローバル エンジニア研修プログラム国際共同教育 研究プロジェクト研究概要執筆とプレゼンテーションをタスクとする科学技術英語スキルアッププログラム佐世保高専における相互海外交流と協働の試み 双方向協定型
-10- 高専 ( 短期派遣 ) 26 年度採択状況 ( その 3) 高等専門学校名 熊本高等専門学校 プログラム名 異文化理解 活用力向上を課題とする英語プレゼンテーション育成プログラム プログラミングコンテストを機軸とした国際化教育 PBL 型技術課題を基盤とした国際エンジニア育成プログラム制御情報システム工学科短期海外研修派遣プログラム海外日系企業でのインターンシップを通したグローバル化教育
-11- 短期受入れ 平成 26 年度募集概要 プログラムの申請要件 プログラム実施期間が 8 日以上 1 年以内の計画であるもの 31 日以内のプログラムについては 履修科目の一部となっているものや 受入れ前後の準備講習 フォローアップを目的とした語学や専門科目の講義等との一体化など 明確な効果が見込めるものであること ( 在籍大学等での単位付与等を含む ) プログラムの形態区分と申請上の制限 1 双方向協定型 授業料不徴収 免除の内容を含む学生交流協定に基づく交換留学 1 セメスター以上 1 学年以内 在留資格 留学 の取得が必要 総受入れ計画人数の 8 割または 100 名のいずれか少ない数を上限 2 短期研修 研究型 在籍大学等との連携により作成されたプログラム 在留資格の種類は問わない 総受入れ計画人数の 8 割または 50 名のいずれか少ない数を上限 審査の観点 ( 特に 1 と 2 は重点項目 ) 1 プログラムの目的 達成目標 2 プログラムの内容 3 実施体制 4 フォローアップ 成果検証の実施 5 プログラムの自立化 発展化 継続化 支給対象者の主な資格及び要件 前年度の成績評価係数が 2.30 以上であること 経済的理由により 自費のみでのプログラムへの参加が困難な者 他団体等から受入れプログラム参加のための奨学金を受ける場合 その支給月額の合計額が 8 万円を超えない者 上記の範囲内でも 文部科学省外国人留学生学習奨励費との併給はできない また 国費外国人留学生制度との重複申請は認めない
短期派遣 平成 26 年度募集概要 派遣プログラムの申請要件 プログラム実施期間が 8 日以上 1 年以内の計画であるもの 31 日以内のプログラムについては 履修科目の一部となっているものや 受入れ前後の準備講習 フォローアップを目的とした語学や専門科目の講義等との一体化など 明確な効果が見込めるものであること ( 在籍大学等での単位付与等を含む ) 派遣プログラムの形態区分と申請上の制限 1 双方向協定型 授業料不徴収 免除の内容を含む学生交流協定に基づく交換留学 1 セメスター以上 1 学年以内 総受入れ計画人数の 8 割または 100 名のいずれか少ない数を上限 2 短期研修 研究型 在籍大学等との連携により作成されたプログラム 総受入れ計画人数の 8 割または 100 名のいずれか少ない数を上限 審査の観点 ( 特に 1 と 2 は重点項目 ) 1 プログラムの目的 達成目標 2 プログラムの内容 3 実施体制 4 フォローアップ 成果検証の実施 5 プログラムの自立化 発展化 継続化 支給対象者の主な資格及び要件 前年度の成績評価係数が 2.30 以上であること 経済的理由により 自費のみでのプログラムへの参加が困難な者 ( 別に定める家計基準に合致する者 ) 他団体等から派遣プログラム参加のための奨学金を受ける場合 その支給月額の合計額が本制度による支給金額を超えない者 -12-
-13- 資格及び要件の変更について 26 年度から 機構が実施する国内の第一種奨学金及び第一種奨学金 ( 短期派遣給付者対象 ) 国内の第二種奨学金及び第二種奨学金 ( 短期留学 ) との併給を認めることになった 長期派遣についても貸与奨学金との重複利用を認める トビタテ! 留学 JAPAN 日本代表プログラム との併給は認められない
-14- 長期派遣 平成 26 年度募集概要 長期派遣留学生とは ( 定義 ) この要項において 長期派遣留学生 とは 修士又は博士の学位を取得するために留学 ( ダブルディグリー プログラム等の複数学位制度による留学を含む ) する日本人学生等で 留学先大学における学位取得のための正式な教育課程の間 本制度により教育研究活動に対する支援を受ける者 応募者の資格及び条件 (1) 次のいずれかに該当する者 1 留学期間終了後 大学や研究機関等において 我が国の国際競争力の強化や国際社会への知的貢献に資する教育研究を行う意思を有する者 2 留学期間終了後 国際機関等の中核的な職員として国際貢献に資する活動を行う意思を有する者 3 留学期間終了後 その他の機関において 1 又は2に類する活動を行う意思を有する者 (2) 以降 年齢 語学水準 成績評価係数等による基準を満たしていること ( 詳しくは募集要項参照 ) 26 年度から 高等専門学校を卒業した者で単位積み上げ型の学位 ( 学士 ) 授与も対象 ( 認定専攻科 大学等で修得した単位により大学評価 学位授与機構から学位 ( 学士 ) を 授与された者も対象 )
-15- 制度の成果検証について 目的 平成 24 年度文部科学省行政事業レビュー 公開プロセス における評価結果等を踏まえ 留学生交流支援制度 ( 現 : 海外留学支援制度 ) の 1 事業としての成果 2 採択プログラムの成果 3 支援を受けた学生等の成果 について評価 分析を行い 継続的な事業内容の改善に資する 25 年度から 評価分析委員会を設置 以下のことを実施した 追加アンケート ( 大学等 派遣学生 ) 及びその分析 分析結果をウェブマガジン留学交流 2014 年 7 月号に掲載 http://www.jasso.go.jp/about/webmagazine201407.html 訪問調査 ( 派遣プログラム ) グッドプラクティスを選定し シンポジウムを開催 今年度の実施予定追加アンケート ( 受入れ学生 ) 及びその分析訪問調査 ( 受入れプログラム ) 報告書の作成 公表
-16- ご静聴ありがとうございました JASSO 留学生事業部海外留学支援課