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I XIIII 1. 機械装置等費の中項目区分 (1) 機械装置等費の中項目 < 基本的な考え方 > 1. 土木 建築工事費 1 プラント等の建設に必要な土木工事及び運転管理棟等の建築工事費 2 付帯する電気工事等を行うのに要した労務費 材料費 旅費 消耗品費 光熱水費 仮設備費及びその他の経費 3

委託業務事務処理マニュアル_本文_三校.indd

<このような時は?(Q&A)>

1. 外注費 委託業務の遂行に必要な 加工 分析等の請負外注に係る経費 使用する期間が 1 年未満の物品の製作を請負外注する場合 通訳 翻訳 校正等の業務請負 ( 業者請負 ) にかかる経費 当該委託事業で取得し当該委託業務の実施に直接必要な法定点検 定期点検及び日常のメンテナンス等に要した経費 (

委託業務事務処理2019_本文_再校.indd

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( 別紙 1) 補助対象経費 公募要領第 4 に定める補助対象経費は 次の費目ごとに整理するものとする 1. 補助対象経費 備品費 費目細目内容注意点 本事業を実施するために直接必要な試験 調査備品の経費 ( ただし リース レンタルを行うことが困難な場合に限る ) 事業費 通信運搬費 本事業を実施

平成20年度

Microsoft Word - ④別紙3_研究経費の取扱区分 H P82-86

戦略的基盤技術高度化支援事業における労務費の計算に係る実施細則 ( 健保等級ルール ) 平成 24 年 3 月中小企業庁創業 技術課平成 24 年 4 月以降に実施される戦略的基盤技術高度化支援事業 ( 以下 本事業 という ) に係る労務費の算出方法を以下のとおり定めて運用する 事務の効率化や計算

< 派遣 > 直接雇用者の健保等級適用者以外の算出方法を適用します ただし 年俸 月給 日給 時給の記載はそれぞれの単位の契約額と読み替えます 人件費単価一覧表 ( 専従者用 ) 人件費単価 YES NO チャート ( 専従月額単価用 ) (P.4) を参考にしてください < 直接雇用

12経費発生調書と月別項目別明細表修正.doc

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

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Microsoft Word - QA本体(完成版).doc

委託業務事務処理マニュアル

Microsoft Word - 10岡崎市最低制限価格取扱要領.doc

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工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

202000歩掛関係(151001) END.xls

目次 はじめに 1 Ⅰ. 額の確定検査の理解 2 1. 額の確定検査とは 2 2. 業務の流れ 2 3. 額の確定検査における関係書類 2 4. 対象経費項目 3 Ⅱ, 額の確定検査における確認事項 5 1. 基本確認事項 5 2. 留意事項 6 Ⅲ. 経費項目毎の確認事項 7 1. 物品費 7 2

また 日額または時給での雇用契約者についても 時間単価が明らかであることから 同様に等 級単価適用者以外の者として取り扱う ( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等によ

日本基準基礎講座 有形固定資産

Microsoft Word - 別紙4.doc

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Microsoft Word - ④別紙4.doc

1. 消耗品費 研究の遂行に直接要した 資材 部品 消耗品等の購入費又は製作費取得価格が10 万円未満 ( 消費税込 ) のもの 又は使用可能期間が1 年未満のもの (1) 取得価格が 10 万円以上 ( 消費税込 ) かつ使用可能期間が 1 年以上のもの は 機械装置等製作 購入費 に計上します

用地関係文書作成等業務費積算基準 第 1 適用範囲この積算基準は 用地関係文書作成等業務を委託する場合の業務費を積算する場合に適用する 第 2 業務費の構成この積算基準による業務費の構成は 原則として 次によるものとする 業務原価直接原価直接人件費 業務価格 直接経費 間接原価 その他原価 業務費

労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

なお 申請可能な期間は 文部科学大臣の指定を受けた期間 (3 年以内の期間 ( 継続はさらに 3 年間 )) とする 支出全体に対する教育研究用機器備品費の割合が 90% を超えるものについては 対象とならな いので 留意すること 拠点校とは : 当該コンソーシアムにおける諸活動において重要な役割を

