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5 ii) 実燃費方式 (499GT 貨物船 749GT 貨物船 5000kl 積みタンカー以外の船舶 ) (a) 新造船 6 申請船の CO2 排出量 (EEDI 値から求めた CO2 排出量 ) と比較船 (1990~2010 年に建造され かつ 航路及び船の大きさが申請船と同等のものに限る )

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第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

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平成24年

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スライド 1

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が実現することにより 利用希望者は認証連携でひもづけられた無料 Wi-Fi スポットについて複数回の利用登録手続が不要となり 利用者の負担軽減と利便性の向上が図られる 出典 : ICT 懇談会幹事会 ( 第 4 回 )( 平成 27(2015) 年 4 月 24 日 ) 2. 現状 日本政府観光局

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資料 3 第 4 世代移動通信システムに関する 公開ヒアリング資料 2014 年 1 月 23 日 Copyright 2014 eaccess Ltd. All rights reserved

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普通損害保険 1 通常部分危険区分 ( 漁業種類 トン数区分 船質及びてん補範囲等 ) 毎に再保険料率 ( 告示 ) を下回らない範囲で基準率が定められ これに再保険と同率の各種割増引きが適用される ( 保険約款 ) 2 異常部分 ( 台風 風浪 低気圧及び突風による危険率で 危険部分 ) 再保険料

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海上における高速通信の普及に向けて ( 最終報告 ) ~ 海上のデジタル ディバイド解消に向けた取組 ~ 平成 30 年 3 月海上ブロードバンド対応関係省庁連絡会議総務省国土交通省農林水産省

最終報告構成 1 1. 海上ブロードバンド対応関係省庁連絡会議の趣旨 2. 海上ブロードバンドの在るべき方向性 3. 海上ブロードバンドの普及に向けた取組 (1) 衛星通信サービスの更なる高度化 (2) 普及に向けた周知 (3) 利用者のニーズの把握 掘り起こし (4) 事業者への情報提供 4. まとめ

1. 海上ブロードバンド対応関係省庁連絡会議 の趣旨 2 陸上では 大容量の情報通信インフラの整備が進み 家族や友人等とのコミュニケーションの手段として SNS などの通信サービスが普及 一方海上では 大容量の通信インフラの整備及びリーズナブルなサービスの提供が遅れており デジタル ディバイドが拡大 船員を確保する観点からも 海上における通信インフラの整備が課題 海上デジタル ディバイドの根本的な課題の解決に向け 海上ブロードバンド対応関係省庁連絡会議を設置し ( 平成 29 年 2 月 ) 課題を整理 今般 取組の方向性について取りまとめ 陸上 大容量の情報通信インフラが整備 海上 大容量の情報通信インフラの整備が課題 インターネットの低価格化 高速化利用に応じて様々な料金プランが用意 ( 例 :5,000 円 / 月で 50Mbps 以上 ) スマートフォンが普及し 動画視聴やコミュニケーションの手段として SNS を普通に利用 高額 低速な通信事情通信料金は陸上の 40 倍以上通信速度は陸上の 1/25 以下 ( 遠洋で利用可能な衛星通信サービスとの比較 ) 陸上とかけ離れた通信環境 陸上と海上との通信格差 ( 海上のデジタル ディバイド ) が拡大 海上ブロードバンド対応関係省庁連絡会議を設置し 課題を整理 今般 取組の方向性について取りまとめ

