平成 29 年度 (2017 年度 ) 資産活用部の目標と主な取組み 豊中市 ひと まち 未来 かがやく
~ 目次 ~ 数値は平成 29 年 7 月末現在のものを使用しています 1 資産活用部の使命 取組み方針 目標 1 2 組織 2-1 組織図 4 2-2 各課の事務概要 5 3 平成 29 年度 (2017 年度 ) の事業概要 3-1 公共施設等総合管理計画 の推進 6 (1) 施設カルテの作成 7 (2) 推進体制 8 3-2 公共施設保全事業の推進 9 3-3 学校施設をはじめとする市有施設の耐震化の推進 10 (1) 校舎の耐震化 10 (2) 市有施設の耐震化 11 3-4 市有施設整備の推進 12 3-5 ( 仮称 ) 庄内駅前庁舎の整備と管理について 13 3-6 現年度の保全計画工事及び新 庁舎保全計画について 14 3-7 電力入札の取り組み 16 3-8 地区会館等及び財産区財産の管理 (1) 地区会館の管理 18 (2) 多目的広場 ( 公共ひろば ) の管理 19 (3) 財産区財産の管理 19 3-9 固定資産台帳の整備 20 3-10 市有地の境界確定 (1) 境界確定協議 21 (2) 地籍調査事業 22 3-11 市有地の利活用 24 3-12 用地の取得 (1) 用地取得 26 (2) 用地交渉業務委託 27 表紙パース / 平成 31 年完成予定の ( 仮称 ) 豊中市新 第 2 学校給食センター
1. 資産活用部の使命 取組み方針 目標 部局の使命資産活用部は 市有財産 ( 市が保有する土地 建物 その他の資産 ) を市民の共有財産であると同時に行政運営の貴重な資源ととらえ 以下の4 点を通じて 市民満足度の向上 持続可能な行財政運営 に貢献することを部局の使命としています 1. 資産の価値の維持向上単に資産を良好な状態で維持 保全することにとどまらず その価値を向上させる方策を考えます 2. 資産の活用による利便性 収益の最大化資産単体の活用だけでなく 複数の資産を組み合わせたり 資産の価値を高めることにつながるしくみを導入したりすることにより 利便性の最大化 収益の最大化をめざします 3. 資産の質及び量の最適化いたずらに資産の高品質化 増加を求めるのではなく 維持管理のコストも意識し 本市にふさわしい資産の質及び量の最適化を進めます 4. 資産管理に係る負担の公平性の実現管理資産のコストの負担の在り方について 資産の性格や効用などに応じて整理することで 公平性の実現をめざします 使命を遂行するための取組み方針 資産を良好な状態で維持するとともに 有効活用 という新たな発想で業務を再構築し成果を挙げられるよう ノウハウの蓄積と技術の継承 発展 人材の育成に努めます 施設の活用は施設で展開されるソフト事業 ( サービス ) のあり方と密接に関連することから 様々な政策形成のチャンネルと積極的にかかわりをもちながら 業務を進めます しくみの整備にとどまらずしくみが効果的に機能するよう 庁内の調整に努めます 市場の動向をつねに注視し 民間の力を効率的 効果的に活用できるよう タイミングよくかつ柔軟に業務を進めます - 1 -
平成 29 年度 (2017 年度 ) の目標 1 2 3 取組み事項及びその内容市有施設の総合管理や有効活用に向けた取組みの推進〇 公共施設等総合管理計画 に基づき 施設種別ごとの施設再編方針を策定します 〇現在検討中 進行中の再編案件について アクションプラン ( 有効活用の方策を検討する対象となる施設 ) 個別実行計画を策定します 〇市有施設の劣化状況を把握し 適切な修繕タイミングを反映した修繕計画を作成 実行することで財政負担の軽減 平準化を進め 市有施設の長寿命化を図ります 市有施設の耐震化促進〇平成 29 年度末までに学校施設耐震化率 100% 平成 32 年度末までに全市有施設の耐震化率 100% をめざして 計画的な耐震工事に取り組みます 非構造部材耐震化の進め方の方針を作成します 固定資産台帳の整備及び適正な管理 固定資産台帳の初年度データの整備をするとともに 次年度以降の更新作業の手順を検討します 第一庁舎の長寿命化に伴う耐震補強の実施及び新 庁舎保全計画の検討 4 5 6 7 〇現行の庁舎保全計画に基づく庁舎の維持保全を的確に行うとともに 後継の庁舎保全計画を作成します 〇平成 28 年度に実施した躯体劣化診断の結果を踏まえ 第一庁舎 ( 議会棟 ) の長寿命化へ向け 耐震診断等を行います ( 仮称 ) 庄内駅前庁舎の整備〇平成 29 年 10 月からの3 階部分の供用開始に向けて整備工事を行うとともに 夏までに施設名称を関係課と連携を図り決定します ( 仮称 ) 庄内駅前庁舎の管理のルールのあり方について 同庁舎で実施する事業担当課と協議し 決定します 用地取得業務の確実な実施と地籍調査の計画的な推進 施設やインフラ等の整備の基礎となる用地の取得を確実に行うとともに 未確定の官民境界を確定させるための地籍調査を市内全域で計画的に行います 市有地 ( 未利用普通財産 ) の有効活用の推進 平成 28 年度に策定した未利用普通財産の利活用方針に基づき 売却 貸付等をスムーズに行うことにより 歳入の確保をめざします 市有地の処分を進める際に第三者の意見を聞く新たな仕組みを構築します - 2 -
