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(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

2

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

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目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

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区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

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4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

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市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

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中井町緑の基本計画(概要版)

筑豊広域都市計画用途地域の変更 ( 鞍手町決定 ) 都市計画用途地域を次のように変更する 種類 第一種低層住居専用地域 第二種低層住居専用地域 第一種中高層住居専用地域第二種中高層住居専用地域 面積 約 45ha 約 29ha 建築物の容積率 8/10 以下 8/10 以下 建築物の建蔽率 5/10

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指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

総合計画及び国土利用計画アンケート調査結果 平成 20 年度 地域別構想 土地利用の方向性について 上位3つ ①無秩序な開発を抑制し 農地等は極力保全する ②主要な沿道等への店舗の立地を進め 利便性を高める ③身近な公園 生活道路 下水道などの生活環境基盤を整備する 住みよい 25.6% 22.9%

大阪府営門真住宅まちづくり基本構想 平成 25 年 6 月 大阪府 門真市

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一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

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計画書

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

Microsoft Word 八尾市市街化調整区域における地区計画のガイト

目次 1. 策定の目的と位置づけ (1) 策定の目的 1 (2) 市街化調整区域における地区計画運用基準の位置づけ 1 2. 市街化調整区域における土地利用方針の基本的な考え方 (1) 市街化調整区域における土地利用方針 2 (2) 市街化調整区域における地区計画の運用にあたっての基本的な考え方 3

[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

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7-7 丸子地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水辺 里山 人きらめき 産業活力が満ちた依田川流域のまち ( 基本目標 ) 製造業の集積が高い地域であることから 職住近接のゆとりある生活空間の創出をめざすとともに 地域内外の交流促進や日常生活のための道路交通環境整備を進めます 依田川 内村川周辺に

( 新 ) 藤沢都市計画住宅市街地の開発整備の方針 平成年月 神奈川県 藤沢 住宅 -1

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大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

4. 地区計画の基本的な考え方 1. 市街化を抑制すべき区域 という市街化調整区域の基本理念は 地区計画の策定によってその性格が変わるものではないこと 2. 開発行為を伴う地区計画については いたずらに市街地を拡大しないよう その必要性 周辺の公共施設の整備状況 自然環境 景観や農林業との調和等の観

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

第 1 章基本計画の策定 1 策定の趣旨 総合計画基本構想では 豊かな自然と歴史 文化につつまれ人と人がつながる市民創造都市高岡 をまちの将来像に掲げ 17 のめざすまちの姿を目標として設定しています 第 3 次基本計画は 基本構想で示した市の基本的な取り組みの方向性に基づき 中期的な視点に立って

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本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

参考資料 ( 美祢都市計画区域 ) 目次 1. 区域区分の二次検討 25 23

大阪狭山市市街化調整区域における地区計画のガイドライン(案)

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7-1 上田中央地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 中心市街地に集積された都市機能 風格ある景観 潤いある近郊農地多彩な交流と活力がみなぎるまち ( 基本目標 ) 市の中心市街地にふさわしい多様な都市機能を備えた 市民や来訪者が行き 交う賑わいと交流にあふれる中核拠点づくりを目指します 上田城跡


都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

金沢都市計画地区計画の変更

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参考資料 鳥取市都市計画マスタープラン 環境 文化 交流 拠点都市 とっとり ~ 個性ある新 生活交流都市 (( ハーモニーシティ )) をめざして ~ 概要版 平成 18 年 5 月 鳥取市

目 次 市街化調整区域における地区計画運用基準 1. 運用基準策定の趣旨 都市計画制度変更への対応 2 市街化調整区域における土地利用方針 の実現に向けた運用基準策定 2. 地区計画の運用基準の基本的な考え方... 2 (1) 市街化調整区域の地区計画の基本的な考え方 1 基本的考え方

土師地区地区計画

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栄町市街化調整区域における地区計画ガイドラインについて 1 市街化調整区域における地区計画ガイドラインの策定の趣旨平成 18 年の都市計画法改正により 市街化調整区域における大規模な計画開発の許可基準が廃止され 改正後は 都市計画法第 34 条第 10 号の規定に基づき 地区計画の内容に適合したもの

