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Microsoft PowerPoint - __________________________ ppt

事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

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日医発第147号(保27)

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【事務連絡】160421平成28年熊本地震による被災者に係る一部負担金等の取扱いについて

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( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

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スライド 1

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機関と調整する ) 次の 1 から 3 により算出し それを合計して支払いを行うことと なりますので 各保険医療機関においては 別紙様式により 当該保険医療機関等の 平成 23 年 5 月の入院 外来別の診療実日数を併せて届け出るものとなります 1 入院分平成 22 年 11 月 ~ 平成 23 年

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301226更新 (薬局)平成29 年度に実施した個別指導指摘事項(溶け込み)

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タケキャブ錠 10 mg 他に係る医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 ( 別紙様式 ) 販売名 タケキャブ錠 10 mg 同 20 mg 有効成分 ボノプラザンフマル酸塩 製造販売業者 武田薬品工業株式会社 薬効分類 提出年月 2018 年 4 月 1.1. 安全性検討事項 重要

PSP 省令 と それぞれ略称する 記 1. 改正施行規則について希少疾病用医療機器その他の医療上特にその必要性が高いと認められる医療機器であり かつ 当該医療機器についての臨床試験の実施に特に長期間を要すると認められるものに係る承認申請をする場合においては 改正 GVP 省令第 9 条の3 第 1

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1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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医薬品の適正使用に欠かせない情報です

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保医発 0221 第 31 号平成 25 年 2 月 21 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて の一部改正について 今般 ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に使用する医薬品の効能 効果が追加がされたことに伴い ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについて ( 平成 12 年 10 月 31 日保険発第 180 号 ) の一部を下記のとおり改定するので その取扱いに遺漏のないよう貴管下の保険医療機関 審査支払機関等に対し周知徹底を図られたい 記 記以下を別添のとおり改める

別添 1 対象患者ヘリコバクター ピロリ感染症に係る検査については 以下に掲げる患者のうち ヘリコバクター ピロリ感染が疑われる患者に限り算定できる 1 内視鏡検査又は造影検査において胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の確定診断がなされた患者 2 胃 MALTリンパ腫の患者 3 特発性血小板減少性紫斑病の患者 4 早期胃癌に対する内視鏡的治療後の患者 5 内視鏡検査において胃炎の確定診断がなされた患者 2 除菌前の感染診断 (1) 除菌前の感染診断については 次の6 項目の検査法のうちいずれかの方法を実施した場合に 1 項目のみ算定できる ただし 検査の結果 ヘリコバクター ピロリ陰性となった患者に対して 異なる検査法により再度検査を実施した場合に限り さらに1 項目に限り算定できる 1 迅速ウレアーゼ試験 2 鏡検法 3 培養法 4 抗体測定 5 尿素呼気試験 6 糞便中抗原測定 (2) (1) に掲げる1 及び2の検査を同時に実施した場合又は4 5 及び6のうちいずれか2つの検査を同時に実施した場合にあっては (1) の規定にかかわらずそれぞれの所定点数 (1+2 4+5 4+6 5+6) を初回実施に限り算定することができる 3 除菌の実施 2の感染診断により ヘリコバクター ピロリ陽性であることが確認された対象患者に対しては ヘリコバクター ピロリ除菌及び除菌の補助が薬事法上効能として承認されている薬剤を薬事法承認事項に従い 3 剤併用 7 日間投与し除菌治療を行う 4 除菌後の潰瘍治療除菌終了後の抗潰瘍剤投与については 薬事法承認事項に従い適切に行う 5 除菌後の感染診断 ( 除菌判定 ) (1) 除菌後の感染診断については 3の除菌終了後 4 週間以上経過した患者に対し ヘリコバクター ピロリの除菌判定のために2に掲げる検査法のうちいずれかの方法を実施した場合に1 項目のみ算定できる ただし 検査の結果 ヘリコバクター ピロリ陰性となった患者に対して 異なる検査法により再度検査を実施した場合に限り さらに1 項目に限り算定できる (2) 2に掲げる4から6の検査を同時に実施した場合は (1) の規定にかかわわらず主たる2つの所定点数を初回実施に限り算定することができる

