Microsoft PowerPoint - 【事前配布】論点(都道府県).pptx

Similar documents
PowerPoint プレゼンテーション

第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

総合行政ネットワーク-9.indd

Microsoft Word - ③(様式26号)特別徴収実施確認・開始誓約書

Microsoft Word - 21_提出方法(電子申告).doc

0. ガイドラインの構成 ( 市町村 ) 全体要件 税宛名システム 個人住民税システム 番号制度導入における地方税システムへの影響についての基本的な要件を整理 都道府県と共通する事項はまとめて整理 検討会での議論 アンケートの結果を踏まえ 各地方団体は納税義務者 ( 個人 法人 ) の情報を税目横断

<4D F736F F D D382E982B382C6945B90C582F082B382EA82BD95FB82CC82BD82DF82CC8A6D92E8905C8D908F918DEC90AC82CC8EE888F882AB2E646F6378>

番号制度の実施に伴う社会保障関係システムの改修について 国 都道府県 市町村 市町村 医療保険者等 システム名 社会保険オンラインシステム 労災行政情報管理システム ハローワークシステム 障害者福祉システム 児童福祉システム 生活保護システム 国民年金システム 国民健康保険システム 後期高齢者医療シ

中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

資料3

1-1 e-tax ソフトの特長 はじめに e-tax ソフトの特長を紹介します 税務署に赴くことなく申告 納税等が行える パソコンとインターネットの環境があれば 税務署に足を運ぶ必要がありません 自宅や事業所等に居ながらにして 申告 納税等を行うことができます パソコンが不慣れな方でも利用可能 パ

PowerPoint プレゼンテーション

<4D F736F F D D9190C592A192F18F6F817A323982D382E982B382C6945B90C582F082B382EA82BD95FB82CC82BD82DF82CC8A6D92E8905C8D908F918DEC90AC82CC8EE888F882AB81698DC58F4994C5816A2E646F6378>

「1 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちの方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

各種比較 住民基本台帳カード 個人番号カード 通知カード 1. 様式 住民票コードの記載なし顔写真は選択制 個人番号を記載顔写真を記載 個人番号を記載顔写真なし 2. 作成 交付 即日交付又は窓口に 2 回来庁手数料 :1,000 円 通知カードとあわせて個人番号カードの交付申請書を送付し 申請は郵

eltax( 地方税ポータルシステム ) について 1.eLTAX( エルタックス : 地方税ポータルシステム ) の現状 運用主体 一般社団法人地方税電子化協議会 ( 全ての都道府県 市区町村が会員として加入 ) eltax 接続団体 全 47 都道府県及び全 1,741 市区町村が eltax

目次 1. 平成 30 年改正対応 ( 平成 31 年 1 月リリース予定 ) (1) 改正内容 (2) 様式変更 (3) 画面イメージ (4) 帳票イメージ 1-2. 電子申告 (1) 様式変更 (2) メッセージボックスセキュリティ強化 (3) 納付手続き手順の変更 2. 注意事項 1

03_法人関与先の電子申告登録内容の追加・更新手順

「左記以外の所得のある方」からの確定申告書作成編

特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 7 鳥取市個人住民税事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 鳥取市は個人住民税事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり, その取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を及ぼしかねないことを認識し,

Ⅰ 関連情報 1. 特定個人情報ファイルを取り扱う事務 1 事務の名称 個人住民税事務 業務全体概要 地方税法等の法律に従い個人住民税業務で以下の事務を行う 1. 課税準備事務 (1) 個人世帯状況の整理住民基本台帳に記載されている内容から賦課期日時点の現況の反映を行う (2) 住民税申告書提出依頼


「給与・年金の方」からの確定申告書作成編

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

「給与所得が1か所の方」からの確定申告書作成編

Microsoft PowerPoint - 資料8-3_ユースケース資料.pptx

PowerPoint プレゼンテーション

「左記に該当しない方」からの確定申告書作成編

マイナンバーシンポジウム in 愛媛 平成 24 年 5 月 26 日 税理士菅浩一郎 ( 四国税理士会副会長 ) 日本税理士会連合会

第 1 個人住民税の現年課税化についての検討 1 個人住民税の現年課税化に係る議論の背景 (1) これまでの経緯個人所得課税において 給与等は原則として 所得税 ( 国税 ) は 所得の発生した年に課税 納税が行われるいわゆる 現年課税 であるのに対し 個人住民税 ( 地方税 ) は前年の所得を基準