2. 海上ブロードバンドの在るべき方向性 3 海上デジタル ディバイドの根本的課題 海上ブロードバンドの現状 海上においては陸上通信のエリア外となるため 衛星通信を利用 衛星通信について 最大 2Mbpsから平成 29 年度に最大 10Mbpsの通信速度 ( 陸から海上 ) を実現 海上ブロードバンドの利用実態とニーズ サービス名 ( 平成 26 年度総務省調査抜粋 代表的なサービスを抜粋 ) ワイドスター Ⅱ インマルサット FBB OceanBB 通信料金 ( 月 ) 約 13.8 万円約 50 万円約 33.2 万円 通信速度 ( 最大 ) 384kbps 432kbps 1Mbps 遠洋を航行する船舶の多くは 数百 kbps 月 20~50 万円で利用している 通信速度は 2~10Mbps の高速化 より安価な提供を希望している 陸上ブロードバンドと異なる制約 海上需要の密度 衛星の更改サイクルの長さ ( 約 15 年以上 ) 国際ルールに基づく利用等 陸上ブロードバンドと比較して 海上ブロードバンドの普及が進まず 格差が存在 海上ブロードバンドの在るべき方向性 目標海上にいる船員や乗客がスマートフォンを陸上と同じように利用できる環境を目指す 今後 人工衛星の技術の発展及び小型化による打上コストの低廉化により高速化 低廉化が更に進展する見込み 代表的なサービスの情報を基に作成 衛星通信の技術発展により快適な動画視聴環境である数十 Mbps の通信速度を目指す 利用者のニーズを掘り起こし多様な衛星事業者の参入を促すことにより 市場の成長を通じた利用しやすいサービスの実現を図る

3. 海上ブロードバンド普及に向けた取組 4 関係省庁連絡会議において 普及に向けた課題と対応方法を検討し 取りまとめ 総務省 国土交通省 水産庁の 3 省庁が連携し 海上における高速通信の普及に向け対応 ( 課題 1) 衛星通信サービスの更なる高度化 (1) 衛星通信サービスの更なる高度化の円滑な実施 総務省が平成 30 年以降の衛星通信サービスの更なる高度化を円滑に進めるための制度化及び必要な措置を実施 ( 課題 2) 普及に向けた周知の方法 (2) 衛星通信サービスに係る説明会の開催等 総務省が関連団体の機関誌等に対する情報提供 3 省庁が連携して通信料金 スペック 設置費用等導入に係る手続や経費 導入することのメリット等について関係団体向けの説明会を開催 ( 課題 3) 利用者のニーズの把握 掘り起こし (3) 漁船への導入促進を図りつつ 利用者のニーズ ( 価格とサービス内容のバランス ) 等を把握 取りまとめ 水産庁が海外まき網漁業や遠洋まぐろはえなわ漁業などを中心に 関連事業等を活用して 船内の居住環境の整備 改善を図ることを目的とした海上ブロードバンドの導入に対して支援 事業者や乗組員の利用状況 要望等を取りまとめ 結果を関係省庁連絡会議へ報告 ( 課題 4) 事業者への情報提供 (4) 利用者のニーズ等を事業者へ情報提供 平成 30 年度以降 新たな海上向け高速 大容量衛星通信サービスの提供開始により事業者間の競争を通じた価格の低廉化が期待されることを踏まえ 関係省庁連絡会議として 需要サイドの動向 要望等を事業者に伝達することなどを通じ 利用者のニーズに対応したサービスがより低価格で提供されるよう取組を推進

3.(1) 衛星通信サービスの更なる高度化 5 平成 29 年度に最大 10Mbpsの通信速度 ( 陸から海上 ) のサービスが開始 総務省が平成 30 年度以降の衛星通信サービスの更なる高度化を円滑に進めるための制度化等を実施 開始時期は各社報道資料を基にして現時点での見込みとして作成 画像は各社 Webサイト等から加工 衛星通信事業者 平成 29 年度 (2017 年度 ) 平成 30 年度 (2018 年度 ) 平成 31 年度 (2019 年度 ) 平成 32 年度 (2020 年度 ) インマルサット インマルサット Fleet Xpress(Ka 帯 ) 最大 8Mbps スカパー JSAT 平成 30 年度以降にも様々な事業者による衛星通信の高度化が進展する見込み イリジウム OceanBB plus(ku 帯 ) 最大 10Mbps 制度化等を実施 イリジウムネクスト (L 帯 ) 最大 1.4Mbps OneWeb 制度化等を実施 OneWeb(Ku 帯 )