中期の目標 ( 概ね今後 4 年間 ) 1 2 3 4 5 6 7 取組事項市有施設の総合管理や有効活用に向けた取組みの推進市有施設の耐震化促進固定資産台帳の適正な管理庁舎保全計画の進捗管理及び新 保全計画の作成等 ( 仮称 ) 庄内駅前庁舎の整備及び管理用地取得業務の確実な実施と地籍調査の計画的な推進市有地 ( 未利用普通財産 ) の有効活用の推進 取組みにあたっての課題及びめざす成果など〇施設種別ごとの施設再編方針を毎年見直しし 内容の充実を図ります 〇公共施設マネジメントについて 建物保全 施設再編 利用方法決定 民間との連携等の取組みが相互に機能するしくみの軌道化をめざします 基本診断結果に基づき 適切な維持補修 改修工事の方向性を示す長期保全計画を作成し 財政負担の軽減 平準化のための検討を進めます また 基本診断の次回方法について検討します 〇平成 32 年度末までに全市有施設の耐震化率 100% をめざして 計画的な耐震工事に取り組みます 〇市有施設の多くは 災害時の避難場所となることから 安全性の確保のため 躯体の耐震化のみならず非構造部材の耐震化も進めます 〇固定資産台帳の整備を行い その後も継続的にデータを更新します 〇土地 建物 工作物データについて 異動情報を的確に把握し 精度を高めます 平成 31 年度に予定されている全庁的な GIS システム改修と連携して公有財産管理システムを改修します 〇 ESCO 事業 ( 庁舎における省エネルギー事業 ) の期間終了を展望し 躯体劣化診断の結果を踏まえて第一庁舎の耐震補強に取り組むとともに 庁舎保全計画の後継計画の作成を行い 長寿命化を図ります 〇平成 30 年度に予定している全館オープンに向けて工事や調整に取り組みます また オープン後は適正な管理に取り組みます 〇今後整備する予定の ( 仮称 ) 南部コラボセンターとの連携を視野に入れて 関係課と調整します 用地の取得をスムーズに行うことで各事業の進捗に貢献します 〇土地の境界を正確に確定し復元できるようにすることなどにより 災害復旧の迅速化 測量費用軽減等の住民サービスを向上することをめざします 平成 28 年度に策定した未利用普通財産の利活用方針に基づく活用を進めます 〇市有地の処分を進める際に第三者の意見を聞く新たな仕組みを利用し 公平 公正で透明性のある利活用とともに効果的 効率的な業務運営をめざします - 3 -
2. 組織 2-1. 組織図 資産活用部 資産管理課 総務 管財係 庁舎 車両管理係 施設活用課 施設活用係 土地活用課 用地対策係 明示係 財産活用係 施設整備課 管理係 工事係 耐震工事係 設備係 - 4 -
2-2. 各課の事務概要 (1) 資産管理課資産管理課には 総務 管財係 庁舎 車両管理係の2つの係があります 総務 管財係は 部の予算 決算などの総括事務や部内各課の連絡調整に関することに加え 市有物件の保険に関する業務や 地区会館等の市有施設 財産区所有の土地 池等の管理 財産台帳の整備を担当しています 庁舎 車両管理係では 電気 ガス 水道の使用量削減 ごみの分別排出やリサイクルなどエコオフィスの推進 また 駐車場や駐輪場の整備など 来庁者や職員が利用しやすい庁舎づくりに努めるとともに 本庁管轄公用車の集中化を実施して以来 利用者の利便性及び公用車の効率的な運用と安全運転の啓発を推進しています (2) 施設活用課施設活用課は 公共施設によるサービスが安定して維持できるよう そして 公共施設という豊中市にとっての財産をより有効に活用できるよう 公共施設の活用に関する総合的な企画調整を担当しています 具体的には 市有施設の状況把握 ( 建物劣化状況や利用状況の調査 ) を基に 公共施設の有効活用 ( 建物長寿命化 耐震化促進 複合化 多機能化 戦略的配置 ) の計画づくりと総合調整を行っています (3) 土地活用課土地活用課には 用地対策係 明示係 財産活用係の3つの係があります 用地対策係は公共用地の取得や取得に伴う鑑定 補償業務等を担当しています 明示係は市有財産の境界明示や地籍調査事業を担当しています 財産活用係は用途廃止となった未利用普通財産の管理や利活用 借入不動産に関する業務並びに登記事務等を担当しています (4) 施設整備課施設整備課には管理係 工事係 耐震工事係 設備係の4つの係があります 管理係は主に課の総務全般 予算 決算に関する業務 及び学校の維持修繕の設計及び施行に関する業務 対象施設の簡易な施設修繕等を担当しています 工事係は主に市有施設や市営住宅の新築 改築 大規模改修の設計及び施行に関する業務を担当しています 耐震工事係は学校と市有建築物の耐震化事業の設計及び施行に関する業務を担当しています 設備係は市有建築物の設備に係る新築 改築 大規模改修 維持保全の設計及び施行に関する業務を担当しています - 5 -
3. 平成 29 年度 (2017 年度 ) の事業概要 3-1. 公共施設等総合管理計画 の推進 目的 公共施設等を今後も安定して維持運営し 事業内容も市民ニーズや社会状況に適用するよう見直し 限られた財源と施設を有効に活用するための中長期的なマネジメントのしくみと体制を整えることを目的とした 豊中市公共施設等総合管理計画 ( 平成 29 年 (2017 年 )3 月策定 ) に基づき 公共施設等のマネジメントに取り組みます 概要 図書館 公民館 スポーツ施設 共同利用施設等といった施設の種類ごとに 再編等に向けた今後 10 年間の方向性 取組みの課題と解決方策をまとめた 施設再編方針 を策定します ( 毎年 7 月頃見直し 更新予定 ) 取組状況 庁内意見や豊中市公共施設等総合管理計画推進会議での議論を踏まえ 平成 29 年度 (2017 年度 ) 版 施設再編方針 を策定 公表しました 施設再編方針 に沿って 全体最適の観点から 複合化や多機能化 