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業務災害補償2019.indd

事業費旅費 ( 国内 ) 実態調査旅費 人 回 円 = 円 委員出席旅費 人 回 円 = 円 講演者旅費 人 回 円 = 円 ( 外国 ) 実態調査旅費空運賃 人 回 円 = 円 外国宿泊費 人 回 円 = 円 日当 人 回 円 = 円 原則として具体的用務ごとに積算します 調査 成果公表 会議出席

01 事務次官通知(健保組合)

11 2019年度当初予算書(案)【表紙】

  

198 第 3 章 減価償却資産の取得価額 キーワード ソフトウエアに係る取得価額購入したソフトウエアの取得価額は 1 当該資産の購入の代価と 2 当該資産を事業の用に供するために直接要した費用との合計額とされています 引取運賃 荷役費 運送保険料 購入手数料 関税 その他の当該資産の購入のために要

3 労働負担軽減経営体の労働条件の改善のための取組の概要 4 労働負担軽減経営体が導入する機械装置の種類 内容及び労働条件の改善の定量的な効果 5 労働負担軽減経営体の労働条件の改善により生じるゆとりを活用して 乳用後継牛の確保 災害時の協力等の地域酪農の発展に資する取組の内容 第 6 後継牛預託育

のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を人件費単価とする 1 健保等級適用者 (A) 次の各要件の全てを満たす者の人件費単価については 健保等級により該当する等級単価

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

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補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 平成 22 年 9 月 27 日 22 経第 960 号大臣官房経理課長から大臣官房総務課長 大臣官房政策課長 大臣官房厚生課長 大臣官房地方課長 大臣官房環境バイオ マス政策課長 大臣官房国際部長 大臣官房統計部長 各局 ( 庁 ) 長 沖縄

3 事業の必要性 (1) 地域の状況 (2) 利用予定者数 確保策 就労継続支援 B 型の新設については 利用予定者名簿を添付すること 確保策は具体的に記載すること ( 日中活動系サービス 児童発達支援 放課後等デイサービスの場合 ) 4 訓練や作業の具体的な内容 ( 様式任意 ) 多機能型の場合は

○1_(公表用)労務単価

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10 解説 p1 ⑵⑶ ⑷ 11

スライド 1

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委託契約に係る事務処理について(別紙)a

仮設建物費 ( 建築分野のみに適用 ) 工事等協力の対象となる地域によって 安全上の配慮から日本人常駐管理者の宿泊施設が JICA もしくは在外公館によって指定される場合には 指定された宿泊施設の中から見積を取り その金額 (JICA 等との間に料金に係る取極めがある場合にはその金額 ) に基づいて

資料6 標準見積書の活用グラフ道塗連全体

(2) 法定福利費の基本的な算出方法 法定福利費 = 労務費総額 法定保険料率 法定福利費は 通常 年間の賃金総額に各保険の保険料率を乗じて計算します しかし 各工事の見積りでは 労働者の年間賃金を把握することは不可能です そのため 見積額に計上した 労務費 を賃金とみなして それに各保険の保険料率

科目印収納科目一覧

成果目標及び成果実績 ( アウトカム ) 成果指標 1 遺伝子導入技術 幹細胞分化誘導技術 生物発光技術等を適用した培養細胞を用いて 試験期間 1 ヶ月程度で発がん性 催奇形性及び免疫毒性を予想評価できる試験方法を開発し 標準的なプロトコールを取りまとめる 遺伝子発現解析技術を短期動物試験に適用し

議第    号

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                                 (Ⅱ-

6. 間接経費の使途間接経費は 競争的資金を獲得した研究者の研究開発環境の改善や研究機関全体の機能の向上に活用するために必要となる経費に充当する 具体的な項目は別表 1に規定する なお 間接経費の執行は 本指針で定める間接経費の主な使途を参考として 被配分機関の長の責任の下で適正に行うものとする 7

2. 提出資料一覧表 落札予定者に求める提出資料は 要請書に示す調査区分 ( 基本調査または重点調査 ) に応じて下表に を付している内容とする なお 調査区分が 基本調査 の場合は 3 頁 ~4 頁に基づき作成すること 調査区分が 重点調査 の場合は 5 頁 ~7 頁に基づき作成すること 様式番号