(3) 除菌後の感染診断の結果 ヘリコバクター ピロリ陽性の患者に対し再度除菌を実施した場合は 1 回に限り再除菌に係る費用及び再除菌後の感染診断に係る費用を算定することができる 6 感染診断実施上の留意事項 (1) 静菌作用を有する薬剤についてランソプラゾール等 ヘリコバクター ピロリに対する静菌作用を有するとされる薬剤が投与されている場合については感染診断の結果が偽陰性となるおそれがあるので 除菌前及び除菌後の感染診断の実施に当たっては 当該静菌作用を有する薬剤投与中止又は終了後 2 週間以上経過していることが必要である (2) 抗体測定について除菌後の感染診断を目的として抗体測定を実施する場合については 3の除菌終了後 6ヶ月以上経過した患者に対し実施し かつ 除菌前の抗体測定結果との定量的な比較が可能である場合に限り算定できる 7 診療報酬明細書への記載について (1)1の対象患者 1 及び5において 内視鏡検査等で確定診断した際の所見 結果を診療報酬明細書の摘要欄に記載する (2)1の対象患者 1 及び5において 健康診断として内視鏡検査を行った場合には 診療報酬明細書の摘要欄にその旨を記載する (3) 2の除菌前感染診断及び5の除菌後感染診断において 検査の結果ヘリコバクター ピロリ陰性となった患者に対し再度検査を実施した場合は 診療報酬明細書の摘要欄に各々の検査法及び検査結果について記載する (4) 5の除菌後感染診断を算定する場合には 診療報酬明細書の摘要欄に除菌終了年月日を記載する (5) 6(1) の静菌作用を有する薬剤を投与していた患者に対し 2の除菌前感染診断及び5の除菌後感染診断を実施する場合は 診療報酬明細書の摘要欄に当該静菌作用を有する薬剤投与中止又は終了年月日を記載する (6) 6(2) により抗体測定を実施した場合は 除菌前並びに除菌後の抗体測定実施年月日及び測定結果を診療報酬明細書の摘要欄に記載する 8 その他ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療については 関係学会よりガイドラインが示されているので参考とする

保医発 0221 第 28 号平成 25 年 2 月 21 日 地方厚生 ( 支 ) 局医療課長都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長都道府県後期高齢者医療主管部 ( 局 ) 後期高齢者医療主管課 ( 部 ) 長 殿 厚生労働省保険局医療課長 ランサップ 400 同 800 及びランピオンパックの薬事法上の効能 効果等の変更に伴う留意事項の一部改正について 標記については それぞれ 使用薬剤の薬価 ( 薬価基準 ) の一部改正に伴う留意事項について ( 平成 14 年 12 月 13 日付け保医発第 1213001 号 ) 及び 使用薬剤の薬価 ( 薬価基準 ) 等の一部改正について ( 平成 22 年 11 月 19 日付け保医発 1119 第 1 号 ) において 保険適用上の取扱いに係る留意事項を通知しているところですが 平成 25 年 2 月 21 日付けで本製剤の薬事法上の効能 効果が変更されたことに伴い 同留意事項の一部を下記のとおり改正し 本日から適用することとしますので 貴管下の保険医療機関 審査支払機関等に対して周知徹底をお願いいたします 記 1 ランサップ 400 同 800 に係る留意事項について 使用薬剤の薬価 ( 薬価基準 ) の一部改正に伴う留意事項について ( 平成 14 年 12 月 1 3 日付け保医発第 1213001 号 ) の記の 2 の (2) を次のように改める (2) ランサップ 400 及び同 800 本製剤は タケプロンカプセル 30 アモリンカプセル 250 及びクラリス錠 200 を組み合わせ 1 日分を 1 シートとしたものであって 承認された効能 効果に対してヘリコバクター ピロリの除菌を目的として使用されるものであり 個々の製剤を単独若しくはこれ以外の組み合わせにより 又は当該目的以外に使用されるものではないなお ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについては 平成 12 年 10 月 31 日付保険発第 180 号により示しているところであり 本製剤についても同様の取扱いである