戦略的配置の可能性について調整を行い 具体的な再編内容 スケジュールが定まった案件については 個別実行計画 を作成し 施設の建替え 改修 再編に着手します 公共施設等総合管理計画計画期間全体のスケジュール 策定 H28 豊中市公共施設等総合管理計画 H29~H52 年度 (24 年間 ) 中間見直し (H40) 目標 H52 年度 (2040 年度 ) 策定 施設再編方針 (10 年間 ) H30~H39 年度 (10 年間 ) 1 年ごとに見直し 施設総量 80% 達成 H29.7 月資産活用部 庁内 総合計画 行財政運営方針 都市計画マスタープラン 庁外 外部の見識 アイデア 公民連携 民間提案 施設種別ごとの再編方針を集約 全体最適の観点から複合化 多機能化 戦略的配置について提案 マッチング個別実行計画の推進 プロジェクト化 より良い 公共サービス の実現 H30~H34 年度 個別実行計画 の作成 個別実行計画に基づき 更新 改修 再編に着手 複合施設についてはプロジェクト化 第 4 次豊中市総合計画 H39 施設活用課施設活用係 - 6 -
(1) 施設カルテの作成 目的 約 400 の市有施設に関する様々なデータを 市有施設有効活用システムを利用して一元的に把握することで 施設の基本的な情報や維持管理にかかるコスト 利用状況などを掲載した施設カルテを作成 公表します 作成した施設カルテは 市有施設の有効活用方策検討の資料として活用します 概要 1 施設情報 : 設置目的 敷地面積 延床面積等 公有財産管理システムより抽出 2 主な建物のストック情報 : 各棟の建築年月日 構造 延床面積 耐震性能等 公有財産管理システムより抽出 3 施設外観写真 4 コスト情報 : 施設の維持管理にかかるコスト ( 決算額 ) 一覧 決算データ 5 歳入情報 : 貸室等にかかる使用料歳入額 ( 決算額 ) 一覧 担当課提供データ 6 サービス情報 : 施設の利用状況等 担当課提供データ ( 表面 ) 1 2 施設名 施設情報 設置目的 ( 設置された目的やめざす姿 ) 38 年 286 日 42 年 164 日 38 年 286 日 軽量鉄骨造 ( プレハブ ) 法 条例 施設大分類行政施設施設中分類 センター施設小分類 センター部局名資産活用部 敷地面積 主な建物のストック情報 建物コード 123-1 本館 123-2 本館 123-3 車庫 123-4 自転車置場 センター 1,710.64 m2 建物名称 延床面積 事務所 事務所 車庫 自転車置場 建物用途 3,338.38 m2管理区分施設番号 1973 年 06 月 20 日 1969 年 10 月 20 日 1973 年 06 月 20 日 1973 年 06 月 20 日 < 施設カルテの見方 ( 参考例 )> 施設カルテ 1/2 施設群名 センター 会館所在地中桜塚 3-1-1 建築年月日 経過年数 残存耐用年数 8 0 構造 設置根拠 ( 根拠となる条例名称等 ) 地上階数 12 鉄骨鉄筋コンクリート造 3 地下階数 鉄骨鉄筋コンクリート造 3 2 1,586.33 56.00 38 年 286 日 0 軽量鉄骨造 ( プレハブ ) 1 0 19.60 1 2 0 延床面積 ( m2 ) 1,676.45 耐震性能 0.5 0.5 対象 課名 施設外観写真 施設活用課 出力日 123456789 施設群番号 123 2015/06/01 3 < 施設カルテの見方 ( 参考例 )> 施設カルテ 2/2 施設名 センター施設群名 センター 会館所在地中桜塚 3-1-1 出力日 2015/06/01 施設情報設置目的 設置根拠 法 条例 ( 設置された目的やめざす姿 ) ( 根拠となる条例名称等 ) ( 裏面 ) 4 施設大分類行政施設施設中分類 センター施設小分類 センター 敷地面積 1,710.64 m2延床面積 3,338.38 m2 コスト情報 施設の維持管理にかかわるコスト推移 年度 2012 2013 2014 2015 2016 光熱水費 維持保全費 賃借料 人件費 自施設 同一施設小分類 指定管理委託料 総額 総額 総額 総額 合計 平均 総額 7,949 17,018 262 5,897 31,125 8,981 17,804 500 4,329 31,613 光熱水費の推移 ( 千円 ) ( 千円 ) 10,000 20,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 2012 2013 2014 2015 2016 15,000 10,000 5,000 0 維持保全費の推移 管理区分 2012 2013 2014 2015 2016 17,229 部局名 ( 単位 : 千円 ) 施設の維持管理にかかわるコストの推移 資産活用部課名施設活用課 歳入情報使用料等歳入の推移 年度 指標項目 年間利用者数 ( 人 ) 施設番号 123456789 施設群番号 使用料等歳入 0 2012 100 19,057 0 2013 ( 千円 ) 35,000 30,000 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 2012 2013 2014 2015 2016 6 2014 2015 2016 サービス情報 2012 325 ( 単位 : 千円 ) 184564 5 2013 192901 稼働率 (%) 78.5 80.3 年度 123 取組状況 平成 29 年 10 月を目途に 平成 28 年度版の施設カルテを公表する予定です 施設活用課施設活用係 - 7 -