平成30年度収支予算

不合格品の受領に関する値引額算定要領について(通知)

宮城県道路公社建設工事総合評価落札方式(簡易型及び標準型)実施要領

資金収支内訳表 第一号第二様式 勘定科目社会福祉事業公益事業収益事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 386,515,649 72,527, ,043, ,043,312 医療事業 6,093,073 6,093,073 6,093,073 事収経常経費寄附金 675,

平成28年度 機械設備積算基準【点検・一般共通】正誤表

Microsoft Word - 【HP掲載用】補助対象経費について

平成 30 年度新潟県自殺対策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務委託契約書 ( 案 ) 新潟県 ( 以下 甲 という ) と ( 以下 乙 という ) とは 平成 30 年度新潟県自殺対 策強化月間テレビ自殺予防 CM 放送業務について 次の条項により委託契約を締結する ( 目的 ) 第 1 条

TAC2017.indb

新規文書1

私立幼稚園教育振興補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 県は, 私立幼稚園の教育条件の維持及び向上並びに私立幼稚園に在園する幼児に係る修学上の経済的負担の軽減を図るとともに私立幼稚園の経営の健全性を高め, もって私立幼稚園の健全な発達に資するため, 私立幼稚園における教育に係る経常的経費について,

ネットワーク保守サービス 契約約款 2016 年 4 月 関西国際空港情報通信ネットワーク株式会社

公益財団法人山梨県林業公社分収林事業支援補助金交付要綱 ( 通則 ) 第 1 条公益財団法人山梨県林業公社分収林事業支援補助金 ( 以下 補助金 という ) の交付については 山梨県補助金等交付規則 ( 昭和 38 年山梨県規則第 25 号 ) に定めるもののほか この要綱の定めるところによる (

埼玉県建築工事成績評定結果通知公表要領 新旧対照表

橋梁定期点検業務積算基準書_平成30年4月_広島県

(2) 法定福利費の算出方法 1 法定福利費 = 労務費総額 社会保険料率法定福利費は 通常 年間の賃金総額に各保険の保険料率を乗じて計算します しかし 各工事の見積りでは 労働者の年間賃金を把握することは不可能です そのため 見積額に計上した 労務費 を賃金とみなして それに各保険の保険料を乗じて

( 研修料の額 ) 第 4 条研修員の研修料の額は 実験を要する部門にあっては月額 36,300 円とし 実 験を要しない部門にあっては月額 18,100 円とする ( 研究料の額 ) 第 5 条民間等共同研究員 ( 共同研究のために民間企業等から派遣される研究員をいう 以下同じ ) の研究料の額は

資金収支内訳表 第一号第二様式 ( 第十七条第四項関係 ) 社会福祉事業 公益事業 収益事業 合計 内部取引 消去 法人合計 介護保険事業 97,352, ,352,644 97,352,644 借入金利息補助金 事収経常経費寄附金 業入受取

また 日額または時給での雇用契約者についても 時間単価が明らかであることから 同様に等 級単価適用者以外の者として取り扱う ( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等によ

経費計上の留意事項等

( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等による保険加入者等で 健康保険法に準じた取り扱いとみなす者も含む 以下 同様 ) であり 標準報酬月額保険料額表の健保等級適用者

PowerPoint プレゼンテーション

することが適当であることから 本通達では 特定施設の敷地の用に供される土地等には 土地又は土地の上に存する権利を取得した時において 現に特定施設の敷地の用に供されているもの及び特定施設の敷地の用に供されることが確実であると認められるものが該当することを明らかにしている なお 取得の時において特定施設

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鉄骨工場加工組立 1 Structural steel framing of shop-fabricated steel (S 造工場副資材費 間接費含む鋼材費 溶接費 塗装費等別途 ) ( 単位 : 円 /t) (Fabrication yard, incl. subsidiary materia

報酬改定(処遇改善加算・処遇改善特別加算)

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

日本-イスラエル産業R&D協力への支援について

( 別紙 ) 企画提案書 ( 雛型 ) 受付番号 記載不要 平成 31 年度 ビッグデータを活用した新指標開発事業 ( 短期の販売 生産動向把握 ) 企画提案書 ( 詳細版 ) 平成 31 年 5 月 日 株式会社 平成 31 年度ビッグデータを活用した新指標開発事業 ( 短期の販売 生産動向把握