わたしのマイナンバー

SILAND.JP テンプレート集

「給与・年金の方」からの確定申告書作成編

08-1_固定資産税に関する事務_基礎項目評価書

「左記に該当しない方」からの確定申告書作成編

(消費税)e-Tax編

電子申告研修会(年末調整編)

PowerPoint プレゼンテーション

個人住民税の特別徴収税額決定通知書(納税義務者用)の記載内容に係る秘匿措置の促進(概要)

総論 Q1 民間事業者はどのような場面でマイナンバーを扱うのですか A1 民間事業者でも 従業員やその扶養家族のマイナンバーを取得し 給与所得の源泉徴収や社会保険の被保険者資格取得届などに記載し 行政機関などに提出する必要があります 原稿料の支払調書などの税の手続では原稿料を支払う相手などのマイナン

2 税務署への提出方法の選択 画面において 書面提出 をクリックする 3 申告書等印刷を行う際の確認事項 画面において ご利用のパソコンの環境が推奨環境を満たしていることを確認の上 ご利用のパソコンの環境 (O S/ ブラウザ /PDF 閲覧ソフト ) が以下の推奨環境を満たしている をチェックする

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

(消費税)e-Tax編

「給与・年金の方」からの確定申告書作成編

目次 1. 平成 29 年改正対応 ( 2018 年 1 月リリース予定 ) (1) 改正内容 (2) 様式変更 (3) 医療費控除の対応について (4) 画面イメージ (5) 帳票イメージ 1-2. 電子申告 (1) 画面イメージ (2) 帳票イメージ 2. 機能改良 (2018 年 1 月リリー

< C8E865F8D4C8FEA97705F2E786477>

08_個人住民税賦課関連事務_H3006_xlsx

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

「2 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちでない方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

第16回税制調査会 参考資料

電子署名の付与申告 申請等のすべての帳票の作成が完了すると 申告 申請等に電子署名が付与できる状態になります 受付システムに登録した電子証明書と同一の電子証明書により 申告 申請等に電子署名を付与します なお 納付情報登録依頼及び徴収高計算書の手続については電子署名は不要です また 税理士等に依頼し

医療費控除が変わります!!! 1 領収書の提出等が不要となりました 2 明細書 ( 集計表 ) の提出が必要となりました 3セルフメディケーション税制が創設されました 医療費控除の明細書 ( 集計表 ) を提出することにより 医療費 の領収書の提出又は提示が不要となりました 医療費の領収書は 自宅で

Microsoft Word - 資料6-1 個人住民税の特別徴収に係るQ&A(事業者向け)

3.e-Tax や確定申告書等作成コーナーをどのようにして知りましたか < 複数回答 > ( 件 ) 4. 利用した ( 利用予定 ) 手続 < 複数回答 > ( 件 ) 贈与税については 平成 24 年分の申告から e-tax を利用して提出 ( 送信 ) できるようになりました 2

マイポータル/マイガバメント(仮称)および マイナンバー制度の証券業務での利活用について

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編


平成 29 年版の kyuyo29.xlsb を起動して 前年分データ読込 を実行するとメッセージが出ます 2 つのファイルが同じフォルダにあると平成 27 年版の kyuyo27.xlsb を自動的に認識して メッセージからデータの移行処理が開始されます データ移行についてのご注意 VBA 源泉徴

3.e-Tax や確定申告書等作成コーナーをどのようにして知りましたか < 複数回答 > 4. 利用した手続 < 複数回答 > 52,413 1, , ,782 2,919 3, ,000 10,000 15,000 20,000 25

個人住民税の現年課税化に係る課題について

特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 2 個人住民税賦課に関する事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 東員町は個人住民税賦課に関する事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり その取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を及ぼしかねな