(2) 推進体制 目的 庁内会議や審議会の運営を通じ 公共施設等総合管理計画に基づく公共施設等のマネジメントを推 進します 概要 政策会議の運営に事務局として参加し 施設案件に関する各所管部署との連絡及び調整を行います 豊中市公共施設等総合管理計画推進会議において 施設再編方針策定等を行い 公共施設等総合管理計画に基づく公共施設等マネジメントを推進します 課題の検討を行う場として 市長からの諮問に対し調査審議を行う市有施設有効活用委員会( 審議会 ) を運営します 政策会議施設の新設 建替え 大規模改修 統廃合 転用 拡充等に関しては全市的な政策の方向性を決定する機関である政策会議で審議構成員 : 市長 両副市長 総務部長 財務部長 都市計画推進部長 政策企画部長 資産活用部長事務局 : 企画調整課 施設活用課 豊中市公共施設等総合管理計画推進会議公共施設等総合管理計画に基づく公共施設マネジメントを推進する方策等について審議委員 : 両副市長 教育長 市立豊中病院事業管理者 上下水道事業管理者 危機管理監 人権文化政策監 総務部長 資産活用部長 政策企画部長 都市活力部長 環境部長 財務部長 市民協働部長 健康福祉部長 こども未来部長 都市計画推進部長 都市基盤部長 市立豊中病院事務局長 上下水道経営部長 消防局長 教育委員会事務局長 教育委員会事務局教育監 市有施設有効活用委員会 ( 審議会 ) 市長の諮問に対し調査審議の上 その意見を答申委員 : 学識経験者 公募市民事務局 : 施設活用課 取組状況 平成 29 年度も引き続き 各会議等の効果的な運用 審議を行い 公共施設等マネジメントの推進に取組みます - 8 - 施設活用課施設活用係
3-2. 公共施設保全事業の推進 目的 市が保有する建築物及びそれに付属する建築設備について 計画的に適切な維持管理を行うことにより施設の安全管理 機能維持を推進するとともに建築物の長寿命化 ライフサイクルコストの縮減及び財政負担の軽減 平準化を図ります 概要 施設の長寿命化と財政負担の軽減 平準化のため 平成 27~28 年度に実施済の施設を除く 小中学校 市営住宅等で建物の劣化状況の診断を実施し その診断結果の分析と取りまとめを行い 各施設へ提供 説明します 診断結果に基づき 市の保有する施設を長期にわたり良好な状態に保ち 市民に安定したサービスを継続して提供するために 市有施設の長期保全計画を作成します これにより 各施設について 今後必要になると見込まれる修繕の項目と概算費用の算出が可能となります 庁内において施設管理に対する認識を深めるとともに 施設の安全確保と長寿命化をすすめるため 各施設管理者に 施設管理者のための市有施設状況確認マニュアル に基づく所管施設の点検 状況報告を依頼します 取組状況 平成 27~29 年度で全施設 ( ただし 小規模な施設 独自の修繕計画がある施設 別会計事業の施設は除きます ) を対象とした劣化状況の診断が完了します 診断の終わった施設から その結果に基づき維持補修 改修工事の方向性を示す長期保全計画を作成することで 市有施設の長寿命化と財政負担の軽減 平準化を図ります 施設活用課施設活用係 - 9 -
3-3. 学校施設をはじめとする市有施設の耐震化の推進 平成 29 年度の取組み 校舎並びに市有施設の耐震化については 市有施設 18 施設を対象に実施します 目的 豊中市住宅 建築物耐震改修促進計画( 改定版 )( 平成 29 年 (2017 年 )3 月策定 ) に基づき 市有施設の耐震化の推進を図ります 豊中市住宅 建築物耐震改修促進計画とは 地震時の建物倒壊などによる人的被害や経済被害の軽減 また緊急輸送路 避難路の確保や仮設住宅の必要量の削減など 早期の復旧 復興につなげるため 住宅などの耐震診断や耐震改修の促進に関する事項を定めた計画です (1) 校舎の耐震化 概要 昭和 56 年 6 月以前の耐震基準 ( 旧耐震基準 ) で建築された建物について 震度 6~7の大規模地震によって建物が倒壊しないようにするため 耐震診断を実施して耐震性能が低いと判断された建物に対し 建て替えや耐震補強等による耐震化を行います 取組状況 学校 園施設の耐震化率 97.9%( 平成 29 年 3 月 31 日時点 ) 非木造 2 階以上又は延べ面積 200 m2超の建築物が対象 熊野田小学校 第十三中学校 施設整備課管理係 耐震工事係 - 10 -
(2) 市有施設の耐震化 概要 市有財産の有効活用の観点から 長期的に活用を図る建築物については耐震改修で 老朽化や機能面等から長期的活用が難しい建築物については複数建築物の合築 集約化の検討を行い 建て替え等により耐震化を行います 平成 29 年度は 市有施設 18 施設を対象に耐震化を図ります 桜井谷会館 桜井谷こども園で1 施設 取組状況 市有施設 ( 上下水道施設 学校施設以外 ) の耐震化率 90.6% ( 平成 29 年 3 月 31 日時点 ) 非木造 2 階以上又は延べ面積 200m2超の建築物が対象 学校上下水道左記以外全体施設施設の市有施設対象棟数 337 15 276 628 建替えや売却が 備考 決まっている棟を除いた棟数 耐震基準を満たした棟数旧耐震のうち要耐震化改修数 330 9 250 589 7 6 26 39 新耐震 + 旧耐震のうち耐震性能有の棟数旧耐震棟数のうち耐震化が必要な棟数 耐震化率 97.9% 60.0% 90.6% 93.8% 耐震基準を満たした棟数 対象棟数 (%) 施設整備課管理係 耐震工事係 - 11 -