管理規程(260401)

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委託業務事務処理マニュアル

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様式 1 号 ( 外構部の木質化対策支援事業助成金交付規程第 6 関係 ) 全国木材協同組合連合会会長松原正和殿 外構実証事業申請書 下記のとおり外構実証事業に申請します (1) 申請者情報会社住所 事業担当者連絡先 建設業を生業とすることの証明 ( 右のいずれかについて )( 注 ) 会社名代表者

第 3 点検 整備費の費目 第 3 点検 整備費の費目点検 整備にかかる積算の各費目は次のとおりとする 1) 直接材料費設備の点検 整備に際して直接消費され 原則として設備の基本的実体となって再現される材料及び部品の費用である ( 部品の例 ) 潤滑油 作動油 各種軸受 ( ベアリング ピローユニッ

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2 第 2 4に定める事業 (1) 子供食堂実施者は子供食堂を実施する場所が位置する都内区市町村に交付申請書類を提出する (2) 区市町村は子供食堂実施者からの申請書を取りまとめて知事に提出する 第 6 変更交付申請及び変更交付決定 1 この補助金の交付決定後の事情等により 申請内容を変更して追加交

Transcription:

(4) 業務委託費積算基準 第 1 実施計画書 委託先項別明細書及び支出した委託費を整理するにあたっては 次の通りとする 項 Ⅰ. 機械装置等費 1. 土木 建築 工事費 プラント等の建設に必要な土木工事及び運転管理棟等の建築工事並びにこれらに付帯する電気工事等を行うのに要した労務費 材料費 旅費 交通費 消耗品費 光熱水料 仮設備費及びその他の経費なお 資産登録が必要なものと資産登録が不要なものについて 区分して計上することとする 2. 機械装置等製作 購入費 委託業務の実施に必要な機械装置 その他備品の製作 購入又は借用に要した場合におけるその製造原価又は購入若しくは借用に要した経費 ただし 乙の製造による商品を充てた場合にあっては その社内振替価格とすることを妨げない なお 資産登録が必要なものと資産登録が不要なものについて 区分して計上することとする 1 当該項に計上するものは 購入 製作にあっては その取得価額が10 万円以上かつ使用可能期間が1 年以上のものとする 機械装置等を製作する場合とは 研究部門の仕様に基づいて生産部門で製作設計及び製作加工することをいい その経費には次のような経費を含む (Ⅱに含まれるものを除く ) 1 製作設計費 - 機械装置等の細部製作設計に要した労務費 ( 外注設計の場合にあってはその経費 ) 労務費は 製作設計に直接従事する者の労務費単価 ( 労務費単価は当該製作設計に要した直接労務費及び間接経費により算出した乙の実績単価 ) に直接作業時間数を乗じることにより算出 2 製作加工費 - 機械装置等の製作に要した直接材料費 加工費及び直接経費 ( イ ) 直接材料費 - 機械装置等の製作のための直接材料 副材料費及び部品を製作又は購入した場合におけるその製造原価又は購入に要した経費 ( ロ ) 加工費 - 機械装置等の製作に要した労務費労務費は 加工に直接従事した者の労務費単価 ( 労務費単価は当該加工に要した直接労務費及び間接経費により算出した乙の実績単価 ) に直接作業時間数を乗じることにより算出 ( ハ ) 直接経費 - 専用治工具費 外注加工費及びその他の直接経費であって すでに ( ロ ) 加工費中の製造間接費に算入されていないものとする ⅰ) 専用治工具費 - 機械装置等の製作に専用するための治工具を製作 購入又は借用を必要とした場合におけるその製造原価又は購入若しくは借用に要した経費