3.(2) 普及に向けた周知 6 総務省が海運 水産に関する無線局関係団体の機関誌等に対する情報提供 3 省庁が連携して通信料金 スペック 設置費用等導入に係る手続や経費 導入することのメリット等について海運 水産業界等の関係団体向けの説明会を開催 平成 29 年度の取組 海運 水産関係団体への説明会 海運 水産関係団体への説明会実施 開催日 対象者 主な団体名 人数 1 月 26 日 沖合 遠洋漁業団体 ( 一社 ) 大日本水産会 約 20 名 1 月 26 日 海外まき網漁業者 ( 一社 ) 海外まき網漁業協会 約 30 名 2 月 22 日遠洋まぐろはえなわ漁業者 日本かつお まぐろ漁業協同組合 約 40 名 機関誌への掲載 2 月 23 日遠洋かつお一本釣り漁業者 日本かつお まぐろ漁業協同組合 約 20 名 3 月 8 日漁業海岸局従事者 ( 一社 ) 全国漁業無線協会約 40 名 3 月 14 日海運 水産業界外航 内航旅客 貨物 漁業団体約 30 名 平成 30 年度以降の取組 今後 各種団体の総会等の機会を活用し サービスの紹介や導入効果等について 引き続き業界向けの説明会や機関誌等を通じた情報提供を引き続き行う 平成 30 年 4~6 月 7~9 月 10 月 ~12 月平成 31 年 1~3 月 各種総会における説明等 海運 水産関係への説明会等 海運 水産関係への説明会等

3.(3) 利用者のニーズの把握 掘り起こし (1) 商船へのアンケート結果 対象 : 外航海運 ( 旅客を含む ) の業界団体に加盟する131 事業者に対して調査を実施 ( 回答事業者数 17 社 701 隻 外国籍含む ) 外航船の海上ブロードバンド導入率は 96%( 主として運航データ送信等の業務用に導入 ) 全ての海域での使用拡大と 船員への全面開放のためにも 定額料金での更なる高速化 容量の増加を求めている 1 アンケート対象 隻数及び衛星通信設備 2 現状の通信料金 ( 月額 ) 7 区分 回答事業者数 導入済み事業者数 導入隻数 / 隻数 外航貨物 13 12 670/697 外国籍含む 外航旅客 4 4 4/4 合計 17 16 674/701 主な利用設備 スカパー JSAT OceanBB インマルサットFB インマルサットFX 等 同一船舶に複数の設備を導入する場合あり 海上ブロードバンド導入船舶数の割合 4% 96% 導入未導入 設備導入費 ( 平均 ) 405 万円通信費 ( 月平均 ) 27.2 万円従量制の場合 23 万円 12.1GBまで 任意回答 貨物船のみ 旅客船は機器の複数導入等で高額の傾向がある 3 利用状況 主として業務用に導入されているが 83% の事業者が船員にも開放 船員に対する開放状況 18% 65% 17% 全面開放 一部開放 ( 動画不可等 ) 開放していない 4 新サービス (Ka 帯 ) に対する関心 事業者の 65% が Ka 帯を用いた新しい海上ブロードバンドサービスを把握しており 説明会への参加希望も約半数を占め 関心は比較的高い Ka 帯を用いた新しいサービスについて 35% 65% 知っている 知らない 5 高速衛星通信に関する事業者からの意見 全ての海域で使用可能 またより高速な通信速度の安定確保 低コストとなることを望む 定額制の導入を希望 スマホ Wi- Fiが利用可能 船員の利用について メールテキストのみ開放しているが インターネット閲覧は一切禁止している セキュリティ上でも時期尚早と判断 更なる価格の低下 月当たりの容量の増加と安全性の向上を希望 現状のコストを維持したまま船員に開放できるのであれば仕事環境の改善やレクリエーションの一種として導入を考えたい 船上のサイバーセキュリティ対策についての情報 ( ガイドライン等 ) が欲しい