3-4. 市有施設整備の推進 平成 29 年度の取組み平成 29 年度 (2017 度 ) においては 市有施設について各所轄部局及び近隣住民などと調整を図りながら施設整備を進めます 代表的な例として ( 仮称 ) 豊中市新 第 2 学校給食センターの整備を行います 平成 28 年度工事修繕実績工事係 耐震工事係 設備係 管理係 188 件 1,812 件 例 ( 仮称 ) 豊中市新 第 2 学校給食センター 目的 安心 安全でおいしい給食の提供を安定的に行うとともに 食育の観点から児童 市民が求めるサービスを提供するため 老朽化 衛生水準 作業効率など 抜本的な更新の時期を迎えた豊中市立原田学校給食センターに代わり ( 仮称 ) 豊中市新 第 2 学校給食センターの整備を行います 概要 ( 仮称 ) 豊中市新学校給食センター基本構想 基本計画 をふまえて 平成 28 年度に基本設計 実施設計を行いました 現在 解体撤去工事中に発見された地中埋設廃棄物の除却工事を進めており 平成 31 年 6 月末の完成 平成 31 年 9 月の供用開始をめざしています 竣工イメージ 施設整備課工事係 設備係 - 12 -
3-5.( 仮称 ) 庄内駅前庁舎の整備と管理について 平成 29 年度の取組み 南部地域の住民の利便性を一層高めるため 阪急電鉄 庄内駅前に ( 仮称 ) 南部コラボセンターとの連携を視野に入れた ( 仮称 ) 庄内駅前庁舎の整備を平成 28 年度に引き続き行います また 同庁舎 3 階部分での事業実施を平成 29 年 10 月より予定していることから 管理形態のあり方について 事業実施部局と協議し決定します 目的 ( 仮称 ) 庄内駅前庁舎において事業を実施するもののうち 3 階部分で実施する一時保育事業 子育て相談事業が平成 29 年 10 月より事業実施を予定していることから 整備工事を円滑に進めるとともに 同庁舎の管理形態のあり方について決定します 概要 実施予定の事業及び供用開始時期 実施事業 供用開始時期 1 階 自転車駐車場 平成 30 年はじめごろ 2 階 就労支援事業等 平成 30 年 4 月 3 階 一時保育事業等 平成 29 年 10 月 取組状況 平成 29 年度 平成 29 年 3 月 ~ 平成 29 年 9 月 管理形態について決定 整備工事 資産管理課庁舎 車両管理係 - 13 -
3-6. 現年度の保全計画工事及び新 庁舎保全計画について 平成 29 年度の取組み 現行の保全計画に基づく庁舎の維持保全を的確に行います また 現行の保全計画期間が平成 30 年度で終了することから 庁舎の長寿命化を図るべく 後継の新 庁舎保全計画を作成します 目的 本庁舎は建築後 第一庁舎が50 年以上 第二庁舎及び市役所別館が20 年以上経過しているため 施設 設備の老朽化が進んでおります 本庁舎は多くの来庁者や職員が利用しており 常に安心 安全の確保を図るため計画的に庁舎の維持保全を実施する必要があります このことから 現行の庁舎保全計画に基づき庁舎の維持保全を的確に行うとともに 庁舎保全計画の期間満了に伴い 後継の新 庁舎保全計画を作成します 概要 現行の庁舎保全計画に基づき庁舎の維持保全を的確に行うとともに 第一庁舎 第二庁舎 市役所別 館の長寿命化を図るべく 新 庁舎保全計画を作成します 取組状況 平成 29 年度保全工事 議会棟屋上防水改修工事 第二庁舎屋上防水改修工事 第二庁舎受変電設備改修工事 平成 30 年度予定 第一庁舎耐震補強工事 第一庁舎外壁改修工事 第一 第二庁舎給水設備改修工事 第二庁舎非常用発電機 キュービクル改修工事 常任委員会室放送設備改修工事 豊中市役所別館外壁改修工事 資産管理課庁舎 車両管理係 - 14 -
第一庁舎 工事内容 屋上防水工事 年度 年度別庁舎保全工事実績 H24 H25 H26 H27 H28 H29 ( 第一庁舎 ) ( 議会棟 ) 空調設備 ( 空気調和機 ) 工事 2 3 空調ダクト清掃委託 2~3: 年次改修〇 : 部分改修 第二庁舎 年度工事内容 H24 H25 H26 H27 H28 H29 外壁改修工事 〇 空調設備 ( 空気調和機 ) 工事 3 中央監視盤改修工事 1 2 消防設備工事 地下駐車場整備 2 3 4 5 空調自動制御設備改修工事 〇 屋上防水工事 受変電設備改修工事 1 ~ 5: 年次改修 〇 : 部分改修 資産管理課庁舎 車両管理係 - 15 -
3-7. 電力入札の取り組み 平成 29 年度の取組み平成 28 年度に実施した電力入札の対象施設 ( 高圧受電施設 ) について検証を行います また 平成 28 年 4 月に自由化になった低圧分野について新電力会社からの電力調達についての可否を検討します 目的 効率的かつ安定的な電力の調達を行うべく 平成 28 年度に実施した電力入札の契約期間が平成 29 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までとなっていることから その対象施設についての実施効果の検証を行います また 低圧分野については 自由化されてから間もないことから 他の地方公共団体の導入状況について注視するとともに 電力調達をするにあたって設定する電力使用量等について検討を行います 概要 電気事業法の改正を受け 高圧分野について 平成 28 年度に電力入札を実施した97 施設について その効果の検証を行います 低圧分野については 昨年 4 月から自由化が始まりましたが 導入をする際に設定する必要がある電力使用量等について検討を行います 平成 27 年度実施施設及び効果額 実施する際に設定した条件 高圧受電施設であること 50kWh 以上 500kWh 未満で受電していること 負荷率が 35% 未満であること 効果検証期間について 効果検証期間は 平成 28 年 3 月から平成 29 年 4 月までの1 年間とします 効果額について 効果額は 契約期間中の電気料金について 新電力会社の金額と ( 株 ) 関西電力から供給されていた場合の金額を算出し その差額を効果額 [ 千円 ] とします 資産管理課庁舎 車両管理係 - 16 -