2 ランピオンパックに係る留意事項について 使用薬剤の薬価 ( 薬価基準 ) 等の一部改正について ( 平成 22 年 11 月 19 日付け保医発 1119 第 1 号 ) の記の 2 の (6) を次のように改める 本製剤は タケプロンカプセル 30 アモリンカプセル 250 及びフラジール内服錠 250 mg を組み合わせ 1 日分を 1 シートとしたものであって 承認された効能 効果に対してヘリコバクター ピロリの除菌を目的として使用されるものであり 個々の製剤を単独若しくはこれ以外の組み合わせにより 又は当該目的以外に使用されるものではないなお ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する取扱いについては 平成 12 年 10 月 31 日付保険発第 180 号により示しているところであり 本製剤についても同様の取扱いである

( 参考 : 新旧対照表 ) 使用薬剤の薬価( 薬価基準 ) の一部改正に伴う留意事項について ( 平成 14 年 12 月 13 日付け保医発第 1213001 号 ) の記の2の (2) 改正後現行 2 薬価基準の一部改正に伴う留意事項について 2 薬価基準の一部改正に伴う留意事項について (2) ランサップ400 及び同 800 (2) ランサップ400 同 800 本製剤は タケプロンカプセル30 アモリンカプセル250 及び 本製剤は タケプロンカプセル30 アモリンカプセル250 及び クラリス錠 200を組み合わせ 1 日分を1シートとしたものであっ クラリス錠 200を組み合わせ 1 日分を1シートとしたものであっ て 承認された効能 効果に対してヘリコバクター ピロリの て 胃潰瘍又は十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター ピロリ 除菌を目的として使用されるものであり 個々の製剤を単独若 の除菌を目的として使用されるものであり 個々の製剤を単独 しくはこれ以外の組み合わせにより 又は当該目的以外に使用 若しくはこれ以外の組み合わせにより 又は当該目的以外に使 されるものではない 用されるものではない なお ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する なお ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する 取扱いについては 平成 12 年 10 月 31 日付保険発第 180 号により示 取扱いについては 平成 12 年 10 月 31 日付保険発第 180 号により示 しているところであり 本製剤についても同様の取扱いである しているところであり 本製剤についても同様の取扱いである 使用薬剤の薬価 ( 薬価基準 ) 等の一部改正について ( 平成 22 年 11 月 19 日付け保医発 1119 第 1 号 ) の記の 2 の (6) 改正後現行 2 薬価基準の一部改正に伴う留意事項について 2 薬価基準の一部改正に伴う留意事項について (6) ランピオンパック (6) ランピオンパック 本製剤は タケプロンカプセル30 アモリンカプセル250 及び 本製剤は タケプロンカプセル30 アモリンカプセル250 及び フラジール内服錠 250mgを組み合わせ 1 日分を1シートとしたも フラジール内服錠 250mgを組み合わせ 1 日分を1シートとしたも のであって 承認された効能 効果に対してヘリコバクター のであって 胃潰瘍 十二指腸潰瘍 胃 MALTリンパ腫 突発性 ピロリの除菌を目的として使用されるものであり 個々の製剤 血小板減少性紫斑病又は早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃に を単独若しくはこれ以外の組み合わせにより 又は当該目的以 おけるヘリコバクター ピロリの除菌を目的として使用される 外に使用されるものではない ものであり 個々の製剤を単独若しくはこれ以外の組み合わせ なお ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する により 又は当該目的以外に使用されるものではない 取扱いについては 平成 12 年 10 月 31 日付保険発第 180 号により示 なお ヘリコバクター ピロリ感染の診断及び治療に関する しているところであり 本製剤についても同様の取扱いである 取扱いについては 平成 12 年 10 月 31 日付保険発第 180 号により示 しているところであり 本製剤についても同様の取扱いである