ふるさと納税ワンストップ特例申請書の送付について この度は那須町へふるさと納税いただきまして誠にありがとうございます さて ふるさと納税による税の軽減を受けるためには確定申告を行っていただく必要がありますが ふるさと納税ワンストップ特例制度 に該当し 制度の適用を受けた場合 確定申告等の申告を行わな

目 次 1 林地台帳の公表 情報提供 1-1 公表 情報提供の範囲 1-2 公表の方法 1-3 情報提供の方法 2 林地台帳の修正 更新 2-1 修正申出の方法 2-2 情報の修正 更新手順 3 林地台帳管理システム 3-1 管理システムの機能 3-2 林地台帳情報と森林資源情報の連携 4. 運用マ

4.更正の請求書を作成する場合の共通の手順編

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

特別徴収事業者特別徴収事業者であることであること が入札参加申請入札参加申請の要件要件に加わりますわります 個人住民税の特別徴収制度は 地方税法や各市町村の条例等で定められており 所得税の源泉徴収をしている従業員がいる場合は 特別徴収することが義務づけられています 伊佐市では 法令遵守の観点から こ

特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 2 個人住民税賦課に関する事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 木曽岬町は 個人住民税賦課に関する事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり 特定個人情報ファイルの取扱いが個人のプライバシー等の権利利

目次 1. 個人番号対応 ( リリース済 ) 1-1. 所得税申告書 (1) 所得税基本情報 (2) 所得税申告書 (3) 個人番号チェックの追加 1-2. 消費税申告書 (1) 消費税基本情報 (2) 消費税申告書 (3) 消費税申告書印刷 (4) 個人番号チェックの追加 2. 平成 28 年改正

はじめに ( 作成の流れ ) 作成の流れ STEP1 e-tax e-tax ソフトソフト 税務代理権限証書 を作成 2 ページ 2 ページ STEP2 贈与税の申告書作成コーナー 贈与税の申告書 を作成 5 ページ STEP3 贈与税の申告書作成コーナー STEP2 で作成した 贈与税の申告書 に

B 事例 1: 日本赤十字社と公益財団法人公益法人協会ともに 所得控除方式 を適用し ffff た場合に還付される税金について 前提 1 寄附先の名称等 ( 弊協会の他に 東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄附したものと仮定 ) 名称金額備考 日本赤十字社 ( 東日本大震災義援金 ) 30,0

第4回マイナンバー・税務執行ディスカッショングループ 論点整理

【別紙】リーフレット①

電子申告義務化に向けた企業様向け電子申告入門セミナー

Ⅰ 関連情報 1. 特定個人情報ファイルを取り扱う事務 1 事務の名称 固定資産税事務 固定資産税事務とは地方税法等の法律に従い 賦課期日である 1 月 1 日現在に住民が所有する固定資産 ( 土地 家屋 償却資産 ) に対し課税され 住民が納める固定資産税の課税事務 ( 以下を参照 ) のことを指

Microsoft PowerPoint 寄附金控除制度概要.ppt

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

確認書類一覧表 個人番号カード を 持っている人 通知カード を 持っている人 どちらも持って いない人 2 個人番号確 個人番号カード 通知カードのコピー 個人番号が記載された 認の書類 の裏のコピー 民票のコピー 個人番号カード 下記いずれかの身分証の 下記いずれかの身分証の の表のコピー コピ

特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 3 個人住民税に関する事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 羽島市は 個人住民税に関する事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり 特定個人情報ファイルの取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を


ワンストップ特例制度を利用するためには 申請書と次の 1 と 2 の提出が必 要です ワンストップ特例申請書 ( 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 ) 1 個人番号 ( マイナンバー ) 確認の書類 2 本人確認の書類 なお 1 個人番号確認書類の種類によって 必要となる 2 本人確認書類が異なり

e-PAP電子申告_改正・強化

(消費税)e-Tax編(更正の請求書・修正申告書版)

電子申告簡易マニュアル 実践 給与支払報告書 編 内容 1. 魔法陣データを読み込む 署名をする 送信する 受付完了通知 ( メッセージ詳細 ) を確認する... 12