ⅱ) 外注加工費 - 機械加工 部品組立 配線 メッキ 酸洗い 保温 又は耐酸 耐熱 耐水ライニング若しくは塗装等の外注に要した経費 ⅲ) その他の直接経費 - ⅰ) からⅱ) までに掲げる経費以外の経費 3 添付品費 - 機械装置等に組み込まれる各種機器類等であって 上記直接材料費中の部品費として計上することが適当でないものを製作又は購入した場合におけるその製造原価又は購入に要した経費 4 運搬費 - 機械装置等の梱包及び運送を外注することが必要な場合 これに要した経費 5 据付費 - 機械装置等の現地据付を外注することが必要な場合 これに要した経費 3. 保守 改造修理費 1プラント及び機械装置等の保守 ( 機能の維持管理等 ) を必要とした場合における労務費 旅費 交通費 滞在費 消耗品費及びその他必要な経費 ( ただし Ⅱ 及びⅢの 1. 2. 及び4. の光熱水料に含まれるものを除く ) 外注を必要とした場合は それに要した経費 保守費とは 法定点検 定期点検及び日常のメンテナンス等に要した経費をいい 工事を伴わないものをいう 2プラント及び機械装置等の改造 ( 主として価値を高め 又は耐久性を増す場合 = 資本的支出 ) 修理 ( 主として原状に回復する場合 ) を必要とした場合における労務費 旅費 交通費 滞在費 消耗品費及びその他必要な経費 ( ただし Ⅱ 及びⅢの1. 2. 及び4. の光熱水料に含まれるものを除く ) 外注を必要とした場合は それに要した経費なお 資産登録が必要なものと資産登録が不要なものについて 区分して計上することとする Ⅱ. 労務費 1. 研究員費 委託業務に直接従事した研究 者 設計者及び工員等 ( 以下 研 究員 という ) の労務費は 原則と して甲が定める健保等級に基づく 労務費単価表 ( 時間単価用 ) の単 価に基づき算定する 改造費とは 次のような経費をいう 1 装置等の価値を高め又は耐久性を増す場合の通常の取替 ( 原状回復 ) の費用を超えた経費 2 改造か修理か明らかでない場合であって その経費が 60 万円以上又はその装置等の前期末における取得価格の10% を超えたとき その経費修理費とは 次のような経費をいう 1 装置等の原状回復に要した経費 ( 移設費 解体費を含む ) 2 装置等の価値を高め又は耐久性を増す場合であるが その経費が10 万円未満の場合の経費 3 改造か修理か明らかでない場合であって その経費が 60 万円未満のとき又はその装置等の前期末における取得価格の10% 以下であるとき その経費 2

ただし 以下に掲げる場合はこの限りではない 11 日単位において当該委託業務のみに従事する研究員の場合は労務費単価表 ( 日専従者用 ) の日額で算出すること 2 当該委託業務のみに従事し 他の業務には一切従事させない旨 乙から証明がなされた研究員 ( 以下 期間専従研究員 という ) の場合は 労務費単価表 ( 期間 率専従者用 ) の月額で算出すること 3 当該委託業務において申告した率にて従事させる旨 乙から証明がなされた研究員 ( 以下 率専従研究員 という ) の場合は 労務費単価表 ( 期間 率専従者用 ) の月額に申告した率を乗じて算出すること 健保等級を適用する者の労務費の算定においては 法定福利費 ( 健康保険料及び雇用保険料等の雇用主負担分 ) を含めることとする ( 出向契約書等により出向先が法定福利費を負担していることが確認可能な場合の出向契約者を含む ) ただし 上記以外の出向契約者及び国民健康保険加入者を健保等級適用者として取り扱う場合は 法定福利費を含めない なお 労務費単価表の適用及び 123の方法による算出が困難であると甲があらかじめ了解した場合には 乙が国の委託事業において使用している受託規定に基づき算出することもできる この場合において Ⅰに含まれるものを除く 2. 補助員費 委託業務に直接従事したアルバイト パート等の経費 ( ただし Ⅰに含まれるものを除く ) 3