電力調達の単位対象施設箇所数契約期間契約業者効果額 [ 千円 ] 第一庁舎 第二庁舎 豊中市役所別 H27.9.1 本庁舎等 3 ( 株 )F-Power 5,772 館 ~H29.3.31 市立原田こども園他 6 園 原田こども園 蛍池こども園 せんな りこども園 複合施設 高川こども園 共同利 用施設高川センター 島田こども園 共同利 用施設島田センター 豊南西こども園 共同 利用施設豊南会館 野田こども園 共同利 用施設野田センター 豊中人権まちづくりセンター 1 蛍池人権まちづくりセンター 1 生活情報センターくらしかん 1 労働会館 1 庄内出張所 1 7 H27.9.1 ~H29.3.31 H27.9.1 ~H29.3.31 H27.9.1 ~H29.3.31 H27.9.1 ~H29.3.31 H27.9.1 ~H29.3.31 H27.9.1 ~H29.3.31 ( 株 ) エネット 4,044 エネサーブ ( 株 ) 1,018 エネサーブ ( 株 ) 492 エネサーブ ( 株 ) 683 エネサーブ ( 株 ) 548 エネサーブ ( 株 ) 497 克明 桜塚 大池 蛍池 桜井谷 熊 野田 中豊島 豊島 原田 小曽根 豊南 上野 南桜塚 新田 庄内 庄 市立小学校 内南 庄内西 野田 島田 千成 北丘 東丘 東豊中 豊島西 西丘 高川 刀根山 南丘 豊島北 泉丘 少路 野畑 東豊台 箕輪 北条 寺内 緑地 桜井谷東 東泉丘 北緑丘 新田南 41 H27.10.1 ~H29.3.31 ( 株 )F-Power 55,674 市立中学校 原田学校給食センター 中央公民館及びアクア文化ホール 第二 第三 第四 第五 第六 第七 第八 第九 第十 第十一 第十二 第十三 第十四 第十五 第十六 第 十七 第十八 青年の家いぶき 1 17 1 1 H27.10.1 ~H29.3.31 H27.10.1 ~H29.3.31 H27.10. 1~H29.3.31 H28.1.1 ~H29.3.31 ( 株 )F-Power 27,135 ( 株 ) エネット 2,209 エネサーブ ( 株 ) 2,743 エネサーブ ( 株 ) 1,607 対象施設合計 76 効果額合計 [ 千円 ] 102,422 効果検証期間は平成 28 年 4 月 1 日から平成 29 年 3 月 31 日の 1 年間 資産管理課庁舎 車両管理係 - 17 -
3-8. 地区会館等及び財産区財産の管理 平成 29 年度の取組み 地区会館等の市有施設 財産区所有の土地 池等の管理を行っています (1) 地区会館の管理 地域住民の社会福祉増進及び生涯学習の場を提供する目的で おおむね1 小学校区 1 会館 ( 共同利用施設 33 館を含む ) を目途に市が建設し 地域にお貸しています 管理運営については その建設の趣旨から 地域住民のコミュニティの場として 自由に利用できるよう また 地域住民の自治意識の高揚を図るため 地元の自治会等から構成される管理運営委員会に自主的な管理運営をお願いしています 平成 28 年度には新たに走井会館を建設し 平成 29 年度現在 地区会館は56 館が設置されています 平成 29 年度は引き続き地区会館の耐震化推進を行います 少路会館 ( 桜の町 6 丁目 ) 上新田竹林会館 ( 上新田 1 丁目 ) 資産管理課総務 管財係 - 18 -
(2) 多目的広場 ( 公共ひろば ) の管理 災害時の避難場所等地域で多目的に使える広場を提供する目的で 財産区財産の処分収入に係る寄附金等を財源として 市が整備し 地域にお貸しています 多目的広場の管理運営についても 地元の自治会等から構成される管理運営委員会に自主的な管理運営をお願いしています 平成 29 年度現在 下記の7 施設が設置されています 1 野畑ひろば ( 春日町広場 ) 春日町 2 丁目 2 利倉地内公共広場 3 くまのだひろば 4 上新田新池多目的広場 5 てんじん広場 6 少路広場 利倉 2 丁目熊野町 3 丁目上新田 2 丁目柴原町 4 丁目桜の町 6 丁目 7 上新田多目的広場上新田 1 丁目利倉地内公共広場 ( 利倉 2 丁目 ) (3) 財産区財産の管理 資産管理課では 財産区所有の土地 ため池 (16 ヵ所 ) の管理として 除草 樹木の剪定等を 行っています 財産区とは 財産区とは 地方自治法第 294 条の規定にある特別地方公共団体で 財産区財産の管理及び処分については 同法中で定められており 豊中市においては 執行機関は市長となっています 通称深谷池 ( 東豊中町 3 丁目 ) 資産管理課総務 管財係 - 19 -