特定個人情報取扱規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会 ( 以下 本会 という ) は 個人 番号及び特定個人情報を適正に取り扱うことを目的として 本規程を定める ( 用語の定義 ) 第 2 条本規程における用語の定義は 次の各号に定めるところによる (1) 番号法行政手続に

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

ご注意ください! ワンストップ特例の申請には マイナンバーの記載と添付書類の提出が必要です 1. 寄附金税額控除に係る申告特例申請書 にマイナンバー ( 個人番号 ) を記入して下さい 記入にあたっては 下記及び別紙記入例を参考にご記入下さい 2. 本人確認と個人番号確認の書類を手元に用意して下さい

日商PC検定用マイナンバー_解説資料

Ⅰ 関連情報 1. 特定個人情報ファイルを取り扱う事務 1 事務の名称 地方税の賦課及び徴収に関する事務 地方税法及び品川区特別区税条例に基づき 地方税の賦課 徴収に関する事務を行う (1) 住民税賦課業務 概要 住民税とは 賦課期日 (1 月 1 日 ) 現在 当区に居住する住民が地方公共団体に支

16 e-tax e-tax e-tax e-tax GPKI e-tax e-tax URL

2013ワンポイント特別号_償却奉行21.indd

特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 2 個人住民税関係事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 高島市は 個人住民税関係事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり 特定個人情報ファイルの取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を及ぼしか

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ

目次 1. 機能改善 1-1. 個人決算 (1) 連動科目のチェック処理追加 (2) 商工会連動科目設定取込の機能追加 1-2. 電子申告 (1) 状況欄の表示を変更 (2) 標準科目名変更時の電子申告を抑止 2. 平成 27 年税制改正対応 2-1. 所得税申告書 (1) 改正内容 (2) 様式変

添付書類の作成申告 申請等を行う際に税務代理権限証書などの帳票を添付する場合 添付書類として e-tax ソフトで編集し 送信することができます 帳票に書類を添付する必要がある手続の場合は 必要な添付書類を追加 ( 添付 ) して送信します 追加 添付書類 帳票 利用可能な添付書類は 次の帳票です

MNC060E 提出先が正しくない明細があります...28 MNC062E 申告データの内容にエラーがあります...28 MNC065E 形式が異なる明細があります 確認してください...28 MCA061E システムエラーが発生しました処理を終了します...29 補足 2 固有共通様式や 添付資料

12-1 納付情報登録依頼を作成する 納付情報登録依頼を作成し 受付システムに送信します なお 以下の手続は 帳票を作成し 送信すると同時に納付情報登録も完了するため 納付情報登録依頼の作成は不要です 源泉所得税及復興特別所得税 ( 自主納付分 ) 印紙税納付計器使用請求書及び印紙税税印押なつ請求書

高等学校等就学支援金オンライン申請システム e-shien 申請者向け利用マニュアル 抜粋版 このマニュアルは 生徒が高等学校等就学支援金 ( 以下 就学支援金 ) に関する以下の申請および手続を e-shien によりオンラインで操作するための手順について説明したマニュアルの抜粋版です 目次 1.

本資料は 国税分野における社会保障 税番号制度の導入に伴う各種様式の掲載時点での変更点を取りまとめたものです 各種様式に個人番号を記載して提出する場合には それぞれに記載の本人確認書類が必要です なお e-taxで送信する場合には これらの書類は不要です 様式の変更点についての最新情報や国税分野にお

第11 源泉徴収票及び支払調書の提出


Transcription:

資料 2 番号制度導入に伴う 税務システムの改修に係る論点

番号利用の論点 都道府県 市町村共通 マイナンバー 法人番号 の取得 管理については 各地方団体の税基幹システム ( データベース ) の改修が必要となるが ガイドラインでは 税宛名システムの改修を中心に扱うこととしてよいか ( 既存の識別番号を紐付けて管理すれば 各税目ごとのデータについても 番号 による管理が可能 ) 帳票への マイナンバー 法人番号 の追加について 各種書類への マイナンバー 法人番号 の記載 納税通知書は 個人情報保護の観点から 原則 マイナンバー を記載しない 同様に プレ申告書の送付を行う場合 マイナンバー 法人番号 を記載しないこととしてはどうか 納付書は現行通り納付書の番号を記載することとしてはどうか 各種証明書 課税台帳等への番号の記載 個人情報保護の観点から 原則 マイナンバー を記載しない 市町村 ( 個人住民税関係 ) 情報連携基盤を通じた情報提供について 情報連携による二重扶養のチェックの効率化のため 本人が扶養されているか を連携データ項目とすることとしてはどうか 事業者に対する便益として 給与支払報告書等の提出先の一元化 1