Ⅲ. その他経費 1. 消耗品費 委託業務の実施に直接要した資材 部品 消耗品等の製作又は購入に要した経費 機械装置 その他備品等でその取得価格が10 万円未満又は使用可能期間が1 年未満のものを含み 研究者等が通常使用する事務用品等の消耗品は除く 2. 旅費 1 委託業務を実施するため特に必要とした研究員及び補助員の旅費 滞在費 交通費 2 登録委員 外部有識者 外部専門家が 委託業務の実施に必要な知識 情報 意見等の収集のための国内 海外調査に要した経費で旅費 滞在費 交通費 3 委託先が再委託先又は共同実施先に対して行う検査に要する国内旅費 3. 外注費 委託業務実施に直接必要なデータの分析及びソフトウェア 設計等の請負外注に係る経費 4. 諸経費 以上の各経費のほか 特に必要と認められる経費 例示すれば 以下のとおりである 1) 光熱水料 - 委託業務の実施に直接使用するプラント及び機械装置等の運転等に要した電気 ガス及び水道等の経費 2) 会議費 - 委託業務実施に直接必要な会議の開催に要した経費 ただし 乙の研究員のみによる会議, 会合に要した経費は除く 3) 通信費 - 委託業務の実施に直接必要な通信 電話料 4) 借料 - 委託業務の実施に直接必要な現場事務所賃借料 車両借上費等 乙又は第三者所有の実験装置 測定機器その他の設備 備品及び電子計算機の使用 ( 社内単価又は外注による場合の契約単価とする ) 等に要した経費 5) 図書資料費 - 委託業務の実施に直接必要な図書資料購入費 6) 通訳料 - 委託業務の実施に直接必要な海外出張等における通訳雇用に要した経費 7) 運送費 - 委託業務の実施に直接必要な送付 ( 運搬を含む ) に要した経費 8) 委員会費 - 委託業務の実施に必要な知識 情報 意見等の交換 検討のための委員会開催 運営に要した委員等謝金 委員等旅費 会議費 会議室借上費 消耗品 4

費 資料作成費 その他の経費 9) 学会等参加費 - 委託業務の実施に必要な知識 情報 意見等の交換のための学会等への参加費 ( 学会等に参加するための旅費は除く ) 10) 報告書等作成費 - 成果報告書の電子ファイル作成費及び資料等の印刷 製本に要した経費 11) キャンセル料 - 委託業務の実施に必要な旅費のキャンセル料 ( やむを得ない事情からキャンセル料が認められる場合のみ ) Ⅳ. 間接経費上記経費を除く研究現場での事務 人件費 設備損料 工場管理費 本社経費等の間接経費 1 間接経費の算定は 経費総額 (Ⅰ~Ⅲ) に間接経費率を乗じて行うことを原則とする 2 間接経費率は 原則 10% とするが この率を下回る率を用いるときは その率とする 3 ただし 大学等 ( 国公立大学法人 大学共同利用機関法 人 公立大学 私立大学及び高等専門学校 ) 及び中小企業 ( 中小企業基本法第 2 条に該当する法人 中小企業の判定に当たっては 契約を締結する事業年度の4 月 1 日時点における直近のデータから判断する ) については 15% とする なお 大学等については 研究機関として委託業務に直接従事する研究員又はその研究員が所属する研究室等に対し 当該研究員が必要とする間接経費の配分を行う場合には 前記の間接経費率に10% 加算することができる 4 総合科学技術会議に登録されている競争的研究資金制度の事業については 別に定めるところにより 30% を上限とすることができる Ⅴ. 再委託費 共同実施費 再委託費又は共同実施費は 委託業務の一部について 乙以外の者に再委託又は共同実施に要した経費 当該経費の算定に当たっては, 上記 ⅠからⅣに定める項又は甲が別に定める積算基準の項に準じて行う 再委託及び共同実施の額は 原則として委託先との契 約金額の 50% 未満とすること 第 2 経費算定の対象とする支出額は 原則として 委託期間中に委託業務を行うに当たって発生し かつ 支払われた経費とし 委託期間外に発生又は支払われた経費は認めないものとする ただし 次の各号の一に該当するものについては この限りでない 1 委託期間中に発生し かつ その経費の額が確定しているものであって 委託期間中に支払われていないことについて相当の事由があると認められるもののうち その支払期限が委託期間終了日の翌月末日までのもの 2 委託期間中に直接従事した時間に要する労務費 製作設計費及び加工費 第 3 公募要領等で委託費の対象外と指定した項及び経費については 経費算定の対象とする支出額には含めないものとする 5