2. 各学区のまちづくりの方向性と将来ビジョン 第 3 章で整理した各学区の現状 課題等を踏まえ 学区ごとにまちづくりの方向性 ( 基本方針の 3 つの柱の何に該当するのか ) を整理します 方向性を踏まえ 施策の柱ごとに具体的なビジョンを検討します (1) 常盤学区 1 まちづくりの方向性 1-1


目次 方針策定の背景 1-1. 用途地域指定の基本的な考え方 1-2. 住居系 [ 第一種低層住居専用地域 ] [ 第二種低層住居専用地域 ] [ 第一種中高層住居専用地域 ] [ 第二種中高層住居専用地域 ] [ 第一種住居地域 ] [ 第二種住居地域 ] [ 準住居地域 ] [ 田園住居地域 ]

Ⅰ 用途地域指定の基本方針 1 用途地域別 市街地像 と指定の基本方針 1 2 境界の設定 4 3 用途地域見直しの時期 5 4 その他の地域地区や地区計画の活用 6 Ⅱ 用途地域の指定基準 第一種低層住居専用地域 7 第二種低層住居専用地域 9 第一種中高層住居専用地域 11 第二種中高層住居専用

1. 市街化調整区域における地区計画ガイドライン策定の目的市街化調整区域は 市街化を抑制すべき区域であるとともに 豊かな自然環境を育成 保全すべき区域である そのため 都市計画法において開発行為や建築行為が厳しく制限されている 本市都市計画マスタープランにおいても 将来都市構造の基本的な考え方の一つ

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中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価書【神奈川県】

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本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

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3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 3. 市街化調整区域における地区計画の基本的な考え方 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 4. 地区計画の策定に当たっての留意点 このガイドラインに示す事項以外に 開発許可の要件を満たすことが 2. このガイドラインに示す事

目次 1 運用基準策定の目的 1 2 市街化調整区域の地区計画の類型 2 3 市街化調整区域の地区計画の基本事項 3 4 地区計画の技術的な基準 4 5 都市計画の提案制度のフロー 7 6 地区計画と開発行為の手続きフロー 8 7 市街化調整区域における地区計画の運用基準の見直し 9

(2) 市原市における区域設定の考え方本市においては 更級地区における商業集積や沿岸における工業地帯の形成等 これまで特色ある土地利用展開を行ってきた経緯を踏まえ 居住誘導区域の設定に合わせ地域の特性に応じた区域を設定します 市原市における区域設定の考え方 市街化区域 1 居住誘導区域 2 一般居住

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3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

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市街化区域及び市街化調整区域の区域区分の見直し方針案 小野市 1 区域区分見直しの基本的な考え方区域区分見直しの考え方は 都市計画運用指針 を踏まえ 次のとおりとする (1) 目標年次におけるフレームの設定区域区分の見直しについては 都市計画区域マスタープラン 市町マスタープラン等に示された都市の将

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県産材の需要拡大の推進について(枠組み)

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

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(5) 老上西学区 1 まちづくりの方向性 1-1. 生活拠点の形成と交通環境の充実 既存の生活拠点を中心とした 50 戸連坦制度の厳守等により市街地の拡散を抑制するこ とで 利便性の高い生活環境を維持していくものとします 老上西学区は 東側から南側にかけての一帯が市街化区域に含まれ ( 主 ) 大

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また, 区域外の道路部分については, 区域内の道路の整備後に, 交通量等の利用状況をみて, 検討していきます 4 常磐自動車道の側道沿いの一方通行の道路について, 一方通行の制限を解除できないのか また, この道路の交通量についても調査を実施した上で, 区域外の道路の整備をしなければならないのではな

1. 土地利用マスタープラン策定の趣旨 鶴岡市土地利用マスタープランは 平成 17 年 10 月 1 日の市町村合併による市域の拡大に対応し 市土の総合的かつ計画的な土地利用を進める上での指針として策定した鶴岡市国土利用計画を基本としながら 長期的かつ総合的な観点から 将来の土地利用の方針を図示する