給与支払報告書等の提出先の一元化 現在 企業は従業員の給与に係る源泉徴収票と給与支払報告書を税務署と従業員所在地の市町村にそれぞれ仕分けた上で郵送している 電子申告で給与支払報告書を提出する場合 自動的に提出先市町村に振り分けて送信される 一方で 記載事項がほぼ同一の源泉徴収票については 別途税務署に提出する必要がある また 紙ベースでの提出の場合 企業等が仕分けた上で郵送する必要がある 番号を活用して 紙 オンラインを問わず 給与支払報告書等の提出にかかる事業者の負担を軽減できないか 市町村 A 市町村 B 市町村 C 税務署 市町村 A 市町村 B 市町村 C 税務署 給与支払報告書 給与支払報告書 給与支払報告書 源泉徴収票 給与支払報告書 給与支払報告書 給与支払報告書 源泉徴収票 従業員の住所地ごとに仕分けた上で郵送する必要 企業 ほぼ同内容の源泉徴収票と給与支払報告書をそれぞれ国と地方に提出する必要 企業 給与支払報告書 源泉徴収票 オンラインで一カ所に送信すれば 必要な組織に自動的に振り分け 2

番号制度導入に伴う都道府県課税シ ステムの改修に係る論点 ( ガイドライ ンに盛り込むべき事項 ) について 3

0. ガイドラインの構成 ( 都道府県 ) 全体要件 税宛名システム 個人事業税システム 番号制度導入における地方税システムへの影響についての基本的な要件を整理 市町村と共通する事項はまとめて整理 検討会での議論 アンケートの結果を踏まえ 各地方団体は納税義務者 ( 個人 法人 ) の情報を税目横断的に管理する税宛名システムを持っているものと仮定 自動車取得税 自動車税システム 法人住民税 事業税システム 狩猟税システム等 各課税システムについて 影響の全体像 番号制度導入後の主な業務の流れ 主要機能要件を整理 収滞納管理システム 4

1. 全体要件 税宛名システムについて (1/8) (1) データベースへの マイナンバー 法人番号 の取得 管理 (2) マイナンバー 法人番号 の真正性の確認 (3) マイナンバー 法人番号 による検索機能の追加 (4) 業務画面表示 入力項目への マイナンバー 法人番号 の追加 (5) 帳票への マイナンバー 法人番号 の追加 (6) 名寄せキーへの マイナンバー 法人番号 の追加 (7) 情報連携基盤を通じた情報提供 (8) 情報連携基盤を通じた照会 (9) 情報連携記録の保存 開示 (10) マイポータルへの情報提供の仕組み (11) 個人情報保護 セキュリティーの確保等 5

1. 全体要件 税宛名システムについて (2/8) (1) データベースへの マイナンバー 法人番号 の取得 管理 都道府県は住民基本台帳システムが無いため マイナンバー の取得 真正性の確認にあたっては全て住基ネットに照会しなくてはならないことを踏まえた対応が必要となる 論点 1 マイナンバー の取得方法 マイナンバーの告知が無い場合 ( 制度導入時など ) 住基ネットから マイナンバー を取得 マイナンバーの告知がなされた場合 ( 申告 届出など ) 個人番号カードによるマイナンバーの真正性の確認又は住基ネットに マイナンバー の真正性を確認 マイナンバーのみによる本人確認は行わない 具体的な仕組みについては 今後の政府における検討を踏まえる必要 2 法人番号 の取得方法 納税義務者等からの告知等により取得 具体的な仕組みについては 今後の政府における検討を踏まえる必要 6