3.(3) 利用者のニーズの把握 掘り起こし 8 (2) 漁船へのアンケート結果 遠洋 沖合漁船の多くは衛星通信設備を搭載しているが 業務利用に限定 遠洋漁船の約 3 割は月々 20 万円以上の通信料を支払っているが 沖合漁船の8 割以上は月々 10 万円未満である 定額料金の高速通信サービスへの期待は高く 特に船員の福利厚生 漁場探索 漁獲報告に利用したいとの声が大きい 船種区分 ( 航海日数 ) 遠洋漁船 (30 日以上 ) 沖合漁船 1 (10~30 日 ) 沖合漁船 2 (1~10 日 ) 遠洋漁船 沖合漁船 1 沖合漁船 2 1 アンケート対象 隻数及び衛星通信設備 2 現状の通信料金 ( 月額 ) 主な漁業種類 隻数 衛星通信設備 ( 導入率 ) 複数回答 海外まき網 遠洋かつ 155 インマルFBB(95%) お まぐろ漁業 インマルC(29%) 近海かつお まぐろ漁 227 インマルFBB(67%) 業 さんま いか釣り ワイドスター Ⅱ(57%) まき網 底びき網 173 ワイドスター Ⅱ(70%) 遠洋漁船 沖合漁船 1 沖合漁船 2 45% 26% 21% 8% 9% 0% 50% 100% 0 10 万円 10 20 万円 20 50 万円 3 新サービス (Ka 帯 ) に対するニーズ 4 衛星通信の現状とニーズ ( 遠洋漁船 ) 5 高速衛星通信に関する漁業者からの意見利用したい * 福利厚生での利用( 現状 ) 船上でも 陸上と同等の通信環境を希望利用したくない 不明 3% 3% なし 海水温 天候等の情報をリアルタイムに得られれば 93% 7% 家族との連絡操業の幅が広がる 洋上で 家族 友人とコミュニケーションをとりたい SNS 76% 24% スマホが使えないことによる若者の遠洋漁業離れを 36% 情報検索危惧 58% せめて乗組員がSNSを使えるようにしたい 39% 61% 84% 88% 13% 50 万円 0% 50% 100% * 是非利用したい 現状より安ければ利用したいの合計 新サービスが導入されれば 8 割が 家族との連絡に使いたい と回答

3.(3) 利用者のニーズの把握 掘り起こし (4) 事業者への情報提供 9 機関状態を自動配信 業務の充実リアルタイム情報高精度な情報 福利厚生の充実 エンジンメーカー 利用者 適切なメンテナンスの実施 平成 30 年度以降の取組 海上ブロードバンドの普及 新たなサービスの提供 ( 通信量の増加 ) WEB 配信 船主 機関の遠隔監視システム機関の状況 ( 排気温度 回転数等 ) を陸上から監視するシステム 故障の未然防止 利用者と事業者のニーズのマッチング サービス事業者 サービスの充実による新たな顧客の創出 ウエザールーティング 機関の遠隔診断 漁場予測など ウェザールーティング気象 海象情報から 最適な航路 ( 最短時間航路又は最小燃料航路 ) を選定する手法 省エネ航行等の支援 利用者の増加 ( 市場の拡大 ) 通信事業者 市場拡大に見合った設備投資 通信インフラの整備 ( 大容量化 高速化 ) DATA 水産分野での活用 海況情報のリアルタイムでの把握による漁場予測 操業コストの低減 漁獲量や魚種等の迅速なデータ化 船上から正確な漁獲データを陸側に提供 資源管理の充実など 平成 30 年 4~6 月 7~9 月 10 月 ~12 月平成 31 年 1~3 月 利用者のニーズの把握 掘り起こし 利用者と事業者の意見交換会

4. まとめ 10 利用者ニーズを実現するため 総務省 国土交通省 水産庁は 引き続き 海上ブロードバンドの普及に向け 協力して施策を推進 1. 利用イメージ 2. 端末設置イメージ SNS インマルサット Fleet Xpress 陸上の家族 友達といつでもつながる! 動画視聴 スポーツ 動画など休憩時間に楽しめる! 将来のイメージ