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目 次 第 1 章策定の目的と位置づけ 計画策定の目的 計画の

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

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第 2 章地域別構想

1 地域の区分 地域別構想は 全体構想で示した方針を受けて 地域別のまちづくりの方針を定めるものです 地域の区分は生活圏 市街地条件 分断要素 ( 道路 鉄道等 ) 地域の一体性やまとまり 島本町総合計画のブロック区分などを考慮した上で 次の4 地域に区分しました 47

2 地域別構想 1 江川 高浜地域 4,000 人 3,500 口 ( 3,000 人 ) 2,500 2,000 3,602 3,699 3,696 3,224 3,152 3,158 1,521 1,562 1,573 1,328 1,321 1,330 平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年平成 22 年 1,800 1,600 1,400 1,200 1,000 世帯数 ( 世帯 ) 人口 世帯数 (1) 地域の概況 特性 水と緑を感じることができる 地域の東側に淀川があり 沿川には淀川河川公園が整備されています 地域の南側には旧来からの市街地とともに農地が広がっています 生活の拠点となる商業施設がある 国道 171 号の沿道には阪急水無瀬駅周辺を中心に商業施設が点在しています 課題 安全 安心な歩行環境が求められている 国道 171 号は 交通量が非常に多く 地域を分断する要素となっています 旧来からの市街地では細街路が多く 安全性の向上が求められています 安全 安心な生活環境が求められている 木津川 宇治川 桂川の三川合流地点に近接しており 水量が集中しやすい場所となっています 近年市街化区域に編入された地域では 公共下水道が未整備となっています 産業系の地区で宅地化が進行している 江川二丁目の工場集積地では 工場跡地が大規模な共同住宅に転用されており 周辺のまちなみとの調和を基調にした土地利用のあり方が求められています 48

国道 171 号沿道は 現在準工業地域に指定されていますが 商業 サービス機能や住 宅の立地が進んでおり 土地利用の混在が見られます (2) まちづくりの目標 水と緑のある安全でゆとりのあるまちづくり (3) まちづくりの方針 水と緑が感じられるゆとりのあるまちづくり 旧来からの市街地は 適切な宅地化を誘導するとともに 隣接する農地は営農を継続しやすい環境づくりに努め 農と調和したゆとりあるまちづくりに努めます 淀川河川公園については 淀川の開放感や四季の移ろいを感じられる日常的な空間として活用を図るとともに 住民が愛着を持って利用できるよう 住民とともに維持管理の促進に努めます 江川一丁目の府営住宅については府との連携や 居住者との協働により 美化 緑化など居住環境の保全の促進に努めます 安全 安心に暮らせるまちづくり 国道 171 号については 車両だけでなく歩行者も安心して通行 横断できるよう 今後もその機能の改善を要請します 細街路が多い旧来からの市街地は 生活道路を安全に通行でき 災害時や緊急時にも円滑に通行できるよう 個別建替の際の敷地後退の誘導を促進するとともに 道路の整備 充実を検討します 水害に対しては 地域の防災意識向上や自主防災組織の育成 活動支援を通じて地域防災力の向上に努めます 犯罪に対しては防犯灯の設置などとともに 住民 関連機関と連携して見守り活動を実施するなど防犯活動を推進します 地域内にある公共下水道未整備区域については 安全で快適な生活環境が形成できるよう 引き続き下水道整備を推進します 産業 商業空間と住空間が調和した快適なまちづくり 江川二丁目にある既存産業施設は 本町の貴重な産業系地区として 事業所活動を行いやすい環境づくりに努めるとともに 周辺住宅市街地との調和 共存を図るため 環境保全や景観形成 緑化などの取組みを促進します 国道 171 号沿道地区については 沿道サービス施設や住宅の立地が進んでいることから 沿道系地区として生活利便機能の誘導 充実を検討します 49