1. 全体要件 税宛名システムについて (3/8) (1) データベースへの マイナンバー 法人番号 の取得 管理 ( つづき ) 3 既存の識別番号との関係 課税対象とはなり得るが付番されない個人 法人の存在を踏まえ 既存の識別番号に代替するのではなく 既存の識別番号に追加して マイナンバー 法人番号 を管理 4 マイナンバー が変更した場合の更新 履歴管理 マイナンバー が変更等された場合に 変更前の マイナンバー による照会等に備え 履歴管理を行う必要 マイナンバー の変更事由については限定される方向 5 マイナンバー 法人番号 を追加すべきデータベース マイナンバー 法人番号 の取得 管理については 各地方団体の税基幹システム ( データベース ) の改修が必要となるが ガイドラインでは 税宛名システムの改修を中心に扱うこととしてよいか ( 既存の識別番号を紐付けて管理すれば 各税目ごとのデータについても 番号 による管理が可能 ) 税宛名システムにより税目横断的に納税義務者等を管理していることが前提 共通の税宛名システムが無い場合や 個別税目のみで管理しているデータがある場合にはそれぞれのデータベースの改修が必要 6 マイナンバー の利用範囲 税宛名システムでマイナンバー法で定める マイナンバー 利用範囲以外の業務についても管理を行っている場合には 当該業務で マイナンバー が参照等されないような措置を講ずる必要 7

1. 全体要件 税宛名システムについて (4/8) (2) マイナンバー 法人番号 の真正性の確認 論点 1 マイナンバー の告知を受けた際の番号の真正性確認 ( 既に マイナンバー を取得している場合 ) 告知を受けた マイナンバー 4 情報を既存のデータベースと突合 ⅰ) 一致する場合 データベースに属性情報を登録 ⅱ) 一致しない場合 住基ネットに マイナンバー 4 情報を確認 データベースに属性情報を登録 具体的な仕組みについては 今後の政府における検討を踏まえる必要 2 法人番号 の告知を受けた際の番号の真正性確認 ( 既に 法人番号 を取得している場合 ) 告知を受けた 法人番号 をホームページ等又は国税庁長官から提供を受けた情報と突合 具体的な仕組みについては 今後の政府における検討を踏まえる必要 8

1. 全体要件 税宛名システムについて (5/8) 都道府県における マイナンバー の取得 真正性確認の方法について 論点 1 既存の個人番号と マイナンバー の初期突合について案 1 番号利用開始 ( 平成 27 年 1 月を想定 ) の段階で既存の宛名データベースについて初期突合を行う ( 範囲 スケジュールについてどうするか ) 案 2 既存の宛名 DB については初期突合を行わず 番号利用開始以降に申告等があったものから順次番号を整備する 2 初期突合以降の宛名データベースの情報と住基情報との突合について案 1 一定の時期 ( 課税時期の直前等 ) に定期的に番号 4 情報の確認を行う ( 頻度 タイミングについてどうするか ) 案 2 毎年度申告等があったものについて番号の真正性を確認する ( 申告等が無い場合は 納税通知書の返戻があった段階で番号 4 情報の確認 ) 市町村のうち 当該市町村に住所を有しない者についてはどのように考えるか 法人番号についてはどのように取り扱うか 9

1. 全体要件 税宛名システムについて (6/8) (3) マイナンバー 法人番号 による検索機能の追加 税宛名システム 各税目システムに マイナンバー 法人番号 による検索機能を追加 (4) 業務画面表示 入力項目への マイナンバー 法人番号 の追加 税宛名システム 各税目システムに マイナンバー 法人番号 の表示 入力項目を追加 (5) 帳票への マイナンバー 法人番号 の追加 論点 1 申告書 届出等への マイナンバー 法人番号 記載欄の追加 申告書等に 書類の提出者その他必要な者( ) の マイナンバー 法人番号 記載欄を設ける 具体的にはマイナンバー法の成立を踏まえた 地方税法施行規則等の改正を踏まえる必要 控除対象配偶者 扶養親族 青色事業専従者及び白色事業専従者 給与支払報告書等に記載すべき者を想定 2 各種書類への マイナンバー 法人番号 の記載 納税通知書は 個人情報保護の観点から 原則 マイナンバー を記載しない 同様に プレ申告書の送付を行う場合 マイナンバー 法人番号 を記載しないこととしてはどうか 納付書は現行通り納付書の番号を記載することとしてはどうか 3 各種証明書 課税台帳等への番号の記載 個人情報保護の観点から 原則 マイナンバー を記載しない 10