3-9. 固定資産台帳の整備 平成 29 年度の取組み 平成 29 年度 (2017 年度 ) は 平成 28 年度の決算にあわせた整備を行い 固定資産 台帳の更新を行います 目的 統一的な基準による地方公会計制度に対応した固定資産台帳を整備することで 効率的な資産管理 を図ります 概要 平成 27 年 1 月 23 日 総務大臣より 統一的な基準による地方公会計の整備促進について が発出され 本市の財務書類においても平成 28 年度決算より新たな基準を適用します 新基準に基づく財務書類の作成にあたっては 市が保有するすべての資産を網羅する固定資産台帳の整備が前提となっています 平成 28 年度に実施した 建物台帳 土地台帳の整理や 個別法に基づく道路台帳等の各種法定台帳などの資産調査の結果を踏まえ 平成 29 年度は 固定資産に関する管理台帳のデータを集約し 財務諸表作成の補助簿となる固定資産台帳の整備を行います 固定資産台帳の構成 資産管理課総務 管財係 - 20 -
3-10. 市有地の境界確定 (1) 境界確定協議平成 29 年度の取り組み申込みによる市有地の境界確定をはじめ 公共事業に伴う境界確定や地籍調査事業を進めることにより 市有資産価値の維持向上を図ります GIS( 地理空間情報システム ) を利用し 業務の効率化を図ります 目的 市有地と民有地との境界を確定することにより 市有地の適切な管理と市有地及び民有地の有効活用に 貢献します 概要 土地所有者からの申込みにより 道路 水路 学校 公園等の市有地と民有地との境界につい て 土地所有者をはじめとする関係人と立会の 上 協議して境界を確定します ( ただし 土地の 境界は 関係土地所有者の合意が必要となるため すべて確定できるものではありません ) また 受付から手数料徴収までの一連の業務を GIS( 地理空間情報システム ) で行っており 確定情 報をデータとして取り込み管理していくことで 業務の効率化 様々な業務への利活用 情報共有を実現 しています 年度 境界確定協議の流れ事務フロー図 取組状況 境界確定協議発行実績 境界確定協議発行件数 ( 筆数 ) 境界証明図発行件数 ( 筆数 ) H26 381(578) 27(41) H27 337(457) 24(39) H28 365(518) 12(17) * 公用発行件数を除く 申込書受理 現場調査 測量 打合せ 協議 公共用地境界確定協議申込書に必要書類を添付した申込書類一式を 事務代行者 ( 土地家屋調査士 測量士等 ) を通じて提出していただき 内容確認の上 市で受理します 市の担当者は申込地の境界に関わる既存資料 現場状況等を調査し 必要な資料を事務代行者に提供します 事務代行者はそれらの資料をもとに 現場調査 測量を行います 調査結果をもとに 市の担当者と事務代行者で打合せを行い 境界についての協議を行います 現地における境界確認 ( 立会 ) 土地所有者 相隣地 対側地所有者等の関係人と現地にて立会を行い 境界についての協議を行います 図面作成 境界確定協議が整ったときは 事務代行者は境界確定図を作成し 申込者及び立会を求めた関係土地所有者に住所 氏名の記入と押印をもらい 市へ提出します 土地活用課明示係 境界確定 決裁後 境界確定書に図面を添付し 割印をして交付します - 21 -
(2) 地籍調査事業 平成 29 年度の取り組み 平成 29 年度 (2017 年度 ) は 浜 1 丁目 ( 面積 0.14k m2 ) 地区内の民有地と道路 や水路 学校や公園等の公共用地との境界を確認し 測量を行います 目的 地籍調査とは 国土調査法に基づいて行う調査であり それぞれの土地について 所有者 地番及び地目の調査並びに境界及び地積に関する測量を行い その結果を地図 ( 地籍図 ) 及び簿冊 ( 地籍簿 ) に取りまとめる調査のことをいいます 本市では最新の測量技術で地籍調査を行っており 土地境界の位置が地球上の座標値と結びつけられ 成果が数値的に管理されることになります よって万一の災害の場合にも境界を正確に復元することができ 復旧活動に迅速にとりかかることが可能となります このように最新の技術で測量をした地籍調査のデータをGIS( 地理空間情報システム ) に取り込み利活用していくことで 本市は都市復元能力を備えた災害に強いまちづくりをめざしています 概要 本市では 平成 16 年度から地籍調査のひとつである官民境界等先行調査を実施しています この調査では 道路や水路 学校や公園等の公共用地と民有地との境界 ( 官民境界 ) の確認 ( 立会 ) をします ( お隣さんや裏側の所有者同士 ( 民民 ) すなわち個人同士の立会は行いません ) 現地立会をして確認が終われば境界プレートなどの標識を設置します また 調査完了地区について 土地所有者からの申込みにより 確認された官民境界を証明する 境界証明図 を発行することで 境界確定協議における事務作業期間の短縮や土地所有者が負担する測量費用の軽減に繋がっています 地籍調査プレート 境界証明図 土地活用課明示係 - 22 -
取組状況 地籍調査 ( 官民境界等先行調査 ) の実施状況について 年度 町 名 面 積 ( km2 ) H16 服部元町 1 2 丁目 服部豊町 1 2 丁目 0.25 H17 服部西町 1~3 丁目 0.22 H18 服部西町 4 5 丁目 利倉東 2 丁目 0.21 H19 利倉東 1 丁目 服部寿町 1 2 丁目 0.27 H20 服部寿町 3 丁目 0.09 H21 服部南町 2 4 5 丁目 0.14 H22 服部南町 1 3 丁目 0.08 H23 北条町 1 丁目 0.15 H24 北条町 2 丁目 0.09 H25 北条町 3 丁目 0.09 H26 北条町 4 丁目 0.08 H27 若竹町 1 丁目 0.13 H28 若竹町 2 丁目 0.09 H29 浜 1 丁目 0.14 豊中市全図 地籍調査実施区域 土地活用課明示係 - 23 -