阪急水無瀬駅周辺については 空き店舗の解消に取り組むなど 日常生活の拠点とし て商業 サービス機能の充実を図り 生活利便性の向上を促進します また そのた めに住民 事業者とともに利用促進にも努めます 50

図地域別構想図 51

2 青葉 水無瀬 広瀬 山崎地域 17,000 16,500 16,000 人口 15,500 ( 15,000 人 14,500 ) 14,000 13,500 13,000 15,975 15,848 15,721 15,507 15,358 15,152 6,308 6,354 6,356 6,335 6,357 6,327 平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年平成 22 年 8,000 7,500 7,000 6,500 6,000 5,500 5,000 世帯数 ( 世帯 ) 人口 世帯数 (1) 地域の概況 特性 生活の拠点となる商業施設がある JR 島本駅と阪急水無瀬駅の間には日常品を中心とした商業施設が点在しています 歴史文化や自然を感じることができる 地域内には史跡桜井駅跡 旧西国街道( 府道西京高槻線 ) 水無瀬神宮 町立歴史文化資料館など歴史文化資源が比較的多くあります 地域の北部に水無瀬川があり 沿川には水無瀬川緑地公園が整備されています 基盤の整った良好な住宅地が広がっている 広瀬五丁目周辺や青葉二丁目周辺には 基盤の整った良好な低層の住宅地が広がっています 課題 歴史文化資源の活用が求められている 史跡桜井駅跡や水無瀬神宮など歴史文化資源が多くありますが 地域資源として観光などへのより一層の活用が求められています 旧西国街道( 府道西京高槻線 ) は旧街道としての面影がありますが 道路 沿道ともに昔ながらの景観が失われつつあります 安全 安心な生活空間が求められている 旧来からの市街地( 広瀬 ) では細街路が多く 安全性の向上が求められています 旧西国街道( 府道西京高槻線 ) は多様な交通手段が集中しており 安全 安心な道路 52

環境になっていません 水無瀬川下流部には浸水想定区域が広がっています また 山崎ポンプ場の老朽化が進んでいます 町立プールの老朽化が進んでいます 産業系の地区で宅地化が進行している 山崎一丁目 山崎二丁目は 現在準工業地域に指定されていますが 住宅などの立地などが進んでおり 土地利用の混在が見られます (2) まちづくりの目標 魅力的でにぎわいのあるまちづくり (3) まちづくりの方針 にぎわいのあるまちづくり 阪急水無瀬駅周辺とJR 島本駅周辺及びそれらを結ぶ沿道一帯を日常の買物の拠点として 商業 サービスなどの都市機能の充実 観光資源を活用したにぎわいの創出 美しい景観形成を図り 魅力ある中心市街地を形成します また 中心市街地として住民が集い にぎわうまちづくりを推進します 魅力的で良好な居住環境づくり 地域内には旧西国街道( 府道西京高槻線 ) や史跡桜井駅跡 水無瀬神宮などの歴史 文化遺産が数多くあり 地域住民が日常的に地域の歴史 文化遺産の再発見と郷土愛を深められるよう 保全 活用を推進します 合わせて歴史的資源と調和した市街地景観の形成に努めます 旧西国街道( 府道西京高槻線 ) については 街道風情の残る空間として 沿道の清掃 緑化などを周辺住民と進め景観形成を図るとともに 歩車が共存できる道路の整備 電柱の整理統合など 道路施設の安全性の向上と景観形成を要請します 水無瀬川と水無瀬川緑地公園は 身近にうるおいを感じられる空間として また町内のスポーツ レクリエーション活動の貴重な空間として 適切な維持と利用を促進していきます あわせて町立プールについては老朽化しているため 適切な維持管理に努めるとともに 今後のあり方についても検討します 広瀬五丁目周辺や青葉二丁目周辺をはじめとする基盤の整った良好な住宅地については 現在の良好な居住環境を保全し 住民による美化 緑化活動などの推進により生活環境の向上を図ります 山崎一丁目 山崎二丁目については 住宅の立地が進んでいることから 住居系地区として用途地域の変更や地区計画の活用などにより 良好な住環境の形成に努め 53