1. 全体要件 税宛名システムについて (7/8) (6) 名寄せキーへの マイナンバー 法人番号 の追加 論点 1 既存の名寄せキー (4 情報等 ) との関係 既存の名寄せキーに加え マイナンバー 法人番号 による名寄せができるようにする ( マイナンバー のみによる本人確認は行わないこと マイナンバー 法人番号 が付番されない者がいることを踏まえ 既存の名寄せキーも必要 ) (7) 情報連携基盤を通じた情報提供 情報連携の具体的な仕組みについては 今後の政府における検討を踏まえる必要があるが 現時点で地方税システムとして想定される論点は以下のとおり ただし 都道府県税については 現時点で情報連携基盤を通じて情報提供を行う情報は想定されていない 論点 1 符号 の管理 情報連携を行うために必要な 符号 について既存の識別番号を紐付けて管理する必要 2 情報連携基盤を通じて提供する情報の管理 情報連携により提供する情報について 提供可能な状態 ( データベースの管理 データレイアウト 文字コードの標準化等 ) で管理する必要 提供情報の更新頻度について検討する必要 ( リアルタイムの更新は困難か 改修負荷はどうか ) 11

(8) 情報連携基盤を通じた照会 (9) 情報連携記録の保存 開示 1. 全体要件 税宛名システムについて (8/8) 情報連携の具体的な仕組みについては 今後の政府における検討を踏まえる必要があるが 添付書類の省略等のため情報連携基盤に照会し 回答を表示するための機能を追加する必要 情報連携記録の保存 開示の具体的な仕組みについては 今後の政府における検討を踏まえる必要 (10) マイポータルへの情報提供の仕組み マイポータルへの情報提供の具体的な仕組みや マイポータルを通じて提供する具体的情報については 今後の政府における検討を踏まえる必要 (11) 個人情報保護 セキュリティーの確保等 情報保護評価の実施 地方団体内部での情報連携の在り方など 個人情報保護 セキュリティーの確保のための具体的な仕組みについては 今後の政府における検討を踏まえる必要 システムの利用 運用マニュアルの修正が必要

2. 各課税システム (1/3) (1) データベースへの マイナンバー 法人番号 の取得 管理 申告書様式を改正し マイナンバー 法人番号 の記載を義務付ける 論点 1 申告書以外の情報 ( 自動車取得税 自動車税 自動車登録情報 不動産取得税 固定資産税 不動産登記情報 ) との突合についてどのように考えるか 自動車登録情報 不動産登記情報への番号付番について マイナンバーの利用範囲拡大時に向けた課題として位置づけるか 13

2. 各課税システム (2/3) 番号制度導入後の自動車税の申告受付の流れのイメージ 納税義務者 運輸支局 都道府県 自動車登録申請書 提出 電算化 自動車登録情報 LASDEC 経由分配情報を活用 課税 DB 番号記載無し 自動車税申告書 提出 自動車税申告書 番号記載 宛名システムと照合する等して番号の真正性確認 真正性が確認できない場合 番号の真正性確認 真正性が確認できた場合 住基ネット 申告書受理 申告書の情報 ( 番号記載 ) の登録 宛名 DB 14

2. 各課税システム (3/3) 論点 2 都道府県における番号の活用についてどのように考えるか 住民記録システムが無く 同一人の把握が困難な都道府県については マイナンバー 法人番号 を 滞納整理等で複数税目間の名寄せを行う場面 納税通知書の返戻対応において活用することができるのではないか これらにより得られるベネフィットとしては 以下が考えられるのではないか 事務処理時間の削減 徴収力 課税調査能力の向上 ( 徴収率 調停率の向上 ) 苦情対応等の付随業務に費やす負担の軽減 15