3-11 市有地の利活用 平成 29 年度の取り組み 平成 29 年度 (2017 年度 ) においては 平成 25 年度に策定した未利用普通財産利活用基本方針に基づき 当課所管未利用普通財産の物件毎の個別情報を自治体経営の観点から総合的 戦略的に推進するために 現況調査及び資産の評価 分類を実施し 更なる利活用が可能な資産の抽出を進め 利活用を進める上での課題等の集約を行い平成 28 年度には利活用方針の決定を行いました 今年度は 利活用方針に沿った効率的な事務の確立と情報共有を図り 迅速かつ公平 公正で透明性のある利活用を推進し税外収入の確保を行います 目的 行政財産の用途廃止に伴い引継を受けた未利用普通財産及び土地活用課所管の未利用普通財産について 未利用普通財産利活用方針に基づき売却や貸付による発展的転用など 利活用方法の最適化を図ることを目的としています 概要 未利用普通財産利活用基本方針に基づき 策定した財産管理に関するルール 未利用普通財産引継基準 普通財産の売却処分に関する要綱 普通財産の貸付けに関する要綱 を効率的に運用し 今年度に処理完了目標年度となっている案件について売却や貸付を行います 取組状況 ( 売却 ) 所 在 地 地目 面積 ( m2 ) 入札方法 服部寿町五丁目 113 番 1 宅地 3929.53 条件付一般競争入札 ( 企業誘致 ) 東豊中町三丁目 146 番 1 宅地 4340.97 条件付一般競争入札 合計面積 8270.50 平成 29 年度市有地利活用物件 売却土地 売却土地 土地活用課財産活用係 ( 服部寿町 5 丁目 113 番 ) - 24 - ( 東豊中町 3 丁目 146 番 )
未利用普通財産利活用基本方針 実効性を確保する為の要綱等未利用普通財産引継基準普通財産の売却処分に関する要綱普通財産の貸付けに関する要綱 未利用普通財産の利活用における基本的考え方 未利用普通財産の積極的な民間への売却 民間への積極的な貸付けによる利活用 未利用普通財産の交換や譲渡 減額譲渡による利活用 要綱 基準の運用 未利用普通財産の利活用方針の明確化と市民への公表 事業者からの利活用提案の募集制度策定 未利用普通財産の利活用の明確化と市民への公表の流れ 行政財産の廃止決定 用途廃止着手届提出 利活用に向けて課題等処理 用途廃止財産引継書提出 市有地処分審査会 利活用方針決定 売却貸付 情報公開 利活用方針策定 募 集 市有地処分検討体制 500 m2以上の利活用案の策定を全庁的に行う場合に設置 市有地処分審査会市長副市長担当部長 検討指示 具 申 市有地処分幹事会担当課長事務局 処分方法等検討指示具申 市有地処分作業部会担当課長事務局 利活用方法指示 資産活用部 実務処理 売却 土地活用課財産活用係 物件の提示 土地活用課 - 25 - 貸付
3-12. 用地の取得 (1) 用地取得 平成 29 年度の取り組み 平成 29 年度 (2017 年度 ) においては 大島町地区主要生活道路整備等の事業用地の 取得に取り組んでいます 目的 公共施設やインフラ等の整備を進めるために 事業課からの依頼に基づきその用地を確実に取得すること 概要 事業課土地活用課 事業課 事業用地の取得依頼 土地活用課 1 事業計画の策定 2 説明会の開催 3 用地測量 敷地確定 10 用地の管理 4 土地鑑定 物件調査 5 補償金算定 6 税務署事前協議 7 用地交渉 8 契約 登記 9 移転 建物取壊し 土地引渡 事業課 事業用地の管理引継ぎ 土地活用課 取組状況 1 大島町地区主要生活道路整備事業 平成 28 年度は 36.30 m2取得しました 平成 29 年度は事業課が行う測量の完了を前提として用地買収 及び物件調査対象者を選定し それぞれの業務を進めます 2 その他 事業課から用地取得依頼のあった市道用地等の公共用地の 買収を行います 土地活用課用地対策係 - 26 -
(2) 用地交渉業務委託 平成 29 年度の取り組み平成 26 年度 (2014 年度 ) 業務委託した都市計画道路穂積菰江線 ( 大黒町地区 ) 用地補償総合支援業務のうち 平成 29 年度は平成 28 年度に引き続き 順次 用地交渉に入り合意を得た権利者との契約を締結していく予定です 目的 都市計画道路穂積菰江線 ( 大黒町地区 ) において 権利者総数約 110 件の用地取得等を平成 26 年度 より 5 年間で完了するため 用地補償総合支援業務委託を実施しています 概要 国では公共用地交渉業務など 従来外部委託の対象とはされていなかった用地補償総合技術業務を平成 19 年度より新たな発注業務として設定されました また 補償コンサルタント登録規程においても 総合補償部門 が設置されました その制度を活用し 総合補償部門を登録している補償コンサルタントへ用地交渉と物件調査等を含めた用地補償総合支援業務委託を実施しています 取組状況 平成 28 年度には土地所有者 5 名 借地権者 29 名 借家人 15 名と契約し 今後も権利者との交渉に 入っていきます 土地計画道路穂積菰江線 ( 大黒町地区 ) 道路整備事業 今回委託範囲 土地活用課用地対策係 - 27 -
平成 29 年度 (2017 年度 ) 資産活用部の目標と主な取組み 平成 29 年 (2017 年 )8 月 発行 豊中市資産活用部 561-8501 豊中市中桜塚 3 丁目 1 番 1 号電話 06-6858-2482 FAX 06-6858-8647 E-mail shisankanri@city.toyonaka.osaka.jp