ます 安全 安心に暮らせるまちづくり 細街路が多い旧来からの市街地( 広瀬 ) などは 住民が日常的に生活道路を安全に通行でき 災害時や緊急時に円滑に通行できるよう 個別建替の際の敷地後退の誘導などを促進します 水無瀬川については その改修及び上流部の土砂流出防止対策を大阪府に要請します また 山崎ポンプ場の長寿命化を図るため改修を行います 幹線道路については 道路ネットワークの形成を推進します なお 都市計画道路については 事業化の実現性が低いことから路線を廃止します また 既存の道路網を活用して機能を代替するため 現道の部分的な拡幅の要請や周辺道路の交通安全対策などに住民とともに取り組みます 犯罪に対しては防犯灯の設置などとともに 住民 関連機関と連携して見守り活動を実施するなど防犯活動を推進します 54

図地域別構想図 55

3 桜井 百山 東大寺 山崎 若山台 尺代地域 11,000 10,500 人 10,000 口 ( 9,500 人 9,000 ) 8,500 10,336 3,802 10,477 10,418 10,436 10,493 10,579 3,862 3,860 3,940 3,979 4,001 5,000 4,500 4,000 3,500 世帯数 ( 世帯 ) 8,000 平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年平成 22 年 3,000 人口 世帯数 (1) 地域の概況 特性 行政 文化施設 研究施設等が集まっている 地域の中央部には町役場やふれあいセンター 町立体育館など行政 文化施設が多くあります 町役場の周辺には研究施設や工場も集積しています 自然や農業を身近に感じることができる 水無瀬川や里山に囲まれています JR 沿線には農地が多く 特に島本駅西側の市街化調整区域にはまとまった農地が存在しています 課題 JR 島本駅西地区周辺や町有地などの有効利用が求められている 平成 20 年にJR 島本駅が開業しており 駅前にふさわしい土地利用や基盤整備が求められています 若山台一丁目の雤水流量暫定調整池などの町有地や山間部の未利用地について その土地の有効活用が求められています 住宅団地の適切な維持管理 更新が求められている 地域西部の若山台一丁目 二丁目には主に昭和 40 年代から 50 年代にかけて造成された住宅団地が広がっており 居住者の高齢化や建物の老朽化が進んでいます 56

安全 安心な生活空間が求められている 一部の住宅市街地では急傾斜地崩壊危険箇所 が点在しており 土砂災害等の危険性が高い地域があります 尺代については 市街地とのアクセス道路が限定されており 沿道には急傾斜地崩壊危険箇所があることから 緊急時に対応した道路が十分に確保されていません 公共下水道が未整備となっている区域があります (2) まちづくりの目標 自然と調和した活力のあるまちづくり (3) まちづくりの方針 活力のあるまちづくり JR 島本駅西地区周辺については 土地利用の動向や地権者 住民の意向を踏まえ 都市基盤の整備と合わせて 駅前地区にふさわしい商業 サービスや住宅などのほか 学術 研究 医療 健康など公共公益的機能の導入も検討し 都市機能を充実 強化します また 緑化や景観に配慮した良好な市街地形成を推進します 町役場周辺の行政施設については その機能の充実を図り 住民が集まり 利用しやすい公共公益拠点として活力ある空間づくりに努めます 町役場周辺には 研究施設や工場も集積していることから 用途地域の見直しも含め産業の拠点として研究施設などの集積を促進します 若山台一丁目の雤水流量暫定調整池については 災害に対する安全性を確保し機能廃止した後 住環境との調和を図りつつ 産業振興や雇用創出 地域活性化の観点も含め有効な土地利用を検討します 採石場跡地などの未利用地については 島本水の文化園構想 の趣旨を踏まえ スポーツ レクリエーション施設をはじめ 政策課題に対応した様々な活用方法を検討します 緑と住空間が調和したゆとりのあるまちづくり 水無瀬川や里山に囲まれた身近に自然を感じられる空間として 自然環境の保全や活用を推進します 尺代周辺については 農地や周辺自然環境の保全 活用を促進するとともに 景観や環境の向上など居住空間と調和した良好な環境づくりに努めます 東大寺二丁目 山崎四丁目周辺の住宅地では 現在の良好な居住環境を保全し 住民による美化 緑化活動などを推進することにより生活環境の向上を図ります 57

安全 安心に暮らせるまちづくり 若山台一丁目 二丁目の住宅団地については 住民のコミュニティ活動の支援などにより適切な施設の維持管理を促進し 安心して住み続けられる環境づくりに努めます 住宅市街地周辺に点在している急傾斜地崩壊危険箇所について 土砂災害対策を推進します また 自助 共助の力を高めながら 地域防災力の向上を図ります 尺代については 緊急時だけでなく日常も安心して市街地に行けるよう道路環境の改善などアクセス性を高め 安心して生活できる環境づくりに努めます 犯罪に対しては防犯灯の設置などとともに 住民 関連機関と連携して見守り活動を実施するなど防犯活動を推進します 地域内にある公共下水道未整備区域については 安全で快適な生活環境が形成できるよう 引き続き下水道整備を推進します 58

図地域別構想図 59

4 大沢地域 30 30 人 20 口 ( 人 10 ) 19 19 18 11 11 10 17 16 16 9 8 9 20 10 世帯数 ( 世帯 ) 0 平成 17 年平成 18 年平成 19 年平成 20 年平成 21 年平成 22 年 0 人口 世帯数 (1) 地域の概況 特性 豊かな自然環境が広がっている ほぼ全域を山林が占めています 地域北部の釈迦岳は町内でもっとも標高の高い山( 標高 631.4m) で 水無瀬川の最上流地となっています 若山神社の周辺のシイ カシの天然林は大阪府の自然環境保全地域に指定されており 若山神社のツブラジイ林や大沢のすぎは府天然記念物に指定されています レクリエーション施設がある 大沢の集落地近くには 町立キャンプ場が立地しており 豊かな自然環境に囲まれたレクリエーション施設となっています 地域内にはおおさか環状自然歩道 太閤道ハイキングコースなども設定されています 課題 安全 安心な生活空間が求められている 大沢の集落地は急傾斜地崩壊危険箇所となっており 周辺は土砂災害特別警戒区域 に指定されています 本町の市街地へのアクセス道路も狭あいな部分が多くなっており また 沿道は土砂 災害特別警戒区域が指定されています 60

自然環境の保全 活用が求められている 豊かな自然環境を感じられるよう 自然に触れ合いやすい環境づくりに取り組むとともに 自然の保全活動にも取り組むことが求められています 採石場跡地などの未利用地の有効活用が求められています (2) まちづくりの目標 自然に抱かれた支えあいのあるまちづくり (3) まちづくりの方針 安全 安心に支えあって暮らせるまちづくり 大沢の集落地は周辺が急傾斜地危険地域に指定されていることから 土砂災害対策を促進します また 自助 共助の力を高めながら 地域防災力の向上を図ります 市街地へのアクセスルートである府道伏見柳谷高槻線は 安全に通行できるよう道路の整備及び維持管理を促進します 大沢から市街地へのアクセスは 他市を通る必要があるため 近隣市との広域的な連携体制の強化に努めます 豊かな自然を生かしたまちづくり 地域内の豊かな自然を感じられるよう 町立キャンプ場の維持管理 活用を行うとともに 関係機関と連携し おおさか環状自然歩道 太閤道などのハイキングコースの整備 維持 活用を行うなど 自然に触れ合いやすい環境づくりに取り組みます 地域の大半を占める山林は 自然とのふれあいや動植物の生息 水源涵養機能 二酸化炭素の吸収源など多様な機能を有しているため 住民 企業と協働で保全活動に取り組みます 採石場跡地などの未利用地については 島本水の文化園構想 の趣旨を踏まえ スポーツ レクリエーション施設をはじめ 政策課題に対応した様々な活用方法を検討します 61

図地域別構想図 62